JP2010156756A - 分離装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像品質を良好に維持したまま、記録媒体から光沢付与シートを分離することができる分離装置を提供する。
【解決手段】シート状の記録媒体Pの画像形成面に光沢付与シートSを重ね合わせた状態で、画像の定着が行われた記録媒体Pから、光沢付与シートSを分離する分離装置である。光沢付与シートSの幅W1を、記録媒体Pの最大幅W2よりも大きく構成した。光沢付与シートSと記録媒体Pを重ね合わせた状態で、光沢付与シートSの記録媒体Pよりも幅方向へ突出した部分S,Sを、光沢付与シートSの記録媒体Pを重ね合わせた面側からそれと反対面側に付勢して、光沢付与シートSを記録媒体Pから分離する分離部材23を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート状の記録媒体に光沢付与シートを重ね合わせた状態で画像の定着が行われた記録媒体から光沢付与シートを分離する分離装置、及びその分離装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置において、未定着のトナー画像が形成されたシート状の記録媒体を、加熱ローラと加圧ローラによって挟持しつつ搬送して、トナー画像を記録媒体に定着させる定着装置が多く用いられている。
この種の定着装置は、加熱ローラが記録媒体の画像形成面に接触することによりトナーを溶融させるため、トナーに含まれる樹脂等が加熱ローラの表面に付着しやすい。さらに、加圧ローラの表面に樹脂等が付着して固化すると、加圧ローラの表面に細かな凹凸が形成される。このような凹凸が形成された加圧ローラによって画像の定着を行うと、定着後のトナー画像の表面にも凹凸が形成されるため、光沢度の高い画像を得ることが困難となっていた。
そのため、従来から、光沢度の高い画像を得るために、光沢付与シートを記録媒体の画像形成面に重ね合わせて定着装置に送り込み、定着後の画像形成面を平滑にすることが行われている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、特許文献3には、定着後の記録媒体から光沢付与シートを分離する分離装置を備えた画像形成装置が開示されている。この分離装置は、くさび形等に形成された分離部材を有し、この分離部材の先端を記録媒体と光沢付与シートの間に侵入させることによって、記録媒体と光沢付与シートの分離を行うようにしている。
特開2008−20520号公報 特開2008−51857号公報 特開2008−64804号公報
しかしながら、上記特許文献3に記載された発明は、分離部材が記録媒体の画像形成面に当接するため、画像形成面に当接跡が付くなどして、良好な画像品質が得られないといった問題がある。
そこで、本発明は、斯かる事情に鑑み、画像品質を良好に維持したまま、記録媒体から光沢付与シートを分離することができる分離装置、及びその分離装置を備えた画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、シート状の記録媒体の画像形成面に光沢付与シートを重ね合わせた状態で、画像の定着が行われた前記記録媒体から、前記光沢付与シートを分離する分離装置において、前記光沢付与シートの幅を、前記記録媒体の最大幅よりも大きく構成し、前記光沢付与シートと前記記録媒体を重ね合わせた状態で、前記光沢付与シートの前記記録媒体よりも幅方向へ突出した部分を、前記光沢付与シートの前記記録媒体を重ね合わせた面側からそれと反対面側に付勢して、前記光沢付与シートを前記記録媒体から分離する分離部材を備えたものである。
画像の定着後、記録媒体と光沢付与シートが重なり合った状態で分離装置に搬入された際、分離部材が、光沢付与シートの記録媒体よりも幅方向へ突出した部分を、光沢付与シートの記録媒体を重ね合わせた面側からそれと反対面側に付勢する。これにより、光沢付与シートは記録媒体から分離される。このとき、分離部材は、重なり合った記録媒体と光沢付与シートのうち、記録媒体とは接触せず、光沢付与シートのみに接触するようになっている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の分離装置において、前記光沢付与シートと前記記録媒体を重ね合わせた状態で、前記光沢付与シートの前記記録媒体よりも幅方向の両端側へ突出した部分を、前記分離部材によって、前記光沢付与シートの前記記録媒体を重ね合わせた面側からそれと反対面側に付勢するように構成したものである。
分離部材によって光沢付与シートの記録媒体よりも幅方向の両端側へ突出した部分を付勢することにより、光沢付与シートを安定して搬送させつつ分離することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の分離装置において、前記分離部材を弾性部材で構成したものである。
