JP4957391B2 - 制御盤装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回路ブロックおよび配線を収容してBA(ビルディング・オートメーション)やHA(ホーム・オートメーション)向けに用いられる制御盤装置に関する。
例えば、特許文献1には、略箱体状の盤筐体(ボックス)の前面板(前面扉)が蝶番で開閉可能に留められてあり、盤筐体(ボックス)の内部空間に、操作ユニット等の回路ブロックおよび配線を収納した情報監視盤が記載されている。
特許文献1においては、セキュリティ用ワイヤレス受信機等の前面操作型の情報監視盤が記載されているが、このような情報監視盤の技術は、照明制御盤、空調制御盤、大型分電盤や各種の制御盤装置に適用することができる。
制御盤装置は、略箱体状の盤筐体の内部空間に、電源ユニットおよび信号処理ユニットが配置され、盤筐体の天面に開口部が設けられており、当該開口部から、盤筐体の外部に設けられた信号入出力装置(非接触ICカードリーダ、電気錠ユニット等)と信号処理ユニットとの信号の入出力を行う信号線や電源ユニットに外部から電源を供給するための電力線が引き入れられている。
ところで、制御盤装置において、横寸法を長くする設計は一般に嫌われる。そこで、信号処理ユニットおよび電源ユニットは、それぞれ制御盤装置の縦方向に配列されて固定される。そして、信号処理ユニットは、その上方または下方に、信号線と接続するための配線端子台が付設される。したがって、制御盤装置の内部には、上下方向に沿って、信号処理ユニットと配線端子台とが縦並びで配置されることになる。つまり、制御盤装置は、信号処理ユニットの使用個数が多いと、必然的に、縦方向に長くなる。
また、信号処理ユニットの数や配線端子台に接続する信号線の数が多くなれば、配線が複雑になり、配線作業が困難になるので、これを解消するための配線形態としては、信号線を配線纏めベルトなどで纏め、必要に応じて途中で信号線を枝分かれさせ配線端子台まで到達させて接続する配線形態が挙げられる。
特許第3533672号公報
しかし、制御盤装置を上下方向に長い縦長の寸法に設計しても、やはり設置が面倒であったり、納入先である建物の通路寸法の都合により、制御盤装置が設置場所に至るまでの通路の曲がり角で、縦方向において、角にひっかかって、それ以上先の場所への輸送進行が不可能になったりするという問題がある。つまり、制御盤装置を横長に設計するのを避けるとともに、縦方向の寸法もできるだけ小さく設計することが望まれる。
また、上述の配線形態を採用した場合、そもそも配線纏めベルトの配置位置が2、3箇所と少ないので、配線がきれいに枝分かれせずに垂れた状態になってしまいやすく、このような状態では、垂れた配線をより分けながら配線作業を行うことになり面倒である。そのため、配線が複雑になり、配線作業が困難になるという問題は十分に解消されていない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなしたものであり、横寸法を長くせずに済むのみならず、縦寸法をも短く設計することができるとともに、配線端子台に接続する信号線の複雑な配線を解消し、配線作業を容易に行うことができる制御盤装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の制御盤装置は、前面板が開閉可能な略箱体状の盤筐体の内部空間に、盤筐体の天面と底面とを結ぶ方向である上下方向に沿って設け
られた複数の端子ユニットと、信号線を内包する信号線用配線路と、を備え、前記端子ユニットは、ベースと、ベース上に取り付けまたは取り外しされ信号線を接続するための信号線接続端子が設けられた複数のカートリッジと、を有し、複数の前記カートリッジが前記端子ユニット上に一列に並んで配列され、前記信号線用配線路は、上下方向に沿って設けられた複数の前記端子ユニットに近接して並設され、前記信号線用配線路には、前記端子ユニット側の側面であって前記の各カートリッジに対応した位置に、信号線引き出し部が設けられ、前記信号線引き出し部は、前記端子ユニット上に並ぶ複数の前記カートリッジの配列方向に沿って配列されたことを特徴とする。

