JP4949537B2 - 軸流ファン - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、扇風機や換気扇、暖房器具など空気を送り出す必要がある機器の送風部の軸流ファンにる。
【背景技術】
【0002】
従来、一般的な扇風機などでは、3枚から5枚の羽根を有する軸流ファン、特に図3及び図4に示すような5枚羽根の軸流ファンが多く採用されており、製造上成形が容易なこともあり、この形状には、長年、変化が起こらない状況が続いていた(特許出願されている軸流ファンとしては、特許文献1乃至特許文献4に記載されたようなものもある。)
【0003】
の従来型軸流ファンが発生する風は、直径30センチメートルの5枚羽根のものを毎分800回転で回した場合で、軸流ファン正面から3メートル離れた場所で風の面積は直径50センチメートルと、ほとんど広がりがなかった(後記表4参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】
特開平10−141285号公報
【特許文献2】
特開2000−120590号公報
【特許文献3】
特開2002−221191号公報
【特許文献4】
特開2004−060447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、例えば扇風機では、一般に首振り機能が付いているように、発生した風を広範囲に送ることが必要とされる場合が多い。また、暖房器具でも、熱を住空間に広げるために送風機が用いられており、この場合も送風範囲が広い方が空間への熱伝達が容易になる。
【0006】
このように、送風のために軸流ファンを利用した機器の場合、使用時に発生する風の面積が広い方が都合の良い場合が多く見受けられる。例えば、巨大な軸流ファンを回転させれば、面積の大きい風を得ることができるが、これを既存の送風機能を持つ器具の送風部に設置することは、器具の限定された空間の中で、現実的ではない。したがって、軸流ファンの直径を変えることなく、発生する風の広がり、すなわち、風の面積を大きくすることが好ましい。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、外径の大きさを変えることなく、面積が広い風を発生させることができる軸流ファンを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、回転駆動手段の回転軸に取り付けられる回転軸部と、該回転軸部を中心にして放射状に設けられた複数の内側羽根からなる内側羽根群と、該内側羽根群の外側に位置するとともに、前記回転軸部を中心にして放射状に設けられた複数の外側羽根からなる外側羽根群とを備え、前記内側羽根群によって形成される風の速度V と、前記外側羽根群によって形成される風の速度V 2 とが、1.5V 1 <V 2 の関係にある軸流ファンを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の軸流ファンにおいて、前記複数の内側羽根の合計面積S 1 と、前記複数の外側羽根の合計面積S 2 とが、S 1 <S 2 の関係にあることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の軸流ファンにおいて、前記内側羽根群と前記外側羽根群との間に、前記回転軸部を中心とする環状の中間リングが設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の軸流ファンにおいて、前記内側羽根の回転方向に対する前縁と前記外側羽根の回転方向に対する前縁がファン正面から見たときに連続しない線となり、前記内側羽根の回転方向に対する後縁と前記外側羽根の回転方向に対する後縁がファン正面から見たときに連続しない線となることを特徴とする。
【0012】
請求項5に係る発明は、回転駆動手段の回転軸に取り付けられる回転軸部と、該回転軸部を中心とする環状の中間リングと、前記回転軸部及び前記中間リングを連結する連結部材と、前記中間リングの外側に位置するとともに、前記回転軸部を中心にして放射状に設けられた複数の外側羽根からなる外側羽根群とを備え、前記中間リングの内側から発生する風の速度V と、前記中間リングの外側から発生する風の速度V 2 とが、1.5V <V 2 の関係にある軸流ファンを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、従来型の軸流ファンの風の広がりに比べて、大きい面積となる風を発生させることができる
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る軸流ファンの正面図である。
【図2】本発明に係る軸流ファンとモーターの斜視図である。
【図3】従来型の5枚羽根タイプの軸流ファンの正面図である。
【図4】従来型の5枚羽根タイプの軸流ファンの斜視図である。
【図5】本発明に係る軸流ファンの三面図である。
