JP6914005B2 - 建築板 - Google Patents
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候補白色顔料は、硫化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、シリカ又はアルミナを含有する白色顔料であってもよいし、それ以外の白色顔料であってもよい。
ウレタンアクリレートオリゴマー(商品名:CN9893、サートマー社製)15部、アクリロイルモルホリン15部、2−ヒドロキシエチルアクリレート10部、アルコキシ化ヘキサンジオールジアクリレート23.5部、アルコキシ化フェノールアクリレート10部、タルク20部、顔料分散剤(商品名:フローレンG700、共栄社製)1部、レオロジーコントロール剤(商品名:BYK410、ビックケミー社製)0.4部、開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名:IRGACURE184、BASF社製)4部、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(商品名:LUCIRIN TPO、BASF社製)1部、及び消泡剤(商品名:フローレンAC−326F、共栄社製)0.1部をディスパーで1時間攪拌混合し、活性エネルギー線硬化型塗料である下塗り塗料Aを調製した。調製した塗料をろ過し、不純物を取り除いた。
ウレタンアクリレートオリゴマー(商品名:CN9893、サートマー社製)15部、アクリロイルモルホリン15部、2−ヒドロキシエチルアクリレート10部、アルコキシ化ヘキサンジオールジアクリレート23.5部、硫化亜鉛20部、炭酸カルシウム10部、顔料分散剤(商品名:フローレンG700、共栄社製)1部、レオロジーコントロール剤(商品名:BYK410、ビックケミー社製)0.4部、開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名:IRGACURE184、BASF社製)4部、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(商品名:LUCIRIN TPO、BASF社製)1部、及び消泡剤(商品名:フローレンAC−326F、共栄社製)0.1部をディスパーで1時間攪拌混合し、活性エネルギー線硬化型塗料である下塗り塗料B−1を調製した。調製した塗料をろ過し、不純物を取り除いた。
表2に活性エネルギー線硬化型インク1〜インク4の組成を示す。表1に示す処方にて、各原料を混合、攪拌して均一にした後、ビーズミルにて5時間練合し、活性エネルギー線硬化型インク−1〜4を調製した。調製したインク組成物をろ過し、不純物を取り除いた。
攪拌条件下、アクリロイルモルホリン20部に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート20部、アルコキシ化ヘキサンジオールジアクリレート18.5部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5部、脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー(商品名:CN983、サートマー社製)30部、顔料分散剤(商品名:フローレンG700、共栄社製)1部、レオロジーコントロール剤(商品名:BYK410、ビックケミー社製)0.4部、開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名:IRGACURE184、BASF社製)5部、及び消泡剤(商品名:フローレンAC−326F、共栄社製)0.1部を添加し、活性エネルギー線硬化型クリヤー塗料である上塗り塗料Aを調製した。
攪拌条件下、アクリロイルモルホリン25部に、アルコキシ化ヘキサンジオールジアクリレート13.5部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5部、エポキシアクリレートオリゴマー(商品名:EBECRYL3500、ダイセル・オルネクス社製)40部、マイカ10部、顔料分散剤(商品名:フローレンG700、共栄社製)1部、レオロジーコントロール剤(商品名:BYK410、ビックケミー社製)0.4部、開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(商品名:IRGACURE184、BASF社製)5部、及び消泡剤(商品名:フローレンAC−326F、共栄社製)0.1部を添加し、活性エネルギー線硬化型クリヤー塗料である上塗り塗料Bを調製した。
攪拌条件下、シリコーン・アクリル共重合物水系分散体(商品名:ポリデュレックスG620、旭化成製)65部に、ブチルセロソルブ20部、増粘剤(商品名:アデカノールUH−420、アデカ製)5部及び艶消し剤(商品名:サイシリア350、フジシリシア製)10部を添加した。調製した塗料をろ過して不純物を取り除き、水系クリヤー塗料である上塗り塗料Cを調製した。
撹拌条件下、イソシアネート硬化型アクリル樹脂(商品名:ユピカコートAC3525、日本ユピカ製)55部に、表面調製剤(商品名:TEGO Glide110、エボニックインダストリー製)3部、艶消し剤(商品名:サイシリア350、フジシリシア製)10部、酢酸ブチル25部及びキシレン5部を添加し、溶剤系クリヤー塗料である上塗り塗料Dの主剤を調製した。塗装直前に、硬化剤としてポリイソシアネート(商品名:コロネートHX、日本ポリウレタン製)を2部添加した。
厚さ12mmの木質板を、50℃に設定した乾燥炉内において、塗装面の表面温度が40℃になるまで加温した。その後、ロールコーターにて製造例1にて調製した下塗り塗料Aを塗布量25g/m2となるように塗布した。その後、水銀ランプ80W、積算光量150mJ/cm2、ピーク強度180mW/cm2の条件にて硬化させ、下塗り塗膜層Aを形成した。
受容層の塗料を下塗り塗料B−18〜B−20とした以外は、実施例1と同様にして複層塗膜を形成させた。
複層塗膜を形成させた塗装物の外観を目視により観察し、発色性を評価した。
[評価基準]
◎:インクの滲み、ハジキ等が全く無いとともに、基材由来の模様等が見られず、インク層が綺麗に発色して明確な模様が形成されている。
○:インクの滲み又はハジキ等が無く、明確な模様が形成されている。
△:多少のインクの滲みはあるが、実用上問題ない程度に模様が形成されている。
×:インクの滲み又はハジキが認められ、明確な模様が形成されていない。
活性エネルギー線照射後、60秒後のインク塗膜表面のタック感を指触及びセロテープ(登録商標)剥離により評価した。
[評価基準]
○:指触によるタック感がなく、剥離後のテープに未硬化インクの付着が確認されない。
△:指触によるタック感はないが、剥離後のテープに未硬化インクの付着が確認できる。
×:指触によるタック感があり、剥離後のテープに未硬化インクの付着が確認できる。
JIS K−5600−5−6に準拠して評価した。
[評価基準]
◎:塗膜外観及び形成された模様等に変化無く、層間剥離無し。
○:塗膜外観又は形成された模様等に変化軽微にあるが、層間剥離は認められず実用上問題ないレベルであった。
△:塗膜外観又は形成された模様等に変化軽微にあり、僅かに層間剥離が認められる。
×:塗膜外観又は形成された模様等に変化激しく、層間剥離が認められる。
各試験体を50℃に設定した水浴中に10日間浸漬させ、浸漬後の塗膜外観を目視評価及びJIS−K−5600−5−6に準拠した付着性試験により評価した。
[評価基準]
◎:塗膜外観及び形成された模様等に変化無く、層間剥離無し。
○:塗膜外観又は形成された模様等に変化軽微にあるが、層間剥離は認められず実用上問題ないレベルであった。
△:塗膜外観又は形成された模様等に変化軽微にあり、僅かに層間剥離が認められる。
×:塗膜外観又は形成された模様等に変化激しく、層間剥離が認められる。
上記で得られた木質板について、摩耗試験(JAS)により、耐摩耗性を評価した。
試験片を摩耗試験装置の回転盤に水平に固定し、研摩紙を巻き付けたゴム製円板2個を取り付け、500回の回転を行い、500回転後における試験片の表面の変化及び100回転当たりの摩耗減量を求めた。この場合、試験片面上に加わる総荷重量に相当する質量は、ゴム製円板の質量を含め1000gとした。
[評価基準]
◎:インク層に形成された模様等に変化が認められず、100回転当たりの摩耗減量が0.15g以下であった。
○:インク層に形成された模様等に変化軽微にあるが、100回転当たりの摩耗減量が0.15g以下で実用上問題ないレベルであった。
△:インク層に形成された模様等に変化軽微にあり、僅かに素地露出が認められる。
×:インク層に形成された模様等に変化激しく、素地露出が認められる。
2 基材
3 下塗り層(介在層)
4 インク受容層(介在層)
5 着色インク層
6 表面保護層
Claims (4)
- 基材と、着色インク層と、基材及び着色インク層の間に介在する介在層と、少なくとも着色インク層を覆うように形成された表面保護層とを備える建築板であって、前記介在層が、前記着色インク層に隣接する厚さが10〜100μmのインク受容層と、前記基材及び前記インク受容層の間に位置する下塗り層とを備えており、前記インク受容層が、硫化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、マイカよりなる群から選択される少なくとも1種を含む白色顔料をインク受容層中に10〜50質量%の範囲内で含み、かつ活性エネルギー線硬化型塗料組成物により形成される白色顔料層を有し、前記着色インク層が、活性エネルギー線硬化型インク組成物により形成されることを特徴とする建築板。
- 前記白色顔料層は、少なくとも、前記着色インク層に隣接するインク受容層であることを特徴とする請求項1に記載の建築板。
- 前記表面保護層が、活性エネルギー線硬化型塗料組成物により形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の建築板。
- 前記白色顔料が、硫化亜鉛を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の建築板。
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