JP4947111B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、IGBT(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)とフリーホイールダイオード(単にダイオードという)を同チップ内に形成する半導体装置の製造方法に関するものである。
従来、IGBTとダイオードとを同チップに備えた半導体装置では、ダイオード形成領域にカソード層となるn+型層を形成し、IGBT形成領域にコレクタ層となるp+型層を形成する(例えば、特許文献1参照)。このような構造の半導体装置の製造プロセスでは、薄膜状態でハンドリングを行うと割れなどが生じることから、以下のような製造方法を用いて半導体装置を製造している。図23および図24は、従来のIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図23(a)に示すように、まず、200μm以上で反りのないFZ基板等のn型半導体基板J1を用意し、このn型半導体基板J1の主表面上に酸化膜J2を形成したのち、酸化膜J2をパターニングして所望位置に開口パターンを形成する。この酸化膜J2に形成した開口パターンに、p型不純物のイオン注入を行って外周領域のp型拡散層J3やp型ガードリング層J4を形成する。また、この開口パターンは以降のパターニングにおけるアライメントターゲットとなる。
次に、図23(b)に示すように、p型ベース領域J5を形成したのち、IGBT形成領域にトレンチゲート構造J6を形成したり、ゲート配線J7やエミッタ電極J8などを形成することでMOSデバイスを形成する。
そして、図23(c)に示すように、n型半導体基板J1の主表面側(MOSデバイスを形成した側)に接着剤等を介してサポート基盤J10を貼り付けた後、図23(d)に示すように、n型半導体基板J1を裏面側から薄膜化することで所望厚さとする。このとき、n型半導体基板J1が薄膜化されるが、サポート基盤J10が貼り付けられているため、薄膜状態でハンドリングが行われることはない。また、このような薄膜化の手法として、例えばグラインドやウェットエッチングなどによる薄膜化が考えられるが、グラインドで行った場合には多量のパーティクルが発生することとなる。
続いて、図24(a)に示すように、n型半導体基板J1の裏面側からn型不純物をイオン注入する。その後、図24(b)に示すように、マスクを配置したのちそれをパターニングして所望位置を開口させ、開口部からp型不純物を注入する工程と、マスクを配置したのちそれをパターニングして所望位置を開口させ、開口部からn型不純物を注入する工程を行ったのち、アニールすることで、FS(フィールドストップ)層J11に加え、p++型コレクタ層J12、n++型カソード層(第1導電型層)J13を形成する。
次に、図24(c)に示すように、p++型コレクタ層J12およびn++型カソード層J13に接する裏面電極J14を形成したのち、図24(d)に示すように、サポート基盤J10を剥がす。これにより、IGBTとダイオードとを同チップに備えた半導体装置が完成する。
特開2005−57235号公報
しかしながら、上記のような従来の製造方法によると、n型半導体基板J1の主表面側にMOSデバイスを形成してからFS層J11に加え、p++型コレクタ層J12、n++型カソード層J13を形成している。このため、これらを形成するためのn型不純物もしくはp型不純物のイオン注入後に行うアニールをレーザアニールによってしか行えなくなる。すなわち、n型半導体基板J1の主表面側に保護膜や配線構造が備えられており、例えばポリイミドで構成される保護膜は350℃、Alにて構成される配線構造は490℃、サポート基盤J10の接着層は200℃までしか高温に耐えられないため、基板全体が高温になるようなアニールは行えず、裏面のみ局所的に高温化できるレーザアニールしか選択できない。
そして、レーザアニールは、瞬間的なアニールのため、注入された不純物を活性化することはできるが、拡散することができないため、耐圧リークを起こし易い。特に、上述したようにn型半導体基板J1の裏面側からの薄膜化をグラインドで行う場合には、多量のパーティクルが発生し、これがイオン注入時に遮蔽する役割を果たしてしまい、FS層J11、p++型コレクタ層J12、n++型カソード層J13の欠損を生じさせ、上記のような耐圧リークを発生させ易くする。
さらに、p++型コレクタ層J12やn++型カソード層J13をパターニング形成するときのアライメントを取る際には、表面側に形成された絶縁膜(例えば、トレンチゲート構造に備えられるゲート酸化膜等)をアライメントキーとして行うことになる。このため、p++型コレクタ層J12とn++型カソード層J13との位置関係にもズレが生じ、例えば、これらの間隔が開き過ぎたり、これらが重なり合って形成されたりする。
なお、ダイオード形成領域にリカバリ時のホールの枯渇を防止するために、カソード層となるn型層内に部分的にp型層を形成する場合もあるが、この場合にも、上記のようにp型層の形成位置がずれるため、同様のことが言える。
本発明は上記点に鑑みて、レーザアニール以外のアニールも行え、かつ、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済み、さらに、IGBTのコレクタ層とダイオードの第1導電型層との位置関係のズレを防止できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、コレクタ層(1a)の形成予定領域が開口するマスク(41)を用いて、半導体基板(30)における裏面に対してコレクタ層(1a)を形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行う工程と、コレクタ層(1a)を増速酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、酸化膜(42)をマスクとして、半導体基板(30)における裏面に対して第1導電型層(1b)を形成するための第1導電型不純物のイオン注入を行う工程と、半導体基板(30)における酸化膜(42)および第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、薄膜化した半導体基板(30)の主表面に、ベース領域(3)、エミッタ領域(5)およびトレンチ(4)、ゲート絶縁膜(6)、ゲート電極(7)および上部電極(12)を形成する工程と、を含み、素子部を形成する工程では、酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行って、半導体基板(30)の主表面側の素子部を形成することでいることを特徴としている。
このような製造方法によれば、MOSデバイス形成前にIGBT形成領域におけるコレクタ層(1a)およびダイオード形成領域における第1導電型層(1b)を形成しているため、レーザアニール以外のアニールも行える。また、MOSデバイス形成前にサポート基盤(33)を接合しているため、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む。さらに、コレクタ層(1a)を酸化させて形成した酸化膜(42)をマスクとして第1導電型層(1b)を形成しているため、コレクタ層(1a)に対して第1導電型層(1b)が自己整合的に形成される。このため、IGBTのコレクタ層(1a)とダイオードの第1導電型層(1b)との位置関係のズレを防止できる。また、酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行っているため、主表面側における位置合せ用のターゲット作成工程の低減を図ることも可能となる。
例えば、請求項2に記載したように、コレクタ層(1a)を形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行う工程では、マスクとしてシリコン窒化膜(41)を用いることができ、酸化膜(42)を形成する工程では、そのシリコン窒化膜(41)をマスクとして増速酸化を行うことにより、シリコン窒化膜(41)にて覆われた部分に酸化膜(42)が形成されないようにすると好ましい。このようにすれば、増速酸化が顕著でない場合であっても、シリコン窒化膜(41)で覆われた所に酸化膜(42)が形成されないようにできるため、その後にシリコン窒化膜(41)を除去することで、所望位置に第1導電型層(1b)を形成するための第1導電型不純物のイオン注入を行うことができる。
請求項3に記載の発明では、主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、第1導電型層(1b)の形成予定領域が開口するマスクを用いて、半導体基板(30)における裏面に対して第1導電型層(1b)を形成するための第1導電型不純物のイオン注入を行う工程と、熱酸化を行うことにより、第1導電型層(1b)を増速酸化させて酸化膜(31)を形成する工程と、酸化膜(31)をマスクとしてコレクタ層(1a)を形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行う工程と、半導体基板(30)における酸化膜(31)およびコレクタ層(1a)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、薄膜化した半導体基板(30)の主表面に、ベース領域(3)、エミッタ領域(5)およびトレンチ(4)、ゲート絶縁膜(6)、ゲート電極(7)および上部電極(12)を形成する工程と、を含み、素子部を形成する工程では、酸化膜(31)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行って、半導体基板(30)の主表面側の素子部を形成することを特徴としている。
このような製造方法によれば、MOSデバイス形成前にIGBT形成領域におけるコレクタ層(1a)およびダイオード形成領域における第1導電型層(1b)を形成しているため、レーザアニール以外のアニールも行える。また、MOSデバイス形成前にサポート基盤(33)を接合しているため、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む。さらに、第1導電型層(1b)を増速酸化させて形成した酸化膜(31)をマスクとしてコレクタ層(1a)を形成しているため、第1導電型層(1b)に対してコレクタ層(1a)が自己整合的に形成される。このため、IGBTのコレクタ層(1a)とダイオードの第1導電型層(1b)との位置関係のズレを防止できる。また、酸化膜(31)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行っているため、主表面側における位置合せ用のターゲット作成工程の低減を図ることも可能となる。
例えば、請求項4に記載したように、第1導電型層(1b)を形成するための第1導電型不純物のイオン注入を行う工程では、マスクとしてシリコン窒化膜を用い、酸化膜(31)を形成する工程では、シリコン窒化膜をマスクとして増速酸化を行うことにより、シリコン窒化膜にて覆われた部分に酸化膜(31)が形成されないようにすると好ましい。このようにすれば、増速酸化が顕著でない場合であっても、シリコン窒化膜で覆われた所に酸化膜(31)が形成されないようにできるため、その後にシリコン窒化膜を除去することで、所望位置にコレクタ層(1a)を形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行うことができる。
