JP4945338B2 - Led灯器および信号機ならびに信号制御システム更新方法 - Google Patents

Led灯器および信号機ならびに信号制御システム更新方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4945338B2
JP4945338B2 JP2007163038A JP2007163038A JP4945338B2 JP 4945338 B2 JP4945338 B2 JP 4945338B2 JP 2007163038 A JP2007163038 A JP 2007163038A JP 2007163038 A JP2007163038 A JP 2007163038A JP 4945338 B2 JP4945338 B2 JP 4945338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
led
signal
signal control
existing
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007163038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009001114A (ja
Inventor
隆 国藤
優史 遠藤
雅行 松本
幸夫 森山
悦彦 山崎
健 水野
勉 弘光
浩一 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2007163038A priority Critical patent/JP4945338B2/ja
Publication of JP2009001114A publication Critical patent/JP2009001114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4945338B2 publication Critical patent/JP4945338B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

この発明は、鉄道信号機の灯制御を行う信号制御システムを更新する信号制御システム更新方法に関し、詳しくは、制御信号を多芯ケーブルで個別に伝送する既設の信号制御システムから、制御信号を多重化してネットワークケーブルで伝送する新設の信号制御システムへ、信号制御システムを更新する信号制御システム更新方法に関する。
また、本発明は、その信号制御システムの更新に際してその一部として更新されるLED式信号機とそれに装着されるLED灯器にも関する。
図5(a)に概要構成図を示した信号制御システムは、多くの路線に設置されている旧式の個別配線システムであり、既設連動装置11から既設信号機15へ制御信号を伝送する際に多芯ケーブル13を介して信号機15の各灯Y,Gへ制御信号を個別に伝送する。具体例を挙げると、既設の信号制御システム11〜15には、駅等の機器室に既に設置されている連動装置11(既設信号制御装置)と、そこから屋外に引き出された多芯ケーブル13と、接続箱14を介して多芯ケーブル13に接続される線路脇の信号機15とが具わっている。一組の連動装置11に対し、多数組の多芯ケーブル13と接続箱14と信号機15とが設けられているが、一組だけを図示した。また、既設信号機15には複数・多数の信号電球(灯)が装備されているが、ここではG形のフィラメント式信号電球を2個だけ図示した。
この信号電球Y,Gは、2灯を同時に点灯させる複合現示の対象になっているので、直列に接続されている。また、それらの点灯/滅灯を制御および駆動するため、制御信号を生成する専用のリレーYGRが既設連動装置11に設けられるとともに、その制御信号を既設連動装置11から直列接続の信号電球Y,Gへ伝送する一対の電線が多芯ケーブル13の多数の電線から割り振られて専用化されている。図示は割愛したが、複合現示対象外の信号電球については、個々に、制御信号を生成する専用リレーが既設連動装置11に設けられるとともに、その制御信号を既設連動装置11から信号電球へ伝送する一対の電線が多芯ケーブル13の多数の電線から割り振られて専用化されている。
なお、上記のフィラメント式信号電球を代替するものとして、光源に多数の発光ダイオードを採用したLED灯器(LEDユニット)やLED式信号機が開発されている(例えば非特許文献1参照)。
また、2灯直列で使用時に一方が断線故障で滅灯したとき他方も滅灯するようになったLED信号電球も開発されている(例えば特許文献1参照)。
さらに、信号制御装置から信号機へ伝送される制御信号を抽象化かつ多重化して伝送するようになった信号制御システムが新たに開発されている(例えば特許文献2,非特許文献2参照)。
図5(b)は、そのような制御信号の伝送にネットワークシステムを採用した新式の信号制御システムの概要構成図である。
この信号制御システム21〜25には、駅等の機器室に設置される信号制御装置としての連動装置21及び中央制御装置22(新設ネットワーク信号制御装置21,22)と、そこから屋外に引き出されるLAN(Local Area Network)ケーブル23と、これに接続される小型制御端末24(制御ユニット)と、線路の脇に設置されるLED式信号機25とが具わっている。この信号機25にはLEDユニットY,G(LED灯器)が取り付けられている。一組の連動装置21と中央制御装置22に対し、一繋がりのLANケーブル23と、多数組の小型制御端末24とLED式信号機25とが設けられているが、ここでも一組だけを図示した。また、各LED式信号機には複数・多数のLEDユニット(LED灯器)が装備されるが、LEDユニットはやはり2個だけ図示した。
この場合、新設ネットワーク信号制御装置21,22と各小型制御端末24との間の通信がインターネットプロトコル(IP)を用いた多重化情報伝送方式により行われる。その通信を媒介するLANケーブル23には、過酷な鉄道沿線環境でも安定して稼動しうる光ケーブルが、採用されている。
そして、連動装置21で決定され中央制御装置22で抽象化された制御データ(制御信号)は、LANケーブル23を介してIPアドレス指定の小型制御端末24へ送信され、小型制御端末24で制御用定数に基づき具体化かつ個別化されて個別伝送可能な制御信号にされ、個々にリレーYR,GRを駆動する。
