JP4957401B2 - 内燃機関の燃料噴射システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射システムに関し、特に燃料噴射弁に付着・堆積したデポジットを除去する技術に関する。
従来、内燃機関の使用燃料にアルコール等の異種燃料が混合された場合に、使用燃料中の異種燃料濃度に基づいて燃料噴射弁の噴孔部に対するデポジットの付着を推定するとともに、燃料噴射圧力を高めて前記噴孔部のデポジットを除去する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−232997号公報
ところで、本願発明者の鋭意の実験及び検証によれば、燃料噴射弁の噴孔部にデポジットが付着・堆積する条件は、使用燃料中に含まれる異種燃料の濃度よりも寧ろ使用燃料の粘度によって大きく異なることがわかった。
本発明は、上記したような種々の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料噴射弁の噴孔部に付着・堆積したデポジットをより好適に除去可能な技術の提供にある。
本発明は、上記した課題を解決するために、燃料噴射弁の噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットの量が許容量を超えた時に、前記噴孔部近傍からデポジットを除去するための処理を行う内燃機関の燃料噴射システムにおいて、内燃機関が使用する燃料の粘度に基づいて前記噴孔部近傍に付着・堆積したデポジット量を判定するようにした。
詳細には、本発明は、燃料噴射弁の噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットの量が許容量を超えた時に、前記噴孔部近傍からデポジットを除去するためのデポジット除去処理を行う内燃機関の燃料噴射システムにおいて、内燃機関が使用する燃料の粘度を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した粘度に基づいて前記噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットの量を判定する判定手段と、を備えるようにした。
本願発明者の鋭意の実験及び検証によれば、燃料噴射弁の噴孔部近傍に付着・堆積するデポジットの量(以下、「デポジット堆積量」と称する)は、使用燃料の粘度の影響を受けることがわかった。すなわち、デポジット堆積量は、使用燃料の粘度が低くなるほど多くなり易い。
使用燃料の粘度は、使用燃料に含まれる異種燃料の濃度より寧ろ異種燃料の種類によって異なる。このため、使用燃料中に含まれる異種燃料の濃度が同等であっても、使用燃料に含まれる異種燃料の種類が異なると、デポジット堆積量も異なる。
よって、使用燃料に含まれる異種燃料の濃度に応じてデポジット堆積量が判定されると、判定結果が実際のデポジット堆積量から懸け離れる可能性がある。
これに対し、本発明に係る内燃機関の燃料噴射システムは、使用燃料の粘度に基づいてデポジット堆積量を判定するため、判定結果が実際のデポジット堆積量から大きく懸け離れることがない。その結果、デポジット除去処理が適正なタイミングで行われるようにな
る。
本発明に係る内燃機関の燃料噴射システムにおいて、判定手段は、取得手段により取得された使用燃料の粘度と内燃機関の負荷と燃料噴射弁の燃料噴射圧力とをパラメータにしてデポジット堆積量を判定するようにしてもよい。
デポジット堆積量は、使用燃料の粘度に加え、内燃機関の運転状態によっても変化する。例えば、内燃機関の負荷が低く且つ燃料噴射弁の燃料噴射圧力が低くなる運転状態では、単位時間当たりのデポジット堆積量が多くなる。一方、内燃機関の負荷が高く且つ燃料噴射弁の燃料噴射圧力が高くなる運転状態では、単位時間当たりのデポジット堆積量が少なくなる。よって、使用燃料の粘度と内燃機関の運転状態とに基づいてデポジット堆積量が判定されると、判定結果と実際のデポジット堆積量との誤差が小さくなる。
本発明に係る内燃機関の燃料噴射システムにおいて、デポジット除去処理の実行方法としては、燃料噴射弁の燃料噴射圧力を所定圧力まで高める方法を例示することができる。その際の所定圧力は、使用燃料の粘度に応じて変更されることが好ましい。