請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の制御盤装置において、信号線用配線路は、前面板側の開口したコ字型材で形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の制御盤装置において、カートリッジの一端には、爪部が形成され、ベースには、爪部と係合することにより、カートリッジの装着位置決めを行う爪引っ掛け部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御盤装置において、カートリッジの下端には、前面板側において、信号線引き出し部から引き出された信号線を支え受ける信号線支持板が突設されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、信号線用配線路に内包されている信号線が必要に応じて信号線引き出し部から制御盤装置の盤筐体の横方向に引き出され、カートリッジの信号線接続端子にそのまま接続されることになるので、信号処理ユニットと配線端子台とが制御盤装置の内部の上下方向に沿って縦並びで配置される形態を採ることなく、端子ユニットを上下につめて配置することができ、制御盤装置の横寸法を長くせずに済むのみならず、縦寸法をも短く設計することができるとともに、端子ユニットに接続する信号線の複雑な配線を解消し、配線作業を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、信号線用配線路に信号線を収納することができるとともに、配線作業を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、カートリッジの交換を容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、信号線が重力により下方に引っぱられて余計に垂れ下がることがないので、配線の外観を良くすることができるとともに、信号線の接続を確実なものとすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る制御盤装置の実施の形態について説明する。以下の説明では具体例を挙げて本発明を説明する場合があるが、本発明は以下の具体例に限定されない。
制御盤装置は、回路ブロックおよび配線を収納してBA(ビルディング・オートメーション)やHA(ホーム・オートメーション)向けに用いられる盤であるが、これに限らず、照明制御盤や空調制御盤や大型分電盤や各種の通信制御盤であってもよい。以下では、制御盤装置として、非接触ICカードリーダ、電気錠ユニットである信号入出力装置などと接続して入退室管理に使用される電気錠制御盤を例示する。
図1に示す如く、制御盤装置1は、一面が開口して中空の内部空間Sを有する略箱体状の盤筐体2と、盤筐体2の一面を塞ぐ前面板3と、を備え、内部空間Sには、盤筐体2の外部に設けられた信号入出力装置(非接触ICカードリーダ13、電気錠ユニット14、図2参照)を制御するための制御ボード15(例えば、CPU、図2参照)を備える制御ユニット4と、制御ボード15と信号入出力装置とを中継する3つの端子ユニット5(5a、5b、5c)と、それぞれ独立して端子ユニット5(5a、5b、5c)および制御ユニット4に電源を供給する3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)と、端子ユニット5(5a、5b、5c)と信号入出力装置との信号の入出力を行う信号伝達配線となる信号線7と、信号線7を内包し信号線7を端子ユニット5(5a、5b、5c)に向けて引き出すための信号線引き出し部8を有する信号線用配線路9と、が設けられている。
3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)は、盤筐体2の内部空間Sに向かって右側に、盤筐体2の天面と底面とを結ぶ方向である上下方向に沿って配置されている。また、3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)は、盤筐体2の天面に設けられた電力線挿通孔10および制御ユニット4の電線孔11を通って盤筐体2の内部に引き込まれた電力線12と、制御ユニット4を経由して、それぞれ接続されている。そして、3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)は、それぞれ独立に、直流電源を生成し、電源ユニット6aは端子ユニット5aへ直流電源を供給し、電源ユニット6bは端子ユニット5bへ直流電源を供給し、電源ユニット6cは端子ユニット5cへ直流電源を供給している。つまり、電源ユニット6aは端子ユニット5a用の直流電源供給回路であり、電源ユニット6bは端子ユニット5b用の直流電源供給回路であり、電源ユニット6cは端子ユニット5c用の直流電源供給回路である。