小型制御端末24のリレーYRとLEDユニットYとの間には一対の電線が専用に割り振られており、小型制御端末24のリレーGRとLEDユニットGとの間にも別の一対の電線が専用に割り振られており、この信号機ではLEDユニットY,Gが直列接続されていないが、小型制御端末24の制御用定数を適切に設定しておけば、LEDユニットY,Gの接続変更を行うまでもなく、LEDユニットY,Gが複合現示の対象になっているときには2灯を同時に点灯させることができ、LEDユニットY,Gが複合現示の対象になっていないときには個別に点灯させることができる。
このような光LAN利用の新式な信号制御システムが開発されたことから、既に設けられている個別配線の旧式な信号制御システムを、新システムに更新することが求められているが、信号制御システム更新に際しては、多大な手間が掛かる。
すなわち、駅機器室内の連動装置や現場の信号機の改良工事では、膨大な数の機器やケーブルを取り替える必要があるが、旧システムから新システムへの切替は、終電から始発までの列車運行停止時間帯である夜間の短時間に済ませなければならない。そのため、準備段階では何日にも亘って少しずつケーブルの敷設と機器の取り付けとを進め、切替の準備ができてから、分散している機器に多くの人が張り付いて配線変更を行うか、既設ケーブルと新設ケーブルとの間に切替スイッチをいれて一度に切り替えるか、といったことで短時間に信号制御システムを更新していた。
特開2002−173028号公報 特開2006−281960号公報 日本鉄道電気技術協会編「鉄道と電気技術」2005.2 VOL.16 No.2 pp27-30「信号機標識類のLED化」 平成17年電気学会産業応用部門大会 論文集 [III-251〜252] 「ネットワーク信号制御システムの開発について」JREA,Vol.48,No.5 pp.30839(2005)
もっとも、個別配線による旧式な既設の信号制御システムと、光LANによる新式な新設候補の信号制御システムとでは、機器室と現場とを繋ぐケーブルの構造や特性が異なるため、そのような信号制御システム更新には、従来の単純な切替スイッチ方式が使えない。また、上述した従来の更新手法のうち、分散している機器に多くの人が張り付いて配線変更を行う手法は実施できないこともないが、そのような更新手法では、システム切替までの事前作業と試験項目が多いので、多くの人手と工期が必要とされ、工事費も嵩んでしまう。しかも、列車の運行を妨げないよう注意深く且つ短時間で迅速に完了させなければならない切替作業があくまでも人手に頼って遂行されるため、作業者に過大な負担が掛かってしまう。
そこで、ケーブルの構造や特性の相違している新旧信号制御システムが併存している状態で何れのシステムも不都合なく稼動しうるような信号機や灯器があれば便利であるから、そのような信号機等を開発することが要請される(第1技術課題)。
また、信号制御システム更新に際してフィラメント式信号電球を装着した旧式の信号機を新式のLED式信号機に取り替えることも求められるが、新式の信号制御システムの小型制御端末は、上述したように複合現示対応のLED信号電球(例えば特許文献1参照)ばかりか他のLEDユニット(LED灯器、例えば非特許文献1参照)であっても各灯を個別に制御して不都合なく複合現示させることができるうえ、小型制御端末の使用を前提とした新式の信号機では、旧式の信号機と異なり、各灯を局所で直列接続することは行われない。さらに、新式の信号制御システムでも、複合現示に際して複合現示すべきものについて何れか一灯が断線滅灯したときには他灯も滅灯させるフェールセーフ機能を付加することが求められるが、小型制御端末を信号機側に配置した新式の信号制御システムでは、信号機側で信号電球を直列接続しなくても、複合現示にフェールセーフ性を付与することができる。
すなわち、新設ネットワーク信号制御装置21,22とは多重化伝送であってもLED式信号機25の各灯は個別制御・個別駆動するようになった小型制御端末24にあっては、例えば(図5(b)参照)、リレーYRの状態に応じてLEDユニットY(一灯)に供給される電流を検出したフィードバック信号FB1や、リレーGRの状態に応じてLEDユニットG(他灯)に供給される電流を検出したフィードバック信号FB2に基づき、マイクロプロセッサ(MPU)等で論理判定することで、容易に、フェールセーフ機能が実現されるので、そのような小型制御端末24の装備を前提としたLED式信号機25では、旧式の信号機15と異なり、複合現示対象の信号電球にG形フィラメント式信号電球やその代替LED信号電球を用いることが必須とされない。そればかりか、各灯ごとに断線の有無を検知することができるので、小型制御端末24を装備した信号制御システムでは、信号電球や灯器の直列接続は積極的に排除される。
そのため、既設連動装置(既設信号制御装置)の下でも新設の連動装置及び中央制御装置(新設ネットワーク信号制御装置)の下でも稼動しうるLED式信号機では、小型制御端末が装備されるとともにLEDユニット(LED灯器)が装着されたうえで、小型制御端末からLEDユニットへは複合現示の有無にかかわらず個別に制御信号が送出される一方、既設信号制御装置からの制御信号は複合現示対象外のLEDユニットへは個別に送出されるが複合現示対象のLEDユニットへは直列接続を前提とした一括通電によって同時に送出されることとなる。そして、このような新設小型制御端末の制御と既設信号制御装置の制御とを共に受け入れるLEDユニットでは、両制御による駆動電流を例えばワイヤードOR(Wired OR)にてLED発光部へ供給する等のことで上記の要請に応えること(第1技術課題の解決)が期待されるが、個別制御と直列制御との併存する複合現示状況下では以下のような不都合のあることも判明した(第2技術課題)。
図面を引用して、具体的に説明するが、先ず図6を参照しながら新設ネットワーク信号制御装置の制御と既設信号制御装置の制御とを共に受け入れるLED式信号機25及びLEDユニット30(LED灯器)を説明し、次に図7を参照しながら複合現示対象のLEDユニット30(Y,G)の異常点灯を説明する。
