JP4950568B2 - 混合塗料の供給装置 - Google Patents
混合塗料の供給装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4950568B2 JP4950568B2 JP2006169173A JP2006169173A JP4950568B2 JP 4950568 B2 JP4950568 B2 JP 4950568B2 JP 2006169173 A JP2006169173 A JP 2006169173A JP 2006169173 A JP2006169173 A JP 2006169173A JP 4950568 B2 JP4950568 B2 JP 4950568B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supply path
- air
- pressure
- liquid
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Nozzles (AREA)
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、塗料供給路に対して2つの液剤を交互に投入するものにおいて、塗料供給路が空の状態において最初に投入する液剤の投入量を適正な量にすることを目的とする。
空の状態とされている塗料供給路に対して第1液剤を最初に投入するときには、液剤調圧器に対するパイロットエアの供給圧力を、エア調圧手段によって定常圧力よりも低い圧力に調整しておく。これにより、第1供給路から塗料供給路に投入される第1液剤の投入圧力が低くなるため、塗料供給路に投入される第1液剤の流量が低下し、塗料供給路への第1液剤の投入量を高い精度で制御することができる。
エア調圧器からオリフィス側へエアを供給すると、オリフィスよりも下流側のエア圧(即ち、液剤調圧器に供給されるパイロットエアの圧力)は、時間が経過するのに伴なって徐々に上昇する。そして、液剤調圧器に供給されるパイロットエアの圧力が定常圧力に達すると圧力の上昇が停止し、それ以降は、パイロットエアが定常圧力に保たれる。
第1液剤を塗料供給路に投入する際には、排気弁を給気状態にしておくことで、エアは、逆止弁を通らずにオリフィスだけを通過することができる。また、塗料供給路に対する第1液剤の投入が終了した後は、排気弁を排気状態に切り換えると、オリフィス及び逆止弁よりも下流側に残留しているエアは、オリフィスを通らずに逆止弁を通過して急速に大気中に放出される。本発明によれば、逆止弁を設けずにオリフィスのみを通して排気する場合に比べて、排気に要する時間が短くて済む。
オリフィスにおけるエアの通過総量が増大するのに伴ない、液剤調圧器に供給されるパイロットエアの圧力が上昇し、このパイロットエアの圧力の単位時間当たりの上昇率は、オリフィスの断面積によって変動するのであるが、オリフィスよりも下流側におけるエアの貯留空間の容積が大きくなるほど、パイロットエアの単位時間当たりの圧力上昇率の変動が緩和される。
本発明では、この点に着目し、エア供給路におけるオリフィスよりも下流側の位置に、エア供給路に連通する貯留室を接続することで、オリフィスよりも下流側におけるエア貯留空間の容積を増大させた。これにより、オリフィスの断面積の寸法精度が低くても、パイロットエアの急激な圧力上昇を抑えることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1及び図2を参照して説明する。本実施形態の混合塗料の供給装置は、主剤と硬化剤を混合して得られた混合塗料(例えば、ポリエステル二液塗料)を塗装ガン10に供給するものであって、その構成の概略を説明すると、主剤専用の主剤供給路11(本発明の構成要件である第2供給路)の下流端と硬化剤専用の硬化剤供給路21(本発明の構成要件である第1供給路)の下流端が、塗料供給路31の上流端に設けた合流器32に接続され、塗料供給路31の途中にスタティックミキサ33と塗料調圧器34(圧力制御弁)が設けられ、塗料供給路31の下流端に塗装ガン10が接続されている。
主剤と硬化剤が所定の流量ずつ交互に塗料供給路31に投入される定常状態では、第1切換弁24に供給される硬化剤の圧力と第2切換弁14に供給される主剤の圧力は、夫々、定常圧力値に保たれ、第1切換弁24が硬化剤を通過させる状態に保たれ、第2切換弁14が主剤を通過させる状態に保たれる。この状態で、第1開閉弁25と第2開閉弁15の開閉状態が交互に切り換わり、主剤の合流器32(塗料供給路31)側への供給と、硬化剤の合流器32(塗料供給路31)側への供給とが交互に行われる。この両開閉弁15,25の切り換わりは、第1流量計26からの硬化剤の流量の計測値と、第2流量計16からの主剤の流量とに基づいて行われ、これにより、主剤と硬化剤が、夫々、所定の流量ずつ所定の混合比で交互に塗料供給路31に投入される。塗料供給路31に投入された主剤と硬化剤は、塗料供給路31を通過する過程で混合されるだけでなく、スタティックミキサ33を通過する過程でも撹拌されて混合され、塗装ガン10至る前に混合塗料となる。
本実施形態では、この点に着目し、エア供給路53におけるオリフィス56よりも下流側の位置に、エア供給路53に連通する貯留室60を接続することで、オリフィス56よりも下流側におけるエア貯留空間の容積を増大させた。これにより、オリフィス56の断面積の寸法精度が低くても、パイロットエアの急激な圧力上昇を抑えることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、主剤と硬化剤の投入量が互いに異なる量である場合について説明したが、本発明は、主剤と硬化剤の混合比が1:1の場合にも適用できる。
(2)上記実施形態では空の塗料供給路に対して硬化剤を先に投入する場合について説明したが、本発明は、主剤を先に投入する場合にも適用できる。
(3)上記実施形態では、空の塗料供給路に対し、投入量の少ない側の液剤を先に投入する場合について説明したが、本発明は、投入量が多い側の液剤を先に投入する場合にも適用できる。この場合、投入量が多い側の液剤が、主剤であっても硬化剤であってもよい。
(4)上記実施形態では、空の塗料供給路に対して第1液剤を最初に投入するとき、投入を開始してから完了するまでの間、パイロットエアの圧力が徐々に上昇するようにしたが、本発明によれば、第1液剤の投入を開始してから完了するまでの間、パイロットエアの圧力を定常圧力よりも低い一定の圧力を保つようにしてもよい。
(5)上記実施形態ではエア調圧手段としてオリフィスを用いたが、本発明によれば、電空比例弁や、並列接続した複数の開閉弁によって構成してもよい。前者の場合は、電空比例弁に供給する電圧値又は電流値を変化させることによって、パイロットエアの供給圧力を調整することができる。後者の場合は、全て閉弁状態とされている複数の開閉弁を経時的に1つずつ順次に開弁状態に切り換える方法や、複数の開閉弁のうち一部の開閉弁のみを開弁状態とする方法により、パイロットエアの供給圧力を調整することができる。
(6)上記実施形態では、エア供給路に、オリフィスと並列するように配置されてエアの下流側から上流側に向かう流通のみを許容する排気用逆止弁を設け、オリフィスよりも下流側に残留するエアを逆止弁を通過させて排出させるようにしたが、本発明によれば、排気用逆止弁を設けずに、オリフィスを通して排気させるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、オリフィスよりも下流側のエア貯留空間の容積を増大させる手段として、エア供給路に連通する貯留室を接続したが、本発明によれば、オリフィスよりも下流側のエア供給路の長さを長くする方法や、オリフィスよりも下流側のエア供給路の断面積を大きくする方法によって、オリフィスよりも下流側のエア貯留空間の容積を増大させてもよい。
11…主剤供給路(第2供給路)
21…硬化剤供給路(第1供給路)
31…塗料供給路
51…液剤調圧器
52…エア調圧手段
53…エア供給路
55…エア調圧器
56…オリフィス
57…排気弁
59…排気用逆止弁(逆止弁)
60…貯留室
Claims (4)
- 第1液剤専用の第1供給路の下流端と第2液剤専用の第2供給路の下流端が塗料供給路に接続され、
前記塗料供給路の下流端に塗装ガンが接続され、
前記塗料供給路の上流端に交互に投入された第1液剤と第2液剤が混合されることで得られた混合塗料が前記塗装ガンに供給されるようになっている混合塗料の供給装置であって、
空の状態とされている前記塗料供給路に対して最初に投入される第1液剤の第1供給路には、供給されるパイロットエアの圧力の増大に伴なって前記第1供給路から前記塗料供給路に投入される第1液剤の圧力を増大させる液剤調圧器が設けられ、
前記液剤調圧器に至るパイロットエアのエア供給路には、パイロットエアの前記液剤調圧器への供給圧力を、前記第1液剤と前記第2液剤が所定の混合比を保ちつつ一定の流量ずつ交互に投入される定常の投入状態におけるパイロットエアの定常圧力よりも低い圧力に調整可能なエア調圧手段が設けられていることを特徴とする混合塗料の供給装置。 - 前記エア調圧手段が、
前記エア供給路の断面積を局部的に小さくしたオリフィスと、
前記エア供給路における前記オリフィスよりも上流側の位置に設けられ、下流側へ送り出すエアの圧力をパイロットエアの定常圧力と同じ値に調整するエア調圧器とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1記載の混合塗料の供給装置。 - 前記エア供給路には、
前記オリフィスよりも上流側に配置され、上流側から下流側へのエアの流通のみを許容する給気状態と、下流側を大気中に連通させる排気状態との間で切り換わる排気弁と、
前記オリフィスと並列するように配置され、エアの下流側から上流側に向かう流通のみを許容する逆止弁とが設けられていることを特徴とする請求項2記載の混合塗料の供給装置。 - 前記エア供給路における前記オリフィスよりも下流側の位置には、前記エア供給路に連通する貯留室が接続されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の混合塗料の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006169173A JP4950568B2 (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 混合塗料の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006169173A JP4950568B2 (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 混合塗料の供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007330949A JP2007330949A (ja) | 2007-12-27 |
JP4950568B2 true JP4950568B2 (ja) | 2012-06-13 |
Family
ID=38930928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006169173A Expired - Fee Related JP4950568B2 (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 混合塗料の供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4950568B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8224481B2 (en) * | 2009-01-19 | 2012-07-17 | Access Business Group International Llc | Method and apparatus for dispensing fluid compositions |
CN114345156A (zh) * | 2022-02-14 | 2022-04-15 | 天津铭捷智能装备有限公司 | 一种双组分涂料混合装置及清洗方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4527199Y1 (ja) * | 1966-10-05 | 1970-10-21 | ||
JPH01125108A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-17 | Nec Corp | Fet負荷増幅回路 |
JPH01304071A (ja) * | 1988-06-02 | 1989-12-07 | Nippon Gurei Kk | 2液塗料定量供給装置 |
JPH0272919A (ja) * | 1988-09-08 | 1990-03-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 合成樹脂成形品の離型方法 |
JPH0549977A (ja) * | 1991-08-08 | 1993-03-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 可搬式2液塗装機 |
JP3883861B2 (ja) * | 2001-12-14 | 2007-02-21 | 本田技研工業株式会社 | 反応硬化型材料に用いる着色液体の供給方法 |
JP4611651B2 (ja) * | 2004-03-02 | 2011-01-12 | 旭サナック株式会社 | 多液混合装置 |
-
2006
- 2006-06-19 JP JP2006169173A patent/JP4950568B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007330949A (ja) | 2007-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI385026B (zh) | 處理液混合裝置、基板處理裝置及處理液混合方法與記憶媒體 | |
TWI784302B (zh) | 液體材料吐出裝置及具備有其之塗佈裝置 | |
US20070227227A1 (en) | Liquid Dispenser | |
CN109237102B (zh) | 流体控制装置、控制系统、控制方法和程序存储介质 | |
JP2009172459A5 (ja) | ||
JP4950568B2 (ja) | 混合塗料の供給装置 | |
KR102379338B1 (ko) | 고-과도 시스템의 유동 제어 교정 방법 | |
JP2018089616A (ja) | 流動調整ポンプ、流動調整システム、及び流動調整方法 | |
TWI644731B (zh) | 塗佈裝置及塗佈方法 | |
JP2008302315A (ja) | 塗料供給装置及び塗装方法 | |
KR101683660B1 (ko) | 액체 정량 토출 방법 및 장치 | |
JP2019065975A (ja) | 液化ガスの供給装置 | |
KR101218092B1 (ko) | 온도/압력 시험장치 | |
JP6290058B2 (ja) | 塗装装置 | |
CN110102443B (zh) | 减压装置和具有其的点胶控制器 | |
JP5102093B2 (ja) | 二液塗料供給装置の供給量設定方法 | |
JP2004154643A (ja) | 多液混合装置及び多液混合方法 | |
KR100717494B1 (ko) | 유류 출하 시스템 | |
CN112242542A (zh) | 用于燃料电池系统的氢喷射器 | |
KR100884726B1 (ko) | 정압 연속토출이 가능한 다액 혼합 토출장치 및 그 방법 | |
JP2007326037A (ja) | 塗料供給装置及び塗料供給方法 | |
JP5866919B2 (ja) | 塗工装置及び塗工方法 | |
JPH06294379A (ja) | 多液混合装置 | |
JP5375882B2 (ja) | 塗料混合装置 | |
JP5501787B2 (ja) | 液剤供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090309 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090907 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20090907 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120214 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120309 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |