JP4949614B2 - 内部に配置された電子ユニットとの通信を確立するための少なくとも1つの入出力端子を含む携帯電子機器 - Google Patents

内部に配置された電子ユニットとの通信を確立するための少なくとも1つの入出力端子を含む携帯電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、ケースと、前記ケース内に収容された少なくとも1つの電子ユニットと、前記ケースの外部からアクセス可能である少なくとも1つの入力および/または出力端子と、前記ケースに対して動くように取り付けられた導電性の接続要素とを含み、前記入力および/または出力端子が、伝送回線を介して前記電子ユニットの入力および/または出力端子に電気的に接続され、かつ前記接続要素を通して前記伝送回線上での電気信号の伝送できるようにされ、前記接続要素が、前記入力および/または出力端子をそれぞれ前記電子ユニットの入力および/または出力端子から結合解除させ、またはそこに結合させる第1または第2の位置を占めることができる携帯電子機器に関する。
上記の一般的定義を満足する電子機器は、特に、日本国特許出願第11−126115A号、日本国特許出願第2001−175610号またはEP特許出願第1 134 630 A1号からすでに知られている。
日本国特許出願第11−126115A号および日本国特許出願第2001−175610号は、例えばケース内の機器に横方向に配置された1組の入出力端子を備えた携帯電子機器を提供することを含む同様の解決策を開示する。各入出力端子はケースに対して動くように取り付けられた接続要素を含む。各接続要素は接続要素がケース内部の対応する伝送回線から、したがって、電子ユニットから機械的または電気的に結合解除される第1の位置(すなわち、非押し込み静止位置)を占めるように構成されている。各接続要素は接続要素とそれに対応する伝送回線との間の接続が確立され、それによって電子ユニットとの通信が可能な第2の位置(すなわち、押し込み位置)を占めることができる。専用のアダプタを使用して様々な接続要素が第2の押し込み位置に接続される。上記の入出力端子に加えて、その他の同様の端子があって電子ユニットに収容された蓄電池を充電するために使用される。
EP特許出願第1 134 630号は電子機器との間でデータを送受信する少なくとも1つのプッシュボタンが使用される別の同様の解決策を開示する。この場合、入出力端子の接続要素はプッシュボタンのステムで構成されている。この後者の従来技術の解決策の利点は電子機器を外部要素、例えば、パーソナル・コンピュータに電気的に接続するいくつかの制御部材(従来はプッシュボタン・タイプの)を使用することにある。したがって、電子機器と外部ユニットとの間の電気的接続を確立する特定の接触要素は不要である。この電気的接続は上記の二重機能を有するように構成された1つまたは複数の制御部材が押し込み位置に置かれるとすぐに確立される。
上記の3つの解決策に共通する1つの利点は、接続要素は、活動化されていない場合、機器の入出力端子とケース内部の対応する伝送回線との機械的かつ電気的結合解除を保証するという点である。これによって、機器のケース内に収容された電子回路と外部とのインターフェースの第1のレベルの電気的保護が保証される。
ただし、この第1のレベルの保護は、インターフェースの最適な保護を保証するのには十分でない。したがって、例えば、接続要素は入出力端子と伝送回線との機械的および電気的結合解除を保証するとはいえ、接続要素の活動化時に電荷が伝送回線に侵入する比較的大きな危険が残る。この危険は接続要素の電位が静止状態で浮遊しているとさらに大きくなる(非プッシュボタン状態で)。
さらに、電子ユニットを伝送回線に直接インターフェースさせることは考えられていない。電子ユニットは一般にそのような構成要素によって共有されているバスによって他のユニットとインターフェースされている。電子ユニットが様々な入出力端子の伝送回線に直接インターフェースしていたならば、接続要素が不注意によって、または不注意によらず活動化される大幅な危険が存在し、バス上で干渉を招くであろう(例えば、処理装置によってメモリ内で実行されるデータ読み出し/書き込み動作中に)。制御部材を用いて入出力端子の機能を達成する場合(EP特許出願第1 134 630 A1号で開示した解決策のように)、制御部材はユーザによって任意の時点で、特に機器が導電性媒体(例えば、水)の内部で扱う際に活動化できるため、この問題は重要になる。
静電気の問題に応えるために、保護電子構成要素を使用して蓄積された電荷を放電する方法が知られている。これらはESD(electro-static discharge)またはTVS(transient voltage suppressor)構成要素と呼ばれる保護構成要素である。ただし、これらの構成要素がきわめて高い浮遊容量(1nF程度の)を有していると、大きな欠点となる。これらの構成要素が電子ユニットと直接に接続する回線上にある場合、この浮遊容量は回線上に存在し、大きな消費電力を生成するだけでなく、前記回線の応答に影響する。
日本国特許出願第11−126115A号 日本国特許出願第2001−175610号 EP特許出願第1 134 630 A1号
したがって、電子ユニットと外部とのインターフェースの最適な電気的保護を保証する解決策を提案することが本発明の一般的な目的である。本発明の別の目的は、外部と例えばバスを介して他の構成要素に結合された電子ユニットとの間のインターフェースをいかなる干渉もなしに可能にする解決策を提案することである。
本発明はケースと、前記ケース内に収容された少なくとも1つの電子ユニットと、前記ケースの外からアクセス可能である少なくとも第1の入力および/または出力端子と、前記ケースに対して動くように取り付けられた導電性の要素とを含み、前記少なくとも第1の入力および/または出力端子が、伝送回線を介して前記電子ユニットの入力および/または出力端子に電気的に接続するように構成され、かつ前記接続要素を通して前記伝送回線で電気信号の伝送を可能にするように構成され、前記接続要素が、前記少なくとも第1の入力および/または出力端子がそれぞれ前記電子ユニットの入力および/または出力端子からそれぞれ結合解除される、またはそこに結合される第1または第2の位置を占めることができる携帯電子機器である。その携帯電子機器が、前記少なくとも1つの第1の入力および/または出力端子と電子ユニットの前記入力および/または出力端子との間の伝送回線に挿入された伝送ゲートを有する。そのゲートは、前記少なくとも1つの第1の入力および/または出力端子が電子ユニットの前記入力および/または出力端子)とそれぞれ結合され、または結合解除されることを可能にする伝送または非伝送状態を有する。さらに、本発明は前記少なくとも1つの第1の入力および/または出力端子(A;B)と前記伝送ゲート(TGA;TGB)との間の前記伝送回線(I/OA;I/OB)上に挿入された静電気保護要素(TVSA;TVSB)を含む。
提案された解決策は、特に、入出力端子と電子ユニットの入出力端子との間の伝送回線状に挿入された伝送ゲートであって、入出力端子がそれぞれ電子ユニットの入出力端子と結合され、または結合解除されることになる伝送または非伝送状態を有する伝送ゲートを提供することにある。この伝送ゲートは入出力端子と伝送ゲートの間の伝送回線上に挿入された静電気保護要素によって完成されている。
入出力端子と伝送ゲートの間に位置する伝送回線の部分は通常、消費電力が大きい部分を構成する。そのため、伝送ゲートはこの高消費電力部分を電子ユニットの入出力端子から結合解除させる。その際、入出力端子は電子ユニットとの通信には使用されない。したがって、ESD保護要素は、この状態では、電子ユニットとシステムの他の構成要素との間の交換または通信に干渉することがない。それでもESD保護要素は、電荷が蓄積するか回線内にあまりに多数侵入するとすぐに、伝送回線(入出力端子と伝送ゲートとの間に位置する部分の)と回路のアースとの間に放電経路を確立する第1の機能を達成する。こうしてESD保護要素は、電子ユニットを含む伝送ゲートの入力および下流の構成要素の保護を保証する。
ESD保護要素と伝送ゲートとは協働して電子ユニットと外部との間のインターフェースの最適な電気保護を保証する。この保護策は、入出力端子とその可動接続要素によって保証される機械的かつ電気的結合解除機能によって提供される保護策に追加される。
好ましい実施態様によれば、電子ユニットは、バスと、伝送回線と、バスに結合された電子ユニットの入出力端子とに結合されている。好ましくは、このバスは、非占有状態で、基準電圧に接続され、バスを基準電圧に接続する第1の手段が伝送ゲートと電子ユニットの入出力端子との間でバスに接続されている。またバスを基準電圧に接続する第2の手段が入出力端子と伝送ゲートとの間で伝送回線に接続されている。したがって、伝送ゲートが伝送状態に置かれて機器のケースに配置された入出力端子と電子機器の入出力端子との間に接続が確立されると、第2の手段が第1の手段を完成しまたは補完してESD保護要素の浮遊容量の影響を補償する。
別の好ましい実施態様によれば、携帯電子機器はユーザ・インターフェースを含み、前記ユーザ・インターフェースは、少なくとも、ケースに動くように取り付けられた第1の制御部材を含み、この第1の制御部材は入出力端子の役割も果たす。この実施態様によれば、第1の制御部材は活動化軸に沿って平行移動するようにケース内に配置されたアセンブリ・オリフィス内で動くように取り付けられたプッシュボタンの形に形成される。そのプッシュボタンは圧力で動き、非押し込み位置と呼ばれる第1の位置から押し込み位置と呼ばれる第2の位置まで移動することができる。このプッシュボタンは、アセンブリ・オリフィスを通過し、ケースの内側と外側に出る第1と第2の端部を含み、アセンブリ・オリフィスを通過する入出力端子の接続要素を形成する導電性のステムを含む。
好ましくは、制御部材は接続要素から電気的に絶縁された第1の電気的接触を活動化してこれに応答して制御信号を生成し、入出力端子の接続要素と伝送回線との間の電気的接触を押し込み位置で確立する第2の電気的接触を活動化する。制御部材が第1の位置を占めると、この第2の電気的接触が接続要素とあらかじめ決められた電位との間の電気的接続を確立して接続要素上の電荷の蓄積を防止する。
一般に、接続要素が第1の結合解除位置を占める時に接続要素を決められた電位に接続し、接続要素が第2の結合位置を占める時に接続要素のその電位への接続を阻止する手段を設けて伝送回線上での電気信号の伝送を可能にすることは実際に有利である。したがって、電荷は第1の位置にある接続要素上に蓄積することがない。
本発明のその他の特徴と利点は、あくまで非限定的な例によって与えられる添付図面で示される本発明の様々な実施形態についての以下の詳細な説明からより明らかになろう。
