JP7285182B2 - 保管容器及び保管容器の設計方法 - Google Patents
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Description
で規定される距離t、P1=b/sinαで規定される直線P1、及び、tanθ≦To/T1の場合、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)、tanθ>To/T1の場合、P2=(T0/sinθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、前記幾何学条件は、前記第1流路の前記底部の内面に沿った第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記側壁部の内面に沿った第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含む。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
η:T1+d・sinθの値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A’:(β+d・cosθ-T1・tanθ)/(β-η・tanθ)の値
B’:d/(cosα・(β-η・tanθ))の値
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
で規定される距離t、P1=a/cosαで規定される直線P1、及び、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、前記幾何学条件は、前記第1流路の前記底部の内面に沿った第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記側壁部の内面に沿った第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含む。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A″:(β-d/cosα-η・tanθ)/(ε-T1・tanθ)
B″:d/(cosα・(T1・tanα-ε))
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
で規定される距離t、P1=b/sinαで規定される直線P1、及び、tanθ≦To/T1の場合、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)、tanθ>To/T1の場合、P2=(T0/sinθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、前記幾何学条件は、前記第1流路の前記底部の内面に沿った第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記側壁部の内面に沿った第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含むことを特徴とする。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
η:T1+d・sinθの値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A’:(β+d・cosθ-T1・tanθ)/(β-η・tanθ)の値
B’:d/(cosα・(β-η・tanθ))の値
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
で規定される距離t、P1=a/cosαで規定される直線P1、及び、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、前記幾何学条件は、前記第1流路の前記底部の内面に沿った第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記側壁部の内面に沿った第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含むことを特徴とする。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A″:(β-d/cosα-η・tanθ)/(ε-T1・tanθ)
B″:d/(cosα・(T1・tanα-ε))
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
図1から図3の図面を参照しながら、本実施形態に係る保管容器1の構成の一例を説明する。図1は、本実施形態に係る保管容器の一例を示す分解斜視図である。図2は、本実施形態に係る保管容器1の収容本体10の上面を示す図である。図3は、本実施形態に係る収容本体10の側面を示す図である。
F(X)=(b+(T1-a)・tanα)/(T1+d・sinθ)・X+T0-b-(T1-a)・tanα ・・・式(1)
f1(X)=tanα・X+(T0-b-(T1-a)・tanα+d/cosα) ・・・式(2)
f2(X)=tanθ・X+T0-tanθ・T1+d・cosθ ・・・式(3)
Xs=(b+d・cosθ+(T1-a)・tanα-T1・tanθ)・(T1+d・sinθ)/(b+(T1-a)tanα-(T1+d・sinθ)・tanθ)
Xs=(β+d・cosθ-T1・tanθ)・(T1+d・sinθ)/(β-(T1+d・sinθ)・tanθ)
Ys=β・(β+d・cosθ-T1・tanθ)/(β-(T1+d・sinθ)・tanθ)+T0-β
