JP4953637B2 - 装飾物品およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、装飾物品およびその製造方法に関し、さらに詳しくはブラック、ホワイトを含む原色透明着色塗料(以下「透明塗料」という)を用いて任意の色相の塗層を形成する技術に関する。
従来、各種物品の表面に各種の透明着色塗層を形成した装飾物品が広く用いられている。上記の透明着色塗層としては、色の3原色、すなわち、イエロー、マゼンタおよびシアン色、および光の3原色、すなわち、レッド、グリーンおよびブルー以外にも、無数の中間色の色調の塗層が要求されている。
オフセット印刷などの各種印刷では、イエロー、マゼンタおよびシアンの3原色またはブラックを加えた4原色によりあらゆる中間色が表現されている。しかしながら、塗料において中間色を表現する場合には、色相の異なる顔料を配合して中間色の塗料を作製する必要がある。着色顔料の配合により理論的には無数の中間色の表現は可能であるが、現実的には無数の色相の塗料をそれぞれ製造し、使用することは作業性、品質管理、塗料の保存性、コストなどを考慮すると、限られた色相の塗料により表現し得る中間色にはかなりの制限がある。
また、近年では、金属基材、アルミニウム蒸着層、メタリック塗層などの金属光沢面に透明塗料を塗布して着色金属調を表現する方法が各種提案されている(特許文献1参照)。これらの方法では、金属光沢表面と透明着色塗層との密着性を考慮し、所謂ウエットオンウエット法が提案されている。このような方法においても、中間色の透明着色塗層の形成については、原色塗料の混合による以外の方法は知られておらず、前記と同様に表現し得る中間色の数には限界がある。
さらに塗料若しくは顔料の混合による中間色の表現には次のような課題がある。すなわち、(1)各種顔料にはそれぞれ耐光性などの固有の耐久性がある。例えば、耐光性の高い顔料と相対的に耐光性の低い顔料を配合して塗料を調製し、中間色を表現すると、長時間の屋外曝露などにより耐光性の低い顔料が先に褪色し、塗層の色調が変化する。
(2)複数の顔料を混合して中間色を表現すると、顔料同士の相互作用(光触媒作用)により一方、または両方の顔料が変褪色する。
(3)顔料濃度が低い透明塗料を2種以上混合して中間色を表現しようとすると、両者の顔料の分散機構が必ずしも同一ではないことから、混合塗料中において分散している顔料粒子が凝集して、着色力の低下や色調のズレが生じる。
以上のような課題は、顔料濃度が著しく低い淡色の透明着色塗層においては一層顕著である。
特開2003−178504公報
従って、本発明の目的は、数種の原色塗料を用意するのみで、無数の中間色の表現が可能であり、また、耐久性の異なる顔料を用いても耐久性が相対的に低い顔料の影響が現れず、さらに淡色塗料においても顔料の凝集が生じることがなく、無数の色相の中間色を有する塗層を容易に形成することができる技術を提供することである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、基材表面に、被膜形成樹脂中に顔料が微細に分散された複数層の透明着色層(以下「塗層」という場合がある)が積層され、該複数の塗層が異なる色相を有することを特徴とする装飾物品を提供する。
上記本発明の装飾物品においては、複数の塗層が、ブラック、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーンおよびブルーの色相から選ばれた異なる色相の少なくとも2層からなること;複数の色相の異なる塗層の最上層が、複数の塗層の内で最も耐久性に優れた顔料によって着色されていること;基材表面が、金属光沢層を有し、該金属光沢層が、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径が50μm以下である鱗片状の金属箔(A)とバインダーとなる硬化性樹脂組成物(B)を必須成分として含有し、金属箔(A)と樹脂組成物(B)との含有質量比率が、A:B=1:0.01〜1:10の範囲であり、かつ上記樹脂組成物(B)の乾燥温度における初期粘度が100Pa・s以下である塗料によって形成されていることが好ましい。
また、本発明は、基材表面に、被膜形成性樹脂の有機溶剤中に顔料が微細に分散された透明塗料をスプレー方法により塗布して第一の塗層を形成し、該塗層を完全に乾燥または硬化させる前に、上記透明塗料とは異なる色相の透明塗料をスプレー方法により塗布して少なくとも1層の塗層を形成することを特徴とする装飾物品の製造方法を提供する。