本発明は、携帯電子機器(例えば、腕時計)を当該携帯電子機器のケースの外部からアクセス可能な少なくとも1つの入出力端子(有利には、携帯電子機器を固定するユーザ・インターフェースの少なくとも1つの制御部材)を介して外部の電気または電子デバイスに接続するという一般的な考え方に基づく。「電気信号の伝送」は特に携帯電子機器との間でのデータ通信を指す。したがって、外部デバイスは電子通信デバイス、例えば、パーソナル・コンピュータでよい。「電子ユニット」は入出力端子を通して対話しようとするユニット、特に処理ユニットまたはメモリ・ユニットをも意味する。
以下に説明する好ましい実施形態は、機器のケース内に収容された電子ユニットとの通信を確立するためにすでに存在する2つの制御部材(この場合は2つのプッシュボタン)の使用に基づく。このように構成された2つの制御部材が2つの機能、すなわち、携帯電子機器の機能を選択するための(携帯電子機器の動作またはデータ・モード、データ更新または設定、例えば、時刻および/または日付などの選択のための)第1の制御機能と、機器のケース内に収容された少なくとも1つの電子ユニットとの通信を確立するための入出力端子の追加機能を実施するように構成されていることが理解されよう。
ただし、本発明は入出力端子としての制御部材の使用に限定されていないことを述べる必要がある。本発明を実施するには、各入出力端子に導電性の接続要素を取り付けるだけでよく、この接続要素は対応する伝送回線と結合または結合解除される少なくとも2つの別個の位置を占めるためにこの接続要素がケースに関して動くように取り付けられる(例えば、上記の日本国特許出願第11−126115A号および日本国特許出願第2001−175610号で開示した解決策など)。ただし、以下に述べる制御部材としての入出力端子のさらなる使用は特定の端子が不要であるという点で特に有利である。
また、電気信号の伝送がそのために構成された制御部材が結合位置(押し込み位置)に入れられるとすぐに確立されることが理解されよう。携帯電子機器の外部デバイスへの接続は該当する制御部材を押し込み位置に入れるためのアダプタによって確立される。このアダプタは本発明の主題に直接関係しないのでここでは説明しない。以下の説明では、このアダプタがパーソナル・コンピュータなどの外部処理ユニットとの通信インターフェースとして動作するように構成されていることのみを理解する必要がある。
本発明について腕時計の形の時計を参照して説明する。ただし、本発明は時計機能を実現するか否かにかかわらず任意の携帯電子機器に理想的な形で適用される。
図1は全体として参照番号1で指定される本発明の実施形態の腕時計の平面図である。この腕時計は特にこの例では中央部と裏面カバーを形成する底面部3と、ガラス5をさらに含むベゼルを形成する上面部4とで区切られたケース2を含む。ベゼル4は中央部3上に従来の形で載り、シーリング・ガスケットがこれらの要素の間に挿入されてケース2のシーリングを確保する。
この例では、それぞれ参照番号11、12、13、14、15で指定されたプッシュボタン・タイプの5つの制御部材が中央部3を通過している。この例は例示的なものであることは言うまでもない。5つの制御部材11〜15は共にユーザが操作して腕時計1の様々な機能を選択するためのユーザ・インターフェースを形成する。
制御部材11〜15は腕時計の中央部3の典型的な位置、すなわち、それぞれほぼ2時、3時、4時、8時、10時の位置に左右に配置される。制御部材11〜15が他の位置にも配置できることは言うまでもない。したがって、制御部材の少なくとも1つは時計の前面、例えば、6時の位置に配置できる。
以下の説明では、制御部材11の構造のみを扱う。この例では、制御部材12、13、14、15は同様の構成を有する。より詳しく言えば、2つの制御部材11と13はケース2内に収容された少なくとも1つの電子ユニットとの通信を確立する入出力端子(それぞれAとBで示される)を形成する(そのような電子ユニットは図1に概略が示され、参照番号72を有する)。制御部材14、15は携帯電子ユニットの蓄電器に電気エネルギーを充電するために使用される。制御部材12は予備専用であり、制御の役割のみを実現する従来の制御部材のように構成できる。制御部材12はまた時計の時刻を設定する従来のステム−竜頭のように構成できる。
図2aは、制御部材11の活動化軸X−Xで切った図1の部分断面図である。上記のように、制御部材12、13、14、15は同様の構成を有する。制御部材11は、活動化軸X−Xに沿って平行移動するように中央部3内に配置されたアセンブリ・オリフィス3a内で動けるように取り付けられる。制御部材11は、従来のプッシュボタンのように、圧力で動き、図2aに示す非押し込み位置と呼ばれる第1の位置から図2bに示す押し込み位置と呼ばれる第2の位置まで移動することができる。
制御部材11は、主として、導電性の材料、有利には金属性の長い形状のステム100で構成される。このステム100は、これに限定はされないが、好ましくは、円柱形の形状を有し、一方から他方へ中央部3を通過する。このステム100は各入出力端子の接続要素を形成する。したがって、ステム100の第1の端部は中央部3によって形成される空洞内に突き出し、ステム100の第2の端部は中央部3の外部に延びてユーザが操作することができる。シーリングはステム100上に配置された1つまたは複数の溝110内に収容された1つまたは複数のOリング・ジョイントによって従来の方法で保証される。
第2の端部上で、ステム100はより大きい直径のヘッド120で終わる。この例では、制御部材のステム100とヘッド120とは一体構造である。あるいは、2つの要素を別々に製造してそれらを結合させるか、導電性のステム100上にプラスチック材のヘッドを成形してもよい。所望の電気信号の伝送機能を実現するには、いかなる場合でも外部からステム100にアクセスできなければならない。ステム上にプラスチックのヘッドを成形する、または取り付ける際には、ステムの外部端が外部から電気的に接触可能でなければならない。
中央部3も好ましくは導電性の材料からなり、したがって、ステム100は絶縁スリーブ30によって中央部3から絶縁されている。この好ましい実施形態では、図示のように、動作中に、中央部3も規定の電位、ここでは携帯電子機器のアースに接続される。この電気接続の有用性について以下に詳述する。
絶縁スリーブ30は肩31を備えた管の形状である。肩は、アセンブリ・オリフィス3a内に配置された対応する肩3bに中央部3の外側から当たるように配置されている。したがって、絶縁スリーブ30は外側からアセンブリ・オリフィス内に導入され、好ましくは、例えば打ち込み、ねじ込み、または接着によって中央部3に固定される。この絶縁スリーブ30は、少なくとも絶縁スリーブ30に隣接する導電性の部品との接触表面が電気的に絶縁されている限り、プラスチック材料、セラミック材料、エロックスド・アルミニウム、またはその他の任意の材料で製造される。
ある程度まで、電気抵抗が大きい(すなわち、わずかに導電性の)材料で製造されたスリーブを使用してステム100と導電性の中央部3との間に電流が流れるようにすることができる。これによってステム100上に電荷が蓄積されることが防止され、スリーブの抵抗が十分に高い値(例えば、数キロオームまたはメガオーム)となるように選択して内部バスの動作を阻害しないようにすることができる。
この例では螺旋ばねで形成される弾性回復手段6が、絶縁スリーブ30の肩31と制御部材のヘッド120との間に配置される。制御部材に圧力が掛けられると、図2bに示すように、回復手段6は肩31とヘッド120との間で圧縮され、回復力を働かせて制御部材を押し込み位置から非押し込み位置に戻そうとする。絶縁スリーブの肩31は、ここでは導電性の制御部材のヘッド120が中央部3と接触しない。
制御部材はステム100を軸方向で所定の位置に保持するように構成された保持要素40を含む。保持要素は、制御部材をハウジングから抜き出そうとする回復手段6の作用を阻止するようにに、ステム100に固定され、中央部3の内側に配置されている。保持要素40はステム100に形成された溝140内に挿入される従来の保持キーのような構成である。この保持要素40もまた導電性の材料で製造される。
図2aで、非押し込み位置で、保持要素40はアセンブリ・オリフィス3aの周辺で中央部3に突き当たる。したがって、非押し込み位置で、制御部材のステム100と中央部3との電気的接続が保証される。制御部材のステム100は中央部3と同じ電位に接続される。ただし、押し込み位置では、ステム100の動きに伴う保持要素40の軸方向の動きのために、この電気的接続は遮断される。
一般に、制御部材の構造は、非押し込み位置では、制御部材のステム100が規定の電位に接続され、ステムへ電荷が蓄積されないようになっていることが理解されよう。ただし、押し込み位置では、この電気的接続は遮断され、ステム100を介して電気信号の伝送が可能になる。本発明を実施する上で、非押し込み位置におけるこのアースへの電気的接続は絶対に必要というわけではない。
以下に、一方では第1の制御部材機能、他方では電気信号伝送手段の追加機能を確実に発揮できる制御デバイスの構成と電気接点について詳細に説明する。
図3は制御部材が従来の制御機能に加えて電子機器との間で電気信号を伝送する追加機能を実現するための制御デバイスの構成と動作原理を示す。この図では制御部材の概略が示され、参照符号Cで表されている。この制御部材Cは制御機能を実現するために第1の電気接点SW1と従来の方法で協働する。その結果、電気接点SW1の活動化、すなわち、制御部材Cへの圧力に応答して制御信号SELが生成される。第1の接点SW1とは別の第2の電気接点SW2は、例えば、携帯電子機器内に収容された処理ユニットに接続された入出力回線I/Oとの接続を保証する。この第2の電気接点SW2は入出力I/Oと制御部材C、またはより正確にはこの制御部材Cのステムとの間の電気的接続を確立する追加機能を実現する。この可能性を電気接点SW2を介した制御部材Cと入出力I/Oとの接続によって図3に示している。この接続は制御部材Cが押し込み位置に入って電気接点SW2を閉成したときに初めて確立される。非押し込み位置では、電気接点SW2は図示のように制御部材Cをここではアースを形成する電位として示されている規定の電位VREFに接続する。第1と第2の電気接点SW1とSW2は独立しているが、それでも、制御部材C上の圧力に応答して同時に動作させられる。
提案された制御部材の特異性は主として、非押し込み位置では、入出力I/Oと電気的接続する手段として働く制御部材Cの導電性部分(すなわち、制御部材のステム)が浮遊状態になっておらず、規定の電位に接続され、制御部材のこの部分への電荷の蓄積が防止されるという点である。
