JP3721106B2 - 通信機器の電源供給構造 - Google Patents

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    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子交換機などの通信機器における電源供給構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、省スペース化や給電ケーブルの配線作業性の改善などを目的とした、複数の通信機器に電力を供給する電源供給構造に関する様々な技術が、開発され実用化されてきた。
【0003】
(従来例)
図6は、従来例における通信機器の電源供給構造を説明するための、概略斜視図を示している。
同図において、電源供給構造100は、電子交換機などの通信機器の電源供給構造であり、支柱101a,上板101b及び底板101cからなるキャビネット101と、このキャビネット101に搭載された、給電装置102,電源バス3及び通信機器5と、給電装置102,電源バス3及び通信機器5と接続された給電ケーブル10,111,11,12と、を備えた構成としてある。
【0004】
なお、同図において、電源供給構造100を理解しやすいように、各給電ケーブル10,111,11,12は、使用本数を少なくし、かつ、余分な長さを一部省略して図示してある。
【0005】
上記キャビネット101は、底板101cの前面側両端部に二本の支柱101aがそれぞれ一本づつ突設され、さらに、支柱101aの上端に上板101bが取り付けられた構造としてある。
【0006】
この支柱101aは、図示してないが、前面に通信機器5の取付ねじ穴が穿設してあり、複数の通信機器5を支持する構造としてある。
また、この支柱101aは、断面形状を一サイクル分の矩形波状としてあり、このようにすることにより、機械的強度を確保している。
【0007】
また、キャビネット101は、対向する支柱101aの対向面側に棒状のガイド101eを配設してあり、給電装置102および通信機器5をガイド101eが支える状態で、給電装置102および通信機器5を前後方向に移動可能な構成としてあり、このようにすることにより、給電装置102および通信機器5の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。
【0008】
また、キャビネット101は、上板101bの背面側に、受電端子101dが配設してあり、給電ケーブル10が、受電端子101dと外部電源端子(図示せず)とを接続してある。
【0009】
給電装置102は、給電装置102の背面に電源入力端子121及び電源出力端子122が配設してある。
また、給電装置102は、給電装置102の前面がキャビネット101の前面側を向くように、キャビネット101の背面側からガイド101eに支えてもらった状態で、キャビネット101の最上段に取り付けてある。
そして、給電ケーブル111が、受電端子101dと電源入力端子121とを接続している。
【0010】
電源バス3は、細長い形状であり、支柱101aの背面側においてガイド101eの外側に垂直方向に取り付けてある。
そして、給電ケーブル11が、給電ユニット102の背面に配設された電源出力端子122と電源バス3とを接続している。
【0011】
通信機器5は、キャビネット101の前面側から、ガイド101eに支持された状態で、キャビネット101に取り付けてある。
この通信機器5は、背面にバックボード51が取り付けられており、このバックボード51に、電源入力端子52が配設してある。
そして、給電ケーブル12が、電源バス3と各通信機器5の電源入力端子52とを接続している。
【0012】
このように、上記構成の電源供給構造100は、外部から供給された電力が、給電ケーブル10,受電端子101d,給電ケーブル111,電源入力端子121,電源出力端子122,給電ケーブル11,電源バス3,給電ケーブル12及び電源入力端子52をとおって、各通信機器5に給電される。
【0013】
なお、電源供給構造100は、通信機器5を点検・保守する際、バックボード51を取り外して作業するため、通信機器5の後方スペースを各給電ケーブルの配線領域として使用できない構造である。
このため、給電ケーブル11,12は、支柱101aの背面側のスペースに収容されていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電源供給構造100は、支柱101aの背面側に電源バス3を設けてあるため、給電ケーブル11,12の配線領域が狭くなり、給電ケーブル11,12を配線できなくなったり、配線作業の作業性が悪いといった問題があった。
【0015】
また、電源供給構造100は、給電装置102の背面に電源入力端子21と電源出力端子122があるため、給電ケーブル111,11が集中しすぎて煩雑に見えたり、支柱101aの背面側の狭いスペースに、電源バス3と各通信機器5とを接続する給電ケーブル12の余長を収めようと無理に配線処理を行うため、背面側の外観が悪いといった問題があった。
