JP4947030B2 - 多分岐通信システム - Google Patents

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この発明は、同期系ネットワークに接続する多分岐通信システム、特にPONシステム(Passive Optical Networkシステム)における誤同期の防止技術に関するものである。
従来の多分岐通信システムとして、例えば特許文献1に記載されたものがある。図10は、従来の多分岐通信システム(PONシステム)を示す構成図である。この従来のシステムでは、センター側端局装置(Optical Line Terminal;OLT)は、接続された複数の子局装置(Optical Network Unit;ONU)に対応したデータパターンを所定のフレームフォーマットに従って順次並べた下り信号を、クロック信号に同期させて送信している。一方、子局装置(ONU)は、センター側端局装置(OLT)からの下り信号を受信すると、この下り信号から自局あてのデータとともにクロック信号を抽出している。このような構成により、多分岐通信システムのセンター側端局装置に網同期用基準クロック信号を使用することによって、子局装置は網同期用基準クロック信号を取得しこれに同期して動作することができるため、この多分岐通信システムに同期系加入者システムや基地局間同期を取る必要のある移動体システムを収容することが可能であった。図11は、同期系ネットワークに本多分岐通信システムを適用した場合のシステム構成図である。
特開2004−166047 特開2007−201842
特許文献1に記載の多分岐通信システムは、以上のように構成されているため、網同期用基準クロックを子局装置に伝送することが可能であるが、センター側が基板故障やクロックケーブル抜けなどの障害の発生により、網同期用基準クロックで動作できなくなった場合には、各端局装置は内蔵する自走クロックで動作することになり、子局装置側で抽出したクロックは網同期用の基準クロックではなく、この各端局装置が有する自走クロックとなる。図12は、多分岐通信システムを導入したネットワークにおけるクロック障害発生時の例である。この場合、センター側端局装置からの信号が網同期用基準クロックを使用していないため、子局装置に接続される下流装置は同期系ネットワーク内で誤同期を起こしてしまう。例えば同期系加入システムでは、システム内でフレーム同期が取れずデータを受信できない状態となり、移動体システムでは、基地局間同期が取れず自基地局がデータを受信できない状態になるとともに、他基地局の通信にも影響を与えてしまう状態になるという問題があった。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、センター側端局装置に供給される網同期用基準クロックが異常(非同期状態)になった場合に、子局装置に接続される下流装置である同期系加入システムもしくは基地局装置、すなわち同期系ネットワークの装置が誤同期を起こすことを防止することを目的とする。
多分岐伝送路を介して、センター側端局装置がデータを網同期基準クロックに同期した動作クロックで複数の子局装置へ送信し、子局装置が受信したデータの動作クロックから網同期基準クロックを生成して同期系ネットワークへ通知する多分岐通信システムであって、前記センター側端局装置が、前記網同期基準クロックの異常を検出するクロック検出部、このクロック検出部が網同期基準クロックの異常を検出した場合に、当該異常を通知する監視制御フレームをブロードキャストフレームとして前記複数の子局装置全てへ送信するPON制御部を備え前記子局装置が、前記センター側端局装置の送信した監視制御フレームから網同期基準クロックの異常を検知して、当該子局装置に接続される前記同期系ネットワークへ当該異常を通知する状態通知部を備える。
本発明によれば、センター側端局装置からブロードキャストフレームで通知された網同期基準クロックの異常が子局装置全て同時に検出され、子局装置に接続される同期系ネットワークである下流装置へ通知されるので、同期系加入システムもしくは基地局装置等の下流装置が誤同期を起こすことを防止できる。

実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係わる多分岐通信システムであるPONシステムを示す構成図である。本システムは、センター側端局装置(OLT)1、複数の子局装置(ONU)4(4a−1〜4b−n)、これら子局装置4a−1〜4b−nそれぞれに接続される無線基地局5(5a−1〜5b−n)、および多分岐ファイバ6を含み構成される。
センター側端局装置1は、PON回線とのインタフェースであるPONインタフェース部(PONIF)2(2a〜2b)と、図示しないセンター局側から網同期用基準クロックを受信する同期クロックインタフェース部(同期クロックIF)3を備える。同期クロックインタフェース部3は、センター局内基準クロック(Digital Clock Supply;DCS)等からフレーム周期情報を含んだ網同期基準クロック8を受信してフレーム周期情報を抽出し、PONインタフェース部2に網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック9aを分配する。PONインタフェース部2は、上位ネットワークからデータ7を受信してPONシステムの所定のフレームフォーマット(PONフレーム)に変換し、所定の基準クロック9a、すなわち通常は網同期基準クロック8に同期したクロックを用いて多分岐ファイバ6経由で全ての子局装置4へデータを送信する。
