JPH07311810A - 情報読取装置 - Google Patents

情報読取装置

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Publication number
JPH07311810A
JPH07311810A JP6105394A JP10539494A JPH07311810A JP H07311810 A JPH07311810 A JP H07311810A JP 6105394 A JP6105394 A JP 6105394A JP 10539494 A JP10539494 A JP 10539494A JP H07311810 A JPH07311810 A JP H07311810A
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Application number
JP6105394A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Miyazaki
宏明 宮崎
Toshiyuki Toyofuku
敏之 豊福
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07311810A publication Critical patent/JPH07311810A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録媒体が比較的柔軟な又は剛性の低い素材で
形成されていても、記録媒体用受け部材を必要とするこ
となく、常に高精度且つ容易に記録媒体から情報を読み
取ることが可能な情報読取装置を提供する。 【構成】ドットコードリーダ68は、その基端が回動軸
74によって枢支された第1のケース70と第2のケー
ス72とを備える。第1の規制爪70aと第2の規制爪
72aとを有する回動規制手段76を備える。第1及び
第2のケースが回動軸を中心に互いに離間させる付勢ば
ね78を備える。スイッチ80と第1及び第2のケース
の先端に互いに対向配置された第1ないし第4のローラ
と第1のローラの回転を光学的に検出して読取開始信号
を出力する光学的検出器84とで読取開始制御部が構成
される。第2の規制爪の基端部にシート14の縁に沿っ
てドットコードリーダを案内するガイド部88が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば紙や樹脂フィル
ムや金属シート等に符号化して光学的に記録されたマル
チメディア情報を読み取る手持ちタイプの情報読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声や音楽等のオーディオ情報を
記録する媒体として、例えば磁気テープや光ディスク等
の記録媒体が知られ、現在大量に製品化されている。と
ころが、かかる記録媒体は、その単価が比較的高価であ
ると共に、ある程度広い保管場所を確保する必要があ
る。また、情報が記録された媒体を他の者に引き渡す場
合には、直接持参するか又は郵送することになり、特に
遠隔者に届ける場合には多くの時間がかかる。
【0003】このような事情は、オーディオ情報以外の
情報、例えばカメラやビデオ機器等から得られる映像情
報や、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等か
ら得られるディジタルコードデータ等についても同様に
発生する。
【0004】そこで、このような事情を鑑み、特願平5
ー260464号(以下、従来例と称する)には、新た
な情報読取装置が提案されている。即ち、音声や音楽等
のオーディオ情報、カメラやビデオ機器等から得られる
映像情報、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ
等から得られるディジタルコードデータ等のいわゆるマ
ルチメディア情報は、光学的に読取可能なコード例えば
ドットパターンに符号化されて、紙や樹脂フィルムや金
属シート等に記録される。そして、記録されたドットパ
ターンは、読取光学系を介して読取処理が施されること
によって、マルチメディア情報として読み取られる。
【0005】このような情報読取装置において、記録媒
体の低コスト化及び保管場所の省スペース化が達成され
るように、上述したマルチメディア情報は、紙又はこれ