請求項5に記載の発明では、主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、半導体基板(30)における裏面全面に第2導電型不純物のイオン注入を行うことでコレクタ層(1a)を形成する工程と、第1導電型層(1b)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、第1導電型層(1b)の形成予定領域において凹部を形成することにより、コレクタ層(1a)を除去して半導体基板(30)を露出させる工程と、シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した半導体基板(30)に対して第1導電型不純物のイオン注入を行うことで第1導電型層(1b)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)にてコレクタ層(1a)を覆った状態で、第1導電型層(1b)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)を除去した後、半導体基板(30)における酸化膜(42)および第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、薄膜化した半導体基板(30)の主表面に、ベース領域(3)、エミッタ領域(5)およびトレンチ(4)、ゲート絶縁膜(6)、ゲート電極(7)および上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、素子部を形成する工程では、酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行って、半導体基板(30)の主表面側の素子部を形成することを特徴としている。
このように、コレクタ層(1a)を半導体基板(30)の裏面全面に形成しておき、その後、シリコン窒化膜(41)をマスクとして第1導電型層(1b)の形成予定位置に凹部を形成してコレクタ層(1a)を除去し、その凹部内に第1導電型層(1b)を形成するようにしても良い。このようにしても、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項6に記載の発明では、主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、半導体基板(30)における裏面全面に第1導電型不純物のイオン注入を行うことで第1導電型層(1b)を形成する工程と、コレクタ層(1a)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、コレクタ層(1a)の形成予定領域において凹部を形成することにより、第1導電型層(1b)を除去して半導体基板(30)を露出させる工程と、シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した半導体基板(30)に対して第2導電型不純物のイオン注入を行うことでコレクタ層(1a)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)にて第1導電型層(1b)を覆った状態で、コレクタ層(1a)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)を除去した後、半導体基板(30)における酸化膜(42)および第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、薄膜化した半導体基板(30)の主表面に、ベース領域(3)、エミッタ領域(5)およびトレンチ(4)、ゲート絶縁膜(6)、ゲート電極(7)および上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、素子部を形成する工程では、酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行って、半導体基板(30)の主表面側の素子部を形成することを特徴としている。
このように、請求項5に対して、コレクタ層(1a)と第1導電型層(1b)の形成順序を逆にし、コレクタ層(1a)が第1導電型層(1b)よりも後で形成されるようにしても良い。このようにしても、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項7に記載の発明では、主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、第1導電型層(1b)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、第1導電型層(1b)の形成予定領域において半導体基板(30)に対して凹部を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した半導体基板(30)に対して第1導電型不純物のイオン注入を行うことで第1導電型層(1b)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)にて半導体基板(30)におけるコレクタ層(1a)の形成予定領域を覆った状態で、第1導電型層(1b)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)を除去した後、酸化膜(42)をマスクとして半導体基板(30)における裏面に第2導電型不純物のイオン注入を行うことでコレクタ層(1a)を形成する工程と、半導体基板(30)における酸化膜(42)および第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、薄膜化した半導体基板(30)の主表面に、ベース領域(3)、エミッタ領域(5)およびトレンチ(4)、ゲート絶縁膜(6)、ゲート電極(7)および上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、素子部を形成する工程では、酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行って、半導体基板(30)の主表面側の素子部を形成することを特徴としている。
このように、半導体基板(30)における第1導電型層(1b)の形成予定位置に凹部を形成しておき、その凹部内に第1導電型層(1b)を形成し、その後、凹部内に酸化膜(42)を形成し、それをマスクとしてコレクタ層(1a)を形成することもできる。このようにしても、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項8に記載の発明では、主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、コレクタ層(1a)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、コレクタ層(1a)の形成予定領域において半導体基板(30)に対して凹部を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した半導体基板(30)に対して第2導電型不純物のイオン注入を行うことでコレクタ層(1a)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)にて半導体基板(30)における第1導電型層(1b)の形成予定領域を覆った状態で、コレクタ層(1a)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、シリコン窒化膜(41)を除去した後、酸化膜(42)をマスクとして半導体基板(30)における裏面に第1導電型不純物のイオン注入を行うことで第1導電型層(1b)を形成する工程と、半導体基板(30)における酸化膜(42)および第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、サポート基盤(33)にて支持した状態で半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、薄膜化した半導体基板(30)の主表面に、ベース領域(3)、エミッタ領域(5)およびトレンチ(4)、ゲート絶縁膜(6)、ゲート電極(7)および上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、素子部を形成する工程では、酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、半導体基板(30)の裏面の第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)との位置あわせを行って、半導体基板(30)の主表面側の素子部を形成することを特徴としている。
このように、請求項7に対して、コレクタ層(1a)と第1導電型層(1b)の形成順序を逆にし、コレクタ層(1a)よりも第1導電型層(1b)が後で形成されるようにしても良い。このようにしても、請求項1と同様の効果を得ることができる。
請求項に記載の発明では、上部電極(12)を形成したのち、半導体基板(30)の主表面側において支持部材(34)を貼り付ける工程と、支持部材(34)にて支持した状態でサポート基盤(33)を除去し、第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)を露出させる工程と、露出した第1導電型層(1b)およびコレクタ層(1a)の表面に下部電極(14)を形成する工程と、を含んでいることを特徴としている。
このように、上部電極(12)を形成した後、半導体基板(30)の主表面側において支持部材(34)を貼り付け、支持部材(34)にて支持した状態でサポート基盤(33)を除去したりするなどの後工程を行えば、上部電極(12)を形成した後でも薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む。
請求項10に記載の発明では、下部電極(14)を平坦化する工程を含んでいることを特徴としている。
酸化によってコレクタ層(1a)と第1導電型層(1b)それぞれの表面の間に形成される段差は丸みを帯びた構造となるため、その表面に形成される下部電極(14)を必ずしも平坦化しなければならない訳ではない。しかしながら、平坦化を行うことにより、下部電極(14)を実装する際に段差の影響が無くなり、より良好な接合が行えるようにできる。
請求項11に記載の発明では、下部電極(14)に対してダイシングテープを貼り付けたのち支持部材(34)を除去し、ダイシングテープを貼り付けた状態でチップ単位にダイシングする工程を含んでいることを特徴としている。
このように、下部電極(14)にダイシングテープを貼り付けておき、その状態でダイシングを行うようにすれば、この工程でもMOSデバイス等が形成された半導体基板(30)を薄膜の状態のままハンドリングすることなく取り扱うことができる。