分離部材を弾性部材で構成していることにより、分離部材が光沢付与シートに接触した際、光沢付与シートに傷付き等が発生するのを抑制することができる。これにより、光沢付与シートの寿命を長期化させることができ、特に光沢付与シートを繰り返し使用する場合などに好適である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の分離装置において、前記分離部材によって前記記録媒体から分離された前記光沢付与シートを、光沢付与シート回収部へと案内するガイド部材を備えたものである。
ガイド部材によって光沢付与シートを光沢付与シート回収部へ確実に案内することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の分離装置において、前記ガイド部材のガイド面を凸曲面状に形成したものである。
ガイド部材のガイド面を凸曲面状に形成していることにより、光沢付与シートをガイド面から剥離(曲率分離)させやすくなる。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載の分離装置において、前記分離部材によって前記光沢付与シートを前記ガイド部材のガイド面に押し付けるように構成したものである。
分離した光沢付与シートを分離部材によってガイド部材のガイド面に押し付けるようにすることにより、光沢付与シートをガイド部材によって確実に案内することができる。
請求項7の発明は、請求項6に記載の分離装置において、前記分離部材に回転可能なローラ部材を設け、当該ローラ部材によって前記光沢付与シートを前記ガイド面に押し付けるように構成したものである。
光沢付与シートの搬送に伴って、分離部材に設けたローラ部材が回転するので、光沢付与シートの搬送を良好に行うことができる。
請求項8の発明は、請求項4から7のいずれか1項に記載の分離装置において、前記ガイド部材を回転体によって構成したものである。
ガイド部材を回転体によって構成することにより、光沢付与シートの搬送に伴って、ガイド部材が回転することができるので、光沢付与シートの搬送を良好に行うことができる。
請求項9の発明は、請求項8に記載の分離装置において、前記ガイド部材としての前記回転体を駆動部によって回転可能に構成すると共に、当該回転体による前記光沢付与シートの搬送速度を、前記定着装置による前記光沢付与シートの搬送速度よりも速く設定し、前記回転体の駆動部にトルクリミッターを設けたものである。
回転体を回転させることにより、分離された光沢付与シートに搬送力を付与して案内することができる。また、回転体による光沢付与シートの搬送速度を、定着装置による光沢付与シートの搬送速度よりも速く設定しているため、それらの搬送速度差により、回転体上の光沢付与シートには張力が発生する。しかし、光沢付与シートに発生する張力が大きくなって、回転体の駆動部に生じる回転トルクが予め設定した基準トルクを上回ると、トルクリミッターが作動し、回転体の搬送速度を定着装置の搬送速度に同調させる。これにより、光沢付与シートは所定の張力が付与された状態で搬送される。このように、光沢付与シートは、所定の張力を付与されつつ搬送されるため、光沢付与シートに撓みが無くなり、光沢付与シートを円滑に搬送することが可能となる。さらに、光沢付与シートに張力を付与して、光沢付与シートを回転体に巻き付ける(又は密着させる)ことによって、光沢付与シートを記録媒体から分離しやすくなる。
請求項10の発明は、請求項9に記載の分離装置において、前記光沢付与シートと前記記録媒体を重ね合わせた状態で、前記光沢付与シートの前記記録媒体よりも幅方向へ突出した部分に、複数の孔部を前記光沢付与シートの長さ方向に渡って形成すると共に、前記ガイド部材としての前記回転体に、前記孔部に嵌合する複数の突起部を設けたものである。
回転体に設けた突起部が光沢付与シートに設けた孔部に嵌合することによって、光沢付与シートが回転体上をスリップすることがなく、確実に光沢付与シートを搬送することが可能である。
請求項11の発明は、請求項10に記載の分離装置において、前記突起部を、それの先端側へ細くなるように形成したものである。
突起部をそれの先端側へ細くなるように形成したことにより、突起部が孔部に嵌合しやすくなる。
請求項12の発明は、請求項4から11のいずれか1項に記載の分離装置において、前記ガイド部材から前記記録媒体を剥離する剥離部材を備えたものである。
剥離部材によって光沢付与シートをガイド部材から確実に剥離させることができる。また、剥離部材を用いることにより、光沢付与シートをガイド部材上の所定の位置において剥離させることができ、その後の光沢付与シートの搬送を安定して行うことができる。
請求項13の発明は、請求項1から12のいずれか1項に記載の分離装置において、前記定着装置にて画像の定着を行う際に、前記光沢付与シートを前記記録媒体に重ね合わせるか否かを選択可能に構成したものである。
画像に光沢が必要な場合は、光沢付与シートを記録媒体に重ね合わせて定着を行うことにより、記録媒体に光沢のある画像を形成することができる。一方、画像に光沢が不要な場合は、光沢付与シートを記録媒体に重ね合わせずに定着を行う。これにより、光沢付与シートの消費を最小限に抑えることが可能である。
