JP2003156969A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2003156969A
JP2003156969A JP2001357164A JP2001357164A JP2003156969A JP 2003156969 A JP2003156969 A JP 2003156969A JP 2001357164 A JP2001357164 A JP 2001357164A JP 2001357164 A JP2001357164 A JP 2001357164A JP 2003156969 A JP2003156969 A JP 2003156969A
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roller
fixing roller
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JP2001357164A
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Jiro Ishizuka
二郎 石塚
Motohiro Ogura
基博 小倉
Tomohisa Itagaki
智久 板垣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着体が長期間使用された後であっても初期
と同様の画像光沢を得ることができる定着装置及びこの
定着装置を備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも定着ローラ51及び加圧ロー
ラ52の一方の表面光沢度を検知する光沢度検知手段8
0によって検知された表面光沢度に対応して定着時の定
着ローラ51の温度、定着ローラ51及び加圧ローラ5
2の間の圧接力等の定着画像の光沢度に関する所定の定
着条件を設定するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持す
る記録材を、互いに圧接する定着体及び加圧体によって
挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定
着像を上記記録材に定着させ定着画像とする定着装置及
びこの定着装置を備える画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる定着装置にあっては、例え
ば、図7に示すような定着装置が知られている。
【0003】かかる定着装置は、図7に示すように、回
転自在に配設された定着体たる定着ローラ151と、定
着ローラ151に圧接しながら回転する加圧体たる加圧
ローラ152と、離型剤供給塗布手段たる離型剤塗布装
置153と、ローラ方式のクリーニング装置154,1
55とを有した構成となっている。
【0004】定着ローラ151及び加圧ローラ152の
内部には、ハロゲンランプ等の加熱手段たるヒータ15
6,157がそれぞれ配設されている。又、定着ローラ
151及び加圧ローラ152にはそれぞれサーミスタ1
58,159が接触するように配設されており、温度調
節回路(図示せず)がヒータ156、ヒータ157への
電圧を制御することにより定着ローラ151及び加圧ロ
ーラ152の表面の温度調節を行っている。
【0005】又、定着ローラ151の周囲にはクリーニ
ング装置154及び離型剤塗布装置153が設けられ、
このクリーニング装置154により、定着ローラ151
上にオフセットしたトナー等のクリーニングがなされて
いると共に、離型剤塗布装置153により、離型剤であ
るシリコーンオイル等が定着ローラ151に塗布され、
該定着ローラ151からの記録材たる紙Pの分離の容易
化及びトナーのオフセットの防止が図られている。
【0006】クリーニング装置154は、帯状の耐熱不
繊布からなるクリーニングウェブ154aと、該クリー
ニングウェブ154aを定着ローラ151に押圧する押
圧ローラ154bと、新しいクリーニングウェブ154
aを巻き出す巻出しローラ154cと、トナー等が付着
しクリーニング能力の低下したクリーニングウェブ15
4aを徐々に巻き取っていく巻取りローラ154dとを
有して構成される。又、クリーニング装置154は、特
にサーミスタ158にオフセットトナーが付着してこの
サーミスタ158に検知不良を生じさせないよう、サー
ミスタ158に対して定着ローラ151の回転方向上流
側に設けられている。
【0007】クリーニングウェブ154aの巻き取り方
法としては、カウンターから所定枚数コピーしたと判断
した時に、ソレノイド(図示せず)がONしワンウェイ
クラッチが動作することにより、定着ローラ151の回
転方向と逆方向に所定量巻き取っている。クリーニング
ウェブ154aは逆方向に巻き取られることにより定着
ローラ151の回転方向に巻き込まれないようになって
いる。
【0008】離型剤塗布装置153は、シリコーンオイ
ル等の離型剤を有する離型剤溜り部であるオイルタンク
153aと、該オイルタンク153aから離型剤である
オイルを汲み上げ定着ローラ151の表面近傍まで導き