と同様のシート状部材に記録されるため、最も経済的で
あって且つ保管スペースの問題も解消される。また、マ
ルチメディア情報は、ドットパターンとして記録されて
いるため、遠隔地へファックスで簡単に送信することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例の情報読取装置
によれば、記録媒体が、紙や樹脂フィルム等の比較的柔
軟な又は剛性の低い素材で形成されている場合、例えば
机上や読取台等の記録媒体用受け部材に記録媒体を載置
した後に、その記録媒体を適宜走査してマルチメディア
情報を読み取る方法が一般的に適用されている。
【0007】しかしながら、従来例の情報読取装置によ
ってマルチメディア情報を読み取る場合には、常に記録
媒体用受け部材上に記録媒体を載置する必要があるた
め、読み取り場所によっては、上記記録媒体用受け部材
が無い場合も考えられる。この場合には、上記記録媒体
用受け部材を読み取り場所まで運ばなければならず、情
報読取装置の使い勝手が悪くなり煩に耐えない。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされており、その目的は、記録媒体が比較的柔軟な
又は剛性の低い素材で形成されていても、記録媒体用受
け部材を必要とすることなく、常に高精度且つ容易に記
録媒体から情報を読み取ることが可能な情報読取装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、所定の情報が光学的に読取可能な
コード情報として記録された記録媒体から前記コード情
報を光学的に読み取る情報読取装置に設けられており、
その基端が回動軸によって回動自在に枢支され、且つ、
前記基端とは別の位置で前記記録媒体を挟持可能に構成
された第1及び第2のケースと、これら第1及び第2の
ケースが前記回動軸を中心に互いに離間する方向に付勢
する付勢手段と、この付勢手段の付勢力に抗して第1及
び第2のケースを回動させて、これら第1及び第2のケ
ースによって前記記録媒体を挟持した際、前記コード情
報の読み取りが開始されるように、読取開始信号を出力
する読取開始制御部とを有する読取手段を備えている。
【0010】
【作用】本発明の情報読取装置に設けられた読取手段に
よれば、付勢手段の付勢力に抗して第1及び第2のケー
スを回動させて、これら第1及び第2のケースによって
記録媒体を挟持した際、コード情報の読み取りが開始さ
れるように、読取開始制御部から読取開始信号が出力さ
れる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る情報読取装置
について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を
参照して、本発明のコード情報の一例となる画像や音声
等のマルチメディア情報をドットコード化(同図(d)
参照)したドットコード2の構成について説明する。
【0012】本実施例に適用されたドットコード2のデ
ータフォーマットにおいて、1つのブロック4は、マー
カ6と、ブロックアドレス8と、アドレスのエラー検出
及びエラー訂正データ10と、実際のデータが入るデー
タエリア12とから構成されている(同図(a)参
照)。そして、このブロック4を縦横二次元的に配列す
ることによって(同図(b)参照)、全体としてドット
コード2が形成される(同図(a)参照)。
【0013】次に、本実施例の情報読取装置の回路構成
について、図2のブロック図を参照して説明する。本実
施例の情報読取装置は、ドットコード2が印刷されてい
るシート14からドットコード2を読み取るための検出
部16と、この検出部16から供給される画像データを
ドットコード2として認識してノーマライズを施す走査
変換部18と、多値データを二値化する二値化処理部2
0と、二値化データを復調する復調部22と、データ列
を調整する調整部24と、読取時の読取りエラー及びデ
ータエラーを訂正するデータエラー訂正部26と、この
データエラー訂正部26から出力されたデータを夫々の
属性に合わせて分離するデータ分離部28と、夫々の属
性に対応したデータに圧縮処理を施す伸長処理部と、表
示部あるいは再生部あるいは他の入力機器等を備えてい
る。
【0014】検出部16において、光源16aから出射
された照明光は、シート14上のドットコード2に照明