子局装置4は、センター側端局装置1と同様にPONインタフェース部を備え、センター側端局装置1から受信したPONシステム所定のフレームフォーマットからデータ、クロック、およびクロック状態情報を抽出し、これらをそれぞれ接続する無線基地局5へ出力する。無線基地局5は、それぞれ接続する子局装置4から受信したデータ、クロックに基づき動作する。また、クロック状態情報を受信するとともに、受信したクロック状態情報より受信したクロックが網同期しているかを判断する。多分岐ファイバ6は、センター側端局装置1からの送信光を分岐する分岐用スプリッタ6bと、センター側端局装置1と分岐用スプリッタ6b、分岐用スプリッタ6bと子局装置4を接続する光ファイバ6aとから構成される。
図2は、図1に示すPONインタフェース部2および子局装置4の詳細構成を示すブロック図である。図2において、センター側端局装置1のPONインタフェース部2は、上位ネットワークからのデータ7を受信するPHY部10、受信したデータ7をPONシステムの所定のフォーマットへ変換するPON制御部11、PON制御部11からのデータをシリアル化するSERDES部13、受信信号を光信号から電気信号へ、送信信号を電気信号から光信号へ変換する光送受信部(O/E、E/O部)14、基準クロック9aまたはPONインタフェース部内部の自走クロック9bから動作クロック9cを生成するクロック生成部15、同期クロックインタフェース部3から受信する基準クロック9aの監視を行うクロック検出部15a、基準クロック9aの異常時に自走クロック9bへの切り替えを行う切替部15bを含み構成される。また、8B/10B伝送符号化処理を行う符号変換部(Physical Coding Sub−layer;PCS)11a、およびPON区間の通信制御を行うPON監視制御部(OAM部)11bは、PON制御部11内に内蔵され、クロック検出部15aで監視された結果はクロック状態としてPON監視制御フレーム(OAMフレーム)へ挿入される。
一方、子局装置4は、光送受信部(O/E、E/O部)16、センター側受信したPONシステム所定のフォーマットからデータを抽出するPON制御部17、抽出したデータを無線基地局5へ転送するPHY部21、PONシステムで受信したデータ(PONシステム所定のフォーマット)からクロック成分を抽出するクロック抽出部18、抽出したクロックから無線基地局5の所望する伝送速度に変換したクロックを生成し転送するクロック生成部19、PON制御部17で抽出されたOAMフレームからクロック状態を読み取り、子局装置4に接続された無線基地局5などの下流装置へ通知するクロック状態通知部20から成る。また、8B/10B伝送符号をデコードする符号変換部17a、PON監視制御部(OAM部)17bは、通常PON制御部17に内蔵される。
図3は、センター側端局装置1から子局装置4へのクロック状態通知のタイミングを示す図であり、途中で網同期基準クロックの異常が検出される場合を示している。8はDCS等が送信する網同期基準クロック、9aはセンター側端局装置1の同期クロックインタフェース部3で生成される網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック、9bはセンター側端局装置1に予め備えられた自走クロック、9cは切替部15bの制御に基づき切替選択された基準クロック9aまたは自走クロック9bに同期した動作クロックである。また、7aはセンター側端局装置1から各子局装置4へ転送される主信号データ、20a−1、20a−2は、各子局装置4a−1、4a−2それぞれで検出されるクロック状態を示す。
次に動作について図2および図3を用いて説明する。初めにセンター側端局装置1側の動作を説明する。同期クロックインタフェース部3は、DCS等からフレーム周期情報を含んだ網同期基準クロック8を受信してフレーム周期情報を抽出し、PONインタフェース部2に網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック9aを分配する。PONインタフェース部2は、受信した基準クロック9aに異常がないかクロック検出部15aで確認する。確認の結果、基準クロック9aが正常な場合は、クロック切替部15bを制御してクロック生成部15へ基準クロック9aを供給し、基準クロック9aが異常な場合は網同期基準クロック8が異常と判断し、クロック切替部15bを制御して自走クロック9bをクロック生成部15へ供給する。クロック生成部15は、PON制御部11、SERDES部13へ切替部15bの切替に基づき、基準クロック9aもしくは自走クロック9bに同期した所定の動作クロック9cを分配する。このように、網同期基準クロック8が異常な場合に自走クロック9bへ切り替えることにより、網同期基準クロックを子局装置へ伝送できない状態でも、センター側端局装置から子局装置への主信号データの通信を維持することができる。
上位ネットワークからデータ7を受信したPHY部10は、データ変換を行いPON制御部11へ転送する。PON制御部11において、PON区間の監視制御を行うOAM部11bは、クロック検出部15aからのクロック状態情報、すなわち網同期基準クロック8が異常であること、もしくは網同期基準クロック8の異常の有無を受信し、クロック状態をOAMフレームにマッピングする。PON制御部11では、このOAMフレームとPHY部10から転送された主信号データをPONインタフェースに適合したフレームフォーマットに変換し、PCS部11aにて8B/10Bの伝送路符号化されたデータパターンへ変換する。このように生成されたデータは、動作クロック9cに同期して、かつクロック状態情報を含んでおり、SERDES部13、O/E、E/O部14を通して光信号に変換され、接続されている全ての子局装置4へ転送される。
次に子局装置4の動作を説明する。O/E、E/O部16はセンター側端局装置1から転送されたデータを光信号から電気信号へ変換し、PON制御部17およびクロック抽出部18へ分配する。PON制御部17では、PCS部17aにおいて8B/10B符号変換(デコード)を行い、変換されたデータパターンから主信号フレーム、OAMフレームを再生し、主信号フレームのみをPHY部21へ通すことで、データを無線基地局5等の下流装置へ転送する。OAM部17bは、復号されたOAMフレームにマッピングされたクロック状態をクロック状態通知部20に転送し、クロック状態通知部20は、下流装置へクロック状態20a−1、20a−2を通知する。また、クロック抽出部18では、8B/10B符号にて伝送路符号化されているデータから基準クロック9a、すなわち網同期基準クロック8に同期したクロック成分を再生し、次段のクロック生成部19へ転送する。クロック生成部19では、本クロック成分から無線基地局5等の下流装置が必要とする網同期基準クロック8に同期した所定のクロック周波数を生成し、下流装置へ分配する。
上記のとおり、本実施の形態1によれば、センター側端局装置1のクロック検出部15aにおいて網同期基準クロック8の異常が検出された場合、センター側端局装置1は自局内の動作クロック9cを切替部15bの切替によって自走クロック9bに切り替えるとともに、OAM部11bでOAMフレームに網同期基準クロック8に異常が発生した状態(非同期状態)をマッピングし、前述した所定のフォーマット変換、符号変換を行い子局装置4へ転送する。子局装置4ではOAM部17bで復号されたOAMフレームで通知された非同期状態(クロック状態)を下流装置へ転送する。本動作により、図3に示すように、網同期基準クロック8の異常検出後、センター側端局装置1の動作クロック9cが直ちに自走クロック9bに切り替えられ、子局装置4はOAMフレーム受信後にクロック状態が非同期状態に変化したことを検出し下流装置へ通知する。従って、センター側端局装置1は網同期基準クロックの異常(非同期状態になったこと)を子局装置4ならびに下流装置へ伝えることができ、下流装置が基準クロックの非同期状態になったことを知らず動作し、誤同期することを防止することができる。
尚、このとき非同期状態をマッピングするOAMフレームをブロードキャストフレームにすることによって、センター側端局装置1に接続される子局装置4全てが、同時にクロック状態が非同期状態へ変化したことを検出することが可能となる。
また、本実施の形態1では、クロック状態の通知にOAMフレームを使用したが、OAMフレームを用いなくても、データをPON生成部11で生成されるPONシステムの所定のフォーマットに変換した際のLLID(Logical Link ID)ヘッダのReserve領域にクロック状態をマッピングしても、同様の効果が得られる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係わるPONシステムにおけるセンター側端局装置内部のPONインタフェース部202および子局装置204の詳細構成を示すブロック図である。PONシステムの構成については実施の形態1において図1に示したものと同様であるので説明を省略する。また、図4において図2と同じ符号を付したものは同様の機能を有するため説明を繰り返さない。
図4において、PONインタフェース部202は、PON制御部11、SERDES部13へ分配する動作クロック209cを生成する構成として、実施の形態1における自走クロック9b、切替部15b、クロック生成部15に代えてクロック生成部215を備える。また、子局装置204は、無線基地局等の下流装置が必要とする所定のクロック周波数を生成する構成として、実施の形態1におけるクロック生成部19に代えてクロック生成部219を備える。クロック生成部215、およびクロック生成部219は、それぞれホールドオーバ回路215a、219aを有する。
図5は、センター側端局装置1から子局装置204へのクロック状態通知のタイミングを示す図であり、途中で網同期基準クロックの異常が検出される場合を示している。8はDCS等が送信する網同期基準クロック、9aはセンター側端局装置1の同期クロックインタフェース部3で生成される網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック、209cはクロック生成部215から分配される動作クロックである。また、207aはセンター側端局装置1から各子局装置204へ転送される主信号データ、220a−1、220a−2は、各子局装置204a−1、204b−1それぞれで検出されるクロック状態を示す。
次に動作について図4および図5を用いて説明する。初めにセンター側端局装置1側の動作を説明する。同期クロックインタフェース部3は、DCS等からフレーム周期情報を含んだ網同期基準クロック8を受信してフレーム周期情報を抽出し、PONインタフェース部202に網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック9aを分配する。PONインタフェース部202は、受信した基準クロック9aに異常がないかクロック検出部15aで確認する。確認の結果、基準クロック9aが正常な場合は、クロック生成部215は基準クロック9aを元に動作クロック209cを生成する。基準クロック9aが異常な場合は網同期基準クロック8が異常と判断され、異常を検出したことがクロック検出部15aからクロック生成部215へ通知される。クロック生成部215は、基準クロック9aは参照せずにホールドオーバ回路215cにより直前(異常が検出される前)の網同期基準クロック8に同期したクロック状態を維持し、動作クロック209cを生成する。そして、生成した動作クロック9cをPON制御部11、SERDES部13へ分配する。このように、網同期基準クロック8が異常な場合に異常が検出される前の基準クロックに同期した動作クロックを生成することにより、センター側端局装置から子局装置への主信号データの通信を維持することができる。
上位ネットワークからデータ7を受信したPHY部10は、データ変換を行いPON制御部11へ転送する。PON制御部11において、PON区間の監視制御を行うOAM部11bは、クロック検出部215aからのクロック状態情報、すなわち網同期基準クロック8が異常であること、もしくは網同期基準クロック8の異常の有無を受信し、このクロック状態を各子局装置204へ通知するために、クロック状態をマッピングしたOAMフレームをPONインタフェース202に接続された子局装置数と同じ個数だけ生成する。PON制御部11では、このOAMフレームとPHY部10から転送された主信号データをPONインタフェースに適合したフレームフォーマットに変換し、PCS部11aにて8B/10Bの伝送路符号化されたデータパターンへ変換する。このように生成されたデータは、動作クロック9cに同期して、かつクロック状態情報を含んでおり、SERDES部13、O/E、E/O部14を通して光信号に変換され、接続されている全ての子局装置204へ転送される。
次に子局装置204の動作を説明する。O/E、E/O部16はセンター側端局装置1から転送されたデータを光信号から電気信号へ変換し、PON制御部17およびクロック抽出部18へ分配する。PON制御部17では、PCS部17aにおいて8B/10B符号変換(デコード)を行い、変換されたデータパターンから主信号フレーム、OAMフレームを再生し、主信号フレームのみをPHY部21へ通すことで、データを無線基地局5等の下流装置へ転送する。OAM部17bは、復号されたOAMフレームにマッピングされたクロック状態をクロック状態通知部20に転送し、クロック状態通知部20は、下流装置へクロック状態220a−1、220a−2を通知する。また、クロック抽出部18では、8B/10B符号にて伝送路符号化されているデータから基準クロックに同期したクロック成分を再生し、次段のクロック生成部219へ転送する。クロック生成部219では、本クロック成分から無線基地局等の下流装置が必要とする所定のクロック周波数を生成し、下流装置である無線基地局等へ基準クロックに同期したクロックを分配する。非同期であるクロック状態が通知された場合には、クロック生成部219は、クロック抽出部18からのクロック成分は参照せずにホールドオーバ回路219aにより直前(異常が通知される前)のクロック成分に同期したクロック状態を維持し、本クロック成分から生成したクロックを下流装置へ分配する。
上記発明によれば、センター側端局装置1のクロック検出部15aにおいて網同期基準クロック8の異常が検出された場合、センター側端局装置1は自局内の動作クロック209cを、ホールドオーバ回路215cで同期したクロック状態に維持するとともに、OAM部11bでOAMフレームに網同期基準クロック8に異常が発生した状態(非同期状態)をマッピングし、前述した所定のフォーマット変換、符号変換を行い子局装置204へ転送する。子局装置204ではOAM部17bで復号されたOAMフレームで通知された非同期状態を下流装置へ転送する。本動作により、図5に示すように、網同期基準クロック8の異常検出後、センター側端局装置1の動作クロック209cはホールドオーバ回路215cで同期したクロック状態を維持し、子局装置204はOAMフレーム受信後にクロック状態が非同期状態に変化したことを検出する。従って、センター側端局装置1は網同期基準クロックの異常(非同期状態になったこと)を子局装置204ならびに下流装置へ伝えることができ、下流装置が基準クロックの非同期状態になったことを知らず動作し、誤同期することを防止することができる。
また、OAMフレームがユニキャストフレームである場合、図5に示すONU#1(子局装置204a−1)、ONU#2(子局装置204a−2)のように、クロック状態220a−1、220a−2が通知されるまで時間がかかることがある。本実施の形態2によれば、ホールドオーバで擬似的に同期状態を保った状態のうちに子局装置204はクロック状態が非同期状態になったことを検出できるため、OAMフレームがユニキャストフレームである場合でも、OAMフレームの到着が遅れた子局装置に接続される下流装置が非同期状態になったことを知らずに誤同期することを防止することができる。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係わるPONシステムにおけるセンター側端局装置内部のPONインタフェース部302および子局装置304の詳細構成を示すブロック図である。PONシステムの構成については実施の形態1において図1に示したものと同様であるので説明を省略する。また、図6において図2と同じ符号を付したものは同様の機能を有するため説明を繰り返さない。