離型剤を定着ローラ151表面に滴下するように表面に
穴の形成された中空パイプ153bと、中空パイプ15
3bから滴下された離型剤を定着ローラ151上に均一
にならす耐熱フェルト153cと、離型剤量を定着ロー
ラ151上で一定量に規制するためにフッ素ゴム等の弾
性体から成る規制ブレード153dとを有して構成され
ている。又、この離型剤塗布装置153は、特に定着ロ
ーラ151への均一なオイルの塗布を図るべく、サーミ
スタ158に対して定着ローラ151の回転方向下流側
に配設されている。
【0009】又、加圧ローラ152の周囲にも、定着ロ
ーラ151のクリーニング装置154と同様なクリーニ
ングウェブ155a、押圧ローラ155b、巻出しロー
ラ155c、巻取りローラ155d等とかならるクリー
ニング装置155が設けられ、定着ローラ151を介し
て加圧ローラ152に付着したトナーのクリーニングが
なされている。
【0010】又、加圧ローラ152には、加圧ローラ1
52上に残った余剰離型剤を除去する離型剤除去用弾性
体たるオイル除去ブレード160が当接している。この
オイル除去ブレード160がない場合は、余剰離型剤が
定着ローラ151と加圧ローラ152とのニップに溜
り、記録剤上にシミとなったり、OHP用の透明ラミメ
ートフィルムがスリップしてニップヘの進入不良が発生
したりする。オイル除去ブレード160の材質として
は、Siゴム、フッ素ゴム等が用いられ、これらのブレ
ードが加圧ローラ152の回転方向に対して順方向又は
逆方向へ適当な進入量をもって当接している。
【0011】この状態において、紙Pが搬送されてくる
と、定着ローラ151及び加圧ローラ152は回転し、
定着ローラ151の表面に離型剤としてシリコーンオイ
ルが塗布され、紙Pが定着ローラ151と加圧ローラ1
52との間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧
力、温度で加圧、加熱され紙表面上の未定着トナー像は
溶融して定着され、紙P上にフルカラー画像が形成され
る。画像が定着された紙Pは下分離爪168によって加
圧ローラ152から分離され、機外へ排出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の定着装置においては、次のような問題が生
じていた。
【0013】先ず、一般に複写機等の画像形成装置に備
えられた定着装置では、定着ローラと加圧ローラとの圧
接により形成されるニップで紙上の未定着トナー像に熱
と圧力を加え定着を行なう。この時、定着条件によって
定着性が異なり、定着後の画像表面の状態が異なってく
る。即ち、定着性が良くない状態では、トナーが充分に
溶けきっていないため画像表面が凸凹になり、一方、定
着性が良好な場合は、トナーが充分に溶けて平滑な画像
表面になる。ここで、画像表面が凸凹な場合は表面で乱
反射するため画像光沢は低くなり、一方、画像表面が平
滑な場合は画像光沢は高くなる。即ち、画像光沢は、画
像表面性に大きく影響される。
【0014】ここで、定着ローラが使い込まれてくる
と、定着ローラ表面が劣化してくるため、その定着ロー
ラの表面には細かいキズが生じ凸凹になってくる。この
状態で定着が行われると、定着後の画像表面も凸凹にな
ってくる。つまり、長期間使用され定着ローラ表面が劣
化してくると、画像光沢は低下してくることになる。従
来はこのことによって、定着ローラが長期間使用される
と初期との画像光沢差が大きくなってきていた。
【0015】そこで、本発明は、定着体が長期間使用さ
れた後であっても初期と同様の画像光沢を得ることがで
きる定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置の
提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0018】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について図3乃至図5に基づいて説明する。
【0019】図1は、本実施形態にかかる画像形成装置
の一例として、複数の光走査手段を有する4ドラムレー
ザビームプリンタ(以下、プリンタという)の概略構成
を示す模式的断面図であり、図2は、その要部の拡大図
である。
【0020】かかるプリンタは、図1に示すように、潜
像担持体たる電子写真感光体(以下、感光ドラムとい
う)の周囲に、現像装置等を有して構成される画像形成
手段たる画像形成ステイションが4個設けられ、該各画
像形成ステイションにて形成された感光ドラム上の画像
が、該感光ドラムに隣接して移動通過する搬送手段上の
紙等の記録材(以下、単に紙とする)へ転写される構成
となっている。
【0021】又、図2に示すように、マゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックの各色の画像を形成する各画像
形成ステイションPa,Pb,Pc,Pdには、それぞ
れ感光ドラム1a,1b,1c,1dが配置されてお
り、各感光ドラムは矢印方向に回転自在となっている。
【0022】更に、各感光ドラム1a,1b,1c,1
dの周囲には、帯電器12a,12b,12c,12d