【図6】軸流ファンと軸流ファンを取り付けるためのモーターとその支持装置の説明図である。
【図7】扇風機型モーター支持装置に本発明に係る軸流ファンを取り付けた装置の説明図である。
【図8】扇風機型モーター支持装置に従来型の5枚の羽根で構成される一般的な軸流ファンを取り付けた装置の説明図である。
【図9】軸流ファンの送風範囲を計測する際に使用した計測ポイントの斜視図である。
【図10】軸流ファンの送風範囲を計測する際に使用した計測ポイントを上から見た図である。
【図11】本発明に係る中間リングを複数とした場合の軸流ファンの説明図である。
【図12】本発明に係る軸流ファンを換気扇に取り付けた説明図である。
【図13】本発明に係る軸流ファンを利用した暖房機の説明図である。
【図14】従来型5枚羽根の軸流ファンを回転させた時に発生する風の広がりを表した説明図である。
【図15】本発明に係る軸流ファンを回転させた時に発生する風の広がりを表した図である。
【図16】従来型の軸流ファンの羽根の形状をそのままに、羽根の枚数を増やした場合の軸流ファンの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[実施例1]
図1、図2及び図5において、1は軸流ファンの回転軸とファンの外周との間に位置する、回転軸と同心円となる中間リングであり、この場合、中間リング1の直径は17センチメートルとなっている。2は中間リング1の内側羽根であり、それに連なる羽根群を含めて中間リング1の内側の内側羽根群の枚数は5枚となっている。3は中間リング1の外側羽根であり、それに連なる羽根群を含めて、中間リング1の外側の外側羽根群の枚数は9枚となっている。これに、モーター5の回転軸6とネジなどによって結合される軸流ファンの回転軸部4がある。
【0016】
中間リング1、5枚の内側羽根2からなる内側羽根群、9枚の外側羽根3からなる外側羽根群、及び回転軸部4は、一個のプラスチック成型品として結合しており、直径30センチメートルの一個の軸流ファン7として回転する。
【0017】
流ファン7は、回転したとき発生する風量を大きくするため、側羽根群と外側羽根群において、各羽根の面積が大きくなるように設定されている。また、羽根群と外側羽根群は、回転したときにそれぞれから発生する風の風速の差大きくなるよう、すなわち、内側羽根群から発生する風の速度Vよりも、外側羽根群から発生する風の速度Vが大きくなるように、各羽根の形状と角度が設定されている。
【0018】
この軸流ファン7を、図6に示すように、モーター5のモーター回転軸6に取り付け、これらを支持する装置8にネジ等で固定することにより、図7に示す扇風機型の送風装置9を用意した
【0019】
そして、送風機9の軸流ファン7を毎分800回転で回転させ、軸流ファン7の正面から1センチメートルの距離で、側羽根群からの風の発生部となる位置、すなわち回転軸からファンの外周方向に4センチメートル移動した位置11でその風速を計測し、せて、側羽根群からの風の発生部となる位置、すなわち回転軸からファンの外周方向に10センチメートル移動した位置12でも風速を計測したところ、表1に示すとおりであった。なお、風速の値は、各位置で1分間継続して計測したときの、その平均値を用いている。
【0020】
【表1】
Figure 0004949537
【0021】
また、図3及び図4で表される従来型の5枚の羽根で構成される直径30センチメートルの一般的な軸流ファン10をモーター5のモーター回転軸6に取り付け、これらを支持する装置8にネジ等で固定することにより、図8に示す扇風機型の送風装置13を用意した
【0022】
そして、表1の計測時と同様に、送風機13の軸流ファン10を毎分800回転で回転させ軸流ファン10の正面から1センチメートルの距離で、回転軸からファンの外周方向に4センチメートル移動した位置14でその風速を計測し、せて、回転軸からファンの外周方向に10センチメートル移動した位置15でも風速を計測したところ、表2に示すとおりであった。なお、風速の値は、各位置で1分間継続して計測したときの、その平均値を用いている。
【0023】
【表2】
Figure 0004949537
【0024】
表1と表2を比べると、回転軸からファンの外周方向に4センチメートル移動した位置と10センチメートル移動した位置の風速の違いは、表1の場合1.74倍、表2の場合で1.3倍となっており、流ファン7は、流ファン10に比べて、回転時に軸流ファンの外周付近から発生する風の風速と、回転軸付近から発生する風の風速の差が大きくなっていることがわかる。
【0025】
次に、送風機9の軸流ファン7の回転軸を水平とし、その高さを地面から60センチメートルとし、毎分800回転で回転させ。風の広がりを調べるために、軸流ファン7の回転軸に交わる水平面において、軸流ファン7の正面方向に図9及び図10で表わされる網目状の計測間隔を設定し、黒点示す複数の計測ポイント16設け、各ポイント16で風速を計測したところ、表3に示すとおりであった。なお、風速の値は、各位置で2分間継続して計測したときの、その平均値を用いている。
【0026】
【表3】
Figure 0004949537
【0027】
一方、送風機13の軸流ファン10の回転軸を水平とし、その高さを地面から60センチメートルとし、毎分800回転で回転させ、表3の計測時と同様に各ポイント16で風速を計測したところ、表4に示すとおりであった。なお、風速の値は、各位置で2分間継続して計測したときの、その平均値を用いている。
【0028】
【表4】
Figure 0004949537
【0029】
と表4を比べると、軸流ファンの直径、回転数が同じにも関わらず、流ファン7の方が送風の範囲が大きくなっている。すなわち、軸流ファンを回転させたときに発生する風は、正面から見たときに概ね円形となるので、流ファン7から発生する風は、3メートル離れた地点で概ね直径1.5メートルになっており、流ファン10から発生する風は、同位置で概ね直径50センチメートルになっている。このことから、ファン正面から3メートル離れた位置においては、流ファン7は、流ファン10に比べて、約9倍の面積に発達する風を発生させていることがわかる。
【0030】
以上の結果は、軸流ファンの内側羽根群と外側羽根群の風速比に起因するものと考えられる。
【0031】
すなわち、軸流ファン10は、ファンの外周付近から発生する風の風速と、回転軸付近から発生する風の風速の差が少なく、図14に表すように、穏やかに広がる方向を持つ風を発生させている(同図において、19はこの風の流れを示す。)
【0032】
これに対し、軸流ファン7は、ファンの外周付近から発生する風の風速と、回転軸付近から発生する風の風速の差が大きくなることによって、回転したときに、図5に示すファン正面の至近距離位置の軸付近空間24とファンの外周付近空間25において、押し出される空気の量に大きな差が発生し、空気の密度に差が発生することになる。そして、押し出された空気に発生する密度の差により、中間リング1の外側から発生する風は、中間リング1の内側から発生する密度の低い風に引っ張られ、図15に表すように、内側方向へ巻き込まれていく運動となり、軸流ファン7の正面から近距離の位置31において風が集まり、風が一カ所に集まった反動によって、その後、風が大きく拡散していく運動に変化している(同図において、30は内側方向へ巻き込まれていく風の流れを示し、20は拡散していく風の流れを示す。)
【0033】
そして、表1の結果によれば、軸流ファン7の内側羽根群によって形成される風の速度Vと外側羽根群によって形成される風の速度V との風速比はV:V=1:1.74の関係になっており、表2の結果によれば、軸流ファン10の内側部分に形成される風の速度 と外側部分に形成される風の速度 との風速比は =1:1.3になっている。れらの結果及びその他の実験結果から総合的に判断して、内側羽根群によって形成される風の速度Vと外側羽根群によって形成される風の速度Vは、1.5V<Vの関係にあるのが好ましいと思われる。
【0034】
なお、軸流ファン7では、内側羽根群と外側羽根群のそれぞれの羽根の枚数角度、形状を、設計意図によって調整することによって、内側羽根群と外側羽根群それぞれから発生する風速の差を調整することができ、その差によって生じる軸流ファン正面から発生する風の方向の変化を意図的に調整することができる。内側羽根群の面積(複数の内側羽根2の合計面積)と外側羽根群の面積(複数の外側羽根3の合計面積) については、S<Sの関係になっていることが好ましく、中間リング1の断面は、楕円、翼断面などの他の形状でもよい。
【0035】
また、軸流ファンから発生する風は、回転数が同じ場合、羽根の面積が大きいほど風量も大きくなるところ、例えば図16に示すように、軸流ファンの羽根の面積を増やすため、軸流ファン10の羽根の形状をそのままに枚数を増やした軸流ファン21とした場合、羽根の付け根部において、軸流ファン正面から見たときの羽根同士の重なり22ができてしまう。これは、二分割の射出成型金型を使用した場合のアンダーカット部ができてしまうということになり、量産製造を考えると非現実的である。一方、羽根同士が重ならないよう羽根の付け根部を細くすると、回転時には羽根の外周に近い部分ほど大きい負荷がかかり、これを細くした付け根部で支持するということになって、強度的に問題が残ってしまう。
【0036】
これに対し、軸流ファン7は、図1に表すように、内側羽根2の回転方向36に対する前縁32と外側羽根3の回転方向36に対する前縁33が正面から見たときに連続しない線とし、かつ、内側羽根2の回転方向36に対する後縁34と外側羽根3の回転方向36に対する後縁35が正面から見たときに連続しない線とし、内側羽根群と外側羽根群を互いに独立した形状とすることができ、例えば外側羽根3の枚数を多くし、外側羽根群の総羽根面積を大きくした場合でも、側羽根2の枚数を少なくすることができる。したがって、回転軸付近での羽根同士の重なりを排除し、量産時の射出成型を容易にしながら、軸流ファン全体の総羽根面積を大きくすることができ、ひいては、風量の多い風を発生させることができるとともに、3枚羽根よりも5枚羽根の軸流ファンの方が風が優しいと感じるとわれている中、5枚よりも枚数の多い羽根で、さらに優しいと感じられる風を発生することできる。