点S((β+d・cosθ-T1・tanθ)・η/(β-η・tanθ),β・(β+d・cosθ-T1・tanθ)/(β-η・tanθ)+T0-β)
点R(d・η/cosα・(β-η・tanα),β・d/cosα・(β-η・tanα)+T0-β)
exp(-μ・T’)/exp(-μ・T0)=φ1/φ0 ・・・式(5)
10 収容本体
10a 収容口
10b 外面
10c 吊り部
10s 収容部
11 底部
11a 内面
11b、11c 仮想線
12 側壁部
12e 内面
13 貫通孔
13a 第1流路
13b 第2流路
13p 屈折部
14 吸気孔
15 連接部
20 蓋部
100 高線量物質
121a、121b、121c、121d 側面
122a、122b、122c、122d 角部
200 プール
201 プール底面
300 吊り具
301 係止部
400 乾燥装置
Claims (9)
- 高線量物質を収容する収容本体と、前記収容本体の収容口を塞ぐ蓋部と、を有する保管容器であって、
前記収容本体は、
底部と、
前記底部に連接しかつ前記底部の鉛直方向に沿って延びる側壁部と、
前記底部の内面と前記側壁部の内面との連接部から前記収容本体の外部へ貫通する貫通孔と、
を有し、
前記貫通孔は、少なくとも1つの屈折部を有し、
前記貫通孔は、前記鉛直方向と交わる方向へ前記連接部から延びる第1流路と、前記第1流路から屈折しかつ前記収容本体の外部へ延びる第2流路と、を有し、
前記屈折部は、前記第1流路と前記第2流路とが連接する前記貫通孔の部分であり、
前記第1流路は、前記底部の内面に沿った第1方向及び前記側壁部の内面に沿った第2方向に対して傾斜し、
前記第2流路は、前記底部の内面に沿った第1方向及び前記側壁部の内面に沿った第2方向に対して傾斜することを特徴とする保管容器。 - 前記側壁部は、複数の側面と、隣り合う側面同士を所定の角度で連接する角部と、を有し、
前記貫通孔は、前記底部の内面と前記角部の内面との前記連接部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の保管容器。 - 前記収容本体は、前記収容本体の内部に気体を吸気する吸気孔をさらに有し、
前記吸気孔は、前記収容本体の中心点を基準として、前記貫通孔と対向する前記収容本体の部分に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の保管容器。 - 前記貫通孔は、前記収容本体が液体を収容している場合、当該液体を前記収容本体の外部に排出し、前記収容本体が前記吸気孔から前記気体が吸気されている場合、当該気体を前記収容本体の外部に排出することを特徴とする請求項3に記載の保管容器。
- 前記貫通孔は、tanαとTo/T1との関係がtanα≦To/T1下記式を満足し、前記第1流路と前記連接部との連接箇所及び前記第2流路と前記収容本体の外面との連接箇所を通る直線が前記第2流路と交わる第1点から、当該直線が前記第1流路と交わる第2点までの距離であり、かつ、
で規定される距離t、P1=b/sinαで規定される直線P1、及び、tanθ≦To/T1の場合、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)、tanθ>To/T1の場合、P2=(T0/sinθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、
前記幾何学条件は、前記第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の保管容器。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
η:T1+d・sinθの値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A’:(β+d・cosθ-T1・tanθ)/(β-η・tanθ)の値
B’:d/(cosα・(β-η・tanθ))の値
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束 - 前記貫通孔は、tanαとTo/T1との関係がtanα>To/T1を満足し、前記第1流路と前記連接部との連接箇所及び前記第2流路と前記収容本体の外面との連接箇所を通る直線が前記第2流路と交わる第1点から、当該直線が前記第1流路と交わる第2点までの距離であり、かつ
で規定される距離t、P1=a/cosαで規定される直線P1、及び、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、
前記幾何学条件は、前記第1流路の前記第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の保管容器。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A″:(β-d/cosα-η・tanθ)/(ε-T1・tanθ)
B″:d/(cosα・(T1・tanα-ε))
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束 - 前記貫通孔は、第1流路13aの鉛直方向の第1長さaと水平方向の第2長さbとの比が6.0以下で、第2長さbは250mm以下で、前記第2流路と水平方向とのなす角が45°以下であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の保管容器。