及び現像装置2a,2b,2c,2d、そして、クリー
ナ4a,4b,4c,4dが上記感光ドラムの回転方向
に沿って順次配設されており、各感光ドラムの下方に
は、転写部3が配設されている。該転写部3は、各画像
形成ステイションに共通の記録材搬送手段たる転写ベル
ト31及び転写用帯電器3a,3b,3c,3dを有し
ている。
【0023】上述のようなプリンタにおいて、図1に示
す記録材供給手段たる給紙カセット61から供給された
紙Pは、転写ベルト31上に支持されて各画像形成ステ
イションヘ搬送され、上記各感光ドラム上に形成された
各色のトナー像を順次転写される。この転写工程が終了
すると、上記紙Pは転写ベルト31から分離されて定着
装置5へ記録材案内手段たる搬送ベルト62により搬送
される。
【0024】ここで、定着装置5について詳細に説明す
る。
【0025】図3は、定着装置5の概略構成を示す模式
的断面図である。
【0026】定着装置5は、図3に示すように、回転自
在に配設された定着体たる定着ローラ51と、定着ロー
ラ51に圧接しながら回転する加圧体たる加圧ローラ5
2と、離型剤供給塗布手段たる離型剤塗布装置53と、
ローラ方式のクリーニング装置54,55とを有した構
成となっている。
【0027】定着ローラ51及び加圧ローラ52の内部
には、ハロゲンランプ等の加熱手段たるヒータ56,5
7がそれぞれ配設されている。又、定着ローラ51及び
加圧ローラ52にはそれぞれサーミスタ58,59が接
触するように配設されており、温度調節回路(図示せ
ず)がヒータ56、ヒータ57への電圧を制御すること
により定着ローラ51及び加圧ローラ52の表面の温度
調節を行っている。
【0028】又、定着ローラ51の周囲にはクリーニン
グ装置54及び離型剤塗布装置53が設けられ、このク
リーニング装置54により、定着ローラ51上にオフセ
ットしたトナー等のクリーニングがなされていると共
に、離型剤塗布装置53により、離型剤であるシリコー
ンオイル等が定着ローラ51に塗布され、該定着ローラ
51からの記録材たる紙Pの分離の容易化及びトナーの
オフセットの防止が図られている。
【0029】クリーニング装置54は、帯状の耐熱不繊
布からなるクリーニングウェブ54aと、該クリーニン
グウェブ54aを定着ローラ51に押圧する押圧ローラ
54bと、新しいクリーニングウェブ54aを巻き出す
巻出しローラ54cと、トナー等が付着しクリーニング
能力の低下したクリーニングウェブ54aを徐々に巻き
取っていく巻取りローラ54dとを有して構成される。
又、クリーニング装置54は、特にサーミスタ58にオ
フセットトナーが付着してこのサーミスタ58に検知不
良を生じさせないよう、サーミスタ58に対して定着ロ
ーラ51の回転方向上流側に設けられている。
【0030】クリーニングウェブ54aの巻き取り方法
としては、カウンターから所定枚数コピーしたと判断し
た時に、ソレノイド(図示せず)がONしワンウェイク
ラッチが動作することにより、定着ローラ51の回転方
向と逆方向に所定量巻き取っている。クリーニングウェ
ブ54aは逆方向に巻き取られることにより定着ローラ
51の回転方向に巻き込まれないようになっている。
【0031】離型剤塗布装置53は、シリコーンオイル
等の離型剤を有する離型剤溜り部であるオイルタンク5
3aと、該オイルタンク53aから離型剤であるオイル
を汲み上げ定着ローラ51の表面近傍まで導き離型剤を
定着ローラ51表面に滴下するように表面に穴の形成さ
れた中空パイプ53bと、中空パイプ53bから滴下さ
れた離型剤を定着ローラ51上に均一にならす耐熱フェ
ルト53cと、離型剤量を定着ローラ51上で一定量に
規制するためにフッ素ゴム等の弾性体から成る規制ブレ
ード53dとを有して構成されている。又、この離型剤
塗布装置53は、特に定着ローラ51への均一なオイル
の塗布を図るべく、サーミスタ58に対して定着ローラ
51の回転方向下流側に配設されている。
【0032】又、加圧ローラ52の周囲にも、定着ロー
ラ51のクリーニング装置54と同様なクリーニングウ
ェブ55a、押圧ローラ55b、巻出しローラ55c、
巻取りローラ55d等とかならるクリーニング装置55
が設けられ、定着ローラ51を介して加圧ローラ52に
付着したトナーのクリーニングがなされている。
【0033】又、加圧ローラ52には、加圧ローラ52
上に残った余剰離型剤を除去する離型剤除去用弾性体た
るオイル除去ブレード60が当接している。このオイル
除去ブレード60がない場合は、余剰離型剤が定着ロー
ラ51と加圧ローラ52とのニップに溜り、記録剤上に
シミとなったり、OHP用の透明ラミメートフィルムが
スリップしてニップヘの進入不良が発生したりする。オ
イル除去ブレード60の材質としては、Siゴム、フッ
素ゴム等が用いられ、これらのブレードが加圧ローラ5
2の回転方向に対して順方向又は逆方向へ適当な進入量
をもって当接している。
【0034】この状態において、紙Pが搬送されてくる
と、定着ローラ51及び加圧ローラ52は回転し、定着
ローラ51の表面に離型剤としてシリコーンオイルが塗
布され、紙Pが定着ローラ51と加圧ローラ52との間