さらに、図2に示す如く、3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)は、それぞれ独立に、例えば、24ボルトの値に生成した直流電源を、いずれも制御ユニット4へ供給する。そのため、3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)のいずれか1つだけでも直流電源を生成し、制御ユニット4へ供給できれば、制御ボード15が駆動できるように構成されている。これにより、3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)の製造ばらつきによる動作不良、経年劣化による部品破損などの直流電源供給機能の低下事象または停止事象が発生したとしても、制御ボード15が停止する危険性を極力低減することができる。さらに、3つの端子ユニット5a、5b、5cそれぞれの駆動電源を3つの電源ユニット6a、6b、6cという専用の駆動電源としているので、3つの端子ユニット5a、5b、5cのいずれか(例えば、5b)の故障時や交換時にも、残る他の2つの端子ユニット(例えば、5a、5c)は動作を続けることができる。
なお、制御ユニット4は、絶縁型一定電圧生成回路16を備え、3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)からそれぞれ制御ユニット4へ供給される24ボルトの直流電源は、制御ボード15内の弱電系回路に供給される前に、絶縁型一定電圧生成回路16で24ボルト値から5ボルト値などに降圧されてから供給される。
3つの端子ユニット5(5a、5b、5c)は、図1に示す如く、盤筐体2の内部空間Sに向かって3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)の左側に、盤筐体2の上下方向に沿ってそれぞれ並設されている。すなわち、3つの端子ユニット5(5a、5b、5c)と3つの電源ユニット6(6a、6b、6c)とは、盤筐体2の前面板3を開けたときに、それぞれが前方に現出する。このような構成を採用することにより、端子ユニット5(5a、5b、5c)と電源ユニット6(6a、6b、6c)とを盤筐体2の内部空間Sに向かって奥行き方向に並設する場合に比べて、端子ユニット5(5a、5b、5c)および電源ユニット6(6a、6b、6c)の交換が容易となる。ここで、3つの端子ユニット5(5a、5b、5c)は、スロットコネクタ18(図5参照)を経由して制御ボード15と予め配線接続されており、互いに通信可能となるように構成されている。3つの端子ユニット5(5a、5b、5c)と制御ボード15とは、図2に示す如く、それぞれ直列に接続しているが、図3に示す如く、並列に接続してもよい。並列に接続することにより、いずれかの通信(例えば、端子ユニット5bと制御ボード15との通信)に不具合が発生しても、残りの通信(例えば、端子ユニット5aと制御ボード15との通信、端子ユニット5cと制御ボード15との通信)は正常に行われる。そして、端子ユニット5(5a、5b、5c)は、非接触ICカードリーダ13から制御ボード15への信号および制御ボード15から電気錠ユニット14への信号を中継する。ここで、制御ボード15は、非接触ICカードリーダ13からの信号に基づいて、個人認証を行い、その認証結果により、電気錠を開錠するか、施錠したままにするかを制御する。なお、本実施形態では、信号入出力装置として、非接触ICカードリーダ13および電気錠ユニット14を例示しているが、これに限らず、非接触ICカードリーダ13の代わりに、例えば、熱を検知する人体監視センサ、火災センサ、窓やドアの振動を検知する防犯センサ、電気錠ユニット14の代わりに、例えば、警報器を用いてもよい。そして、非接触ICカードリーダ13および電気錠ユニット14が設けられている部屋に、例えば、熱を検知する人体監視センサ、火災センサ、窓やドアの振動を検知する防犯センサおよび警報器を設け、制御ボード15が人体監視センサ、火災センサ、防犯センサからの信号を受け、部屋に異常が発生していることを検知すると、警報器を作動させるように構成することもできる。これにより、部屋の管理をより確実なものとすることができる。
また、3つの端子ユニット5(5a、5b、5c)は、図4に示す如く、盤筐体2の外部に設けられた信号入出力装置との信号入出力を行う横長のカートリッジ17(17a〜17g)を、盤筐体2の内部空間Sの上下方向に並設されて基台となるベース19に対して、上下方向に取り付けまたは取り外しされるように備えるものであって、カートリッジ17(17a〜17g)それぞれの全面には、信号線7を接続するための信号線接続端子20が設けられている。