請求項14の発明は、シート状の記録媒体の画像形成面に光沢付与シートを重ね合わせた状態で、前記記録媒体に画像の定着を行う定着装置と、定着後の前記記録媒体から前記光沢付与シートを分離する分離装置を備えた画像形成装置において、請求項1から13のいずれか1項に記載の分離装置を備えたものである。
請求項1から13のいずれか1項に記載の分離装置を備えた画像形成装置を提供可能である。
本発明によれば、記録媒体と光沢付与シートを分離する際、分離部材が記録媒体に接触することがない。これにより、記録媒体の画像形成面に分離部材の当接跡が付くことが無く、良好な画像を提供することが可能である。
図1は、本発明に係る画像形成装置の実施の一形態を示す概略構成図である。図1に示す本発明の画像形成装置は、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。そこで、1つのプロセスユニット1Yを例にその構成を説明する。
プロセスユニット1Yは、像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としての感光体クリーニングブレード5を備えている。
また、本発明の画像形成装置は、各感光体2の表面に静電潜像を形成する露光装置7と、シート状の記録媒体Pを供給する記録媒体供給部9と、画像を記録媒体Pに転写する中間転写ユニット8と、記録媒体P上の画像を定着する定着装置6と、装置外に排出された記録媒体Pをストックするストック部10と、光沢付与シートSを供給する光沢付与シート供給部11と、光沢付与シートSと記録媒体Pを分離する分離装置12と、記録媒体Pと分離された光沢付与シートSを回収する光沢付与シート回収部13を備える。
本発明の実施形態では、上記光沢付与シートSの材料として、耐熱性を有すると共にトナー融着の発生を抑制する材料として、ポリエステル(PET)を基材とした厚さ25μmの薄膜シートを適用している。ただし、光沢付与シートSの材料や厚さ等は、これに限定されることはない。
中間転写ユニット8は、複数のローラ14,15に掛け渡された無端状のベルトから成る中間転写ベルト16を有する。中間転写ベルト16の内周面には、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ17が配設されている。各一次転写ローラ17は、それぞれ各感光体2に対向した位置で中間転写ベルト16の内周面に圧接している。これにより、各感光体2は中間転写ベルト16の外周面に圧接しており、各感光体2と中間転写ベルト16との圧接部において一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト16を張架する1つのローラ14に対向して、二次転写手段としての二次転写ローラ18が配設されている。この二次転写ローラ18は、中間転写ベルト16の外周面に圧接しており、二次転写ローラ18と中間転写ベルト16との圧接部において二次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト16の外周には、中間転写ベルト16の表面をクリーニングするためのベルトクリーニング装置19が配設されている。さらに、記録媒体供給部9から二次転写ニップへ記録媒体Pを搬送する搬送経路の途中には、一対のレジストローラ22が配設されている。
上記定着ユニット6は、例えば、ヒータ等の加熱源を有する加熱ローラ20と、加熱ローラ20に圧接された加圧ローラ21によって構成されている。加熱ローラ20と加圧ローラ21とが互いに圧接する圧接部において、定着ニップを形成している。また、加熱ローラ20の内部には、ハロゲンランプ等の加熱源が配設されており、加熱ローラ20の表面温度が所定の温度になるように制御されている。
加熱ローラ20は、円筒状部材の表面に、弾性層を被覆し、さらにその弾性層の表面に離型層を被覆して構成されている。上記円筒状部材としては、機械的強度に優れ、かつ、熱伝導性が良好なアルミニウム等の金属材料を適用することが望ましい。ただし、円筒状部材としては、アルミニウムに限定されない。機械的強度と良好な熱伝導性を備えていれば、例えばステンレス、鋼、黄銅等の金属や合金も円筒状部材に適用可能である。
上記弾性層には、シリコーンゴム等の弾性部材を適用している。ただし、弾性層を構成する部材は耐熱性を有する部材であればよく、シリコーンゴム以外に、例えばフッ素系ゴム等も弾性層に適用可能である。また、弾性層を円筒状部材の表面に被覆する方法は、特に限定されない。その具体的な方法としては、例えば、注入成型法やコーティング法などを採用することができる。
上記離型層には、PFA(四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合体)等の材料を適用している。なお、離型層の材料としては、耐熱性を有し、かつ、トナーに対する適度な離型性を有するものであればよく、例えば、フッ素系ゴムやフッ素系樹脂等も適用可能である。
加圧ローラ21は、上記加熱ローラ20と同様に、アルミニウム等の金属製の円筒状部材の表面に、シリコーンゴム等の弾性層を被覆し、さらに弾性層の表面にPFA等から成る離型層を被覆した構成となっている。