を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加
圧、加熱され紙表面上の未定着トナー像は溶融して定着
され、紙P上にフルカラー画像が形成される。画像が定
着された紙Pは下分離爪68によって加圧ローラ52か
ら分離され、機外へ排出される。
【0035】ここで、本実施形態の特徴について詳細に
説明する。
【0036】図4は、定着装置5に備えられた光沢度検
知手段を説明するための図であり、図5は、定着装置5
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0037】本実施形態では、図3に示すように、光沢
度検知手段80が定着ローラ51の表面の光沢を検知
し、定着装置5に備えられた制御手段(図示せず)が、
光沢度検知手段80によって検知された表面光沢度に応
じて定着ローラ51の表面状態を判断して、定着条件を
変更させるように制御するものである。
【0038】本実施形態においては、図4に示すよう
に、光沢度検知手段80によって定着ローラ51の表面
光沢度が検出されるようになっている。
【0039】光沢度検知手段80は、定着ローラ51の
表面に規定された入射角で規定の開き角の光束を入射
し、鏡面反射方向に反射する規定の開き角の光束を受光
器で測ることにより定着ローラ51の表面光沢度を検知
するものである。
【0040】即ち、図4において、光源108で照射さ
れた光束は、レンズ110を通り、定着ローラ51に角
度∂で入射する。そして、鏡面反射方向に反射した光束
がレンズ110を通して受光器109によって検出され
る。このようにして定着ローラ51の表面光沢度が検出
される。尚、以下に説明する本発明のすべての実施形態
は、入射角∂を60°とし表面光沢の検出を行なっつた
ものである。
【0041】本実施形態にあっては、先ず、光沢度検知
手段80が、図5に示すように、初期の定着ローラ51
の表面光沢を検出する(S102)。次に、複数の所定
枚数の連続コピー(S103)後、定着ローラ51の表
面光沢度が測定される(S104)。そして、この表面
光沢度の減少量が所定の値を超えたか否かが判断される
(S105)。この表面光沢度の減少量が所定の値を超
えた場合には、その減少量に応じて、定着ローラ51の
表面温調温度を上昇させていく(S108)。例えば、
初期の定着ローラ51の表面光沢度が30%である場
合、500枚毎に順次検出された表面光沢度が5%減少
するごとに定着ローラ51の表面温度を3℃上昇させ
る。このようにすることで、定着ローラ51の表面が凸
凹になっても、トナーを更に溶融させることによって、
定着後の画像の表面は初期の定着ローラで定着した画像
表面と同様の表面性を得ることができ、定着ローラが長
期間使用された後においても画像の光沢度変化を抑える
ことができる。
【0042】尚、本実施形態では光沢度検知手段が定着
ローラ51の表面光沢度を検出したが、加圧ローラの表
面光沢度を検出しても同様の効果が得られる。
【0043】又、本実施形態で説明した定着ローラの温
度や表面光沢度は定着ローラや定着装置の構成によって
異なるので必ずしもこの値に限るものではない。
【0044】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について図6に基づいて説明する。尚、上述の
第一の実施携帯と同様の構成に関しては、同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0045】図6は、本実施形態の制御フローである。
【0046】本実施形態では、定着装置に備えられた制
御手段(図示せず)が、光沢度検知手段80によって検
知された表面光沢度の変化に応じて、定着ローラ51と
加圧ローラ52との間の圧接力を可変とする圧接力可変
手段(図示せず)を駆動させ該圧接力を変更するもので
ある。
【0047】本実施形態では、上述の第一の実施形態と
同様に、先ず、光沢度検知手段80が初期の定着ローラ
51の表面光沢度を検出する(S202)。次に、複数
の所定枚数の連続コピー(S203)後、定着ローラ5
1の表面光沢度が測定される(S204)。そして、こ
の表面光沢度の減少量が所定の値を超えたか否かが判断
される(S205)。この表面光沢度の減少量が所定の
値を超えた場合には、その減少量に応じて、上記圧接力
可変手段が定着ローラ51と加圧ローラ52との間の圧
接力を上昇させていく(S208)。例えば、初期の定
着ローラ51の表面光沢度が30%である場合、500
枚毎に順次検知された表面光沢度が5%減少するごとに
上記圧接力を総圧3k上昇させる。このようにすること
で、定着ローラ51の表面が凸凹になっても、トナーを
更に溶融させることによって、定着後の画像の表面は初
期の定着ローラで定着した画像表面と同様の表面性を得
ることができ、定着ローラが長期間使用された後におい
ても画像の光沢度変化を抑えることができる。
【0048】尚、本実施形態では光沢度検知手段が定着
ローラ51の表面光沢度を検出したが、加圧ローラの表
面光沢度を検出しても同様の効果が得られる。
【0049】又、本実施形態で説明した定着ローラの温
