JP4950982B2 - 着信不能時応対応答案内システム - Google Patents
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Description
また、着信側携帯電話端末においていわゆるドライブモード機能の設定が行われている場合には、発信側携帯電話端末において「ただ今運転中のため電話に出られません。後ほどおかけ直し下さい。」という案内が行われる。
これらの場合において、留守番電話センタで伝言を預かるいわゆる留守番電話サービス機能や、着信側携帯電話端末で伝言を録音する、いわゆる伝言メモ機能の設定が行われている場合には、発信側が伝言を行うことが可能である。
また、発信側は着信側とのコミュニケーションを期待していながら、着信不能な理由、通話可能となる時間、要件の重要度等を伝えること等できないものであった。
しかしながら、着信不能な理由及び時間帯を知ったとしても、着信側は着信履歴を介して電話があったという事実を知ることができるものの、発信側が伝言を積極的に残そうと
しない限り、発信側の要件、要件の重要度などを知る機会を失したり、時機を失したり、あるいは要件に応じて的確な応対をすることができないなど、電話の適時的確な適応性が十分に生かせないものであった。同様に、発信側は、着信不能な理由及び時間帯等を知り得ても、着信側とのコミュニケーションを期待して電話したことの達成感に不満が残るものであった。
また、発信側にあっては、着信不能時においても簡単操作で着信不能であることを意識せずに、着信側と最大限の応対・応答を行うことができる。また、1回の通話で発信側の所期の目的をある程度達成することが可能なシステムとすることにより、発信側の通話要求を最大限に引き出し、着信不能でありながらコミュニケーションの確立を図るとともに、発信側の利便性が向上し、携帯電話端末を利用した効率的なコミュニケーションを可能にする着信不能時応対応答案内システムを提供することにある。
発信側携帯電話端末に対して、着信不能な理由及び時間帯並びに応答プログラムを組み込み告知する場合に、応答プログラムの起動を促す文言及び応答プログラムを添付した状態で告知するための処理を行う告知手段と、
応答プログラムを添付する発信側を特定する告知条件に従って、告知内容に応答プログラムを起動可能に組み込み処理を行う応答プログラム添付手段と、
応答プログラムを利用した発信側の応答情報を判断し、設定した対応方法を実行するための処理を行う応答プログラム応対手段
を含む着信側携帯電話端末であって、
着信不能な理由及び時間帯並びに応答プログラムの起動を促す表示を含む告知内容を入力又は表示可能であり、応答プログラムを告知内容に起動可能に表示可能である着信側携帯電話端末と、
応答プログラムを利用して選択又は直接入力した発信側が今後取る行動を説明する文言(応答内容)を含む応答情報を記憶する応答内容記憶手段と
応答プログラムを利用して記憶させた応答内容を含む応答情報を応答するための処理を行う応答手段を含む発信側携帯電話端末と、
を少なくとも含む着信不能時応対応答案内システムであって、
着信側携帯電話端末は、告知条件を設定可能であり、告知するに当たり告知するか判断し、告知し、応答プログラムを利用した応答内容を含む応答情報及びその応答情報に応じた対応方法を設定及び表示可能であり、その設定内容を受け付け保持し、また、発信側の応答プログラムを利用した応答情報を判断し、設定した対応方法で応対すること、
発信側携帯電話端末は、着信側携帯電話端末からの告知内容及び組み込まれた応答プログラムを起動可能に表示可能であり、応答プログラムを起動し、応答内容を設定及び表示可能であり、その設定内容を受け付け保持し、また、応答プログラムを起動して応答内容を含む応答情報を着信側携帯電話端末へ応答することを特徴とする着信不能時応対応答案内システムである。
前記応答プログラム添付手段は、登録された情報に基づく告知条件に基づいて、発信側に対し、個別に又は一括して自動的に応答プログラムを添付するかしないか選択し、設定可能とするものであって、告知内容記憶手段に記憶された告知内容に応答プログラムの起動を促す文言を追記して表示する処理をするとともに、応答プログラムを起動可能に告知手段に組み込み、添付するものであること、及び
