JP4945343B2 - 焦点距離調整装置、レーザ加工装置、レーザ変位計及び電気光学素子 - Google Patents

焦点距離調整装置、レーザ加工装置、レーザ変位計及び電気光学素子 Download PDF

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本発明は、焦点距離調整装置、レーザ加工装置、レーザ変位計及び電気光学素子に関するものである。
従来、例えばレーザ加工装置において、ビームエキスパンダ等を備えた焦点距離調整装置を用いたものがある(例えば特許文献1参照)。このような焦点距離調整装置では、レーザ光源から出射されたレーザ光はビームエキスパンダによりその拡がり角度が調整され、収束レンズにて収束される。レーザ光の拡がり角度が変化すると焦点位置が光軸方向に移動するため、ビームエキスパンダによる拡がり角度の制御によって焦点位置の調整が可能となっている。このようなビームエキスパンダは、レーザ光の光軸に沿って設けられる凹レンズ及び凸レンズを有し、そのレンズ間距離を機械的に変化させることによってレーザ光の拡がり角度を調整するようになっているため、焦点距離調整の高速化には限界があった。
そこで、例えば特許文献2のレーザ加工装置(レーザプリンタ)では、電気光学材料を有する電気光学素子を備えた焦点距離調整装置が用いられている。電気光学材料は加えられる電界強度に応じて屈折率が変化するものであり、その加える電界強度を制御することで入射されるレーザ光の拡がり角度が変化するようになっている。即ち、電圧制御により焦点位置が調整されるため、焦点距離調整を高速にすることができる。尚、このようなレーザ加工装置において、レーザ光源から出射されたレーザ光は偏光板にて直線偏光化され、その偏向方向が電気光学素子にて発生する電界の方向と直交するようになっており、電気光学素子は発生する電界の方向が互いに直交するように配置された電気光学素子が2つ設けられている。そして、1つ目の電気光学素子にてレーザ光を光軸と直交する一方方向に絞って(又は拡げて)レーザ光のビーム径を楕円形状にした後に、レーザ光の偏光方向をλ/2波長板にて90°回転させて、2つ目の電気光学素子にてレーザ光をそのビーム径の楕円形状の長手方向に絞る(又は拡げる)。このようにして、2つの電気光学素子によって2段階でレーザ光の拡がり角度が変化するようになっている。
特開2007−111763号公報 特開平3−210580号公報
しかしながら、上記した特許文献2のようなレーザ加工装置において、電気光学材料に入射光されたレーザ光は、実際には電気光学材料に加える電界の方向に倣って曲がるように屈折する。また、その曲がる大きさは電界強度に応じて変化する。このため、レーザ光は電気光学材料を通過する際に、その拡がり角度が調整されるだけでなく光軸が電界に応じて曲がってしまい、ワークへの加工が困難なものになる虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、焦点距離調整の高速化を図りつつも、焦点距離調整を的確に行うことができる電気光学素子、焦点距離調整装置、レーザ加工装置及びレーザ変位計を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1及び第2電極間に誘電体材料を介在させてなる電気光学素子と、該第1及び第2電極間に電圧を印加する電圧印加手段を備え、該電圧印加手段で印加する前記電圧を変化させることにより前記誘電体材料に入射された入射光の光軸に対する拡がり角度を可変して、該電気光学素子から出射されて収束される光の焦点距離を調整する焦点距離調整装置であって、前記電気光学素子は、前記入射光が通過する通過部と、前記第1及び第2電極を配置する電極部とを有し、前記電極部は、前記誘電体材料の入射側の端面に前記第1電極を設けるための第1配置面及び出射側の端面に前記第2電極を設けるための第2配置面が設けられ、該第1及び第2配置面の少なくとも一方は、前記光軸を挟んで対称位置においてその内面が前記光軸側に向く傾斜面に形成され、前記傾斜面は、前記光軸側に突出する湾曲形状に形成されたことをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2電極間に誘電体材料を介在させてなる電気光学素子は、入射光が通過する通過部と、第1及び第2電極を配置する電極部とを有し、電極部の誘電体材料における第1及び第2電極が設けられた第1及び第2配置面の少なくとも一方は、入射光の光軸を挟んで対称位置においてその内面がその光軸側に向く傾斜面に形成される。この構成により、第1及び第2電極間に電位差が与えられると、第1及び第2電極間には誘電体材料を通過する電気力線が光軸側に突出するように湾曲して示される電界が発生し、その電界の作用により入射光の拡がり角度が可変される。従って、第1及び第2電極に印加する電圧を制御して誘電体材料に加えられる電界強度を変化させることで拡がり角度を調整することができ、これにより焦点距離調整の高速化を図りつつも、焦点距離調整を的確に行うことができる。また、この発明では、第1又は第2電極が設けられた傾斜面は光軸側に突出する湾曲形状に形成されるため、入射光の拡がり角度を可変するための好適な電界を発生させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の焦点距離調整装置において、前記第1及び第2電極がそれぞれ前記光軸と直交する一方向に並んで配置された一対の電極を有してなる前記電気光学素子を2つ備え、該各電気光学素子は前記一対の電極の並ぶ方向が互いに直交するように前記光軸上に並設されたことをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2電極がそれぞれ光軸と直交する一方向に並んで配置された一対の電極を有してなる電気光学素子を2つ備え、該各電気光学素子は一対の電極の並ぶ方向が互いに直交するように光軸上に並設される。このため、各電気光学素子に対する電圧制御により入射光の拡がり角度を調整することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の焦点距離調整装置において、前記電気光学素子は、前記第1及び第2配置面が前記光軸を中心とする360°に亘って形成されるとともに、前記第1及び第2電極が前記光軸を中心とする360°に亘って形成されたことをその要旨とする。
この発明では、電気光学素子は第1及び第2配置面が光軸を中心とする360°に亘って形成されるとともに、第1及び第2電極が光軸を中心とする360°に亘って形成される。このため、直線偏光化されていない入射光に対しても電圧制御により入射光の拡がり角度を調整することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置において、前記誘電体材料の第1及び第2配置面のいずれか一方は、前記光軸と直交する平面をなすことをその要旨とする。
この発明では、誘電体材料の第1及び第2配置面のいずれか一方は入射光の光軸と直交する平面をなすため、入射光の拡がり角度を可変するための好適な電界を発生させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置において、前記第1及び第2電極は透明電極であり、前記電極部は前記通過部を兼ねることをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2電極は透明電極であり、電極部は通過部を兼ねるため、電気光学素子を小型に構成することが可能である。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置において、前記誘電体材料は、加えられる電界強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料からなることをその要旨とする。
この発明では、誘電体材料は加えられる電界強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料からなるため、電気光学素子に対する電圧制御により入射光の拡がり角度を調整することができる。
請求項に記載の発明は、加工用レーザ光源を備え、そのレーザ光源から出射されたレーザ光を請求項1〜のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置を介して加工対象物に照射することをその要旨とする。
請求項に記載の発明は、レーザ光源を備え、そのレーザ光源から出射されたレーザ光を請求項1〜のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置を介して測定対象物に照射することをその要旨とする。