請求項12に記載したように、半導体基板(30)における裏面に対してFS層(2a)を形成する工程を行う場合、コレクタ層(1a)を形成するためのイオン注入工程および第1導電型層(1b)を形成するためのイオン注入工程を例えばFS層(2a)の形成後に行うことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の断面構成を示す図である。 図1に示すIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図5〜図7の製造工程によって完成した半導体装置の断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 本発明の第4実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 本発明の第5実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図16に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 本発明の第6実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 本発明の第7実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図19に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図20に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。 本発明の第8実施形態にかかるIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 従来のIGBTとダイオードを一体化した半導体装置の製造工程を示した断面図である。 図23に続く半導体装置の製造工程を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードが一体化された半導体装置の断面構造を示した断面模式図である。以下、この図を参照して、本実施形態にかかるIGBTを有する半導体装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態の半導体装置には、IGBTが備えられるセル領域とその外周を囲むように構成された外周領域が形成されている。p++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層(第1導電型層)1bの表面に、高濃度のn型不純物層で構成されたFS層(フィールドストップ層)2aが備えられていると共に、このFS層2aの上にp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bやFS層2aよりも低不純物濃度で構成されたn-型ドリフト層2が備えられている。
++型コレクタ層1aは、p型不純物として例えばボロンがドーピングされて構成され、5×1014〜5×1015cm-3(例えば1×1015cm-3)の不純物濃度とされている。n++型カソード層1bは、n型不純物として例えばリンがドーピングされて構成され、1×1015〜1×1016cm-3(例えば5×1015cm-3)の不純物濃度とされている。FS層2aも、n型不純物として例えばリンがドーピングされて構成され、1×1012〜1×1014cm-3(例えば5×1013cm-3)の不純物濃度とされている。n-型ドリフト層2については、比抵抗が40〜70Ω・cm(例えば55Ω・cm)となる不純物濃度とされている。なお、FS層2aは、必ずしも必要なものではないが、空乏層の広がりを防ぐことで耐圧と定常損失の性能向上を図ると共に、基板裏面側から注入されるホールの注入量を制御するために備えてある。
そして、セル領域において、n-型ドリフト層2の表層部には、所定厚さ(例えば4μm)、所定不純物濃度(例えば1×1014cm-3)のp型ベース領域3が形成されている。さらに、セル領域におけるIGBT形成領域には、p型ベース領域3を貫通してn-型ドリフト層2まで達するように複数個のトレンチ4が形成されており、このトレンチ4によってp型ベース領域3が複数個に分離されている。具体的には、トレンチ4は複数所定のピッチ(間隔)で形成されており、図1の奥行き方向(紙面垂直方向)において各トレンチ4が平行に延設されたストライプ構造、もしくは並行に延設されたのちその先端部において引き回されることで環状構造とされている。そして、環状構造とされる場合、各トレンチ4が構成する環状構造は複数本ずつを1組として多重リング構造が構成され、隣接する多重リング構造同士の長手方向が平行となるように配置されている。
隣接するトレンチ4によってp型ベース領域3が複数に分割された状態となるが、少なくともその一部は、チャネル領域を構成するチャネルp層3aとなり、このチャネルp層3aの表層部に、チャネルp層3aよりも浅い所定不純物濃度(例えば2×1014cm-3)で構成されたn+型エミッタ領域5が形成されている。なお、本実施形態では、分割された各p型ベース領域3がチャネルp層3aとなる場合を図示してあるが、そのうちの一部がn+型エミッタ領域5が形成されないフロート層とされても良い。
+型エミッタ領域5は、n-型ドリフト層2よりも高不純物濃度で構成され、p型ベース領域3内において終端しており、かつ、トレンチ4の側面に接するように配置されている。より詳しくは、トレンチ4の長手方向に沿って棒状に延設され、トレンチ4の先端よりも内側で終端した構造とされている。
各トレンチ4内は、各トレンチ4の内壁表面を覆うように形成されたゲート絶縁膜6と、このゲート絶縁膜6の表面に形成されたドープトPoly−Si等により構成されるゲート電極7とにより埋め込まれている。
これらのうち、ゲート電極7は、図1とは別断面において互いに電気的に接続され、絶縁膜8上に形成されたドープトPoly−Si層9に接続されている。そして、ドープトPoly−Si層9上の層間絶縁膜10にはコンタクトホール10aが形成されており、このコンタクトホール10aを通じてドープトPoly−Si9とゲート電圧が印加されるゲート配線11とが接続されることで、各ゲート電極7とゲート配線11とが導通させられている。
さらに、n+型エミッタ領域5およびチャネルp層3aは、層間絶縁膜10に形成されたコンタクトホール10bを通じて上部電極12と電気的に接続されており、上部電極12とゲート配線11とは保護膜13などによって電気的に分離されている。そして、p++型コレクタ層1aの裏面側に下部電極14が形成されることにより、IGBTが構成されている。
また、セル領域におけるダイオード形成領域では、n++型カソード層1bと対応する位置においてトレンチ4が形成されていないため、p型ベース領域3をアノードとし、n-型ドリフト層2、n+型FS層2aおよびn++型カソード層1bをカソードとして、PN接合によるダイオードが構成されている。このダイオードにおけるアノードとなるp型ベース領域3は、上部電極12と電気的に接続されており、カソードの一部となるn++型カソード層1bは、下部電極14と電気的に接続されている。
このため、IGBTとダイオードとは、エミッタとアノードとが電気的に接続されると共に、コレクタとカソードとが電気的に接続されることで、同一チップにおいて互いに並列接続された構造とされている。
一方、外周領域においては、n-型ドリフト層2の表層部において、セル領域の外周を囲むようにp型ベース領域3よりも深くされたp型拡散層20が形成されていると共に、更にp型拡散層20の外周を囲むようにp型ガードリング層21が多重リング構造として形成されている。各p型ガードリング層21は、層間絶縁膜10に形成されたコンタクトホール10cを通じて、各p型ガードリング層21と対応して配置された外周電極22に対して電気的に接続されている。各外周電極22は、互いに電気的に分離されており、p型ガードリング層21と同様に多重リング構造とされている。
以上のような構造により、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が構成されている。続いて、本実施形態のIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造方法について説明する。図2〜図4は、本実施形態の半導体装置の製造工程を示した断面図である。
〔図2(a)に示す工程〕
まず、200μm以上で反りのないFZ基板等のn型半導体基板30を用意し、このn型半導体基板30の主表面とは反対側となる裏面にn型不純物をイオン注入すると共にアニール処理を行う。これにより、n型半導体基板30の裏面に例えば深さ1.0〜2.0μmでn+型FS層2aが形成されると共に、n型半導体基板30のうちFS層2a以外の部分によってn-型ドリフト層2が構成される。
〔図2(b)に示す工程〕
次に、n型半導体基板30の裏面側、具体的にはFS層2aのうちカソード層形成予定領域が開口するマスクを用いてさらにn型不純物をイオン注入したのち、アニール処理を行うことで例えば深さ0.5μmでn++型カソード層1bを形成する。
〔図2(c)に示す工程〕
熱酸化を行うことにより酸化膜31を形成する。この熱酸化により、n型不純物が高濃度に注入されているn++型カソード層1bに関しては増速酸化され、酸化膜31の厚みが他の領域よりも厚くなる。このとき、酸化膜31のうちFS層2aとn++型カソード層1bとの境界位置においては、バーズビーク状の丸みを帯びた段差が構成されることになる。
そして、必要に応じて酸化膜31のうちFS層2aの表面に形成された部分を例えばエッチバックなどにより除去する。このとき、n型不純物としてFS層2aにはリン(P)を用い、n++型カソード層1bにはヒ素(As)を用いている場合には、ヒ素の方がリンよりもより増速酸化され易く、酸化膜31のうちn++型カソード層1bの表面に形成される部分の厚みと比べてFS層2aの表面に形成される部分の厚みが十分に薄くなるため、その場合にはFS層2aの表面に形成された部分を除去する必要もない。
〔図2(d)に示す工程〕
酸化膜31をマスクとしてp型不純物をイオン注入すると共に、アニール処理を行うことにより、例えば深さ0.3μmでp++型コレクタ層1aを形成する。これにより、p++型コレクタ層1aが酸化膜31の除去された領域もしくは薄くなっている領域に形成されることになるため、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。また、図2(c)に示す工程で実施した酸化工程によってn++型カソード層1bが食われて凹んでおり、かつ、FS層2aとn++型カソード層1bとの境界位置が丸みを帯びた形状で酸化されていることから、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した状態となる。
〔図3(a)に示す工程〕
n型半導体基板30の裏面側、具体的にはn++型カソード層1bの表面の酸化膜31とp++型コレクタ層1aの表面にPoly−Siもしくはシリコン酸化膜(SiO2)等で構成される接合用層32を成膜する。
〔図3(b)に示す工程〕
接合用層32を介して、n型半導体基板30の裏面側に例えばSi等で構成されるサポート基盤33を接合する。なお、ここではサポート基盤33を接合しているが、接合用層32の表面にSiをCVD法にてデポジションすること、エピタキシャル成長させること、もしくは、他の材料で構成される支持基板を貼り付けること等によって、サポート基盤33をn型半導体基板30の裏面側に配置するようにしても良い。
〔図3(c)に示す工程〕
n型半導体基板30を主表面側から研削もしくはエッチングして薄膜化する。これにより、n-型ドリフト層2として適切な厚さにし、n型半導体基板30にてn-型ドリフト層2を構成する。
〔図3(d)に示す工程〕
-型ドリフト層2の表層部に、p型拡散層20やp型ガードリング層21を形成すると共に、p型ベース領域3を形成する。これらの形成の際には、n型半導体基板30の裏面側において、n++型カソード層1bの表面に酸化膜31が形成されているため、赤外線などを用いて酸化膜31をターゲットとしてp型拡散層20やp型ガードリング層21の形成工程やp型ベース領域3の形成工程におけるp型不純物のイオン注入を行うことができる。また、主表面側における位置合せ用のターゲット作成工程の低減を図ることも可能となる。
〔図4(a)に示す工程〕
