JP4952454B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の射出ユニットから射出される溶融樹脂を固定金型に形成された複数のランナを通じて固定金型と可動金型との間に形成されるキャビティに供給して樹脂成型品の成形を行う射出成形機に関する。
従来、単一の射出ユニットを持つ射出成形機としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。図4に、特許文献1に記載の射出成形機も含め、こうした射出成形機として特に射出ユニットが鉛直方向上方に設けられるタイプを例に従来一般に採用されている装置の断面構造を示す。
同図4に示されるように、この射出成形機は、溶融樹脂を射出するための射出ユニット2、この射出ユニット2から射出される溶融樹脂が注入されるキャビティ5を形成する固定金型3及び可動金型4によって構成されている。なお、上記射出ユニット2は、固定金型3の鉛直方向上方に設けられている。また、固定金型3には溶融樹脂の供給通路としてのランナ6が形成されている。そして、可動金型4は、固定金型3に圧接される圧接位置と固定金型3から水平方向に離間した離間位置との間で移動可能に設けられている。
こうした構成により、まずは可動金型4を上記圧接位置に保持するとともに、射出ユニット2から射出された溶融樹脂をランナ6を通じてキャビティ5に注入することにより樹脂成型品が成形される。そして、これら金型3,4から樹脂成形品を取り外すに際しては、可動金型4を上記離間位置に移動させる。
ところで、例えば体格の大きな樹脂成形品を成形すべくキャビティ5を大きなものとすると、同キャビティ5の隅々まで溶融樹脂を行き渡らせるためには射出ユニット2による射出圧力を高める必要がある。この場合、射出ユニット2にあっては一般に、射出圧力の高いユニットほど体格が大きくなることから、射出成形機が大型化し、それに伴い設置スペースが増大するといった問題が生じる。
そこで、例えば図5に示すように、溶融樹脂を射出する複数の射出ユニット12A,12Bを設け、これら射出ユニット12A,12Bに対応する複数のランナ16A,16Bを固定金型13に形成することによって、各射出ユニット12A,12Bの射出圧力を低く抑える方法なども考えられる。射出成形機としてのこのような構成により、各射出ユニット12A,12Bの体格を小さく抑えながらも、キャビティ5の隅々まで溶融樹脂を行き渡らせることが可能となる。
特開平6−15674号公報
ところで、複数の射出ユニット12A,12B及び複数のランナ16A,16Bが形成された固定金型13を有するこのような射出成形機にあっては通常、図5からも明らかなように、2つの射出ユニット12A,12Bがそれぞれ固定金型13の鉛直方向上方に設けられることとなる。このため、図5に一点鎖線にて示す固定金型13におけるキャビティ5の鉛直方向中心位置よりも上方及び下方に上記各ランナ16A,16Bに対してそれぞれ開口する上側開口部17A及び下側開口部17Bを形成した場合には、これら各開口部17A,17Bに対応するランナ16A,16Bの流路長が大きく異なるようになる。そしてその結果、上記射出ユニット12A,12Bからの溶融樹脂の射出に際し、キャビティ5内で溶融樹脂に圧力差が生じるなどの新たな問題が生じることともなっている。
また、こうして複数の射出ユニットが並設される場合、次のような問題も無視できない。すなわち、上記射出ユニットでは通常、図5では図示を割愛しているその基端側において、投入される樹脂粒の溶融や溶融された樹脂の加圧等が行われる。このため、同射出ユニット基端側での体格が無視できなくなり、固定金型のサイズによっては、それら並設される射出ユニット間で、その基端側を構成する部分同士が物理的に干渉することにもなりかねない。なおこの対策としては、例えば上記射出ユニット12Aと射出ユニット12Bとを固定金型13の異なる面に設けることも考えられるが、これら複数の射出ユニットを単に固定金型の異なる面に設けるだけでは、やはり設置スペースの増大が避け得ないものとなる。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の射出ユニットからキャビティの各異なる開口を通じて溶融樹脂を射出する場合において、キャビティ内における溶融樹脂の圧力差を抑制し得る構造を採用しながら、射出ユニット間の干渉や設置スペースの増大も好適に抑制することのできる射出成形機を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、溶融樹脂を射出する複数の射出ユニットと、これら複数の射出ユニットに対応する複数のランナが形成された固定金型と、この固定金型に対して着脱可能に設けられた可動金型と、これら固定金型と可動金型との間に形成されて前記複数のランナの少なくとも2つに各別の位置で開口する第1の開口部及び第2の開口部を有するキャビティとを備え、前記複数の射出ユニットから射出される溶融樹脂を前記複数のランナを通じて前記キャビティに供給して樹脂成型品の成形を行う射出成形機において、前記キャビティの前記第1の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットと、同キャビティの前記第2の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットとが、互いに鋭角をなす態様にて各々前記固定金型の直角に隣り合う面に設けられてなり、前記キャビティの前記第1の開口部と前記第2の開口部とは前記固定金型の鉛直方向中心位置を境にそれぞれ上下方向に離間する態様にて設けられてなり、前記キャビティは、鉛直方向上方に設けられる前記第1の開口部と並設されるかたちで前記複数のランナの他の1つに開口する第3の開口部を有し、この第3の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットと前記第1の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットとが、鉛直方向下方に設けられる前記第2の開口部に対応するランナに接続されて前記固定金型の側面に傾斜して設けられる射出ユニット側から見てV字状をなすように、前記固定金型の上面に傾斜して設けられてなることをその要旨とする。
固定金型の直角に隣り合う面に対して上記各射出ユニットがこのようなに鋭角をなす態様にて設けられることにより、これら射出ユニットの各々を図5に例示した態様にて固定金型の同一の面に設ける場合に比べて、ランナの流路長の差を小さくすることができ、キャビティ内における溶融樹脂に圧力差が生じることを抑制することができるとともに、固定金型のサイズに拘わらず、各射出ユニットの基端部同士が干渉するようなことも抑制することができるようになる。しかも、これら射出ユニットの各々を固定金型の直角に隣り合う面に対してそれぞれ垂直となるように設ける場合に比べて、同射出ユニットが上記鋭角となる分だけ射出成形機としての設置スペースを小さくすることができるようにもなる。したがって、複数の射出ユニットからキャビティの各異なる開口を通じて溶融樹脂を射出する場合であれ、キャビティ内における溶融樹脂の圧力差を抑制し得る構造を採用しながら、射出ユニット間の干渉や設置スペースの増大も好適に抑制することができるようになる。
そして、このようにキャビティの第1の開口部と第2の開口部とが固定金型の鉛直方向中心位置を境に上下方向に離間する態様にて設けられる場合、上記第1の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットと上記第2の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットとをこのような関係にて固定金型に設けることが、当該射出成形機としての設置面積の縮小を図る上で特に有効である。また、このように第3の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットと第1の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットとが固定金型の上面、すなわち同一面に設けられる場合において、これら射出ユニットが第2の射出ユニット側から見てV字状をなすように設けられることで固定金型のサイズに拘わらず、それら射出ユニットについてもその基端部同士間の干渉を好適に回避することができるようになる。
以上のように、この発明にかかる射出成形機によれば、複数の射出ユニットからキャビティの各異なる開口を通じて溶融樹脂を射出する場合において、キャビティ内における溶融樹脂の圧力差を抑制し得る構造を採用しながら、射出ユニット間の干渉や設置スペースの増大も好適に抑制することができるようになる。
以下、この発明にかかる射出成形機の一実施の形態について図1及び図2に基づき説明する。なお図1は、先の図4及び図5に対応する図として、この実施の形態にかかる射出成形機の断面構造を模式的に示したものであり、また図2は、図1に矢印Aにて示す方向から見た射出成形機の側面構造を示すものである。