上記請求項及びに記載の発明では、レーザ加工装置又はレーザ変位計において、焦点距離調整の高速化を図りつつも、焦点距離調整を的確に行うことができる。
請求項に記載の発明は、第1及び第2電極間に誘電体材料を介在させてなり、該第1及び第2電極間に印加する電圧を変化させることにより入射された入射光の光軸に対する拡がり角度を可変可能な電気光学素子であって、前記誘電体材料は、前記入射光が通過する通過部と、前記第1及び第2電極を配置する電極部とを有し、前記電極部は、前記誘電体材料の入射側の端面に前記第1電極を設けるための第1配置面及び出射側の端面に前記第2電極を設けるための第2配置面が設けられ、該第1及び第2配置面の少なくとも一方は、前記光軸を挟んで対称位置においてその内面が前記光軸側に向く傾斜面に形成され、前記傾斜面は、前記光軸側に突出する湾曲形状に形成されたことをその要旨とする。
この発明では、誘電体材料における第1及び第2電極が設けられた第1及び第2配置面の少なくとも一方は、入射光の光軸を挟んで対称位置においてその内面がその光軸側に向く傾斜面に形成される。この構成により、第1及び第2電極間に電位差が与えられると、第1及び第2電極間には誘電体材料を通過する電気力線が光軸側に突出するように湾曲して示される電界が発生し、その電界の作用により入射光の拡がり角度が可変される。従って、第1及び第2電極に印加する電圧を制御して誘電体材料に加えられる電界強度を変化させることで拡がり角度を調整することができ、これにより焦点距離調整の高速化を図りつつも、焦点距離調整を的確に行うことができる。また、この発明では、第1又は第2電極が設けられた傾斜面は光軸側に突出する湾曲形状に形成されるため、入射光の拡がり角度を可変するための好適な電界を発生させることができる。
請求項1に記載の発明は、請求項に記載の電気光学素子において、前記第1及び第2電極はそれぞれ、前記光軸と直交する一方向に並んで配置された一対の電極を有してなることをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2電極はそれぞれ、光軸と直交する一方向に並んで配置された一対の電極を有してなるため、第1及び第2電極に印加する電圧を制御して誘電体材料に加えられる電界強度を変化させることで拡がり角度を調整することができる。
請求項1に記載の発明は、請求項に記載の電気光学素子において、前記誘電体材料の第1及び第2配置面は、前記光軸を中心とする360°に亘って形成されるとともに、前記第1及び第2電極が前記光軸を中心とする360°に亘って形成されたことをその要旨とする。
この発明では、第1及び第2配置面が光軸を中心とする360°に亘って形成されるとともに、第1及び第2電極が光軸を中心とする360°に亘って形成される。このため、直線偏光化されていない入射光に対しても電圧制御により入射光の拡がり角度を調整することができる。
請求項1に記載の発明は、請求項〜1のいずれか1項に記載の電気光学素子において、前記誘電体材料の第1及び第2配置面のいずれか一方は、前記光軸と直交する平面をなすことをその要旨とする。
この発明では、誘電体材料の第1及び第2配置面のいずれか一方は入射光の光軸と直交する平面をなすため、入射光の拡がり角度を可変するための好適な電界を発生させることができる。
従って、上記記載の発明によれば、電気光学素子、焦点距離調整装置、レーザ加工装置及びレーザ変位計において、焦点距離調整の高速化を図りつつも、焦点距離調整を的確に行うことができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に概略構成を示す本実施形態のレーザ加工装置10は、制御回路11の制御に基づいて、搬送ラインにて搬送されるワーク(加工対象物)Wの表面に文字・記号・図形等をマーキング加工するものである。
レーザ加工装置10は、加工用のレーザ光を出射する加工用レーザ光源12を備えている。レーザ光源12はレーザ発振器からなり、制御回路11にてその発振が制御される。
レーザ光源12の後段に配置されたビームエキスパンダ13は、レーザ光源12から出射されたレーザ光のビーム径を一定の倍率で一旦拡大する。尚、本実施形態では、ビームエキスパンダ13からは、光軸Lに対して一定の拡がり角度で拡がるレーザ光が出射されるようになっている。
