JP4945392B2 - リリーフバルブの製造方法 - Google Patents
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Description
この構成によれば、ばね押圧治具で圧縮ばねを押圧する際に、超音波振動を減衰材によって減衰させることができる。よって、圧縮ばねが接触する弁体に伝わる超音波振動を抑え、超音波振動に起因した弁体の劣化を抑えることができる。
以下、本発明のリリーフバルブの製造方法を、車両空調装置の冷凍回路に用いられるリリーフバルブの製造方法に具体化した第1実施形態について図1〜図5を用いて説明する。
図1に示すように、冷凍回路10は、気体としての冷媒ガスを圧縮する冷媒圧縮機11、冷媒圧縮機11からの高圧の冷媒ガスを冷却する凝縮器C、凝縮器Cからの冷媒を絞る膨張弁V、及び該膨張弁Vからの冷媒が蒸発される蒸発器Eを備えている。冷媒圧縮機11には、冷媒圧縮機11内に設けられた吐出室Daが異常な高圧となった時に、吐出室Daの圧力を低減させる目的で吐出室Daの冷媒ガスを大気へと逃がすリリーフバルブ30が装備されている。
リリーフバルブ30の外郭は略円筒状をなすケーシング31によって形成されている。このケーシング31は、略円筒状をなすボディ32と、略円筒状をなすストッパ33とを超音波溶着によって溶着して一体化することにより形成されている。なお、ケーシング31の中心軸Lの延びる方向をケーシング31の軸方向とする。
(1)ボディ32とストッパ33とを超音波溶着する際、ばね押圧治具46の押圧面47aにより圧縮ばね44を押圧し、圧縮ばね44を弁体40側に向けて圧縮してストッパ部33aから離間した状態となるようにした。よって、超音波溶着の際に超音波振動が圧縮ばね44に伝達されても、圧縮ばね44がストッパ部33aを押圧することがない。したがって、超音波溶着の際、圧縮ばね44のばね荷重によってストッパ部33aが押圧されることを回避して、ストッパ部33aが損傷を受けることを防止することができる。
次に本発明のリリーフバルブの製造方法を、車両空調装置の冷凍回路に用いられるリリーフバルブの製造方法に具体化した第2実施形態について、図6を用いて説明する。なお、図1〜図5に説明した符号を付した部分は同一又は相当部分を示し、その重複する説明を省略する。なお、図示しないが、放出口45は丸孔状に形成されている。
(8)ストッパ部33aと圧縮ばね44との間に押圧部材53を介装し、ばね押圧治具46によって押圧部材53を押圧することにより、圧縮ばね44は、弁体40側に向けて圧縮されるとともに、ストッパ部33aから押圧部材53が離間した状態となるようにした。よって、超音波溶着の際に超音波振動が圧縮ばね44に加振されても、圧縮ばね44の振動が押圧部材53を介してストッパ部33aに作用することがない。したがって、超音波溶着の際、圧縮ばね44のばね荷重によってストッパ部33aが押圧されることを回避して、ストッパ部33aが損傷を受けることを防止することができる。
○ 各実施形態において、ボディ32とストッパ33との溶着部50となる位置の近傍には、超音波溶着の際に発生する溶融樹脂を収容する収容部51がケーシング31の全周に亘って複数設けられていてもよい。
○ ばね押圧治具46において、減衰材48は無くてもよく、この場合、ばね押圧治具46の内底面に押圧部47が一体成形されている。
○ 各実施形態では、本発明の製造方法で得られるリリーフバルブ30は、車両空調装置の冷凍回路10における冷媒圧縮機11に装備されるものに具体化したが、リリーフバルブ30を、車両空調装置以外の空調装置の冷凍回路や、空調装置以外の冷凍回路に用いられる圧縮機に装備してもよい。
(1)気体の流入口が形成された合成樹脂製のボディと、気体の放出口が形成された合成樹脂製のストッパとが超音波溶着によって溶着されてなるケーシングを備え、該ケーシングの軸方向一端に前記流入口が位置するとともに軸方向他端に前記放出口が位置し、ケーシングの内部に前記流入口を開閉する弁体が収容されるとともに、前記流入口を閉鎖する方向に前記弁体を付勢する圧縮ばねを支持するストッパ部が前記ストッパにおける前記放出口の近傍に形成されたリリーフバルブであって、前記ボディ内に弁体を収容するとともに前記ストッパ内に圧縮ばねを収容し、ボディとストッパとを組付けた状態で、前記放出口からストッパ内にばね押圧治具を挿入し、該ばね押圧治具によって前記圧縮ばねを前記弁体に向けて押圧して圧縮ばねを圧縮させた状態でボディとストッパとを超音波溶着によって溶着してケーシングが形成されることを特徴とするリリーフバルブ。
Claims (5)
- 気体の流入口が形成された合成樹脂製のボディと、気体の放出口が形成された合成樹脂製のストッパとが超音波溶着によって溶着されてなるケーシングを備え、該ケーシングの軸方向一端に前記流入口が位置するとともに軸方向他端に前記放出口が位置し、ケーシングの内部に前記流入口を開閉する弁体が収容されるとともに、前記流入口を閉鎖する方向に前記弁体を付勢する圧縮ばねを支持するストッパ部が前記ストッパにおける前記放出口の近傍に形成されたリリーフバルブの製造方法であって、
前記ボディ内に弁体を収容するとともに前記ストッパ内に圧縮ばねを収容し、ボディとストッパとを組付けた状態で、前記放出口からストッパ内にばね押圧治具を挿入し、該ばね押圧治具によって前記圧縮ばねを前記弁体に向けて押圧して圧縮ばねを圧縮させた状態でボディとストッパとを超音波溶着によって溶着することを特徴とするリリーフバルブの製造方法。 - 前記超音波溶着の際に発生する超音波振動を減衰する減衰材を備えたばね押圧治具を使用する請求項1に記載のリリーフバルブの製造方法。
- 前記ばね押圧治具は、矩形状をなすとともに長辺方向への長さが前記圧縮ばねの内径より長く形成された押圧面を備えるとともに、前記放出口は前記押圧面を通過可能とするスリット状に形成され、前記放出口からストッパ内に挿入された前記押圧面によって圧縮ばねを直接押圧する請求項1又は請求項2に記載のリリーフバルブの製造方法。
- 前記ストッパ部と圧縮ばねとの間に押圧部材を介装し、該押圧部材をばね押圧治具で押圧して前記圧縮ばねを間接的に押圧する請求項1又は請求項2に記載のリリーフバルブの製造方法。
- 前記ボディと前記ストッパの溶着部となる位置の近傍に、前記ボディと前記ストッパによって囲み形成されるとともに前記超音波溶着の際に発生する溶融樹脂を収容する収容部をリリーフバルブの全周に亘って設けた請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のリリーフバルブの製造方法。
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