JP4954916B2 - エアバッグカバー、インストルメントパネル、エアバッグ装置、エアバッグ収容体 - Google Patents

エアバッグカバー、インストルメントパネル、エアバッグ装置、エアバッグ収容体 Download PDF

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Description

本発明は、車両の助手席に対応して装着されるエアバッグカバーの構築技術に関するものである。
例えば、下記特許文献1には従来の助手席用エアバッグ装置の一例が開示されている。この助手席用エアバッグ装置では、助手席乗員用のエアバッグを被覆するエアバッグカバーにエアバッグカバー開裂用のテアラインが設けられており、当該エアバッグカバーは車両衝突時にこのテアラインに沿って開裂して展開ドアが展開し、エアバッグカバー外部への助手席乗員用のエアバッグの展開膨張時を許容するようになっている。また、この種のエアバッグカバーでは、展開ドアを構成するエアバッグカバーの天板部とこの天板部の裏面側に接合される裏面側接合部とを、両者間に立設する溶着用リブを介して振動溶着によって互いに接合するのが一般的である。
特開2004−1635号公報
ところで、この種のエアバッグ装置では、エアバッグカバーの展開ドアが展開膨張するエアバッグによって押圧されつつ乗員側へと展開する構成であり、エアバッグカバーの各部位のうち展開ドア或いはその周辺の特定の領域にエアバッグからの押圧荷重が集中することが想定されるところ、当該領域におけるエアバッグカバー強度の確保を図る要請がある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、車両の助手席に対応して装着されるエアバッグカバーにおいて、展開ドアを構成する天板部と、この天板部の裏面側に複数の溶着用リブを介して接合される裏面側接合部との間の、特定の領域における溶着接合強度を高め、以って当該領域におけるエアバッグカバー強度を確保するのに有効な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、各請求項記載の発明が構成される。
本発明にかかるエアバッグカバーは、車両の助手席に対応して装着されるエアバッグカバーであって、エアバッグ収容部、天板部、テアライン、展開部、介在部、複数の溶着用リブ、フラップ部を少なくとも備える。
エアバッグ収容部は、事故発生の際に助手席乗員に対し展開膨張するエアバッグを収容する構成とされる。このエアバッグは、ロール折り、蛇腹折り、機械折りなどの予め所定の態様にて折り畳まれた状態でエアバッグ収容部に収容されるのが好ましい。ここでいうエアバッグ収容部によるエアバッグの「収容」には、エアバッグの全部または一部を直接的或いは間接的に包囲する態様が広く包含される。天板部は、エアバッグ収容部と助手席乗員との間に延在し、エアバッグ収容部に収容されたエアバッグを被覆する構成とされる。テアラインは、天板部に形成されたエアバッグカバー開裂用のテアライン(開裂予定線)として構成される。このテアラインは、典型的には超音波加工やレーザー加工によって天板部の板厚方向に関し薄肉化された部位であり、「薄肉部」或いは「減肉部」とも称呼される。このテアラインは、当該テアラインに沿って実際に開裂する開裂ラインの一部または全部と合致するのが好ましい。すなわち、テアラインは、エアバッグカバーが所望の開裂態様となるような開裂ラインを形成する機能を有していれば足り、当該テアラインをこえて開裂ラインが形成されてもよい。展開部は、天板部においてテアラインによって区画される部位として構成される。介在部は、天板部の裏面側に被着され、エアバッグ収容部に収容されたエアバッグと天板部との間に天板部に沿って介在する部材として構成される。ここでいう「天板部の裏面」とは、天板部のうち乗員に対向する面を表面とした場合に、当該天板部のうちの乗員とは反対側の面とされる。従って、この介在部は、換言すれば、天板部の裏面側(乗員とは反対側)に被着される裏面側部材ということができる。複数の溶着用リブは、この介在部と天板部との間に立設する振動溶着用の部位として構成される。これら複数の溶着用リブの立設態様に関しては、介在部から天板部側へと立設する第1の構成、天板部から介在部側へと立設する第2の構成、またこれら第1及び第2の構成を組み合わせた第3の構成を適宜採用することが可能である。板状のフラップ部は、介在部のうち展開部と対向状に延在するとともに、ヒンジ部を回動支点として展開部側へと回動しつつ開成可能とされた板状の部位として構成される。
特に、このエアバッグカバーにおける上記構成の介在部は、複数の溶着用リブの各々の先端部分において天板部と一体状に振動溶着されるとともに、展開膨張するエアバッグによってエアバッグ収容部側から押圧されることで、フラップ部がテアラインにて開裂した展開部とともにヒンジ部を回動支点として助手席乗員側へと回動しつつ開成される。すなわち、フラップ部と展開部とが一体状に構成された展開ドアの開放動作によって、展開しつつ膨張するエアバッグの突出動作を許容する開口部分がエアバッグカバーに形成されることとなる。振動溶着に関しては、介在部と天板部は、介在部ないし天板部の延在面に沿った振動方向に相対的に振動される振動溶着操作によって、複数の溶着用リブを介して互いに接合される。このような構成では、エアバッグカバーの各部位のうちフラップ部の開成部分の或いはヒンジ部の特定の周辺領域にエアバッグからの押圧荷重が集中することが想定されるところ、当該周辺領域におけるエアバッグカバー強度の確保を図る要請がある。
そこで、本発明にかかるエアバッグカバーでは、複数の溶着用リブのうちフラップ部の開成部分の或いはヒンジ部の周辺領域に配設される第1の溶着用リブに関し、当該第1の溶着用リブは、介在部の振動溶着に際し天板部に被着される被着時に該第1の溶着用リブ以外の第2の溶着用リブよりも天板部に優先的に当接する立設高さに設定されている。ここでいう「フラップ部の開成部分の周辺領域」として、典型的にはフラップ部の開成端(開成縁)の近傍領域やテアラインの近傍領域が挙げられる。従って、このフラップ部の開成部分の周辺領域に配設される第1の溶着用リブとして具体的には、複数の溶着用リブのうちフラップ部の開成端に最も近接する部位や、テアラインに最も近接する部位に配設された溶着用リブを用いることが可能である。また、ここでいう「ヒンジ部の周辺領域」として、典型的にはヒンジ部まわりの近傍領域やテアラインの近傍領域が挙げられる。従って、このヒンジ部の周辺領域に配設される第1の溶着用リブとして具体的には、複数の溶着用リブのうちヒンジ部146に最も近接する部位や、テアラインに最も近接する部位に配設された溶着用リブを用いることが可能である。これより介在部は、当該第1の溶着用リブにて振動溶着された特定の周辺領域における天板部との間の溶着接合強度が第2の溶着用リブにて振動溶着された領域よりも高い構成とされている。すなわち、振動溶着時の振動エネルギーが、第2の溶着用リブに比して第1の溶着用リブに集中し易くなるため、この第1の溶着用リブを介して溶着接合がなされた特定の周辺領域においては、溶着接合強度が相対的に高まることとなる。従って、本発明にかかるエアバッグカバーのこのような構成によれば、展開ドアを構成するエアバッグカバーの天板部と、この天板部の裏面側に複数の溶着用リブを介して接合される介在部との間の特定の領域における溶着接合強度を高め、以って当該領域におけるエアバッグカバー強度を確保することが可能となる。
なお、第1の溶着用リブにつき、天板部に対する優先的な当接構造を実現するべく設定される立設高さは、天板部と介在部との相対的な配置関係及び間隔等に基づいて設定されるのが好ましい。例えば、天板部と介在部が概ね平行状に延在し、天板部と介在部との間隔が各領域において概ね均等である場合には、第1の溶着用リブの立設高さを第2の溶着用リブの立設高さよりも高く構成するのみが想定される一方、天板部と介在部との間隔が全部または一部の領域において異なる場合には、第1の溶着用リブの立設高さを第2の溶着用リブの立設高さよりも高く構成するのみならず、第2の溶着用リブの立設高さよりも低く構成することも想定される。
また、本発明にかかる更なる形態のエアバッグカバーでは、前記の第1の溶着用リブは、振動溶着時の立設高さが第2の溶着用リブよりも高い構成とされており、これによって介在部の振動溶着に際し天板部に優先的に当接する構成であるのが好ましい。このような構成によれば、特定の領域に配設される第1の溶着用リブの立設高さを第2の溶着用リブよりも高くするのみの簡便な構成によって、第1の溶着用リブを優先的に天板部に当接させて振動溶着による溶着接合強度を高めたエアバッグカバーが提供される。
本発明にかかるインストルメントパネルは、車両の前席前方において左右方向に長手状に延在するインストルメントパネルであって、上述の構成のエアバッグカバーが一体状に設けられた構成を有する。このような構成によれば、特定の領域におけるエアバッグカバー強度が確保された、エアバッグカバー一体型のインストルメントパネルが提供される。
なお、ここでいう「インストルメントパネル」とは、車室内における運転席及び助手席の前方、すなわちフロントウインドウと前席乗員との間で左右方向(車幅方向)に延在するパネル体(「ダッシュボード」ともいう)であって、運転席前部のスピードメーターやタコメーター等の計器類周りのパネルだけではなく、助手席側にある小物を入れるグローブボックスや、助手席用のエアバックモジュール等が装着された部分、までのパネル全体を広く含むパネル体として規定される。更には、カーエアコン用の吹き出し口や、カーステレオが格納されている部分も含んで、「インストルメントパネル」ということもできる。
本発明にかかるエアバッグ装置は、エアバッグ、ガス供給装置、エアバッグカバーを少なくとも備える。エアバッグは、事故発生の際に助手席乗員に対し展開膨張し、当該助手席乗員を拘束するエアバッグとして構成される。ガス供給装置は、エアバッグに対し展開膨張用のガスを供給するガス供給装置として構成され、典型的にはエアバッグ膨張用のガスを発生させる機能及び当該ガスをエアバッグ側へと誘導する機能を併せ持つ。エアバッグカバーは、エアバッグと助手席乗員との間に介在するエアバッグカバーであり、特に前述のようなエアバッグカバーとして構成される。このような構成によれば、特定の領域における強度が確保されたエアバッグカバーを有するエアバッグ装置が提供される。
本発明にかかるエアバッグ収容体は、車両の助手席に対応して搭載されるエアバッグカバーにおいて、事故発生の際に助手席乗員に対し展開膨張するエアバッグを収容するエアバッグ収容体として構成される。ここでいうエアバッグ収容体によるエアバッグの「収容」には、エアバッグの全部または一部を直接的或いは間接的に包囲する態様が広く包含される。このエアバッグ収容体は、介在部、複数の溶着用リブ、フラップ部を少なくとも備える。介在部は、エアバッグカバーの天板部の裏面側に被着可能とされるとともに、当該被着時に天板部と収容状態のエアバッグとの間に天板部に沿って介在する部位として構成される。複数の溶着用リブは、介在部に立設する振動溶着用の部位として構成される。フラップ部は、介在部のうちヒンジ部を回動支点として回動しつつ開成可能とされた板状の部位として構成される。
特に、このエアバッグ収容体における上記構成の介在部は、複数の溶着用リブの各々の先端部分において天板部と一体状に振動溶着されるとともに、展開膨張する前記エアバッグによって押圧されることで、フラップ部が天板部の展開部とともにヒンジ部を回動支点として助手席乗員側へと回動しつつ開成される。また、このエアバッグ収容体では、複数の溶着用リブのうちフラップ部の開成部分の或いはヒンジ部の周辺領域に配設される第1の溶着用リブに関し、当該第1の溶着用リブは、介在部の振動溶着に際し天板部に被着される被着時に当該第1の溶着用リブ以外の第2の溶着用リブよりも天板部に優先的に当接する立設高さを有する構成とされる。このような構成によれば、展開ドアを構成するエアバッグカバーの天板部と、この天板部の裏面側に複数の溶着用リブを介して接合される介在部との間の特定の領域における溶着接合強度を高め、以って当該領域におけるエアバッグカバー強度を確保するのに有効なエアバッグ収容体が提供される。
また、本発明にかかる更なる形態のエアバッグ収容体では、前記の第1の溶着用リブは、その立設高さが第2の溶着用リブよりも高い構成とされており、これによって介在部の振動溶着に際し天板部に優先的に当接する構成であるのが好ましい。このような構成によれば、特定の領域に配設される第1の溶着用リブの立設高さを第2の溶着用リブよりも高くするのみの簡便な構成によって、第1の溶着用リブを優先的にエアバッグカバーの天板部に当接させて振動溶着による溶着接合強度を高めることが可能なエアバッグ収容体が提供される。
以上のように、本発明によれば、車両の助手席に対応して装着されるエアバッグカバーにおいて、特に複数の溶着用リブのうちフラップ部の開成部分の或いはヒンジ部の周辺領域に配設される第1の溶着用リブを、振動溶着に際し当該第1の溶着用リブ以外の第2の溶着用リブよりも天板部に優先的に当接する立設高さを有する構成とすることで、展開ドアを構成する天板部と、この天板部の裏面側に複数の溶着用リブを介して接合される介在部との間の特定の領域における溶着接合強度を高め、以って当該領域におけるエアバッグカバー強度を確保するのにことが可能となった。
以下、本発明における「エアバッグ装置」の一実施の形態であるエアバッグ装置100につき、図面を参照しながら説明する。このエアバッグ装置100は、特に図示しないものの、車両の助手席に対応して装着され、車両事故の際に展開膨張するエアバッグ(後述するエアバッグ110)によって助手席乗員を拘束する、助手席乗員用のエアバッグ装置として構成される。
このエアバッグ装置100の全体的な構成に関しては、図1及び図2が参照される。ここで、図1には、本実施の形態のエアバッグ装置100の断面構造が示され、図2には、図1中のエアバッグカバー140を乗員側から視た斜視図が示される。
図1に示すように、本実施の形態のエアバッグ装置100は、エアバッグ110、リテーナー120、インフレータ130、エアバッグカバー140を主体に構成されている。このエアバッグ装置100は、エアバッグ110をはじめとする各構成部材とともに一体状にモジュール化とされた状態で、車両に対し組み付けが可能とされており、「エアバッグモジュール」とも称呼される。
エアバッグ110は、車両事故の際、助手席側の乗員拘束領域へと突出しつつ展開膨張し、助手席に着座している助手席乗員を拘束する機能を有する。このエアバッグが、本発明における「エアバッグ」に相当する。リテーナー120は、予め所定の折り畳み態様(ロール折り、蛇腹折り、機械折りなど)で折り畳まれたエアバッグ110を収容するエアバッグ収容部ないしエアバッグ収容体としての機能を有し、エアバッグカバー140の裏面側、すなわちエアバッグカバー140の各部位のうち助手席乗員とは反対側の部位に取り付けられる。インフレータ130は、車両事故に際し、展開膨張用のガスを発生させてエアバッグ110へと供給するガス供給手段としての機能を有する。このインフレータ130が、本発明における「ガス供給装置」を構成している。
エアバッグカバー140は、車両のインストルメントパネル10に連接して配置され、リテーナー120に収容された状態のエアバッグ110を被覆するカバー体としての機能を有する。このエアバッグカバー140は、天板部141、枠状体142、テアライン150、一対の展開ドア部160,160を少なくとも備える。このエアバッグカバー140が、本発明における「エアバッグカバー」に相当する。また、このエアバッグカバー140は、枠状体142を介してエアバッグ110の全部または一部を直接的或いは間接的に包囲する構成を有し、前記リテーナー120とともに、本発明における「エアバッグ収容部」ないし「エアバッグ収容体」を構成する。
なお、インストルメントパネル10は、車両の前席前方において左右方向に長手状に延在するインストルメントパネルであって、エアバッグカバー140が振動溶着等によって一体状に設けられた構成を有する。このインストルメントパネル10は、車室内における運転席及び助手席の前方、すなわちフロントウインドウと前席乗員との間で左右方向(車幅方向)に延在するパネル体(「ダッシュボード」ともいう)であって、運転席前部のスピードメーターやタコメーター等の計器類周りのパネルだけではなく、本実施の形態のエアバッグ110等が装着された部分や、助手席側にある小物を入れるグローブボックスまでのパネル全体を広く含むパネル体として規定される。更には、カーエアコン用の吹き出し口や、カーステレオが格納されている部分も含んで、インストルメントパネル10ということもできる。ここでいうインストルメントパネル10が、本発明における「インストルメントパネル」に相当する。
天板部141は、リテーナー120と助手席乗員との間において助手席乗員の対向面に沿って延在する板状部分として構成され、リテーナー120に収容されたエアバッグ110を被覆する機能を有する。この天板部141は、PP(ポリプロピレン)材料やTPO(オレフィン系エラストマー)材料等の樹脂材料によって形成される。また外表面に樹脂製の表皮が被着されることもある。ここでいう天板部141が、本発明における「天板部」に相当する。
この天板部141の裏面、すなわち天板部141の各部位のうち助手席乗員とは反対側の面には、エアバッグカバー開裂用の開裂予定線として構成されるテアライン150が形成されている。このテアライン150は、典型的には超音波加工やレーザー加工によって天板部141の板厚方向に関し薄肉化された部位であり、「薄肉部」或いは「減肉部」とも称呼される。このテアライン150が、本発明における「エアバッグカバー開裂用のテアライン」に相当する。
この天板部141のうち、このテアライン150によって区画される展開部141a,141aは、エアバッグ110の展開膨張時にテアライン150における開裂によって、後述するフラップ部147,147とともに展開ドアを形成して展開する(「開成する」ともいう)。なお、テアライン150は、当該テアライン150に沿って実際に開裂する開裂ラインの一部または全部と合致する。すなわち、テアライン150は、エアバッグカバー140が所望の開裂態様となるような開裂ラインを形成する機能を有していれば足り、当該テアライン150をこえて開裂ラインが形成されてもよい。ここでいう展開部141a,141aが本発明における「展開部」に相当する。
また、本実施の形態では、天板部141の裏面には枠状体142が接合されている。この枠状体142は、リテーナー120に固定される矩形筒状の筒状部143を備える。この枠状体142の筒状部143に、前記構成のリテーナー120が取り付けられる。この筒状部143は、リテーナー120に収容されたエアバッグ110と天板部141との間に天板部141に沿って介在する介在部144を備える。この介在部144は、天板部141の裏面側に被着され、リテーナー120に収容されたエアバッグ110と天板部141との間に介在する部材として構成される。ここでいう「天板部141の裏面」とは、天板部141のうち助手席乗員に対向する面を表面とした場合に、当該天板部141のうちの助手席乗員とは反対側の面とされる。従って、この介在部144は、換言すれば、天板部141の裏面側(助手席乗員とは反対側)に被着される裏面側部材ということができる。この介在部144は、筒状部143の筒壁から筒外へと延在する基部145と、筒状部143の筒壁からヒンジ部146を介して筒内へと延在する一対のフラップ部147,147を有する。フラップ部147,147は、図2に示すように、全体として平板状であり、各々が対応する展開部141aに概ね合致する四角形状を有する。各フラップ部147は、対応する展開部141aと対向状に延在するとともに、対応するヒンジ部146を回動支点として展開部141a側へと回動しつつ開成可能とされた板状のフラップ部分として構成される。各フラップ部147の開成によって、筒状部143の上部開口143aの開成ないし開閉動作が可能とされる。ここでいう介在部144、ヒンジ部146及びフラップ部147が、それぞれ本発明における「介在部」、「ヒンジ部」及び「フラップ部」に相当する。
天板部141と枠状体142との接合に関しては、枠状体142の上面(天板部141との対向面)側、すなわち介在部144(基部145及びフラップ部147)にて、天板部141の板厚方向に立設する複数の溶着用リブ148を用い、既知の振動溶着方法によって互いに溶着されて一体状に接合される。典型的には、振動溶着操作において、天板部141と枠状体142は、天板部141及び介在部144の延在面に沿った振動方向に相対的に振動されることで、複数の溶着用リブ148を介して互いに接合されることとなる。このとき、複数の溶着用リブ148の長手方向と振動方向が合致するように構成することによって、振動溶着効率を高めることが可能となる。
上記枠状体142の上面側の構成に関しては、図3〜図5が参照される。ここで、図3には、本実施の形態の枠状体142を上面側からみた平面図が示される。また、図4には図3中の枠状体142のA−A線に関する断面図が示され、図5には図3中の枠状体142のB−B線に関する断面図が示される。
図3に示すように、展開部141a,141aに対向する枠状体142の上面側には、上面側底部142aから上面側頂部142bへと立設する複数の溶着用リブ148が設けられており、これら複数の溶着用リブ148は、横方向(図3中の横方向)や縦方向(図3中の縦方向)に延在する構成になっている。枠状体142のうち、特にフラップ部147,147の上面に関しては、複数の溶着用リブ148が横方向及び縦方向に格子状に形成されている。ここでいう複数の溶着用リブ148が、本発明における「複数の溶着用リブ」に相当する。
ところで、上記構成の各フラップ部147は、展開膨張するエアバッグ110によってリテーナー120側から押圧されることで、テアライン150にて開裂した各展開部141aとともにヒンジ部146を回動支点として開成端149が助手席乗員側へと開成される構成になっている。このような構成においては、天板部141や枠状体142のうち、特に各フラップ部147の開成部分の或いはヒンジ部146の周辺領域(本発明における「周辺領域」に相当する)には、他の領域に比してエアバッグ110の展開膨張時の荷重が特に集中し易いことが知られている。ここでいう「フラップ部147の開成部分の周辺領域」として、典型的にはフラップ部147の開成端(開成縁)149の近傍領域や、天板部141のテアライン150の近傍領域が挙げられる。また、ここでいう「ヒンジ部146の周辺領域」として、典型的にはヒンジ部146まわりの近傍領域や天板部141のテアライン150の近傍領域が挙げられる。従って、この種の枠状体142においては、エアバッグ110の展開膨張時の荷重が集中し易い当該特定の領域におけるエアバッグカバー強度の確保が要請される。
そこで、本発明者は、前記の周辺領域におけるエアバッグカバー強度の確保を図るべく、天板部141と枠状体142との溶着接合構造について鋭意検討した。その検討結果に基づき、本発明者は、天板部141と枠状体142との間に立設する複数の溶着用リブ148のうち、各フラップ部147の開成部分の或いはヒンジ部146の周辺圧領域に配設される第1の溶着用リブ148a(図3中の斜線ハッチで示される)における溶着接合強度が、第1の溶着用リブ148a以外のその他の第2の溶着用リブ148bよりも高くなるように構成することとした。本構成では、従来の振動溶着方法は踏襲する一方で、複数の溶着用リブ148のうち相対的に高い溶着接合強度が必要な第1の溶着用リブ148aを、第2の溶着用リブ148bよりも優先して振動溶着する構造を提案するものである。なお、図3に示すように、本実施の形態において第1の溶着用リブ148aは、介在部144のうち各フラップ部147の縁部に沿って配置された溶着用リブと、介在部144の基部145において、フラップ部147,147のまわりを取り囲むように配置された溶着用リブとによって構成される。ここでいう第1の溶着用リブ148aが本発明における「第1の溶着用リブ」に相当し、またここでいう第2の溶着用リブ148bが本発明における「第2の溶着用リブ」に相当する。
前記構成の第1の溶着用リブ148aを、当該第1の溶着用リブ148a以外の第2の溶着用リブ148bよりも優先して振動溶着する具体的な構造に関しては、図4及び図5が参照される。
図4に示すように、本実施の形態では、複数の溶着用リブ148のうちフラップ部147の開成部分の周辺領域、具体的にはフラップ部147の開成端149に最も近接する部位、或いは天板部141のテアライン150に最も近接する部位に配設された第1の溶着用リブ148aの高さ(上面側底部142aから上面側頂部142bまでの高さ)H1が、この第1の溶着用リブ148aに隣接するその他の第2の溶着用リブ148bの高さH2よりも高くなるように構成されている。本構成を採用した場合、天板部141と枠状体142側の介在部144(基部145及びフラップ部147)が概ね平行状に延在し天板部141と介在部144との間隔が各部位において概ね均等であり、第2の溶着用リブ148bよりも立設高さの高い第1の溶着用リブ148aは、振動溶着に際し天板部141に被着される被着時に、第2の溶着用リブ148bよりも先に優先的に当接することとなる。従って、振動溶着時の振動エネルギーが、第2の溶着用リブ148bに比して第1の溶着用リブ148aに集中し易くなり、この第1の溶着用リブ148aを介して溶着接合がなされたフラップ部147の開成部分の周辺領域の溶着接合強度を高めることができ、以って当該フラップ部147の開成部分の周辺領域におけるエアバッグカバー強度を確保することが可能となる。
また、図5に示すように、本実施の形態では、複数の溶着用リブ148のうちヒンジ部146の周辺領域、すなわちヒンジ部146に最も近接する部位、或いは天板部141のテアライン150に最も近接する部位に配設された第1の溶着用リブ148aの高さ(上面側底部142aから上面側頂部142bまでの高さ)H1が、この第1の溶着用リブ148aに隣接するその他の第2の溶着用リブ148bの高さH2よりも高くなるように構成されている。本構成を採用した場合、天板部141と枠状体142側の介在部144(フラップ部147)とが概ね平行状に延在する構成であり、第1の溶着用リブ148aは、振動溶着に際し天板部141に被着される被着時に、第2の溶着用リブ148bよりも先に優先的に当接することとなる。従って、振動溶着時の振動エネルギーが、第2の溶着用リブ148bに比して第1の溶着用リブ148aに集中し易くなり、この第1の溶着用リブ148aを介して溶着接合がなされたヒンジ部146の周辺領域の溶着接合強度を高めることができ、以って当該ヒンジ部146の周辺領域におけるエアバッグカバー強度を確保することが可能となる。
なお、本実施の形態では、図4に示すようにフラップ部147の開成部分の周辺領域に第1の溶着用リブ148aを配設する構成(溶着用リブ構造A)を採用するとともに、更に図5に示すようにヒンジ部146の周辺領域に第1の溶着用リブ148aを配設する構成(溶着用リブ構造B)を採用する場合について記載したが、本発明では必要に応じ溶着用リブ構造A及び溶着用リブ構造Bのうちの少なくとも一方を採用することが可能である。
上記構成のエアバッグ装置100の動作に関しては、図6が参照される。ここで、図6には、本実施の形態のエアバッグカバー140の開成時におけるエアバッグ装置100の断面構造が示される。
車両事故に際し、車両に搭載されたセンサ(図示省略)によって車両の衝突や衝突予知がなされると、エアバッグ装置100が作動し、インフレータ130からエアバッグ110へと膨張ガスが供給される。これによって、エアバッグ110は、図6の矢印方向へ向けてリテーナー120外へと突出しつつ展開膨張する。当該方向は、エアバッグ110によって助手席乗員が拘束される乗員拘束領域170、すなわち助手席乗員が存在する領域に向かう方向と概ね合致する。このとき、フラップ部147,147がエアバッグ110の展開膨張荷重によって押圧され、ヒンジ部146,146を介して天板部141側の展開動作を開始する。エアバッグ110の更なる展開膨張動作によって、天板部141はテアライン150にて開裂し、互いに溶着接合された展開部141a及びフラップ部147からなる板状の展開ドア部160がそれぞれ一体状となって展開する。かくして、展開ドア部160の展開動作により上部開口143aを通じてエアバッグカバー140外への突出が許容されたエアバッグ110は、エアバッグカバー140外へと突出する際の抵抗が抑えられた状態で乗員拘束領域170へと展開膨張して、助手席乗員を速やかに拘束することとなる。これにより、車両事故に際し助手席乗員の拘束性能向上を図ることが可能とされる。
以上のように本実施の形態によれば、展開ドア160を構成するエアバッグカバー140の天板部141と、この天板部141の裏面側に複数の溶着用リブ148を介して接合される介在部144との間の、フラップ部147の開成部分の或いはヒンジ部146の周辺領域における溶着接合強度を高め、以って当該周辺領域におけるエアバッグカバー強度が確保されたエアバッグカバー140、エアバッグカバー一体型のインストルメントパネル10を実現することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、フラップ部147の開成部分の或いはヒンジ部146の周辺領域におけるエアバッグカバー強度が確保されたエアバッグカバー140を備えたエアバッグ装置100を実現することが可能となる。
(他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、天板部141と介在部144が概ね平行状に延在し、天板部141と介在部144との間隔が各領域において概ね均等であり、第1の溶着用リブ148aの立設高さを第2の溶着用リブ148bよりも高く構成する場合について記載したが、本発明では、振動溶着に際し第1の溶着用リブ148aが第2の溶着用リブ148bよりも優先的に天板部141に当接する立設高さを有する構成が少なくとも設けられていればよく、第1の溶着用リブ148aと第2の溶着用リブ148bとの間の相対的な立設高さは、必要に応じて適宜設定可能である。例えば、天板部141と介在部144との間隔が全部または一部の領域において異なる場合には、第1の溶着用リブ148aの立設高さを第2の溶着用リブ148bよりも高くする構成のみならず、第2の溶着用リブ148bよりも低くする構成をも採り得る。
また、上記実施の形態では、展開ドア部160のうちフラップ部147のみが複数の溶着用リブ148を備える場合について記載したが、本発明では、複数の溶着用リブを展開部141a及びフラップ部147の少なくとも一方に設けることができ、例えば展開部141aのみに複数の溶着用リブが設けられた構造や、展開部141a及びフラップ部147の両方に複数の溶着用リブが設けられた構造を採用することもできる。
また、上記実施の形態では、エアバッグ110の展開膨張荷重を受けた一対の展開ドア部160が開成する構成について記載したが、展開ドア部160の数について必要に応じて適宜変更が可能である。例えば単一の展開ドア部や、3つ以上の展開ドア部が開成する構成を採用してもよい。
本実施の形態のエアバッグ装置100の断面構造を示す図である。 図1中のエアバッグカバー140を乗員側から視た斜視図である。 本実施の形態の枠状体142を上面側からみた平面図である。 図3中の枠状体142のA−A線に関する断面図である。 図3中の枠状体142のB−B線に関する断面図である。 本実施の形態のエアバッグカバー140の開成時におけるエアバッグ装置100の断面構造を示す図である。
符号の説明
10…インストルメントパネル
100…エアバッグ装置
110…エアバッグ
120…リテーナー
130…インフレータ
140…エアバッグカバー
141…天板部
141a…展開部
142…枠状体
142a…上面底部
142b…上面頂部
143…筒状部
143a…上部開口
144…介在部
145…基部
146…ヒンジ部
147…フラップ部
148…溶着用リブ
148a…第1の溶着用リブ
148b…第2の溶着用リブ
149…開成端
150…テアライン
160…展開ドア部
170…乗員拘束領域

Claims (6)

  1. 車両の助手席に対応して装着されるエアバッグカバーであって、
    事故発生の際に助手席乗員に対し展開膨張するエアバッグを収容するエアバッグ収容部と、
    前記エアバッグ収容部と前記助手席乗員との間に延在し、前記エアバッグ収容部に収容された前記エアバッグを被覆する天板部と、
    前記天板部に形成されたエアバッグカバー開裂用のテアラインと、
    前記天板部において前記テアラインによって区画される展開部と、
    前記天板部の裏面側に被着され、前記エアバッグ収容部に収容された前記エアバッグと前記天板部との間に前記天板部に沿って介在する介在部と、
    前記介在部と前記天板部との間に立設する複数の溶着用リブと、
    前記介在部のうち前記展開部と対向状に延在するとともに、ヒンジ部を回動支点として前記展開部側へと回動しつつ開成可能とされた板状のフラップ部と、
    を備え、
    前記介在部は、前記複数の溶着用リブの各々の先端部分において前記天板部と一体状に振動溶着されるとともに、展開膨張する前記エアバッグによって前記エアバッグ収容部側から押圧されることで、前記フラップ部が前記テアラインにて開裂した前記展開部とともに前記ヒンジ部を回動支点として助手席乗員側へと回動しつつ開成される構成であり、
    前記複数の溶着用リブのうち前記フラップ部の開成部分の或いは前記ヒンジ部の周辺領域に配設される第1の溶着用リブに関し、当該第1の溶着用リブは、前記介在部の振動溶着に際し前記天板部に被着される被着時に当該第1の溶着用リブ以外の第2の溶着用リブよりも前記天板部に優先的に当接する立設高さに設定されており、これにより前記介在部は、当該第1の溶着用リブにて振動溶着された前記周辺領域における前記天板部との間の溶着接合強度が前記第2の溶着用リブにて振動溶着された領域よりも高い構成とされていることを特徴とするエアバッグカバー。
  2. 請求項1に記載のエアバッグカバーであって、
    前記第1の溶着用リブは、振動溶着時の立設高さが前記第2の溶着用リブよりも高い構成とされており、これによって前記介在部の振動溶着に際し前記天板部に優先的に当接することを特徴とするエアバッグカバー。
  3. 車両の前席前方において左右方向に長手状に延在するインストルメントパネルであって、
    請求項1または2に記載のエアバッグカバーが一体状に設けられていることを特徴とするインストルメントパネル。
  4. 車両の助手席に対応して装着されるエアバッグ装置であって、
    事故発生の際に助手席乗員に対し展開膨張し、当該助手席乗員を拘束するエアバッグと、
    前記エアバッグに対し展開膨張用のガスを供給するガス供給装置と、
    前記エアバッグと前記助手席乗員との間に介在するエアバッグカバーと、
    を備え、
    前記エアバッグカバーは、請求項1または2に記載のエアバッグカバーとして構成されることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 車両の助手席に対応して搭載されるエアバッグカバーにおいて、事故発生の際に助手席乗員に対し展開膨張するエアバッグを収容するエアバッグ収容体であって、
    前記エアバッグカバーの天板部の裏面側に被着可能とされるとともに、当該被着時に前記天板部と収容状態の前記エアバッグとの間に前記天板部に沿って介在する介在部と、
    前記介在部に立設する複数の溶着用リブと、
    前記介在部のうちヒンジ部を回動支点として回動しつつ開成可能とされた板状のフラップ部と、
    を備え、
    前記介在部は、前記複数の溶着用リブの各々の先端部分において前記天板部と一体状に振動溶着されるとともに、展開膨張する前記エアバッグによって押圧されることで、前記フラップ部が前記天板部の展開部とともに前記ヒンジ部を回動支点として助手席乗員側へと回動しつつ開成される構成であり、
    前記複数の溶着用リブのうち前記フラップ部の開成部分の或いは前記ヒンジ部の周辺領域に配設される第1の溶着用リブに関し、当該第1の溶着用リブは、前記介在部の振動溶着に際し前記天板部に被着される被着時に当該第1の溶着用リブ以外の第2の溶着用リブよりも前記天板部に優先的に当接する立設高さを有する構成であることを特徴とするエアバッグ収容体。
  6. 請求項5に記載のエアバッグ収容体であって、
    前記第1の溶着用リブは、その立設高さが前記第2の溶着用リブよりも高い構成とされており、これによって前記介在部の振動溶着に際し前記天板部に優先的に当接することを特徴とするエアバッグ収容体。
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