図6は、(a)が信号制御システム更新途中の新旧システム併存状態の概要構成図、(b)がLEDユニット30の回路図である。また、図7は、複合現示対象のLEDユニット30(Y,G)における駆動電流I2の不所望な回り込み現象を示す回路図である。
既設の信号機15を更新するLED式信号機25は(図6(a)参照)、一個か複数個のLEDユニット30(LED灯器)を着脱可能に装着するものであって、既設連動装置11の制御を受け入れるために多芯ケーブル13が接続されるとともに、新設ネットワーク信号制御装置21,22の制御を受け入れるためにLANケーブル23が接続される。多芯ケーブル13による個別配線はそのままLEDユニット30に接続されているが、抽象化かつ多重化された制御信号を伝送するLANケーブル23は、制御信号を個別化かつ具体化して個別伝送可能にする小型制御端末24に接続され、この小型制御端末24とLEDユニット30とが個別配線にて接続されている。LED式信号機25には、小型制御端末24と共に、それに電力を供給する絶縁トランス26なども、設けられる。
LEDユニット30は(図6(b)参照)、既設連動装置11の制御を受け入れるため複合現示対応のLED信号電球(例えば特許文献2参照)と同様な全波整流回路31(第1整流回路)と複合現示対応回路32とダイオード33とLED発光部34とを具えているのに加えて、小型制御端末24の制御も受け入れるために全波整流回路35(第2整流回路)を具えている。
全波整流回路31は、ダイオードスタック等からなり、既設連動装置11から多芯ケーブル13を介する個別配線にて伝送されてきた制御信号を入力し、それを全波整流して駆動電流I1(第1駆動電流)にし、この駆動電流I1をLED発光部34に供給するようになっている。
複合現示対応回路32は、例えばツェナーダイオードやソリッドステートリレー等の組み合わせからなり、他灯すなわち他のLEDユニットと直列接続された状態で他灯が断線滅灯すると駆動電流I1が少なくなることに基づき全波整流回路31の出力する駆動電流I1が例えば100mA以下になった状態が検出されると直列接続の他灯が断線滅灯したものとして駆動電流I1をLED発光部34から迂回させることによりLED発光部34を滅灯させるようになっている。
ダイオード33は、駆動電流I1と逆向きに電流が流れるのを阻止する。
LED発光部34は、直並列に接続されて同時駆動可能となっている多数の発光ダイオードを主体とするものであり、必要に応じて電流制限抵抗なども付加されている。
全波整流回路35は、ダイオードスタック等からなり、小型制御端末24から個別配線で伝送されてきた制御信号を入力し、それを全波整流して駆動電流I2(第2駆動電流)にし、この駆動電流I2をLED発光部34に供給するようになっている。
また、新旧の信号制御装置の制御を共に受け入れるLEDユニット30では、駆動電流I1の給電線と駆動電流I2の給電線とがワイヤードORされている。
そして、このようなLEDユニット30や小型制御端末24を装備したLED式信号機25では、既設連動装置11の制御信号が駆動電流I1となってLED発光部34に供給されるとともに、新設ネットワーク信号制御装置21,22の制御信号が小型制御端末24を経てから駆動電流I2となってLED発光部34に供給される。
そのため、信号制御システムの更新途中で、ケーブルの構造や特性の相違している新旧の信号制御システムを併存させても、何れのシステムも一見不都合なく稼動するように思われる。
しかしながら、LEDユニット30が複合現示の対象となっている場合、例えば2個のLEDユニット30(Y,G)が複合現示対象の場合(図7参照)、新設ネットワーク信号制御装置21,22や小型制御端末24の試験等のために小型制御端末24にて一方のLEDユニット30(Y)だけを点灯させようとしたときに、他方のLEDユニット30(G)までも、うっすら点灯してしまう、という不都合な現象が発生してしまう。
詳述すると、複合現示対象のLEDユニット30(Y,G)は、既設連動装置11のリレーYGRに応じて同時に点灯するべく、両者の全波整流回路31,31が直列に接続されている。これに対し、LEDユニット30(Y,G)のうちLEDユニット30(Y)の全波整流回路35は小型制御端末24のリレーYRに接続され、LEDユニット30(Y,G)のうちLEDユニット30(G)の全波整流回路35は小型制御端末24のリレーGRに接続され、全波整流回路35,35同士が直列に接続されてはいないが、小型制御端末24においてリレーYR,GRへの電力供給部たとえば電源トランスの二次側で並列に接続されている。
そのため、リレーYRが導通すると、リレーGRやリレーYGRが遮断していても、小型制御端末24の電力供給部からリレーYRとLEDユニット30(Y)の全波整流回路35とを介してLEDユニット30(Y)のLED発光部34に駆動電流I2が供給されるにとどまらず(図7の矢付き長波線を参照)、リレーGR介挿ラインよりリレーGR非介挿ラインの電圧が高くなる半周期には、小型制御端末24の電力供給部からリレーGR非介挿ラインとLEDユニット30(G)の全波整流回路35とLED発光部34と全波整流回路31と全波整流回路31,31の直列接続ラインとLEDユニット30(Y)の全波整流回路31と複合現示対応回路32と全波整流回路35とリレーYRとを介して半波整流の電流が流れる(図7の矢付き点線を参照)。
そして、点灯対象のLEDユニット30(Y)ばかりか、点灯対象でないLEDユニット30(G)までも、うっすら点灯してしまうのである。もっとも、新設ネットワーク信号制御装置21,22による小型制御端末24経由の制御でも、既設連動装置11による制御と全く同じく、LEDユニット30(Y,G)を常に複合現示する、という限定が必ず存在しているのであれば、上述の随伴点灯現象は問題にならないと言える。
しかしながら、新旧システムの併存する状態で小型制御端末24の全機能を試験するときには、上述した随伴点灯現象の発生が不都合になることがある。
例えば、小型制御端末24による上述の個別制御・個別駆動の機能や、電流検出フィードバックによるフェールセーフ機能、さらには複合現示から個別現示へ切り替えるのを予め可能にしておく拡張機能などを、新式の信号制御システムへの完全移行前に動作確認するといったことが、困難になる。
