JP2006057538A - 内燃機関の筒内燃料噴射手段に付着する付着物の量を推定する推定装置および内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の筒内燃料噴射手段に付着する付着物の量を推定する推定装置および内燃機関の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 筒内噴射インジェクタの噴口に堆積するデポジットの状態を正確に推定してデポジットを除去する。
【解決手段】 エンジンECUは、筒内噴射インジェクタに堆積したデポジットの累積値ΣLiをNOxの濃度を考慮して算出して、PFI100%であって(S100にてYES)、ΣLiがa以上であると(S110にてYES)、低燃圧になるように高圧燃料系統を制御するステップ(S120)と、ΣLiがb以上になって(S130にてYES)、アイドルオン状態である場合には(S140にてYES)、筒内噴射インジェクタを間欠噴射させるステップ(S150)と、ΣLiがc以上になると(S160にてYES)、PFI100%モードを終了させ筒内噴射インジェクタのみで燃料噴射を実行するステップ(S170)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、筒内に向けて燃料を噴射する第1の燃料噴射手段(筒内噴射用インジェクタ)と吸気通路または吸気ポート内に向けて燃料を噴射する第2の燃料噴射手段(吸気通路噴射用インジェクタ)とを備えた内燃機関に関し、特に、第1の燃料噴射手段に付着した付着物(デポジット)の付着量を推定する技術およびデポジットを除去する技術に関する。
機関吸気通路内に燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタと、機関燃焼室内に燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタとを具備し、機関回転数と機関負荷とに基づいて吸気通路噴射用インジェクタと筒内噴射用インジェクタとの燃料噴射比率を決定する内燃機関が公知である。
このような内燃機関において、筒内噴射用インジェクタは燃焼室にその先端が突出するように設けられるので噴口にデポジットが付着して、適正に燃料を噴射できない可能性がある。
特開平10−339196号公報(特許文献1)は、筒内直接噴射式内燃機関の燃焼により発生するカーボンによる燃料噴射弁の汚損による噴霧形状の変化、噴射量の減少、噴射弁の作動不良を事前に検出し、自己復元を行なうことができる筒内直接噴射式内燃機関を開示する。この筒内直接噴射式内燃機関は、筒内に直接燃料を噴射する直接噴射式内燃機関に、機関の運転が特定運転条件下の空燃比フィードバック制御中であることを検出する手段と、要求空燃比に対するパルス幅を初期設定値と比較する手段と、を有する制御装置を配設し、この制御装置は、要求空燃比に対するパルス幅が初期設定値に対して予め定めた値を越えた場合に、燃料噴射圧力を上昇させる。
この筒内直接噴射式内燃機関によると、噴霧の形状変化による燃焼の変化、あるいは、噴射弁噴口の狭まりに基づく要求燃料噴射パルス幅の増加による噴射弁の性能変化が検出されると、制御装置が、燃料噴射圧力を高め、噴口部の燃料の貫通力を大きくするので、噴射弁噴口部におけるカーボン等の付着物を除去できる。
特開平9−151770号公報(特許文献2)は、燃料噴射弁の噴口近傍にデポジット等が付着しても、機関運転状態に応じた所望燃料量を噴射可能とする内燃機関の燃料噴射制御装置を開示する。この内燃機関の燃料噴射制御装置は、燃料噴射量の異なる複数回の燃料噴射における燃料噴射弁制御値と実際の燃料噴射量との関係に基づき、機関運転状態に応じた所望燃料量が噴射されるように今回の燃料噴射弁制御値を補正する。燃料噴射量の異なる複数回の燃料噴射における燃料噴射弁制御値と実際の燃料噴射量との関係は、デポジット等に影響された現在における燃料噴射弁の燃料噴射能力に相当し、この燃料噴射能力に基づき今回の燃料噴射弁制御値が補正される。
この内燃機関の燃料噴射制御装置によると、燃料噴射量の異なる複数回の燃料噴射における燃料噴射弁制御値と実際の燃料噴射量との関係、すなわち、現在における燃料噴射弁の燃料噴射能力に基づき、今回の燃料噴射弁制御値が補正されるために、燃料噴射弁の噴口近傍にデポジット等が付着しても、常に、機関運転状態に応じた所望燃料量を噴射させることができる。
特開平10−339196号公報 特開平9−151770号公報
しかしながら、様々な要因で生成される筒内噴射用インジェクタの噴口のデポジットの状態は、上述の特許文献に開示された技術では正確に把握することができない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、筒内燃料噴射手段の噴口に付着するデポジットの状態を正確に推定することができる推定装置およびその推定に基づいてデポジットを除去する制御装置を提供することである。
第1の発明に係る推定装置は、内燃機関の筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段に付着する付着物の量を推定する。この推定装置は、燃料噴射手段により燃料が噴射される毎に、燃料噴射手段の噴射部に付着する付着物の付着量を示す指標の瞬時値を算出するための算出手段と、瞬時値を累積するための演算手段と、前回の燃料噴射までの累積値と、今回の燃料噴射による付着量を示す指標の瞬時値と、今回の燃料噴射による付着物の除去量の指標を示す値とに基づいて、燃料噴射手段の筒内付着物の付着量を推定するための推定手段とを含む。
第1の発明によると、内燃機関の筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段としての筒内噴射用インジェクタの先端部の噴口は、燃焼室内に位置しており、高温雰囲気で、付着物(デポジット)が付着(堆積)することがある。このようにデポジットが堆積すると所望の燃料量を噴射できない。このため、噴口のデポジットの付着状態を正確に把握する必要がある。その一方、筒内噴射用インジェクタから燃料が噴射されるとその噴射力によりデポジットが除去される。このため、算出手段で1噴射毎にデポジットの堆積量に対応する指標の瞬時値(1噴射あたりの堆積量)を算出しておいて、瞬時値を累積した累積値を演算しておく。今回の燃料噴射による堆積量に対応する指標の瞬時値と累積値とを加算した値から今回の燃料噴射による付着物の除去量の指標を示す値を減算することにより、筒内噴射用インジェクタの現在のデポジットの堆積量を正確に推定することができる。その結果、筒内噴射用インジェクタの噴口に付着するデポジットの状態を正確に推定することができる推定装置を提供することができる。