され、その反射光は、レンズ等の結像部16b及びモア
レ等の除去用の空間フィルタ16cを介して例えばCC
D,CMD等の撮像部16dに照射される。撮像部16
dは、照射光の情報を電気信号即ち画像信号に変換して
例えばプリアンプやオペアンプ等の増幅器16eに出力
する。増幅器16eによって増幅された画像信号は、A
/D変換部16fによってディジタル変換された後、走
査変換部18に供給される。なお、光源16a,結像部
16b,空間フィルタ16c,撮像部16d,及び増幅
器16eは、外光に起因した外乱を防止すべく外光遮光
部16g内に収容されている。
【0015】また、撮像部16dは、撮像部制御部16
hによって制御される。即ち、撮像部16dとして例え
ばインターライン転送方式のCCDを使用する場合、撮
像部制御部16hからは、読取スイッチ部16iの電路
開閉動作に対応して、後述する制御信号が撮像部16d
に出力される。
【0016】読取スイッチ部16iは、後述(図4及び
図5参照)する読取手段即ちドットコードリーダ68の
読取開始制御部に電気的に接続されており、ドットコー
ドリーダ68でドットコード2を走査する際(図4
(c)参照)、読取開始制御部から出力された読取開始
信号によって読取スイッチ部16iが電路開動作され
る。この結果、撮像部制御部16hから下記の制御信号
が撮像部16dに出力されることになる。
【0017】即ち、垂直同期のためのVブランク信号、
情報電荷をリセットするための撮像素子リセットパルス
信号、二次元に配列された電荷転送蓄積部に蓄積された
電荷を複数の垂直シフトレジスタへ送るための電荷転送
ゲートパルス信号、水平方向に電荷を転送して外部に出
力する水平シフトレジスタの転送クロック信号である水
平電荷転送CLK信号、上記複数の垂直シフトレジスタ
電荷を垂直方向に転送して上記水平シフトレジスタに送
るための垂直電荷転送パルス信号等の制御信号が出力さ
れる。なお、上記各信号の出力タイミングは、図3に示
されている。
【0018】そして、撮像部制御部16hは、このタイ
ミングに合せながら光源16aの発光のタイミングをと
るための発光セルコントロールパルスを光源に与える。
基本的に、図3のタイミングチャートは、1フィールド
分の概念図である。画像データは、この1フィールドの
VブランクからVブランクまでの間に読み出される。光
源16aは連続点灯するのではなくてパルス点灯を行
い、フィールド単位に同期させながら、後続のパルス点
灯を行うものとしている。この場合、パルス点灯させる
上でのクロックノイズが信号出力に入らないように、V
ブランキング期間中、即ち画像電荷を出力していない間
に露光するようなタイミングにコントロールされる。即
ち、発光セルコントロールパルスは、瞬間的に発生する
非常に細いディジタルのクロックパルスであり、光源に
大きな電力を与えるものであるため、それによるノイズ
がアナログの画像信号に入らないようにすることが必要
であり、そのための処置として、Vブランキング期間中
に光源をパルス点灯させるようにしている。こうするこ
とによって、S/Nの向上が図られる。また、パルス点
灯させるということは、発光時間を短くすることであ
り、よって手動操作の振れと移動によるぼけの影響をな
くすという大きな効果がある。これによって、高速にス
キャンすることが可能になる。
【0019】また、再生装置が傾いたりして、外光遮光
部16gがあるにも拘らずなんらかの原因で外光等の外
乱が入った場合にも、S/N劣化を最低限に抑えるため
に、Vブランキング期間に光源16aを発光させる直前
に一度、撮像素子リセットパルスを出力して画像の信号
をリセットし、その直後に発光を行い、その後すぐに、
読出しを行っていくようにしている。
【0020】ここで、図2に戻り、走査変換部18を説
明する。この走査変換部18は、検出部16から供給さ
れる画像データをドットコード2として認識し、ノーマ
ライズを行う部分である。
【0021】その手法として、まず検出部16から供給
された画像データを画像メモリ18aに格納し、そこか
ら一度読出してマーカ検出部18bに送る。このマーカ
検出部18bでは、各ブロック毎のマーカを検出する。
そして、データ配列方向検出部18cは、そのマーカを
使って、回転あるいは傾き、データの配列方向を検出す
る。アドレス制御部18dは、その検出結果に基づいて
上記画像メモリ18aからその検出結果を補正するよう
に画像データを読出して補間回路18eに供給する。な
お、この時、検出部16の結像部16dに於けるレンズ
の収差の歪みを補正用のメモリ18fからレンズ収差情
報を読出してレンズの補正も併せ行う。そして、補間回
路18eは、画像データに補間処理を施して、本来のド
ットコード2のパターンという形に変換していく。
【0022】補間回路18eの出力は、二値化処理部2
0に与えられる。基本的には、ドットコード2は、図1
からも分かるように、白と黒のパターン、即ち二値情報
であるので、この二値化処理部20で二値化される。そ
の時、閾値判定回路30により、外乱の影響、信号振幅
等の影響を考慮した閾値の判定を行いながら適応的に二
値化が行われる。
【0023】そして、二値情報は、復調部22で復調さ
れた後、復調データとしてデータ列調整部24に入力さ
れる。データ列調整部24では、まずブロックアドレス
検出部24aにより前述した二次元ブロックのブロック
アドレスを検出し、その後、ブロックアドレスの誤り検
出,訂正部24bによりブロックアドレスのエラー検出
及び訂正を行った後、アドレス制御部24cに於いてそ
のブロック単位でデータをデータメモリ部24dに格納
していく。このようにブロックアドレスの単位で格納す
ることで、途中抜けた場合、あるいは途中から入った場
合でも、無駄なくデータを格納していくことができる。
【0024】その後、データメモリ部24dから読出さ
れたデータに対してデータエラー訂正部26にてエラー
訂正が行われる。このエラー訂正部26の出力は,二つ
に分岐されて、一方はI/F32を介して、ディジタル
データのままパソコンやワープロ,電子手帳,等に送ら
れていく。他方は、データ分離部28に供給され、そこ
で、画像、手書き文字やグラフ、文字や線画、音(その
ままの音の場合と音声合成をされたものとの2種類)に
分けられる。
【0025】画像は、自然画像に相当するもので、多値
画像である。この多値画像は、伸長処理部34により、
圧縮した時のJPEGに対応した伸長処理が施され、さ
らにデータ補間回路36にてエラー訂正不能なデータの
補間が行われる。
【0026】また、手書き文字やグラフ等の二値画像情
報については、伸長処理部38にて、圧縮で行われたM
R/MH/MMR等に対する伸長処理が行われ、さらに
データ補間回路40にてエラー訂正不能なデータの補間
が行われる。
【0027】文字や線画については、PDL(ページ記
述言語)処理部42を介して表示用の別のパターンに変
換される。なおこの場合、線画,文字についても、コー
ド化された後にコード用の圧縮処理が施されているもの
については、それに対応する伸長処理部44で伸長(ハ
フマンやジブレンペル等)処理を行ってから、PDL処
理部42に供給されるようになっている。
【0028】上記データ補間回路36,40及びPDL
処理部42の出力は、合成又は切り換え回路46によ
り、合成あるいはセレクトが行われ、D/A変換部48
でアナログ信号に変換された後、CRT(テレビモニ
タ)やFMD(フェイスマウンテッドディスプレイ)等
の表示装置50にて表示される。なお、上記FMDと
は、顔面装着用の眼鏡型モニタ(ハンデーモニタ)であ
り、例えばバーチャルリアリティー等の用途や、小さな
場所で大きな画面で構成されたものを見るときに効果が
ある。
【0029】また、音声情報については、伸長処理部5
2にてADPCMに対する伸長処理が行われ、さらにデ
ータ補間回路54にてエラー訂正不能なデータの補間が
行われる。あるいは、音声合成の場合には、音声合成部
56にて、その音声合成のコードをもらって実際にコー
ドから音声を合成して出力する。なお、この場合、コー
ドそのものが圧縮されている時には、上記文字,線画と
同様に、伸長処理部58にてハフマン又はジブレンペル
等の伸長処理を行ってから音声合成を行う。
【0030】さらに、文字情報については文章認識部
(図示しない)で文章認識した後、音声合成部56にて
音声情報として出力しても良い。また、伸長処理部58
は、同44と兼用することは可能であり、その場合、伸
長処理するデータの属性に応じてそのデータはスイッチ
(図示しない)にて適宜切換えられて、PDL処理部4
2、或は音声合成部56に入力される。
【0031】データ補間回路54及び音声合成部56の
出力は、合成又は切り換え回路60によって合成あるい
はセレクトが施され、D/A変換部62でアナログ信号