まず図1に示されるように、この実施の形態の射出成形機は、溶融樹脂を射出するための3つの射出ユニット110,120,180、そしてこれら射出ユニット110,120,180から射出される溶融樹脂が注入されるキャビティ150を形成する固定金型130及び可動金型140によって構成されている。ここで、固定金型130及び可動金型140はそれぞれ略直方体状をなすように形成されている。これら金型130,140のうち、固定金型130には、上記3つの射出ユニット110,120,180に各々対応する溶融樹脂の供給通路としての3つのランナ160,170,190がそれぞれ形成されている。また、固定金型130には、可動金型140に対向する面にキャビティ150の内周面を形成する凸部131が形成されている。一方、可動金型140には、固定金型130に対向する面にキャビティ150の外周面を形成する凹部141が形成されている。なお、この可動金型140は固定金型130に対して着脱可能に設けられている。詳しくは、可動金型140は、図1に実線にて示すように、固定金型130に圧接される圧接位置と、同図1に二点鎖線にて示すように、固定金型130から水平方向、すなわち図中右方向に離間した離間位置との間で移動可能に設けられている。
次に、上記ランナ160,170,190の構造について詳細に説明する。
まず、第1のランナであるランナ160は、図2に示されるように、固定金型130の鉛直方向上側の面である上側水平面132(上面)に形成された第1の注入口161と、上記キャビティ150の第1の開口部151とを連通するものである。ここで、同ランナ160の第1の注入口161は、図2中に一点鎖線にて示す固定金型130の水平方向中心位置HCよりも図中右側に形成されており、またキャビティ150の第1の開口部151は、図2中に同じく一点鎖線にて示す固定金型130の鉛直方向中心位置VCよりも図中上方で且つ、上記水平方向中心位置HCよりも図中右側に開口するように形成されている。すなわち、この第1のランナ160は、これを側面から見た場合には図1に示されるように、第1の注入口161から鉛直方向下方に延びる第1鉛直通路162をはじめ、この第1鉛直通路162に接続されるとともにキャビティ150の第1の開口部151に向けて段階的に延伸される第1傾斜通路163及び第1水平通路164を有する構造となっている。なお、これら第1鉛直通路162、第1傾斜通路163、及び第1水平通路164はいずれも、図1及び図2に同じく一点鎖線にて示す第1の射出ユニット110である射出ユニット110の軸方向中心線C1上に位置するように形成されている。
また、第2のランナであるランナ170は、図1に示されるように、固定金型130において上記凸部131の設けられる面の裏面である外側鉛直面133(側面)に形成された第2の注入口171と上記鉛直方向中心位置VCよりも下方に開口するキャビティ150の第2の開口部152とを連通するものである。そしてこの第2のランナ170は、第2の注入口171からキャビティ150の第2の開口部152に向けて鉛直方向下方に傾斜して延びる第2傾斜通路172と、この第2傾斜通路172に接続されるとともに水平に延びて上記第2の開口部152に接続される第2水平通路173とを有する構造となっている。なお、図2に示されるように、上記第2の注入口171は、上記外側鉛直面133において上記鉛直方向中心位置VCよりも図中下方で且つ、上記水平方向中心位置HCに一致する位置に形成されている。また、上記第2傾斜通路172及び第2水平通路173はいずれも、図1及び図2に一点鎖線にて示す第2の射出ユニットである射出ユニット120の軸方向中心線C2上に位置するように形成されている。
そして、第3のランナであるランナ190は、図2に示されるように、固定金型130の上側水平面132に形成された第3の注入口191と、上記キャビティ150の第3の開口部153とを連通するものである。ここで、同ランナ190の第3の注入口191は、図2中の上記水平方向中心位置HCよりも図中左側に形成されており、またキャビティ150の第3の開口部153は、図2中の上記鉛直方向中心位置VCよりも図中上方で且つ、上記水平方向中心位置HCよりも図中左側に開口するように形成されている。すなわち、この第3のランナ190は、これを側面から見た場合には図1に示されるように、第3の注入口191から鉛直方向下方に延びる第3鉛直通路192をはじめ、この第3鉛直通路192に接続されるとともにキャビティ150の第3の開口部153に向けて段階的に延伸される第3傾斜通路193及び第3水平通路194を有する構造となっている。なお、これら第3鉛直通路192、第3傾斜通路193、及び第3水平通路194も、図1及び図2に一点鎖線にて示す第3の射出ユニット180である射出ユニット180の軸方向中心線C3上に位置するように形成されている。ちなみにこの第3のランナ190は、図2から明らかなように、上記水平方向中心位置HCを示す一点鎖線について上記第1のランナ160と線対称をなすように形成されている。