前記応答プログラム応対手段は、発信側から応答プログラムを利用して応対を求めてきた場合のため、応答内容を選択又は直接入力し、かつ緊急度レベルを関連付けて設定するための入力が可能であるとともに、選択された応答内容及び緊急度レベルを含む応答情報に対応した対応方法を設定するための入力を受け付け可能であり、また、応答情報がどの告知内容に対応するものか判断し着信不能時でも設定した対応方法で発信側へ対応又は対応方法を実行することを特徴とする着信不能時応対応答案内システムである。
容に追加した状態で告知するための処理を行うことを特徴とする着信不能応対応答案内システムである。
その上、応答プログラムを利用して発信側が今後の取る行動を簡単に応答可能となり、更に、発信者からの応答に対し、着信側が取る対応方法を知らせること又は対応方法を実行することができる。
このように、着信不能時でも着信不能な案内及び相互の応対・応答が十分に行われるため、発信側及び着信側の互いの意志を尊重し、意思疎通を円満かつ確実にすることができ、携帯電話システムの利便性が飛躍的に向上する。
また、発信者側から応答プログラムを利用して応答があった場合には、応答情報に含まれる緊急度レベルに合わせた対応又は対応方法を設定してあることから、発信側の求めるレベルで対応することができるので、着信側及び発信側の互いの意志を尊重した意思疎通を確実にすることができる。
えばプライバシーに関する理由や時間帯等については告知を行わないようにすることができる。
まず本発明に係る着信不能時応対応答案内システム1の構成について説明する。ここで図1は着信不能時応対応答案内システム1の一例を表す機能ブロック図である。以下においては、着信側携帯電話端末が携帯電話端末(以下着信側携帯電話端末10」という)であり、発信側携帯電話端末が携帯電話端末(以下「発信側携帯電話端末20」という)である場合、すなわち携帯電話システムに適用された場合の説明を行う。
また着信不能時応対応答案内システム1は、告知内容記憶手段及び告知手段並びに応答プログラム添付手段及び応答プログラム応対手段を含むものであり、着信不能時応対応答案内システム1の第1実施形態においては、前記各手段は着信側携帯電話端末10に備えられており、第2実施形態においては、前記各手段はコンピュータ6に備えられている。
他方、着信不能時応対応答システムの第1及び第2実施形態において応答内容記憶手段及び応答手段は発信側携帯電話端末に備えられている。
着信側及び発信側携帯電話端末は、応答プログラムを動作可能であり、応答内容並びに応答内容に応対する対応方法を直接入力、登録可能である機能を備えている。
この告知手段は第1実施形態では着信側携帯電話端末10に備えられる後述するCPUであり、また第2実施形態ではコンピュータ6に備えられる後述するCPUである。告知手段はCPUによる制御に基づいて、例えば、自動音声にて告知を行う自動音声合成手段や、文字情報にて告知を行う電子メール送信手段が作動することにより、着信不能な理由及び時間帯並びに前記応答プログラムの起動を促す文言及び応答プログラムを含む告知内容の告知が行われる。
この演算手段は、着信側携帯電話端末10に備えられる後述するCPUである。
不能状態にある着信側に説明するための簡易支援プログラムであって、着信側と発信側の両者の意志であたかも実際に応答しているかのような疑似的なコミュニケーション状況を作り上げ、プライバシーを守りつつ、着信側と発信側との間の互いの意志の疎通を円満かつ望む程度に実現するための簡易支援プログラムである。
応答プログラムは、起動することでメニューとして表示された応答内容を選択するか又は選択記号を入力することにより又は発信側が着信側へ応答する内容を直接入力することを受け付け可能とするものであり、また、選択又は直接入力された選択記号あるいは直接入力された応答内容を応答内容記憶手段に記憶できるようにするとともに、該記憶手段に記憶されている内容を着信側へ応答するための処理を行うものである。
応答プログラムは、更に、着信側及び発信側で応答内容と緊急度レベルを関連付けて応答情報として記憶する又は登録し、応答情報の表示メニューとして設定でき、応答プログラムを起動することで登録した応答内容を表示メニューとして表示できるようにするものである。
そして、少なくとも応答内容とその緊急度レベルを関連付けて設定した内容を含むものを応答情報とし、なお、具体的な応答情報の情報形式については、緊急度レベルとの関連づけが可能であれば、特に限定されるものではなく、「すぐに連絡が欲しい」−Aあるいは最優先という一連の情報を含む応答情報を応答内容記憶手段に記憶するか、又は登録してメニュー化することができる。
この記憶手段は、第1実施形態では着信側携帯電話端末10に備えられる後述するEEPROMであり、また第2実施形態ではコンピュータ6に備えられるハードディスクである。
着信側携帯電話端末の保持者が、あらかじめ着信不能時に応対応答する対象者、例えば、携帯電話端末の電話帳に正規に登録された者、暗証番号入力者限定、一時登録者限定又は正規登録ではないが名前と携帯電話番号のみ簡易登録した者などの告知条件を付与し、電話帳登録又は一時登録された情報に基づき、発信側に対し個別に又はグループ化して、又は一括して、応答プログラムを添付するかしないかを選択することを可能とする告知条件を設定するものである。
また、携帯電話端末が備えている公知の機能により不特定多数の者からの着信に対して応答を行わない設定をした場合は、着信不能時応対応答案内システムでの告知条件の場合と異なり、例えば、電話番号非通知に対して何の応対もしないこともできる。もちろん、ここに挙げたのは1つの例示でありこれに限るものではない。
このような個別又はグループへの応答プログラムを添付するかしないかの設定内容は、EEPROMに記憶され、また、応答プログラム添付手段として機能するのは携帯電話端末のCPUである。
また、前記応答プログラム応対手段では着信側又は発信側が、応答プログラムを利用して発信側の応答内容に対応するための対応方法を設定可能であり、設定した内容を告知内容記憶手段に記憶して保持するものである。
対応方法としては、「発信者への代理者連絡先の通知」、「直接代理者へ転送」、又は直接着信不能な状況にある者(着信側)へ、緊急連絡が入った場合、音、光、振動などで連絡できる「強制報知」処理すること、「会議後連絡」の場合であれば、着信不能な時間帯から外れた時点で、応答プログラムを利用した「応答内容の再報知」することなどの対応方法で応対するものであるが、これに限るものではない。
転送する」を関連づけて設定をしておくことにより、応答情報は設定した部下のところへ転送され、部下が直接応対し、かつ会議中でも直接声を掛けさせ、着信不能状態にあった本人が実際の応答を行うという応対が行える。対応方法はこれに限るものではない。
このような応答プログラムを利用した応答情報に対応する対応方法の設定内容はEEPROMに記憶され、また、応答プログラム応対手段として機能するのはCPUである。
前記応答手段は、着信側携帯電話端末から発信側携帯電話端末に送られた応答プログラムを起動させ、着信側であらかじめ設定した応答内容を簡易入力表示画面に表示させ、表示された発信側が今後取る行動を説明する文言、すなわち応答内容の中から選択記号を選択するか、又は選択記号を入力することによって、あるいは、発信側で新たに直接入力した応答内容又は直接音声入力を選択した場合にあっては、自動的に入力モードとなって伝言内容を直接入力を行うことができるものである。
応答内容は、すでに応答プログラムについて説明したとおりその緊急度レベルを関連付けて設定されるが、緊急度レベルを設定しないこともできるものである。
また、応答手段は選択又は直接入力して設定した応答内容を応答内容記憶手段に記憶し、記憶された内容を応答情報として応答処理するものであり、更に、応答内容記憶手段に記憶された応答情報を応答内容の表示メニューとして登録処理することができる。
着信不能な理由及び時間帯については、後述する図3のD114又はD115に示すように、着信側携帯電話端末10に備えられる表示画面11に表示されるあらかじめ設定された複数種類の文言から選択されて入力され、又は同図のD115に示すように、着信側携帯電話端末10の所持者が希望する文言をキー(図示せず)操作することにより直接入力される。
前記告知条件は、例えば、発信側携帯電話端末20の電話番号が着信側携帯電話端末10に登録されている場合、あらかじめ一時記憶させた場合、又は発信側携帯電話端末20からあらかじめ設定された所定の暗証番号が入力された場合等である。
なお告知条件はこれらの例には限定されず、例えば告知すべき電話番号を理由や時間帯毎に個別に登録可能としてもよく、また暗証番号を着信不能な理由及び時間帯毎に個別に変更可能としてもよいなど着信側携帯電話端末において告知条件を自由に設定可能になっている。
また、発信側携帯電話端末20は、発信側が今後取る行動を説明する内容の選択又は選択記号の直接入力あるいは応対内容の直接入力を受け付け可能である。
応答内容は、後述する図5、6のD212〜D215に示すように、前記した着信不能な理由及び時間帯の告知の場合と同じように、発信側携帯電話端末20に備えられたキー(図示せず)を操作することで、発信側携帯電話端末20の表示画面21に表示されるあらかじめ設定された複数種類の応答内容から選択又は選択記号を入力するか、又は図6のD216に示すように、発信側携帯電話端末20の所持者が希望する応答内容を直接入力することができる。
次に本発明に係る着信不能時応対応答案内システム1の作用(すなわち着信不能時応対応答案内方法)について説明する。ここで図2〜図6は着信側及び発信側携帯電話端末10、20の表示画面11、21に表示される表示内容の一例を表す図である。
以下においては、第1又は第2の両実施形態に係る着信不能時応対応答案内システム1について説明する。
第1又は第2の両実施形態に係る着信不能時応対応答案内システム1では、着信側携帯電話端末10の表示画面11に図2〜図6に示す画面が表示され、着信側携帯電話端末10で所定の操作(キーの操作による選択、テンキーの操作による入力、決定キーの操作による決定)が行われることにより、着信不能な理由の設定及び着信不能な時間帯の設定が行われる。
次いで、着信側携帯電話端末10では、応答プログラムの起動を促す文言を表示するか
しないか所定の選択操作が行われることにより、応答プログラムの起動を促す文言及び応答プログラムを起動可能に表示し、添付する設定が行われる。
また「Cancel」を選択する操作を行うと、設定は解除されずにD111に戻る。このように、着信側携帯電話端末10の所持者が自ら操作を行うことにより、直ちに着信不能状態の設定の解除を行うことができる。
告知条件の設定に際し、図示しないが、電話帳登録されているリストが表示され、全選択(一括)又は部分選択(グループ化)が可能となっている。例えば、家族、親戚、親族などのプライベートなグループ、仕事関係者のグループ、職場の友人グループなどのグループ識別情報を付加して告知条件の設定を簡単に又は組合せによる条件設定が行えるようにすることも可能である。また、着信不能な理由及び時間帯の告知内容を複数設定するとき、告知条件との組合せによりいろいろなパターンの応対応答を可能とする条件設定が可能となり、より利便性を向上することができる。
一方、発信側の電話番号が電話帳リストに登録されていない場合、告知は行われず、発信側携帯電話端末20に対して、単に「電話に出られません。」というメッセージが自動音声にて流されるとともに、該メッセージが表示画面21に表示される。なお電話番号が登録されていない場合、「電話に出られません。」というメッセージが表示されず、次に説明する「暗証番号入力者」に設定されている場合と同様の処理が行われるように構成することも可能である。
告知条件として「暗証番号入力者」の場合が設定されていると、発信側携帯電話端末20に対して、「暗証番号を入力してください。」というメッセージが自動音声にて流されるとともに、該メッセージが表示画面21に表示される。
発信側携帯電話端末20から所定の暗証番号が入力された場合には、発信側携帯電話端末20に対して、着信不能な理由及び時間帯並びに応答プログラムの起動を促すメッセー
ジが自動音声にて告知されるとともに、該メッセージ及び応答プログラム起動ボタンが図1のD211に示すように表示画面21に表示されて文字情報にて告知される。
しかし、暗証番号が入力されない場合や入力された暗証番号が間違っている場合には、告知は行わず、単に「電話に出られません。」というメッセージが自動音声にて流されるとともに、該メッセージが表示画面21に表示される。
「一時電話番号登録者」の場合、一時電話登録の電話番号から電話をかけた場合にのみ、すなわち、特定の者にのみ優先応対可能とし、外の電話番号からの電話に対しては一切の応対応答をしない状態にすることができる。こうすることで、特定の商談、特定の連絡のみを排他的に待ち受け可能となり、着信側携帯電話端末10の使用者の優先的応対の希望を実現することができる。
そして、D114の着信不能な理由の設定画面で、表示されたメニューから告知内容を選択した場合、選択記号の内容で不特定の者に回答する内容として不適当な内容である場合は、告知内容も修正した内容、例えば、「会議中」、「旅行中」などと設定したとしても、自動的に設定される「電話に出られません」との告知が行われる。
このように告知については、無条件で行うのではなく、例えば、プライバシーに関連する理由又は時間帯等については告知を行わないこともできる。
「Cancel」を選択する操作が行われると、入力された着信不能な理由はマイメニューに登録されず、該着信不能な理由の設定が行われてD117に進む。
また、D115画面で「マイメニュー削除」を選択する操作が行われると、マイメニューに登録されている着信不能な理由の削除を行うことができる。なお、あらかじめ設定される着信不能な理由は、前記の例には限定されない。
携帯電話端末の所有権の所在に合わせて、「非通話時間帯」の設定すること又は該設定の解除を制限することで、仕事上の利用とプライベートな利用とを効率的に分けることができる。
なお開始時刻及び終了時刻の項に表示される時刻は、現在の時刻には限定されない。また、カーソルが表示される位置は、終了時刻のときの欄には限定されない。
また、着信不能な時間帯を入力する仕方も、着信不能な時間を60分、2時間など入力することで時間帯の設定を行うようにしてもよい。
告知条件が設定されていない場合で応答プログラムを添付するとした場合又は告知条件が設定されている場合で応答プログラムを添付しないとした場合は、着信不能な理由が表示されるのみとすることもできる。
D119で「Cancel」を選択する操作が行われると、設定された着信不能な理由及び時間帯は記憶されずにD111に戻る。
「理由設定」を選択するとD113に戻り、告知条件の有無、別の着信不能な理由及び時間帯の設定及び告知条件に対応した応答プログラムの添付が受け付けられる。
「時間帯設定」を選択する操作が行われるとD117に戻り、先に設定された着信不能
な理由で別の時間帯の設定が受け付けられる。
従って、着信側の都合に合わせた複数種類の着信不能な理由及び時間帯の設定が可能であり、かつ応答プログラムの添付の有無が可能となる。なお、D120で「設定しない」を選択する操作が行われると、表示画面11に待受画面が表示され、以下に説明する記憶及び告知のステップ(図示せず)に進む。
前記告知内容を受信した発信側携帯電話端末20においては、着信側携帯電話端末10により入力された告知条件に基づいて、告知内容が図1のD211に示す表示画面21に、着信不能な理由及び時間帯並びに応答プログラムの起動を促す文言及び起動可能に表示された応答プログラム起動ボタンの告知内容が表示される。必要な場合、告知内容を自動音声により合わせ、告知されるようにしてもよい。
該告知内容を受信した発信側携帯電話端末20においては、告知内容が自動音声にて告知されるとともに、告知内容が図1のD211に示すように表示画面21に表示される。なお自動音声にて告知することは、必ず併用される告知手段ではなく、この例に限定されるものではない。
ここで図1及び5のD211〜D214は発信側携帯電話端末の表示画面21に表示される表示内容の一例を示す図である。
着信不能時応対応答案内システム1の第1又は第2の両実施形態における発信側携帯電話端末では同じ動作を行うので、両実施形態について同じ説明となるので、重複する説明
を省略する。
発信側携帯電話端末20において、D212画面が表示され、応答プログラムを起動することを促すメッセージが表示され、又は音声メッセージが流れることから、発信側が更に着信側へ対応又は連絡を求めたい場合、その指示に従い応答プログラム起動ボタンをクリックすることによりさらなる、応答応対を行うことができる。
D213画面に表示される応答内容は、着信側で応答プログラムを起動し、D122画面の対応方法の確認画面において「YES」を選択すると表示され、「7.マイメニュー設定」を選択し、下記適当な応答内容を伝える表示がない場合の説明と同様の操作によりD214のサブメニュー画面でメインメニューの応答内容の表示項目を登録することで作成が可能であるとともに、応答内容の表示項目は発信側でも登録することができる(D213〜D216)。その他、使用頻度の応答内容を集め表示すること、着信不能時のケース毎に対応する応答内容の表示画面を準備しておき、着信不能時の設定に合った応答内容を自動的に表示できるようにするなど例示したものに限られるものではない。
また、D213画面のメインメニュー表示項目の「対応方法入力」を選択することで、D215画面が表示され、あらかじめ用意された対応方法を選択することで対応方法を設定できる。適当な対応方法がない場合は、D215画面でマイメニューを選択し、D216画面を表示して直接対応方法を入力し、対応方法を設定し、登録することができる。