図2a、2bを再度参照して、上記の電気接点の構成について説明する。これらの図では、中央部3が内部空洞を備え、その内部空洞に、特に、データ処理ユニット(例えば、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサ)、記憶手段(例えば、EEPROM、FLASHなど)を含む様々な電気および電子構成要素、さらには腕時計1の機能を実施するその他の構成要素を取り付けるプリント配線基板すなわちPCB70を含む電子モジュール7(図2aに一部示されている)が従来の方法で収容されている。時計構成要素(タイム・ベース、分周器、アナログおよび/またはディジタル表示手段など)が特にこの例では、特に時刻表示などの様々な時計機能が従来同様に設けられている。参照番号75がPCB70の上に配置されたスペーサであり、特に電子機器の表示手段を担持するオプションの要素を示す。
図2a、2bで、上記の電子モジュール7に給電する電気エネルギー源8が部分的に示されている。これは従来のバッテリまたは充電可能な蓄電器(例えば、前述したように、制御部材14、15を介して充電可能な)でよい。
この実施形態では、図3の第2の電気接点SW1は電子モジュール7に固定されたベース(このベースはこの例ではPCB70とスペーサ75との間に保持されている)と、ステム100の端部と協働する弾性突起部とを含む電気接点ストリップ50の形で従来どおり製造されている。ステム100の端部は絶縁スリーブ30と同様の材料で製造されている絶縁シース150によって接点ストリップ50から電気的に絶縁されている。接点ストリッ50の弾性突起部は、第1の電気接点の他方の部分(図2a、2bには示されていない)と接触するように構成されている。この例では、これは図2cの部分平面図で示すPCB70の縁部に形成された金属部52である。この図2cでは、表示デバイスをすべて見せるためにスペーサ75は示されていない。図2dは図2cと同様の図である。ただし、制御部材11は押し込み位置にあり、接点ストリップの弾性突起部は金属部52と接触している。
図3の第2の電気接点SW2の機能は、ステム100に固定された保持要素40と絶縁シース150によって覆われた端部の付近にステム100に対して接線方向に配置された第2の電気接点60とによって達成される。この電気接点60もPCB70とスペーサ75との間のベースによって保持されている。したがって、非押し込み位置では(図2aおよび2c)、電気接点60は絶縁シース150と接触し、押し込み位置では(図2bおよび2d)、電気接点60はステム100と接触する。
図2a〜2dで、絶縁シース150は2つの機能、すなわち、ステム100と第1の電気接点(制御部材の位置にかかわらず)との間の電気的絶縁と、ステム100と電気接点ストリップ60(非押し込み位置のみ)との間の電気的絶縁とを実現する。電気接点ストリップ60は当然、絶縁シース150とは別の絶縁シースによってステム100から絶縁することができる。
また、ここで絶縁シース150はより大きい直径の部分で終わっている。この特徴は必要ではないが、より大きい直径の部分が2つのストリップ50、60の間に挿入され、これらのストリップの間の電気的接触を防止している。
図4を参照して機器のケースの外部からアクセス可能な入出力端子と機器の電子回路との間のインターフェースの好ましい実施形態について説明する。前述したように、2つの制御部材(すなわち、制御部材11、13)が第1、第2の入出力端子A、Bを形成している。これらの入出力端子A、Bの各々は少なくとも1つの電子ユニット(特にユニット72、74を含む)の対応する入出力端子にそれぞれ伝送回線I/OA、I/OBを介して結合されている。図4には、2つの電子ユニット、すなわち、プロセッサ・ユニット72(マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサでもよい)とメモリ74(例えば、EEPROMまたはFLASHタイプの不揮発性メモリ)が例示されている。これらの構成要素は例えば上記PCB70に設けられている。これらの電子ユニットは各々、それぞれ参照番号72A、74Aおよび72B、74Bで示される第1、第2の入出力端子を含み、電子ユニット72、74の各々はその入出力端子72A、74Aおよび72B、74Bを介してCLKとDATAで示される2本の回線を含む内部バスに結合されている。第1、第2の伝送回線I/OA、I/OBはそれぞれこれらの2つのバスを通して接続される。
バスCLKとDATAはそれぞれクロック信号(クロッキング信号)の伝送とシリアル・データの伝送に使用される。この場合のように、2本の回線を含むバスを使用するいくつかの通信プロトコルが存在する。これらの通信プロトコルについてはここでは触れない。知っておくべきことは、プロセッサ・ユニット72がマスタとして動作でき、動作とバスを通るデータの流れを制御でき、プロセッサ・ユニット72は、例えば、データ回線DATA上でアドレス・フレームを送信することでバス(メモリ74を含む)に結合された他の任意のユニットに選択的にアドレスすることができる。
なお、バスを介したインターフェースは厳密には必要ない。プロセッサ・ユニット72の入出力端子を伝送回線I/OA、I/OBに結合し、別のバスによってプロセッサ・ユニット72とメモリ74とのインターフェースさせてもよい。ただし、提案される構造は、入出力端子A、Bを介してユニット72、74(またはバスに結合されたその他のユニット)の一方または他方にアクセスできるという点で有利である。