そこで、既設信号制御装置によって複合現示されるLED灯器が既設信号制御装置側で直列接続されていても、それらのLED灯器を新設の小型制御端末からは個々に単独で点灯させられるように改良することが課題となる(第1,第2技術課題)。
本発明のLED灯器は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、同時駆動可能に接続された複数の発光ダイオードを有するLED発光部と、前記LED発光部への第1駆動電流を整流する第1整流回路と、直列接続された他灯の断線滅灯を前記第1整流回路の出力に基づいて検出して他灯断線時には前記第1駆動電流を迂回させることにより前記LED発光部を滅灯させる複合現示対応回路とを備えたLED灯器において、前記LED発光部への第2駆動電流を整流する第2整流回路と、前記第1整流回路および前記複合現示対応回路と前記LED発光部との間に介挿接続されたスイッチを有し前記第1駆動電流の供給時だけ前記スイッチを導通させる回り込み防止回路とを備えていることを特徴とする。
また、本発明のLED灯器は(解決手段2)、上記解決手段1のLED灯器であって、前記スイッチが逆耐圧保護ダイオード付きソリッドステートリレーであり、順方向を前記第1駆動電流の向きにした補助ダイオードが前記スイッチに直列接続されていることを特徴とする。
さらに、本発明のLED灯器は(解決手段3)、上記解決手段2のLED灯器であって、前記スイッチが複数直列接続されており、前記補助ダイオードも複数直列接続されていることを特徴とする。
また、本発明のLED式信号機は(解決手段4)、上記解決手段1〜3のLED灯器と、個別配線にて伝送されてきた制御信号をそのまま前記LED灯器の前記第1整流回路へ導く手段と、ネットワークケーブルにて伝送されてきた制御信号を個別化かつ具体化して個別伝送可能にしてから前記LED灯器の前記第2整流回路へ送り込む小型制御端末とを備えていることを特徴とする。
また、本発明の信号制御システム更新方法は(解決手段5)、上記解決手段4のLED式信号機を使用するものであり、具体的には、連動装置などの既設信号制御装置から多芯ケーブルを介して既設信号機の各灯へ個別に制御信号を伝送する既設の信号制御システムに対して上記解決手段4のLED式信号機に更新するとともにこの新設のLED式信号機に前記多芯ケーブルを接続し、新設ネットワーク信号制御装置から前記新設LED式信号機への制御信号を抽象化かつ多重化して伝送するネットワークケーブルを前記新設LED式信号機に接続し、その後、前記多芯ケーブルを前記新設LED式信号機から取り外すことを特徴とする。
このような本発明のLED灯器(解決手段1)やLED式信号機(解決手段4)を用いた信号制御システム更新方法(解決手段5)にあっては、連動装置などの既設信号制御装置から多芯ケーブルを介して既設信号機の各灯へ個別に制御信号を伝送する既設の信号制御システムから、制御信号を多重化してネットワークケーブルで伝送する新設の信号制御システムへ、信号制御システムを更新するときには、先ず準備段階で、既設信号機を解決手段4のLED式信号機に更新するとともに、この新設信号機に多芯ケーブルを接続しておく。
この接続状態では、既設信号制御装置から多芯ケーブルでの個別配線にて伝送されてきた制御信号が、新設信号機であるLED式信号機によってLED灯器の第1整流回路へ導かれ、そこで整流されて第1駆動電流となってLED発光部に供給されるので、新設信号機の各灯が既設信号制御装置の制御に従って点灯や滅灯する。しかも、LED灯器には複合現示対応回路も設けられているので、LED灯器が既設信号制御装置側で直列接続されていると、複合現示がフェールセーフに行われる。これにより、旧式の信号制御システムの適切な稼動が維持されるので、列車運行を妨げることなく信号制御システム更新を続行することができる。
それから、ネットワークケーブルを新設のLED式信号機に接続する。そうすると、新設ネットワーク信号制御装置から制御信号を抽象化かつ多重化してネットワークへ送出すれば、その制御信号が新設信号機の小型制御端末によって個別化かつ具体化されて個別伝送可能になってからLED灯器の第2整流回路へ送り込まれ、そこで整流されて第2駆動電流となってLED発光部に供給されるので、新設信号機の各灯が新設ネットワーク信号制御装置の制御に従って点灯や滅灯する。これにより、新式の信号制御システムも作動可能になるので、夜間の列車運行停止中など旧式の信号制御システムの稼動に影響しない時間帯に新式の信号制御システムの動作試験等を行うことができる。
しかも、本発明のLED灯器には回り込み防止回路が設けられているので、既設信号制御装置側で直列接続されていないLED灯器はもちろんのこと既設信号制御装置側で直列接続されているLED灯器についても、小型制御端末から個々に点灯/滅灯させて動作を確認することができる。
そして、更新対象の総ての信号機について確認が済み、新設ネットワーク信号制御装置やネットワークについても確認が済んで、機が熟したら、既設信号制御装置の本格稼動を停止して、新設ネットワーク信号制御装置の稼動を本格化させる。
その後、時期を見て、多芯ケーブルを新設信号機から取り外し沿線からも取り除き、既設信号制御装置を機器室から取り除けば、信号制御システムの更新が完遂する。
したがって、この発明によれば、既設信号制御装置によって複合現示されるLED灯器が既設信号制御装置側で直列接続されていても、それらのLED灯器を新設の小型制御端末からは個々に単独で点灯させることができる。
そして、ケーブルの構造や特性の相違している新旧信号制御システムが併存している状態で何れのシステムも不都合なく稼動させることができるので、信号制御システムを容易に更新することができる。
また、本発明のLED灯器にあっては(解決手段2)、回り込み防止回路のスイッチに逆耐圧保護ダイオード付きソリッドステートリレーが採用されているので、回り込み防止回路を追加してもLED灯器が不所望に大きくなるのを回避することができる。しかも、そのソリッドステートリレーには補助ダイオードが直列接続されているので、ソリッドステートリレーに逆耐圧保護ダイオードが付いていても、スイッチによる回り込み防止機能が損なわれることなく維持される。