第2の発明に係る推定装置においては、第1の発明の構成に加えて、算出手段は、噴射部の温度、窒素酸化物の濃度の少なくともいずれかに基づいて、瞬時値を算出するための手段を含む。
第2の発明によると、燃焼室内においては、窒素と酸素とで窒素酸化物が生成される反応が行なわれていると考えられる。筒内噴射用インジェクタの先端部(噴射部)においては、噴射毎に少量の燃料が噴射しきれないで残っており、この残存燃料は火炎通過により一部の燃料は完全燃焼するが多くは酸素不足により不完全燃焼し堆積物となる。このとき酸素が使用され、また筒内噴射用インジェクタの噴射部の温度も上昇する。このような状況であるので、筒内噴射用インジェクタの噴射部の温度および酸素が関与しているので、噴射部の温度や窒素酸化物の濃度がデポジットの堆積の指標になり得る。このため、算出手段は、噴射部の温度、窒素酸化物の濃度の少なくともいずれかに基づいて、瞬時値を正確に算出できる。
第3の発明に係る推定装置が適用される内燃機関は、第1または2の発明の構成に加えて、筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段に加えて、吸気通路内に燃料を噴射するための燃料噴射手段を備えるものである。
第3の発明によると、筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段である筒内噴射用インジェクタに加えて、吸気通路内に燃料を噴射するための燃料噴射手段である吸気通路噴射用インジェクタを備えた内燃機関において、筒内噴射用インジェクタの噴口にデポジットが堆積したときには、吸気通路噴射用インジェクタで不足燃料を補充することができる。また、筒内噴射用インジェクタの噴口に堆積したデポジットを筒内噴射用インジェクタ自体の燃料噴射で除去するために筒内噴射用インジェクタの燃料噴射量を増加させて吸気通路噴射用インジェクタの燃料噴射量を減少させることもできる。
第4の発明に係る推定装置においては、第3の発明の構成に加えて、推定手段は、筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段である筒内噴射用インジェクタの噴口に堆積したデポジットの堆積量を算出するための手段を含む。
第4の発明によると、筒内噴射用インジェクタの噴口に堆積したデポジットの堆積量を正確に算出することができる。
第5の発明に係る制御装置は、筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段と吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段とを備えた内燃機関を制御する。この制御装置は、第1の燃料噴射手段の筒内付着物の付着量を算出するための付着量推定手段と、第1の燃料噴射手段と第2の燃料噴射手段とで分担して燃料を噴射するように、燃料噴射手段を制御するための制御手段とを含む。付着量推定手段は、燃料噴射手段により燃料が噴射される毎に、燃料噴射手段の噴射部に付着する付着物の付着量を示す指標の瞬時値を算出するための算出手段と、瞬時値を累積するための演算手段と、前回の燃料噴射までの累積値と、今回の燃料噴射による付着量を示す指標の瞬時値と、今回の燃料噴射による付着物の除去量の指標を示す値とに基づいて、燃料噴射手段の筒内付着物の付着量を推定するための推定手段とを含む。制御手段は、推定された付着量が予め定められた値を超えた場合には、少なくとも第1の燃料噴射手段から、燃料を噴射するための手段を含む。
第5の発明によると、内燃機関の筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段としての筒内噴射用インジェクタの先端部の噴口に付着(堆積)した付着物(デポジット)を正確に推定できる。正確に推定された推定された付着量が予め定められた値を超えた場合には、筒内噴射用インジェクタから所望の燃料量を噴射できない。このため、このような場合には、筒内噴射用インジェクタから、燃料を噴射して堆積したデポジットを除去するように筒内噴射用インジェクタが制御される。その結果、筒内噴射用インジェクタの噴口に付着するデポジットの状態を正確に推定して、その推定に基づいてデポジットを除去する制御装置を提供することができる。
第6の発明に係る制御装置においては、第5の発明の構成に加えて、算出手段は、噴射部の温度、窒素酸化物の濃度の少なくともいずれかに基づいて、瞬時値を算出するための手段を含む。
第6の発明によると、筒内噴射用インジェクタの噴射部の温度および酸素が関与しているので、噴射部の温度や窒素酸化物の濃度がデポジットの堆積の指標になり得るので、噴射部の温度、窒素酸化物の濃度の少なくともいずれかに基づいて、瞬時値を正確に算出でき、その瞬時値を用いた正確な推定値を用いてデポジットを除去することができる。
第7の発明に係る制御装置は、第5または6の発明の構成に加えて、第1の燃料噴射手段に供給される燃料の圧力を調整するための調圧手段をさらに含む。調圧手段は、制御手段により第1の燃料噴射手段から燃料を噴射する前に、燃料の圧力を予め定められた圧力に調整するための手段を含む。
第7の発明によると、燃圧を上昇させて、高い圧力で燃料を噴射してデポジットを除去することができる。
第8の発明に係る制御装置においては、第5〜7のいずれかの発明の構成に加えて、制御手段は、第1の燃料噴射手段により燃料を間欠的に噴射するための手段を含む。
第8の発明によると、たとえば推定された堆積量が多いほど、間欠間隔を短くして、燃料を噴射してデポジットを除去することができる。また、堆積量が少ない場合には、間欠間隔を長くして、筒内噴射用インジェクタによる噴射制御による影響を最小限に抑制することができる。
第9の発明に係る制御装置においては、第8の発明の構成に加えて、制御手段は、間欠的に噴射を噴射する間隔を、推定された付着量に応じて変化させて、第1の燃料噴射手段により燃料を噴射するための手段を含む。
第9の発明によると、たとえば推定された堆積量が多いほど、間欠間隔を短くして、筒内噴射用インジェクタから燃料を噴射してデポジットを除去することができる。