IGBT形成領域やダイオード形成領域に、周知の手法により、トレンチ4、n+型エミッタ領域5、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、絶縁膜8、ドープトPoly−Si9、層間絶縁膜10、ゲート配線11、上部電極12および保護膜13を含む素子部を形成することで、MOSデバイスを形成する。また、外周領域にも、外周電極22や保護膜13を形成する。
〔図4(b)に示す工程〕
n型半導体基板30の主表面側、具体的には上部電極12および保護膜13の表面にサポート基盤もしくはテープなどの支持部材34を貼ったのち、n型半導体基板30の裏面側において、サポート基盤33および接合用層32を取り除いてp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bを露出させる。このとき、支持部材34が貼り付けられているため、MOSデバイス等が形成されたn型半導体基板30を薄膜の状態のままハンドリングすることなく取り扱うことができる。
この工程に関しては、どのような手法で行っても良いが、例えば、サポート基盤33および接合用層32をグラインドまたはウェットエッチングによって除去する手法などを採用できる。ウェットエッチングの場合、接合用層32をPoly−Siで構成しているのであれば、Poly−Si面が出たら自動的にエッチングを止め、その後、Poly−SiとSiO2とを選択エッチングすることで精度良く、サポート基盤33および接合用層32を除去することができる。また、サポート基盤33および接合用層32をスライスカット、スマートカット、エルトラン、レーザーリフトオフなどの手法で除去することもできる。
〔図4(c)に示す工程〕
++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bの表面に、下部電極14を形成する。例えば、アルミニウムをデポジションすることにより、下部電極14を形成することができる。このとき、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bとの段差により、下部電極14の最表面に段差が形成されることになる。しかし、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bとの段差が丸みを持ったものであるため、その上に形成された下部電極14の最表面の段差も丸みを持った構造となる。また、このようにp++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bとの段差が丸みを持った構造であるため、その上に下部電極14を形成しても、メタルの未成長やメタルクラックが発生することなく、良好に下部電極14を形成することができる。
〔図4(d)に示す工程〕
下部電極14の最表面を平坦化する。上述したように、下部電極14の最表面の段差は、丸みを持った構造であるため、最表面の平坦化を必ずしも行わなければならない訳ではないが、平坦化を行うことにより、下部電極14を実装する際に段差の影響が無くなり、より良好な接合が行えるようにできる。このため、ここでは下部電極14の最表面の平坦化を行っている。例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により平坦化を行うことができる。
最後に、支持部材34を剥がすことにより、図1に示すIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置を得る。このとき、n型半導体基板30の裏面側、つまり下部電極14にダイシングテープを貼り付けておき、その状態でダイシングを行うようにすれば、この工程でもMOSデバイス等が形成されたn型半導体基板30を薄膜の状態のままハンドリングすることなく取り扱うことができる。
以上のようにして、図1に示すIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が完成する。
このように、本実施形態で説明したIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造方法によれば、MOSデバイス形成前に予めFS層2aやp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bを形成しているため、レーザアニール以外のアニールも行える。また、MOSデバイス形成前にサポート基盤33を接合しているため、薄膜状態でのハンドリングを行わなくて済む。
さらに、本実施形態の製造方法によれば、n++型カソード層1bに対してp++型コレクタ層1aが自己整合的に形成されるようにしている。このため、IGBTのp++型コレクタ層1aとダイオードの第1導電型層に相当するn++型カソード層1bとの位置関係のズレを防止できる。
また、本実施形態の製造方法により構成した半導体装置では、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した状態となっている。このため、以下の効果を得ることができる。
すなわち、半導体装置のうちのIGBT部分は、トレンチゲートによる曲率を持った接合であるため、ダイオード部分に対して降伏電圧は小さくなる。そのため、従来の裏面がフラットな構造のIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置では、IGBT部分の耐圧を考慮してn-型ドリフト層2もしくはFS層2aを厚くしており、ダイオード部分の定常損失を犠牲にしていた。
これに対して、本実施形態のように、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した構造であれば、降伏電圧が比較的小さいIGBTのみFS層2aを厚くできるため、IGBTのみ厚いSi厚さを得ることができ、ダイオード部分の定常損失を犠牲にし無くてもよくなる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図5〜図7は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図5(a)に示す工程では、図2(a)と同様の工程により、n型半導体基板30の裏面にFS層2aを形成する。続く、図5(b)に示す工程では、FS層2aの表面にシリコン窒化膜(SiN)41を形成し、その後、シリコン窒化膜41をフォトリソグラフィエッチングにてパターニングすることで、p++型コレクタ層1aの形成予定位置を開口させる。このとき、後工程でのチャネリングを防止するために、シリコン窒化膜41の形成前にシリコン酸化膜を500Å程度堆積しておいても良い。そして、シリコン窒化膜41をマスクとしてp型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでp++型コレクタ層1aを形成する。
次に、図5(c)に示す工程では、シリコン窒化膜41をマスクとした熱酸化を行う。これにより、シリコン窒化膜41が形成されていないp++型コレクタ層1aの表面にのみ酸化膜42が形成される。この工程でもp++型コレクタ層1aの表面が増速酸化されることになるが、Asが注入された場合のように顕著な増速酸化ではないため、シリコン窒化膜41で覆った状態で熱酸化することで、確実にp++型コレクタ層1aの表面の酸化膜42の厚みを厚くしつつ、それ以外の領域が酸化されないようにできる。そして、このような酸化工程により、p++型コレクタ層1aと後でn++型カソード層1bとなるFS層2aそれぞれの表面の間の段差が酸化によって形成された丸みを持った構造となる。
その後、図5(d)に示す工程でシリコン窒化膜41を除去したのち、図5(e)に示す工程で酸化膜42をマスクとしてn型不純物をイオン注入し、さらにアニール処理を行うことでn++型カソード層1bを形成する。これにより、n++型カソード層1bが酸化膜42の無い領域に形成されることになるため、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。また、図5(c)に示す工程で実施した酸化工程によってp++型コレクタ層1aが食われて凹んでおり、かつ、FS層2aとp++型コレクタ層1aとの境界位置が丸みを帯びた形状で酸化されていることから、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した状態となる。
次に、図6(a)に示す工程で、n型半導体基板30の裏面側、具体的には ++コレクタ層1の表面の酸化膜42 ++カソード層1の表面にPoly−Siもしくはシリコン酸化膜(SiO2)等で構成される接合用層32を成膜する。そして、図6(b)に示す工程で、接合用層32を介して、n型半導体基板30の裏面側に例えばSi等で構成されるサポート基盤33を接合する。
また、図6(c)に示す工程で、n型半導体基板30を主表面側から研削もしくはエッチングして薄膜化させることでn-型ドリフト層2を構成したのち、図6(d)に示す工程で、n-型ドリフト層2の表層部に、p型拡散層20やp型ガードリング層21を形成すると共に、p型ベース領域3を形成する。これらの形成の際には、n型半導体基板30の裏面側において、 ++コレクタ層1の表面に酸化膜42が形成されているため、赤外線などを用いて酸化膜31をターゲットとしてp型拡散層20やp型ガードリング層21の形成工程やp型ベース領域3の形成工程におけるp型不純物のイオン注入を行うことができる。また、主表面側における位置合せ用のターゲット作成工程の低減を図ることも可能となる。
続く、図7(a)に示す工程では、IGBT形成領域やダイオード形成領域に、周知の手法により、トレンチ4、n+型エミッタ領域5、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、絶縁膜8、ドープトPoly−Si9、層間絶縁膜10、ゲート配線11、上部電極12および保護膜13を形成することで、MOSデバイスを形成する。また、外周領域にも、外周電極22や保護膜13を形成する。また、図7(b)に示す工程では、n型半導体基板30の主表面側、具体的には上部電極12および保護膜13の表面にサポート基盤もしくはテープなどの支持部材34を貼ったのち、n型半導体基板30の裏面側において、サポート基盤33および接合用層32を取り除いてp++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bを露出させる。このとき、支持部材34が貼り付けられているため、MOSデバイス等が形成されたn型半導体基板30を薄膜の状態のままハンドリングすることなく取り扱うことができる。この工程に関しても、第1実施形態で示した図4(b)と同様、どのような手法で行っても良い。
また、図7(c)に示す工程では、p++型コレクタ層1aおよびn++型カソード層1bの表面に、下部電極14を形成する。このときにも、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bとの段差がLOCOS酸化によって形成された丸みを持ったものであるため、その上に形成された下部電極14の最表面の段差も丸みを持った構造となる。また、このようにp++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bとの段差が丸みを持った構造であるため、その上に下部電極14を形成しても、メタルの未成長やメタルクラックが発生することなく、良好に下部電極14を形成することができる。
そして、図7(d)に示す工程で、例えば、CMPにより下部電極14の最表面を平坦化する。この最表面の平坦化についても、下部電極14の最表面の段差が丸みを持った構造であるため、必ずしも行わなければならない訳ではないが、平坦化を行うことにより、下部電極14を実装する際に段差の影響が無くなり、より良好な接合が行えるようにできる。