以下、上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
図1に示す1つのプロセスユニット1Yにおいて、帯電ローラ3によって感光体2の表面を均一な高電位に帯電させる。画像データに基づいて露光装置7から感光体2の表面にレーザビームが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。この感光体2の表面の静電潜像が形成された部分に、現像装置4によって帯電させたトナーを静電的に転移させ、トナー画像を形成(可視画像化)する。また、同様にして、その他のプロセスユニット1C,1M,1Yにおいても感光体2上に各色のトナー画像が形成される。
そして、各感光体2上に形成されたトナー画像は、一次転写ニップにおいて、周回走行する中間転写ベルト16に順次重ね合わせて転写される。そして、転写後、クリーニングブレード5によって、各感光体2の表面に付着している残留トナーが除去される。
また、記録媒体供給部9から記録媒体Pが矢印Aの方向に送り出され、送り出された記録媒体Pは、レジストローラ22によって一旦停止される。そして、上記のように中間転写ベルト16にトナー画像を転写した後、レジストローラ22の駆動を再開し、中間転写ベルト16上のトナー画像とタイミング(同期)をとって記録媒体Pを二次転写ローラ18とそれと対向するローラ14との間の二次転写ニップへ送る。そして、二次転写ニップに送られてきた記録媒体Pに中間転写ベルト16上のトナー画像を転写する。また、転写後の中間転写ベルト16上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置19によって除去される。
トナー画像を転写された記録媒体Pは、二次転写ニップから矢印Bの方向に送り出され、定着装置9へと搬送される。一方、光沢付与シート供給部11から光沢付与シートSが矢印Cの方向に送り出され、定着装置6へと搬送される。記録媒体Pと光沢付与シートSは、一緒に定着装置6へと送られるが、本発明の実施形態では光沢付与シートSは記録媒体Pよりも若干速く定着装置6の定着ニップに進入するように制御されている。
そして、図2に示すように、記録媒体Pのトナー画像形成面Tに光沢付与シートSが重なり合った状態で、回転する加熱ローラ20と加圧ローラ21によって、記録媒体Pと光沢付与シートSが加熱及び加圧されつつ搬送される。これにより、記録媒体Pにトナー画像が定着される。このように、光沢付与シートSを記録媒体Pのトナー画像形成面Tに重ね合わせて定着することにより、定着されたトナー画像面は平滑に形成され光沢の高い画像が得られる。
その後、記録媒体Pと光沢付与シートSは重なり合った状態で定着装置6から送り出され、図1に示す分離装置12によって、記録媒体Pと光沢付与シートSが分離される。記録媒体Pは矢印Dの方向に搬送され、ストック部10に排出される。一方、光沢付与シートSは、矢印Eの方向に搬送され、光沢付与シート回収部13に排出される。
なお、光沢画像の要・不要に応じて、画像の定着を行う際に、光沢付与シートSを記録媒体Pに重ね合わせるか否かを選択可能に構成してもよい。例えば、写真印刷する場合などの画像に光沢が必要な場合は、上述のように、記録媒体Pと光沢付与シートSを一緒に定着装置6に搬送し、記録媒体Pの画像形成面に光沢付与シートSを重ね合わせて定着を行う。これにより、光沢のある画像が得られる。一方、文字印刷の場合などの画像に光沢が不要な場合は、光沢付与シートSを供給せず、記録媒体Pのみを定着装置6に搬送し、定着を行う。これにより、光沢付与シートSの消費を必要最小限に抑えることが可能である。
以下、本発明の特徴部分について説明する。
図3及び図4に、本発明の第1実施形態に係る上記分離装置12の構成を示す。図3は、前記分離装置12の側面図、図4は前記分離装置12の斜視図である。
図3及び図4に示すように、分離装置12は、記録媒体Pと光沢付与シートSを分離する分離部材としての一対の分離ブレード23と、分離した光沢付与シートSを案内するガイド部材としてのガイドローラ24と、ガイドローラ24から光沢付与シートSを剥離する剥離部材25を有している。また、図3において、符号26は、重なり合った状態の記録媒体Pと光沢付与シートSを、図示しない定着装置6から分離装置12へ案内するためのガイド板であり、符号27は、分離した光沢付与シートSを図示しない光沢付与シート回収部13へと案内するためのガイド板である。
一対の分離ブレード23は、弾性部材によって構成されている。弾性部材としては、例えば樹脂製の部材や金属製の薄い板金等を適用可能である。分離ブレード23の基端部は、画像形成装置本体を構成するフレーム等に固定されている。一方、分離ブレード23の先端部は、所定の圧力をもってガイドローラ24の外周面を押圧している。なお、図3において、分離ブレード23の先端部とガイドローラ24の外周面との間には、光沢付与シートSが介在しているが、この光沢付与シートSが前記両部材間に介在しない状態では、分離ブレード23の先端部は、ガイドローラ24の外周面に当接(圧接)するようになっている。
また、図4に示すように、光沢付与シートSの幅W1を、記録媒体Pの最大幅W2よりも大きく構成している。ここでいう「記録媒体Pの最大幅W2」とは、画像形成装置において一種類の記録媒体Pを使用する場合は、その記録媒体Pにおける最大幅を言い、複数種類の記録媒体Pを使用する場合は、それぞれの記録媒体Pの幅のうちの最大幅を言う。一対の分離ブレード23は、光沢付与シートSと記録媒体Pを重ね合わせた状態で、光沢付与シートSの記録媒体Pよりも幅方向へ突出した両端側の部分S,Sに接触するように配設されている。すなわち、図5に示すように、各分離ブレード23は、記録媒体Pの搬送幅領域H2外であって光沢付与シートSの搬送幅領域H1内にある領域H3に交差するように配設されている。
図6に、本発明の第2実施形態に係る分離装置12の構成を示す。
図6に示す分離装置12は、ガイドローラ24を回転駆動させる駆動部28を有している。すなわち、このガイドローラ24は、図示しない光沢付与シート回収部13側へ光沢付与シートSを搬送する搬送手段としても機能する。また、ガイドローラ24による光沢付与シートSの搬送速度が、定着装置6による光沢付与シートS(及び記録媒体P)の搬送速度よりも速くなるように、ガイドローラ24の回転速度が設定されている。さらに、駆動部28にはトルクリミッター29が設けてある。
図7及び図8に、本発明の第3実施形態に係る分離装置12の構成を示す。
図7及び図8に示すように、ガイドローラ24の外周面には、複数の突起部30が周方向に渡って所定ピッチで配設されている。複数の突起部30はガイドローラ24の両端部にそれぞれ配設されている。また、図8に示すように、光沢付与シートSと記録媒体Pを重ね合わせた状態で、光沢付与シートSが記録媒体Pよりも幅方向へ突出した両端側の部分S,Sに、複数の孔部31が光沢付与シートSの長さ方向に渡って所定ピッチで形成されている。ガイドローラ24に配設された突起部30は、搬送される光沢付与シートSの孔部31に対応する位置に配設されており、突起部30は孔部31に嵌合可能となっている。また、この実施形態では、突起部30が孔部31に嵌合し易いように、突起部30は先端側へテーパー状に細くなるように形成されている。ただし、突起部30の形状及び孔部31の形状は、図7及び図8に示す形状に限定されない。
また、図7に示すように、ガイドローラ24は、駆動部28によって回転駆動されるように構成されている。さらに、この駆動部28にはトルクリミッター29が設けられている。図7及び図8において、一対の分離ブレード23は、ガイドローラ24の両端部側の外周面に当接しているが、分離ブレード23はガイドローラ24上の突起部30と干渉しないように配設されている。また、図9に示すように、分離ブレード23をガイドローラ24の外周面に当接しないように配設してもよい。
図10に、ガイドローラ24の変形例を示す。
図10に示すガイドローラ24は、複数の突起部30を設けた部分24b,24cと、それ以外の部分24aを、別部材で構成している。このように、突起部30を設けた部分24b,24cと、それ以外の部分24aを分離した構成とすることで、ガイドローラ24の製造工程における困難性を解消又は緩和することができると共に、製造方法の選択の幅を広げることも可能である。また、突起部30を設けた部分24b,24cと、それ以外の部分24aにおいて、それぞれ材質を異ならせてもよい。
図11に、本発明の第4実施形態に係る分離装置12の構成を示す。
図11に示すように、分離ブレード23の先端部には、ローラ部材32が回転可能に取り付けられている。図11において、ローラ部材32とガイドローラ24の外周面との間には、光沢付与シートSが介在しているが、この光沢付与シートSが前記両部材間に介在しない状態では、ローラ部材32は、ガイドローラ24の外周面に当接(又は圧接)するように構成されている。
上記本発明の各実施形態では、図12(A)に示すように、分離ブレード23の光沢付与シートSと接触する接触面23aは、重なり合った状態の光沢付与シートS及び記録媒体Pの搬送方向Fに対して略直交するように配設されている。これに対し、図12(B)に示す本発明の第5実施形態では、分離ブレード23の接触面23aを、光沢付与シートSを分離させる側(図の左側)を臨むように、搬送方向Fと直交する方向Gに対して(角度θだけ)傾斜させて配設されている。また、図12(C)に示す本発明の第6実施形態においては、分離ブレード23の接触面23aを、光沢付与シートSを分離させる側(図の左側)を臨むように、凹曲面状又は凹円弧状に形成している。
なお、図3から図12において、同一の符号は同一の部材を示している。また、本発明の第2実施形態から6実施形態において、上記説明した構成以外は、本発明の第1実施形態の構成と同様であるので説明を省略する。
以下、本発明に係る各実施形態の作用・効果について説明する。