第10の発明に係る制御装置においては、第5〜9のいずれかの発明の構成に加えて、制御手段は、第2の燃料噴射手段による燃焼の噴射を行なわないようにするための手段を含む。
第10の発明によると、たとえばアイドル状態においては要求燃料量が少ないので、全ての要求燃料分を筒内噴射用インジェクタで燃料噴射してデポジットを除去することができる。
第11の発明に係る制御装置においては、第8〜10のいずれかの発明の構成に加えて、制御手段は、推定された付着量が予め定められた値を超えた場合には、内燃機関の運転状態がアイドル状態であるときに、少なくとも第1の燃料噴射手段から、燃料を間欠的に噴射するための手段を含む。
第11の発明によると、内燃機関がアイドル状態のときに限定して、間欠的に筒内噴射用インジェクタから燃料を噴射するので、トルク段差やエミッション悪化の影響を抑制できる。
第12の発明に係る制御装置においては、第8〜10のいずれかの発明の構成に加えて、制御手段は、推定された付着量が予め定められた値を超えた場合には、内燃機関の運転状態がアイドル状態であって車両が減速状態であるときに、少なくとも第1の燃料噴射手段から、燃料を間欠的に噴射するための手段を含む。
第12の発明によると、内燃機関がアイドル状態で車両が減速状態のときに限定して、間欠的に筒内噴射用インジェクタから燃料を噴射するので、トルク段差やエミッション悪化の影響を抑制できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に、本発明の実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるエンジンECU(Electronic Control Unit)で制御されるエンジンシステムの概略構成図を示す。なお、図1に
は、エンジンとして直列4気筒ガソリンエンジンを示すが、本発明はこのようなエンジンに限定されるものではない。
図1に示すように、エンジン10は、4つの気筒112を備え、各気筒112はそれぞれ対応するインテークマニホールド20を介して共通のサージタンク30に接続されている。サージタンク30は、吸気ダクト40を介してエアクリーナ50に接続され、吸気ダクト40内にはエアフローメータ42が配置されるとともに、電動モータ60によって駆動されるスロットルバルブ70が配置されている。このスロットルバルブ70は、アクセルペダル100とは独立してエンジンECU300の出力信号に基づいてその開度が制御される。一方、各気筒112は共通のエキゾーストマニホールド80に連結され、このエキゾーストマニホールド80は三元触媒コンバータ90に連結されている。
各気筒112に対しては、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ110と、吸気ポートまたは/および吸気通路内に向けて燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタ120とがそれぞれ設けられている。これらインジェクタ110、120はエンジンECU300の出力信号に基づいてそれぞれ制御される。また、各気筒内噴射用インジェクタ110は共通の燃料分配管130に接続されており、この燃料分配管130は燃料分配管130に向けて流通可能な逆止弁140を介して、機関駆動式の高圧燃料ポンプ150に接続されている。なお、本実施の形態においては、2つのインジェクタが別個に設けられた内燃機関について説明するが、本発明はこのような内燃機関に限定されない。たとえば、筒内噴射機能と吸気通路噴射機能とを併せ持つような1個のインジェクタを有する内燃機関であってもよい。
図1に示すように、高圧燃料ポンプ150の吐出側は電磁スピル弁152を介して高圧燃料ポンプ150の吸入側に連結されており、この電磁スピル弁152の開度が小さいときほど、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130内に供給される燃料量が増大され、電磁スピル弁152が全開にされると、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130への燃料供給が停止されるように構成されている。なお、電磁スピル弁152はエンジンECU300の出力信号に基づいて制御される。
より詳しくは、カムシャフトに取り付けられたカムによりポンププランジャーが上下することにより燃料を加圧する高圧燃料ポンプ150における、ポンプ吸入側に設けられた電磁スピル弁152を、加圧行程中に閉じるタイミングを、燃料分配管130に設けられた燃料圧センサ400を用いて、エンジンECU300でフィードバック制御することにより、燃料分配管130内の燃料圧力(燃圧)が制御される。すなわち、エンジンECU300により電磁スピル弁152を制御することにより、高圧燃料ポンプ150から燃料分配管130への供給される燃料量および燃料圧力が制御される。
一方、各吸気通路噴射用インジェクタ120は、共通する低圧側の燃料分配管160に接続されており、燃料分配管160および高圧燃料ポンプ150は共通の燃料圧レギュレータ170を介して、電動モータ駆動式の低圧燃料ポンプ180に接続されている。さらに、低圧燃料ポンプ180は燃料フィルタ190を介して燃料タンク200に接続されている。燃料圧レギュレータ170は低圧燃料ポンプ180から吐出された燃料の燃料圧が予め定められた設定燃料圧よりも高くなると、低圧燃料ポンプ180から吐出された燃料の一部を燃料タンク200に戻すように構成されており、したがって吸気通路噴射用インジェクタ120に供給されている燃料圧および高圧燃料ポンプ150に供給されている燃料圧が上記設定燃料圧よりも高くなるのを阻止している。
エンジンECU300は、デジタルコンピュータから構成され、双方向性バス310を介して相互に接続されたROM(Read Only Memory)320、RAM(Random Access Memory)330、CPU(Central Processing Unit)340、入力ポート350および出力ポー
ト360を備えている。
エアフローメータ42は吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、このエアフローメータ42の出力電圧はA/D変換器370を介して入力ポート350に入力される。エンジン10には機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温センサ380が取付けられ、この水温センサ380の出力電圧は、A/D変換器390を介して入力ポート350に入力される。
