JP4956100B2 - 接着剤塗布装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、束状に部揃えしたシート束の側端面に接着剤を塗布して表紙シートなどと綴じ合わせる接着剤塗布装置に係わり、例えば画像形成装置などで画像形成されたシートを束状に部揃えして熱溶融性接着剤を塗布し表紙シートと綴じ合わせる製本装置などにおいて熱溶融性接着剤を糊容器内に供給する補給機構の改善に関する。
一般に、この種の接着剤塗布装置は容器内に充填した液状接着剤を塗布ロールなどでシート束の端面に塗布する装置が広く知られ、この場合接着剤は常温で固体の固形接着剤を容器内で加熱溶融するホットメルト接着剤を用いている。これは常温で固形であるため流通保管に適し、また装置内の容器への補充も容易である特徴がある。その反面、一般的に使用される接着剤には合成ゴムを主成分としてその粘性を増大させる粘着性付与剤などの添加物が含まれ、これを所定温度(通常130℃〜150℃)に加熱溶融するため、溶融する際にこれらの成分が蒸発して装置内に付着する問題が知られている。これと同時に常温で固形化するため装置起動時には固化した接着剤を短時間で溶融液化することが要求される。
従来、この接着剤の液化溶融を短時間で行うため糊容器を小型に形成し、この容器をシート端面に沿って往復移動することによって接着剤を塗布する試みが例えば特許文献1に開示されている。同文献には塗布ローラを内蔵した糊容器をガイドレールに沿って往復動自在に配置し、この容器が左限位置と右限位置の間で往復動する際にシート束の端面に塗布ローラで接着剤を塗布する装置が示されている。そして往復動する容器の左限位置に配置された高周波加熱装置で容器内の接着剤を溶融し、右限位置に容器に接着剤を補給するホッパを配置した構造が開示されている。また、接着剤を加熱溶融する際に発生する蒸発成分を吸引濾過するバキュームダクトが加熱装置に対向する容器左限位置に設けられている。このような構成によって糊容器を小型化するのと同時に溶融液化する際の蒸発成分を吸引濾過し、装置内への飛散を防止することが試みられている。
特開2004−216769号公報
上述のように容器内に収納した固形接着剤を加熱溶融して液化した接着剤をシート束に塗布する場合に、この種の接着剤には粘性促進剤などの添加物が含まれ高温に加熱溶融された際に大気中に蒸発する成分が含まれている。この蒸発成分は装置内或いは装置外部に飛散して周囲の物体に付着し、常温に冷却されると固化して付着物として残る性質がある。
ところが従来前掲特許文献1に開示されているように容器内の接着剤を加熱溶融する際に容器から発生する蒸発生分を吸引濾過しているが、この蒸発成分は接着剤を補充する際にホッパなどに準備された接着剤或いはその補給経路に付着する問題が生ずる。この容器から発生する蒸発成分はホッパ内に準備された(補給前の)接着剤を溶融し、或いはこれに付着して接着剤の塊を形成し補給経路で詰まる問題を引き起こす。また補給経路に蒸発成分が付着しても同様に補給する接着剤が経路に詰まってしまう問題を引き起こす。
これに対し、従来の特許文献1の構造では往復動する糊容器の一端(例えば左限)に加熱装置を配置し、これと対向する他端(右限)に補給用のホッパを配置しているが、容器内の接着剤が高温で溶融している状態で固形接着剤を補給すると上述の問題を引き起こす。仮に容器内の接着剤が蒸発しない程度に冷却された状態で接着剤を補給する場合にも同文献のものは接着剤を補給した後、容器を反対側の加熱装置の位置に移動して加熱溶融するため、容器内の補充接着剤を溶融して装置を再起動するまでに時間を要する問題を秘めている。
そこで本発明は、糊容器内に熱溶融性接着剤を補充する際に固形接着剤がホッパなどの補給経路に詰まることなく安定して供給することが可能であり、また補給後の溶解時間を短縮することの可能な接着剤塗布装置の提供をその主な課題としている。
更に、本発明は順次供給されるシートを束状に部揃えして接着剤を塗布し、表紙シートなどと綴じ合わせる際に接着剤の昇温制御が容易で短時間に調温することができ、同時に接着剤の補充も容易である製本装置及びこれを備えた画像形成システムの提供を課題としている。
上記課題を達成するため本発明は以下の構成を採用する。シート束を所定の糊塗布位置に保持するシート保持手段と、前記シート束の一端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段を内蔵した糊容器と、前記糊容器に設けられ内部の固形接着剤を加熱溶融する加熱手段と、前記糊容器を前記シート束に沿って往復動するシフト手段と、前記糊容器に固形接着剤を補充する補給ホッパ手段と、前記糊容器から蒸発成分を吸引するバキュームダクト手段と、前記シフト手段と補給ホッパ手段とバキュームダクト手段とを制御する制御手段とを備える。
そして前記糊容器は、シート束の一端面に接着剤を塗布する作動位置と、この作動位置から退避した補給位置との間で位置移動可能に装置フレームに支持され、前記補給ホッパ手段の補給口と、前記バキュームダクト手段のバキューム口とは、前記補給位置に位置する前記糊容器の上方に配置する。前記制御手段は、前記シフト手段を前記糊容器が前記補給位置に位置するように制御すると共に、この補給位置で前記補給口から固形接着剤を糊容器に補給し、その蒸発成分を前記バキューム口から吸引するように前記補給ホッパ手段と前記バキュームダクト手段を制御する