に変換された後、スピーカやヘッドホン、その他それに
準ずる音声出力装置64に出力される。
【0032】また、文字や線画等については、データ分
離部28からページプリンタやプロッタ等66に直接出
力されて、文字等はワープロ文字として紙に印刷され、
あるいは、線画等は図面等としてプロッタ出力されるこ
ともできる。
【0033】もちろん、画像についてもCRTやFMD
だけではなく、ビデオプリンタ等でプリントすることも
可能であるし、その画像を写真に撮ることも可能であ
る。次に、本実施例の情報読取装置に設けられた読取手
段即ちドットコードリーダの構成について、図4及び図
5を参照して説明する。
【0034】図4(a),(b)に示すように、ドット
コードリーダ68は、第1のケース70と第2のケース
72とを備えており、これら第1及び第2のケース7
0,72は、その基端が回動軸74によって枢支され、
その先端が回動軸74を中心に回動自在に構成されてい
る。
【0035】また、ドットコードリーダ68には、第1
及び第2のケース70,72の回動範囲を規制するよう
に、回動規制手段76が設けられている。この回動規制
手段76は、第1のケース70に突設された第1の規制
爪70aと、第2のケース72に突設された第2の規制
爪72aとを備えており、これら第1及び第2の規制爪
70a,72aが互いに当接係合することによって、第
1及び第2のケース70,72の回動が規制される。
【0036】また、第2のケース72には、付勢手段即
ち付勢ばね78が設けられており、この付勢ばね78の
基端は、第2のケース72に固定されている。そして、
付勢ばね78の自由端によって、第1のケース70は、
常時、第2のケース72から離間する方向(即ち、第1
及び第2のケース70,72が、回動軸74を中心に互
いに離間する回動方向)に付勢されている。この付勢力
が作用していることによって、第1及び第2の規制爪7
0a,72aは互いに当接係合し、結果、第1及び第2
のケース70,72は、図4(b)のように回動が規制
された状態(即ち、第1及び第2のケース70,72の
先端が互いに離間した状態)に常時維持されている。
【0037】また、ドットコードリーダ68には、上記
検出部16(図2参照)と、読取開始制御部とが内蔵さ
れている。読取開始制御部は、上記検出部16の読取ス
イッチ部16i(図2参照)に電気的に接続されたスイ
ッチ80と、第1及び第2のケース70,72の先端に
互いに対向配置された第1ないし第4のローラ82a、
82b,82c,82d(図4(b)及び図5(c)参
照)と、第1のケース70に内蔵され、少なくとも1個
のローラ(本実施例では、第1のローラ82a)の回転
を光学的に検出して読取開始信号を出力する光学的検出
器84とを備えている。
【0038】スイッチ80は、第1のケース70内に設
けられており、比較的柔軟な又は剛性の低い素材で形成
されたシート14からドットコード2(図1参照)を読
み取る際、図4(c)に示すように、操作者がドットコ
ードリータ68を把持して、その先端の第1ないし第4
のローラ82a、82b,82c,82dによってシー
ト14を挟持したとき(図5(b)参照)、第2の規制
爪72aによって押圧(オン即ち通電状態)されるよう
に構成されている。
【0039】第1ないし第4のローラ82a、82b,
82c,82dは、夫々、第1及び第2のローラ押さえ
86a,86bによって回動自在に支持されている。具
体的には、図4(b)及び図5(b),(c)に示すよ
うに、第1及び第3のローラ82a,82cは、第1の
ローラ押さえ86aによって、第1のケース70の先端
に回動自在に支持されており、第2及び第4のローラ8
2b,82dは、第2のローラ押さえ86bによって、
第2のケース72の先端に回動自在に支持されている。
【0040】光学的検出器84は、例えばフォトリフレ
クタ(以下、PRと称する)84が該当し、第1のロー
ラ82aの回動状態を検出するように、第1のケース7
0の先端に第1のローラ82aに対向して配置されてい
る。この第1のローラ82aの外周表面には、反射面と
非反射面と(共に図示しない)が交互に形成されてお
り、PR84は、第1のローラ82aが回転すると、反
射面及び非反射面からの光学的変化に基づいて、オン/
オフ信号(即ち、読取開始信号)を出力可能に構成され
ている。
【0041】なお、第2のケース72には、上記第2の