燃料分配管130には燃料分配管130内の燃料圧に比例した出力電圧を発生する燃料圧センサ400が取付けられ、この燃料圧センサ400の出力電圧は、A/D変換器410を介して入力ポート350に入力される。三元触媒コンバータ90上流のエキゾーストマニホールド80には、排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサ420が取付けられ、この空燃比センサ420の出力電圧は、A/D変換器430を介して入力ポート350に入力される。
本実施の形態に係るエンジンシステムにおける空燃比センサ420は、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比に比例した出力電圧を発生する全域空燃比センサ(リニア空燃比センサ)である。なお、空燃比センサ420としては、エンジン10で燃焼された混合気の空燃比が理論空燃比に対してリッチであるかリーンであるかをオン−オフ的に検出するO2センサを用いてもよい。
アクセルペダル100は、アクセルペダル100の踏込み量に比例した出力電圧を発生するアクセル開度センサ440に接続され、アクセル開度センサ440の出力電圧は、A/D変換器450を介して入力ポート350に入力される。また、入力ポート350には、機関回転数を表わす出力パルスを発生する回転数センサ460が接続されている。エンジンECU300のROM320には、上述のアクセル開度センサ440および回転数センサ460により得られる機関負荷率および機関回転数に基づき、運転状態に対応させて設定されている燃料噴射量の値や機関冷却水温に基づく補正値などが予めマップ化されて記憶されている。
図2を参照して、筒内噴射用インジェクタ110について説明する。図2は、筒内噴射用インジェクタ110の縦方向の断面図である。
図2に示すように、筒内噴射用インジェクタ110は、その本体740の下端にノズルボディ760がスペーサを介してノズルホルダによって固定される。ノズルボディ760は、その下端に噴口500を形成しており、ノズルボディ760内にニードル520が上下可動に配置される。ニードル520の上端は本体740内を摺動自在なコア540に当接しており、スプリング560はコア540を介してニードル520を下向きに付勢しており、ニードル520はノズルボディ760の内周シート面522に着座され、その結果、常態では噴口500を閉鎖している。
本体740の上端にはスリーブ570が挿入固定され、スリーブ570内には燃料通路580が形成され、燃料通路580の下端側は、本体740内の通路を介してノズルボディ760の内部まで連通され、ニードル520のリフト時に燃料は噴口500から噴射される。燃料通路580の上端側は、フィルタ600を介して燃料導入口620に接続され、この燃料導入口620は、図1の燃料分配管130に接続される。
電磁ソレノイド640は、本体740内においてスリーブ570の下端部を包囲するように配置される。ソレノイド640の通電時においては、コア540はスプリング560に抗して上昇され、燃料圧はニードル520を押し上げ、噴口500が開放されるので燃料噴射が実行される。ソレノイド640は絶縁ハウジング650内のワイヤ660に取り出され、開弁のための電気信号を、エンジンECU300から受信することができる。この開弁のための電気信号をエンジンECU300が出力しないと、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射が行なわれない。
エンジンECU300から受信した開弁のための電気信号により、筒内噴射用インジェクタ110の燃料噴射時期および燃料噴射期間が制御される。この燃料噴射期間を制御することにより、筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射量を調節できる。すなわち、この電気信号により、(最小燃料噴射量以上の領域において)、少量の燃料を噴射するように制御することもできる。なお、このような制御のために、エンジンECU300と筒内噴射用インジェクタ110との間に、EDU(Electronic Driver Unit)が設けられることもある。
このような構造を有する筒内噴射用インジェクタ110に供給される燃料の圧力は非常に高圧(13MPa程度)であるので、そのために開弁時および閉弁時に、大きなノイズや振動が発生する。このようなノイズや振動は、エンジン10の負荷が大きく回転数が高い領域においては、このエンジン10を搭載した車両の搭乗者の聴覚により検知されないが、エンジン10の負荷が小さく回転数が低い領域においては、搭乗者により検知されてしまう。そこで、本実施の形態に係る内燃機関の制御装置であるエンジンECU300は、軽負荷時においては、筒内噴射用インジェクタ110へ供給される燃料の圧力を低下させる制御を実行する。さらに、このように燃圧を低下させた場合において筒内噴射用インジェクタ110からの燃料噴射量だけでは不足が生じないように、吸気通路噴射用インジェクタ120から燃料を噴射して、エンジン10に要求される出力性能を発現させる制御を実行する。
図3に筒内噴射用インジェクタ110の先端部の断面図を示す。筒内噴射用インジェクタ110の先端部は、噴口500が設けられたバルブボデー502と、燃料溜りとなるサックボリューム504と、ニードル先端部506と、燃料滞留部508とから構成される。
筒内噴射用インジェクタ110から燃料が吸気行程や圧縮行程で噴射された後、燃料滞留部508からニードル先端部506で押し出された燃料の一部は、噴口500から筒内噴射用インジェクタ110の外部に噴射されることなく、サックボリューム504に残存していると考えられる。また、筒内噴射用インジェクタ110の作動停止が継続すると油密によりシール部から燃料がサックボリューム504に洩れてくると考えられる。
燃焼室内で混合気に着火して火炎が筒内噴射用インジェクタ110の先端部を横切るとき、高温の燃焼生成ガスの中にNOxが含まれシリンダ内では、2NO⇔N2+O2 の可逆反応が発生している。このとき、
(第1の状態)右辺のO2とサックボリューム504内の燃料の一部が火炎通過とともに反応し温度が上昇する。
(第2の状態)しかし、大部分は酸素不足状態で燃え残り、その温度条件下でカーボンとなって徐々に噴口500をふさぐ。