伝送回線I/OA、I/OBをより詳しく参照すると、それぞれ伝送ゲートTGA、TGBが入出力端子A、Bと各電子ユニット72、74の対応する入出力端子72A、74Aおよび72B、74Bとの間の伝送回線に挿入されていることが分かる。各伝送ゲートTGA、TGBは、対応する入出力端子A、Bをそれぞれ各電子ユニット72、74の対応する入出力端子に結合する、またはその結合を解除する伝送または非伝送状態を有する。これらの伝送ゲートはよく知られている構成要素である。そのような構成要素の詳細については、例えば、Fairchild Semiconductor Companyから発売されている構成要素NC7SZ66の仕様を参照されたい。
上記の伝送ゲートTGA、TGBに加えて、静電気保護要素TVSA、TVSBも入出力端子A、Bと伝送ゲートTGA、TGBとの間の各伝送回線I/OA、I/OBに挿入されている。図4では、これらの保護要素TVSA、TVSBは2重ダイオードとしてその全体が示されている。これは本質的によく知られている受動構成要素であり、この構成要素の端子間に印加される電圧が規定のしきい値(例えば、10ボルト程度)を超えるとすぐに放電経路が確立される。このケースでは、各保護要素TVSA、TVSBはそれぞれ伝送回線I/OA、I/OBとアースとの間に接続されている。プレアンブルで述べたように、このタイプの保護要素は通常高い値の浮遊容量(1nF程度の)を有する。
入出力端子A、Bと伝送ゲートTGA、TGBとの間にる伝送回線I/OA、I/OBの部分は通常、高消費電力部分を構成する。その構成のため、伝送ゲートTGA、TGBは各電子ユニット72、74の入出力端子からこの高消費電力部分を結合解除させることができる。ここで入出力端子A、Bは機器の電子回路との通信に利用されない。したがって、この状態では、保護要素TVSA、TVSBは内部バスに結合されている電子ユニット間の交換または通信を阻害しない。ただし、保護要素TVSA、TVSBは、この回線上に蓄積または導入される電荷の数が大きくなりすぎると伝送回線I/OA、I/OB(入出力端子A、Bと伝送ゲートTGA、TGBとの間の部分にある)と回路のアースとの間に放電経路を確立するという第1の機能を実現する。こうして保護要素TVSA、TVSBは該当する伝送ゲートTGA、TGBと、プロセッサ・ユニット72とメモリ74とを含む下流に位置する構成要素との保護を保証する。
保護要素TVSA、TVSBとそれぞれの伝送ゲートTGA、TGBとが協働して機器の電子回路と外部とのインターフェースの最適な電気的保護を保証することが理解されよう。この保護は、入出力端子A、Bと、その可動接続要素、すなわち、この例ではそれぞれ制御部材11、13によって提供される保護に追加される。
図4に示すように、各伝送ゲートTGA、TGBの伝送または非伝送状態はゲートの入力に印加される制御信号OEA、OEBによってそれぞれ選択される。この制御信号OEA、OEBはプロセッサ・ユニット72自体によって生成されることが望ましい。各ゲートの伝送状態は外部とのインターフェースを実行するに適した条件が満たされるとすぐにプロセッサ・ユニット72によって活動化できる。伝送ゲートTGA、TGBの伝送状態は、特に、機器の電子回路との通信に入出力端子を利用しなければならない時に限って起動される。これは電子機器がアダプタ上にあり、入出力端子の接続要素がその結合位置にある場合の話である。ただし、図示の例では、制御部材の従来の起動、例えば、携帯電子機器の機能の選択時には適用されない。
伝送ゲートTGA、TGBの始動は様々な方法で実行できる。図4では、プロセッサ・ユニット72が機器のユーザ・インターフェースを形成する制御部材11〜15からそれぞれ発信される5つの起動信号SEL1〜SEL5を受信する。図4に、起動信号SEL1〜SEL3を生成する制御部材11、13の電気接点の概略も示されている。5つの制御部材11〜15の同時または延期起動に続いて伝送ゲートTGA、TGBの起動を実行させることができる(基本的に機器がアダプタ上にある時に発生する状態である)。あるいは、通信モード起動機能を電子機器の機能の範囲で事前定義でき、この機能を機器のユーザ・インターフェースによって呼び出して選択することができる。
伝送ゲートTGA、TGBが起動されるとすぐに、伝送回線I/OA、I/OBの高消費電力部分(バスの延長といってもよい)が電子機器の内部バスに接続される。この状況は機器が通信モードの時にのみ発生する。そのとき、機器はアダプタ上にあり、電力消費の問題の深刻さは弱まる。実際、電子機器は外部電源またはアダプタ内に配置され他の端子、例えば、制御部材14、15を介して機器に接続された充電可能なデバイスを介して電力を供給できる。
ただし、各保護要素TVSA、TVSBの浮遊容量は問題になることがある。実際、この浮遊容量は消費電力に影響するだけでなく、データが搬送される回線の応答時間にも影響する。このケースでは、内部バスの各回線CLK、DATAは、非占有状態で、基準電圧、ここでは「プルアップ」デバイスを介して高電圧VCC1に接続される。ここではこれは、それぞれバスCLK、DATAと高電圧VCCとの間に接続されているそれぞれの抵抗要素RP1、RP2(またはプルアップ抵抗器)である。抵抗の値は消費電力、バス応答時間、バスを「制御」するインターフェースされる構成要素の容量の関数として選択され、この値はバス上の消費電力を低減するために高くなければならないが、一方で応答時間を最小限にするためにバス上の容量と比較して十分に低くなければならない。