規制爪72aの基端部に、シート14の縁に沿ってドッ
トコードリーダ68を案内するためのガイド部88が形
成されている。
【0042】このような構成によれば、図4(c)に示
すように、操作者がドットコードリーダ68を把持し
て、シート14の縁をガイド部88に当接させた状態で
第1ないし第4のローラ82a、82b,82c,82
dによってシート14を挟持する。
【0043】このとき、図5(b)に示すように、スイ
ッチ80(図4(b)参照)が第2の規制爪72aによ
って押圧され、通電状態となる。次に、図4(c)に示
すように、操作者が、ドットコードリーダ68をシート
14の縁に沿って、例えば図中矢印方向に移動させる
と、第1ないし第4のローラ82a、82b,82c,
82dがシート14の面上を回転する。
【0044】この回転状態はPR84によって検出さ
れ、PR84からオン/オフ信号(即ち、回転開始信
号)が出力される。上述したように、スイッチ80は通
電状態になっているため、PR84から出力された回転
開始信号は、スイッチ80を介して上記検出部16(図
2参照)の読取スイッチ部16iに入力される。この結
果、読取スイッチ部16iが電路開動作して、撮像部制
御部16h(図2参照)から上述した制御信号が撮像部
16d(図2参照)に出力され、上述したようなマルチ
メディア情報の読み取り動作が開始される。
【0045】このように本実施例によれば、シート14
即ち記録媒体が比較的柔軟な又は剛性の低い素材で形成
されていても、第1ないし第4のローラ82a、82
b,82c,82dによってシート14を円滑且つ確実
に挟持(ホールド)することができると共にガイド部8
8によってシート14の縁に沿ってドットコードリーダ
68を確実に移動させることができるため、従来のよう
に記録媒体用受け部材を必要とすることなく、常に高精
度且つ容易に記録媒体から情報を読み取ることが可能な
情報読取装置を提供することができる。更に、本実施例
によれば、読取開始制御部から出力された読取開始信号
に同期して、マルチメディア情報の読み取りが開始され
るため、無駄なデータを読み取る心配がなく、エネルギ
ーロスもない。更にまた、検出部16が外部から容易に
触れることができないドットコードリーダ68内に収容
されているため、検出部16に対するよごれ等を防止す
ることができる。
【0046】なお、本発明は、上述したような構成に限
定されることはなく、下記のように構成することも可能
である。例えば、スイッチ80を除去して、PR84か
ら出力されるオン/オフ信号によって読取スイッチ部1
6iを制御することも可能である。また、PR84を除
去して、スイッチ80のオン/オフ信号によって読取ス
イッチ部16iを制御することも可能である。更に、P
R84及び第1ないし第4のローラ82a、82b,8
2c,82dを除去して、スイッチ80のオン/オフ信
号によって読取スイッチ部16iを制御することも可能
である。また、第1及び第2のローラ82a、82bの
み、あるいは、第3及び第4のローラ82c,82dの
みを適用してもよい。
【0047】また、本発明は、以下のように構成するこ
とも可能である。 (1) 所定の情報が光学的に読取可能なコード情報と
して記録された記録媒体から前記コード情報を光学的に
読み取る情報読取装置に設けられており、その基端が回
動軸によって回動自在に枢支され、且つ、前記基端とは
別の位置で前記記録媒体を挟持可能に構成された第1及
び第2のケースと、これら第1及び第2のケースが前記
回動軸を中心に互いに離間する方向に付勢する付勢手段
と、この付勢手段の付勢力に抗して第1及び第2のケー
スを回動させて、これら第1及び第2のケースによって
前記記録媒体を挟持した際、前記コード情報の読み取り
が開始されるように、読取開始信号を出力する読取開始
制御部とを有する読取手段を備えていることを特徴とす
る情報読取装置。
【0048】このような構成によれば、付勢手段の付勢
力に抗して第1及び第2のケースを回動させて、これら
第1及び第2のケースによって記録媒体を挟持した際、
コード情報の読み取りが開始されるように、読取開始制
御部から読取開始信号が出力される。この結果、記録媒
体が比較的柔軟な又は剛性の低い素材で形成されていて
も、記録媒体用受け部材を必要とすることなく、何処で
も常に高精度且つ容易に記録媒体から情報を読み取るこ