筒内噴射用インジェクタ110の先端温度は、燃焼ガスによる受熱による影響が大きく、他にヘッドからの受熱、燃料への放熱などの因子があるが、温度が高いほど、カーボンとなって徐々に噴口500をふさぐ傾向が顕著になると考えられる(第2の状態)。さらに、サックボリューム504内の温度上昇とNOx濃度とは、第1の状態から考えると、デポジット生成と関係がある。
したがって、筒内噴射用インジェクタ110の先端の温度とNOx濃度とがデポジット生成の指標となる。
図4および図5を参照して、エンジン10の運転状態に対応させた情報である、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120との噴き分け比率(以下、DI比率(r)とも記載する。)を表わすマップについて説明する。これらのマップは、
エンジンECU300のROM320に記憶される。図4は、エンジン10の温間用マップであって、図5は、エンジン10の冷間用マップである。
図4および図5に示すように、これらのマップは、エンジン10の回転数を横軸にして、負荷率を縦軸にして、筒内噴射用インジェクタ110の分担比率がDI比率rとして百分率で示されている。
図4および図5に示すように、エンジン10の回転数と負荷率とに定まる運転領域ごとに、DI比率rが設定されている。「DI比率r=100%」とは、筒内噴射用インジェクタ110からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味し、「DI比率r=0%」とは、吸気通路噴射用インジェクタ120からのみ燃料噴射が行なわれる領域であることを意味する。「DI比率r≠0%」、「DI比率r≠100%」および「0%<DI比率r<100%」とは、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120とで燃料噴射が分担して行なわれる領域であることを意味する。なお、概略的には、筒内噴射用インジェクタ110は、出力性能の上昇に寄与し、吸気通路噴射用インジェクタ120は、混合気の均一性に寄与する。このような特性の異なる2種類のインジェクタを、エンジン10の回転数と負荷率とで使い分けることにより、エンジン10が通常運転状態(たとえば、アイドル時の触媒暖気時が、通常運転状態以外の非通常運転状態の一例であるといえる)である場合には、均質燃焼のみが行なわれるようにしている。
さらに、これらの図4および図5に示すように、温間時のマップと冷間時のマップとに分けて、筒内噴射用インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120のDI分担率rを規定した。エンジン10の温度が異なると、筒内噴射用インジェクタ110および吸気通路噴射用インジェクタ120の制御領域が異なるように設定されたマップを用いて、エンジン10の温度を検知して、エンジン10の温度が予め定められた温度しきい値以上であると図4の温間時のマップを選択して、そうではないと図5に示す冷間時のマップを選択する。それぞれ選択されたマップに基づいて、エンジン10の回転数と負荷率とに基づいて、筒内噴射用インジェクタ110および/または吸気通路噴射用インジェクタ120を制御する。
図4および図5に設定されるエンジン10の回転数と負荷率について説明する。図4のNE(1)は2500〜2700rpmに設定され、KL(1)は30〜50%、KL(2)は60〜90%に設定されている。また、図5のNE(3)は2900〜3100rpmに設定されている。すなわち、NE(1)<NE(3)である。その他、図4のNE(2)や、図5のKL(3)、KL(4)も適宜設定されている。
図4および図5を比較すると、図4に示す温間用マップのNE(1)よりも図5に示す冷間用マップのNE(3)の方が高い。これは、エンジン10の温度が低いほど、吸気通路噴射用インジェクタ120の制御領域が高いエンジン回転数の領域まで拡大されるということを示す。すなわち、エンジン10が冷えている状態であるので、(たとえ、筒内噴射用インジェクタ110から燃料を噴射しなくても)筒内噴射用インジェクタ110の噴口にデポジットが堆積しにくい。このため、吸気通路噴射用インジェクタ120を使って燃料を噴射する領域を拡大するように設定され、均質性を向上させることができる。
図4および図5を比較すると、エンジン10の回転数が、温間用マップにおいてはNE(1)以上の領域において、冷間用マップにおいてはNE(3)以上の領域において、「DI比率r=100%」である。また、負荷率が、温間用マップにおいてはKL(2)以上の領域において、冷間用マップにおいてはKL(4)以上の領域において、「DI比率r=100%」である。これは、予め定められた高エンジン回転数領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されること、予め定められた高エンジン負荷領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されるということを示す。すなわち、高回転領域や高負荷領域においては、筒内噴射用インジェクタ110のみで燃料を噴射しても、エンジン10の回転数や負荷が高く吸気量が多いので筒内噴射用インジェクタ110のみでも混合気を均質化しやすいためである。このようにすると、筒内噴射用インジェクタ110から噴射された燃料は燃焼室内で気化潜熱を伴い(燃焼室から熱を奪い)気化される。これにより、圧縮端での混合気の温度が下がる。これにより対ノッキング性能が向上する。また、燃焼室の温度が下がるので、吸入効率が向上し高出力が見込める。
図4に示す温間マップでは、負荷率KL(1)以下では、筒内噴射用インジェクタ110のみが用いられる。これは、エンジン10の温度が高いときであって、予め定められた低負荷領域では筒内噴射用インジェクタ110のみが使用されるということを示す。これは、温間時においてはエンジン10が暖まった状態であるので、筒内噴射用インジェクタ110の噴口にデポジットが堆積しやすい。しかしながら、筒内噴射用インジェクタ110を使って燃料を噴射することにより噴口温度を低下させることができるので、デポジットの堆積を回避することも考えられ、また、筒内噴射用インジェクタの最小燃料噴射量を確保して、筒内噴射用インジェクタ110を閉塞させないことも考えられ、このために、筒内噴射用インジェクタ110を用いた領域としている。