さらに、本発明のLED灯器にあっては(解決手段3)、スイッチも補助ダイオードも多段化されているため、回路素子に導通故障が発生しても、それが単品にとどまる限り、回り込み防止回路の機能は損なわれることなく維持されるので、信頼性が高い。
このような本発明のLED灯器およびLED式信号機ならびに信号制御システム更新方法について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜3に示した実施例1は、上述した解決手段1,2,4,5(出願当初の請求項1,2,4,5)を具現化したものであり、図4に示した実施例2は、上述した解決手段3(出願当初の請求項3)をも具現化したものである。
なお、それらの図示に際し既述品と同様の構成要素には同一の符号を付して示したので、重複する再度の説明は割愛し、以下、既述事項との相違点を中心に説明する。
本発明のLED灯器およびLED式信号機の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、新設のLED式信号機27等の構造を示し、(a)が信号制御システム更新途中の新旧システム併存状態の概要構成図、(b)がLEDユニット40(LED灯器)の回路図である。
このLED式信号機27が既述した図6(a)のLED式信号機25と相違するのは、LEDユニット30に代えてLEDユニット40が装着されている点である。
すなわち(図1(a)参照)、LED式信号機27は、LEDユニット40(LED灯器)と、既設連動装置11(既設信号制御装置)から個別配線にて伝送されてきた制御信号をそのままLEDユニット40の全波整流回路31(第1整流回路)へ導く手段と、新設ネットワーク信号制御装置21,22からLANケーブル23(ネットワークケーブル)にて伝送されてきた制御信号を個別化かつ具体化して個別伝送可能にしてからLEDユニット40の全波整流回路35(第2整流回路)へ送り込む小型制御端末24とを具えていて、新設ネットワーク信号制御装置21,22の制御と既設連動装置11の制御とを共に受け入れるようになっている。
また、LEDユニット40(LED灯器)が既述した図6(b)のLEDユニット30と相違するのは、回り込み防止回路41が追加されている点である。
すなわち(図1(b)参照)、LEDユニット40は、同時駆動可能に接続された複数の発光ダイオードを有するLED発光部34と、このLED発光部34への駆動電流I1(第1駆動電流)を整流する全波整流回路31(第1整流回路)と、直列接続された他灯の断線滅灯を全波整流回路31の出力に基づいて検出して他灯断線時には駆動電流I1をLED発光部34から迂回させることによりLED発光部34を滅灯させる複合現示対応回路32と、駆動電流I1の給電線での逆流を阻止するダイオード33と、LED発光部34への駆動電流I2(第2駆動電流)を整流する全波整流回路35(第2整流回路)と、回り込み防止回路41とを具えていて、複合現示の有無にかかわらず小型制御端末24の制御と既設連動装置11の制御とを共に受け入れるようになっている。
回り込み防止回路41は、全波整流回路31及び複合現示対応回路32とダイオード33及びLED発光部34との間に介挿接続されたスイッチ対42,43を有していて、駆動電流I1の供給時だけスイッチ対42,43を導通させるものである。
スイッチ対42,43は、駆動電流I1の一対の給電線のうち電流出流側に設けられたスイッチ42と、電流還流側に設けられたスイッチ43とからなる。スイッチ42にもスイッチ43にも逆耐圧保護ダイオード(破線参照)付きソリッドステートリレーが採用されており、何れも、全波整流回路31とLED発光部34とに亘る駆動電流I1の給電線のうち、複合現示対応回路32の接続点よりはLED発光部34寄りで、ダイオード33やLED発光部34よりは全波整流回路31寄りのところに、介挿接続されている。
スイッチ42の制御側のフォトダイオードとスイッチ43の制御側のフォトダイオードとが電流制限用抵抗R4と共に直列接続され、その両端がそれぞれ駆動電流I1の給電線対の出流側と還流側とに接続されているので、スイッチ42もスイッチ43も駆動電流I1の供給時だけ導通するようになっている。なお、ソリッドステートリレーの逆耐圧保護のため、スイッチ42,43の制御側のフォトダイオードにはそれぞれ逆向きのダイオードD2,D3が並列接続されている。
さらに、スイッチ42,43が遮断状態をとるべきときに逆耐圧保護ダイオードによって不所望に導通してしまわないよう、順方向を駆動電流I1の向きにした補助ダイオード44がスイッチ43に直列接続されている。なお、スイッチ42についてはダイオード33が補助ダイオードとなっている。
このようなLEDユニット40(LED灯器)及びLED式信号機27を使用して行う本発明の信号制御システム更新方法の実施例1を、図面を引用して説明する。
図1(a)は信号制御システム更新途中の新旧システム併存状態の概要構成図であり、図2は、既設連動装置11でLED式信号機27の点灯/滅灯を制御している状態を示す回路図であり、図3は新設ネットワーク信号制御装置21,22でLED式信号機27の点灯/滅灯を制御している状態を示す回路図である。
既存の鉄道では多く路線に既述した既設連動装置11(既設信号制御装置)と多芯ケーブル13と接続箱14と既設信号機15とが設置されており(図6(a)参照)、そのような個別配線による旧式の信号制御システム11〜15によって、信号の点灯/滅灯を制御する信号が連動装置11から多芯ケーブル13を介して信号機15の各灯へ個別に伝送されている。
このような既設の旧式な信号制御システム11〜15を新システムに更新するときは、先ず(図1(a)参照)、既設信号機15を新式のLED式信号機27に更新するとともに、信号機15から外した多芯ケーブル13を新設LED式信号機27に接続し直す。
これにより、既設連動装置11の制御信号が多芯ケーブル13を介してLED式信号機27の各灯すなわちLEDユニット40(LED灯器)へ個別に伝送されるので、既設の信号制御システムが復活して、既設連動装置11の制御下で列車運行が再開可能となる。
一方で、新式の連動装置21や中央制御装置22を設置し、LANケーブル23を敷設することも行うが、これらは既設の信号制御システムによる列車運行を妨げないので、それぞれの都合で施工しておく。そして、LED式信号機27が新設されたら、それにLANケーブル23を接続する。
