JP6344926B2 - 押圧ローラ、クリーニング装置、および画像加熱装置 - Google Patents
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Description
<画像形成装置例>
図2は本実施例における画像形成装置100の概略構成を示す模式図である。この画像形成装置100は、インライン(タンデム)方式、中間転写ベルト方式の電子写真フルカラーレーザープリンタである。即ち、パソコン等のホスト装置200から制御回路部(制御手段)101に入力する電気的画像情報に従って記録材(以下、記録紙と記す)Pにフルカラー画像を形成することができる。
本実施例において画像形成装置100が備えている定着装置20は上述した離型剤を含有したトナーを用いて記録紙P上に形成されたトナー画像を加熱、加圧することにより定着するようになっている。以下、具体的に説明する。
本実施例における定着ローラ21は、アルミニウム製円筒の芯金21aの外周面に厚さ3mmの弾性層(弾性体層)21bを配置した、直径60mmの中空ローラである。弾性層21bは、下層と、記録紙Pの画像面に接触させる耐熱弾性層(離型層)としての上層と、の2層構造である。下層はHTV(高温加硫型)シリコンゴム層、上層はRTV(室温加硫型)シリコンゴム層である。
外部加熱ベルトユニット30は定着ローラ21を外部から加熱する。この外部加熱方式により、特に坪量の大きい記録紙(厚紙やラフ紙、エンボス紙、コート紙など)での生産性(単位時間当たりのプリント枚数)を上げることが可能となる。
定着ローラクリーニング機構40は、定着ニップ部Nに導入された記録紙Pからトナーが剥がされて定着ローラ21の表面にオフセットした場合、そのオフセットトナーを回収する回収回転体としての回収ローラ(クリーニングローラ)41を有する。
上記のように、回収ローラ41は定着ローラ21のオフセットトナーを回収し、そのトナーをクリーニングウェブ48が清掃する。その際、回収ローラ41の表層にはクリーニングウェブ48でクリーニングしきれなかったトナーが徐々に堆積して始める。堆積トナーは回収ローラ41の表層に図6のように凝集塊80として固化した状態になる。
図10は、ワイヤ46の端部46cL、46cRを芯金46aに対してスライド可能に係止させる他の構成例を示すものである。この構成はワイヤ46の端部46cL、46cRを芯金46aに向かって折り曲げると共に芯金46aを中にして長穴状のループ46c2に曲げることにより、ワイヤ46の端部46cL、46cRを芯金46aに対してスライド可能に係止させたものである。この構成によれば、芯金46aに穴46fを形成する必要がなくなる。
本実施例は、実施例1や2のウェブローラ46において弾性層46bの表面におけるワイヤ46cのずれをさらに抑制するために、弾性層46b及びワイヤ46cとPFAチューブ46dの間に接着剤46eを浸透させている。
実施例1乃至3において、ワイヤ46cは、弾性層46bの表面にローラ軸線方向に沿って図12のように2本、もしくはそれ以上の複数らせん状に配置した構成にすることもできる。
1)上記の実施例では、被クリーニング部材として定着装置の回収ローラ41を例にして、これをウェブローラ46を用いたウェブクリーニング装置によりクリーニングしている。しかし、本発明に係るクリーニングウェブ圧接用ローラは、回収ローラ41以外の被クリーニング部材をウェブクリーニング装置によりクリーニングする構成に用いても同様の効果が得えられる。
Claims (16)
- 電子写真画像形成装置の回転体に向けてクリーニングウェブを押圧する押圧ローラであって、
シャフトと、
前記シャフトの周面に設けられた弾性層と、
前記弾性層の周面に巻き付けられたワイヤであって、前記シャフトの端部にて、ワイヤの端部が前記シャフトに向かってスライド可能に係止されているワイヤと、
前記押圧ローラの表層として、前記ワイヤが巻き付けられた前記弾性層の周面を前記弾性層に巻き付けられたワイヤごと被覆するトナー離型層と、
を有することを特徴とする押圧ローラ。 - 前記トナー離型層が熱収縮性樹脂チューブであることを特徴とする請求項1に記載の押圧ローラ。
- 前記弾性層と前記トナー離型層の間に接着剤層を有し、前記接着剤層に前記ワイヤを有することを特徴とする請求項1または2に記載の押圧ローラ。
- 前記シャフトには、前記ワイヤの端部の径よりも大きい貫通穴を有し、
前記ワイヤの端部は、前記貫通穴に差し込まれており、前記ワイヤが前記貫通穴から抜けないように係止されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の押圧ローラ。 - 前記ワイヤの端部は、前記貫通穴に対する抜け止め部として折り曲げられていることを特徴とする請求項4に記載の押圧ローラ。
- 前記ワイヤは前記弾性層の周面にらせん状に巻き付けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の押圧ローラ。
- 前記ワイヤは前記弾性層の周面に複数らせん状に巻き付けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の押圧ローラ。
- 前記押圧ローラの横断面外形は前記ワイヤが存在する部分が存在していない部分よりも外方に突出していることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の押圧ローラ。
- 電子写真画像形成装置の回転体をクリーニングするクリーニング装置であって、
前記回転体をクリーニングするクリーニングウェブと、
前記クリーニングウェブが巻き付けられた繰り出しローラと、
前記クリーニングウェブを巻き取る巻き取りローラと、
請求項1乃至8の何れか一項に記載の押圧ローラと、を有することを特徴とするクリーニング装置。 - シート上のトナー像を加熱する加熱回転体と、
前記加熱回転体に付着したトナーを回収する回収回転体と、
前記回収回転体をクリーニングするクリーニングウェブと、
前記クリーニングウェブが巻き付けられた繰り出しローラと、
前記クリーニングウェブを巻き取る巻き取りローラと、
前記加熱回転体に向けてクリーニングウェブを押圧する押圧ローラと、
を有し、
前記押圧ローラは、シャフトと、前記シャフトの周面に設けられた弾性層と、前記弾性層の周面に巻き付けられたワイヤであって、前記シャフトの端部にて、ワイヤの端部が前記シャフトに向かってスライド可能に係止されているワイヤと、前記押圧ローラの表層として、前記ワイヤが巻き付けられた前記弾性層の周面を前記弾性層に巻き付けられたワイヤごと被覆するトナー離型層と、を有する
ことを特徴とする画像加熱装置。 - 前記加熱回転体と協働して、シート上のトナー像を加熱するニップ部を形成する回転体
と、を有することを特徴とする請求項10に記載の画像加熱装置。 - 前記シャフトには、前記ワイヤの端部の径よりも大きい貫通穴を有し、
前記ワイヤの端部は、前記貫通穴に差し込まれており、前記ワイヤが前記貫通穴から抜けないように係止されていることを特徴とする請求項10または11に記載の画像加熱装置。 - 前記ワイヤの端部は、前記貫通穴に対する抜け止め部として折り曲げられていることを特徴とする請求項12に記載の画像加熱装置。
- 前記ワイヤは前記弾性層の周面にらせん状に巻き付けられていることを特徴とする請求項10乃至13の何れか一項に記載の画像加熱装置。
- 前記ワイヤは前記弾性層の周面に複数らせん状に巻き付けられていることを特徴とする請求項10乃至13の何れか一項に記載の画像加熱装置。
- 前記押圧ローラの横断面外形は前記ワイヤが存在する部分が存在していない部分よりも外方に突出していることを特徴とすることを特徴とする請求項10乃至15の何れか一項に記載の画像加熱装置。
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