JP4950692B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、素子分離構造にトレンチ分離を使用した多電源電圧を持つCMOSデバイス等のトレンチ分離構造を有する半導体装置に関する。
多電源電圧を使用するCMOSデバイスを有する半導体装置では、ロジック回路などの内部回路を構成する低電源電圧部の集積度を向上させることとともに、入出力回路などに用いられる高電源電圧部のラッチアップ耐性を確保することが重要である。素子分離にはLOCOS法に比べて高集積化に適しているトレンチ分離方法が採用される場合が多いが、トレンチ分離で素子分離した半導体装置においては、高電源電圧回路部に十分なラッチアップ耐性を持たせるためにはウエルの深さを深くして寄生バイポーラ動作を抑える必要があり、またNMOSトランジスタとPMOSトランジスタ間のリーク電流を抑え、耐圧特性を確保するために、トレンチ分離部の分離幅を大きくとる必要があった。このため低電源電圧回路部においても高電源電圧回路部と同じトレンチ分離を使用すると高い集積度が要求される低電源電圧部の素子の集積度が低下するという問題点を有していた。
その改善策として、高電源電圧回路部のウエルの深さを低電源電圧回路部のウエルの深さよりも深くしたり、高電源電圧回路部のトレンチ分離部の分離幅を低電源電圧回路部のトレンチ分離幅に比べて広くしたりする例も提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−58673号公報
しかしながら、上述のようにトレンチ分離で素子分離した多電源電圧を使用する半導体装置においては、高電源電圧回路部に十分なラッチアップ耐性を持たせるためにはウエルの深さを深くして寄生バイポーラ動作を抑える必要があり、またNMOSトランジスタとPMOSトランジスタ間のリーク電流を抑え、耐圧特性を確保するために、トレンチ分離部の分離幅を大きくとる必要があった。このため低電源電圧回路部においても高電源電圧回路部と同じトレンチ分離を使用すると高い集積度が要求される低電源電圧回路部の素子の集積度が低下するという問題点を有していた。
また、高電源電圧回路部のウエルの深さを低電源電圧回路部のウエルの深さよりも深くしたり、高電源電圧回路部のトレンチ分離部の分離幅を低電源電圧回路部に比べて広くした例も提案されているが製造工程が増加したり、分離幅が増大したりしてコストアップに繋がるなどの問題点があった。
上記問題点を解決するために、本発明は半導体装置を以下のように構成した。
高電源電圧回路部と低電源電圧回路部とを有し、前記高電源電圧回路部および前記低電源電圧回路部における各素子をトレンチ分離領域により素子分離したトレンチ分離構造を有し、前記高電源電圧回路部には少なくとも一つのウエル領域とMOS型トランジスタが形成されている半導体装置において、ウエル領域の端部近傍にラッチアップを防止するための多数キャリア捕獲領域と少数キャリア捕獲領域とを有し、多数キャリア捕獲領域の電位は多数キャリア捕獲領域が配置されたウエルあるいは半導体基板の電位と同一とし、少数キャリア捕獲領域の電位は、少数キャリア捕獲領域が配置されたウエルあるいは半導体基板と逆導電型のウエル領域あるいは半導体基板の電位と同一とした。また、少数キャリア領域は前記多数キャリア捕獲領域に比べて、ウエル領域の端部により近い位置に配置し、多数キャリア捕獲領域および少数キャリア捕獲領域の深さは、トレンチ分離領域の深さよりも深く形成した。
また、高電源電圧回路部内に形成されたキャリア捕獲領域は、高電源電圧回路部に形成されたMOS型トランジスタのソースあるいはドレイン領域と同一の拡散層にて形成した。
以上説明したように、これらの手段によって、工程の増加もなく高電源電圧回路部に十分なラッチアップ耐性を持たせつつ、低電源電圧回路部においても高電源電圧回路部と同じトレンチ分離を使用しながら高い素子集積度を持った半導体装置を得ることができる。
図1は、本発明に係る半導体装置の高電源電圧回路部における第1の実施例を示す模式的断面図である。
第1導電型半導体基板としてのP型のシリコン基板101上には、第1ウエルとしてP型の低濃度不純物領域からなるPウエル領域201および第2ウエルとしてN型の低濃度不純物領域からなるNウエル領域202が隣接して形成されており、Pウエル領域201の表面には、例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501が、またNウエル領域202の表面には、例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502が形成されており、それらの素子分離用のトレンチ分離領域301が形成されている。
Pウエル領域201とNウエル領域202との接合部付近におけるPウエル領域201内の、N型の高濃度不純物領域501よりもPウエル領域201とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301の一部が除去されてトレンチ分離領域301より深い深さを有するP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401が形成されておりその電位はPウエル領域201と同一になるように固定されている。さらにPウエル領域201内のP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401よりもPウエル領域201とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301より深い深さを有するN型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403が形成されており、その電位はNウエル領域202と同一になるように固定されている。
一方、Pウエル領域201とNウエル領域202との接合部付近におけるNウエル領域202内の、P型の高濃度不純物領域502よりもPウエル領域201とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301の一部が除去されてトレンチ分離領域301より深い深さを有するN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402が形成されており、その電位はNウエル領域202と同一になるように固定されている。さらにNウエル領域202内のN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402よりもPウエル領域201とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301より深い深さを有するP型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404が形成されており、その電位はPウエル領域201と同一になるように固定されている。
Pウエル領域201とNウエル領域202との接合部付近におけるPウエル領域201内には、Pウエル領域201とNウエル領域202との接合部に近い側から、N型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403、P型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401、そして例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501が配置されている。また対照的に、Pウエル領域201とNウエル領域202との接合部付近におけるNウエル領域202内には、Pウエル領域201とNウエル領域202との接合部に近い側から、P型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404、N型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402、そして例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502が配置されている。
そして、Pウエル領域201内のN型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403とP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401、およびNウエル領域202内のP型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404とN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402、はそれぞれ、トレンチ分離領域301よりも深い深さを有する。
上述のような形態で、多数キャリアおよび少数キャリアの捕獲領域を設置することによって、Pウエル領域201とNウエル領域202、ならびにPウエル領域201に形成された、例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501、およびNウエル領域202に形成された、例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502との間で、外部からのサージや内部回路動作による電位の変動などのトリガーによって引き起こされる電位変動などに起因して多数キャリアならびに少数キャリアが流出した際にも、それらを効果的に捕獲して拡散を防止することができ、ラッチアップ現象を効果的に防止することができる。
ここで、ラッチアップ動作とその防止の観点から、特に多数キャリア捕獲領域および少数キャリア捕獲領域とMOS型トランジスタのソースやドレイン領域との配置、位置関係について説明を加える。
ラッチアップ動作対象となりえるMOS型トランジスタのソースやドレイン領域は、バイポーラ動作におけるベース幅を大きくするために相対するウエルの端部から離して配置することが大切である。例えば、Pウエル領域内のN型のMOS型トランジスタは、Nウエル領域からできるだけ離すことである。
そしてMOS型トランジスタのソースやドレイン領域近辺のウエル領域の電位変動を防止するために、ウエルと同じ導電型の高濃度不純物領域を近くに設けて電位を固定することが良い。これが多数キャリア捕獲領域となり、仮に相対するウエル領域からキャリア(多数キャリアとなる)が流入してきた際にMOS型トランジスタに到達する前に、この領域にて吸い取ることができる。また万一ウエル電位が変動してMOS型トランジスタのソースやドレイン領域からキャリア(少数キャリアとなる)の流出が起きてしまった際には、相対するウエル領域に到達する前に、MOS型トランジスタが設置されている同一のウエル領域の中で捕獲してしまうことが良い。そのために少数キャリア領域を設置し、その電位は少数キャリアを吸い込みやすいように相対するウエルと同一の電位に固定すると良い。これらのことからウエル端(ウエルの接合部)に近い側から、少数キャリア捕獲領域、多数キャリア捕獲領域、そしてMOS型トランジスタのソースやドレイン領域となるように配置することが重要である。
図1に示した第1の実施例では、例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501や、例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502は、トレンチ分離領域301よりも比較的浅い深さを有するように図示しているが、これは一例であって、これに限るものではない。高耐圧構造を達成するためなどの目的によって、深い拡散層を必要とする場合があり、その際にはPウエル領域201内のN型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403とP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401、およびNウエル領域202内のP型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404とN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402は、Pウエル領域201内におけるP型の高濃度拡散領域あるいはN型のMOS型トランジスタのソースもしくはドレイン領域、または、Nウエル領域202内におけるN型の高濃度拡散領域あるいはP型のMOS型トランジスタのソースもしくはドレイン領域と同一の不純物拡散層によって形成することが可能である、これによって、特別な工程の増加無く、簡単にラッチアップ防止用の多数キャリアおよび少数キャリア捕獲領域を形成することができる。
図1の例では、第1導電型半導体基板としてP型のシリコン基板、第1ウエルとしてPウエル、第2ウエルとしてNウエルからなる例を示したが、第1導電型半導体基板としてN型のシリコン基板、第1ウエルとしてNウエル、第2ウエルとしてPウエルとしても構わない。
なお、図示は省略するが、本発明における半導体装置の低電源電圧回路部においては、動作電圧が低いため、寄生バイポーラ動作やラッチアップは発生しにくい。そのため上記の説明のようなトレンチ分離領域より深い深さを有するキャリア捕獲領域は必要ないので高集積化が可能となる。
以上の説明のとおり、本発明によって、工程の増加もなく高電源電圧回路部に十分なラッチアップ耐性を持たせつつ、低電源電圧回路部においても高電源電圧回路部と同じトレンチ分離を使用しながら高い素子集積度を持った半導体装置を得ることができる。
図2は、本発明に係る半導体装置の高電源電圧回路部における第2の実施例を示す模式的断面図である。
第1導電型半導体基板としてのP型のシリコン基板101上には、第2ウエルとしてN型の低濃度不純物領域からなるNウエル領域202が形成されており、P型のシリコン基板101の表面には、例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501が、またNウエル領域202の表面には、例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502が形成されており、それらの素子分離用のトレンチ分離領域301が形成されている。
P型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部付近におけるP型のシリコン基板101内の、N型の高濃度不純物領域501よりもP型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301の一部が除去されてトレンチ分離領域301より深い深さを有するP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401が形成されており、その電位はP型のシリコン基板101と同一の電位に固定されている。さらにP型のシリコン基板101内におけるP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401よりもP型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301より深い深さを有するN型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403が形成されており、その電位はNウエル領域202と同一の電位に固定されている。
一方、P型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部付近におけるNウエル領域202内の、P型の高濃度不純物領域502よりもPウエル領域201とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301の一部が除去されてトレンチ分離領域301より深い深さを有するN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402が形成されており、その電位はNウエル領域202と同一の電位に固定されている。さらにNウエル領域202内のN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402よりもP型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部に近い位置には、トレンチ分離領域301より深い深さを有するP型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404が形成されており、その電位はP型のシリコン基板101と同一の電位に固定されている。
P型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部付近におけるP型のシリコン基板101内には、P型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部に近い側から、N型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403、P型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401、そして例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501が配置されている。また対照的に、P型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部付近におけるNウエル領域202内には、P型のシリコン基板101とNウエル領域202との接合部に近い側から、P型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404、N型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402、そして例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502が配置されている。
そして、P型のシリコン基板101内のN型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403とP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401、およびNウエル領域202内のP型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404とN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402、はそれぞれ、トレンチ分離領域301よりも深い深さを有する。
上述のような形態で、多数キャリアおよび少数キャリアの捕獲領域を設置することによって、P型のシリコン基板101とNウエル領域202、ならびにP型のシリコン基板101に形成された、例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501、およびNウエル領域202に形成された、例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502との間で、外部からのサージや内部回路動作による電位の変動などのトリガーによって引き起こされる電位変動などに起因して多数キャリアならびに少数キャリアが流出した際にも、それらを効果的に捕獲して拡散を防止することができ、ラッチアップ現象を効果的に防止することができる。
ラッチアップに対する補足の説明やおよび本発明の効果については、第1の実施例と同様であるので省略する。
図2に示した第2の実施例では、例えばN型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるN型の高濃度不純物領域501や、例えばP型のMOS型トランジスタのソースやドレイン領域であるP型の高濃度不純物領域502は、トレンチ分離領域301よりも比較的浅い深さを有するように図示しているが、これは一例であって、これに限るものではない。高耐圧構造を達成するためなどの目的によって、深い拡散層を必要とする場合があり、その際にはP型のシリコン基板101内におけるN型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域403とP型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域401、およびNウエル領域202内のP型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域404とN型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域402、は、P型のシリコン基板101内におけるP型の高濃度拡散領域あるいはN型のMOS型トランジスタのソースもしくはドレイン領域、または、Nウエル領域202内におけるN型の高濃度拡散領域あるいはP型のMOS型トランジスタのソースもしくはドレイン領域と同一の不純物拡散層によって形成することが可能である、これによって、特別な工程の増加無く、簡単にラッチアップ防止用の多数キャリアおよび少数キャリア捕獲領域を形成することができる。
図2の例では、第1導電型半導体基板としてP型のシリコン基板、第2ウエルとしてNウエルからなる例を示したが、第1導電型半導体基板としてN型のシリコン基板、第2ウエルとしてPウエルとしても構わない。
その他の説明や効果については、図1と同一の符号を付記して説明に充てる。
以上の説明のとおり、本発明によって工程の増加もなく高電源電圧回路部に十分なラッチアップ耐性を持たせつつ、低電源電圧回路部においても高電源電圧回路部と同じトレンチ分離を使用しながら高い素子集積度を持った半導体装置を得ることができる。
本発明の半導体装置の第1の実施例示す模式的断面図である。 本発明の半導体装置の第2の実施例示す模式的断面図である。
符号の説明
101 P型のシリコン基板
201 Pウエル領域
202 Nウエル領域
301 トレンチ分離領域
401 P型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域
402 N型の高濃度不純物領域からなる多数キャリア捕獲領域
403 N型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域
404 P型の高濃度不純物領域からなる少数キャリア捕獲領域
501 N型の高濃度不純物領域
502 P型の高濃度不純物領域

Claims (5)

  1. 高電源電圧回路部と低電源電圧回路部とを同一の半導体基板上に有し、前記高電源電圧回路部および前記低電源電圧回路部における各素子をトレンチ分離領域により素子分離したトレンチ分離構造を有し、前記高電源電圧回路部は、第1導電型の半導体基板上に設けられ、前記第1導電型の半導体基板内に配置された第1のMOS型トランジスタと、第2導電型のウエル領域と前記ウエル領域内に配置された第2のMOS型トランジスタとを有する半導体装置であり、前記第1導電型の半導体基板と前記ウエル領域の接合部付近において、前記第1のMOS型トランジスタよりも前記半導体基板の端部に近い位置および前記第2のMOS型トランジスタよりも前記ウエル領域の端部に近い位置に、ラッチアップを防止するための多数キャリア捕獲領域および前記少数キャリア捕獲領域をそれぞれ有し、前記少数キャリア領域は前記多数キャリア捕獲領域に比べて、前記半導体基板および第2のウエル領域においてより前記接合部に近い位置に配置されており、前記多数キャリア捕獲領域および前記少数キャリア捕獲領域の深さは、前記トレンチ分離領域の深さよりも深く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記半導体基板内に配置された前記多数キャリア捕獲領域の電位は前記半導体基板と同一の電位に固定されており、前記半導体基板内に配置された前記少数キャリア捕獲領域の電位は前記ウエルと同一の電位に固定されており、前記ウエル内に配置された前記多数キャリア捕獲領域の電位は前記ウエルと同一の電位に固定されており、前記ウエル内に配置された前記少数キャリア捕獲領域の電位は前記半導体基板と同一の電位に固定されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 高電源電圧回路部と低電源電圧回路部とを同一の半導体基板上に有し、前記高電源電圧回路部および前記低電源電圧回路部における各素子をトレンチ分離領域により素子分離したトレンチ分離構造を有し、前記高電源電圧回路部は、第1導電型の半導体基板上に設けられ、第1導電型の第1ウエル領域と前記第1ウエル領域内に配置された第1のMOS型トランジスタと、第2導電型の第2ウエル領域と前記第2ウエル領域内に配置された第2のMOS型トランジスタとを有する半導体装置であり、前記第1ウエル領域と前記第2ウエル領域の接合部付近において、前記第1のMOS型トランジスタよりも前記第1ウエル領域の端部に近い位置および前記第2のMOS型トランジスタよりも前記第2ウエル領域の端部に近い位置に、ラッチアップを防止するための多数キャリア捕獲領域および前記少数キャリア捕獲領域をそれぞれ有し、前記少数キャリア領域は前記多数キャリア捕獲領域に比べて、より前記第1あるいは第2のウエル領域の端部に近い位置に配置されており、前記多数キャリア捕獲領域および前記少数キャリア捕獲領域の深さは、前記トレンチ分離領域の深さよりも深く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第1ウエル内に配置された前記多数キャリア捕獲領域の電位は前記第1ウエルと同一の電位に固定されており、前記第1ウエル内に配置された前記少数キャリア捕獲領域の電位は前記第2ウエルと同一の電位に固定されており、前記第2ウエル内に配置された前記多数キャリア捕獲領域の電位は前記第2ウエルと同一の電位に固定されており、前記第2ウエル内に配置された前記少数キャリア捕獲領域の電位は前記第1ウエルと同一の電位に固定されていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記高電源電圧回路部内に形成された前記多数キャリア捕獲領域および前記少数キャリア捕獲領域は、前記高電源電圧回路部に配置された前記第1のMOS型トランジスタのソースもしくはドレイン領域および前記第2のMOS型トランジスタのソースもしくはドレイン領域と同一の拡散層にて形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半導体装置。
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