上記本発明の装飾物品の製造方法においては、複数の透明塗料が、ブラック、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーンおよびブルーの色相の顔料によって着色された少なくとも異なる2色の透明塗料であること;複数の色相の異なる塗層の最上層を、複数の塗層の内で最も耐久性に優れた顔料を含む透明塗料によって形成すること;基材表面が金属光沢層を有し、該金属光沢層が前記塗料を用いて形成することが好ましい。
上記本発明によれば、数種の原色塗料を用意するのみで、無数の中間色の表現が可能であり、また、耐久性の異なる顔料を用いても耐久性が相対的に低い顔料の影響が現れず、さらに淡色塗層においても顔料の凝集が生じることがなく、無数の色相の中間色を有する塗層を形成することができる。
次に発明を実施するための最良の形態を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。本発明において装飾される物品(基材)は、金属、木材、プラスチック、紙などのいずれの材料でもよいが、本発明によって形成される塗層は透明であることから、基材表面は金属光沢若しくはホワイトであることが好ましい。特に好ましい基材はプラスチックフィルム(シート)、プラスチック成形品、紙などの表面に金属光沢層を設けたものである。金属光沢としては、アルミニウムや銀の蒸着層、鱗片状の金属箔を含む塗料で形成された金属光沢層であることが好ましい。
上記金属光沢層は、以下のような塗料を用いて形成することが好ましい。すなわち、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径が50μm以下である鱗片状の金属箔(A)とバインダーとなる硬化性樹脂組成物(B)を必須成分として含有し、金属箔(A)と樹脂組成物(B)との含有質量比率が、A:B=1:0.01〜1:10の範囲であり、かつ上記樹脂組成物(B)の乾燥温度における初期粘度が100Pa・s以下である塗料によって金属光沢層を形成することが好ましい。
上記塗料における鱗片状の金属箔は、配向により研磨金属様の鏡面光沢を有するものであればよく、その材質については特に制限はないが、アルミニウム、金、銀、銅、クロム、マグネシウム、亜鉛、鉄、ニッケルなどの金属および合金を薄く箔状にしたものが例示される。また、これら金属箔の粒径は、工業用塗料としてスプレーなどにより塗布されることを考慮すれば、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径は50μm以下であることが好ましい。より好ましい平均粒径は5〜50μmである。平均粒径が5μm未満では金属箔外周部、すなわち、金属箔の端面の割合が増えるために、これらの端面に起因する光散乱の増加により、該塗料から形成される塗膜の鏡面光沢が低下するので好ましくない場合がある。一方、平均粒径が50μmを超えると、塗料をスプレーなどで塗布する場合の塗工性が悪くなったり、また、金属箔の折れ曲がりやカールなどの変形が増え、上記塗料から形成される塗膜の鏡面光沢が低下するので好ましくない。なお、本発明における「平均粒径」とは、金属箔の厚みではなく、金属箔の長径の平均を意味する。
また、コストおよび原料の入手のし易さから、上記塗料における鱗片状の金属箔としては、アルミニウムを主体とした金属粉を溶剤とともにボールミルなどを用いて展延および粉砕することにより得られるアルミニウムペースト顔料およびこのアルミニウムペースト顔料から溶剤を除去したアルミニウムフレークが好ましい。このような鱗片状の金属箔として、例えば、東洋アルミニウム株式会社製アルミニウムペースト(商品名;「0620MS」、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径14μm)、同社製アルミニウムフレーク(商品名;「P1100」、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径26μm)、旭化成株式会社製アルミニウムペースト(商品名;「GX−201A」、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径10μm)などが例示され、これらを市場から入手して本発明で使用できる。
また、前記塗料における鱗片状の金属箔としてさらに好ましくは、アルミニウムを主体とした金属蒸着膜を粉砕して得られる蒸着金属箔である。蒸着金属箔は、先に述べた展延および粉砕して得られる金属箔に比べ表面平滑性に優れるために輝度が高く、また、厚さが薄いため、単位質量当りの使用量が少なくできるので経済的でもある。このような鱗片状の金属箔としては、Wolstenholme社製アルミニウムペースト(商品名;「Methasheen HR0800」、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径10μm)、同社製アルミニウムペースト(商品名;「Methasheen XW1840」、レーザー回折・散乱法により測定した平均粒径10μm)などが例示される。
前記塗料におけるバインダーとなる樹脂組成物は、硬化性樹脂組成物であり、塗布後3次元架橋構造となるため、形成される塗膜の耐熱性および耐溶剤性に優れる。従って、前記塗料を基材に塗布後、さらにその表面に前記塗層を形成する場合であっても、金属箔の配向乱れが少なく、塗膜表面の光沢劣化が少ない。
前記塗料におけるバインダーは、その乾燥温度(硬化温度)における初期粘度が100Pa・s以下であることが必要である。すなわち、例えば、前記塗料を室温で硬化させる場合には、室温における未硬化時のバインダーの粘度が100Pa・s以下であればよく、また、例えば、前記塗料を100℃で加熱硬化させる場合にはその温度における未硬化時のバインダーの粘度が100Pa・s以下であればよい。このような特性を有するバインダーからなる前記塗料は、溶剤で希釈して基材に塗布した場合であっても、乾燥時溶剤が揮発した後も流動性を有するため、溶剤揮発時に発生する塗料の対流や沸騰などにより引き起こされた金属箔の配向乱れを緩和し再配向することができるため、より高い鏡面光沢が得られる。より好ましい初期粘度は1mPa・s〜100Pa・sである。初期粘度が100Pa・sを超えると、塗布された塗料の溶剤揮発時における塗料の対流や沸騰などにより引き起こされた金属箔の配向乱れの緩和時間がかかり、実質的には金属箔が再配列されないままバインダーが架橋および硬化するため、前記塗料で形成された塗膜の鏡面光沢が得られがたい場合がある。
前記塗料の金属箔およびバインダーの配合比については目的とする光沢度や塗膜厚などにより決定すればよく特に制限はないが、好ましくは金属箔(A)およびバインダーとなる樹脂組成物(B)の含有質量比率が、A:B=1:0.01〜1:10の範囲であることが好ましい。バインダーの含有比率が0.01未満であると、含有する金属箔が層間剥離を起こしやすく、また、バインダーの含有比率が10を超えると、バインダーの硬化時に塗料の対流による金属箔の配向乱れを生じやすい。
前記塗料のバインダーとなる硬化性樹脂組成物の架橋反応機構については、その目的が塗膜からの金属箔の脱離およびその配向乱れを抑制するためであることから、特に制限されるものではなく、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、変性アクリル樹脂などに例示される樹脂を基材とした架橋反応および紫外線や可視光線などのエネルギー線を利用した架橋反応などの既知の多くの架橋反応を利用できる。さらに、塗料としての作業性および、物性面から塗料のバインダーである樹脂組成物の硬化機構の全てまたは一部が、下記一般式(1)で表わされるシラノール基またはアルコキシシリル基の縮合反応に基づく架橋反応が好適である。
一般式(1) −Si−OR
式中Rは水素原子または一価の炭化水素基、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などである。
本架橋反応の具体例としては、メタクリル酸メチルとγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランの共重合体の金属アルコキシド、ケトキシムシラン、アルコキシシランなどによる架橋、アクリル基含有モノマー、アクリル基含有オリゴマー、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、および光開始剤からなる組成物の紫外線およびシラノール基の縮合反応併用による架橋、メチルシリケートなどのケイ酸エステル類の分子内および分子間架橋などが例示されるが、これらに限定されるものではない。さらに、これらのシラノール基やアルコキシシリル基は金属表面とも良好に反応するため、含有する金属箔の塗膜からの脱離、浸水や酸化による腐食および変色を防止し、塗膜の耐久性を向上させることができる。また、金属箔の分散性の向上にも効果的に作用するという利点も有する。
前記塗料は、塗工手段に応じ、アルコール類、ケトン類、グリコール類、炭化水素類、エステル類などの有機系希釈溶剤により適宜希釈した組成物として使用することができる。また、水溶性バインダーを使用した水溶性塗料として使用することもできる。このような塗料における固形分濃度は約0.2〜20質量%であることが好ましい。また、当該範囲よりも高固形分濃度の塗料を作製しておき、使用時において塗布方法に対応して希釈剤により適当な濃度に希釈して使用することができる。また、前記塗料は基材に直接塗布してよいが、密着性の向上を目的として適当なプライマーを使用して基材表面にプライマー層を形成し、その上に塗布することもできる。