とが可能な情報読取装置を提供することができる。 (2) 前記読取手段には、前記記録媒体のコード情報
に沿って前記読取手段を所定方向に案内するガイド部が
設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報
読取装置。
【0049】このような構成によれば、比較的柔軟な又
は剛性の低い素材で形成された記録媒体からコード情報
(例えば、ドットコード)を読み取る場合でも、その記
録媒体のコード情報に沿って読取手段を正確に案内する
ことが可能となり、常に高精度且つ容易に記録媒体から
コード情報を読み取ることができる。 (3) 前記読取手段には、前記第1及び第2のケース
によって前記記録媒体を挟持した状態で前記読取手段を
移動させるように、前記第1及び/又は第2のケースの
挟持部に回動自在に支持されたローラが設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報読取装
置。
【0050】このような構成によれば、ローラによって
記録媒体を挟持している第1及び第2のケースの移動を
円滑化させることができると共に、コード情報(例え
ば、ドットコード)の磨耗を防止することが可能とな
る。 (4) 前記読取開始制御部には、前記第1及び第2の
ケースによって前記記録媒体を挟持した際、前記コード
情報の読み取りが開始されるように構成されたスイッチ
が設けられている請求項1ないし3のいずれか1に記載
の情報読取装置。
【0051】このような構成によれば、第1及び第2の
ケースによって記録媒体を挟持しない限りコード情報の
読み取りが行われないため、無駄なデータを読み取る心
配がなく、エネルギーロスもなくなる。また、操作に当
たっての使い勝手が向上する。 (5) 前記読取開始制御部には、前記第1及び第2の
ケースによって前記記録媒体を挟持した状態で前記読取
手段を移動させた際、前記ローラの回転状態を光学的に
検出して前記読取開始信号を出力する光学的検出器が設
けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れか1に記載の情報読取装置。
【0052】このような構成によれば、第1及び第2の
ケースによって記録媒体を挟持した状態で読取手段を移
動させない限りコード情報の読み取りが行われないた
め、無駄なデータを読み取る心配がなく、エネルギーロ
スもなくなる。また、操作に当たっての使い勝手が向上
する。 (6) 前記読取開始制御部には、前記スイッチ及び前
記光学的検出器が設けられており、これらスイッチ及び
光学的検出器から出力される信号に基づいて、前記コー
ド情報に対する読取開始のタイミング制御が行われるこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の
情報読取装置。
【0053】このような構成によれば、第1及び第2の
ケースによって記録媒体が挟持されたこと、及び、読取
手段を移動させたことの双方のチェックが行われた後、
コード情報の読み取りが開始されるため、更に無駄なデ
ータを読み取る心配がなく、エネルギーロスもなくな
る。また、操作に当たっての使い勝手が向上する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体を挟持可能で
あると共に記録媒体を挟持した際、コード情報の読み取
りが開始されるように構成されているため、記録媒体が
比較的柔軟な又は剛性の低い素材で形成されていても、
記録媒体用受け部材を必要とすることなく、常に高精度
且つ容易に記録媒体から情報を読み取ることが可能な情
報読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係る情報読取装
置に適用されたドットコードの全体を示す平面図、
(b)は、(a)に示すドットコードの一部を拡大して
示す平面図、(c)は、(b)に示すドットコードの1
つのブロックを拡大して示す平面図、(d)は、ドット
コードの拡大図。
【図2】本発明の一実施例に係る情報読取装置に適用さ
れた回路構成を概略的に示すブロック図。
【図3】本発明の一実施例に係る情報読取装置に適用さ
れた撮像部制御部から出力される各種制御信号の出力タ
イミングを示す図。
【図4】(a)は、本実施例の情報読取装置に設けられ
たドットコードリーダの外観構成を示す側面図、(b)
は、(a)に示すドットコードリーダの一部を切り欠い
てその内部構成を概略的に示す部分断面図、(c)は、
ドットコードリーダによってシートに印刷されたドット
コードを読み取っている状態を示す斜視図。
【図5】(a)は、本実施例の情報読取装置に設けられ
たドットコードリーダによってシートを挟持している状
態を示す側面図、(b)は、(a)に示すドットコード
リーダの一部を切り欠いてその内部構成を概略的に示す
部分断面図、(c)は、(b)に示すドットコードリー
ダの正面図。
【符号の説明】
14…シート、68…ドットコードリーダ、70…第1
のケース、70a…第1の規制爪、72…第2のケー
ス、72a…第2の規制爪、74…回動軸、76…回動
規制手段、78…付勢ばね、80…スイッチ、84…光
学的検出器、88…ガイド部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報が光学的に読取可能なコード
    情報として記録された記録媒体から前記コード情報を光
    学的に読み取る情報読取装置に設けられており、 その基端が回動軸によって回動自在に枢支され、且つ、
    前記基端とは別の位置で前記記録媒体を挟持可能に構成
    された第1及び第2のケースと、 これら第1及び第2のケースが前記回動軸を中心に互い
    に離間する方向に付勢する付勢手段と、 この付勢手段の付勢力に抗して第1及び第2のケースを
    回動させて、これら第1及び第2のケースによって前記
    記録媒体を挟持した際、前記コード情報の読み取りが開
    始されるように、読取開始信号を出力する読取開始制御
    部とを有する読取手段を備えていることを特徴とする情
    報読取装置。
  2. 【請求項2】 前記読取手段には、前記記録媒体のコー
    ド情報に沿って前記読取手段を所定方向に案内するガイ
    ド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の情報読取装置。
  3. 【請求項3】 前記読取手段には、前記第1及び第2の
    ケースによって前記記録媒体を挟持した状態で前記読取
    手段を移動させるように、前記第1及び/又は第2のケ
    ースの挟持部に回動自在に支持されたローラが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報読
    取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取開始制御部には、前記第1及び
    第2のケースによって前記記録媒体を挟持した際、前記
    コード情報の読み取りが開始されるように構成されたス
    イッチが設けられている請求項1ないし3のいずれか1
    に記載の情報読取装置。
  5. 【請求項5】 前記読取開始制御部には、前記第1及び
    第2のケースによって前記記録媒体を挟持した状態で前
    記読取手段を移動させた際、前記ローラの回転状態を光
    学的に検出して前記読取開始信号を出力する光学的検出
    器が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1に記載の情報読取装置。
  6. 【請求項6】 前記読取開始制御部には、前記スイッチ
    及び前記光学的検出器が設けられており、これらスイッ
    チ及び光学的検出器から出力される信号に基づいて、前
    記コード情報に対する読取開始のタイミング制御が行わ
    れることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に
    記載の情報読取装置。
JP6105394A 1994-05-19 1994-05-19 情報読取装置 Withdrawn JPH07311810A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015152814A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 キヤノン株式会社 クリーニングウェブ圧接用ローラ、ウェブクリーニング装置、画像加熱装置および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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