図6において、PONインタフェース部302は、実施の形態1における自走クロック9b、切替部15bを備えず、クロック検出部15aに代えてクロック検出部315aを備える。このクロック検出部315aは、受信した基準クロック9aに異常がないか確認し、確認の結果に基づきO/E、E/O部314を制御する。O/E、E/O部314は、光信号/電気信号、電気信号/光信号変換に加え、クロック検出部315aの制御に基づき送信を停止する機能を備える。尚、本実施の形態3のOAM部は、実施の形態1のような「クロック状態をOAMフレームにマッピングする」機能を特に備えないので、図示を省略する。
一方、子局装置304は、実施の形態1の子局装置4に比べ、O/E、E/O部16へ入力する光のレベルを検出する光レベル検出部321を備える。光レベル検出部321は、光入力レベルの検出結果に基づきクロック状態を判断し、状態通知部20へ出力する。OAM部は、実施の形態1のような「復号されたOAMフレームにマッピングされたクロック状態を状態通知部20に転送する」機能を特に備えないので、図示を省略する。
次に動作について説明する。センター側端局装置1において、同期クロックインタフェース部3は、DCS等からフレーム周期情報を含んだ網同期基準クロック8を受信してフレーム周期情報を抽出し、PONインタフェース部302に網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック9aを分配する。PONインタフェース部302は、受信した基準クロック9aに異常がないかクロック検出部315aで確認する。確認の結果、基準クロック9aが正常な場合は、通常の通信を継続し、基準クロック9aが異常な場合は、クロック検出部315aはO/E、E/O部314を制御してPONインタフェース部302からの、すなわちセンター側端局装置1からの光信号出力を停止する。
子局装置304では、センター側端局装置1から通常の通信が継続されている場合には、転送されたデータをO/E、E/O部16で光信号から電気信号へ変換し、PON制御部17、PHY部19を経て、無線基地局等の下流装置へ転送する。センター側端局装置1のクロック検出部315aにおいて基準クロック9a、すなわち網同期基準クロック8の異常が検出された場合、前述のとおりセンター側端局装置1からの光出力が停止され、子局装置304への光信号入力が停止される。子局装置304では、光信号の入力レベルが低下したことを光レベル検出部321で検出することで、クロック状態が非同期になったと検知し、状態通知部20が非同期状態を下流装置へ通知する。
上記のとおり、本実施の形態3によれば、センター側端局装置1は網同期基準クロックに異常が発生した場合に、光信号の出力を停止することによって即座に、かつ全子局装置304同時にクロック状態(非同期状態になったこと)を通知することが可能となる。従って、子局装置304から下流装置へも速やかにクロック状態を伝えることができ、下流装置が非同期状態になったことを知らずに誤同期することをより確実に防止することができる。
また、OAMフレームを用いずにセンター側端局装置1から子局装置304へクロック状態(非同期状態)を通知するので、子局装置のPONリンクアップ状態に依存せず通知できる。すなわち、子局装置がPONリンクアップしていない状態、例えば複数の子局装置が一度にPONインタフェースに接続され、PONリンクアップ待ちの状態でも、クロック状態を即座に通知することが可能となる。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4に係わるPONシステムにおけるセンター側端局装置内部のPONインタフェース部402および子局装置404の詳細構成を示すブロック図である。PONシステムの構成については実施の形態1において図1に示したものと同様であるので説明を省略する。また、図7において図2と同じ符号を付したものは同様の機能を有するため説明を繰り返さない。
図7において、PONインタフェース部402は、実施の形態1における自走クロック9bの代わりに、網同期基準クロック周波数から所定量だけずらした周波数である自走クロック409bを備える。ここで周波数の所定量とは、ずらしても主信号データの通信を維持することが可能な範囲、例えば、Ethernet(登録商標)の規格である100ppm以内で、かつずらした周波数が網同期基準クロック周波数と異なること、すなわちずらしたことを子局装置側で検出可能な周波数である。尚、本実施の形態4のOAM部は、実施の形態1のような「クロック状態をOAMフレームにマッピングする」機能を特に備えないので、図示を省略する。
一方、子局装置404は、実施の形態1の子局装置4に比べ、クロック抽出部18から抽出したクロックを入力し、周波数を検出する周波数検出部422を備える。この周波数検出部422は、抽出されたクロック周波数が、網同期基準クロック周波数か、所定量だけずらした周波数かを検出可能な精度を有する。
次に動作について説明する。センター側端局装置1において、同期クロックインタフェース部3は、DCS等からフレーム周期情報を含んだ網同期基準クロック8を受信してフレーム周期情報を抽出し、PONインタフェース部402に網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック9aを分配する。PONインタフェース部402は、受信した基準クロック9aに異常がないかクロック検出部15aで確認する。確認の結果、基準クロック9aが正常な場合は、切替部15bを制御してクロック生成部15へ基準クロック9aを供給し、基準クロック9aが異常な場合は、切替部15bを制御して自走クロック409bをクロック生成部15へ供給する。クロック生成部15は、PON制御部11、SERDES部13へ切替部15bの切替に基づき、基準クロック9aもしくは自走クロック409bに同期した所定の動作クロック9cを分配する。このように、網同期基準クロック8が異常な場合に自走クロック409bへ切り替えることにより、センター側端局装置から子局装置への主信号データの通信を維持することができる。
子局装置404では、センター側端局装置1から転送されたデータをO/E、E/O部16で光信号から電気信号へ変換し、PON制御部17およびクロック抽出部18へ分配する。クロック抽出部18では、8B/10B符号にて伝送路符号化されているデータからクロック成分を再生し、次段のクロック再生部19と周波数検出部422へ転送する。周波数検出部422では、抽出されたクロック周波数がずれた周波数(自走クロック409b)であることを検出することで、網同期基準クロックが異常であること(非同期状態)を検知し、状態通知部20が非同期状態を下流装置へ通知する。
上記のとおり、本実施の形態4によれば、センター側端局装置1は網同期基準クロックに異常が発生した場合に、網同期基準クロックから所定周波数ずらした自走クロックに切り替えることによって即座に、かつ全子局装置404同時にクロック状態(非同期状態になったこと)を通知することが可能となる。従って、子局装置404から下流装置へも速やかにクロック状態を伝えることができ、下流装置が非同期状態になったことを知らずに誤同期することをより確実に防止することができる。
また、OAMフレームを用いずにセンター側端局装置1から子局装置404へクロック状態(非同期状態)を通知するので、子局装置のPONリンクアップ状態に依存せず通知できる。さらに、自走クロックの周波数を主信号データの通信維持が可能な範囲内でずらした状態とするので、データ伝送を維持することが可能となる。
実施の形態5.
図8は、本発明の実施の形態5に係わるPONシステムにおけるセンター側端局装置内部のPONインタフェース部502および子局装置504の詳細構成を示すブロック図である。PONシステムの構成については実施の形態1において図1に示したものと同様であるので説明を省略する。また、図8において図2と同じ符号を付したものは同様の機能を有するため説明を繰り返さない。
図8において、PONインタフェース部502は、実施の形態1のPONインタフェース部2に比べさらに、伝送路符号化されたPONフレームへ挿入するデータパターンであってクロック同期情報を意味するパターンを生成するパターン生成部523、このパターン生成部523で生成されたデータパターンと、PON制御部11で伝送路符号化されたPONフレームとの切替を行うデータ切替部524、およびPON制御部11から出力されるPONフレームをモニタし、モニタ結果に基づきデータ切替部524のデータ切替タイミングを生成するデータ切替制御部525を備える。
一方、子局装置504は、実施の形態1の子局装置4に比べさらに、PONシステムで受信したデータ(PONフレーム)からクロック同期情報を示すデータパターンを検出するフレームモニタ部526を備える。
図9は、センター側端局装置1から子局装置504へのクロック状態通知のタイミングを示す図であり、網同期基準クロックの異常が検出された場合を示している。530は網同期基準クロックに異常が発生した場合に切替制御部525が切替信号を出力する周期、531はPON制御部11で生成されたPONフレームに含まれるデータパターン、532はデータパターン531の詳細、533はパターン生成部523で生成されたクロック状態が異常(非同期)になったことを示す特殊データパターン、534はデータ切替部524から出力されるデータパターンである。
また、540はセンター側端局装置1から各子局装置504へ転送され入力されるデータパターン、541はフレームモニタ部526が受信したデータから特殊データパターンを検出した場合に出力する信号タイミング、42は子局装置504で検出されるクロック状態を示す。