設定した応答内容又は対応方法は、マイメニューとして一時登録(RAM)又はマイメニュー項目として登録(EEPROM)することができる。更に、メインメニューの表示項目とすることもできる。
応答内容に緊急度レベルを関連付けることで、着信不能時応対応答案内システムは、着信側及び発信側の意志でより一層の意思の疎通を実現できるシステムとなる。
なる。
識別情報が一致した場合、着信側が告知する際に、着信側携帯電話端末10で対応方法を設定した際に記憶させた記憶手段から呼び出し、呼び出した対応方法の中から発信側携帯電話端末20からの応答プログラムを利用した応答に一致するあらかじめ登録した対応方法を自動的に実行処理するか、又は応答プログラムを利用した発信側作成の応答情報を判断し、緊急度レベルに合わせて設定した対応方法の中から該当する応答内容と緊急度レベルのもの又は緊急度レベルを基準に対応方法を自動選択し、選択された対応方法を応答プログラム応対手段により実行処理をすることができるものである。
基本的には、メインメニュー表示項目には標準的にあらかじめ用意された内容が表示される。また、D215の表示画面において、マイメニュー設定の機能を用いて、着信側で的確な対応方法を設定、登録できるものである。
まず、着信側で、図示しない対応方法の設定・登録を起動するか、応答プログラムを起動してD122画面を表示し、「対応方法を設定しますか」と問い合わせてくるので、「YES」を選択し、D213の応答プログラム起動画面を表示し、適宜メニューを選択して対応方法を設定、登録する。
D122で「YES」で表示したD213画面において「マイメニュー設定」を選択し、起動させることで、マイメニュー設定・登録画面D214画面が表示され、当該画面において、応答内容と関連付けて対応方法を入力し、登録すること(D215表示画面)ができる。この登録により応答プログラムを利用して応答した応答情報に関連付けた内容の対応方法で対応できることとなる。他に、「対応方法入力」の項目を選択し、D214画面を表示し、この画面で対応方法の設定、登録を行うこともできる。
応答プログラムを用いた応答内容でない場合については、識別情報がないことから、着信不能応対応答案内システムの対応方法が作動しないことは当然のことである。
この場合は、通常の着信不能時のシステムが動作して応対応答を行うこととなる。
着信側携帯電話端末10においては、着信不能な時間帯の範囲内に発信側携帯電話端末20から電話がかけられた場合に、電話の着信履歴がEEPROMに記憶される。
2 無線基地局
3 留守番電話センタ
4 交換機
5 録音装置
6 コンピュータ
10 着信側携帯電話端末
11 表示画面
20 発信側携帯電話端末
21 表示画面
Claims (7)
- 入力された着信不能な理由及び時間帯並びに応答プログラムの起動を促す文言(告知内容)を記憶する告知内容記憶手段と、
発信側携帯電話端末に対して、着信不能な理由及び時間帯並びに応答プログラムを組み込み告知する場合に、応答プログラムの起動を促す文言及び応答プログラムを添付した状態で告知するための処理を行う告知手段と、
応答プログラムを添付する発信側を特定する告知条件に従って、告知内容に応答プログラムを起動可能に組み込み処理を行う応答プログラム添付手段と、
応答プログラムを利用した発信側の応答情報を判断し、設定した対応方法を実行するための処理を行う応答プログラム応対手段
を含む着信側携帯電話端末であって、
着信不能な理由及び時間帯並びに応答プログラムの起動を促す表示を含む告知内容を入力又は表示可能であり、応答プログラムを告知内容に起動可能に表示可能である着信側携帯電話端末と、
応答プログラムを利用して選択又は直接入力した発信側が今後取る行動を説明する文言(応答内容)を含む応答情報を記憶する応答内容記憶手段と
応答プログラムを利用して記憶させた応答内容を含む応答情報を応答するための処理を行う応答手段
を含む発信側携帯電話端末と、
を少なくとも含む着信不能時応対応答案内システムであって、
着信側携帯電話端末は、告知条件を設定可能であり、告知するに当たり告知するか判断し、告知し、応答プログラムを利用した応答内容を含む応答情報及びその応答情報に応じた対応方法を設定及び表示可能であり、その設定内容を受け付け保持し、また、発信側の応答プログラムを利用した応答情報を判断し、設定した対応方法で応対すること、
発信側携帯電話端末は、着信側携帯電話端末からの告知内容及び組み込まれた応答プログラムを起動可能に表示可能であり、応答プログラムを起動し、応答内容を設定及び表示可能であり、その設定内容を受け付け保持し、また、応答プログラムを起動して応答内容を含む応答情報を着信側携帯電話端末へ応答すること
を特徴とする着信不能時応対応答案内システム。 - 請求項1に記載した着信不能時応対応答案内システムであって、
前記応答プログラム添付手段は、登録された情報に基づく告知条件に基づいて、発信側に対し、個別に又は一括して自動的に応答プログラムを添付するかしないかを選択し、設定可能とするものであって、告知内容記憶手段に記憶された告知内容に応答プログラムの起動を促す文言を追記して表示する処理をするとともに、応答プログラムを起動可能に告知手段に組み込み、添付するものであること、及び
前記応答プログラム応対手段は、発信側から応答プログラムを利用して応対を求めてきた場合のため、応答内容を選択又は直接入力し、かつ緊急度レベルを関連付けて設定するための入力が可能であるとともに、選択された応答内容及び緊急度レベルを含む応答情報に対応した対応方法を設定するための入力を受け付け可能であり、また、応答情報がどの告知内容に対応するものか判断し着信不能時でも設定した対応方法で発信側へ応対又は対応方法を実行すること
を特徴とする着信不能時応対応答案内システム。 - 請求項1に記載した着信不能時応対応答案内システムであって、
前記応答手段は、告知内容とともに送られた起動可能に添付された応答プログラムを起動することで、着信側で設定した応答内容及び緊急度レベルを含む応答情報を選択入力可能であるか、又は発信側で独自に応答内容を直接入力可能であるとともに、応答内容に応じた緊急度レベルを設定可能であり、応答情報を応答内容記憶手段に記憶するとともに、
応答するための処理をすることを特徴とする着信不能時応対応答案内システム。 - 請求項3に記載した着信不能時応対応答案内システムであって、
前記応答プログラム応対手段は、発信側の応答プログラムを利用した応答に対し、その応答内容が緊急の場合には、着信不能時の対応方法を設定した者の代理者を指定する手段又は送られてきた応答情報を転送する手段を対応方法として設定、実行することを特徴とする着信不能時応対応答案内システム。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載した着信不能時応対応答案内システムであって、
発信側携帯電話端末からの着信不能な着信側携帯電話端末への着信に対し、告知内容及び対応方法で告知・応対するため着信側携帯電話端末が備える前記告知内容記憶手段、前記告知手段、前記応答プログラム添付手段及び前記応答プログラム応対手段を電話交換センタに備えることを可能にするとともに、着信側携帯電話端末の前記告知手段が電話交換を行う交換機と通信可能に接続され、告知内容を保持又は録音再生装置へ録音再生可能に保持することを特徴とする着信不能時応対応答案内システム。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載した着信不能時応対応答案内システムであって、
着信不能な理由が着信側携帯電話端末の表示画面に表示されるあらかじめ設定された複数種類の文言から選択するか、又は直接入力することで所持者が希望する文言を入力設定可能であること及び発信側の今後取る行動を説明する文言(応答内容)が、着信側携帯電話端末から送られた応答プログラムを起動して発信側携帯電話端末の表示画面に表示されるあらかじめ設定された複数種類の文言から選択するか又は所持者が希望する文言を直接入力し、設定可能であることを特徴とする着信不能時応対応答案内システム。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載した着信不能時応対応答案内システムであって、
前記告知手段は、発信側携帯電話端末から着信側携帯電話端末宛に電話をかけた時刻が記憶されている着信不能な時間帯内である場合、該発信側携帯電話端末に対して、あらかじめ設定された所定の暗証番号の入力を要求するための処理を行い、該発信側携帯電話端末から、所定の暗証番号が入力された場合、該発信側携帯電話端末に対して、記憶されている着信不能な理由を説明する文言及び時間帯を告知するための処理を行うとともに、応答プログラムの起動を促す文言及び応答プログラムを起動可能に告知内容に追加した状態で告知するための処理を行うことを特徴とする着信不能応対応答案内システム。
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