さらに、カートリッジ17(17a〜17g)それぞれには、盤筐体2の前面板3側において、信号線接続端子20の下方に位置するよう、カートリッジ17(17a〜17g)と接続する信号線7を支え受ける信号線支持板21が突設されている。この構成を採用することにより、信号線7が重力により下方に引っぱられて余計に垂れ下がることがないので、配線の外観を良くすることができるとともに、信号線7の接続を確実なものとすることができる。なお、配線の外観を良くするために、信号線7を信号線引き出し部8からカートリッジ17(17a〜17g)の信号線接続端子20にまで至るギリギリの長さしか引き出さないようにする配線も考えられるが、当該配線は好ましくない。というのも、この場合、信号線7が引っぱられた状態となるので、当該状態が長期に亘ると、信号線7の接続が不確実なものとなって、信号伝送にノイズが発生しやすく信号波形を正しく伝えられなくなってしまったり、さらにはいつしかカートリッジ17(17a〜17g)の信号線接続端子20から信号線7が外れて、通信がまったくできない状態に陥ってしまったりするおそれがあるからである。
ここで、図5に示す如く、カートリッジ17(17a〜17g)それぞれには、基台となるベース19に対する着脱の際に、着脱を行いやすいように、横長方向の一端に、爪部22が形成され、ベース19の信号線用配線路9側には、爪部22と係合することにより、カートリッジ17(17a〜17g)の装着位置決めを行う爪引っ掛け部23が形成されている。なお、図5では、カートリッジ17(17a〜17g)のうちカートリッジ17dのみを示している。そして、カートリッジ17(17a〜17g)は、爪部22とは反対側の部分においては、例えば、ネジ24でベース19に固定される。この構成を採用することにより、カートリッジ17(17a〜17g)の交換を容易に行うことができる。ここで、爪部22と爪引っ掛け部23との係合構造を信号線用配線路9側に採用しているのは、爪部22と爪引っ掛け部23との係合を行う際には配線はさほど邪魔にはならないが、カートリッジ17(17a〜17g)を、例えば、ネジ24で、ベース19に固定する際には配線が邪魔になるからである。なお、爪部22と爪引っ掛け部23との係合可能角度の上下限を広くとるよう形状設計しておけば、ベース19の横方向からさほどはみ出さない程度の横幅空間内で、カートリッジ17(17a〜17g)の交換が済むので、カートリッジ17(17a〜17g)の交換のためにベース19の両横の空き寸法を長くとらずに済み、制御盤装置1の横寸法が長くなってしまう要因の1つを解消できることとなる。
また、ベース19には、カートリッジ17(17a〜17g)それぞれへの電源の供給をONまたはOFFにする電源入り切りスイッチ25が設けられている。これにより、特定のカートリッジ(例えば、17d)のみを交換する際に、他のカートリッジ(例えば、17a〜17c、17e〜17g)への電源の供給をも止める必要がなくなる。
信号線用配線路9は、図1に示す如く、カートリッジ17(17a〜17g)それぞれと接続される信号線7を、盤筐体2の内部空間Sに向かって左側に集中配置するための枠体であって、前面板3側が開口したコ字型材で形成されており、盤筐体2の内部空間Sに向かって3つの端子ユニット5(5a、5b、5c)の左側に、盤筐体2の上下方向に沿って設けられている。このため、信号線用配線路9に信号線7を収納することができるとともに、配線作業を容易に行うことができる。そして、信号線用配線路9は、その端子ユニット5(5a、5b、5c)側の側面であってカートリッジ17(17a〜17g)に対応した位置に、内包する信号線7を引き出す信号線引き出し部8が設けられている。具体的には、信号線引き出し部8がカートリッジ17(17a〜17g)の左横にあるようにすると好ましい。また、信号線引き出し部8を、信号線用配線路9の端子ユニット5(5a、5b、5c)側の側面において、上下方向に、カートリッジ17(17a〜17g)と同じ間隔で設けてもよい。本実施形態では、信号線用配線路9に柵状に形成された孔を信号線引き出し部8としている。なお、図示例では、信号線用配線路9のカートリッジ17(17a〜17g)には対応していない位置および端子ユニット5(5a、5b、5c)とは反対側の側面にも孔が設けられているが、当該孔は必ずしも必要ではない。また、信号線用配線路9は、信号線引き出し部8を備えていればよく、他の構成(例えば、端子ユニット5(5a、5b、5c)とは反対側の板や下板)は必ずしも必要ではない。