まず、図3及び図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る分離装置12の動作について説明する。記録媒体P及び光沢付与シートSが重なり合った状態で分離装置12に搬入された際、一対の分離ブレード23が、光沢付与シートSの記録媒体Pよりも幅方向へ突出した部分S,Sに接触し、分離ブレード23によって光沢付与シートSが記録媒体Pを重ね合わせた面側からそれと反対面側に付勢される。これにより、光沢付与シートSは記録媒体Pから分離される。一方、記録媒体Pは分離ブレード23と接触することはなくそのまま搬送される。その後、光沢付与シートSと分離された記録媒体Pは、上記ストック部10へと排出される。
分離された光沢付与シートSは、分離ブレード23によってガイドローラ24の外周面に押し付けられる。この状態で、光沢付与シートSはガイドローラ24を回転させつつ搬送される。そして、搬送される光沢付与シートSの先端部が剥離部材25に到達した際、剥離部材25が光沢付与シートSの先端部とガイドローラ24の外周面との間に侵入することによって、光沢付与シートSをガイドローラ24から剥離する。ガイドローラ24から剥離された光沢付与シートSは、ガイド板27に沿って、図示しない光沢付与シート回収部13へと搬送される。
上述のように、本発明では、記録媒体Pと光沢付与シートSを分離する際、分離ブレード23が記録媒体Pには全く接触しない。そのため、記録媒体Pの画像形成面に分離ブレード23の当接跡が付くことが無く、良好な画像を提供することが可能である。
一方、光沢付与シートSは、分離ブレード23に当接して分離されるが、分離ブレード23を弾性部材で構成していることにより、分離ブレード23が光沢付与シートSに当接した際、光沢付与シートSに傷付き等が発生するのを抑制することができる。これにより、光沢付与シートSの寿命を長期化させることができ、特に光沢付与シートSを繰り返し使用する場合などに好適である。また、光沢付与シートSを分離する際、光沢付与シートSの両端部側の面を分離ブレード23によって付勢するようにしているので、光沢付与シートSを安定して搬送させつつ分離を行うことができる。また、分離した光沢付与シートSを分離ブレード23によってガイドローラ24に押し付けるので、光沢付与シートSをガイドローラ24によって確実に案内することができる。
光沢付与シートSがガイドローラ24に押し付けられることによって両部材相互間の付着力が増加したとしても、剥離部材25によって光沢付与シートSをガイドローラ24から確実に剥離させることができる。また、剥離部材25を用いることにより、光沢付与シートSをガイドローラ24上の所定の位置において剥離させることができ、その後の光沢付与シートSの搬送を安定して行うことができる。しかも、ガイドローラ24のガイド面(外周面)が凸曲面状に形成されているので、光沢付与シートSはそのガイド面(外周面)から曲率分離(曲率剥離)しやすくなっている。
なお、ガイドローラ24の代わりに、ガイド板等の回転しないガイド部材によっても、光沢付与シートSを案内することは可能であるが、回転体としてのガイドローラ24を用いることにより、光沢付与シートSを搬送しやすくなる利点がある。また、回転体から成るガイド部材として、ガイドローラ24以外に、周回走行可能な無端状のベルト(ガイドベルト)等も適用可能である。また、ガイドローラ24の代わりにガイドベルトやガイド板を適用した場合も、それらから光沢付与シートSを剥離しやすくするために、ガイドベルトやガイド板のガイド面を凸曲面状に形成することが望ましい。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る分離装置12の動作について説明する。この場合、上記本発明の第1実施形態と同様に、一対の分離ブレード23によって、光沢付与シートSは記録媒体Pから分離される。このとき、分離ブレード23は、重なり合った記録媒体Pと光沢付与シートSのうち、記録媒体Pとは接触せず、光沢付与シートSのみに接触する。分離された記録媒体Pは、ストック部10へと排出される。
一方、分離された光沢付与シートSは、分離ブレード23によって回転駆動するガイドローラ24に押し付けられ搬送される。このとき、ガイドローラ24の搬送速度は、図示しない定着装置6の搬送速度よりも速く設定されているため、それらの搬送速度差により、ガイドローラ24上の光沢付与シートSに張力が発生する。しかし、光沢付与シートSに発生する張力が大きくなって、ガイドローラ24(又は駆動部28)に生じる回転トルクが予め設定した基準トルクを上回ると、トルクリミッター29が作動し、ガイドローラ24の搬送速度を定着装置6の搬送速度に同調させる。これにより、光沢付与シートSは所定の張力が付与された状態で搬送される。そして、上記と同様に、剥離部材25によって光沢付与シートSがガイドローラ24から剥離され、剥離された光沢付与シートSは、光沢付与シート回収部13へと搬送される。
上述のように、図6に示す第2実施形態は、ガイドローラ24によって光沢付与シートSに所定の張力を付与しつつ搬送するため、光沢付与シートSに撓みが無くなり、光沢付与シートSを円滑に搬送することが可能となる。しかも、分離ブレード23によって光沢付与シートSをガイドローラ24に押し付けているため、ガイドローラ24の搬送力を光沢付与シートSに効率良く伝達することができる。さらに、光沢付与シートSに張力を付与して、光沢付与シートSをガイドローラ24に巻き付ける(又は密着させる)ことによって、光沢付与シートSを記録媒体Pから分離しやすくしている。なお、第2実施形態に係る分離装置12において、上記第1実施形態に係る分離装置12と同様の構成の部分については、同様の作用・効果を奏する。