図4および図5を比較すると、図5の冷間用マップにのみ「DI比率r=0%」の領域が存在する。これは、エンジン10の温度が低いときであって、予め定められた低負荷領域(KL(3)以下)では吸気通路噴射用インジェクタ120のみが使用されるということを示す。これはエンジン10が冷えていてエンジン10の負荷が低く吸気量も低いため燃料が霧化しにくい。このような領域においては筒内噴射用インジェクタ110による燃料噴射では良好な燃焼が困難であるため、また、特に低負荷および低回転数の領域では筒内噴射用インジェクタ110を用いた高出力を必要としないため、筒内噴射用インジェクタ110を用いないで、吸気通路噴射用インジェクタ120のみを用いる。
また、通常運転時以外の場合、エンジン10がアイドル時の触媒暖気時の場合(非通常運転状態であるとき)、成層燃焼を行なうように筒内噴射用インジェクタ110が制御される。このような触媒暖気運転中にのみ成層燃焼させることで、触媒暖気を促進させ、排気エミッションの向上を図る。
以下、本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECU300に記憶される各種マップを用いたトータルの筒内噴射インジェクタ110のデポジット堆積量の指標であるΣLiの算出方法について説明する。
まず、瞬時の筒内噴射インジェクタ110のデポジット堆積指標Lは、
L=筒内噴射インジェクタ先端温の推定値×PFIのみでの発生NOx推定値 … (1)
により算出される。
トータルの筒内噴射インジェクタ110のデポジット堆積量の指標ΣLiは、
ΣLi=ΣLi−1+Li−Qi … (2)
により算出される。ここで、Qiは、筒内噴射インジェクタ110によるデポジットの剥離量である。
瞬時の筒内噴射インジェクタ110のデポジット堆積量指標Lは、上述した式(1)に代えて、
L=筒内噴射インジェクタ先端温推定値×(暖機後のNOxマップ×水温による補正係数) … (3)
または
L=筒内噴射インジェクタ先端温推定値×(暖機過程中のNOx) … (4)
により算出される。
このとき、式(1)における「PFIのみでの発生NOx推定値」は、図6に示すようなマップで表わされる。図6は、エンジン回転数NEと負荷率KLとにより表わされる2次元マップである。このとき、筒内噴射インジェクタから燃料噴射がされていない状態において筒内噴射インジェクタ110の先端温度がマップにより求められる。
また、式(3)における「暖機後NOxマップ」を図7に示す。図7も図6と同様、エンジン回転数NEと負荷率KLの2次元マップである。
式(3)における「水温による補正係数」は、図8に示すマップにより表わされる。図8に示すように補正係数Kthwは、エンジン冷却水温Thwの関数となっている。
式(4)における「暖機過程中のNOx」は、図9に示すように、エンジン水温でマップを補間することにより算出される。図9に示すようにエンジン回転数NEと負荷率KLとの2次元マップで暖機過程中のNOxが規定され、エンジンの冷却水の温度をパラメータとした複数のマップが準備されており、エンジン水温からマップ間を補間することにより、エンジン水温t(℃)における暖機過程中のNOxを算出することができる。
式(2)におけるQi(筒内噴射インジェクタ110によるデポジット剥離量)は、
Qi=F1(TAU×F2(L)) … (5)
により算出される。ここで、F1,F2は関数を表わす。図10に、筒内噴射インジェクタ110による燃料噴射量と、剥離量Qiを算出するための関数値F1(TAU)の関係を、図11に、筒内噴射インジェクタの瞬時のデポジットの堆積指標Lから求まるQiを算出するための関数F2(L)を示す。図10に示すF1(TAU)と図11に示すF2(L)とに基づいて式(5)に示すように剥離量Qiが算出される。
このように、式(1)〜式(5)によりトータルの筒内噴射インジェクタ110のデポジット堆積量の指標ΣLiを算出することができる。
本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECU300においては、この指標ΣLiが予め定められたしきい値a以上であるときには通常設定値より低い燃圧を保持する。
ΣLiが予め定められたしきい値aよりも小さいときは電磁リリーフ弁で、高圧燃料系統の燃圧を抜いてしまう。すなわち、筒内噴射インジェクタ110による燃料噴射が不要な条件下では、高圧燃料系の燃圧を抜いてしまい、燃焼室への液滴が垂れるのを防ぐ。なお、筒内噴射インジェクタ110による燃料噴射が必要な条件に近づくと、高圧燃料系統の燃圧を高燃圧に保持して筒内噴射用インジェクタ110の噴射に備える。
ΣLi≧b(>a)かつエンジン10がアイドル状態のとき、筒内噴射インジェクタ110は、間欠噴射状態となる。噴射間隔は、ΣLiの関数となり、たとえば、図12に示すように、ΣLiが高いほど間隔であるインターバル(Int)が短くなる。アイドル状態ではエンジン10の燃料噴射量が小さく燃料噴射時間TAUが短いので、筒内噴射インジェクタ110と吸気通路噴射用インジェクタ120とを併用することができないため、筒内噴射インジェクタの比率を100%とした上で、間欠運転させる。これにより、エミッションへの影響やドライバビリティへの影響を小さくすることができる。
ΣLi≧c(>b)である場合には、吸気通路噴射用インジェクタ120による燃料噴射を終了させる。このとき、低燃圧の状態で、通常の噴き分けマップ(図4、図5)に従い、エンジン10が制御される。ΣLiが予め定められたしきい値を下回ったら燃圧を本来のマップにより定められた値に戻すことになる。これにより、筒内噴射インジェクタ110による間欠噴射への切換によるドライバビリティおよびエミッションの悪化を避けられないためデポジット剥離の頻度が低ければ、強制的に吸気通路噴射用インジェクタ120による燃料噴射を行なわないようにする。なお、図12に示すように間欠噴射のインターバルINTをΣLiが大きいほど小さくすることにより、燃料希釈とエミッションの悪化の抑制とデポジットの剥離を両立させることができる。
このようにすると、式(3)に示すように、吸気通路噴射用インジェクタ120のみで燃料を噴射した際のNOx濃度を、NOx=NOx_map(NE,KL)×Kthw(水温)により算出する。さらに、暖機運転中はVVTの暖機後状態と異なるため、精度をさらに向上させるため、水温ごとに図9に示すようなマップを用い、そのときのエンジン水温で補間して求めることになる。図13を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECU300により実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、エンジンECU300は、PFI100%モードであるか否かを判断する。PFI100%モードであると(S100にてYES)、処理はS110へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS200へ移される。