【0016】
本発明は、上述した従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、電源バスをキャビネットの支柱内部に収納し、支柱背面側の給電ケーブルの配線領域を拡大することにより、配線可能な給電ケーブル本数を増やし、かつ、配線作業の作業性を改善するとともに、配線後の外観を改善できる通信機器の電源供給構造の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の通信機器の電源供給構造は、断面がほぼコ字状の複数の柱を組み合せてなる、通信機器が取り付けられる支柱と、給電装置からの電力を前記通信機器に給電するための、前記支柱の一の柱の内部に収納された電源バスと、を具備した構成としてある。
このようにすると、電源バスが支柱の内部に収納され、支柱背面側の給電ケーブルの配線領域を拡大することができるので、配線可能な給電ケーブル本数を増やし、かつ、配線作業の作業性を改善することができる。
【0018】
また、本発明の通信機器の電源供給構造は、前記給電装置の電源入力端子と電源出力端子を、当該給電装置の前面および背面にそれぞれ別個に配設した構成としてある。
このようにすると、電源入力端子と接続される給電ケーブルと、電源出力端子と接続される給電ケーブルが、異なる面に配線されるので、それぞれの給電ケーブルの配線領域をより拡大することができ、配線作業の作業性を改善することができる。
【0019】
また、本発明の通信機器の電源供給構造は、前記支柱が、断面形状が一サイクルの矩形波状をなすように、断面コ字状の第一の柱と第二の柱を組み合せた構造としてあり、かつ、前記電源バスを前記第一の柱の内部に収納し、さらに、前記給電装置を、前記電源出力端子が前記支柱の前面側に位置するように取り付けた構成としてある。
このようにすると、給電装置の電源出力端子と電源バスとの給電ケーブルを支柱の前面側の領域に配線することができるので、支柱背面側の給電ケーブルが分散され煩雑に見えるといった不具合を防止することができる。
【0020】
また、本発明の通信機器の電源供給構造は、前記給電装置に、前記支柱の背面に取り付けるための取付フランジ部を設け、当該給電装置を、前記支柱の背面側から前記支柱に取り付けた構成としてある。
このようにすると、給電装置の電源出力端子に接続された給電ケーブルを、給電装置の前面下側を通して電源バスと接続させることができ、給電ケーブルを支柱の前面側の領域に容易に配線することができる。
【0021】
また、本発明の通信機器の電源供給構造は、前記電源バスと通信機器とを接続する給電ケーブルを収納するケーブルダクトを設けた構成としてある。
このようにすると、給電ケーブルを整理しやすくなり、配線作業を改善することができる。
【0022】
また、本発明の通信機器の電源供給構造は、前記ケーブルダクトを、前記通信機器の側面と前記支柱との間に設けた構成としてある。
このようにすると、通信機器の側面と支柱との間の領域に、電源バスと通信機器とを接続する給電ケーブルの余長を収納することができるので、支柱の背面側の外観が悪いといった不具合を防止することができる。
【0023】
また、本発明の通信機器の電源供給構造は、前記通信機器の側面に、前記電源バスと接続するコネクタを保守するための開口部を設けた構成としてある。
このようにすると、電源バスと接続する給電ケーブルを取り外さなくても、給電ケーブルコネクタだけを点検・保守することができ、点検・保守の作業性を改善することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる通信機器の電源供給構造の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかる通信機器の電源供給構造の実施形態を説明するための概略斜視図を示している。
同図において、本実施形態の通信機器の電源供給構造1は、支柱6aを備えたキャビネット6と、キャビネット6に取り付けられた給電装置2と、支柱6aに収納された電源バス3と、キャビネット6に取り付けられた通信機器5と、外部電源(図示せず)と給電装置2とを接続する給電ケーブル10と、給電装置2と電源バス3とを接続する給電ケーブル11と、電源バス3と通信機器5とを接続する給電ケーブル12と、で構成してある。
【0025】
なお、同図において、電源供給構造1を理解しやすいように、各給電ケーブル10,11,12は、使用本数を少なくして図示してある。
【0026】
キャビネット6は、底板6cの前面側両端部に二本の支柱6aがそれぞれ一本づつ突設され、さらに、支柱6aの上端に上板6bが取り付けられた構造としてある。
【0027】
支柱6aは、断面形状が一サイクルの矩形波状をなすように、断面コ字状の第一の柱と第二の柱を組み合せた構造としてあり、このようにすることにより、機械的強度を向上させることができ、給電装置2や複数の通信機器5を支持することができる。
【0028】
また、支柱6aは、断面形状が一サイクルの矩形波状をなすように、第一の柱と第二の柱をプレス加工により一体成形してある。