デポジット堆積量を除去するために必要となる燃料噴射圧力は、使用燃料の粘度が高くなるほど高くなるとともに、使用燃料の粘度が低くなるほど低くなる。
従って、所定圧力が使用燃料の粘度に応じて変更されると、必要最小限の燃料噴射圧力によりデポジットを除去することができる。その結果、燃料噴射圧力の過剰な上昇によるエネルギ消費量の増加、或いは燃料噴射圧力の不足によるデポジットの残留を抑制することができる。
尚、使用燃料の粘度が比較的高い場合は、全てのデポジットが除去される前にデポジット除去処理が終了される可能性がある。一方、使用燃料の粘度が比較的低い場合は、全てのデポジットが除去された後もデポジット除去処理が継続される可能性がある。
これに対し、使用燃料の粘度に応じてデポジット除去処理の実行時間が変更されるようにしてもよい。その際、デポジット除去処理の実行時間は、使用燃料の粘度が高くなるほど長くされることが好ましい。このような方法によりデポジット除去処理の実行時間が変更されると、デポジット除去処理実行時間の過不足が防止される。
本発明によれば、燃料噴射弁の噴孔部に付着・堆積したデポジットをより好適に除去可能となる。
以下、本発明の具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る内燃機関の燃料噴射システムの概略構成を示す図である。図1に示す内燃機関1は、複数の気筒を有する圧縮着火式の内燃機関(ディーゼルエンジン)である。内燃機関1の各気筒2には、該気筒2内へ直接燃料を噴射する燃料噴射弁3が取り付けられている。
燃料噴射弁3は、コモンレール30と連通している。コモンレール30は、燃料供給管31を介して燃料タンク32と連通している。燃料供給管31の途中には燃料ポンプ33が配置されている。
このように構成された燃料噴射系では、燃料タンク32に貯留された燃料が燃料ポンプ33によってコモンレール30へ圧送される。コモンレール30へ圧送された燃料は、該コモンレール30内で所望の圧力まで蓄圧される。コモンレール30において蓄圧された燃料は、燃料噴射弁3へ供給される。
次に、内燃機関1の各気筒2には、吸気通路4が連通している。吸気通路4の途中には、遠心過給機(ターボチャージャ)5のコンプレッサハウジング50とインタークーラ6が配置されている。インタークーラ6より下流の吸気通路4には、吸気絞り弁7が設けられている。また、内燃機関1の各気筒2には、排気通路8も連通している。排気通路8の途中には、ターボチャージャ5のタービンハウジング51と排気浄化装置9が配置されている。
排気浄化装置9は、酸化能とNOx吸蔵能を具備した吸蔵還元型NOx触媒、酸化能とPM捕集能を具備したパティキュレートフィルタ、或いは酸化能とNOx吸蔵能とPM捕集能を具備したパティキュレートフィルタ(DPNR)等を備えている。
このように構成された吸排気系では、吸気通路4へ吸入された空気(吸気)がコンプレッサハウジング50により圧縮される。コンプレッサハウジング50により圧縮された吸気は、インタークーラ6で冷却された後に各気筒2内へ導入される。各気筒2内へ導入された吸気は、燃料噴射弁3から噴射された燃料とともに気筒2内で着火及び燃焼される。気筒2内で燃焼されたガス(既燃ガス)は、排気通路8へ排出される。排気通路8へ排出された排気は、タービンハウジング51と排気浄化装置9を経由して大気中へ排出される。
また、内燃機関1はEGR機構を備えている。EGR機構は、タービンハウジング51より上流の排気通路8からインタークーラ6より下流の吸気通路4へ排気の一部を導くEGR通路10、EGR通路10の流路断面積を変更するEGR弁11、及びEGR通路10を流れる排気(高圧EGRガス)を冷却するEGRクーラ12を具備している。
このように構成された内燃機関1には、ECU13が併設されている。ECU13は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等からなる電子制御ユニットである。このECU13には、エアフローメータ14、クランクポジションセンサ15、レール圧センサ16、粘度センサ17等の各種センサが電気的に接続されている。
エアフローメータ14は、コンプレッサハウジング50より上流の吸気通路4に配置され、大気中から吸気通路4へ流入する空気量を測定する。クランクポジションセンサ15は、内燃機関1のクランクシャフトの回転位置を検出する。レール圧センサ16は、コモンレール30内の燃料圧力を測定する。粘度センサ17は、本発明に係る取得手段の一実施態様であり、燃料タンク32に貯留された燃料の粘度を測定する。
ECU17は、上記した各種センサの測定値に基づいて既知の燃料噴射制御やEGR制御を行うとともに、本発明の要旨となるデポジット除去制御を行う。以下、本実施例におけるデポジット除去制御の実行方法について述べる。
デポジット除去制御では、ECU13は、先ず燃料噴射弁3の噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットの量(デポジット堆積量)を判定する。
ECU13は、デポジット堆積量を判定する場合に、先ず内燃機関1の運転状態がデポジット堆積領域にあるか否かを判別する。デポジット堆積領域は、燃料噴射弁3の燃料噴射量が少なく且つ燃料噴射圧力が低くなる運転領域である。このような運転領域としては
、図2に示すように、内燃機関1の負荷及び機関回転数が低くなる運転領域を例示することができる。
ECU13は、内燃機関1の運転状態がデポジット堆積領域に属すると判定した場合は、図3に示すようなマップに基づいてデポジットの基本堆積量Adpbaseを求める。基本堆積量Adpbaseは、内燃機関1が標準粘度の燃料によって運転された時の単位時間当たりのデポジット堆積量に相当する。
図3において、基本堆積量Adpbaseは、内燃機関1の負荷が低く且つ燃料噴射圧力が低くなるほど多くなる。このようなマップは、機関回転数別にECU13のROMに記憶されている。
ECU13は、内燃機関1の負荷と燃料噴射圧力(レール圧センサ16の測定値)と図3のマップに基づいて基本堆積量Adpbaseを求め、その基本堆積量Adpbaseに同運転状態の継続時間tを乗算する。このような演算は内燃機関1の運転状態がデポジット堆積領域に属する限り繰り返され、それにより得られた演算結果(=Adpbase・t)は逐次積算(=Σ(Adpbase・t))される。
ECU13は、上記した積算値Σ(Adpbase・t)を使用燃料の粘度に応じた補正係数(以下、「粘度補正係数」と称する)Cvによって補正する。
粘度補正係数Cvは、図4に示すように、燃料粘度が標準粘度V0以下である時は“1.0”に固定され、燃料粘度が標準粘度V0より高くなる時は燃料粘度が高くなるほど大
きな値になるように設定される。
ECU13は、粘度センサ17と図4のマップとから粘度補正係数Cvを求めると、該粘度補正係数Cvを前記した積算値Σ(Adpbase・t)に乗算してデポジット堆積量ΣAdp(=Σ(Adpbase・t)・Cv)を算出する。
このように内燃機関1が使用する燃料の粘度に基づいてデポジット堆積量ΣAdpが判定されると、判定結果と実際のデポジット堆積量との誤差を可及的に小さくすることができる。
次に、ECU13は、上記した手順で求められたデポジット堆積量ΣAdpが所定の許容量以下であるか否かを判別する。許容量は、例えば、デポジット堆積量ΣAdpが該許容量を超えると、燃料噴射弁3の燃料噴射量が減少したり、或いは燃料噴射弁3から噴射される燃料が微粒化されなくなったりする量である。
ECU13は、デポジット堆積量ΣAdpが許容量を超えていると判定した場合は、デポジット除去処理を実行する。デポジット除去処理では、ECU13は、燃料噴射圧力を規定の圧力より高くする。具体的には、ECU13は、レール圧センサ16の測定値が規定圧力より高い所定圧力Ptrgまで上昇するように燃料ポンプ33を制御する。
前記した所定圧力Ptrgは、燃料ポンプ33が達成しうる最大圧に固定されてもよい。しかしながら、使用燃料の粘度が比較的低い場合に前記所定圧力Ptrgが最大圧に設定されると、燃料噴射弁3の噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットを確実に除去することはできるものの、燃料ポンプ33の駆動エネルギが過剰に多くなってしまう。
そこで、本実施例のデポジット除去処理では、ECU13は、内燃機関1が使用する燃料の粘度に応じて前記所定圧力Ptrgを変更するようにした。所定圧力Ptrgは、図
5に示すように、燃料粘度が標準粘度V0以下である時は規定圧力と同等の圧力に固定され、燃料粘度が標準粘度V0より高くなる時は燃料粘度が高くなるほど高くなるように設定される。
このようにデポジット除去処理実行時の燃料噴射圧力が燃料の粘度に応じて変更されると、燃料ポンプ33の駆動エネルギを必要最小限に抑えつつ、燃料噴射弁3の噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットを除去することが可能となる。
次に、本実施例のデポジット除去制御の実行手順を図6のフローチャートに沿って説明する。図6は、デポジット除去制御ルーチンを示すフローチャートである。デポジット除去制御ルーチンは、予めECU13のROMに記憶されており、ECU13によって周期的に実行される。
デポジット除去制御ルーチンにおいて、ECU13は先ずS101において粘度センサ17の測定値(燃料粘度)を取得する。
S102では、ECU13は、内燃機関1の負荷及び機関回転数から特定される運転状態が前述した図2のデポジット堆積領域に属しているか否かを判別する。S102において否定判定された場合はECU13は再度S102を実行する。一方、S102において肯定判定された場合はECU13はS103へ進む。
S103では、ECU13は、先ず、内燃機関1の負荷、レール圧センサ16の測定値(燃料噴射圧力)と前述した図3のマップとに基づいて基本堆積量Adpbaseの積算値Σ(Adpbase・t)を演算する。続いて、ECU13は、前記S101で取得された燃料粘度と前述した図4のマップとに基づいて粘度補正係数Cvを求める。更に、ECU13は、前記積算値Σ(Adpbase・t)と前記粘度補正係数Cvを乗算してデポジット堆積量ΣAdpを演算する。
S104では、ECU13は、前記S103で算出されたデポジット堆積量ΣAdpが許容量を超えているか否かを判別する。S104において否定判定された場合は、ECU13はS102へ戻る。一方、S104において肯定判定された場合は、ECU13はS105へ進む。
S105では、ECU13は、前記S101で取得された燃料粘度と前述した図5のマップとに基づいて、デポジット除去処理実行時の燃料噴射圧力(所定圧力)Ptrgを求める。
S106では、ECU13は、デポジット除去処理を所定時間実行する。具体的には、ECU13は、レール圧センサ16の測定値(燃料噴射圧力)が前記S105で求められた所定圧力Ptrgまで上昇するように燃料ポンプ33を制御するとともに、燃料噴射弁3から所定時間燃料噴射を行わせる。
前記した所定時間は予め実験的に求められた一定時間としてもよい。その場合の所定時間は、燃料粘度が非常に高い状況においてもデポジットが確実に除去される時間に設定される。但し、このように所定時間が設定されると、燃料粘度が低い場合にデポジット除去処理の実行時間が不要に長くなり、燃料ポンプ33の駆動エネルギや燃料が不要に消費されることになる。
そこで、前記した所定時間は、内燃機関1が使用する燃料の粘度に応じて変更されることが好ましい。具体的には、前記所定時間は、図7に示すように、燃料粘度が標準粘度V
0より若干高い所定粘度V1以下である時は一定時間に固定され、燃料粘度が前記所定粘度V1より高くなる時は燃料粘度が高くなるほど長くされてもよい。このように所定時間が定められると、デポジット除去処理実行時間の過不足が防止される。
ここで図6のデポジット除去制御ルーチンに戻り、ECU13は、前記S106の処理を実行し終えると、S107へ進む。S107では、ECU13は、前記S103で算出されたデポジット堆積量ΣAdpを“0”にリセットする。
以上述べたようにECU13がデポジット除去制御ルーチンを実行することにより、本発明に係る判定手段と除去手段が実現される。従って、燃料噴射弁3の噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットの量を正確に判定することができるとともに、燃料噴射弁3の噴孔部近傍に付着・堆積したデポジットを過不足なく除去することが可能になる。
尚、内燃機関1の運転条件によってはデポジット除去処理の実行を回避することが好ましい場合がある。