ビームエキスパンダ13の後段には電気光学ユニット14が配置されている。電気光学ユニット14は、ビームエキスパンダ13にて一旦拡大されたレーザ光の拡がり角度を制御回路11による制御に基づき可変する。
電気光学ユニット14の後段に配置されたガルバノミラー15は、該電気光学ユニット14にて拡がり角度が可変されたレーザ光を反射してその照射方向を変更するものであり、例えば対をなすX軸ミラーとY軸ミラーとで構成されている。ガルバノミラー15は、制御回路11の制御に基づく駆動装置16の駆動により角度制御され、マーキングする文字や記号、図形等に基づいて2次元でレーザ光を走査する。
ガルバノミラー15の後段に配置された収束レンズ(fθレンズ)17は、電気光学ユニット14にて拡がり角度が調整されたレーザ光をワークWの表面において所定のスポット径となるまで収束させ、マーキング加工に適したエネルギー密度まで高める。
[焦点距離調整装置]
このような構成のレーザ加工装置10において、上記電気光学ユニット14及び収束レンズ17にて焦点距離調整装置が構成されている。このような焦点距離調整装置では、レーザ光の焦点をワークWの表面に合わせる収束レンズ17の屈折率は一定であるため、電気光学ユニット14による拡がり角度の可変に応じて焦点距離が変化する(図3参照)。即ち、レーザ光の焦点距離は、電気光学ユニット14から出射されるレーザ光の拡がり角度の大きさにより決定され、制御回路11はワークWの表面までの距離を測定する距離センサ18からの測定結果を受けてその距離にレーザ光の焦点距離を合わすべく電気光学ユニット14を制御する。以下に、電気光学ユニット14について詳しく説明する。
図2に示すように、電気光学ユニット14は2つの電気光学素子21を有している。電気光学素子21は、加えられる電界の強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料(誘電体材料)からなる電気光学部材22と、その電気光学部材22に電界を加えるための第1及び第2電極23,24とを有している。本実施形態では、電気光学部材22はKTN(タンタル酸ニオブ酸カリウム)結晶からなる。
電気光学部材22は略台形柱状をなし、図3に示すように、上底面の中央部から下底面の中央部に向けて光軸Lが設定されており、その光軸Lに沿う断面が左右対称の山形に形成されている。尚、図3では、説明の便宜のため、電気光学ユニット14において電気光学素子21を1つのみ図示するとともに、ガルバノミラー15を省略している。電気光学部材22は、左右方向の中心線がレーザ光の光軸Lを重なるように配置されるとともに、入射側(ビームエキスパンダ13側)を向く入射面22aがレーザ光の光軸Lと直交する平面状をなしている。入射面22aは第1電極23を配置するための第1配置面であり、入射面22aには平面形状が該入射面22aと略同じ大きさの第1電極23が固着されている。第1電極23は平面板状に形成されるとともに、その中央にはレーザ光を入射するための通過部を構成する貫通孔23aが形成されている(図2参照)。尚、電気光学素子21において、図3における左右方向中央にレーザ光が通過する通過部が形成されるとともに、該通過部の左右方向両側に電極を配置するための電極部が形成される。
電気光学部材22の光軸L方向に沿って出射側に突出する凸部22bの底面(頂面)は、第1電極23の貫通孔23aから入射面22aに入射したレーザ光を出射する出射面22cとなっており、この出射面22cは入射面22aと平行な平面状に形成されている。凸部22bの側面は、光軸Lから離れるにしたがって入射面22aに近づくとともに光軸L側に突出する湾曲形状に形成された傾斜面22dとなっている。即ち、傾斜面22dは、レーザ光の光軸Lを挟んで対称位置においてその内面がその光軸L側を向くように傾斜している。この傾斜面22dは第2電極24を配置するための第2配置面であり、左右両側の傾斜面22dにはそれぞれ傾斜面22dの湾曲に沿う形状をなす第2電極24が固着されている。即ち、一対の第2電極24は光軸Lと直交する一方向(図3における左右方向)に並んで配置されている。尚、各第2電極24間に位置する出射面22cが第2電極24側の通過部となっている。また、第1及び第2電極23,24はともに金属部材からなる。