最後に、支持部材34を剥がす。このとき、n型半導体基板30の裏面側、つまり下部電極14にダイシングテープを貼り付けておき、その状態でダイシングを行うようにすれば、この工程でもMOSデバイス等が形成されたn型半導体基板30を薄膜の状態のままハンドリングすることなく取り扱うことができる。
これにより、図8に示す構造のIGBTとダイオードが一体化された半導体装置が完成する。この半導体装置は、基本的には図1に示した第1実施形態の半導体装置と同様の構造となるが、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した構造となる。
このように、p++型コレクタ層1aをn++型カソード層1bよりも先に形成しておき、p++型コレクタ層1aを酸化させて酸化膜42を形成した後、酸化膜42をマスクとしてn++型カソード層1bを形成するようにしても良い。
さらに、本実施形態のように製造した半導体装置では、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した状態となっている。このため、以下の効果を得ることができる。
すなわち、n-型ドリフト層2もしくはFS層2aは、素子耐圧を確保する範囲内で、定常損失を低減するために、より薄く設計されるが、半導体装置の使われ方によっては、ダイオードのリカバリサージ電圧が支配的になる場合がある。このリカバリサージ電圧を低減するためには、ダイオードのn-型ドリフト層2もしくはFS層2aを厚くし、リカバリ時に少数キャリアを少しでもn-型ドリフト層2およびFS層2aのカソード側に存在させておく必要がある。
これに対して、本実施形態のように、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した構造であれば、ダイオードのみFS層2aを厚くできるため、IGBT部分の定常損失を犠牲にすることなく、ダイオードの損失特性を良好に保つことができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図9〜図11は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図9(a)に示す工程では、図2(a)と同様の工程により、n型半導体基板30の裏面にFS層2aを形成する。続く、図9(b)に示す工程では、n型半導体基板30の裏面側、具体的にはFS層2aのうちコレクタ層形成予定領域が開口するマスクを用いてさらにp型不純物をイオン注入したのち、アニール処理を行うことで例えば深さ0.5μmでp++型コレクタ層1aを形成する。
その後、図9(c)に示す工程では、熱酸化を行うことにより酸化膜31を形成する。この熱酸化により、n型不純物が高濃度に注入されているp++型コレクタ層1aに関しては増速酸化され、酸化膜31の厚みが他の領域よりも厚くなる。このとき、酸化膜31のうちFS層2aとp++型コレクタ層1aとの境界位置においては、バーズビーク状の丸みを帯びた段差が構成されることになる。そして、必要に応じて酸化膜31のうちFS層2aの表面に形成された部分を例えばエッチバックなどにより除去する。
酸化膜31をマスクとしてn型不純物をイオン注入すると共に、アニール処理を行うことにより、例えば深さ0.3μmでp++型コレクタ層1aを形成する。これにより、n++型カソード層1bが酸化膜31の除去された領域もしくは薄くなっている領域に形成されることになるため、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。また、図9(c)に示す工程で実施した酸化工程によってp++型コレクタ層1aが食われて凹んでおり、かつ、FS層2aとp++型コレクタ層1aとの境界位置が丸みを帯びた形状で酸化されていることから、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した状態となる。
この後は、図10(a)〜(d)および図11(a)〜(d)に示す工程において、図3(a)〜(d)および図4(a)〜(d)に示す工程と同様の工程を行うことにより、IGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が完成する。
このように、p++型コレクタ層1aをn++型カソード層1bよりも先に形成しておき、p++型コレクタ層1aを増速酸化したのち、酸化膜31をマスクとしてn++型カソード層1bを形成することもできる。
このように製造された半導体装置は、基本的には図1に示した第1実施形態の半導体装置と同様の構造となるが、第2実施形態で示した図8に示す半導体装置と同様、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した構造となる。このため、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、第2実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図12〜図14は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図12(a)に示す工程では、図2(a)と同様の工程により、n型半導体基板30の裏面にFS層2aを形成する。続く、図12(b)に示す工程では、FS層2aの表面にシリコン窒化膜41を形成し、その後、シリコン窒化膜41をフォトリソグラフィエッチングにてパターニングすることで、n++型カソード層1bの形成予定位置を開口させる。このときにも、シリコン窒化膜41の形成前にシリコン酸化膜を500Å程度堆積しておいても良い。そして、シリコン窒化膜41をマスクとしてn型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでn++型カソード層1bを形成する。
次に、図12(c)に示す工程では、シリコン窒化膜41をマスクとした熱酸化を行う。これにより、シリコン窒化膜41が形成されていないn++型カソード層1bの表面にのみ酸化膜42が形成される。そして、このような酸化工程により、n++型カソード層1bと後でp++型コレクタ層1aとなるFS層2aそれぞれの表面の間の段差が酸化によって形成された丸みを持った構造となる。
その後、図12(d)に示す工程でシリコン窒化膜41を除去したのち、酸化膜42をマスクとしてp型不純物をイオン注入し、さらにアニール処理を行うことでp++型コレクタ層1aを形成する。これにより、p++型コレクタ層1aが酸化膜42の無い領域に形成されることになるため、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。また、図12(c)に示す工程で実施した酸化工程によってn++型カソード層1bが食われて凹んでおり、かつ、FS層2aとn++型カソード層1bとの境界位置が丸みを帯びた形状で酸化されていることから、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した状態となる。
この後は、図13(a)〜(d)および図14(a)〜(d)に示す工程において、図3(a)〜(d)および図4(a)〜(d)に示す工程と同様の工程を行うことにより、IGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が完成する。
このように、p++型コレクタ層1aよりも先にn++型カソード層1bを形成しておき、
++型カソード層1bを酸化させて酸化膜42を形成した後、酸化膜42をマスクとしてp++型コレクタ層1aを形成するようにしても良い。
このように製造された半導体装置は、図1に示した第1実施形態の半導体装置と同様の構造となり、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した構造となる。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図15〜図17は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図15(a)に示す工程では、n型半導体基板30を用意したのち、n型半導体基板30の裏面全面にp型不純物をイオン注入し、さらにアニール処理を行うことでp++型コレクタ層1aを形成する。ここでは、n型半導体基板30にFS層2aを形成していないものを図示してあるが、勿論FS層2aを備えるようにしても良い。
続く、図15(b)に示す工程では、n型半導体基板30の裏面にシリコン窒化膜41を形成し、その後、シリコン窒化膜41をフォトリソグラフィエッチングにてパターニングすることで、n++型カソード層1bの形成予定位置を開口させる。このときにも、シリコン窒化膜41の形成前にシリコン酸化膜を500Å程度堆積しておいても良い。そして、シリコン窒化膜41をマスクとしてSiエッチングを行い、n++型カソード層1bの形成予定位置においてp++型コレクタ層1aを除去してn型半導体基板30を露出させるための凹部を形成する。さらに、シリコン窒化膜41をマスクとしてn型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでn++型カソード層1bを形成する。これにより、n++型カソード層1bが酸化膜42の無い領域に形成されることになるため、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。
次に、図15(c)に示す工程では、シリコン窒化膜41をマスクとした熱酸化を行う。これにより、シリコン窒化膜41が形成されていないn++型カソード層1bの表面にのみ酸化膜42が形成される。そして、このような酸化工程により、n++型カソード層1bとp++型コレクタ層1aのそれぞれの表面の間の段差が酸化によって形成された丸みを持った構造となる。このため、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した状態となる。
その後は、図15(d)、図16(a)〜(d)および図17(a)〜(c)に示す工程において、図3(a)〜(d)および図4(a)〜(d)に示す工程と同様の工程を行うことにより、IGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が完成する。
このように、p++型コレクタ層1aをn型半導体基板30の裏面全面に形成しておき、その後、シリコン窒化膜41をマスクとしてn++型カソード層1bの形成予定位置に凹部を形成してp++型コレクタ層1aを除去し、その凹部内にn++型カソード層1bを形成するようにしても良い。
このように製造された半導体装置は、図1に示した第1実施形態の半導体装置と同様の構造となり、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した構造となる。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、第5実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図18は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図18(a)に示す工程では、n型半導体基板30を用意したのち、n型半導体基板30の裏面全面にn型不純物をイオン注入し、さらにアニール処理を行うことでn++型カソード層1bを形成する。ここでは、n型半導体基板30にFS層2aを形成していないものを図示してあるが、勿論FS層2aを備えるようにしても良い。
続く、図18(b)に示す工程では、n型半導体基板30の裏面にシリコン窒化膜41を形成し、その後、シリコン窒化膜41をフォトリソグラフィエッチングにてパターニングすることで、p++型コレクタ層1aの形成予定位置を開口させる。このときにも、シリコン窒化膜41の形成前にシリコン酸化膜を500Å程度堆積しておいても良い。そして、シリコン窒化膜41をマスクとしてSiエッチングを行い、p++型コレクタ層1aの形成予定位置においてn++型カソード層1bを除去してn型半導体基板30を露出させるための凹部を形成する。さらに、シリコン窒化膜41をマスクとしてp型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでp++型コレクタ層1aを形成する。これにより、p++型コレクタ層1aが酸化膜42の無い領域に形成されることになるため、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。
次に、図18(c)に示す工程では、シリコン窒化膜41をマスクとした熱酸化を行う。これにより、シリコン窒化膜41が形成されていないp++型コレクタ層1aの表面にのみ酸化膜42が形成される。そして、このような酸化工程により、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bのそれぞれの表面の間の段差が酸化によって形成された丸みを持った構造となる。このため、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した状態となる。
その後は図示しないが、図3(a)〜(d)および図4(a)〜(d)に示す工程と同様の工程を行うことにより、IGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が完成する。
このように、第5実施形態に対して、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成順序を逆にし、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bよりも後で形成されるようにしても良い。
さらに、本実施形態のように製造した半導体装置では、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した状態となっている。このため、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態では、第5実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図19〜図21は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図19(a)に示す工程でn型半導体基板30を用意する。ここでは、n型半導体基板30にFS層2aを形成していないものを図示してあるが、勿論FS層2aを備えるようにしても良い。次に、図19(b)に示す工程では、n型半導体基板30の裏面にシリコン窒化膜41を形成し、その後、シリコン窒化膜41をフォトリソグラフィエッチングにてパターニングすることで、n++型カソード層1bの形成予定位置を開口させる。このときにも、シリコン窒化膜41の形成前にシリコン酸化膜を500Å程度堆積しておいても良い。そして、シリコン窒化膜41をマスクとしてSiエッチングを行い、n++型カソード層1bの形成予定位置において凹部を形成する。さらに、シリコン窒化膜41をマスクとしてn型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでn++型カソード層1bを形成する。これにより、n++型カソード層1bが酸化膜42の無い領域に形成されることになる。
続いて、図19(c)に示す工程では、シリコン窒化膜41をマスクとした熱酸化を行う。これにより、シリコン窒化膜41が形成されていないn++型カソード層1bの表面にのみ酸化膜42が形成される。そして、このような酸化工程により、n++型カソード層1bとp++型コレクタ層1aの形成予定位置のそれぞれの表面の間の段差が酸化によって形成された丸みを持った構造となる。
この後、図19(d)に示す工程でシリコン窒化膜41を除去したのち、図19(e)に示す工程において、酸化膜42をマスクとしてp型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでp++型コレクタ層1aを形成する。これにより、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。また、n++型カソード層1bが凹部内に形成され、p++型コレクタ層1aが凹部外に形成されるため、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した状態となる。
その後は、図20(a)〜(d)および図21(a)〜(d)に示す工程において、図3(a)〜(d)および図4(a)〜(d)に示す工程と同様の工程を行うことにより、IGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が完成する。
このように、n型半導体基板30におけるn++型カソード層1bの形成予定位置に凹部を形成しておき、その凹部内にn++型カソード層1bを形成し、その後、凹部内に酸化膜42を形成し、それをマスクとしてp++型コレクタ層1aを形成することもできる。
このように製造された半導体装置は、図1に示した第1実施形態の半導体装置と同様の構造となり、p++型コレクタ層1aがn++型カソード層1bに対して滑らかに突き出した構造となる。このため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態では、第7実施形態に対して半導体装置の製造方法の一部を変更したものであり、その他に関しては第7実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図22は、本実施形態にかかるIGBTとダイオードとを一体化した半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図22(a)に示す工程でn型半導体基板30を用意する。ここでは、n型半導体基板30にFS層2aを形成していないものを図示してあるが、勿論FS層2aを備えるようにしても良い。
続いて、図22(b)に示す工程では、n型半導体基板30の裏面にシリコン窒化膜41を形成し、その後、シリコン窒化膜41をフォトリソグラフィエッチングにてパターニングすることで、p++型コレクタ層1aの形成予定位置を開口させる。このときにも、シリコン窒化膜41の形成前にシリコン酸化膜を500Å程度堆積しておいても良い。そして、シリコン窒化膜41をマスクとしてSiエッチングを行い、p++型コレクタ層1aの形成予定位置において凹部を形成する。さらに、シリコン窒化膜41をマスクとしてp型不純物をイオン注入し、アニール処理を行うことでp++型コレクタ層1aを形成する。
次に、図22(c)に示す工程では、シリコン窒化膜41をマスクとした熱酸化を行う。これにより、シリコン窒化膜41が形成されていないp++型コレクタ層1aの表面にのみ酸化膜42が形成される。そして、このような酸化工程により、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成予定位置のそれぞれの表面の間の段差が酸化によって形成された丸みを持った構造となる。
そして、図22(d)に示す工程では、酸化膜42をマスクとしてn型半導体基板30の裏面全面にn型不純物をイオン注入し、さらにアニール処理を行うことでn++型カソード層1bを形成する。これにより、n++型カソード層1bが酸化膜42の無い領域に形成されることになるため、n++型カソード層1bがp++型コレクタ層1aに対して自己整合的(セルフアライン)に形成される。したがって、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成位置にズレが発生しないようにできる。また、p++型コレクタ層1aが凹部内に形成され、n++型カソード層1bが凹部外に形成されるため、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した状態となる。
その後は図示しないが、図3(a)〜(d)および図4(a)〜(d)に示す工程と同様の工程を行うことにより、IGBTとダイオードとを一体化した半導体装置が完成する。
このように、第7実施形態に対して、p++型コレクタ層1aとn++型カソード層1bの形成順序を逆にし、p++型コレクタ層1aよりもn++型カソード層1bが後で形成されるようにしても良い。
さらに、本実施形態のように製造した半導体装置では、p++型コレクタ層1aに対してn++型カソード層1bが滑らかに突き出した状態となっている。このため、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記第1実施形態では、FS層2aおよびn++型カソード層1bの表面がすべて酸化されるようにした場合について説明したが、FS層2aの表面をシリコン窒化膜で覆った状態で増速酸化を行うことにより、シリコン窒化膜で覆われたFS層2aの表面には酸化膜31が形成されず、n++型カソード層1bの表面にのみ酸化膜31が形成されるようにしても良い。
このようにすれば、増速酸化が顕著でない場合であっても、シリコン窒化膜で覆われた所に酸化膜31が形成されないようにできるため、その後にシリコン窒化膜を除去することで、所望位置にp++型コレクタ層1aを形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行うことができる。
(2)上記実施形態では、第1導電型をn型、第2導電型をp型とするnチャネルタイプのIGBTを例に挙げて説明したが、各部の導電型を反転させたpチャネルタイプのIGBTについても本発明を適用することができる。その場合、IGBT形成領域では、n++型コレクタ層となり、その上にp+型のFS層、pー型ドリフト層、n型ベース領域、p+型エミッタ領域が形成され、ダイオード形成領域では、p++型アノード領域、p+型のFS層およびpー型ドリフト層をアノード、n型ベース領域をカソードとするPN接合が形成されることになる。
(3)なお、本発明における第1導電型層とは、ダイオード形成領域における裏面側、すなわちnチャネルタイプのIGBTと同チップで形成されるダイオードの場合にはn++型カソード層1b、pチャネルタイプのIGBTと同チップで形成されるダイオードの場合にはp++型アノード領域のことを意味している。
1a p++型コレクタ層
1b n++型カソード層
2 n-型ドリフト層
2a FS層
3 p型ベース領域
4 トレンチ
5 n+型エミッタ領域
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
12 上部電極
14 下部電極
30 n型半導体基板
31 酸化膜
32 接合用層
33 サポート基盤
34 支持部材
41 シリコン窒化膜
42 酸化膜

Claims (12)

  1. ダイオード形成領域に備えられる第1導電型層(1b)およびIGBT形成領域に形成される第2導電型のコレクタ層(1a)と、
    前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の上に配置された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離するトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第1導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7)と、
    前記ベース領域(3)および前記エミッタ領域(5)に電気的に接続された上部電極(12)と、