伝送ゲートTGA、TGBの起動時に、各保護要素TVSA、TVSBの浮遊容量が再びバス上に存在する。この浮遊容量は内部バス上にすでに存在する容量に追加され、等しい抵抗値で、バス応答時間の増加を招く。これが理由で、入出力端子A、Bと伝送ゲートTGA、TGBとの間の各伝送回線I/OA、I/OB上に追加のプルアップ・デバイスが配置される。要素RP1、RP2と同様、この例では、これらは今度は伝送回線I/OA、I/OBの高消費電力部分と高電圧VCCとの間に接続された抵抗要素RPA、RPBである。こうしてこれらの追加の抵抗要素は伝送ゲートTGA、TGBの起動時にバス上に存在する容量の増加を保証する。抵抗要素RP1、RP2は例えば電流源などの他の動作が似たデバイスと交換してもよい。
上記の実施形態について添付の請求の範囲に規定する本発明の範囲から逸脱することなく、当業者には明らかな様々な変更および/または改良を加えることができる。特に、本発明は腕時計に限定されず、他の任意の携帯電子機器に適用できる。
さらに、制御部材を入出力端子として使用することは、好ましく有利ではあるが、不要である。携帯電子機器のケースに対して動くように取り付けられ、ケース内に収容された電子回路への電気的なアクセスを可能にする導電性の接続要素を含む他の任意の結合解除デバイス(例えば、日本国特許出願第11−126115A号、日本国特許出願第2001−175610号で開示された従来技術の解決策のような)を使用できる。
上記の制御部材の構造は本発明の請求項を実施するために望ましい機能に影響することなく様々に変更することができる。機器の中央部3はスリーブ30がもはや不要である非導電性の材料でも製造できる。その場合、ステム100の付近に、規定の電位に接続された導電性の基準要素を配置し、ステム100を非押し込み位置でこの基準要素に接触させることが好ましい。
入出力端子をそれぞれ結合および結合解除する2つの別個の位置を有する限り、プッシュボタンに代えて他の任意のタイプの制御部材を使用することができる。また、例えば、少なくとも2つの別の軸位置を有するステム−竜頭を考案することもできる。接続要素の動きは平行移動以外の動きに従ってもよい。例えば、可動要素が回転運動をする制御部材を考案してもよい。
入出力端子を介して接続を確立するための電子ユニットの性質は様々であることが最終的に理解されよう。これは上記のプロセッサ・ユニット、単なるメモリ・ユニットまたは動作機能を調整できるユニット(例えば、分周回路、センサなど)であってよい。
プッシュボタン・タイプの複数の制御部材を含む腕時計の形で図中有利に示されている本発明の電子機器の概略平面図である。 非押し込み位置に示されている図1の機器の制御部材の1つの断面図である。 制御部材が押し込み位置に示されている図2aと同様の断面図である。 非押し込み位置にある図2aの制御部材の部分平面図である。 制御部材が押し込み位置に示されている図2cと同様の平面図である。 従来の制御機能に加えて、制御部材が電子機器との間での電気信号の伝送を可能にする追加機能を実現する図2a〜2dの制御部材の構成と動作を示す概略図である。 制御部材と機器の電子回路との間のインターフェースの好ましい実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
1 携帯電子機器、2 ケース、3、30、40 電気信号の伝送を可能にする手段、3a アセンブリ・オリフィス、11〜15 ユーザ・インターフェース、11 制御部材、74 電子ユニット、100 要素

Claims (10)

  1. ケース(2)と、前記ケース(2)内に収容された少なくとも1つの電子ユニット(7
    2、74)と、前記ケース(2)の外からアクセス可能である少なくとも第1の入力およ
    び/または出力端子(A;B)と、前記ケース(2)に対して動くように取り付けられた
    導電性の接続要素(100)とを含み、
    前記少なくとも第1の入力および/または出力端子(A;B)が、伝送回線(I/OA
    ;I/OB)を介して前記電子ユニット(72、74)の入力および/または出力端子(
    72 A 、74 A ;72 B 、74 B )に電気的に接続するように構成され、かつ前記接続要素
    (100)を通して前記伝送回線(I/O A ;I/O B )で電気信号の伝送を可能にするよ
    うに構成され、
    前記接続要素(100)が、前記少なくとも第1の入力および/または出力端子(A;
    B)がそれぞれ前記電子ユニット(72、74)の入力および/または出力端子(72A
    、74A;72 B 、74B)からそれぞれ結合解除される、またはそこに結合される第1ま
    たは第2の位置を占めることができる携帯電子機器(1)であって、
    前記携帯電子機器(1)が、
    前記少なくとも1つの第1の入力および/または出力端子(A;B)と電子ユニット(
    72、74)の前記入力および/または出力端子(72A、74A;72B、74B)との間
    の伝送回線(I/OA;I/OB)に挿入された伝送ゲート(TGA;TGB)であって、前
    記少なくとも1つの第1の入力および/または出力端子(A;B)が電子ユニット(72
    、74)の前記入力および/または出力端子(72A、74A;72B、74B)とそれぞれ
    結合され、または結合解除されることを可能にする伝送または非伝送状態を有する伝送ゲ
    ート(TGA;TGB)と、
