JP5501787B2 - 液剤供給装置 - Google Patents
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Description
共用流路における二次側圧力が変動しても、ポンプ制御手段が容積型ポンプの駆動を制御することにより、専用流路の一次側圧力と共用流路の二次側圧力とが同じ圧力となる。したがって、一次側圧力と二次側圧力との圧力差に起因して液剤の投入量が不正に変動するということがなく、適正な混合比が得られる。
一次側圧力は調圧用エアの圧力値と対応し、二次側圧力は比較用エアの圧力値と対応する。調圧用エアと比較用エアを同圧にする手段として、共用のエア用レギュレータを用いたので、一次側圧力と二次側圧力との圧力差を極少に抑えることができる。
駆動エアと調圧用エアと比較用エアのエア供給源を共通としたので、装置全体の構造の簡素化が図られる。
複数の容積型ポンプの1サイクル当たりの吐出量が、全ての容積型ポンプにおいて同じ量であり、複数の容積型ポンプを共用のポンプ駆動手段で駆動するようにしたので、複数の専用流路における一次側圧力を、全ての専用流路において高い精度で一致させることができる。
各液剤の投入量は容積型ポンプの吐出サイクルに比例するので、ポンプ用センサからの検知信号に基づいて複数の開閉弁を開閉することにより、複数の液剤の投入量を正確に制御して高い精度の混合比を得ることができるとともに、混合比を任意に変更することが可能である。
開閉弁が閉弁して共用流路への投入が停止している状態では、液剤を容積型ポンプより上流側へ環流させるようにしたので、専用流路のうち開閉弁よりも上流側の圧力が不正に高圧となることを回避できる。
共用流路に投入された複数の液剤は、ミキサにより撹拌されて混合が進むので、複数の液剤間における粘度の差が大きくても、ポンプ制御手段に到達した時点における混合液剤の粘度が安定する。これにより、粘度の相違に起因する二次側圧力の変動を回避することができる。
液剤用センサを設けたことにより、専用流路における液剤の流動状態の異常を検知することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1を参照して説明する。本実施形態の液剤供給装置は、主剤(本発明の構成要件である液剤)と硬化剤(本発明の構成要件である液剤)を、交互に共用流路10に投入して混合しながら二液塗料として塗装ガン11に供給するものである。以下に、その構成を説明する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、容積型ポンプとして回転型のギヤポンプを用いたが、本発明によれば、容積型ポンプとしては、ねじポンプやベーンポンプ等のギヤポンプ以外の回転型のポンプや、ダイヤフラムポンプ、ピストンポンプ、プランジャポンプ等の往復型のポンプを用いてもよい。
(2)上記実施形態では、2つのギヤポンプの回転数を1サイクル毎に検出して各液体の共用流路への投入量を制御することで、混合比の変更に対応できるようにしたが、2つの液体の混合比を変える必要がない場合には、吐出量の比率が液体の混合比と対応する2種類のギヤポンプを用い、1回の投入時の回転数を2種類のギヤポンプで同じ数に設定してもよい。
(3)上記実施形態では、2つのギヤポンプの1サイクル当たりの吐出量を同じとしたが、吐出量の異なる2種類のギヤポンプを用いてもよい。
(4)上記実施形態では、2種類の液体を共用流路に交互投入して混合する場合について説明したが、本発明は、3種類以上の液体を共用流路に順次投入して混合する場合にも適用できる。
(5)上記実施形態では、液剤用レギュレータを専用流路における容積型ポンプ(ギヤポンプ)よりも上流側の位置に配置したが、液剤用レギュレータは、専用流路における容積型ポンプよりも下流側の位置に配置してもよい。
(6)上記実施形態では、2つの容積型ポンプを共用のポンプ駆動手段(エアモータ)により同じサイクルで駆動するようにしたが、2つの容積型ポンプは、互いに別々の専用のポンプ駆動手段で駆動してもよい。
(7)上記実施形態では、液剤用レギュレータに供給する調圧用エアと、ポンプ制御手段に供給する比較用エアを、1つの共用のエア用レギュレータによって同じ圧力にしたが、調圧用エアと比較用エアは、夫々、専用のエア用レギュレータによって同じ圧力にしてもよい。
(8)上記実施形態では、容積型ポンプ(ギヤポンプ)をエアモータによって駆動するようにしたが、容積型ポンプは、エアモータ以外の駆動手段で駆動してもよい。
(9)上記実施形態では、駆動エアと調圧用エアと比較用エアのエア駆動源を共通としたが、これら3種のエアの駆動源は、互いに異なっていもよい。
(10)上記実施形態では、複数の専用流路のうち共用流路への投入が停止している専用流路においては、投入停止の間、その液剤を専用流路に環流させるようにしたが、投入が停止されている液剤は、専用流路にではなく、その液剤の供給源に戻してもよい。
(11)上記実施形態では、共用流路におけるポンプ制御手段(制御バルブ)よりも上流側の位置に、共用流路に投入された複数の液剤を撹拌するためのミキサを設けたが、このようにミキサを設けない構成としてもよい。
(12)上記実施形態では、主剤と硬化剤を混合して得られた二液塗料を塗装ガンに供給する塗装用の液剤供給装置に適用した場合について説明したが、本発明は、塗装以外の用途に用いられる液剤供給装置にも適用できる。
12…第1ミキサ(ミキサ)
13…制御バルブ(ポンプ制御手段)
18…比較用エア流入路(比較用エアの流路)
19…駆動エア流入路(駆動エアの流路)
21…エア供給源
22…エア用レギュレータ
23…エアモータ(ポンプ駆動手段)
25A…主剤用専用流路(専用流路)
25B…硬化剤用専用流路(専用流路)
27A…主剤用レギュレータ(液剤用レギュレータ)
27B…硬化剤用レギュレータ(液剤用レギュレータ)
28…ギヤポンプ(容積型ポンプ)
29A…主剤用開閉弁(開閉弁)
28B…硬化剤用開閉弁(開閉弁)
30A…主剤用センサ(液剤用センサ)
30B…硬化剤用センサ(液剤用センサ)
32…調圧用エア流入路(調圧用エアの流路)
34…ポンプ用センサ
35…環流路
Claims (8)
- 複数の液剤を交互又は順次に共用流路に投入して混合しながら供給するための液剤供給装置であって、
前記共用流路の上流端に接続され、前記複数の液剤を個別に供給する複数の専用流路と、
前記複数の専用流路に個別に設けた複数の容積型ポンプと、
前記複数の専用流路における一次側圧力が、全ての前記専用流路において同じ圧力となるように制御する液剤用レギュレータと、
前記一次側圧力と前記共用流路における二次側圧力とを比較し、その比較結果に応じて、前記一次側圧力と前記二次側圧力とが同じ圧力となるように前記複数の容積型ポンプの駆動を制御するポンプ制御手段とを備えていることを特徴とする液剤供給装置。 - 前記液剤用レギュレータに供給する調圧用エアと、前記一次側圧力と前記二次側圧力とを比較するために前記ポンプ制御手段に供給する比較用エアとを同じ圧力にするための共用のエア用レギュレータを備えていることを特徴とする請求項1記載の液剤供給装置。
- 前記容積型ポンプを変速又は停止させるためのポンプ駆動手段としてエアモータが設けられ、
前記ポンプ制御手段は、前記一次側圧力と前記二次側圧力との圧力差に応じて前記エアモータに対する駆動エアの供給量を制御するようになっており、
前記駆動エアの流路が、前記調圧用エア及び前記比較用エアと共通のエア供給源に接続されていることを特徴とする請求項2記載の液剤供給装置。 - 前記複数の専用流路には、前記共用流路に対する複数の液剤の投入動作及び投入停止動作を制御するための複数の開閉弁が設けられ、
前記複数の容積型ポンプは、共用のポンプ駆動手段によって同じサイクルで駆動されるようになっており、
前記複数の容積型ポンプの1サイクル当たりの吐出量は、全ての前記容積型ポンプにおいて同じ量とされていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液剤供給装置。 - 前記ポンプ駆動手段には、前記容積型ポンプが1サイクル駆動される毎に検知信号を出力するポンプ用センサが設けられ、
前記ポンプ用センサからの検知信号に基づいて前記複数の開閉弁を開閉させることで、前記複数の液剤の投入量を個別に制御するようになっていることを特徴とする請求項4記載の液剤供給装置。 - 前記専用流路には、その専用流路から前記共用流路への液剤の投入が停止している状態において、その液剤を前記容積型ポンプよりも上流側へ環流させる環流路が設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の液剤供給装置。
- 前記共用流路には、前記ポンプ制御手段よりも上流側に位置し、前記共用流路に投入された前記複数の液剤を撹拌するためのミキサが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の液剤供給装置。
- 前記専用流路における下流側の位置には、前記液剤が流動しているか否かを検知するための液剤用センサが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の液剤供給装置。
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