一方、図1及び図2に示されるように、上記各射出ユニット110、120、180は、これらの基端部及び中心部をなすユニット本体111、121、181と、これらユニット本体111、121、181の先端に設けられて固定金型130の上記各注入口161、171、191に接続されるノズル部112、122、182とを備えている。なお、これら各射出ユニット110、120、180の構造はいずれも同一のものとされており、また便宜上、図示は割愛するものの、その各基端部には、投入される樹脂粒の溶融や溶融された樹脂の加圧等を行う周知の装置が設けられている。このため、これら射出ユニット110,120,180において、実際にはその各基端部の体格は大きい。
ここで、この実施の形態において、第1の射出ユニット110及び第3の射出ユニット180は、固定金型130の鉛直方向上方に上側水平面132に傾斜して設けられる一方、第2の射出ユニット120は、固定金型130に対し、可動金型140の反対側に外側鉛直面133に傾斜して設けられている。詳しくは、図1に示される方向から見たとき、上記第1の射出ユニット110及び第3の射出ユニット180の各軸方向中心線C1,C3は固定金型130の上側水平面132の水平線に対して直交する一方、上記第2の射出ユニット120の軸方向中心線C2は固定金型130の外側鉛直面133から離間するほど鉛直方向上方に位置するように傾斜している。また、同じく図1に示される方向から見たとき、これら第1の射出ユニット110及び第3の射出ユニット180と、第2の射出ユニット120とは、互いに鋭角をなしている。また、図2に示される方向、すなわち第2の射出ユニット120側から見たとき、第1の射出ユニット110の軸方向中心線C1と第3の射出ユニット180の軸方向中心線C3とは、V字状をなしている。
こうした構成により、まずは可動金型140を上記圧接位置に保持するとともに、上記各射出ユニット110、120、180から射出された溶融樹脂を上記各ランナ160、170、190を通じてキャビティに注入することにより、樹脂成型品が成形される。そして、これら金型130,140から樹脂成形品を取り外すに際しては、可動金型140を上記離間位置に移動させる。
以上説明したこの実施の形態にかかる射出成形機によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)第1の射出ユニット110及び第3の射出ユニット180と、第2の射出ユニット120とが、互いに鋭角をなす態様にて各々固定金型130の上側水平面132及び外側鉛直面133に設けられる構造とした。これにより、これら射出ユニット110,120,180を各々固定金型の上側水平面132に設ける場合に比べて、ランナ160及び190とランナ170との流路長の差を小さくすることができ、キャビティ150内における溶融樹脂に圧力差が生じることを抑制することができる。また併せて、固定金型130のサイズに拘わらず、射出ユニット110及び射出ユニット180と射出ユニット120との基端部同士が物理的に干渉するようなことも回避することができる。しかも、これら射出ユニット110及び180と射出ユニット120とを各々固定金型130の上側水平面132及び外側鉛直面133に対して垂直となるように設ける場合に比べて、射出成形機としての設置スペースを小さくすることもできる。したがって、3つの射出ユニット110,120,180からキャビティ150の各開口部151,152,153を通じて溶融樹脂を射出する場合であれ、キャビティ150内における溶融樹脂の圧力差を抑制し得る構造を採用しながら、射出ユニット間の干渉や設置スペースの増大も好適に抑制することができる。
(2)第2の射出ユニット120を、固定金型130の外側鉛直面133に上方から傾斜して設けることにより、上記鋭角をなす関係を実現するようにした。これにより、射出ユニット120がこうして傾斜して設けられる分だけ、同射出成形機としての設置面積の増大を抑制することができる。特に同実施の形態のように、射出ユニット120が固定金型130に対し、可動金型140の反対側に設けられる場合には、こうした効果もより顕著となる。
(3)第1の射出ユニット110と第3の射出ユニット180とについても、これらが第2の射出ユニット120側から見てV字状をなすように、固定金型130の上側水平面132に傾斜して設けることとした。これにより、固定金型130の同一面に設けられるこれら射出ユニット110と射出ユニット180とについても、それら基端部同士の干渉を避けることができる。
なお、この発明にかかる射出成形機は、上記実施の形態にて例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することもできる。
・3つのランナ160,170,190を固定金型130の内部で同等の流路長となるように積極的にその流路長の調整を図るようにしてもよい。これにより、キャビティ150内における溶融樹脂の圧力差がより好適に抑制されるようになる。
・上記実施の形態では、第1の射出ユニット110及び第3の射出ユニット180を固定金型130の上側水平面132に設ける一方、第2の射出ユニット120を、固定金型130に対し、可動金型140の反対側に設けることとした。しかし、固定金型130及び可動金型140とこれら射出ユニット110,120,180との相対位置関係はこれに限られるものではない。他に例えば、第1の射出ユニット110及び第3の射出ユニット180と、第2の射出ユニット120との配設位置を入れ替えるようにしてもよい。この場合には、各射出ユニット110,120,180の配設位置の変更に応じて各ランナ及びキャビティの各開口部の位置も適宜変更されることとなる。要するに、キャビティの第1の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットと、同キャビティの第2の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットとが、互いに鋭角をなす態様にて各々固定金型の直角に隣り合う面に設けられるものであればよい。
その他、上記各実施の形態から把握できる技術的思想について記載する。
(A)請求項2に記載の射出成形機において、前記第2の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットは、前記固定金型に対し、前記可動金型の反対側に設けられることを特徴とする射出成形機。
(B)前記キャビティの前記第1の開口部に対応するランナと同キャビティの前記第2の開口部に対応するランナとは前記固定金型の内部で同等の流路長をもって形成されてなる請求項1又は2、上記(A)のいずれか一項に記載の射出成形機。
この発明の射出成形機の一実施の形態についてその断面構造を示す断面図。 同実施の形態の射出成形機について図1のA方向から見た側面構造を示す側面図。 この発明の射出成形機の変形例について図2に対応する側面構造を示す側面図。 従来の射出成形機の一例についてその断面構造を示す断面図。 従来の射出成形機の他の例についてその断面構造を示す断面図。
符号の説明
2,12A,12B,210…射出ユニット、3,13,130,230…固定金型、4,140,240…可動金型、5,150,250…キャビティ、6,16A,16B,260…ランナ、110…第1の射出ユニット、111…ユニット本体、112…ノズル部、120…第2の射出ユニット、121…ユニット本体、122…ノズル部、131…凸部、132…上側水平面、133…外側鉛直面、141…凹部、151…第1の開口部、152…第2の開口部、153…第3の開口部、160…第1のランナ、161…第1の注入口、162…第1鉛直通路、163…第1傾斜通路、164…第1水平通路、170…第2のランナ、171…第2の注入口、172…第2傾斜通路、173…第2水平通路、180…第3の射出ユニット、181…ユニット本体、182…ノズル部、190…第3のランナ、191…第3の注入口、192…第3鉛直通路、193…第3傾斜通路、194…第3水平通路。

Claims (1)

  1. 溶融樹脂を射出する複数の射出ユニットと、これら複数の射出ユニットに対応する複数のランナが形成された固定金型と、この固定金型に対して着脱可能に設けられた可動金型と、これら固定金型と可動金型との間に形成されて前記複数のランナの少なくとも2つに各別の位置で開口する第1の開口部及び第2の開口部を有するキャビティとを備え、前記複数の射出ユニットから射出される溶融樹脂を前記複数のランナを通じて前記キャビティに供給して樹脂成型品の成形を行う射出成形機において、
    前記キャビティの前記第1の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットと、同キャビティの前記第2の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットとが、互いに鋭角をなす態様にて各々前記固定金型の直角に隣り合う面に設けられてなり、
    前記キャビティの前記第1の開口部と前記第2の開口部とは前記固定金型の鉛直方向中心位置を境にそれぞれ上下方向に離間する態様にて設けられてなり、前記キャビティは、鉛直方向上方に設けられる前記第1の開口部と並設されるかたちで前記複数のランナの他の1つに開口する第3の開口部を有し、この第3の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットと前記第1の開口部に対応するランナに接続される射出ユニットとが、鉛直方向下方に設けられる前記第2の開口部に対応するランナに接続されて前記固定金型の側面に傾斜して設けられる射出ユニット側から見てV字状をなすように、前記固定金型の上面に傾斜して設けられてなる
    ことを特徴とする射出成形機。
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