前記塗料には、また、該塗料の特性を損なわない範囲において他の添加剤を適量配合してよい。他の添加剤の具体例としては、ガラス、石英、水酸化アルミニウム、アルミナ、カオリン、タルク、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、水酸化マグネシウムなどの無機充填剤、アクリル樹脂粉、エポキシ樹脂粉、ポリエステル樹脂粉などの有機充填剤、カーボンブラック、ベンガラ、フタロシアニンブルー、クロムイエロー、二酸化チタンなどの顔料や染料に代表される着色剤、着色マイカ、着色フィルム、ホログラム加工したフィルムなどの意匠材、界面活性剤、カップリング剤、可塑剤、分散剤などが例示されるが、これらに限定されるものではない。
図1に、本発明の1例の装飾物品の断面図を示す。符号1はプラスチック基材、符号2は金属光沢層、3は第一の塗層、4は第二の塗層、そして5は第三の塗層を示す。第一乃至第三の塗層は、いずれも透明塗層であり、それぞれ異なる色相に着色されている。
図1に示す本発明の装飾物品の塗層は3層から形成されているが、塗層は2層以上であればよく、4層以上であってもよい。これらの塗層は、それぞれ異なる色相を有しており、例えば、ブラック、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーンおよびブルーの色相から選ばれた少なくとも2色からなる。典型的には、3層がそれぞれイエロー、マゼンタ、シアンであり、かつそれらの濃度がほぼ同一であれば、透明なブラックが呈され、いずれかの1層の濃度が他の層よりも低ければ、それに対応した色相が呈される。また、塗層の全体が2層構成であり、イエローおよびマゼンタの2層からなる場合には、レッドが呈され、2層がマゼンタとシアンであればバイオレットが呈され、2層がシアンとイエローであればグリーンが呈される。
以上の塗層全体の厚みは任意であるが、一般的には約5〜100μmの厚みであることが好ましく、厚みが5μm未満では着色力が不足し、厚みの均一性を保持することが困難である。また、厚みが100μmを超えると層の透明性が低下し、下地が金属光沢である場合には金属光沢が低下する。各層の厚みは3〜30μm程度が好ましい。また、各層の厚みを変更することによって、厚みに応じて層全体として種々の色調が表現される。このように最大限でもブラック、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーンおよびブルーの8色の透明塗料を用意するのみで、表現すべき色相に対応した塗料を用意することなく、無数の中間色を容易に表現することができる。
また、本発明においては、上記2層または3層の塗層においては、それらの複数の色相の異なる塗層の最上層が、複数の塗層の内で最も耐久性に優れた顔料によって着色されているようにすることで、最上層より基材側の塗層として相対的に低い耐光性の顔料を用いても、当該顔料の欠点が現れにくくすることができる。
次に上記装飾物品を製造するための本発明の方法を図1を参照して説明する。
本発明の方法は、前記の如き基材1の表面、好ましくは前記塗料によって形成されている金属光沢層2の表面に、被膜形成性樹脂の有機溶剤溶液中に顔料が微細に分散された透明塗料をスプレー方法により塗布して第一の塗層3を形成し、該塗層3を完全に乾燥または硬化させる前に、上記透明塗料とは異なる色相の透明塗料をスプレー方法により塗布し、さらに塗層4(および塗層5)を少なくとも1層形成することを特徴としている。
本発明で使用する透明塗料は、被膜形成性樹脂の有機溶剤溶液中に顔料が微細に分散された透明塗料である。被膜形成性樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂など、従来公知のいずれの塗料用樹脂でも使用することができるが、その耐久性や透明性を考慮するとアクリル樹脂、特に紫外線硬化性樹脂の使用が好ましい。また、本発明で使用する塗装方式は、スプレー方式が好ましいことから、上記透明塗料の粘度は25℃において約1〜500mPa・sであることが好ましい。