なお、支柱6aは、上記一体成形構造に限定するものではなく、第一の柱と第二の柱を別個に成形し、溶接などにより接合する構造としてもよい。
【0029】
また、支柱6aは、給電装置2からの電力を通信機器5に給電するための電源バス3を、支柱6aの第一の柱の内部に収納しており、このようにすることにより、支柱6a背面側の給電ケーブル12の配線領域を拡大することができ、配線可能な給電ケーブル本数を増やし、かつ、給電ケーブルの配線作業の作業性を改善することができる。
【0030】
また、キャビネット6は、対向する支柱6aの対向面側に、棒状のガイド6eを配設してあり、給電装置2および通信機器5をガイド6eで支えながら前後方向に移動可能な構成としてある。このようにすることにより、給電装置2および通信機器5の取り付け及び取り外しを容易に行うことができる。
【0031】
また、キャビネット6の上板6bは、背面側に給電ケーブル10を挿入させる開口部6dが設けてあり、給電ケーブル10は、この開口部6dを通って、給電装置2の電源入力端子21と接続する。
このように、給電ケーブル10を開口部6dに通すことにより、給電ケーブル10が開口部6dにより束ねられる効果を得ることができ、給電ケーブル10の配線をより整頓された状態とすることができる。
【0032】
なお、支柱6aは、上記断面形状に限定するものではなく、必要な機械的強度を有し、かつ、支柱内部に電源バス3を収納できる形状であればよい。
【0033】
続いて、給電装置等について、図面を参照して説明する。
図2は、本発明における電源供給構造の給電装置を説明するための概略図を示しており、(a)は前面側下方から見た斜視図を、(b)は背面側上方から見た斜視図を示している。
【0034】
同図において、給電装置2は、電源入力端子21を前面に、電源出力端子22を背面にそれぞれ配設した構成としてある。
このようにすると、電源入力端子21と接続される給電ケーブル10と、電源出力端子22と接続される給電ケーブル11が、異なる面に配線されるので、それぞれの給電ケーブルの配線領域をより拡大することができ、配線作業の作業性を改善することができる。
【0035】
なお、給電装置2は、電源入力端子21を前面に、電源出力端子22を背面に配設した構成としてあるが、この構成に限定されるものではなく、たとえば、電源入力端子21を背面に、電源出力端子22を前面に配設した構成としてもよい。このようにしても、電源入力端子21に接続される給電ケーブル10と、電源出力端子22に接続される給電ケーブル11が、異なる領域に配線されるので、それぞれの配線領域をより拡大することができる。
【0036】
また、給電装置2は、電源入力端子21に外部からの給電ケーブル10が直接接続してあり、従来例の電源供給構造100における給電ケーブル111を配線する必要がないので、給電ケーブル費用及び配線費用のコストダウンを図ることができ、かつ、給電装置2の背面側に、給電ケーブル10以外の給電ケーブルがないので、外観的に煩雑感を与えるといった不具合を防止することができる。
【0037】
また、給電装置2は、0系用と1系用の二つのフィルターユニット23と、ALM制御ユニット24と、それらを搭載する筐体25を備えており、各々のフィルターユニット23に、電源バス3に給電するための給電ケーブル11を接続する電源出力端子22が設けてある。
【0038】
また、筐体25のほぼ中央部には、キャビネット6の支柱6aの背面側に、ねじ固定するための取付フランジ26が突設してある。このように、前面側に取付フランジ26を設けないことにより、取付フランジ26が、給電ケーブル11の配線領域に入り込まない構造としてあり、給電ケーブル11の配線作業性を改善することができる。
【0039】
つまり、給電装置2は、背面側からキャビネット6に固定され、前面側には取付フランジ26がない構造となり、かつ、給電装置2の前面に電源出力端子22が配設してある。したがって、配線作業者は、給電装置2の電源出力端子22に接続された給電ケーブル11を給電装置2の前面下側を通して、電源バス3と接続することができ、電源出力端子22と電源バス3との給電ケーブル11を支柱6aの前面側の領域に、容易に配線することができる。
【0040】
ここで、好ましくは、図3に示すように、支柱6aの第一の柱が前面側となるように、支柱6aを対向して配設し、かつ、電源バス3を支柱6aの第一の柱の内部に収納し、さらに、給電装置2を、電源出力端子22が前面側に位置するように取り付けた構成とするとよい。このようにすると、給電装置2の電源出力端子22と電源バス3との給電ケーブル11を支柱6aの前面側の領域に配線することができるので、支柱背面側の給電ケーブルが分散され煩雑に見えるといった不具合を防止することができる。
【0041】
また、より好ましくは、図2に示すように、支柱6aを上記のように配設し、かつ、電源バス3を支柱6aの第一の柱の内部に収納し、さらに、給電装置2に、給電装置2を支柱6aの背面に取り付けるための取付フランジ23を設け、給電装置2を背面側から支柱6aに取り付けた構成とするとよい。このようにすると、給電装置2の電源出力端子22と電源バス3がより近づくこととなり、配線作業者は、電源出力端子22と電源バス3との給電ケーブル11をより容易に配線することができる。