    前記少なくとも1つの第1の入力および/または出力端子(A;B)と前記伝送ゲート
    (TGA;TGB)との間の前記伝送回線(I/OA;I/OB)上に挿入された静電気保護
    要素(TVSA;TVSB)とをさらに含むことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記接続要素(100)が前記第1の位置を占める時に前記接続要素(100)を規定
    の電位に接続し、前記接続要素(100)が前記第2の位置を占める時に前記接続要素(
    100)の前記規定の電位への接続を遮断して前記伝送回線(I/OA;I/OB)上での
    前記電気信号の伝送を可能にする手段(3、30、40)をさらに含むことを特徴とする
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記伝送ゲート(TGA;TGB)の伝送または非伝送状態がプロセッサ・ユニット(7
    2)によって制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記携帯電子機器の機能を選択するユーザ・インターフェース(11〜15)をさらに
    含み、前記伝送ゲート(TGA;TGB)の伝送または非伝送状態が前記ユーザ・インター
    フェース(11〜15)を介して選択されることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    一項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記携帯電子機器の機能を選択するユーザ・インターフェース(11〜15)を含み、
    前記ユーザ・インターフェースが前記ケース(2)上で可動でありユーザによって活動化
    できるように取り付けられた第1の制御部材(11)を少なくとも含み、
    前記第1の制御部材(11)が前記第1の入力および/または出力端子(A)の役割も
    果たすことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記制御部材(11)が前記ケース(2)内に配置されたアセンブリ・オリフィス(3
    a)内で可動であり、活動化軸(X−X)に沿って平行移動するように取り付けられたプ
    ッシュボタンであり、前記プッシュボタンが圧力で動き、非押し込み位置と呼ばれる第1
    の位置から押し込み位置と呼ばれる第2の位置まで移動し、
    前記プッシュボタンが前記アセンブリ・オリフィス(3a)を通過し、それぞれ前記ケ
    ース(2)の内側と外側に突き出る第1と第2の端部を含む前記接続要素を形成する導電
    性のステム(100)を含むことを特徴とする請求項5に記載の携帯電子機器。
  7. 前記制御部材(11)が、前記接続要素(100)から電気的に絶縁され、前記制御部材(11)への圧力に応答して制御信号(SEL)を生成する第1の電気接点(SW1)と、
    前記接続要素(100)と前記伝送回線(I/OA;I/OB)との間の電気的接続を押
    し込み位置で確立する第2の電気接点(SW2)とを活動化することを特徴とし、
    前記第2の電気接点(SW2)が、前記第1の位置で、前記接続要素(100)と規定
    の電位(Vref)との間の電気的接続を確立し、前記接続要素(100)上に電荷が蓄
    積されることを防ぐ請求項5または6に記載の携帯電子機器。
  8. 前記電子ユニット(72、74)がバスに結合され、前記伝送回線(I/OA;I/OB
    )と前記電子ユニット(72、74)の前記入力および/または出力端子(72A、74A
    ;72B、74B)が前記バスの回線(CLK;DATA)に結合されていることを特徴と
    する請求項1から7のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  9. 前記バスの前記回線(CLK;DATA)が、非占有状態で、基準電圧(VCC)に接続
    され、前記バス(CLK;DATA)を前記基準電圧(VCC)までプルする第1の手段(
    P1;RP2)が、前記伝送ゲート(TGA;TGB)と電子ユニット(72、74)の前記
    入力および/または出力端子(72A、74A;72B、74B)との間の前記バスに接続さ
    れ、
    前記バス(CLK;DATA)を前記基準電圧(VCC)までプルする第2の手段(RPA
    ;RPB)が、前記入力および/または出力端子(A、B)と前記伝送ゲート(TGA;T
    B)との間で前記伝送回線(I/OA;I/OB)に接続されていることを特徴とする請
    求項8に記載の携帯電子機器。
  10. 第1の入力および/または出力端子(A)に加えて、第2の入力および/または出力端
    子(B)が第2の伝送回線(I/OB)を介して電子ユニット(72、74)の第2の入
    力および/または出力端子(72B、74B)に結合でき、前記第1と第2の入力および/
    または出力端子(A、B)の伝送回線(I/OA;I/OB)がそれぞれクロック信号(C
    LK)とデータ信号(DATA)とを伝送することを特徴とする請求項1から9のいずれ
    か一項に記載の携帯電子機器。
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