これにより、新設ネットワーク信号制御装置21,22の制御信号が、抽象化かつ多重化されてLANケーブル23経由で小型制御端末24に伝送され、そこで個別化かつ具体化されてから、LED式信号機27の各灯すなわちLEDユニット40へ個別に伝送されるので、新設の信号制御システムの動作確認が可能となる。
新設の信号制御システム21〜27の動作確認は、既設連動装置11の制御下の列車運行の無い夜間の短時間などに限って行われるが、LED式信号機27やLEDユニット40が新旧システムの制御信号を何れも受け入れるので、面倒なシステム切替作業を前後に行わなくて良いため、限られた時間を無駄なく使い切ることができるうえ、人手も少なくて済む。
そして、連動装置11の制御下にあった総ての既設信号機15について新設LED式信号機27への更新とLANケーブル23での新設ネットワーク信号制御装置21,22への接続とが済めば、新旧システム切替の準備が整う。
それから、列車運行に支障のない適宜な時に、新旧システムの稼動状態を切り替える。その切替作業は、既設連動装置11の稼動を停止して、代わりに新設ネットワーク信号制御装置21,22を稼動させることで、容易かつ迅速に行われる。
こうして、LANケーブル23で繋がれた新式の信号制御システム21〜27が稼動するので、不要になった信号制御システム11〜14は何時でも取り除くことができ、後には新式の信号制御システム21〜27(40)が残されることとなる。
以上の説明より明らかなように、LEDユニット40を装着したLED式信号機27をを用いた本実施例の信号制御システム更新方法にあっては、ケーブル13,23の構造や特性が相違していても容易に信号制御システムを更新することができる。
しかも、新設のLED式信号機27やLEDユニット40にあっては、既設連動装置11によって複合現示されるLEDユニット40(Y,G)が既設連動装置11側で直列接続されていても、それらのLEDユニット40(Y,G)を新設の小型制御端末24からは個々に単独で点灯させることができる。
既述したのと同じく複合現示対象のLEDユニット40(Y,G)がLED式信号機27に取り付けられている具体例で詳述する(図2,図3参照)。2個のLEDユニット40(Y,G)は、既設連動装置11のリレーYGRに応じて同時に点灯するべく、両者の全波整流回路31,31が既設連動装置11側で直列に接続されている。これに対し、LEDユニット40(Y,G)のうちLEDユニット40(Y)の全波整流回路35は小型制御端末24のリレーYRに接続され、LEDユニット40(Y,G)のうちLEDユニット40(G)の全波整流回路35は小型制御端末24のリレーGRに接続され、全波整流回路35,35同士が直列に接続されてはいないが、小型制御端末24においてリレーYR,GRへの電力供給部たとえば電源トランスの二次側で並列に接続されている。
そして、既設連動装置11のリレーYGRが導通すると(図2参照)、小型制御端末24のリレーYRやリレーGRは遮断しているものとして、既設連動装置11の電力供給部からリレーYGRとLEDユニット40(Y)の全波整流回路31とを介してLEDユニット40(Y)のLED発光部34に駆動電流I1が供給され、さらにその駆動電流I1がLEDユニット40(Y)の全波整流回路31とLEDユニット40(G)の全波整流回路31との直列接続ラインを経由してLEDユニット40(G)のLED発光部34にも流れる(図2の矢付き長波線を参照)。これにより、LED式信号機27にあっては、LEDユニット40(Y,G)が既設連動装置11によって適切に複合現示される。
一方、小型制御端末24のリレーYRが導通すると(図3参照)、小型制御端末24のリレーGRや既設連動装置11のリレーYGRは遮断しているものとして、小型制御端末24の電力供給部からリレーYRとLEDユニット40(Y)の全波整流回路35とを介してLEDユニット40(Y)のLED発光部34に駆動電流I2が供給される(図3の矢付き長波線を参照)。しかも、既述したLED式信号機25と異なりLED式信号機27では、リレーGR介挿ラインよりリレーGR非介挿ラインの電圧が高くなっても(図3の矢付き点線を参照)、小型制御端末24の電力供給部からリレーGR非介挿ラインへ向う電流は、LEDユニット30(G)の全波整流回路35とLED発光部34は通過できても、その先のスイッチ43によって阻止される。
繰り返しとなる説明は割愛するが、小型制御端末24のリレーYRや既設連動装置11のリレーYGRが遮断しているときに、小型制御端末24のリレーGRが導通すると、LEDユニット40(G)のLED発光部34には駆動電流I2が供給されるが、LEDユニット40(Y)のLED発光部34には電流が流れない。また、既設連動装置11のリレーYGRが遮断しているときに、小型制御端末24のリレーYRとリレーGRが導通すると、LEDユニット40(G)のLED発光部34にもLEDユニット40(Y)のLED発光部34にも駆動電流I2が供給される。
こうして、LED式信号機27にあっては、既設連動装置11の制御によって適切に複合現示がなされるとともに、新設ネットワーク信号制御装置21,22及び小型制御端末24による複合現示ばかりか個別の単独現示も適切になされる。
本発明のLED灯器およびLED式信号機の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図4は、(a)が信号制御システム更新途中の新旧システム併存状態の概要構成図、(b)がLEDユニット50(LED灯器)の回路図である。
LED式信号機27に装着されたLEDユニット50が上述した実施例1のLEDユニット40と相違するのは、回り込み防止回路41が一部改造されて回り込み防止回路51になっている点である。
また、回り込み防止回路51が上述した回り込み防止回路41と相違するのは、スイッチ42,43と補助ダイオード33,44とがそれぞれ二段化されている点である。
スイッチ42の二段化は同様のスイッチ52の直列接続にて行われ、スイッチ43の二段化は同様のスイッチ53の直列接続にて行われている。なお、スイッチ52,53にはダイオードD2,D3と同様のダイオードD52,D53がそれぞれ付設されている。また、補助ダイオード33の二段化は同様の補助ダイオード55の直列接続にて行われ、補助ダイオード44の二段化は同様の補助ダイオード54の直列接続にて行われている。