そして、信号線用配線路9に内包されている信号線7は、必要に応じて、信号線引き出し部8から引き出されて、カートリッジ17(17a〜17g)の信号線接続端子20に接続される。
また、信号線用配線路9は、信号線7を内包した状態で、前面を塞ぐ蓋板(図示せず)を取り付けることにより、所謂配管部材として信号線7の余計な外観露出を防ぐ。
なお、信号線用配線路9を盤筐体2の内部空間Sに向かって左側に配置することにより、信号線を左から右へ引っ張り出す配線ができるので、特に日本人などの右利きの人が多い国では好ましい形態となる。
したがって、信号線用配線路9に内包されている信号線7が必要に応じて信号線引き出し部8から制御盤装置1の盤筐体2の横方向に引き出され、カートリッジ17(17a〜17g)の信号線接続端子20にそのまま接続されることになるので、信号処理ユニットと配線端子台とが制御盤装置1の内部の上下方向に沿って縦並びで配置される形態を採ることなく、端子ユニット5(5a、5b、5c)を上下につめて配置することができ、制御盤装置1の横寸法を長くせずに済むのみならず、縦寸法をも短く設計することができるとともに、端子ユニット5(5a、5b、5c)に接続する信号線7の複雑な配線を解消し、配線作業を容易に行うことができる。
また、信号線用配線路9に信号線7を収納することができるとともに、配線作業を容易に行うことができる。
さらに、カートリッジ17(17a〜17g)の交換を容易に行うことができる。
そして、信号線7が重力により下方に引っぱられて余計に垂れ下がることがないので、配線の外観を良くすることができるとともに、信号線7の接続を確実なものとすることができる。
実施形態に係る制御盤装置の概略斜視図である。 同実施形態に係る制御盤装置の内部構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る制御盤装置の内部構成の別例を示すブロック図である。 同実施形態に係る制御盤装置の端子ユニットの概略斜視図である。 同実施形態に係る制御盤装置の端子ユニットにおけるカートリッジの爪部とベースの爪引っ掛け部との係合を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 制御盤装置
2 盤筐体
3 前面板
4 制御ユニット
5 端子ユニット
6 電源ユニット
7 信号線
8 信号線引き出し部
9 信号線用配線路
10 電力線挿通孔
11 電線孔
12 電力線
13 非接触ICカードリーダ
14 電気錠ユニット
15 制御ボード
16 絶縁型一定電圧生成回路
17 カートリッジ
18 スロットコネクタ
19 ベース
20 信号線接続端子
21 信号線支持板
22 爪部
23 爪引っ掛け部
24 ネジ
25 電源入り切りスイッチ

Claims (4)

  1. 前面板が開閉可能な略箱体状の盤筐体の内部空間に、盤筐体の天面と底面とを結ぶ方向である上下方向に沿って設けられた複数の端子ユニットと、信号線を内包する信号線用配線路と、を備え、前記端子ユニットは、ベースと、ベース上に取り付けまたは取り外しされ信号線を接続するための信号線接続端子が設けられた複数のカートリッジと、を有し、複数の前記カートリッジが前記端子ユニット上に一列に並んで配列され、前記信号線用配線路は、上下方向に沿って設けられた複数の前記端子ユニットに近接して並設され、前記信号線用配線路には、前記端子ユニット側の側面であって前記の各カートリッジに対応した位置に、信号線引き出し部が設けられ、前記信号線引き出し部は、前記端子ユニット上に並ぶ複数の前記カートリッジの配列方向に沿って配列されたことを特徴とする制御盤装置。
  2. 信号線用配線路は、前面板側の開口したコ字型材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の制御盤装置。
  3. カートリッジの一端には、爪部が形成され、ベースには、爪部と係合することにより、カートリッジの装着位置決めを行う爪引っ掛け部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の制御盤装置。
  4. カートリッジの下端には、前面板側において、信号線引き出し部から引き出された信号線を支え受ける信号線支持板が突設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御盤装置。
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