図2に示すように、電気光学ユニット14において2つの電気光学素子21よりも入射側(ビームエキスパンダ13側)には、レーザ光を直線偏光に変えるための偏光板25が設けられている。偏光板25はその板面が光軸Lと直交するとともに、直線偏光化したレーザ光の偏光方向が偏光板25のすぐ後段の電気光学素子21の左右方向と一致するように設けられている。即ち、偏光板25を通過し、すぐ後段の電気光学素子21に入射するレーザ光の偏光方向と、その電気光学素子21の第1及び第2電極23,24間に発生する電界の方向とが一致するようになっている。各電気光学素子21は、一対の第2電極24の並ぶ方向(前述した光軸Lと直交する一方向)が互いに直交するように光軸L上に並設されている。また、各電気光学素子21間には、偏光板25にて直線偏光化されたレーザ光の偏光方向を90°回転させるためのλ/2波長板26が介在されている。
このような電気光学ユニット14において、ビームエキスパンダ13から出射されたレーザ光は偏光板25にて直線偏光化されて1つ目の電気光学素子21に入射する。各電気光学素子21は、第1電極23が接地されるとともに、各第2電極24には電圧印加手段を構成として含む制御回路11によってそれぞれ等しい大きさの電圧が印加される。制御回路11は電源19からの電圧を直流電圧に変換し、距離センサ18の測定結果に基づく大きさの電圧を第2電極24に印加する。
電気光学素子21において、第2電極24に電圧が印加されると、第1電極23と第2電極24との間に電位差が生じ、図3に示すように、電気光学素子21の光軸Lに対して線対称の形状に起因して光軸Lに対して線対称の電界が発生する。この第1及び第2電極23,24間の電界の電気力線は、図3において破線で示すように、光軸L側に突出するように湾曲している。第1及び第2電極23,24間に電界が発生すると、電気光学部材22はその電界の強度に応じてその屈折率が変化する。電気光学部材22の入射面22aから入射したレーザ光は、電気光学部材22の中心線(光軸L)側に屈折しながら進み、そのビーム径が各第2電極24側から均等に収縮されるようになっている。即ち、1つ目の電気光学素子21から出射されたレーザ光のビーム径は、各第2電極24側から均等に収縮した楕円形状となる。
次に、1つ目の電気光学素子21から出射されたレーザ光は、λ/2波長板26にてその偏光方向が90°回転する。尚、このとき、レーザ光の偏光方向は変わるが、ビーム径の楕円形状は回転することなくそのまま維持される。λ/2波長板26を通過したレーザ光は2つ目の電気光学素子21に入射する。2つ目の電気光学素子21の各第2電極24には、上記1つ目の電気光学素子21の各第2電極24と等しい電圧が制御回路11により印加されている。そして、レーザ光は2つ目の電気光学素子21によって楕円の長手方向に収縮され、そのビーム径は略円形となる。このように、電気光学ユニット14は、ビームエキスパンダ13から出射されたレーザ光の拡がり角度を可変する。
また、レーザ光の拡がり角度は、各電気光学素子21の第1及び第2電極23,24間に発生する電界強度の大きさ、即ち、制御回路11にて第2電極24に印加される電圧の大きさに応じてその拡がり量が可変される。第2電極24に印加する電圧を大きくし電界強度を大きくすると、焦点位置が光軸Lに沿って収束レンズ17側に移動する。即ち、焦点距離が短くなる。一方、第2電極24に印加する電圧を小さくし電界強度を小さくすると、焦点位置が光軸Lに沿って収束レンズ17から遠ざかる位置に移動する。即ち、焦点距離が長くなる。即ち、制御回路11による電圧制御により、レーザ光の拡がり角度が可変され、収束レンズ17にて収束される焦点位置が調整される。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)電気光学材料(誘電体材料)としての電気光学部材22において、第2電極24が設けられた第2配置面としての傾斜面22dは、その内面がその光軸L側を向くように傾斜している。これにより、第1及び第2電極23,24間に電位差が与えられると、電気光学部材22を通過する電気力線が光軸L側に突出するように湾曲して示される電界が発生し、その電界の作用によりレーザ光の拡がり角度が可変される。従って、電気光学素子21に印加する電圧を制御して電気光学部材22に加えられる電界強度を変化させることで拡がり角度を調整することができ、これにより焦点距離調整の高速化を図りつつも、焦点距離調整を的確に行うことができる。