上記被膜形成樹脂溶液中に分散させる顔料は、従来塗料の着色に使用されている顔料であって、例えば、主要顔料としてブラック(例えば、カーボンブラックなど)、ホワイト(例えば、酸化チタンなど)、イエロー(例えば、アゾ顔料、イソインドリノン顔料など)、マゼンタ(例えば、アゾ顔料、キナクリドン顔料など)、シアン(例えば、フタロシアニン顔料など)、レッド(例えば、アゾ顔料、キナクリドン顔料など)、グリーン(例えば、ハロゲン化フタロシアニン顔料など)およびブルー(例えば、フタロシアニン顔料など)の色相の顔料が使用される。
上記顔料の塗料中における濃度は、前記被膜形成性樹脂100質量部あたり約0.01〜5.0質量部である。顔料濃度が低すぎると十分な着色力が得られず、顔料濃度が高すぎると、最終的に得られる塗層の透明性が低下する。また、分散している顔料の平均粒径(レーザー回折・散乱法による測定値)は約50〜500nmの範囲であることが好ましい。顔料の平均粒径が50nm未満になると顔料の各種耐久性が低下する場合があり、一方、顔料の平均粒径が500nmを超えると最終的に形成される塗層の透明性および着色力が低下する。
以上の如き透明塗料としては下記のものが挙げられるが、その他多くの透明塗料が市販されており、いずれも本発明の方法に使用することができる。
[ブラック]
顔料:カーボンブラック分散液(固形分12質量%)10質量部
樹脂:アクリル樹脂溶液(固形分50質量%、水酸基価20)200質量部
分散剤:5質量部
酢酸エチル:100質量部
酢酸ブチル:100質量部
ブチルセロソルブ:50質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート:50質量部
ウレタンプレポリマー(固形分75質量%、NCO含有量17質量%):20.6質量部
合計:535.6質量部(固形分合計121.65質量部)
[ホワイト]
ブラックの顔料を酸化チタンホワイト顔料に置換した以外はブラックと同一組成
[イエロー]
ブラックの顔料をイルガジンイエロー顔料に置換した以外はブラックと同一組成
[マゼンタ]
ブラックの顔料をキナクリドンレッド顔料に置換した以外はブラックと同一組成
[シアン]
ブラックの顔料を銅フタロシアニンブルー顔料に置換した以外はブラックと同一組成
[レッド]
ブラックの顔料をポリアゾレッド顔料に置換した以外はブラックと同一組成
[グリーン]
ブラックの顔料を高塩素化銅フタロシアニングリーン顔料に置換した以外はブラックと同一組成
[ブルー]
ブラックの顔料を低塩素化銅フタロシアニンブルー顔料に置換した以外はブラックと同一組成
本発明においては、上記透明塗料をスプレー法で基材表面に塗布して第一の塗層を形成する。本発明で使用するスプレー塗布装置としては特に限定されず、例えば、商品名ワイダー71(アテストイワタ製)の塗布装置が使用できる。前記透明塗料の塗布量は、その固形分換算で前記の膜厚になる範囲である。この塗布量を変更することによって、別途異なる濃度の塗料を用意することなく、塗層の着色濃度を変更することができる。
本発明では、上記第一の塗層を形成し、該塗層を完全に乾燥または硬化させる前(例えば、連続的に、または塗層中の溶剤乾燥後に)に、上記透明塗料とは異なる色相の透明塗料を、前記と同様にスプレー方法により塗布して第二、第三の塗層を形成する。このように第二層以降の塗層を形成することによって、塗層同士の層間剥離の可能性をなくすことができる。該第二の塗層の塗布量は第一の塗層と同様である。塗層が2層構成の場合には、この状態で塗層を乾燥および硬化させる。硬化に関しては、前記被膜形成性樹脂として紫外線硬化性樹脂を用い、紫外線硬化させることが望ましい。塗層が3層以上の場合も塗料の塗布および塗層の硬化は同様である。なお、以上の塗層の表面に無色透明な表面保護層や各種絵柄層や透明な艶消層を設けてもよい。
以上の如き本発明によれば、前記の通りの効果が奏される以外にも、得られる塗層の視感が従来知られていない視感を呈することが認められた。例えば、イエローの透明塗料とシアンの透明塗料とを混合するとグリーンの透明塗料となり、該グリーンの透明塗料を金属光沢層の表面に塗布して得られる塗層は当然グリーンである。一方、基材表面に上記と同一のイエロー塗料を塗布して塗層を形成し、その上に上記と同じシアン塗料を塗布して塗層を形成した場合、これらの積層塗膜も当然にグリーンを呈する。両者はともにグリーンでありながら、前者はフラットな視感を呈するのに対し、後者は深み(立体感)のあるグリーンを呈した。また、上記イエローとしてアゾ顔料を使用し、シアンとして銅フタロシアニン顔料を使用した場合、前者の混合塗料による塗層と後者の積層による塗層の耐光性を比較したところ、同一耐光性試験において、前者は視感が青みに変化したが、後者は青みに変化する程度が低かった。このことは、後者の場合には、耐光性が相対的に低いアゾ顔料が外気に曝されていないことによるものと思われる。
以下、合成例および実施例を挙げて本発明の代表的な例をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、文中「部」または「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。
樹脂合成例1
数平均分子量1,000の飽和ポリエステルジオール(商品名;「P−1010」、クラレ社製)1モルと、イソホロンジイソシアナート2モルとに、触媒としてのジブチル錫ジラウレート200ppmを添加し50℃で2時間反応させ、さらに重合禁止剤(ハイドロキノンモノメチルエーテル)を300ppm加え、2−ヒドロキシエチルアクリレート2.2モルを反応温度が80℃を超えないように滴下し、滴下終了後、油浴で加熱し80℃で2時間反応させることにより、両末端にアクリル基を有するウレタンプレポリマーを得た。
樹脂合成例2
無水マレイン酸0.5モル、無水フタル酸1.5モル、プロピレングリコール1モル、およびジエチレングリコール1モルを混合し窒素気流中120℃で2時間、さらに200℃で3時間、縮合により生成する水を除去しながら反応させ、次いでこの反応混合物を80℃まで冷却し、固形分が50%となるようにスチレンモノマーを加え、均一に混合して不飽和ポリエステル樹脂を得た。
樹脂合成例3
メタクリル酸メチル80部、メタクリル酸ブチル15部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン5部、トルエン100部、有機過酸化物(商品名;「パーブチルO」、日本油脂社製)1部を攪拌混合し、窒素雰囲気下85℃で5時間重合し、数平均分子量65,000のアクリル樹脂トルエン溶液を得た。
実施例1
蒸着アルミペースト(商品名;「Methasheen HR0800」、固形分10%、Wolstenholme社製)100部、合成例1で得られたウレタンプレポリマー3部、トリエチレングリコールジアクリレート2部、イソボルニルアクリレート5部、光重合開始剤(商品名;「イルガキュア907」、チバ・ガイギー社製)0.2部、有機過酸化物(クメンヒドロキシパーオキサイド)0.1部およびレベリング剤(商品名;「OX−66」、楠本化成製)0.2部を攪拌混合しメタリック塗料とした。
上記塗料をアクリル板に塗布量50g/m2で刷毛塗りし、25℃で10分放置後、同じく25℃で高圧水銀灯を用い2,000mJ/cm2で紫外線照射し、さらに、アルミ箔の影となり紫外線が十分に照射されず硬化不良となった部分を硬化させるため、60℃で1時間加熱硬化させ、金属光沢および鏡面性を有する塗膜を得た。なお、別途作成した上記塗料における蒸着アルミペーストを除く硬化性樹脂組成物成分(バインダー)の25℃における初期粘度は1.4Pa・sであった。
上記で得られた金属光沢層の表面に、前記マゼンタ透明塗料のシンナー10倍希釈液を用いて、固形分3g/m2の割合で塗布してマゼンタ塗層を形成した。この塗層を10分間50℃に加熱して溶剤を揮散させた後、前記シアン透明塗料のシンナー10倍希釈液を上記と同じスプレー装置で固形分3g/m2の割合で塗布してシアン塗層を形成した。その後、前記金属光沢層の硬化と同一条件で紫外線硬化を行い、バイオレットの塗層を得た。この塗層の視感は、光輝性に優れたバイオレットであり、非常に高級感に優れ、深みのある視感であった。
また、上記2色の塗料の塗布にあたり、合計固形分塗布量を6g/m2とし、そのうちのマゼンタ透明塗料の塗布量を0、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100%に変化させたところ、鮮明なシアンから、青味が順次増加したバイオレットを経由して鮮明なマゼンタの11色の塗層が、2種の塗料を使用するのみで得られた。
実施例2
蒸着アルミペースト(商品名;「Methasheen HR0800」、固形分10%、Wolstenholme社製)100部、メチルシリケート(商品名;「MS51」、三菱化学社製)5部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン5部、テトラブトキシジルコネート0.05部および酢酸ブチル500部を攪拌混合し、メタリック塗料とした。
上記塗料を、ガラス板に塗布量20g/m2でスプレーにより塗布し、25℃で10分放置後、100℃で2時間加熱硬化させ、金属光沢および鏡面性を有する塗膜を得た。なお、別途作成した上記塗料におけるバインダー成分の100℃における初期粘度は50mPa・sであった。