この場合、スイッチ42,52の何れか一方がショート故障(短絡故障)しても必要機能が喪失を免れて維持される。また、スイッチ43,53の何れか一方がショート故障してもやはり必要機能が喪失を免れて維持される。さらに、ダイオード33,55の何れか一方がショート故障しても必要機能が喪失を免れて維持される。また、ダイオード44,54の何れか一方がショート故障しても必要機能が喪失を免れて維持される。
このように二段化素子の一方がショート故障しただけでは回り込み防止の機能が損なわれないで正常に動作しつづけるので、信頼性が向上する。
[その他]
本発明は、鉄道信号に係る新旧システムの併存状態で複合現示対象を個別点灯させたときに発現する特異現象に鑑みて創案されたものであるが、複合現示対象でない信号機であっても灯器の直列接続状態やそれに等価な状態を既設連動装置の内部等で恒久的に又は一時的に発現するような場合にも、適用が可能であり有用である。
本発明の実施例1について、LED灯器および信号機の構造ならびに信号制御システム更新方法の要部を示し、(a)が信号制御システム更新途中の新旧システム併存状態の概要構成図、(b)がLED灯器の回路図である。 既設連動装置による制御状態を示す回路図である。 新設ネットワーク信号制御装置による制御状態を示す回路図である。 本発明の実施例2について、(a)が信号制御システム更新途中の新旧システム併存状態の概要構成図、(b)がLED灯器の回路図である。 従来の鉄道信号制御システムを示し、(a)が既設の個別配線システムの概要構成図、(b)が新設のネットワークシステムの概要構成図である。 本発明の課題の前提状態を示し、(a)が信号制御システム更新途中の新旧システム併存状態の概要構成図、(b)がLED灯器の回路図である。 本発明の課題となる電流の不所望な回り込み状態を示す回路図である。
符号の説明
11…連動装置(既設)、13…多芯ケーブル、
14…接続箱、15…信号機(既設)、
21…連動装置(新設)、22…中央制御装置、
23…LANケーブル、24…小型制御端末、
25…LED式信号機、26…絶縁トランス、
27…LED式信号機(新設)、
30…LEDユニット(灯器)、31…全波整流回路、
32…複合現示対応回路、33…ダイオード(補助)、
34…LED発光部、35…全波整流回路、
40…LEDユニット(灯器)、41…回り込み防止回路、
42,43…スイッチ、44…補助ダイオード、
50…LEDユニット(灯器)、51…回り込み防止回路、
52,53…スイッチ、54,55…補助ダイオード

Claims (5)

  1. 同時駆動可能に接続された複数の発光ダイオードを有するLED発光部と、前記LED発光部への第1駆動電流を整流する第1整流回路と、直列接続された他灯の断線滅灯を前記第1整流回路の出力に基づいて検出して他灯断線時には前記第1駆動電流を迂回させることにより前記LED発光部を滅灯させる複合現示対応回路とを備えたLED灯器において、前記LED発光部への第2駆動電流を整流する第2整流回路と、前記第1整流回路および前記複合現示対応回路と前記LED発光部との間に介挿接続されたスイッチを有し前記第1駆動電流の供給時だけ前記スイッチを導通させる回り込み防止回路とを備えていることを特徴とするLED灯器。
  2. 前記スイッチが逆耐圧保護ダイオード付きソリッドステートリレーであり、順方向を前記第1駆動電流の向きにした補助ダイオードが前記スイッチに直列接続されていることを特徴とする請求項1記載のLED灯器。
  3. 前記スイッチが複数直列接続されており、前記補助ダイオードも複数直列接続されていることを特徴とする請求項2記載のLED灯器。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載されたLED灯器と、個別配線にて伝送されてきた制御信号をそのまま前記LED灯器の前記第1整流回路へ導く手段と、ネットワークケーブルにて伝送されてきた制御信号を個別化かつ具体化して個別伝送可能にしてから前記LED灯器の前記第2整流回路へ送り込む小型制御端末とを備えていることを特徴とするLED式信号機。
  5. 連動装置などの既設信号制御装置から多芯ケーブルを介して既設信号機の各灯へ個別に制御信号を伝送する既設の信号制御システムに対して前記既設信号機を請求項4記載のLED式信号機に更新するとともにこの新設信号機に前記多芯ケーブルを接続し、新設ネットワーク信号制御装置から前記新設信号機への制御信号を抽象化かつ多重化して伝送するネットワークケーブルを前記新設信号機に接続し、その後、前記多芯ケーブルを前記新設信号機から取り外すことを特徴とする信号制御システム更新方法。
JP2007163038A 2007-06-20 2007-06-20 Led灯器および信号機ならびに信号制御システム更新方法 Expired - Fee Related JP4945338B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007163038A JP4945338B2 (ja) 2007-06-20 2007-06-20 Led灯器および信号機ならびに信号制御システム更新方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007163038A JP4945338B2 (ja) 2007-06-20 2007-06-20 Led灯器および信号機ならびに信号制御システム更新方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009001114A JP2009001114A (ja) 2009-01-08