次に動作について図8および図9を用いて説明する。初めにセンター側端局装置1側の動作を説明する。同期クロックインタフェース部3は、DCS等からフレーム周期情報を含んだ網同期基準クロック8を受信してフレーム周期情報を抽出し、PONインタフェース部502に網同期基準クロック8に同期した所定の基準クロック9aを分配する。PONインタフェース部502は、受信した基準クロック9aに異常がないかクロック検出部515aで確認する。確認の結果、基準クロック9aが正常な場合は、クロック生成部515は基準クロック9aを元に動作クロック9cを生成する。基準クロック9aが異常な場合は、異常を検出したことがクロック検出部515aからクロック切替部15b、データ切替制御部525へ通知され、クロック切替部15bから自走クロック9bがクロック生成部15へ供給される。クロック生成部15は、PON制御部11、SERDES部13、およびパターン生成部523へ切替部15bの切替に基づき、基準クロック9aもしくは自走クロック9bに同期した所定の動作クロック9cを分配する。
上位ネットワークからデータ7を受信したPHY部10は、データ変換を行いPON制御部11へ転送する。PON制御部11では、動作クロック9cを受けてPHY部10から転送された主信号データをPONインタフェースに適合したフレームフォーマット(PONフレーム)に変換し、PCS部11aにて8B/10Bの伝送路符号化されたデータパターンへ変換して出力する。パターン生成部523では、動作クロック9cを受け、クロック状態が異常(非同期)になったことを示す特殊データパターン533を生成して出力する。尚、この特殊データパターンは、8B/10B符号化規則の特殊コードのうち、使用されていないコードを割り当てる。
網同期基準クロックに異常が発生した場合、データ切替制御部525では、一定間隔の周期530でデータ切替部524へ切替信号を出力する。この切替信号に基づき、データ切替部524はPON制御部11で生成されたデータパターン532をパターン生成部523の出力する特殊データパターン533へ切り替え、後段のSERDES部13へ転送する。例えば、切替信号が出力されたタイミングにおいて、PON制御部11で生成されたデータパターン531および532がアイドルパターンの場合に、データ切替制御部525は、データ切替部524をパターン生成部523の出力する特殊データパターン533が出力されるよう切り替える。しかし、切替信号の出力タイミングにてデータパターン531、532が主信号データの場合は、データ切替部524の切り替えを行わずデータパターン531、532のまま後段へ転送する。また、切替信号の出力タイミングにおいてデータパターン531、532がアイドルパターンであっても、データパターン531が主信号データからアイドルパターンへ変更された直後は、Comma同期のために切り替えは行わず、PON制御部からのデータパターン531、532をそのまま後段へ転送する。このように生成されたデータは、基準クロック9aもしくは自走クロック9bに同期して、かつクロック状態情報(特殊データパターンの有無)を含んでおり、SERDES部13、O/E、E/O部14を通して光信号に変換され、接続されている全ての子局装置504へ転送される。
子局装置504では、センター側端局装置1から転送されたデータをO/E、E/O部16で光信号から電気信号へ変換し、PON制御部17、PHY部19を経て、無線基地局等の下流装置へ転送する。フレームモニタ部526では、O/E、E/O部16で受信したデータから特殊データパターンを検出した場合にクロックを異常と判断し、状態通知部20が非同期状態を下流装置へ通知する。
上記のとおり、本実施の形態5によれば、センター側端局装置1は網同期基準クロックに異常が発生した場合に、通信信号のアイドルパターンの一部をクロック異常を示す特殊データパターンに切り替えることによって即座に、かつ全子局装置504同時にクロック状態(非同期状態になったこと)を通知することが可能となる。従って、子局装置504から下流装置へも速やかにクロック状態を伝えることができ、下流装置が非同期状態になったことを知らずに誤同期することをより確実に防止することができる。
また、OAMフレームを用いずにセンター側端局装置1から子局装置504へクロック状態(非同期状態)を通知するので、子局装置のPONリンクアップ状態に依存せず通知できる。また、データ伝送も維持することが可能となる。
この発明は、同期系ネットワークに接続する多分岐通信システム、例えばPONシステムに利用可能である。
本発明の多分岐通信システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるPONインタフェース部および子局装置の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるクロック状態を通知するタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態2におけるPONインタフェース部および子局装置の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2におけるクロック状態を通知するタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態3におけるPONインタフェース部および子局装置の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4におけるPONインタフェース部および子局装置の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5におけるPONインタフェース部および子局装置の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5におけるクロック状態を通知するタイミングを示す図である。 従来の同期クロックを伝送する多分岐通信システムのシステム構成を示す図である。 従来の同期クロックを伝送する多分岐通信システムを利用したネットワークを示す図である。 従来の同期クロックを伝送する多分岐通信システムを利用したネットワークにおける網同期基準クロック異常時の状態を示した図である。