図7及び図8を参照して、本発明の第3実施形態に係る分離装置12の動作について説明する。この場合も、上記と同様に、分離ブレード23は、重なり合った記録媒体Pと光沢付与シートSのうち、記録媒体Pとは接触せず、光沢付与シートSのみに接触して、光沢付与シートSを記録媒体Pから分離する。分離された記録媒体Pは、ストック部10へと排出される。
一方、分離された光沢付与シートSは、分離ブレード23によって回転駆動するガイドローラ24に押し付けられる。このとき、ガイドローラ24に設けた突起部30が、光沢付与シートSに設けた孔部31に嵌合し、光沢付与シートSがガイドローラ24に係止される。そして、光沢付与シートSがガイドローラ24に係止された状態で搬送される。また、この第3実施形態の分離装置12は、上記第2実施形態の分離装置12と同様に、ガイドローラ24を回転駆動させる駆動部28と、トルクリミッター29を備えているので、光沢付与シートSは所定の張力が付与された状態で搬送される。その後、剥離部材25によって光沢付与シートSがガイドローラ24から剥離されるに伴い、突起部30が孔部31から離脱して係合が解除される。そして、剥離された光沢付与シートSは、光沢付与シート回収部13へと搬送される。
上述のように、図7及び図8に示す第3実施形態は、突起部30を孔部31に嵌合させることにより、光沢付与シートSがガイドローラ24上をスリップすることがなく、確実に光沢付与シートSを搬送することが可能である。また、光沢付与シートSをガイドローラ24に巻き付ける(又は密着させる)ことができ、記録媒体Pからの光沢付与シートSの分離が行いやすくなる。しかも、分離ブレード23によって光沢付与シートSをガイドローラ24に押し付けているため、突起部30が孔部31に嵌合しやすくなると共に、孔部31からの突起部30の脱落を抑制することができる。
また、図9に示すように、分離ブレード23によって光沢付与シートSをガイドローラ24に押し付けない場合であっても、突起部30が孔部31に嵌合することにより、ガイドローラ24の搬送機能を向上させることが可能である。なお、第3実施形態に係る分離装置12において、上記各実施形態に係る分離装置12と同様の構成の部分については、同様の作用・効果を奏する。
図11を参照して、本発明の第4実施形態に係る分離装置12の動作について説明する。この場合も、上記と同様に、分離ブレード23は、重なり合った記録媒体Pと光沢付与シートSのうち、記録媒体Pとは接触せず、光沢付与シートSのみに接触して、光沢付与シートSを記録媒体Pから分離する。分離された記録媒体Pは、ストック部10へと排出される。
一方、分離された光沢付与シートSは、分離ブレード23の先端部に設けたローラ部材32によってガイドローラ24に押し付けられる。この状態で、光沢付与シートSはガイドローラ24と分離ブレード23のローラ部材32を回転させつつ搬送される。そして、上記と同様に、剥離部材25によって光沢付与シートSがガイドローラ24から剥離され、剥離された光沢付与シートSは、光沢付与シート回収部13へと搬送される。
上述のように、図11に示す第4実施形態は、光沢付与シートSの搬送に伴って、分離ブレード23の先端部に設けたローラ部材32が回転するので、光沢付与シートSの搬送を良好に行うことができる。なお、第4実施形態に係る分離装置12において、上記各実施形態に係る分離装置12と同様の構成の部分については、同様の作用・効果を奏する。
また、図12(B)に示す第5実施形態の場合は、分離ブレード23の接触面23aを、搬送方向Fと直交する方向Gに対して(角度θだけ)傾斜させて配設していることにより、分離ブレード23に当接した光沢付与シートSが、大きく撓んだりジャム化したりするのを抑制することができる。すなわち、この分離ブレード23によって、光沢付与シートSを円滑に案内しつつ記録媒体Pから分離させることができる。
また、図12(C)に示す第6実施形態の場合、分離ブレード23の接触面23aを凹曲面状又は凹円弧状に形成していることにより、上記と同様に、光沢付与シートSが分離ブレード23に当接した際に、光沢付与シートSが大きく撓んだりジャム化したりするのを抑制することが可能である。しかも、この場合、光沢付与シートSを凹曲面状又は凹円弧状に案内することができるので、より円滑に光沢付与シートSを分離させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。上記実施形態では、光沢付与シートSの両端部側の面を、分離ブレード23で付勢して、光沢付与シートSの分離を行うようにしているが、光沢付与シートSの片端部側の面を付勢して光沢付与シートSを分離させるように構成してもよい。また、図1に示す実施形態では、本発明の分離装置を、いわゆるタンデム型間接転写方式のカラー画像形成装置に搭載しているが、光沢付与シートを重ね合わせた状態で記録媒体に画像の定着を行う定着装置を備えた画像形成装置であれば、タンデム型間接転写方式のカラー画像形成装置以外の画像形成装置に本発明の分離装置を搭載することも可能である。