    前記コレクタ層(1a)の裏面側に形成された下部電極(14)とを備え、
    前記IGBT形成領域に備えられた前記コレクタ層(1a)、前記ドリフト層(2)、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)内に形成された前記ゲート電極(7)にてIGBTを構成すると共に、
    前記ダイオード形成領域に備えられた前記第1導電型層(1b)および前記ドリフト層(2)と、第2導電型の前記ベース領域とによるPN接合にてダイオードを構成し、前記IGBTと前記ダイオードとが一体化された半導体装置の製造方法であって、
    主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、
    前記半導体基板(30)における裏面に対して、前記コレクタ層(1a)の形成予定領域が開口するマスク(41)を用いて、前記コレクタ層(1a)を形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行う工程と、
    前記コレクタ層(1a)を増速酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、
    前記酸化膜(42)をマスクとして、前記半導体基板(30)における裏面に対して前記第1導電型層(1b)を形成するための第1導電型不純物のイオン注入を行う工程と、
    前記半導体基板(30)における前記酸化膜(42)および前記第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、
    前記薄膜化した前記半導体基板(30)の主表面に、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)、前記ゲート絶縁膜(6)、前記ゲート電極(7)および前記上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、
    前記素子部を形成する工程では、前記酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、前記半導体基板(30)の裏面の前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)との位置あわせを行って、前記半導体基板(30)の主表面側の前記素子部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記コレクタ層(1a)を形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行う工程では、前記マスクとしてシリコン窒化膜(41)を用い、前記酸化膜(42)を形成する工程では、前記シリコン窒化膜(41)をマスクとして前記増速酸化を行うことにより、前記シリコン窒化膜(41)にて覆われた部分に前記酸化膜(42)が形成されないようにすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. ダイオード形成領域に備えられる第1導電型層(1b)およびIGBT形成領域に形成される第2導電型のコレクタ層(1a)と、
    前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の上に配置された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離するトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第1導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7)と、
    前記ベース領域(3)および前記エミッタ領域(5)に電気的に接続された上部電極(12)と、
    前記コレクタ層(1a)の裏面側に形成された下部電極(14)とを備え、
    前記IGBT形成領域に備えられた前記コレクタ層(1a)、前記ドリフト層(2)、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)内に形成された前記ゲート電極(7)にてIGBTを構成すると共に、
    前記ダイオード形成領域に備えられた前記第1導電型層(1b)および前記ドリフト層(2)と、第2導電型の前記ベース領域とによるPN接合にてダイオードを構成し、前記IGBTと前記ダイオードとが一体化された半導体装置の製造方法であって、
    主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、
    前記半導体基板(30)における裏面に対して、前記第1導電型層(1b)の形成予定領域が開口するマスク(41)を用いて、前記第1導電型層(1b)を形成するための第1導電型不純物のイオン注入を行う工程と、
    熱酸化を行うことにより、前記第1導電型層(1b)を増速酸化させて酸化膜(31)を形成する工程と、
    前記酸化膜(31)をマスクとして前記コレクタ層(1a)を形成するための第2導電型不純物のイオン注入を行う工程と、
    前記半導体基板(30)における前記酸化膜(31)および前記コレクタ層(1a)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、
    前記薄膜化した前記半導体基板(30)の主表面に、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)、前記ゲート絶縁膜(6)、前記ゲート電極(7)および前記上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、
    前記素子部を形成する工程では、前記酸化膜(31)をアライメントのターゲットとして用いて、前記半導体基板(30)の裏面の前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)との位置あわせを行って、前記半導体基板(30)の主表面側の前記素子部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1導電型層(1b)を形成するための第1導電型不純物のイオン注入を行う工程では、前記マスクとしてシリコン窒化膜(41)を用い、前記酸化膜(31)を形成する工程では、前記シリコン窒化膜をマスクとして前記増速酸化を行うことにより、前記シリコン窒化膜にて覆われた部分に前記酸化膜(31)が形成されないようにすることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. ダイオード形成領域に備えられる第1導電型層(1b)およびIGBT形成領域に形成される第2導電型のコレクタ層(1a)と、
    前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の上に配置された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離するトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第1導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7)と、
    前記ベース領域(3)および前記エミッタ領域(5)に電気的に接続された上部電極(12)と、
    前記コレクタ層(1a)の裏面側に形成された下部電極(14)とを備え、
    前記IGBT形成領域に備えられた前記コレクタ層(1a)、前記ドリフト層(2)、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)内に形成された前記ゲート電極(7)にてIGBTを構成すると共に、
    前記ダイオード形成領域に備えられた前記第1導電型層(1b)および前記ドリフト層(2)と、第2導電型の前記ベース領域とによるPN接合にてダイオードを構成し、前記IGBTと前記ダイオードとが一体化された半導体装置の製造方法であって、
    主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、
    前記半導体基板(30)における裏面全面に第2導電型不純物のイオン注入を行うことで前記コレクタ層(1a)を形成する工程と、
    前記第1導電型層(1b)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、前記第1導電型層(1b)の形成予定領域において凹部を形成することにより、前記コレクタ層(1a)を除去して前記半導体基板(30)を露出させる工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した前記半導体基板(30)に対して第1導電型不純物のイオン注入を行うことで前記第1導電型層(1b)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)にて前記コレクタ層(1a)を覆った状態で、前記第1導電型層(1b)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)を除去した後、前記半導体基板(30)における前記酸化膜(42)および前記第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、
    前記薄膜化した前記半導体基板(30)の主表面に、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)、前記ゲート絶縁膜(6)、前記ゲート電極(7)および前記上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、
    前記素子部を形成する工程では、前記酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、前記半導体基板(30)の裏面の前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)との位置あわせを行って、前記半導体基板(30)の主表面側の前記素子部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. ダイオード形成領域に備えられる第1導電型層(1b)およびIGBT形成領域に形成される第2導電型のコレクタ層(1a)と、
    前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の上に配置された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離するトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第1導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7)と、
    前記ベース領域(3)および前記エミッタ領域(5)に電気的に接続された上部電極(12)と、
    前記コレクタ層(1a)の裏面側に形成された下部電極(14)とを備え、
    前記IGBT形成領域に備えられた前記コレクタ層(1a)、前記ドリフト層(2)、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)内に形成された前記ゲート電極(7)にてIGBTを構成すると共に、