上記で得られた金属光沢層の表面に、前記ブラック透明塗料のシンナー10倍希釈液を用いて、固形分3g/m2の割合で塗布してブラック塗層を形成した。この塗層を10分間50℃に加熱して溶剤を揮散させた後、前記レッド透明塗料のシンナー10倍希釈液を上記と同じスプレー装置で固形分3g/m2の割合で塗布してレッド塗層を形成した。その後、前記金属光沢層の硬化と同一条件で紫外線硬化を行い、黒みのレッドの塗層を得た。この塗層の視感は、光輝性に優れた黒みのレッドであり、非常に高級感に優れ、深みのある視感であった。
また、上記2色の塗料の塗布にあたり、合計固形分塗布量を6g/m2とし、そのうちのブラック透明塗料の塗布量を0、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100%に変化させたところ、鮮明なレッドから、黒味が順次増加した黒味レッドを経由してブラックの11色の塗層が、2種の塗料を使用するのみで得られた。
実施例3
蒸着アルミペースト(商品名;「Methasheen HR0800」、固形分10%、Wolstenholme社製)100部、合成例2の不飽和ポリエステル樹脂10部、酢酸ブチル500部、有機過酸化物(商品名;「パーメックN」、日本油脂製)0.3部、およびナフテン酸コバルト0.05部を攪拌混合しメタリック塗料とした。
上記塗料をアクリル板にスプレーにより固形分塗布量20g/m2で塗布し、25℃で10分放置後、窒素雰囲気下70℃で2時間加熱し金属光沢および鏡面性を有する塗膜を得た。なお、別途作成した上記塗料におけるバインダー成分の70℃における初期粘度は3Pa・sであった。
上記で得られた金属光沢層の表面に、前記イエロー透明塗料のシンナー10倍希釈液を用いて、固形分3g/m2の割合で塗布してイエロー塗層を形成した。この塗層を10分間50℃に加熱して溶剤を揮散させた後、前記ブルー透明塗料のシンナー10倍希釈液を上記と同じスプレー装置で固形分3g/m2の割合で塗布してブルー塗層を形成した。その後、前記金属光沢層の硬化と同一条件で紫外線硬化を行い、グリーンの塗層を得た。この塗層の視感は、光輝性に優れたグリーンであり、非常に高級感に優れ、深みのある視感であった。
また、上記2色の塗料の塗布にあたり、合計固形分塗布量を6g/m2とし、そのうちのイエロー透明塗料の塗布量を0、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100%に変化させたところ、鮮明なブルーから、イエロー味が順次増加したグリーンを経由して鮮明なブルーの11色の塗層が、2種の塗料を使用するのみで得られた。
実施例4
蒸着アルミペースト(商品名;「Methasheen HR0800」、固形分10%、Wolstenholme社製)100部、エポキシプレポリマー(商品名;「エピコート828」、ジャパンエポキシレジン社製)5部、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン5部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2部、光重合開始剤(商品名;「イルガキュア250」、チバ・ガイギー社製)0.2部および酢酸ブチル500部を攪拌混合しメタリック塗料とした。
上記塗料をアクリル板にスプレーにより固形分塗布量20g/m2で塗布し、
25℃で10分放置後、同じく25℃で高圧水銀灯を用い2,000mJ/cm2で紫外線照射し、さらに、アルミ箔の影となり紫外線が十分に照射されず硬化不良となった部分を硬化させるため、室温で24時間以上放置し金属光沢および鏡面性を有する塗膜を得た。なお、別途作成した上記塗料におけるバインダー成分の25℃における初期粘度は800mPa・sであった。
上記で得られた金属光沢層の表面に、前記イエロー透明塗料のシンナー10倍希釈液を用いて、固形分3g/m2の割合で塗布してイエロー塗層を形成した。この塗層を10分間50℃に加熱して溶剤を揮散させた後、前記レッド透明塗料のシンナー10倍希釈液を上記と同じスプレー装置で固形分3g/m2の割合で塗布してレッド塗層を形成した。その後、前記金属光沢層の硬化と同一条件で紫外線硬化を行い、橙色の塗層を得た。この塗層の視感は、光輝性に優れた橙色であり、非常に高級感に優れ、深みのある視感であった。
また、上記2色の塗料の塗布にあたり、合計固形分塗布量を6g/m2とし、そのうちのイエロー透明塗料の塗布量を0、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100%に変化させたところ、鮮明なレッドから、イエロー味が順次増加した橙色を経由して鮮明なレッドの11色の塗層が、2種の塗料を使用するのみで得られた。
実施例5
蒸着アルミペースト(商品名;「Methasheen HR0800」、固形分10%、Wolstenholme社製)100部、数平均分子量2,000のポリカーボネートジオール(商品名;「C−2090」、クラレ社製)5部、テトラメチロールプロパン1部、ポリイソシアナート(商品名;「コロネートHX」、日本ポリウレタン社製)2部、n−ヘキシルトリメトキシシラン0.5部、ジブチル錫ジラウレート0.01部および酢酸ブチル500部を攪拌混合しメタリック塗料とした。
上記塗料をアクリル板にスプレーにより固形分塗布量20g/m2で塗布し、室温で10分放置後、70℃で1時間加熱し金属光沢および鏡面性を有する塗膜を得た。なお、別途作成した上記塗料におけるバインダー成分の70℃における初期粘度は60Pa・sであった。
上記で得られた金属光沢層の表面に、前記レッド透明塗料のシンナー10倍希釈液を用いて、固形分3g/m2の割合で塗布してレッド塗層を形成した。この塗層を10分間50℃に加熱して溶剤を揮散させた後、前記グリーン透明塗料のシンナー10倍希釈液を上記と同じスプレー装置で固形分3g/m2の割合で塗布してバイオレット塗層を形成した。その後、前記金属光沢層の硬化と同一条件で紫外線硬化を行い、バイオレットの塗層を得た。この塗層の視感は、光輝性に優れたバイオレットであり、非常に高級感に優れ、深みのある視感であった。
また、上記2色の塗料の塗布にあたり、合計固形分塗布量を6g/m2とし、そのうちのレッド透明塗料の塗布量を0、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100%に変化させたところ、鮮明なグリーンから、レッド味が順次増加したバイオレットを経由して鮮明なグリーンの11色の塗層が、2種の塗料を使用するのみで得られた。
実施例6
蒸着アルミペースト(商品名;「Methasheen HR0800」、固形分10%、Wolstenholme社製)100部、合成例3で得られたアクリル樹脂トルエン溶液10部、テトラブトキシジルコネート0.01部および酢酸ブチル500部を攪拌混合しメタリック塗料とした。
上記塗料をステンレス板にスプレーにより固形分塗布量20g/m2で塗布し、室温で10分放置後、150℃で1時間加熱し金属光沢および鏡面性を有する塗膜を得た。なお、別途作成した上記塗料におけるバインダー成分の150℃における初期粘度は70Pa・sであった。
上記で得られた金属光沢層の表面に、前記ホワイト透明塗料のシンナー10倍希釈液を用いて、固形分3g/m2の割合で塗布してホワイト塗層を形成した。この塗層を10分間50℃に加熱して溶剤を揮散させた後、前記ブラック透明塗料のシンナー10倍希釈液を上記と同じスプレー装置で固形分3g/m2の割合で塗布してグレー塗層を形成した。その後、前記金属光沢層の硬化と同一条件で紫外線硬化を行い、グレーの塗層を得た。この塗層の視感は、光輝性に優れたグレーであり、非常に高級感に優れ、深みのある視感であった。
また、上記2色の塗料の塗布にあたり、合計固形分塗布量を6g/m2とし、そのうちのホワイト透明塗料の塗布量を0、10、20、30、40、50、60、70、80、90、100%に変化させたところ、鮮明なブラックから、白味が順次増加したグレーを経由して鮮明なホワイトの11色の塗層が、2種の塗料を使用するのみで得られた。
本発明によれば、数種の原色塗料を用意するのみで、無数の中間色の表現が可能であり、また、耐久性の異なる顔料を用いても耐久性が相対的に低い顔料の影響が現れず、さらに淡色塗層においても顔料の凝集が生じることがなく、無数の色相の中間色を有する塗層を形成することができる。
本発明の装飾物品の構造を説明する図。
符号の説明
1:基材
2:金属光沢層
3:第一の塗層
4:第二の塗層
5:第三の塗層

Claims (3)

  1. 基材表面に、紫外線硬化性樹脂の有機溶剤中に顔料が微細に分散された透明着色塗料をスプレー方法により塗布して第一の透明着色層を形成し、該透明着色層を完全に乾燥または硬化させる前に、上記透明着色塗料とは異なる色相の透明着色塗料をスプレー方法により塗布して少なくとも1層の透明着色層を形成することを特徴とする装飾物品の製造方法。
  2. 複数の透明着色塗料が、ブラック、ホワイト、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーンおよびブルーの色相の顔料によって着色された少なくとも異なる2色の透明着色塗料である請求項1に記載の装飾物品の製造方法。
  3. 基材表面が、金属光沢層を有する請求項1又は2に記載の装飾物品の製造方法。
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