【0042】
続いて、ケーブルダクト等について、図面を参照して説明する。
図4は、本発明における電源供給構造のケーブルダクト、および、電源バス3と通信機器を接続する給電ケーブルを説明するための概略斜視図を示している。同図において、ケーブルダクト4は、通信機器5を搭載する際のガイド部41と、給電ケーブル12を収納するケーブル収容部42と、取付部43とで構成してある。また、ケーブルダクト4は、キャビネット6の支柱6aに、たとえば、ねじ44により固定される。
【0043】
このように、電源バス3と通信機器5とを接続する給電ケーブル12を収納するケーブルダクト4を設けることにより、給電ケーブル12を整理しやすくなり、配線作業を改善することができる。
【0044】
また、ケーブルダクト4は、通信機器5の側面と支柱6aとの間に設けた構成としてあるので、支柱6aの背面側の狭い領域の代りに、通信機器5の側面と支柱6aとの間の領域を利用して、各通信機器5と電源バス3とを接続する給電ケーブル12の余長を収納することができ、支柱6aの背面側の外観が悪いといった不具合を防止することができる。
【0045】
また、給電ケーブルコネクタ12aを介して電源バス3と接続された給電ケーブル12は、支柱6aと通信機器5の側面との間を通って配線されるため、通信機器5の取り付け及び取り外しにおいて、給電ケーブル12が通信機器5に引っかかって断線する危険性があるが、ケーブルダクト4を設けることにより、断線の危険性を排除することができる。
【0046】
また、ケーブルダクト4は、通信機器5を取り付ける際のガイド部41を設けてあるので、ケーブルダクト4が、通信機器5と接触しても、取り付けることができなくなったり、ケーブルダクト4を破損するといった不具合を防止することができる。
【0047】
また、図示してないが、ケーブルダクト4は、余長の給電ケーブル12を、支柱6aの側面とケーブル収納部42の間に収納することができ、このようにすることにより、支柱6aの背面側の外観が悪いといった不具合をより効果的に防止することができる。
【0048】
続いて、通信機器の側面構造等について、図面を参照して説明する。
図5は、本発明における電源供給構造の通信機器の側面構造、および、電源バスと給電ケーブルコネクタとの接続構造を説明するための概略斜視図を示している。
同図において、通信機器5は、バックボード51と、取付フランジ53の突設された側面板54と、電子回路パッケージ7を本棚状に搭載するための上下に配設されたガイドレール部55とからなっており、さらに、両側の側面板54に、電源バス3に接続される給電ケーブルコネクタ12aを点検・保守するための開口部56を設けた構成としてある。
【0049】
上記開口部を設けることにより、電源バス3と接続する給電ケーブル12を取り外さなくても、給電ケーブルコネクタ12aだけを点検・保守することができ、点検・保守の作業性を改善することができる。
【0050】
上記構成の通信機器の電源供給構造1は、外部からの給電ケーブル10が、給電装置2の背面の電源入力端子21に直接接続される。
これにより、給電ケーブル費用及び配線費用のコストダウンを図ることができ、かつ、給電装置2の背面側に、給電ケーブル10以外の給電ケーブルがないので、外観的に煩雑感を与えるといった不具合を防止することができる。
【0051】
また、給電装置2は、背面側に電源入力端子21が配設され、表面側に電源出力端子22が配設されているので、支柱背面側の給電ケーブルが分散され煩雑に見えるといった不具合を防止することができ、さらに、給電装置2の電源出力端子22に接続された給電ケーブル11を、給電装置2の前面下側を通して電源バス3と接続させることができ、給電ケーブル11を支柱6aの前面側の領域に容易に配線することができる。
【0052】
また、電源バス3は、支柱6aの内部に収納されているので、支柱6の背面側の配線領域を拡大することができ、給電ケーブル12の配線本数を増やすことができる。
【0053】
また、電源供給構造1は、電源バス3と通信機器5とを接続する給電ケーブル12を収納するケーブルダクト4を、通信機器5の側面と支柱6aとの間に設けてあるので、給電ケーブル12を整理しやすくなる。また、電源供給構造1は、通信機器5の側面と支柱6aとの間の領域に、給電ケーブル12の余長を収納することができるので、支柱6aの背面側の外観が悪いといった不具合を防止することができる。
【0054】
また、電源供給構造1は、通信機器5の側面に、電源バス3と接続する給電ケーブルコネクタ12aを保守するための開口部56を設けてあり、給電ケーブル12を取り外さなくても、給電ケーブルコネクタ12aだけを点検・保守することができ、点検・保守の作業性を改善することができる。
【0055】
上述したように、本発明によれば、電源バス3が支柱6aの第一の柱の内部に収納されるので、電源バス3がキャビネット6の支柱6a背面側の配線領域に存在しなくなり、配線領域を拡大することができる。