- 高線量物質を収容する収容本体と、前記収容本体の収容口を塞ぐ蓋部と、を有し、前記収容本体は、底部と、前記底部に連接しかつ前記底部の鉛直方向に沿って延びる側壁部と、前記底部の内面と前記側壁部の内面との連接部から前記収容本体の外部へ貫通する貫通孔と、を有し、前記貫通孔は、少なくとも1つの屈折部を有し、前記貫通孔は、前記鉛直方向と交わる方向へ前記連接部から延びる第1流路と、前記第1流路から屈折しかつ前記収容本体の外部へ延びる第2流路と、を有し、前記屈折部は、前記第1流路と前記第2流路とが連接する前記貫通孔の部分であり、前記第1流路は、前記底部の内面に沿った第1方向及び前記側壁部の内面に沿った第2方向に対して傾斜し、前記第2流路は、前記底部の内面に沿った第1方向及び前記側壁部の内面に沿った第2方向に対して傾斜する保管容器の設計方法であって、
前記貫通孔は、前記鉛直方向と交わる方向へ前記連接部から延びる第1流路と、前記第1流路から屈折しかつ前記収容本体の外部へ延びる第2流路と、を有し、
tanαとTo/T1との関係がtanα≦To/T1を満足し、
前記第1流路と前記連接部との連接箇所及び前記第2流路と前記収容本体の外面との連接箇所を通る直線が前記第2流路と交わる第1点から、当該直線が前記第1流路と交わる第2点までの距離であり、かつ
で規定される距離t、P1=b/sinαで規定される直線P1、及び、tanθ≦To/T1の場合、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)、tanθ>To/T1の場合、P2=(T0/sinθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であり、0°<α<90°であり、0°<θ<90°であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、
前記幾何学条件は、前記第1流路の前記底部の内面に沿った第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記側壁部の内面に沿った第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含むことを特徴とする保管容器の設計方法。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
η:T1+d・sinθの値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A’:(β+d・cosθ-T1・tanθ)/(β-η・tanθ)の値
B’:d/(cosα・(β-η・tanθ))の値
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束 - 高線量物質を収容する収容本体と、前記収容本体の収容口を塞ぐ蓋部と、を有し、前記収容本体は、底部と、前記底部に連接しかつ前記底部の鉛直方向に沿って延びる側壁部と、前記底部の内面と前記側壁部の内面との連接部から前記収容本体の外部へ貫通する貫通孔と、を有し、前記貫通孔は、少なくとも1つの屈折部を有し、前記貫通孔は、前記鉛直方向と交わる方向へ前記連接部から延びる第1流路と、前記第1流路から屈折しかつ前記収容本体の外部へ延びる第2流路と、を有し、前記屈折部は、前記第1流路と前記第2流路とが連接する前記貫通孔の部分であり、前記第1流路は、前記底部の内面に沿った第1方向及び前記側壁部の内面に沿った第2方向に対して傾斜し、前記第2流路は、前記底部の内面に沿った第1方向及び前記側壁部の内面に沿った第2方向に対して傾斜する保管容器の設計方法であって、
前記貫通孔は、前記鉛直方向と交わる方向へ前記連接部から延びる第1流路と、前記第1流路から屈折しかつ前記収容本体の外部へ延びる第2流路と、を有し、
tanαとTo/T1との関係がtanα>To/T1を満足し、
前記第1流路と前記連接部との連接箇所及び前記第2流路と前記収容本体の外面との連接箇所を通る直線が前記第2流路と交わる第1点から、当該直線が前記第1流路と交わる第2点までの距離であり、かつ
で規定される距離t、P1=a/cosαで規定される直線P1、及び、P2=(T1/cosθ)-(a/cosθ)で規定される直線P2が、TB=Min(T0-ΔT,T2-ΔT)で規定される前記高線量物質の線量に基づく前記収容本体の基準板厚TB以上であり、0°<α<90°であり、0°<θ<90°であることを示す評価式を満たすように、前記貫通孔の幾何学条件を決定し、
前記幾何学条件は、前記第1流路の前記底部の内面に沿った第1方向の前記側壁部の内面からの前記第1流路の第1長さと、前記側壁部の内面に沿った第2方向の前記底部の内面からの前記第1流路の第2長さと、前記第2流路と前記第1方向とのなす角の角度と、前記貫通孔の径と、を含むことを特徴とする保管容器の設計方法。
a:底部の内面に沿った第1方向の側壁部の内面からの第1流路の第1長さ
b:側壁部の内面に沿った第2方向の底部の内面からの第1流路の第2長さ
d:貫通孔の径
α:第2流路と第1方向とのなす角
θ:第1流路と、底部の内面から側面に延びる仮想線とのなす角
T0:収納容器の底の厚み
T1:収容本体を斜めに切断した角部の厚み
T2:収納容器の側面の厚み
ΔT=Min(-1/μ・ln(φ1/φ0),-1/μ・ln(φ2/φ0))の値
β:b+(T1-a)・tanαの値
ε:β+d・(cosθ-1/cosα)の値
A″:(β-d/cosα-η・tanθ)/(ε-T1・tanθ)
B″:d/(cosα・(T1・tanα-ε))
μ:減衰係数
φ0:収容本体の中心点C付近のγ線束
φ1:第1流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
φ2:第2流路の欠損により影響を受ける部位のγ線束
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