(2)一対の第2電極24が光軸Lと直交する一方向に並んで配置された電気光学素子21が2つ設けられ、該電気光学素子21はその一対の第2電極24の並ぶ方向が互いに直交するように光軸L上に並設される。このため、各電気光学素子に対する電圧制御により入射光の拡がり角度を調整することができる。これとともに、レーザ光の偏光方向と電気光学部材22にて発生する電界の方向とが一致しないことによるレーザ光の分散を抑制することができる。
(3)入射面22aは光軸Lと直交する平面をなすため、レーザ光の拡がり角度を可変するための好適な電界を発生させることができる。
(4)第2電極24が設けられた傾斜面22dは光軸L側に突出する湾曲形状に形成されるため、レーザ光の拡がり角度を可変するための好適な電界を発生させることができる。
(6)誘電体材料としての電気光学部材22は、加えられる電界強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料からなるため、電気光学素子21に対する電圧制御によりレーザ光の拡がり角度を調整することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、電気光学ユニット14はビームエキスパンダ13の後段に設けられたが、特にこれに限定されるものではなく、レーザ光源12の後段、ガルバノミラー15の後段、又は収束レンズ17の後段に設けてもよい。また、上記実施形態では、収束レンズ17はガルバノミラー15の後段に設けられたが、レーザ光源12の後段、ビームエキスパンダ13の後段、又は電気光学ユニット14の後段に設けてもよい。
・上記実施形態では、電気光学部材22の入射面22aと出射面22cとは互いに平行な平面状に形成されたが、これ以外に例えば、入射面22a及び出射面22cの少なくとも一方を球面状に形成してもよい。
・上記実施形態では、電気光学素子21は凸部22bの頂面が出射面22cとなるように配置されたが、入射面22aとなるように配置してもよい。
・上記実施形態では、入射面22a側の第1電極23が接地され、出射面22c側の第2電極24に電圧が印加されたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば第1電極23に電圧を印加し、第2電極24を接地してもよく、また、第1及び第2電極23,24の両方に電圧を印加してもよい。このとき、上記実施形態では、第1電極23を低電位、第2電極24と高電位としてレーザ光の拡がり角度を小さくする(収縮する)ように作用したが、第1電極23を高電位、第2電極24と低電位としてレーザ光の拡がり角度を大きくする(発散する)ように作用させてもよい。
・上記実施形態では、第1電極23が1つ、第2電極24が2つ設けられたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば第1電極23を分割し、光軸Lと直交する一方向に(図3における左右方向)並んで配置される一対の第1電極を設けてもよい。また、各第2電極24をレーザ光が通過する以外の位置で繋がるように1つの部材で構成してもよい。
・上記実施形態では、傾斜面22dは光軸L側に突出する湾曲形状に形成されるが、これ以外に例えば、断面直線状となるように形成してもよい。
・上記実施形態では、電気光学部材22の凸部22bの傾斜面22dは、図3における左右方向両端まで形成されたが、図5に示すように、左右方向両端部分が入射面22aと平行となるように形成してもよい。
・上記実施形態では、電気光学ユニット14は2つの電気光学素子21を備えたが、これ以外に例えば、図4に示すような電気光学素子31を1つ備える構成としてもよい。図4に示すように、電気光学素子31を構成する電気光学部材32、第1電極33及び第2電極34がともに光軸Lを中心とする平面円形状に形成されている。即ち、電気光学部材32における第1及び第2電極33,34を配置するための第1及び第2配置面が光軸Lを中心とする360°に亘って形成されるとともに、第1及び第2電極33,34が光軸Lを中心とする360°に亘って形成されている。尚、電気光学素子31におけるレーザ光の光軸Lに沿う断面は、上記実施形態の電気光学素子21の断面(図3参照)と同一である。電気光学部材32は光軸L方向に突出する凸部32aを有し、その側面の周方向全体に亘って第2電極34が設けられている。また、電気光学素子31の凸部32a側を入射側及び出射側のいずれを向くように配置してもよい。この構成によれば、電気光学素子31が平面円形状をなすため、第1及び第2電極33,34間に電位差が与えられると、周方向全体において電気力線が光軸L側に突出するように湾曲して示される電界が発生するため、直線偏光化されていないレーザ光に対しても拡がり角度を調整可能である。従って、電気光学素子31の数を減らすことができるだけでなく、上記実施形態のような偏光板25やλ/2波長板26等が不要となり、部品点数を削減に貢献することができる。また、電気光学素子31を図6及び図7に示すように構成してもよい。図6に示す電気光学素子31では、第2電極34の周縁部が第1電極33と平行になっている。図7に示す電気光学素子31では、凸部32aの側面が断面直線状となるように傾斜するとともに、その側面の一部分に第2電極34が設けられている。また、図4のような電気光学素子31において、図8に示すように、凸部32aの側面32bに光軸Lと直交する一方向(図8においては左右方向)に並んで配置された一対の第2電極34を設けてもよい。尚、図8のような電気光学素子31は、上記実施形態と同様に2つ設けられ、各電気光学素子31は一対の第2電極24の並ぶ方向が互いに直交するように光軸L上に並設される。
・上記実施形態では、電気光学部材22にKTN結晶を用いたが、これ以外に例えば、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ラタン)結晶等を用いてもよい。また、電気光学材料としては、KTN以外の材料でもよく主にポッケルス効果やカー効果を利用するもの、つまり、第1及び第2電極間に印加される電圧を変化することに基づいて電気光学素子21,31に加えられる電界強度が変化し、この加えられる電界強度に応じて屈折率が変化するものであればよい。
・上記実施形態では、第1及び第2電極23,24に金属部材を用いたが、これ以外に例えば、錫を添加した酸化インジウム(ITO)等からなる透明電極を用いてもよい。この場合、透明電極ゆえ、図9に示すように、貫通孔23aを形成していない第1電極23と、出射面としての傾斜面22dを覆う第2電極24とを形成してもよい。即ち、電気光学部材22において、電極を配置する電極部をレーザ光が通過する通過部を兼ねる構成としてもよい。この構成によれば、電気光学素子21を小型に構成することが可能である。尚、この構成は、図4、図6及び図7に示すような、第1電極33及び第2電極34がともに光軸Lを中心とする平面円形状に形成された電気光学素子31に適用してもよい。
・上記実施形態では、レーザ加工装置を例にとって説明したが、これ以外に例えば、レーザ変位計に用いてもよい。
次に、上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記誘電体材料を通過する電気力線が前記光軸側に突出するように湾曲して示される前記第1及び第2電極間の電界の作用により、前記入射光の拡がり角度が可変される。
これにより、誘電体材料を通過する入射光が電気光学材料に加える電界の方向に倣って曲がることなく、その入射光の拡がり角度を好適に可変させることができる。
本実施形態におけるレーザ加工装置を示す概略構成図。 電気光学ユニットを示す分解斜視図。 電気光学ユニットの作用を説明するための概略図。 別例における電気光学素子を示す斜視図。 別例における電気光学素子を示す斜視図。 別例における電気光学素子を示す斜視図。 別例における電気光学素子を示す斜視図。 別例における電気光学素子を示す斜視図。 別例における電気光学素子を示す概略図。
符号の説明
L…光軸、W…ワーク、11…電圧印加手段としての制御回路、12…レーザ光源、14…電気光学ユニット、17…収束レンズ、21,31…電気光学素子、22,32…誘電体材料及び電気光学材料としての電気光学部材、22a…第1配置面としての入射面、22d…第2配置面としての傾斜面、23,33…第1電極、24,34…第2電極。

Claims (12)