また、給電装置2の電源出力端子22が前面側にあり、電源出力端子22と接続された給電ケーブル11は、給電装置2の前面下側を通って、両側面にある電源バス3に接続されるので、配線作業性を改善することができる。
【0056】
また、電源バス3と各通信機器5間の給電ケーブル12の余長部も電源バス3の近傍、より好ましくは、ケーブルダクト4によって配線処理を行うことができるので、背面側からの外観を改善することができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の通信機器の電源供給構造によれば、キャビネットの支柱の内部に電源バスを収納することにより、キャビネットの支柱背面側の配線領域を拡大し、配線可能な給電ケーブル本数を増やすことができ、また、配線作業の作業性を改善することができる。
【0058】
また、電源バスと各通信機器とを接続する給電ケーブルは、キャビネットの支柱と各通信機器のすきまに設けられたケーブルダクトに収納され、給電ケーブルの余長部は、このケーブルダクトで配線処理されるので、配線後の外観を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる通信機器の電源供給構造の実施形態を説明するための概略斜視図を示している。
【図2】図2は、本発明における電源供給構造の給電装置を説明するための概略図を示しており、(a)は前面側下方から見た斜視図を、(b)は背面側上方から見た斜視図を示している。
【図3】図3は、本発明における電源供給構造の電源バス、および、給電装置と電源バスとを接続する給電ケーブルを説明するための概略斜視図を示している。
【図4】図4は、本発明における電源供給構造のケーブルダクト、および、電源バス3と通信機器とを接続する給電ケーブルを説明するための概略斜視図を示している。
【図5】図5は、本発明における電源供給構造の通信機器の側面構造、および、電源バスと給電ケーブルコネクタとの接続構造を説明するための概略斜視図を示している。
【図6】図6は、従来例における通信機器の電源供給構造を説明するための、概略斜視図を示している。
【符号の説明】
1 電源供給構造
2 給電装置
3 電源バス
5 通信機器
4 ケーブルダクト
6 キャビネット
6a 支柱
6b 上板
6c 底板
6e ガイド
6d 開口部
7 電子回路パッケージ
10,11,12,111 給電ケーブル
12a 給電ケーブルコネクタ
21 電源入力端子
22 電源出力端子
23 フィルターユニット
24 ALM制御ユニット
25 筐体
26 取付フランジ
41 ガイド部
42 ケーブル収納部
43 取付部
44 ねじ
51 バックボード
52 電源入力端子
53 取付フランジ
54 側面板
55 ガイドレール部
56 開口部
100 電源供給構造
101 キャビネット
101a 支柱
101b 上板
101c 底板
101d 受電端子
101e ガイド
102 給電装置
121 電源入力端子
122 電源出力端子

Claims (7)

  1. 断面がほぼコ字状の複数の柱を組み合せてなる、通信機器が取り付けられる支柱と、
    給電装置からの電力を前記通信機器に給電するための、前記支柱の一の柱の内部に収納された電源バスと、
    を具備したことを特徴とする通信機器の電源供給構造。
  2. 前記給電装置の電源入力端子と電源出力端子を、当該給電装置の前面および背面にそれぞれ別個に配設したことを特徴とする請求項1記載の通信機器の電源供給構造。
  3. 前記支柱が、断面形状が一サイクルの矩形波状をなすように、断面コ字状の第一の柱と第二の柱を組み合せた構造としてあり、かつ、前記電源バスを前記第一の柱の内部に収納し、さらに、前記給電装置を、前記電源出力端子が前記支柱の前面側に位置するように取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の通信機器の電源供給構造。
  4. 前記給電装置に、前記支柱の背面に取り付けるための取付フランジ部を設け、当該給電装置を、前記支柱の背面側から前記支柱に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信機器の電源供給構造。
  5. 前記電源バスと通信機器とを接続する給電ケーブルを収納する、ケーブルダクトを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信機器の電源供給構造。
  6. 前記ケーブルダクトを、前記通信機器の側面と前記支柱との間に設けたことを特徴とする請求項5記載の通信機器の電源供給構造。
  7. 前記通信機器の側面に、前記電源バスと接続するコネクタを点検・保守するための開口部を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の通信機器の電源供給構造。
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