符号の説明
1 センター側端局装置、 2 PONインタフェース部、
3 同期クロックインタフェース部、 4 子局装置、
5 無線基地局、 6 多分岐ファイバ、 7 データ、 7a 主信号データ、
8 網同期基準クロック、 9a 基準クロック、 9b 自走クロック、
9c 動作クロック、 11 PON制御部、 11a 符号変換部、
11b PON監視制御部、 15 クロック生成部、 15a クロック検出部、
15b クロック切替部、 17 PON制御部、 17a 符号変換部、
17b PON監視制御部、 18 クロック抽出部、 19 クロック生成部、
20 状態通知部、 20a クロック状態、 202 PONインタフェース部、
204 子局装置、 207a 主信号データ、 209b 自走クロック、
209c 動作クロック、 215 クロック生成部、
215c ホールドオーバ回路、 219 クロック生成部、
219a ホールドオーバ回路、 302 PONインタフェース部、
304 子局装置、 315a クロック検出部、 314 O/E、E/O部、
315a クロック検出部、 402 PONインタフェース部、
404 子局装置、 409b 自走クロック、 422 周波数検出部、
502 PONインタフェース部、504 子局装置、 515a クロック検出部、
523 パターン生成部、 524 データ切替部、 525 データ切替制御部、
526 フレームモニタ部、 530 切替周期、 531 データパターン、
532 入力データ(データパターン詳細)、
533 入力データ(特殊データパターン)、
534 出力データ、 540 子局装置入力データ、
541 フレームモニタ出力、 542 クロック状態。

Claims (3)

  1. 多分岐伝送路を介して、センター側端局装置がデータを網同期基準クロックに同期した動作クロックで複数の子局装置へ送信し、子局装置が受信したデータの動作クロックから網同期基準クロックを生成して同期系ネットワークへ通知する多分岐通信システムにおいて、
    前記センター側端局装置は、
    前記網同期基準クロックの異常を検出するクロック検出部
    このクロック検出部が網同期基準クロックの異常を検出した場合に、当該異常を通知する監視制御フレームをブロードキャストフレームとして前記複数の子局装置全てへ送信するPON制御部を備え
    前記子局装置は、
    前記センター側端局装置の送信した監視制御フレームから網同期基準クロックの異常を検知して、当該子局装置に接続される前記同期系ネットワークへ当該異常を通知する状態通知部を備えることを特徴とする多分岐通信システム。
  2. 多分岐伝送路を介して、センター側端局装置がデータを網同期基準クロックに同期した動作クロックで複数の子局装置へ送信し、子局装置が受信したデータの動作クロックから網同期基準クロックを生成して同期系ネットワークへ通知する多分岐通信システムにおいて、
    前記センター側端局装置は、
    前記網同期基準クロックの異常を検出するクロック検出部、
    網同期基準クロックの同期状態を所定期間維持するホールドオーバ回路
    前記クロック検出部が網同期基準クロックの異常を検出した場合、前記動作クロックを前記ホールドオーバ回路で維持されたクロックに同期したクロックへ切り替えて、擬似的に同期状態を保った状態のうちに、当該異常を通知する監視制御フレームをユニキャストフレームとして前記複数の子局装置それぞれへ送信するPON制御部を備え、
    前記子局装置は、
    前記センター側端局装置の送信した監視制御フレームから網同期基準クロックの異常を検知して、当該子局装置に接続される前記同期系ネットワークへ当該異常を通知する状態通知部を備えることを特徴とする多分岐通信システム。
  3. 多分岐伝送路を介して、センター側端局装置がデータを網同期基準クロックに同期した動作クロックで複数の子局装置へ送信し、子局装置が受信したデータの動作クロックから網同期基準クロックを生成して同期系ネットワークへ通知する多分岐通信システムにおいて、
    前記センター側端局装置は、
    前記網同期基準クロックの異常を検出するクロック検出部、
    このクロック検出部が網同期基準クロックの異常を検出した場合、一定間隔の周期で送信データの切り替えを指示する切替信号を出力するデータ切替制御部、
    このデータ切替制御部の出力する切替信号のタイミングに送信するデータパターンが、アイドルパターンの場合はこれを特殊データパターンへ切り替え、主信号データの場合は切り替えを行わずに前記子局装置へ送信するPON制御部を備え、
    前記子局装置は、
    前記センター側端局装置の送信した前記特殊データパターンを検出した場合に網同期基準クロックの異常を検知して、当該子局装置に接続される前記同期系ネットワークへ当該異常を通知する状態通知部を備えることを特徴とする多分岐通信システム。
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