S110にて、エンジンECU300は、ΣLi≧aであるか否かを判断する。ΣLi≧aであると(S110にてYES)、処理はS120へ移される。もしそうでないと(S110にてNO)、処理はS180へ移される。
S120にて、エンジンECU300は、低燃圧を維持する。S130にて、エンジンECU300は、ΣLi≧bであるか否かを判断する。ΣLi≧bであると(S130にてYES)、処理はS140へ移される。もしそうでないと(S130にてNO)、この処理は終了する。
S140にて、エンジンECU300は、エンジン10の状態がアイドルオン状態であるか否かを判断する。アイドルオン状態であると(S140にてYES)、処理はS150へ移される。もしそうでないと(S140にてNO)、処理はS160へ移される。
S150にて、エンジンECU300は、筒内噴射インジェクタ110を間欠噴射する要求を出力する。
S160にて、エンジンECU300はLi≧cであるか否かを判断する。ΣLi≧cであると(S160にてYES)、処理はS170へ移される。もしそうでないと(S160にてNO)、この処理は終了する。
S170にて、エンジンECU300は、PFI100%モードを終了させる。
S180にて、エンジンECU300は、リリーフ弁を開く。S190にて、エンジンECU300は、高圧ポンプのデューティを0%に設定し、この処理を終了する。
S200にて、エンジンECU300は強制噴き分けモードであるか否かを判断する。強制噴き分けモードであると(S200にてYES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS220へ移される。
S210にて、エンジンECU300は、ΣLi<dであるか否かを判断する。ΣLi<dであると(S210にてYES)、処理はS230へ移される。もしそうでないと(S210にてNO)、この処理はS240へ移される。
S220にて、エンジンECU300は、通常燃圧を維持し、この処理を終了する。
S230にて、エンジンECU300は、通常燃圧を維持しこの処理を終了する。S240にて、エンジンECU300は、低燃圧を維持しこの処理を終了する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る制御装置であるエンジンECU300による制御されるエンジンの動作について説明する。
図14に示すように、縦軸をΣLiとし、ΣLiが予め定められた最も低いしきい値aよりも高くなると昇圧要求が実行され、予め定められたしきい値b(>a)よりも高くなると筒内噴射インジェクタ110に間欠噴射要求が実行され、予め定められたしきい値c(>b)よりも高くなると、吸気通路噴射用インジェクタ120が強制的に停止される。
図15にこれらの時間変化を示す。図15は、PFI100%モードフラグ、強制噴き分けモードフラグ、電磁DF弁の状態、高圧ポンプの燃圧状態、アイドルフラグ、ΣLi、間欠噴射要求の時間変化をそれぞれ示している。
ΣLiが次第に多くなると予め定められたしきい値a以上になる。このとき、高圧ポンプが0から低燃圧に昇圧要求される。さらに、このように制御してもΣLiが予め定められたしきい値b(>a)を超えると間欠噴射要求が行なわれる。このとき、ΣLiが多いほどインターバルが短くΣLiが小さいほどインターバルが長くなるように設定される。このように間欠噴射運転が継続されても、さらにΣLiが予め定められたしきい値c(>b)を超えるとPFI100%モードが0となり、エンジン10に要求される燃料量のすべてが筒内噴射用インジェクタ110により噴射される。
これにより、筒内噴射インジェクタ110の先端に堆積したデポジットが減少してΣLiが予め定められたしきい値dよりも小さくなると、高圧燃料ポンプ150により高圧燃料系統を高燃圧とし、通常のマップ通りの噴き分け動作(図4、図5)のマップに基づいて噴き分け制御が実行される。
以上のようにして、本実施の形態に係るエンジンECUによると、筒内噴射インジェクタの先端に堆積するデポジットの堆積量をNOxの状態を勘案して正確に推定することができる。その正確に推定されたデポジットの堆積量に基づいて、予め定められた条件を満足すると燃圧を昇圧させたり、間欠噴射させたり、吸気通路噴射用インジェクタ100による燃料噴射を停止させたりして、筒内噴射インジェクタに堆積したデポジットを剥離させるように制御することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置で制御されるエンジンシステムの概略構成図である。 筒内噴射用インジェクタの断面図である。 筒内噴射用インジェクタ先端部の断面図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適なエンジンの温間時のDI比率マップを表わす図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が適用されるに好適なエンジンの冷間時のDI比率マップを表わす図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUに記憶される筒内噴射用インジェクタ先端温度マップを示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUに記憶されるNOxマップを示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUに記憶されるエンジン水温に依存する係数マップを示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUに記憶されるエンジン水温をパラメータとしたNOxマップを示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUに記憶される筒内噴射用インジェクタによるデポジット除去マップ(燃料噴射量パラメータ)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUに記憶される筒内噴射用インジェクタによるデポジット除去マップ(堆積量パラメータ)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUに記憶される筒内噴射用インジェクタのインターバル時間マップを示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンの動作を説明するための図(その1)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるエンジンの動作を説明するための図(その2)である。