例えば、内燃機関1が予混合燃焼運転されている時は燃料噴射時期が圧縮上死点より前に設定されるため、燃料噴射圧力の上昇によってボアフラッシング(シリンダ壁面に付着した燃料が潤滑油を希釈させる現象)が誘発される。
また、内燃機関1が冷間状態にある時は、内燃機関1から排出される未燃燃料が多くなり易い。このような場合に、燃料噴射圧力が上昇されると、気化・霧化せずにピストン等に付着する燃料が増加するため、未燃燃料の排出量が一層増加する可能性がある。
更に、内燃機関1が極低負荷運転(アイドル運転)されている時に、燃料噴射圧力が上昇されると、騒音が増加する可能性がある。
そこで、ECU19は、図8に示すようなデポジット除去制御ルーチンように、S105の処理を実行した後にS201において内燃機関1の運転条件が高圧燃料噴射可能な条件を満たしているか否かを判別するようにしてもよい。高圧燃料噴射可能な条件としては、(1)内燃機関1が予混合燃焼運転されていない、(2)内燃機関1の暖機が完了している、(3)内燃機関1が非アイドル運転状態になる等の条件を例示することができる。
図8に示すようなデポジット除去制御ルーチンによれば、S201において肯定判定された場合に限りデポジット除去処理が実行されるため、デポジット除去処理の実行による不具合の発生を回避することができる。
内燃機関の燃料噴射システムの概略構成を示す図である。 デポジット堆積領域を示す図である。 基本堆積量と燃料噴射圧力と内燃機関の負荷との関係を規定したマップを示す図である。 粘度補正係数と燃料粘度との関係を規定したマップを示す図である。 デポジット除去処理実行時の燃料噴射圧力(所定圧力)と燃料粘度との関係を規定したマップを示す図である。 デポジット除去制御ルーチンを示すフローチャートである。 デポジット除去処理の実行時間(所定時間)と燃料粘度との関係を規定したマップを示す図である。 デポジット除去制御ルーチンの他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・・・内燃機関
2・・・・・気筒
3・・・・・燃料噴射弁
4・・・・・吸気通路
5・・・・・ターボチャージャ
6・・・・・インタークーラ
7・・・・・吸気絞り弁
8・・・・・排気通路
9・・・・・排気浄化装置
10・・・・EGR通路
11・・・・EGR弁
12・・・・EGRクーラ
13・・・・ECU
14・・・・エアフローメータ
15・・・・クランクポジションセンサ
16・・・・レール圧センサ
17・・・・粘度センサ
30・・・・コモンレール
31・・・・燃料供給管
32・・・・燃料タンク
33・・・・燃料ポンプ

Claims (4)

  1. 内燃機関の燃料タンクに貯留されている燃料の粘度を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された粘度と前記内燃機関の負荷と前記燃料噴射弁の燃料噴射圧力とをパラメータにして、燃料噴射弁の噴孔部近傍に付着・堆積するデポジットの量を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定されたデポジットの量が許容量を超えた時に、前記噴孔部近傍からデポジットを除去するためのデポジット除去処理を行う除去手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の燃料噴射システム。
  2. 請求項1において、前記デポジット除去処理は前記燃料噴射弁の燃料噴射圧力を所定圧力まで高める処理であり、
    前記除去手段は、前記取得手段により取得された粘度に応じて前記所定圧力を変更することを特徴とする内燃機関の燃料噴射システム。
  3. 請求項2において、前記除去手段は、前記取得手段により取得された粘度が高くなるほど前記所定圧力を高くすることを特徴とする内燃機関の燃料噴射システム。
  4. 請求項2又は3において、前記除去手段は、前記取得手段により取得された粘度に応じてデポジット除去処理の実行時間を変更することを特徴とする内燃機関の燃料噴射システム。
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