度や表面光沢度は定着ローラや定着装置の構成によって
異なるので必ずしもこの値に限るものではない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、光沢度検知手段が、少なくとも定着
体及び加圧体の一方の表面光沢度を検知し、制御手段
が、上記光沢度検知手段によって検知された表面光沢度
に対応して定着画像の光沢度に関する所定の定着条件を
設定するよう制御するようになっているので、定着体が
長期間使用された後であっても初期と同様の画像光沢を
得ることができる。
【0051】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
光沢度検知手段が、少なくとも定着体及び加圧体の一方
の表面光沢度を検知し、制御手段が、上記光沢度検知手
段によって検知された表面光沢度に対応して定着処理時
の設定温度を設定するよう制御するようになっているの
で、定着体が長期間使用された後であっても初期と同様
の画像光沢を得ることができる。
【0052】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、光沢度検知手段が、少なくとも定着体及び加圧体の
一方の表面光沢度を検知し、制御手段が、上記光沢度検
知手段によって検知された表面光沢度に対応して定着体
と加圧体との間の圧接力を設定するよう制御するように
なっているので、定着体が長期間使用された後であって
も初期と同様の画像光沢を得ることができる。
【0053】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
光沢度検知手段が、少なくとも定着体及び加圧体の一方
の表面光沢度を検知し、制御手段が、上記光沢度検知手
段によって検知された表面光沢度に対応して定着画像の
光沢度に関する所定の定着条件を設定するよう制御する
ようになっているので、定着体が長期間使用された後で
あっても初期と同様の画像光沢を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部の拡大図である。
【図3】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図4】図3の定着装置に備えられた光沢度検知手段を
説明するための図である。
【図5】本発明の第一の実施形態における定着装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第二の実施形態における定着装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図7】従来の定着装置の概略構成を示す模式的断面図
である。
【符号の説明】
5 定着装置 51 定着ローラ(定着体) 52 加圧ローラ(加圧体) 56,57 ヒータ(加熱手段) 80 光沢度検知手段 P 紙(記録材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板垣 智久 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA44 DA45 DE02 DE09 EA12 EC09 EC15 ED25 2H033 AA10 AA23 BB34 CA01 CA07 CA12 CA30 CA39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接回転する定着体及び加圧体
    と、該定着体を加熱する加熱手段とを備え、未定着像を
    担持する記録材を該定着体及び該加圧体によって挟持搬
    送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を
    上記記録材に定着させ定着画像とする定着装置におい
    て、少なくとも定着体及び加圧体の一方の表面光沢度を
    検知する光沢度検知手段と、該光沢度検知手段によって
    検知された表面光沢度に対応して定着画像の光沢度に関
    する所定の定着条件を設定するよう制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱手段は、定着処理時における記録材
    上の未定着像を該記録材上に定着可能な所定の設定温度
    が可変となっており、制御手段は定着条件として上記設
    定温度を制御可能であることとする請求項1に記載の定
    着装置。
  3. 【請求項3】 定着体及び加圧体は、互いの間の圧接力
    が可変となっており、制御手段は定着条件として上記圧
    接力を制御可能であることとする請求項1又は請求項2
    に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 一連の画像形成プロセスによって画像を
    記録材に記録する画像形成装置であって、請求項1乃至
    請求項3のいずれか一項に記載の定着装置を備えること
    を特徴とする画像形成装置。
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