JP4945338B2 true JP4945338B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=40318000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007163038A Expired - Fee Related JP4945338B2 (ja) 2007-06-20 2007-06-20 Led灯器および信号機ならびに信号制御システム更新方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4945338B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4931954B2 (ja) * 2009-03-31 2012-05-16 株式会社京三製作所 信号機制御システム
JP5078950B2 (ja) * 2009-07-16 2012-11-21 株式会社京三製作所 Led信号機
US8896287B2 (en) 2011-11-30 2014-11-25 International Business Machines Corporation Cable identification using a unique signal carried on an external conductor
US20130135616A1 (en) 2011-11-30 2013-05-30 International Business Machines Corporation Cable identification using a unique cable sleeve
US8606972B2 (en) 2011-11-30 2013-12-10 International Business Machines Corporation Cable identification using data traffic activity information
US8896286B2 (en) 2011-11-30 2014-11-25 International Business Machines Corporation Cable identification using a unique signal carried on an unused conductor

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3072550B2 (ja) * 1997-03-14 2000-07-31 株式会社三工社 Ledを用いた信号灯の誘導点灯防止回路
JP4683714B2 (ja) * 2000-12-08 2011-05-18 大同信号株式会社 Led信号電球
JP2003170829A (ja) * 2001-12-05 2003-06-17 Sankosha:Kk Led信号灯器制御回路
JP3642759B2 (ja) * 2002-02-14 2005-04-27 大同信号株式会社 鉄道信号保安装置用知的端末
JP4056344B2 (ja) * 2002-09-27 2008-03-05 大同信号株式会社 Led信号電球及び鉄道用信号機
JP2005005069A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Tetsuden:Kk スイッチ切換機構
JP4467999B2 (ja) * 2004-01-28 2010-05-26 東日本旅客鉄道株式会社 切換スイッチ及び鉄道信号保安装置更新方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009001114A (ja) 2009-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4945338B2 (ja) Led灯器および信号機ならびに信号制御システム更新方法
CA2824967C (en) Airfield lighting control and monitoring system utilizing fiber optic double loop self healing communications
JP2008090738A (ja) 交通信号制御システム、交通信号制御機、灯器駆動装置及び信号灯器
CN107534461A (zh) 供电路径切换装置、供电路径切换系统和供电路径切换方法
CN106658812B (zh) 火灾或停电时的应急灯电源供给装置
WO2023035735A1 (zh) 一种三相路灯控制系统
JP4783258B2 (ja) 列車制御ネットワークシステム
CN113853050A (zh) 一种单相路灯的控制系统
US11459119B2 (en) Installation and method for controlling signalling lights arranged in series
JP2011070947A (ja) Led式灯器点灯装置
JP5038033B2 (ja) 鉄道信号機用切替装置および信号制御システム更新方法
US9832827B2 (en) Battery back up lamp using AC wiring activation
JP2006156287A (ja) 閃光灯点灯システムおよび閃光灯点灯方法
KR101965036B1 (ko) 항공 장애등 제어 장치 및 항공 장애등 제어 방법
JP5078950B2 (ja) Led信号機
JP4858814B2 (ja) 配線システム
CN114415059A (zh) 信号色灯检测电路和信号色灯状态的检测方法
JP2001018800A (ja) 信号機および信号装置
JP5812291B2 (ja) 監視システム
JP5924069B2 (ja) 監視システム
KR101669602B1 (ko) 개별 점검식 풀 코드 스위치
US20130293128A1 (en) Light fixture
WO2020261924A1 (ja) 分岐装置、及び海底ケーブルシステム
CN108990241A (zh) 带有安全照明的照明系统
JP2024044279A (ja) 分岐装置、光海底ケーブルシステム及び給電方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4945338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees