JP4954520B2 - 放射性廃棄物の収納方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原子力発電所等で発生する放射性廃棄物を処分場等で処分する技術に関する。
原子力発電所等の放射性廃棄物の発生場所においては、種々の低レベル放射性廃棄物が発生するが、このような放射性廃棄物のうち、外部線量率の高いものの多くは、まず、発電所等内に設けられたプールで純水に浸漬した状態で貯蔵される。尚、発電所においては原子炉プールやサイトバンカー等がこれに該当する。しかし、プールで貯蔵できる量にも限りがあるため、プールで貯蔵しきれない放射性廃棄物は、埋設処分用の処分容器に収納された状態で放射性廃棄物の処分場へ輸送されて、処分場内で地中埋設等の方法で処分されることになる。
このように原子力発電所等から処分場へ放射性廃棄物を輸送して処分する方法としては、例えば、非特許文献1に記載されたようなものがある。この方法では、まず、原子力発電所等において、輸送用容器に直接放射性廃棄物を収納して、この輸送用容器を処分場へ輸送する。処分場においては、輸送用容器から放射性廃棄物を取り出して、圧縮工程あるいは焼却工程を経て放射性廃棄物の容積及び重量を減らしてから、この放射性廃棄物を処分容器に収納する。そして、セメントなどの内部充填材を処分容器内に充填して廃棄体を作製して、この廃棄体を地中に埋設する。
RENARD C, DECKERS J, "Centralising LLW treatment in Belgium. " Nucl Eng Int. VOL. 39 NO. 479; PAGE. 37-39; (1994/06)
しかし、前記非特許文献1に記載されたような、原子力発電所等において、輸送用容器に直接放射性廃棄物を収納し、処分場において輸送用容器から放射性廃棄物を取り出して処分容器に収納する方法では、原子力発電所等において、プールから引き上げた放射性廃棄物の水抜きや乾燥等が行われないことから、輸送される放射性廃棄物の重量が大きくなり、一度に輸送できる量が少なくなってしまうため、輸送効率が低下する。また、汚染したプール水により汚染範囲が拡大してしまう懸念があるし、処分場へ予期しない放射性物質を持ち込むことにもなる。さらに、放射性廃棄物を直接輸送用容器に収納するため、輸送用容器も著しく汚染してしまう。そのため、除染作業に時間がかかるなど、処分場における作業効率が低下する。
本発明の目的は、放射性廃棄物を処分場へ輸送する際の輸送効率を向上させること、処分場への輸送作業及び処分場における処分作業の作業効率を向上させること、等である。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の放射性廃棄物の収納方法は、原子力発電所において、前記原子力発電所で発生した低レベル放射性廃棄物を収納容器に収納してからこの収納容器を輸送用容器に収納する放射性廃棄物の収納方法であって、前記収納容器は、この収納容器の中から前記放射性廃棄物を取り出すことなく、この収納容器のまま埋設処分用の処分容器に収納する収納容器として使用されてなり、プール内の放射性廃棄物を前記収納容器に収納可能な形状に成形してから、前記プール内において放射性廃棄物を前記収納容器に収納する第1収納工程と、前記プール内において前記収納容器を取り出し可能に前記輸送用容器に収納する第2収納工程と、前記収納容器を前記輸送用容器に収納した状態で、前記プール外まで引き上げてその状態のまま放置することにより前記収納容器内の水と前記輸送用容器内の水を、前記収納容器と前記輸送用容器の双方の下端部にそれぞれ設けられた水抜き穴を介して外部へ排出する水抜き工程とを備えたことを特徴とするものである。
収納容器を輸送用容器内に収納した後に、水抜き工程において、収納容器及び輸送容器内の水を水抜き穴から排出するため、放射性廃棄物を処分場へ輸送する際の輸送重量を確実に減らすことができ、輸送効率が向上する。また、汚染したプール水の漏洩・滴下により汚染範囲が拡大する懸念がなくなると共に、処分場へ予期しない放射性物質を持ち込むことがなくなる。また、プール内で収納容器に放射性廃棄物を収納してから、続けてプール内で収納容器を輸送用容器に収納し、さらに、その状態のまま、水抜き工程において収納容器及び輸送用容器内の水抜きを行うことができるので、収納作業及び水抜き作業を簡略化でき、作業効率を向上させることができる。
さらに、放射性廃棄物を直接輸送用容器に収納せず、収納容器を介して輸送用容器に収納するため、放射性廃棄物に付着するクラッド等の汚染した腐食生成物の落下・散乱がなく、輸送用容器の放射能汚染を低減できる。
第2の発明の放射性廃棄物の収納方法は、前記第1の発明において、前記水抜き工程後に、前記水抜き穴を介して収納容器内の水分を放出させて収納容器の内部を乾燥させる乾燥工程を備えたことを特徴とするものである。このように、収納容器内の水抜きを行った後に、さらに、乾燥工程において、貫通穴を介して収納容器内の水分を確実に放出させることで、収納容器内の放射性廃棄物を十分に乾燥させることができる。従って、内包した汚染プール水による周囲への汚染拡大や処分場への予期しない放射性物質の持ち込みがなくなる。また、放射性廃棄物を処分場へ輸送する際の輸送重量を確実に減らすことができるため、輸送効率がさらに向上する。
第3の発明の放射性廃棄物の収納方法は、前記第2の発明において、前記乾燥工程において、収納容器内に加熱空気を供給して収納容器の内部を乾燥させることを特徴とするものである。従って、供給された加熱空気により収納容器内の水分を蒸発させて水蒸気を水抜き穴から放出できるため、収納容器内の放射性廃棄物を十分に乾燥させることができる。
第4の発明の放射性廃棄物の収納方法は、前記第2の発明において、前記乾燥工程において、真空ポンプを用いて収納容器の内部を乾燥させることを特徴とするものである。従って、真空ポンプを用いて収納容器内の空気を吸引して圧力を低下させることにより、収納容器内の水分を蒸発させて水蒸気を水抜き穴から放出できるため、収納容器内の放射性廃棄物を十分に乾燥させることができる。
の発明の放射性廃棄物の収納方法は、前記第1〜第の何れかの発明において、前記収納容器を収納した輸送用容器を放射性廃棄物の処分場へ輸送した後、輸送用容器から収納容器を取り出して、この収納容器を、その中から放射性廃棄物を取り出すことなく、処分場における埋設処分用の処分容器に収納することを特徴とするものである。このように、放射性廃棄物の収納時に表面が放射能で汚染された収納容器を、その中から放射性廃棄物を取り出すことなくそのまま処分容器内に収納するため、処分容器の表面が汚染されず、処分容器表面の除染を行うことなしに処分場において人手にて取り扱うことができ、作業効率が向上するし、処分場にそのための除染施設を設ける必要がない。また、作業員の被ばくを抑制することができる。さらに、放射性廃棄物を収納した収納容器を、強度、放射線の遮蔽性及び密閉性等を担保する処分容器に収納するため、埋設処分後に放射性廃棄物に包含される放射能が地中に容易に漏れ出すのを防止することができる。
本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、原子力発電所で発生した放射性廃棄物を処分場に輸送して地中に埋設処分する場合に、本発明を適用した一例である。
この実施形態においては、図1に示す工程に従って、図2〜図4に示すような収納容器3、輸送用容器4及び処分容器5を備えた放射性廃棄物1の処分用容器構造を用いて放射性廃棄物1を埋設処理する。即ち、放射性廃棄物1を直接収納するとともにプール作業時等の酸性化条件下での耐食性を担保する収納容器3、処分場へ輸送する際の放射線の遮蔽性、密閉性及び輸送中の外部からの衝撃等に対する強度を担保する輸送用容器4、そして、地中埋設処分後の、放射線の遮蔽性、密閉性、還元性条件下での耐食性及び処分場での外部からの荷重・衝撃等に対する強度を担保する処分容器5というように、3つの容器3〜5に夫々別々の機能を分担させて、処分場への輸送効率及び埋設処分の作業効率等を向上させるものである。
まず、放射性廃棄物1の収納、輸送及び埋設処分工程について、図1に従って概略説明する。まず、原子力発電所内のプール2内において、放射性廃棄物1を収納容器3(図2〜図4参照)に収納可能なサイズ及び形状に切断する工程を含む前処理を行った後、この放射性廃棄物1を収納容器3に収納する(第1収納工程)。次に、この収納容器3を、プール2内で、処分場へ輸送する為の輸送用容器4(図2、図3参照)に収納する(第2収納工程)。そして、収納容器3及び輸送用容器4内の水抜きを行い(水抜き工程)、さらに、収納容器3及び輸送用容器4の内部を乾燥させる(乾燥工程)。そして、発送前検査完了後、輸送用容器4を処分場へ輸送する。
一方、処分場においては、輸送用容器4から収納容器3を取り出して埋設処分用の処分容器5(図4参照)に収納し、内部充填材(モルタル等)の充填、蓋接合等の作業を行って廃棄体を作製し、この廃棄体を処分場の埋設ピットに埋設処分する。
次に、図1に示す放射性廃棄物1の収納、輸送及び埋設処分の一連の工程に関し、特に、原子力発電所内における工程について詳細に説明する。
まず、放射性廃棄物1を収納容器3に収納する。図2、図4に示すように、収納容器3は、酸素ガスが存在する酸化性条件下で高耐食性材料であるステンレス鋼製で有底筒状の容器本体10と、同じくステンレス鋼製で容器本体10の上端部に接合される蓋部材11とを有する。容器本体10の下端部と蓋部材11には、収納容器3内から水を排出する為の貫通穴10a,11a(水抜き穴)が夫々形成されている。そして、プール2内で、容器本体10に放射性廃棄物1を収納した後に、容器本体10に蓋部材11をボルト、接続金具あるいは溶接等の種々の接合手段により接合する。
このように、放射性廃棄物1を収納容器3内に収納してから、図2に示すように、輸送用容器4をプール2内に浸漬させる。この輸送用容器4は、鋼製の容器本体12と、この容器本体12の上端部に着脱可能に装着される蓋部材13とを有する。尚、これら容器本体12の下端部と蓋部材13には、輸送用容器4内から水を排出する為の貫通穴12a,13a(水抜き穴)が夫々形成されている。そして、プール2内において、輸送用容器4の容器本体12に収納容器3を収納した後、容器本体12に蓋部材13を装着する。
ところで、収納容器3、輸送用容器4の肉厚等の寸法は、以下のようにして決定される。まず、輸送用容器4の外形寸法はすべて同一とし、どのような種類の放射性廃棄物1を輸送する場合も常に同じハンドリング用機器を用いて輸送用容器4を取り扱うことができるようにして、収納及び輸送作業の効率化を図る。
そして、収納容器3に収容される放射性廃棄物1の線量当量率が高く、遮蔽厚さを大きくとる必要がある場合には、内容積の小さい収納容器3及び肉厚の厚い輸送用容器4を使用する。一方、放射性廃棄物1の線量当量率が低い場合には、遮蔽厚さを小さくできることから、肉厚の薄い輸送用容器4及び内容積の大きい収納容器3を採用して、収納容器3内に多量の放射性廃棄物1を収納できるようにして、輸送効率を高める。ここで、輸送用容器4の肉厚は、例えば、次のようにして決定される。即ち、Co-60のγ線を例にとると、線量当量率を1桁下げるために必要な遮蔽厚さは約60mmである。そして、線量当量率を2桁下げるのであれば120mm、3桁下げるのであれば180mmというように、線量当量率を1桁下げるごとに60mm刻みで遮蔽厚さを増やして輸送用容器4の肉厚を決定する。そして、この輸送用容器4の肉厚に応じて、収納容器3の寸法がほぼ一義的に決定される。
次に、図2、図3に示すように、水抜き工程において、プール2内で収納容器3を収容した輸送用容器4をプール2外まで引き上げてその状態のまま放置する。すると、収納容器3及び輸送用容器4の下端部に形成された貫通穴10a,12aを介して、収納容器3及び輸送用容器4内の水が排出される。つまり、収納容器3を輸送用容器4に収納した状態で、放射性廃棄物1の水抜きが行われることになる。
さらに、輸送用容器4の表面に付着したプール水を洗い流して表面の放射能を除去した後、乾燥工程において、輸送用容器4に乾燥用の加熱空気を供給する。図3に示すように、輸送用容器4に加熱空気供給装置20を接続して加熱空気を供給するが、この加熱空気供給装置20は、供給用空気を加熱するヒータ(図示略)とこのヒータで加熱された空気を輸送用容器4へ送り込むブロア(図示略)とを有する。そして、ヒータで加熱された加熱空気は、収納容器3及び輸送用容器4の下端部の貫通穴10a,12aを介して収納容器3及び輸送用容器4内にブロアにより供給される。そして、この加熱空気により収納容器3及び輸送用容器4内の放射性廃棄物1及び空気が加熱されて内部の水分が蒸発し、水蒸気が収納容器3及び輸送用容器4の上端部の貫通穴11a,13aを介して放出され、収納容器3及び輸送用容器4の内部が乾燥される。従って、放射性廃棄物1を確実に乾燥させて汚染されたプール水を排除し、かつ、その重量を減らすことができる。尚、この乾燥工程後、輸送用容器4の貫通穴12a,13aはプラグ等により封止される。
この乾燥工程完了後、所定の発送前検査が行われて、輸送用容器4は処分場へ輸送される。
次に、処分場における廃棄体作製の工程について説明する。
図1に示すように、処分場においては、原子力発電所から輸送されてきた輸送用容器4から収納容器3を取り出し、この収納容器3を埋設処分用の処分容器5に収納する。ここで、図4に示すように、処分容器5は、炭素鋼製で有底筒状の容器本体14と、同じく炭素鋼製で容器本体14の上端部に接合される蓋部材15とを有する。容器本体14に蓋部材15が接合された状態では、処分容器5は密閉構造となる。そのため、酸素ガス・溶存酸素のない還元性条件下での耐食性を有する炭素鋼により腐食開口までの長期寿命が期待でき、埋設処分後に放射性廃棄物に包含される放射能が地中に容易に漏れ出すのを防止することができる。還元性条件下での炭素鋼の腐食速度は中性条件下で0.01mm/年以下、アルカリ性条件下で0.0001mm/年程度と報告されており、腐食開口に至るまでには十分に長い寿命が期待できる。
ここで、ステンレス鋼等の酸化性条件下での高耐食性材料で構成される収納容器3と、炭素鋼等の還元性条件下での耐食性材料で構成される処分容器5の間に、電気的な絶縁物が配置されていることが好ましい。この場合には、この電気的絶縁物により、金属間の電位差に起因する流電腐食(ガルバニック腐食)を防止することができる。これにより何らかの原因で収納容器3と処分容器5の間が電気伝導性の流体で満たされた場合でも容器の腐食速度の著しい増加を防止することができる。
また、この処分容器5は、地中に埋設された後に、長期間にわたり、土圧あるいは積み重ね荷重等の外力や外部からの衝撃等に耐えられる強度と、放射線の十分な遮蔽性を必要とするため、収納容器3の肉厚(例えば、肉厚10mm)に比べて処分容器5の肉厚(例えば、50mm)は十分に厚くなっている。
さらに、容器本体14の内側部分と、蓋部材15の内側(図4の下側)部分には、夫々放射線を遮蔽する為の遮蔽材16,17が予めボルト止め、焼きばめ等により取付られている。尚、外部からの衝撃等に対する強度や耐食性は収納容器3や処分容器5で担保されており、遮蔽材16,17には放射線を遮蔽する機能があれば十分であるため、遮蔽材16,17は、比較的安価な材料(例えば、ねずみ鋳鉄)で構成されている。但し、遮蔽材16,17には十分な放射線遮蔽機能が要求されるため、遮蔽材16,17の厚さは、処分容器5の肉厚(例えば、50mm)と比較しても十分厚い(例えば、60mm〜120mm)ものとなっている。このように、収納容器3と処分容器5の間に遮蔽材16,17が設けられているため、収納容器3が収納された処分容器5を地中に埋設する際の、作業員の被ばくを低減することができる。
または、遮蔽材16,17を設ける代わりに、前述したような、収納容器3内の放射性廃棄物の線量当量率に応じた輸送用容器4の肉厚決定と同じように、処分容器の肉厚を、放射線が十分に遮蔽されるような適切な厚さに設定するようにしてもよい。
そして、図4に示すように、この収容容器3を、その内部に放射性廃棄物1を収容した状態のまま遮蔽材16,17の内側の空間に挿入する。つまり、収納容器3は、その中から放射性廃棄物1が取り出されることなくそのまま処分容器5に収納されることになる。そして、遮蔽材16,17と収納容器3との隙間に内部充填材としてモルタル(図示略)を充填した後、蓋部材15を溶接により容器本体14に接合して、地中埋設の為の廃棄体を作製する。
ここで、処分容器5の容器本体14及び蓋部材15には、貫通穴10a,11aを有する収納容器3とは異なり、開口部が設けられていない。つまり、処分容器の容器本体14と蓋部材15とが接合された状態では処分容器5は密閉構造を構成するため、その内部の放射性廃棄物1は完全に密閉される。
そして、廃棄体の最終確認を行った後、この廃棄体を処分場内の所定の埋設ピットまで搬送し、地中に埋設処分する。
以上説明した放射性廃棄物1の処分方法によれば、次のような効果が得られる。
1)原子力発電所において、最終的な埋設処分に使用される肉厚が厚くて重量の大きい埋設処分用容器とは別の、強度、密閉性等を担保する必要がないために肉厚が比較的薄い収納容器3に放射性廃棄物1を収納し、その収納容器3を輸送用容器4に収納して処分場へ輸送するので、廃棄物輸送時の輸送重量を減らすことができる。従って、輸送、運搬時のクレーン等による輸送用容器4の荷役も容易であるし、一度により多くの放射性廃棄物1を輸送することも可能になり、輸送効率が向上する。また、処分場においては、放射性廃棄物1を収納した収納容器3を、強度、放射線の遮蔽性及び密閉性等を担保する処分容器5に収納するため、埋設処分後に放射性廃棄物1に包含される放射能が地中に容易に漏れ出すのを防止することができる。
2)放射性廃棄物1を直接輸送用容器4に収納せず、収納容器3を介して輸送用容器4に収納するため、放射性廃棄物1に付着するクラッド等の汚染した腐食生成物の落下・散乱がなく、輸送用容器4の放射能汚染を低減できる。
3)収納容器3及び輸送用容器4の下端部に水抜き穴として貫通穴10a,12aが形成されているため、これらの貫通穴10a,12aから、収納容器3内の水と輸送用容器4内の水を確実に抜くことが可能である。また、収納容器3及び輸送用容器4の上端部にも貫通穴11a,13aが形成されているため、その後の乾燥工程において、収納容器3及び輸送用容器4内で蒸発した水分を貫通穴11a,13aから放出させて、収納容器3及び輸送用容器4の内部を十分に乾燥させることも可能である。従って、汚染したプール水の漏洩・滴下により汚染範囲が拡大する懸念がなくなると共に、予期しない放射性物質を処分場へ持ち込むことがなくなる。また、放射性廃棄物1を処分場へ輸送する際の輸送重量を確実に減らすことができるため、輸送効率がさらに向上する。
4)放射性廃棄物1を収納容器3内に収納した後に、その収納容器3をプール2内でそのまま輸送用容器4に収納するので、収納工程を簡略化できる。さらに、その状態のまま、輸送用容器4をプール2から引き上げて放置するだけで、収納容器3及び輸送用容器4内の水抜きを行うことができるので、水抜き作業も簡単になり、一連の収納作業の作業効率をより向上させることができる。
5)収納容器3に貫通穴10a,11aが形成されているために、貫通穴が形成されていない場合よりも、収納容器3自体の密閉性及び放射線の遮蔽性はやや低下すると考えられる。しかし、処分場へ輸送する際には、収納容器3は輸送用容器4に収納されるし、さらに、放射性廃棄物1の処分場においては、収納容器3は輸送用容器4から取り出されて、密閉性及び放射線の遮蔽性を担保する埋設処分用の処分容器5にそのまま収納されて埋設される。つまり、収納容器3の密閉性及び遮蔽性の低下分を輸送用容器4や処分容器5に担保させることができ、収納容器3には高い密閉性及び遮蔽性が不要になる。また収納容器3の肉厚を薄くして、処分場へ輸送する際の輸送重量を小さくすることも可能になる。
6)放射性廃棄物1の収納時に表面が放射能で汚染された収納容器3をそのまま処分容器5内に収納するため、処分容器5の表面は汚染されず、処分容器5表面の除染を行うことなしに処分場において人手にて取り扱うことができ、作業効率が向上するし、処分場にそのための除染施設を設ける必要がない。また、収納容器3から放射性廃棄物1を取り出さずにそのまま処分容器5に収納するので、処分場において放射性廃棄物1の詰め替えを行う必要がなく、作業効率が向上する。さらに、放射性廃棄物の発生元、発生量、種類、放射能濃度等の各種情報の履歴を処分場で容易に追跡管理でき、処分場における放射性廃棄物データ管理の信頼性が高くなるし、各々の放射性廃棄物に対する責任の所在を容易に識別できる。さらに、原子力発電所側では、放射性廃棄物1の放射能を測定して収納容器3に収容し、処分場側では、収納容器3を処分容器5にそのまま収納して廃棄体を作製するというように役割が分担されるため、発電所側と処分場側との間での責任分担が明確になる。
7)収納容器3は、放射性廃棄物1を直接収納するとともに耐食性を担保し、処分容器5は、地中埋設処分後の、放射線の遮蔽性、密閉性及び外力あるいは外部からの衝撃等に対する強度を担保する。また、遮蔽材16,17は、放射線の遮蔽性向上を担保している。従って、収納容器3は高耐食性金属であるステンレス鋼で構成するとともに肉厚を比較的薄くし、処分容器5は鉄系金属である炭素鋼で構成するとともに肉厚を厚くし、遮蔽材は、安価なねずみ鋳鉄等の材料で構成するとともに肉厚をかなり厚くする。このように、収納容器3、処分容器5及び遮蔽材16,17に関して、夫々の担保する機能に応じた適切な材料及び肉厚を選定することで、処分用容器構造のコストを極力低減することが可能になる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。
1]収納容器3、輸送用容器4、処分容器5及び遮蔽材16,17の材質や径及び肉厚等のサイズに関しては、放射性廃棄物1の放射能量、輸送量等を勘案して適宜自由に設定できる。
2]収納容器、輸送用容器及び処分容器は、何れも円筒形状のものに限られず、種々の形状のものを採用可能である。例えば、図5に示すように、角筒形状の容器本体20及び蓋部材21を有し放射性廃棄物1を収納する収納容器3Aと、同じく角筒形状の容器本体22と蓋部材23とを有し収納容器3Aを収納する処分容器5Aとを用いて、廃棄体を作製してもよい。
3]図1の乾燥工程において、加熱空気供給装置20により加熱空気を輸送用容器4に供給する代わりに、真空ポンプにより収納容器3及び輸送用容器4内の空気を吸引して、収納容器3及び輸送用容器4内の水分を蒸発させるようにしてもよい。
4]前記実施形態では、放射性廃棄物を貯蔵するプールにおいて放射性廃棄物を収納容器に収納するが、放射性廃棄物をプールから収納作業用の別のプールに移してから、その収納作業用のプールにおいて放射性廃棄物を収納容器に収納するようにしてもよい。
5]容器本体10とその中に収容された放射性廃棄物の間に空間が存在していると、容器本体10内に水などが入り込む虞があるため、処分場において、容器本体10内にモルタル等を充填するようにしてもよい。この場合は、原子力発電所で容器本体10に放射性廃棄物1を収納した後においては、容器本体10に蓋部材11を着脱可能な程度に取り付けておき、処分場において蓋部材11を一旦取り外して容器本体10内にモルタル等を充填した後に、蓋部材11を容器本体10に着脱不能に接合する。
6]原子力発電所からの放射性廃棄物に限らず、他の原子力関連施設から発生する放射性廃棄物の処分についても、本発明を適用できることはいうまでもない。
本発明の実施形態に係る放射性廃棄物の埋設処分の工程図である。 廃棄物収納工程及び容器収納工程の説明図である。 水抜き工程及び乾燥工程の説明図である。 収納容器及び処分容器の斜視図である。 変更形態における収納容器と処分容器の分解斜視図である。
符号の説明
1 放射性廃棄物
2 プール
3 収納容器
4 輸送用容器
5 処分容器
10a,11a 貫通穴(水抜き穴)
12a,13a 貫通穴(水抜き穴)
10 容器本体
11 蓋部材
20 加熱空気供給装置

Claims (5)

  1. 原子力発電所において、前記原子力発電所で発生した低レベル放射性廃棄物を収納容器に収納してからこの収納容器を輸送用容器に収納する放射性廃棄物の収納方法であって、
    前記収納容器は、この収納容器の中から前記放射性廃棄物を取り出すことなく、この収納容器のまま埋設処分用の処分容器に収納する収納容器として使用されてなり、
    プール内の放射性廃棄物を前記収納容器に収納可能な形状に成形してから、前記プール内において放射性廃棄物を前記収納容器に収納する第1収納工程と、
    前記プール内において前記収納容器を取り出し可能に前記輸送用容器に収納する第2収納工程と、
    前記収納容器を前記輸送用容器に収納した状態で、前記プール外まで引き上げてその状態のまま放置することにより前記収納容器内の水と前記輸送用容器内の水を、前記収納容器と前記輸送用容器の双方の下端部にそれぞれ設けられた水抜き穴を介して外部へ排出する水抜き工程と、
    を備えたことを特徴とする放射性廃棄物の収納方法。
  2. 前記水抜き工程後に、前記水抜き穴を介して収納容器内の水分を放出させて収納容器の内部を乾燥させる乾燥工程を備えたことを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物の収納方法。
  3. 前記乾燥工程において、収納容器内に加熱空気を供給して収納容器の内部を乾燥させることを特徴とする請求項2に記載の放射性廃棄物の収納方法。
  4. 前記乾燥工程において、真空ポンプを用いて収納容器の内部を乾燥させることを特徴とする請求項2に記載の放射性廃棄物の収納方法。
  5. 前記収納容器を収納した輸送用容器を放射性廃棄物の処分場へ輸送した後、輸送用容器から収納容器を取り出して、この収納容器を、その中から放射性廃棄物を取り出すことなく、処分場における埋設処分用の処分容器に収納することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の放射性廃棄物の収納方法。
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