符号の説明
10 エンジン、20 インテークマニホールド、30 サージタンク、40 吸気ダクト、42 エアフローメータ、50 エアクリーナ、60 電動モータ、70 スロットルバルブ、80 エキゾーストマニホールド、90 三元触媒コンバータ、100 アクセルペダル、110 筒内噴射用インジェクタ、112 気筒、120 吸気通路噴射用インジェクタ、130 燃料分配管、140 逆止弁、150 高圧燃料ポンプ、152 電磁スピル弁、160 燃料分配管(低圧側)、170 燃料圧レギュレータ、180 低圧燃料ポンプ、190 燃料フィルタ、200 燃料タンク、300 エンジンECU、310 双方向性バス、320 ROM、330 RAM、340 CPU、350 入力ポート、360 出力ポート、370,390,410,430,450 A/D変換器、380 水温センサ、400 燃料圧センサ、420 空燃比センサ、440 アクセル開度センサ、460 回転数センサ。

Claims (12)

  1. 内燃機関の筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段に付着する付着物の量を推定する推定装置であって、
    前記燃料噴射手段により燃料が噴射される毎に、前記燃料噴射手段の噴射部に付着する付着物の付着量を示す指標の瞬時値を算出するための算出手段と、
    前記瞬時値を累積するための演算手段と、
    前回の燃料噴射までの累積値と、今回の燃料噴射による付着量を示す指標の瞬時値と、今回の燃料噴射による付着物の除去量の指標を示す値とに基づいて、前記燃料噴射手段の筒内付着物の付着量を推定するための推定手段とを含む、付着量推定装置。
  2. 前記算出手段は、前記噴射部の温度、窒素酸化物の濃度の少なくともいずれかに基づいて、前記瞬時値を算出するための手段を含む、請求項1に記載の付着量推定装置。
  3. 前記内燃機関は、筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段に加えて、吸気通路内に燃料を噴射するための燃料噴射手段を備える、請求項1または2に記載の付着量推定装置。
  4. 前記推定手段は、前記筒内に燃料を噴射するための燃料噴射手段である筒内噴射用インジェクタの噴口に堆積したデポジットの堆積量を算出するための手段を含む、請求項3に記載の付着量推定装置。
  5. 筒内に燃料を噴射するための第1の燃料噴射手段と吸気通路内に燃料を噴射するための第2の燃料噴射手段とを備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記第1の燃料噴射手段の筒内付着物の付着量を算出するための付着量推定手段と、
    前記第1の燃料噴射手段と前記第2の燃料噴射手段とで分担して燃料を噴射するように、燃料噴射手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記付着量推定手段は、
    前記燃料噴射手段により燃料が噴射される毎に、前記燃料噴射手段の噴射部に付着する付着物の付着量を示す指標の瞬時値を算出するための算出手段と、
    前記瞬時値を累積するための演算手段と、
    前回の燃料噴射までの累積値と、今回の燃料噴射による付着量を示す指標の瞬時値と、今回の燃料噴射による付着物の除去量の指標を示す値とに基づいて、前記燃料噴射手段の筒内付着物の付着量を推定するための推定手段とを含み、
    前記制御手段は、前記推定された付着量が予め定められた値を超えた場合には、少なくとも第1の燃料噴射手段から、燃料を噴射するための手段を含む、内燃機関の制御装置。
  6. 前記算出手段は、前記噴射部の温度、窒素酸化物の濃度の少なくともいずれかに基づいて、前記瞬時値を算出するための手段を含む、請求項5に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記第1の燃料噴射手段に供給される燃料の圧力を調整するための調圧手段をさらに含み、
    前記調圧手段は、前記制御手段により前記第1の燃料噴射手段から燃料を噴射する前に、燃料の圧力を予め定められた圧力に調整するための手段を含む、請求項5または6に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の燃料噴射手段により燃料を間欠的に噴射するための手段を含む、請求項5〜7のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記間欠的に噴射を噴射する間隔を、推定された付着量に応じて変化させて、前記第1の燃料噴射手段により燃料を噴射するための手段を含む、請求項8に記載の内燃機関の制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記第2の燃料噴射手段による燃焼の噴射を行なわないようにするための手段を含む、請求項5〜9のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記推定された付着量が予め定められた値を超えた場合には、前記内燃機関の運転状態がアイドル状態であるときに、少なくとも第1の燃料噴射手段から、燃料を間欠的に噴射するための手段を含む、請求項8〜10のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記推定された付着量が予め定められた値を超えた場合には、前記内燃機関の運転状態がアイドル状態であって車両が減速状態であるときに、少なくとも第1の燃料噴射手段から、燃料を間欠的に噴射するための手段を含む、請求項8〜10のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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