本発明の画像形成装置の概略構成図である。 記録媒体にトナー画像を定着する様子を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る分離装置の側面図である。 前記第1実施形態に係る分離装置の斜視図である。 分離ブレードの配設位置を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る分離装置の側面図である。 本発明の第3実施形態に係る分離装置の側面図である。 前記第3実施形態に係る分離装置を、ガイドローラの軸方向と直交する方向から見た図である。 前記第3実施形態に係る分離装置の変形例を示す図である。 前記ガイドローラの変形例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る分離装置の側面図である。 前記分離ブレードの配設の仕方を説明するための図であって、(A)は、前記第1実施形態から前記第4実施形態の分離ブレードの配設の仕方を示す図、(B)は本発明の第5実施形態の分離ブレードの配設の仕方を示す図、(C)は本発明の第6実施形態の分離ブレードの配設の仕方を示す図である。
符号の説明
12 分離装置
23 分離ブレード
24 ガイドローラ
25 剥離部材
28 駆動部
29 トルクリミッター
30 突起部
31 孔部
32 ローラ部材
P 記録媒体
S 光沢付与シート
W1 幅
W2 最大幅

Claims (14)

  1. シート状の記録媒体の画像形成面に光沢付与シートを重ね合わせた状態で、画像の定着が行われた前記記録媒体から、前記光沢付与シートを分離する分離装置において、
    前記光沢付与シートの幅を、前記記録媒体の最大幅よりも大きく構成し、
    前記光沢付与シートと前記記録媒体を重ね合わせた状態で、前記光沢付与シートの前記記録媒体よりも幅方向へ突出した部分を、前記光沢付与シートの前記記録媒体を重ね合わせた面側からそれと反対面側に付勢して、前記光沢付与シートを前記記録媒体から分離する分離部材を備えたことを特徴とする分離装置。
  2. 前記光沢付与シートと前記記録媒体を重ね合わせた状態で、前記光沢付与シートの前記記録媒体よりも幅方向の両端側へ突出した部分を、前記分離部材によって、前記光沢付与シートの前記記録媒体を重ね合わせた面側からそれと反対面側に付勢するように構成した請求項1に記載の分離装置。
  3. 前記分離部材を弾性部材で構成した請求項1又は2に記載の分離装置。
  4. 前記分離部材によって前記記録媒体から分離された前記光沢付与シートを、光沢付与シート回収部へと案内するガイド部材を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の分離装置。
  5. 前記ガイド部材のガイド面を凸曲面状に形成した請求項4に記載の分離装置。
  6. 前記分離部材によって前記光沢付与シートを前記ガイド部材のガイド面に押し付けるように構成した請求項4又は5に記載の分離装置。
  7. 前記分離部材に回転可能なローラ部材を設け、当該ローラ部材によって前記光沢付与シートを前記ガイド面に押し付けるように構成した請求項6に記載の分離装置。
  8. 前記ガイド部材を回転体によって構成した請求項4から7のいずれか1項に記載の分離装置。
  9. 前記ガイド部材としての前記回転体を駆動部によって回転可能に構成すると共に、当該回転体による前記光沢付与シートの搬送速度を、前記定着装置による前記光沢付与シートの搬送速度よりも速く設定し、前記回転体の駆動部にトルクリミッターを設けた請求項8に記載の分離装置。
  10. 前記光沢付与シートと前記記録媒体を重ね合わせた状態で、前記光沢付与シートの前記記録媒体よりも幅方向へ突出した部分に、複数の孔部を前記光沢付与シートの長さ方向に渡って形成すると共に、前記ガイド部材としての前記回転体に、前記孔部に嵌合する複数の突起部を設けた請求項9に記載の分離装置。
  11. 前記突起部を、それの先端側へ細くなるように形成した請求項10に記載の分離装置。
  12. 前記ガイド部材から前記記録媒体を剥離する剥離部材を備えた請求項4から11のいずれか1項に記載の分離装置。
  13. 前記定着装置にて画像の定着を行う際に、前記光沢付与シートを前記記録媒体に重ね合わせるか否かを選択可能に構成した請求項1から12のいずれか1項に記載の分離装置。
  14. シート状の記録媒体の画像形成面に光沢付与シートを重ね合わせた状態で、前記記録媒体に画像の定着を行う定着装置と、定着後の前記記録媒体から前記光沢付与シートを分離する分離装置を備えた画像形成装置において、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の分離装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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