    前記ダイオード形成領域に備えられた前記第1導電型層(1b)および前記ドリフト層(2)と、第2導電型の前記ベース領域とによるPN接合にてダイオードを構成し、前記IGBTと前記ダイオードとが一体化された半導体装置の製造方法であって、
    主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、
    前記半導体基板(30)における裏面全面に第1導電型不純物のイオン注入を行うことで前記第1導電型層(1b)を形成する工程と、
    前記コレクタ層(1a)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、前記コレクタ層(1a)の形成予定領域において凹部を形成することにより、前記第1導電型層(1b)を除去して前記半導体基板(30)を露出させる工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した前記半導体基板(30)に対して第2導電型不純物のイオン注入を行うことで前記コレクタ層(1a)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)にて前記第1導電型層(1b)を覆った状態で、前記コレクタ層(1a)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)を除去した後、前記半導体基板(30)における前記酸化膜(42)および前記第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、
    前記薄膜化した前記半導体基板(30)の主表面に、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)、前記ゲート絶縁膜(6)、前記ゲート電極(7)および前記上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、
    前記素子部を形成する工程では、前記酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、前記半導体基板(30)の裏面の前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)との位置あわせを行って、前記半導体基板(30)の主表面側の前記素子部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. ダイオード形成領域に備えられる第1導電型層(1b)およびIGBT形成領域に形成される第2導電型のコレクタ層(1a)と、
    前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の上に配置された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離するトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第1導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7)と、
    前記ベース領域(3)および前記エミッタ領域(5)に電気的に接続された上部電極(12)と、
    前記コレクタ層(1a)の裏面側に形成された下部電極(14)とを備え、
    前記IGBT形成領域に備えられた前記コレクタ層(1a)、前記ドリフト層(2)、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)内に形成された前記ゲート電極(7)にてIGBTを構成すると共に、
    前記ダイオード形成領域に備えられた前記第1導電型層(1b)および前記ドリフト層(2)と、第2導電型の前記ベース領域とによるPN接合にてダイオードを構成し、前記IGBTと前記ダイオードとが一体化された半導体装置の製造方法であって、
    主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、
    前記第1導電型層(1b)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、前記第1導電型層(1b)の形成予定領域において前記半導体基板(30)に対して凹部を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した前記半導体基板(30)に対して第1導電型不純物のイオン注入を行うことで前記第1導電型層(1b)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)にて前記半導体基板(30)における前記コレクタ層(1a)の形成予定領域を覆った状態で、前記第1導電型層(1b)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)を除去した後、前記酸化膜(42)をマスクとして前記半導体基板(30)における裏面に第2導電型不純物のイオン注入を行うことで前記コレクタ層(1a)を形成する工程と、
    前記半導体基板(30)における前記酸化膜(42)および前記第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、
    前記薄膜化した前記半導体基板(30)の主表面に、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)、前記ゲート絶縁膜(6)、前記ゲート電極(7)および前記上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、
    前記素子部を形成する工程では、前記酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、前記半導体基板(30)の裏面の前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)との位置あわせを行って、前記半導体基板(30)の主表面側の前記素子部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. ダイオード形成領域に備えられる第1導電型層(1b)およびIGBT形成領域に形成される第2導電型のコレクタ層(1a)と、
    前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の上に配置された第1導電型のドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層(2)の上に形成された第2導電型のベース領域(3)と、
    前記ベース領域(3)を貫通して前記ドリフト層(2)に達するように形成されることにより前記ベース領域(3)を複数に分離するトレンチ(4)と、
    複数に分離された前記ベース領域(3)に形成され、該ベース領域(3)内において前記トレンチ(4)の側面に接するように形成された第1導電型のエミッタ領域(5)と、
    前記トレンチ(4)の表面上に形成されたゲート絶縁膜(6)と、
    前記トレンチ(4)内において、前記ゲート絶縁膜(6)の上に形成されたゲート電極(7)と、
    前記ベース領域(3)および前記エミッタ領域(5)に電気的に接続された上部電極(12)と、
    前記コレクタ層(1a)の裏面側に形成された下部電極(14)とを備え、
    前記IGBT形成領域に備えられた前記コレクタ層(1a)、前記ドリフト層(2)、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)内に形成された前記ゲート電極(7)にてIGBTを構成すると共に、
    前記ダイオード形成領域に備えられた前記第1導電型層(1b)および前記ドリフト層(2)と、第2導電型の前記ベース領域とによるPN接合にてダイオードを構成し、前記IGBTと前記ダイオードとが一体化された半導体装置の製造方法であって、
    主表面および該主表面と反対側となる裏面を有する第1導電型の半導体基板(30)を用意する工程と、
    前記コレクタ層(1a)の形成予定領域が開口するシリコン窒化膜(41)をマスクとして用い、前記コレクタ層(1a)の形成予定領域において前記半導体基板(30)に対して凹部を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)をマスクとして用いて、露出した前記半導体基板(30)に対して第2導電型不純物のイオン注入を行うことで前記コレクタ層(1a)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)にて前記半導体基板(30)における前記第1導電型層(1b)の形成予定領域を覆った状態で、前記コレクタ層(1a)を酸化させて酸化膜(42)を形成する工程と、
    前記シリコン窒化膜(41)を除去した後、前記酸化膜(42)をマスクとして前記半導体基板(30)における裏面に第1導電型不純物のイオン注入を行うことで前記第1導電型層(1b)を形成する工程と、
    前記半導体基板(30)における前記酸化膜(42)および前記第1導電型層(1b)側にサポート基盤(33)を接合する工程と、
    前記サポート基盤(33)にて支持した状態で前記半導体基板(30)の主表面側を薄膜化する工程と、
    前記薄膜化した前記半導体基板(30)の主表面に、前記ベース領域(3)、前記エミッタ領域(5)および前記トレンチ(4)、前記ゲート絶縁膜(6)、前記ゲート電極(7)および前記上部電極(12)を含む素子部を形成する工程と、を含み、
    前記素子部を形成する工程では、前記酸化膜(42)をアライメントのターゲットとして用いて、前記半導体基板(30)の裏面の前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)との位置あわせを行って、前記半導体基板(30)の主表面側の前記素子部を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記素子部を形成する工程を行ったのち、前記半導体基板(30)の主表面側において支持部材(34)を貼り付ける工程と、
    前記支持部材(34)にて支持した状態で前記サポート基盤(33)を除去し、前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)を露出させる工程と、
    露出した前記第1導電型層(1b)および前記コレクタ層(1a)の表面に前記下部電極(14)を形成する工程と、を含んでいることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記下部電極(14)を平坦化する工程を含んでいることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記下部電極(14)に対してダイシングテープを貼り付けたのち前記支持部材(34)を除去し、前記ダイシングテープを貼り付けた状態でチップ単位にダイシングする工程を含んでいることを特徴とする請求項9または10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記半導体基板(30)における裏面に対してフィールドストップ層(2a)を形成する工程を含み、
    前記コレクタ層(1a)を形成するためのイオン注入工程および前記第1導電型層(1b)を形成するためのイオン注入工程を前記フィールドストップ層(2a)の形成後に行うことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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