【0037】
さらに、軸流ファン7では、中間リング1自体が軸流ファン全体の物理的強度を増加させることになり、軸流ファンの羽根の総面積を大きくした場合においても、プラスチック射出成型などの一般的な量産方法で製造した場合に十分な強度を持たせることができる。
【0038】
[実施例2]
述した構成において、中間リング1は一重でなくてもよく、求める送風範囲や、風の広がり方向や、用途によっては、図11に示すような中間リング1を複数にした軸流ファン23とすることもできる。
【0039】
[実施例3]
前述した構成において、中間リング1の内側と外側のそれぞれの羽根群(内側羽根群及び外側羽根群)は、回転時に風速の差を大きくすることによって、送風範囲の変化などの効果をもたらすものなので、求める送風範囲や、風の広がり方向や、用途によっては、内側羽根群は、例えば羽根形状ではなく中間リングと回転軸部を連結するだけのシャフトのような送風機能がない連結部材とすることもできる。
【0040】
[実施例4]
前述した構成において、中間リング1内側と外側のそれぞれの羽根群は、回転時に風速の差を大きくすることによって、送風範囲の変化などの効果をもたらすものなので、求める送風範囲や、風の広がり方向や、用途によっては、側羽根群は、一個の軸流ファンとして回転したとき側羽根群と逆方向へ送風する羽根形状のものとすることもできる。
【0041】
[実施例5]
前述した構成において、中間リング1の直径は、求める送風範囲や、風の広がり方向や、用途によっては、回転軸と軸流ファン外周との間で、大きくしたり小さくしたりと、大きさを異なったものに設定することもできる
産業上の利用可能性】
【0042】
発明の軸流ファンは、扇風機や送風機への利用に限定するものではなく、他にも図12に表すように換気扇17など、また、図13に表すように暖房器具18など、内部に送風機を必要とするあらゆる器具に利用できることはもちろんである。
【0043】
また、本発明の軸流ファンは、外径を小さくすることによって、例えばコンピューターに内蔵するファンなど、冷却が必要なあらゆる器具に利用することができ、外径を大きくすることによって、例えばビル施設の空調送風機能部など、空気の流れを発生させるためのあらゆる器具、設備に利用することができる。
【0044】
さらに、本発明の軸流ファンは、流れを発生させる対象を空気に限定せず、ガスや液体など、あらゆる流体を対象とすることができ、例えば水の中で回転させるスクリューなど、流体に流れを発生させるためのあらゆる器具に利用することができる。
【符号の説明】
【0045】
1 中間リング
内側羽
外側羽
転軸部
5 モーター(回転駆動手段)
6 モーター回転軸(回転軸)
流ファン
32 (内側羽根の回転方向に対する)前縁
33 (外側羽根の回転方向に対する)前縁
34 (内側羽根の回転方向に対する)後縁
35 (外側羽根の回転方向に対する)後縁

Claims (5)

  1. 回転駆動手段の回転軸に取り付けられる回転軸部と、該回転軸部を中心にして放射状に設けられた複数の内側羽根からなる内側羽根群と、該内側羽根群の外側に位置するとともに、前記回転軸部を中心にして放射状に設けられた複数の外側羽根からなる外側羽根群とを備え、前記内側羽根群によって形成される風の速度Vと、前記外側羽根群によって形成される風の速度V2とが、1.5V1<V2の関係にあることを特徴とする軸流ファン。
  2. 前記複数の内側羽根の合計面積S 1と、前記複数の外側羽根の合計面積S 2とが、S1<S2の関係にあることを特徴とする請求項1に記載の軸流ファン。
  3. 前記内側羽根群と前記外側羽根群との間に、前記回転軸部を中心とする環状の中間リングが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軸流ファン。
  4. 前記内側羽根の回転方向に対する前縁と前記外側羽根の回転方向に対する前縁がファン正面から見たときに連続しない線となり、前記内側羽根の回転方向に対する後縁と前記外側羽根の回転方向に対する後縁がファン正面から見たときに連続しない線となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の軸流ファン。
  5. 回転駆動手段の回転軸に取り付けられる回転軸部と、該回転軸部を中心とする環状の中間リングと、前記回転軸部及び前記中間リングを連結する連結部材と、前記中間リングの外側に位置するとともに、前記回転軸部を中心にして放射状に設けられた複数の外側羽根からなる外側羽根群とを備え、前記中間リングの内側から発生する風の速度Vと、前記中間リングの外側から発生する風の速度V1.5V<Vの関係にあり、その風速の差により拡散する風を生成することを特徴とする軸流ファン。
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