また、前記補給ホッパ手段と前記糊容器との間には固形接着剤を案内する補給通路が形成され、この補給通路は前記バキュームダクト手段に設けられた蒸発成分のバキューム通路から分岐して構成する。更に、前記制御手段は前記補給ホッパ手段から接着剤を前記糊容器に補充する際、前記加熱手段を停止するように構成する。
また、前記補給ホッパ手段と前記糊容器との間には固形接着剤を案内する補給通路を形成し、この補給通路には開閉自在のシャッタ板を設ける。
そして、前記糊容器は前記シート束の糊塗布端面に沿って移動自在に配置し、この糊容器には待機位置とリターン位置との間で上記シート束の糊塗布端面に沿って糊容器を往復動するシフト手段を備える。そこでこのシフト手段は上記糊容器を待機位置、リターン位置、補給位置の順に往復移動すると共に、前記バキュームダクト手段と補給ホッパ手段は上記補給位置に配置する。
前記制御手段は、前記補給ホッパ手段から接着剤を前記糊容器に補充した後、前記補給位置で前記加熱手段を作動して接着剤を溶融するように構成する。前記糊容器は、液剤収容室と固形剤収容室との2つの収容部に区割して構成する。そして前記接着剤塗布手段は塗布ロールで構成し、この塗布ロールは上記液剤収容室に回転自在に配置する。また、前記バキュームダクト手段は、バキューム通路の吸入口が上記液剤収容室側に臨むように配置し、前記補給ホッパ手段は供給口が上記固形剤収容室に臨むように配置する。
本発明はシート束に接着剤を塗布する糊容器の上方に接着剤を補充する補給ホッパ手段と、糊容器からの蒸発成分を吸引するバキュームダクト手段とを互いに隣接する位置に配置し、補給ホッパ手段から接着剤を補充する際にバキュームダクト手段を作動して蒸発成分が補給ホッパ内に進入するのを防止若しくは軽減するようにしたものであるから、容器内で溶融された接着剤の蒸発成分が補給ホッパ内に進入することがない。従って高温の蒸発成分が補給ホッパ内に準備されている固形接着剤を溶融或いはこれに付着して凝固させることがなく、所定量の固形接着剤を容器内に円滑に供給することが出来る。
また、糊容器を小型に構成してシート束の端面に沿って往復動する構成を採用することによって装置起動時に容器内の残留接着剤を比較的短時間で所定温度に昇温することが出来、この場合に糊容器への接着剤の補給を円滑に行うことが出来る。
更に、糊容器に加熱手段を内蔵し補充した接着剤を補給位置で速やかに昇温溶融することによって短時間に容器内の接着剤を塗布状態に溶融することが出来るなどの効果を奏する。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は、本発明に係わる製本装置と、これを用いた画像形成システムの全体構成の説明図であり、図2は製本装置の詳細説明図である。
図1に示す画像形成システムは、シートに順次印刷を施す画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの下流側に付設された製本装置B、この製本装置Bの下流に配置された後処理装置Cとから構成されている。そして画像形成装置Aで画像形成したシートを製本装置Bで製本処理する。また製本処理しないシートについてはこの製本装置Bを通過して後処理装置Cで印刷シートに後処理を施すように構成されている。
まず画像形成装置Aは複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが図示のものは静電印刷装置を示す。この画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスイッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
次に、上述の画像形成装置Aに付設された製本装置Bについて説明する。この製本装置Bはケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40(以下「集積トレイ41」という)と、この集積トレイ41からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。そして上記集積トレイ41には、その上流側にシート搬入経路32(以下中紙搬送経路という)が、下流側に製本経路33がそれぞれ配置してある。集積部40は略々水平方向に配置した集積トレイ41で構成され、上記中紙搬送経路32の排紙口32bからの印刷シートを積載収納する。
上記集積トレイ41の上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けてあり、排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bで集積トレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートを集積トレイ41に収納し、逆回転でトレイ後端(図1右端)に配置された規制部材43にシート後端を突き当て規制する。また集積トレイ41には図示しない整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に片寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートは集積トレイ41上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
[搬送経路の説明]
次に各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31と、この搬入経路31に連なる表紙搬送経路34が装置を横断するように配置されている。この搬入経路31と表紙搬送経路34で装置を横断してシートを略水平方向に搬送する「第1シート搬送経路」が構成されている。また、上記搬入経路31にはシートを集積部40(集積トレイ41)に案内する中紙搬送経路32が経路切換フラッパ36を介して連接され、搬入口31aからのシートを集積トレイ41に搬送する。
一方集積トレイ41には、その下流側に装置を縦断してシート束を略鉛直方向に搬送する製本経路33が設けられている。この製本経路33で構成される「第2シート搬送経路」(以下「製本経路」という)と上記「第1シート搬送経路」(以下「表紙搬送経路」という)とは互いに交差し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前述の画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中綴じシート)と表装カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下表紙シートと云う)とが搬出される。そこで搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。この経路切換片28の作用については後述する。また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段47(シート束保持手段;以下同様)と後述するターンテーブルユニット65aと搬出ローラ66が配置されている。また表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、駆動モータに連結されている。
上記中紙搬送経路32には前述の集積トレイ41が連接され、この集積トレイ41の下流側には製本経路33が配置されている。この製本経路33は束状に集積された中綴じシート(以下単に「シート束」という)を順次移送しながら製本処理を施す。図示の製本経路33は略々鉛直方向に配置され、シート束姿勢偏向位置Dと接着剤塗布位置Eと表紙綴位置Fと裁断処理位置Gが順次この順に下流側に配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙綴位置Fに表紙シートを供給する。
上記製本経路33には接着剤塗布位置Eに接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ロール57と、ロール回転モータMRとで構成され、この塗布ロール57とロール回転モータMRは糊容器56に組み込まれている。そして糊容器56は上記接着剤塗布位置Eにセットされるシート束に沿って移動可能に支持され、シート束の長手方向に沿って図1紙面表裏方向に往復移動することによってシート束の端面に接着剤を塗布する。
上記糊容器56の構成について図3Aに従って説明すると、容器本体56は液状接着剤収容室(以下液剤収容室という)56aと固形接着剤収容室(以下固形剤収容室という)56bに区割され、液剤収容室56aには塗布ロール57が回転自在に配置され、塗布ロール57にはロール回転モータMRが連結されている。また液剤収容室56aには接着剤の残量を検出する糊センサ56cが配置してある。図示の糊センサ56cは接着剤の温度センサを兼用し、液剤収容室56a内の液化した接着剤の温度を検出するのと同時に接着剤に浸された部位の温度差によって接着剤の残量を検出するようになっている。また、糊容器本体56には電熱ヒータなどの加熱素子(加熱手段)50が埋設してある。そしてこの糊センサ56cと加熱手段50は後述する制御CPU75に結線され、液剤収容室56a内の接着剤を所定の溶融温度に温度調整する温度制御手段79(図6に示す)を有し、同時に接着剤の残量を検出するようになっている。
上記固形剤収容室56bは上記液剤収容室56aと連通され、同収容室56b内で溶融液化した接着剤が液剤収容室56a内に流入する。またこの固形剤収容室56b内には攪拌回転体56dが内蔵されている。
また、上記接着剤塗布位置Eに前記集積トレイ41からシートを移送するグリップ搬送手段47が製本経路33に配置されている。このグリップ搬送手段47は集積トレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、略鉛直方向に配置された製本経路33に沿って下流側に搬送して接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、集積トレイ41は集積位置(図2実線)から引き渡し位置(図2鎖線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたグリップ搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
上記製本経路33の表紙綴位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙搬送経路34から表紙シートが供給され、この表紙綴位置Fで表紙シートと上記接着剤塗布位置Eからのシート束とがくるみ綴じ製本される。この為この表紙綴位置Fには表紙シートをバックアップ支持する背当プレート61と、シート束と表紙シートとの接合部(背部)をプレス成形する背折プレート62と、折りロール63が設けられている。この背当プレート61と背折プレート62と折りロール63とで表紙綴じ手段60が構成されている。
次に上記折りロール63の下流側に位置する裁断処理位置Gには断裁手段65が配置してある。この断裁手段65はシート束の天地方向を偏向するターンテーブルユニット65aと、切断するシート束の断裁縁を押圧支持する断裁縁プレスユニット65bと、断裁刃ユニット65cで構成されている。ターンテーブルユニット65aは前記折りロール63から送られたシート束をニップした状態で旋回するように構成され、同時に断裁処理位置Gにシート束を搬送セットする。上記断裁縁プレスユニット65bはシート束の断裁縁を押圧支持するように製本経路と直交する方向に移動自在の加圧部材を備え、シート束を押圧支持するように構成されている上記断裁刃ユニット65cは平刃状の断裁刃と、シート束を挟んでこの断裁刃と対向する刃受け部材と、断裁刃を駆動するカッタモータとから構成されている。
上記断裁手段65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。この裁断処理位置Gの下流側には搬出ローラ66と収納スタッカ67が配置されている。この収納スタッカ67は図示のようにシート束を倒立状態で収納するようになっている。そしてこの収納スタッカ67には満杯検知センサSfが配置され、収納スタッカ67に収納されるシート束の満杯状態を検出して、オペレータにその除去を警告するようになっている。
また、上記裁断処理位置Gの下方には収納スタッカ67と並列に屑収納ボックス68が設けられ、断裁刃で切断した紙片を収納する。このため、裁断処理位置Gの直下にはスイーパ手段69が設けられ、このスイーパ手段69は図示しない駆動モータによって図2左右方向に揺動し、シート束を断裁する際は裁断処理位置Gの直下に位置して切断片を屑収納ボックス68に案内し、断裁後は裁断処理位置Gから退避してシート束を収納スタッカ67に収容可能に退避するようになっている。また、上記屑収納ボックス68には内部に収納された切断紙片の収納量を検知するフル検知センサ(満杯検知センサ)SfとニアーフルセンサSnが配置してある。このニアーフルセンサSnはシート束の断裁中に満杯とならないように例えばシート束の周縁を断裁する1回分に相当する紙片を収容可能な状態でこれを検出するように配置されている。
上述の製本装置Bには後処理装置Cが配置され、この後処理装置Cは前記表紙搬送経路34(第1シート搬送経路)に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステイプルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置Aからの印刷シートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、このシートにステイプル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ37に搬出する。また、このような後処理を施すことなく画像形成装置Aからのシートを排紙トレイ37に収納するようになっている。
「接着剤塗布手段」
接着剤塗布手段55は前述した糊容器56と、この容器内に回転自在に取り付けられた塗布ロール57と、この塗布ロール57を回転駆動するロール回転モータMRと、上記糊容器56をシート束に沿って往復駆動する駆動モータMSとから構成される。図3A、Bにその概念図を示すが、シート束の下端縁(製本時の背表紙部)S1に対し糊容器56は短い長さ(寸法)に形成してあり、これに内蔵した塗布ロール57と伴にシート束の下端縁S1に沿って移動するように装置フレームのガイドレール52(図3A、B参照)に支持されている。そしてこの糊容器56は装置フレームに取り付けられたタイミングベルト53に連結され、このタイミングベルト53には駆動モータMSが連結してある。
上述のように糊容器56自体がシート束に沿って移動する構成を示したが、これは糊容器56をシート束の長さより長いトレイ形状に構成し、塗布ロール57のみが同図左右方向に移動するようにしても良い。尚図示の塗布ロール57は耐熱性の多孔質材で構成され、糊を含侵してロール周囲に糊の層が盛り上がるように構成されている。
そこで糊容器56はホームポジションHPと、シート束に沿って復動作を開始するリターン位置RPと、接着剤を補充する補充位置EPとの間で前記駆動モータMSによって往復動する。そして各位置は図3A及び図3Bに示す位置関係に設定され、リターン位置RPはシート幅のサイズ情報によって設定される。まず図3Aに示す態様は、シート束に沿って往復動する糊容器56は図示右限位置にホームポジションHPが設定され、シート束を挟んで対向する側にリターンポジションRpが設定されている。このリターンポジションRpから離間した左限位置に補給位置Epが設定されている。そして装置電源投入時(イニシャル時)にはホームポジションHPに設定され、先行する例えば前記グリップ搬送手段47のグリップセンサSgのシートグリップ信号から所定時間後(シート束が接着剤塗布位置Eに到達する見込み時間)にホームポジションHPからリターン位置RPに向けて移動する。この移動と同時に塗布ロール57はロール回転モータMRで回転を開始する。尚図示SPは上記糊容器56のホームポジションセンサである。
また、図3Bに示す態様は、シート束に沿って往復動する糊容器56は図示左限位置にホームポジションHPが設定され、シート束を挟んで対向する側にリターンポジションRpが設定されている。そしてこのホームポジションが補給位置Epに設定されている。
上記駆動モータMSの回転で、糊容器56はガイドレール52に沿って図3A右側から左側に移動を開始する(図3Bの態様においては左側から右側)。この往路では塗布ロール57はシート束に圧接してシート端部をバラけさせ、リターン位置RPからホームポジションHPに戻る復路ではシート端と所定のギャップを形成して接着剤を塗布するように、前述のグリップ搬送手段47の送り量を昇降モータ(図示せず)で調整する。このシート束の送り量による塗布量調整はシート束厚さ検出手段からの束厚さ情報に基づいて束厚さが厚いときにはギャップを大きくして塗布量を多く設定し、束厚さが薄いときにはギャップを小さくして塗布量を少なく設定している。このように前記グリップ搬送手段47の昇降モータの制御でシート束の送り量を大小調整する代わりに上記塗布ロール57の位置を上下調整するロール位置調整手段を設けても良い。また駆動モータMSは待避指示信号でシート束に接着剤を塗布する作動位置から距離を隔てて待避した待避位置EPに移動し、この待避位置EPに配置された接着剤補給ホッパ手段54から接着剤の補給を受けるようになっている。
本発明は上述の構成において、糊容器56はシート束に沿って移動自在に配置され、そのホームポジションHPとリターン位置RPとの間を糊容器56が往復動する際にシート束に接着剤を塗布する。そこでこのリターン位置RPから距離を隔てて退避した退避位置EPに糊容器56を移動可能に構成する。そしてこの待機位置EPには接着剤を補給する接着剤補給ホッパ手段54を配置する。この接着剤補給ホッパ手段54は例えば補給用の固形接着剤を収納したタンク手段(図示せず)に連結され、このタンク手段から図示しないコンベア手段を介して所定量(予め設定された補給量)の接着剤を受け、樋状の補給通路54bから補給口54aに順次落下移送する。そして補給口54aは上記糊容器56の固形剤収容室56bに位置させる。つまり、糊容器56が待機位置EPに位置するとき、その固形剤収容室56bに接着剤補給ホッパ手段54の補給口54aが臨む位置関係に構成されている。
そこで上記補給通路54bに隣接する位置にバキュームダクト手段58が配置されている。このバキュームダクト手段58はバキューム口58aを有するダクト58b(バキューム通路)とバキュームファン58cとファンモータMf1とで構成され、糊容器56内の接着剤の蒸発成分を吸引するようになっている。尚、上記バキュームファン58cには図示しない濾過フィルターが設けられ、接着剤の蒸発成分を濾過する。
図示のバキューム通路(ダクト)58bと固形接着剤の補給通路54bとは互いに分岐して、糊容器56に対して共通の開口部を有している。また、上記補給通路54bの補給口54aにはシャッタ板59が配置してある。このシャッタ板59は補給口54aを開閉するようにダクト壁58dに上下摺動自在に設けられ、図示しないスプリングで図5(b)下方向に付勢され、巻き上げプーリ59aにワイヤで懸架されている。そしてこの巻き上げプーリ59aには巻上げモータMLが連結してある。従って固形接着剤は接着剤補給ホッパ手段54からシャッタ板59で補給口54aを開放して糊容器56の固形剤収容室56bに供給されることとなる。
次に、上述の接着剤を補給するための制御手段の構成を図6に基づいて説明する。
図6は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU70にコントロールパネル71と、モード設定手段72を設ける。そして製本装置Bの制御部には制御CPU75を設け、この制御CPU75は製本処理実行プログラムをROM76から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。またこの制御CPU75には画像形成装置Aの制御CPU70から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。
上記制御CPU75は製本処理プログラムをROM76から読み出し、シート集積動作75a、接着剤の温度制御動作(温度制御手段)79、接着剤塗布動作75b、表紙綴じ動作75c、断裁動作75d、製本スタック動作75eをそれぞれ実行するように構成されている。そして制御CPU75は上記各製本動作の過程で糊容器56内の接着剤の残量を監視して補充する接着剤補充制御手段77を備えている。この制御手段77は接着剤量監視手段77aと接着剤補充動作制御部77bとから構成されている。監視手段77aは製本動作の過程で適時(後述のステップSt001とSt004)、前記糊センサ56cの検出信号から容器内の接着剤が所定量以上であるか否かを判断する。この判断は糊センサ56cの検出信号と基準値とを比較して行う。
また、上記接着剤補充動作制御部77bは前記糊容器56を往復移動する駆動モータMSと、シャッタ板巻上げモータMLと、加熱手段50と、前記バキュームダクト手段58のファンモータMf1と、前記コンベア手段(不図示)の作動モータMCとをそれぞれ駆動制御するように連結されている。
上記制御CPU75による製本動作と、上記接着剤補充制御手段77による接着剤補充動作について図7、図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
前記画像形成装置Aのコントロールパネル71で画像形成条件と後処理モードを設定する(St001)。この後処理モードは例えば「プリントアウトモード」「製本処理モード」「ステイプルモード」「スタンプモード」「パンチモード」「ジョグモード」などに設定する。プリントアウトモードは画像形成したシートを製本及び後処理することなく排紙トレイ37(図示のものは後処理装置に備えられている)に搬出収納する。
製本モードは画像形成されたシートを部揃え集積して表紙シートと綴合わせて収納スタッカ67に収納する。また、ステイプルモードは画像形成されたシートを後処理装置Cに備えられたステイプルユニットによってステイプル綴じし、スタンプモードは捺印処理し、同様にパンチモードはパンチ処理を、ジョグモードは仕分け処理をそれぞれ後処理装置で実行し、その後排紙トレイ37に収納する。
そこで上記ステップSt001で「製本処理モード」が選択されると、制御CPU75は、接着剤量監視指示信号St001aを発し、後述する接着剤量の判別と補充動作を実行する。次いで画像形成装置Aは画像形成動作を実行し、画像形成したシートを排紙口14から搬出する(St002)。画像形成装置Aから排紙指示信号を受けると、製本装置Bの制御CPU75は前記中紙搬送経路(シート搬入経路)32の搬送モータを駆動し、搬入口31aからシートを搬入し、その排紙口32bから搬出する。排紙口32bに送られたシートは集積トレイ41に積載されて部揃え集積される(St003)。次に画像形成装置Aからジョブ終了信号(St004)を受けると制御CPU75は、接着剤量監視指示信号St004aを発し、後述する接着剤量の判別と補充動作を実行する。
上記接着剤量監視指示信号と同時に制御CPU75はトレイ上に集積されたシート束をグリップ搬送手段47で下流側の製本経路33に搬送する(St005)。このシート束の搬送は図1に示すように集積トレイ41が集積位置から搬出位置に降下し、この搬出位置でグリップ搬送手段47がシート束を把持する。次いでグリップ搬送手段47はシート束を略々90度旋回し水平姿勢から鉛直姿勢にシート束の姿勢を偏向する。グリップ搬送手段47はこの偏向後のシート束をその下端縁が接着剤塗布位置Eに位置決めされるように移送する。
次に制御CPU75は上記シート束の接着剤塗布位置Eへの移送と前後して前記表紙搬送経路34から表紙シートを搬送し、表紙綴位置Fに表紙シートを給送セットする(St006)。尚表紙シートは画像形成装置Aから供給されるか、或いはインサータ装置26から供給される。次いで制御CPU75は、糊塗布動作を実行する。
この動作は図3Aに示すようにホームポジションHPにある糊容器56をシート束の下端面に沿って移動し、リターン位置RPで復帰動させる。そして往動作でシート束に塗布ロール57を押圧してシート端をばらけさせ、復動作で接着剤を塗布する(St007)。
次いで制御CPU75はグリップ搬送手段47を動作させて接着剤を塗布したシート束を下流側の表紙綴位置Fに移送する。そしてこの表紙綴位置Fで表紙シートと逆T字状に接合する。このとき表紙シートは背当プレート61で支持されている。この状態で背折プレート62がシート束を挟んだ状態で表紙シートを背折りプレスする。この一連の動作で表紙綴じ処理が実行される(St008)。
次に制御CPU75は所定の冷却時間の経過を待つ(St009)。所定の冷却時間経過後制御CPU75は背当プレート61と背折プレート62を製本経路33から退避させ、折りロール63を回転駆動し、シート束を下流側の裁断処理位置Gに移送する(St010)。次いで制御CPU75は断裁手段65を作動してシート束の天部、地部、小口部を順次所定量断裁して揃える(St011)。このシート束の断裁終了後制御CPU75は製本仕上げされたシート束を収納スタッカ67に収納する(St012)。
一方、前記ステップSt001及びSt004で「接着剤量監視指示信号」が発させられると、制御CPU75に設けられた接着剤補充制御手段77は次の動作を実行する。図8に示すフローに従って説明すると、上記指示信号を受けると接着剤補充制御手段77は接着剤が所定量以上であるか否かを判断する(St013)。この判断で接着剤が所定量以上のときには糊容器56は正常として前記ステップに戻り後続する動作を実行する(St014)。また上記判断で接着剤量が所定量以下のときには接着剤補充制御手段77は、まず製本動作を禁止する信号を発し、前述のステップで後続する動作を禁止する(St015)。次に接着剤補充制御手段77は糊容器56をリターン位置RPから離間した退避位置EPに移動する(St016)。この退避位置EPへの移動と同時に接着剤補充制御手段77は前記巻上げモータMLを作動してシャッタ板59を図3A(図3B)上方に移動して補給口54aを開放する(St017)。
上記補給口54aの開放と前後して接着剤補充制御手段77は前記バキュームダクト手段58のファンモータMf1を作動する。すると糊容器56中の接着剤の蒸発成分がバキューム通路(ダクト)58bから吸引され、例えば濾過フィルターに回収される(St018)。次に接着剤補充制御手段77は図示しないコンベア手段を作動して接着剤の貯蔵タンクから固形接着剤を所定量前記接着剤補給ホッパ手段54に移送する(St019)。するとこの固形接着剤は補給通路54bから糊容器56の固形剤収容室56bに充填される(St020)。この固形接着剤の充填の後、接着剤補充制御手段77は巻上げモータMLを作動してシャッタ板59で補給口54aを閉鎖する。
次に接着剤補充制御手段77は糊容器56の加熱手段50を作動して糊容器56内の接着剤を昇温溶融する(St021)。そして容器内の接着剤が所定温度に達する溶融時間を待つ(St022)。このとき接着剤の溶融によって発生する蒸発成分はバキュームダクト手段58から吸引除去される。次いで接着剤補充制御手段77は糊容器56をホームポジションHPに移動する(St023)。そして接着剤補充制御手段77は製本動作の許可信号を発する。この許可信号を発した後前述するステップにリターン復帰(St024)し、後続する製本動作を続行する。
本発明に係わる接着剤塗布装置を内蔵した製本装置を備えた画像形成装置の全体構成の説明図。 図1の装置に於ける製本装置の詳細説明図。 図2の装置における糊塗布装置のレイアウト構成の説明図。 図2の装置における糊塗布装置のレイアウト構成で図3と異なる態様を示す。 図2の装置に於ける糊塗布装置の説明図であり、(a)はその斜視説明図、(b)、(c)は断面説明図。 図2の装置に於けるバキュームダクト手段の説明図であり、(a)バキュームダクトの構成を、(b)はシャッタ板の開閉機構を示す。 図2の装置に於ける制御部の構成を示すブロック図。 図2の装置に於ける製本処理の動作手順を示すフローチャート。 図7のフローチャートに於ける接着剤量監視動作を示すフローチャート。
符号の説明
47 グリップ搬送手段
50 加熱素子(加熱手段)
54 接着剤補給ホッパ手段
54a 補給口
54b 補給通路
55 接着剤塗布手段
56 糊容器
56a 液状接着剤収容室(液剤収容室)
56b 固形接着剤収容室(固形剤収容室)
56c 糊センサ
56d 攪拌回転体
57 塗布ロール
58 バキュームダクト手段
58a バキューム口
58b ダクト(バキューム通路)
58c バキュームファン
58d ダクト壁
59 シャッタ板
59a 巻き上げプーリ
60 表紙綴じ手段
65 断裁手段
67 収納スタッカ
68 屑収納ボックス
70 制御CPU(画像形成装置)
71 コントロールパネル
72 モード設定手段
75 制御CPU(製本装置)
76 ROM
77 接着剤補充制御手段
77a 接着剤量監視手段
77b 接着剤補充動作制御部
79 温度制御手段
ML 巻上げモータ
Mf1 ファンモータ

Claims (13)

  1. シート束を所定の糊塗布位置に保持するシート保持手段と、
    前記シート束の一端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段を内蔵した糊容器と、
    前記糊容器に設けられ内部の固形接着剤を加熱溶融する加熱手段と、
    前記糊容器を前記シート束に沿って往復動するシフト手段と、
    前記糊容器に固形接着剤を補充する補給ホッパ手段と、
    前記糊容器から蒸発成分を吸引するバキュームダクト手段と、
    前記シフト手段と補給ホッパ手段とバキュームダクト手段とを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記糊容器は、シート束の一端面に接着剤を塗布する作動位置と、この作動位置から退避した補給位置との間で位置移動可能に装置フレームに支持され、
    前記補給ホッパ手段の補給口と、前記バキュームダクト手段のバキューム口とは、前記補給位置に位置する前記糊容器の上方に配置され、
    前記制御手段は
    前記シフト手段を前記糊容器が前記補給位置に位置するように制御すると共に、
    この補給位置で前記補給口から固形接着剤を糊容器に補給し、その蒸発成分を前記バキューム口から吸引するように前記補給ホッパ手段と前記バキュームダクト手段を制御することを特徴とする接着剤塗布装置。
  2. 前記補給通路は前記バキュームダクト手段に設けられた蒸発成分のバキューム通路から分岐して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の接着剤塗布装置。
  3. 前記加熱手段には、前記糊容器内の接着剤の温度を調整する温度制御手段が設けられ、
    この温度制御手段は、前記補給ホッパ手段から接着剤を前記糊容器に補充する際、前記加熱手段を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の接着剤塗布装置。
  4. 前記補給ホッパ手段と前記糊容器との間には固形接着剤を案内する補給通路が形成され、
    この補給通路にはシャッタ板が開閉自在に備えられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
  5. 前記制御手段は、前記補給ホッパ手段から接着剤を前記糊容器に補充した後、前記補給位置で前記加熱手段を作動して接着剤を溶融することを特徴とする請求項に記載の接着剤塗布装置。
  6. 前記糊容器は、互いに連通した液剤収容室と固形剤収容室との2つの収容部に区割され、
    前記固形剤収容室で溶融液化した接着剤が前記液剤収容室に流入し、
    前記接着剤塗布手段は塗布ロールで構成され、この塗布ロールは前記液剤収容室に回転自在に配置され、
    前記バキュームダクト手段は、バキューム通路の吸入口が前記液剤収容室側に臨むように配置され、
    前記補給ホッパ手段は供給口が前記固形剤収容室に臨むように配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
  7. 前記補給ホッパ手段は、固形接着剤を収容するタンク部と、固形接着剤を前記糊容器に供給する補給口と、補給通路とで構成され
    前記補給通路は、屈曲部を介して前記タンク部と補給口とを連通する屈曲経路で構成され、
    前記補給通路にはシャッタ板が開閉自在に備えられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
  8. 前記補給ホッパ手段から接着剤を前記糊容器に補充する際、前記シャッタ板は前記補給通路を開放することを特徴とする請求項に記載の接着剤塗布装置。
  9. 前記補給ホッパ手段から接着剤を前記糊容器に補充した後、前記補給位置で前記加熱手段を作動して接着剤を溶融する制御手段を備えたことを特徴とする請求項又はに記載の接着剤塗布装置。
  10. 前記糊容器は、互いに連通した液剤収容室と固形剤収容室との2つの収容部に区割され、
    前記固形剤収容室で溶融液化した接着剤が前記液剤収容室に流入し、
    前記接着剤塗布手段は塗布ロールで構成され、この塗布ロールは前記液剤収容室に回転自在に配置され、
    前記ダクト手段、前記液剤収容室側に臨むように配置され、
    前記補給ホッパ手段は前記固形剤収容室に臨むように配置されていることを特徴とする請求項乃至9のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置。
  11. シート束を所定の糊塗布位置に保持するシート保持手段と、
    糊塗布位置に配置されシート束の一端面に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、
    前記接着剤塗布手段を有し熱溶融性接着剤を収容すると共に、前記シート束の糊塗布端面に沿って移動自在に配置される糊容器と、
    前記糊容器を補給位置とリターン位置との間で前記シート束の糊塗布端面に沿って往復動するシフト手段と、
    前記糊容器に配置され内部の接着剤を加熱溶融する加熱手段と、
    前記糊容器に固形接着剤を補充する補給ホッパ手段と、
    前記補給ホッパ手段と前記糊容器との間に設けられ固形接着剤を案内する補給通路と、
    前記糊容器からの蒸発成分を除去するダクト手段と、
    を備え、
    前記補給ホッパ手段と前記ダクト手段は前記補給位置において、前記糊容器の上方に互いに隣接する位置に配置されていることを特徴とする接着剤塗布装置。
  12. 順次供給されるシートを束状に集積する集積トレイ手段と、
    前記集積トレイ手段からのシート束に接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、
    前記接着剤塗布装置からのシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段と、
    前記表紙綴じ手段からのシート束を収納する製本スタック手段と、を備え、
    前記接着剤塗布装置は請求項1乃至11のいずれか1項に記載の接着剤塗布装置であることを特徴とする製本装置。
  13. 順次シート上に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置からのシートを束状に集積して接着剤を塗布し、表紙シートと綴じ合わせる製本装置とから構成され、
    前記製本装置は請求項12に記載の製本装置である画像形成システム。
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