  1. 第1及び第2電極間に誘電体材料を介在させてなる電気光学素子と、該第1及び第2電極間に電圧を印加する電圧印加手段を備え、該電圧印加手段で印加する前記電圧を変化させることにより前記誘電体材料に入射された入射光の光軸に対する拡がり角度を可変して、該電気光学素子から出射されて収束される光の焦点距離を調整する焦点距離調整装置であって、
    前記電気光学素子は、前記入射光が通過する通過部と、前記第1及び第2電極を配置する電極部とを有し、
    前記電極部は、前記誘電体材料の入射側の端面に前記第1電極を設けるための第1配置面及び出射側の端面に前記第2電極を設けるための第2配置面が設けられ、該第1及び第2配置面の少なくとも一方は、前記光軸を挟んで対称位置においてその内面が前記光軸側に向く傾斜面に形成され
    前記傾斜面は、前記光軸側に突出する湾曲形状に形成されたことを特徴とする焦点距離調整装置。
  2. 請求項1に記載の焦点距離調整装置において、
    前記第1及び第2電極がそれぞれ前記光軸と直交する一方向に並んで配置された一対の電極を有してなる前記電気光学素子を2つ備え、該各電気光学素子は前記一対の電極の並ぶ方向が互いに直交するように前記光軸上に並設されたことを特徴とする焦点距離調整装置。
  3. 請求項1に記載の焦点距離調整装置において、
    前記電気光学素子は、前記第1及び第2配置面が前記光軸を中心とする360°に亘って形成されるとともに、前記第1及び第2電極が前記光軸を中心とする360°に亘って形成されたことを特徴とする焦点距離調整装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置において、
    前記誘電体材料の第1及び第2配置面のいずれか一方は、前記光軸と直交する平面をなすことを特徴とする焦点距離調整装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置において、
    前記第1及び第2電極は透明電極であり、前記電極部は前記通過部を兼ねることを特徴とする焦点距離調整装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置において、
    前記誘電体材料は、加えられる電界強度に応じて屈折率が変化する電気光学材料からなることを特徴とする焦点距離調整装置。
  7. 加工用レーザ光源を備え、そのレーザ光源から出射されたレーザ光を請求項1〜のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置を介して加工対象物に照射することを特徴とするレーザ加工装置。
  8. レーザ光源を備え、そのレーザ光源から出射されたレーザ光を請求項1〜のいずれか1項に記載の焦点距離調整装置を介して測定対象物に照射することを特徴とするレーザ変位計。
  9. 第1及び第2電極間に誘電体材料を介在させてなり、該第1及び第2電極間に印加する電圧を変化させることにより入射された入射光の光軸に対する拡がり角度を可変可能な電気光学素子であって、
    前記誘電体材料は、前記入射光が通過する通過部と、前記第1及び第2電極を配置する電極部とを有し、
    前記電極部は、前記誘電体材料の入射側の端面に前記第1電極を設けるための第1配置面及び出射側の端面に前記第2電極を設けるための第2配置面が設けられ、該第1及び第2配置面の少なくとも一方は、前記光軸を挟んで対称位置においてその内面が前記光軸側に向く傾斜面に形成され、前記傾斜面は、前記光軸側に突出する湾曲形状に形成されたことを特徴とする電気光学素子。
  10. 請求項に記載の電気光学素子において、
    前記第1及び第2電極はそれぞれ、前記光軸と直交する一方向に並んで配置された一対の電極を有してなることを特徴とする電気光学素子。
  11. 請求項に記載の電気光学素子において、
    前記誘電体材料の第1及び第2配置面は、前記光軸を中心とする360°に亘って形成されるとともに、前記第1及び第2電極が前記光軸を中心とする360°に亘って形成されたことを特徴とする電気光学素子。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の電気光学素子において、
    前記誘電体材料の第1及び第2配置面のいずれか一方は、前記光軸と直交する平面をなすことを特徴とする電気光学素子。
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