JP4943257B2 - 情報表示装置、ナビゲーション装置、情報表示方法、情報表示プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報表示装置、ナビゲーション装置、情報表示方法、情報表示プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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この発明は、地図データと画像データとを重畳して表示する情報表示装置、ナビゲーション装置、情報表示方法、情報表示プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した情報表示装置、ナビゲーション装置、情報表示方法、情報表示プログラムおよび記録媒体に限られない。
従来、ナビゲーション装置などにおいて、所定の地域の地図データと、その地域の実際の状況をカメラなどで撮影した画像データとを重ね合わせて表示する技術が知られている。このような技術を用いたナビゲーション装置では、たとえば、ユーザの風景画像読み出し操作、あるいは、車両がメモリに記憶されている風景画像の位置座標から所定距離以内に近づきかつ撮影方向と車両進行方向が略一致した場合、接近した位置の風景映像(画像データ)をメモリから読み出す。他方、表示部に表示すべき車両位置周辺の地図データは地図データ処理部により、カメラからメモリを介して得られて風景映像に地図を重ねた際に下地画像が地図の背景部分を透過するように地図の背景部分を透過処理され、画像合成部により、地図データ加工処理部により加工された地図をメモリから呼び出されたカメラ映像に重ねて合成し、表示部に表示する(たとえば、下記特許文献1参照)。
特開2004−125446号公報
しかしながら、上述した従来技術では、地図データの表示濃度と画像データの表示濃度とを任意に変更できないという問題点が一例として挙げられる。従来技術のように地図データと画像データとを重ね合わせて表示することによって、それぞれのデータに含まれる情報をよりわかりやすくユーザに示すことができるが、ユーザが地図データと画像データのいずれから情報を得たいかは、状況によって異なる。たとえば、上述した従来技術では、地図の背景部分を透過するように地図データを加工した上で、加工した地図データを画像データに重ねて合成している。この場合、画像データの表示に重点が置かれているため、地図データの視認性が低下しており、地図データから情報を得ることが困難となる恐れがあるという問題点が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる情報表示装置は、所定の地域に関する地図データを取得する地図データ取得手段と、前記所定の地域のうち少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する画像データ取得手段と、前記所定の地域に関する情報に基づいて、前記地図データ取得手段によって取得された地図データの表示濃度と前記画像データ取得手段によって取得された画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段によってそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示手段と、を備え、前記決定手段は、前記所定の地域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする。
また、請求項2の発明にかかる情報表示装置は、移動体に搭載される情報表示装置であって、前記移動体の現在位置周辺領域の地図データを取得する地図データ取得手段と、前記現在位置周辺領域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する画像データ取得手段と、前記現在位置周辺領域に関する情報に基づいて、前記地図データ取得手段によって取得された地図データの表示濃度と前記画像データ取得手段によって取得された画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段によってそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示手段と、を備え、前記決定手段は、前記現在位置周辺領域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする。
また、請求項の発明にかかるナビゲーション装置は、移動体に搭載されるナビゲーション装置であって、前記移動体の現在位置周辺領域に関する地図データを取得する地図データ取得手段と、前記現在位置周辺領域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する画像データ取得手段と、前記現在位置周辺領域に関する情報に基づいて、前記地図データ取得手段によって取得された地図データの表示濃度と前記画像データ取得手段によって取得された画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定手段と、前記決定手段によってそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示手段と、前記移動体の移動経路を探索する探索手段と、を備え、前記決定手段は、前記探索手段によって探索された移動経路上における前記移動体の位置に基づいて、前記表示濃度を決定することを特徴とする。
また、請求項の発明にかかる情報表示方法は、所定の地域に関する地図データおよび前記所定の地域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する取得工程と、前記所定の地域に関する情報に基づいて、前記取得工程で取得された地図データの表示濃度と画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定工程と、前記決定工程でそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示工程と、を含み、前記決定工程は、前記所定の地域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする。
また、請求項10の発明にかかる情報表示方法は、移動体の現在位置周辺領域の地図データおよび前記現在位置周辺領域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する取得工程と、前記現在位置周辺領域に関する情報に基づいて、前記取得工程で取得された地図データの表示濃度と画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定工程と、前記決定工程でそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示工程と、を含み、前記決定工程は、前記現在位置周辺領域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする。
また、請求項11の発明にかかる情報表示プログラムは、請求項9または10に記載の情報表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかる記録媒体は、請求項11に記載の情報表示プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能なことを特徴とする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報表示装置、ナビゲーション装置、情報表示方法、情報表示プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、実施の形態にかかる情報表示装置100の機能的構成について説明する。図1は、実施の形態にかかる情報表示装置の機能的構成を示すブロック図である。実施の形態にかかる情報表示装置100は、地図データ取得部101、画像データ取得部102、決定部103、表示部104によって構成され、たとえば、移動体に搭載されるナビゲーション装置内の一構成部として設けられる。
地図データ取得部101は、所定の地域に関する地図データを取得する。所定の地域とは、たとえば、情報表示装置100が搭載された移動体の現在位置周辺領域や、地図データ(または画像データ)の表示が指示された地点の周辺領域である。地図データ取得部101が取得する地図データには、所定の地域以外の地域に関するデータが含まれていてもよい。
画像データ取得部102は、所定の地域のうち少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する。画像データ取得部102は、たとえば、移動体の現在位置周辺領域や地図データ(または画像データ)の表示が指示された地点の周辺領域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する。画像データ取得部102が取得する画像データには、所定の地域以外の地域に関するデータが含まれていてもよい。
決定部103は、所定の地域に関する情報に基づいて、地図データ取得部101によって取得された地図データの表示濃度と画像データ取得部102によって取得された画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する。所定の地域が移動体の現在位置周辺領域である場合、決定部103は、たとえば、移動体の現在位置周辺領域に関する情報に基づいて、地図データおよび画像データの表示濃度を決定する。より詳細には、決定部103は、たとえば、移動体の現在位置周辺領域内の地物の属性に基づいて表示濃度を決定する。この場合、決定部103は、たとえば、移動体の進行方向周辺に交差点がある場合、画像データの表示濃度を地図データの表示濃度よりも高くする。
また、決定部103は、たとえば、移動体の現在位置周辺領域内の地物の密度に基づいて表示濃度を決定してもよい。この場合、決定部103は、たとえば、移動体の現在位置周辺領域内の前記地物の数が所定数以上である場合、画像データの表示濃度を地図データの表示濃度よりも高くする。
また、情報表示装置100がナビゲーション装置の一構成部として設けられている場合、決定部103は、たとえば、探索部105によって探索された移動経路上における移動体の位置に基づいて、表示濃度を決定する。ここで、探索部105は、移動体の移動経路を探索する。この場合、決定部103は、たとえば、移動体の現在位置が移動経路上の目的地点に近いほど画像データの表示濃度を高くする。
また、決定部103は、移動体が移動した地域の履歴情報を記録する記録部106によって記録された履歴情報に基づいて表示濃度を決定してもよい。この場合、決定部103は、たとえば、履歴情報に移動体の現在位置が含まれている場合、すなわち過去に通ったことがある地点である場合、地図データの表示濃度を画像データの表示濃度よりも高くする。
表示部104は、決定部103によってそれぞれ決定された表示濃度の地図データと画像データとを重畳して表示する。重畳して表示とは、地図データおよび画像データを重ね合わせ、地図データおよび画像データの両方が視認可能となるように表示することである。表示部104は、たとえば、地図データと画像データとの縮尺や表示位置を調整し、地図データ上の所定の地点と画像データ上の所定の地点とが同じ位置に描画されるようにする。
つぎに、情報表示装置100による情報表示処理の手順について説明する。図2は、情報表示装置による情報表示処理の手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、情報表示装置100は、まず、地図データ取得部101によって所定の地域の地図データを取得する(ステップS201)。また、情報表示装置100は、画像データ取得部102によって所定の地域のうち少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する(ステップS202)。
つづいて、情報表示装置100は、決定部103によって地図データおよび画像データのそれぞれの表示濃度を決定する(ステップS203)。そして、情報表示装置100は、ステップS203で決定した表示濃度の地図データおよび画像データを表示部104に重畳して表示して(ステップS204)、本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、情報表示装置100によれば、所定の地域(たとえば、移動体の現在位置周辺領域)に関する地図データと画像データとを重畳して表示する際に、所定の地域に関する情報に基づいて、それぞれのデータの表示濃度を決定する。これにより、所定の地域の状況に応じてそれぞれのデータの表示濃度を変更し、それぞれのデータに含まれる情報をより有効に活用することができる。
情報表示装置100は、たとえば、進行方向に交差点がある場合や地物が密集している地域、探索された経路上で目的地点に近い地域などでは、画像データの表示濃度を高くする。これにより、表示されたデータと周囲の景色との対応を取りやすくすることができる。また、情報表示装置100は、ユーザが過去に走行したことがある場所では、地図データの表示濃度を高くする。これにより、ユーザにとって不要な情報が表示されるのを防止することができる。
なお、情報表示装置100は、各構成部が一体となって1つの装置として構成されていてもよいし、各構成部を単独の装置とし、複数の装置によって情報表示装置100の機能を実現してもよい。
つぎに、上述した実施の形態にかかる情報表示装置100の実施例について説明する。以下の実施例では、実施の形態にかかる情報表示装置100を車両に搭載されたナビゲーション装置300に適用した例について説明する。
(ナビゲーション装置300のハードウェア構成)
図3は、ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置300は、CPU301、ROM302、RAM(メモリ)303、磁気ディスクドライブ304、磁気ディスク305、光ディスクドライブ306、光ディスク307、音声I/F(インターフェース)308、マイク309、スピーカ310、入力デバイス311、映像I/F312、カメラ313、ディスプレイ314、通信I/F315、GPSユニット316、各種センサ317を備えている。また、各構成部301〜317はバス320によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、通信プログラム、データ表示プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムを記録している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従って磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ306は、CPU301の制御に従って光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御に従ってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
磁気ディスク305または光ディスク307に記録される情報の一例として、経路探索
・経路誘導などに用いる地図データが挙げられる。地図データは、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)を表す背景データと、道路の形状を表す道路形状データとを有しており、ディスプレイ314の表示画面において3次元に描画される。ナビゲーション装置300が経路誘導中の場合は、地図データと後述するGPSユニット316によって取得された自車の現在地点とが重ねて表示されることとなる。
音声I/F308は、音声入力用のマイク309および音声出力用のスピーカ310に接続される。マイク309に受音された音声は、音声I/F308内でA/D変換される。また、スピーカ310からは音声が出力される。なお、マイク309から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク305あるいは光ディスク307に記録可能である。
入力デバイス311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。さらに、入力デバイス311は、デジタルカメラや携帯電話端末などの他の情報処理端末を接続し、データの入出力をおこなうことができる。
映像I/F312は、映像入力用のカメラ313および映像出力用のディスプレイ314と接続される。映像I/F312は、具体的には、たとえば、ディスプレイ314全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ314を表示制御する制御ICなどによって構成される。
カメラ313は、車両内外の映像を撮像し、画像データとして出力する。カメラ313で撮像された画像は、画像データとして磁気ディスク305あるいは光ディスク307に記録可能である。ディスプレイ314には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ314は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
通信I/F315は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置300とCPU301とのインターフェースとして機能する。通信I/F315は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。通信網には、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。
GPSユニット316は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点(ナビゲーション装置300の現在地点)を示す情報を算出する。GPSユニット316の出力情報は、後述する各種センサの出力値とともに、CPU301による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ317は、たとえば、ジャイロセンサや加速度センサ、車速センサなどでああり、車両の移動状態を検出する。各種センサ317からの出力信号は、CPU301による現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定に用いられる。
また、実施の形態にかかる情報表示装置100の構成のうち、地図データ取得部101および記録部301はCPU301、磁気ディスクドライブ304および磁気ディスク305、または、光ディスクドライブ306および光ディスク307によって、画像データ取得部102はカメラ313および通信I/F315によって、決定部103および探索部105はCPU301によって、表示部104はCPU301、映像I/F312、ディスプレイ314によって、それぞれの機能を実現する。
(ナビゲーション装置300による地図データ表示処理)
つぎに、ナビゲーション装置300による地図データ表示処理について説明する。ナビゲーション装置300は、車両が走行している間、ディスプレイ314に車両の現在位置周辺や目的地点周辺などの地図データを表示して経路誘導をおこなう。ナビゲーション装置300は、磁気ディスク305または光ディスク307に記録された地図データを読み出し、指定された表示モードや縮尺に合わせて画像処理をおこなって地図データを表示する。
また、ナビゲーション装置300は、車両の現在位置周辺や目的地点周辺の画像データを取得してディスプレイ314に表示することができる。ナビゲーション装置300は、たとえば、カメラ313で撮影しているリアルタイムの画像データや、過去に撮影して磁気ディスク305または光ディスク307に記録しておいた画像データを読み出してディスプレイ314に表示することができる。また、ナビゲーション装置300は、他の車両に搭載されたカメラで撮影した画像データを通信I/F315を介して受信して、ディスプレイ314に表示することができる。
ここで、ナビゲーション装置300は、経路誘導をおこなう際、地図データと画像データとを重ね合わせてディスプレイ314に表示する。たとえば、ユーザが初めて走行する地域などでは、実際の風景と地図データとの対応を確認するのが困難な場合がある。また、道路が密集している地域などでは、地図データ上に示された曲がるべき道路と実際の道路との対応が判断できない場合がある。このような場合であっても、地図データと画像データとを重ね合わせてディスプレイ314に表示すれば、ユーザは地図データと重ねて表示された画像データによって実際の風景との対応を確認することができ、安心して走行を進めることができる。
一方、画像データには、地図データと比較して多くの情報が含まれているため、慣れた道路や複雑ではない道路などでは、不必要な情報によって返って画面が見にくくなってしまう場合がある。そこで、ナビゲーション装置300は、地図データおよび画像データを重畳して表示する場合、表示エリアに応じてそれぞれのデータの表示濃度を変更する。これにより、地図データに含まれる情報と画像データに含まれる情報とを効率的に利用して、よりわかりやすい経路誘導をおこなうことができる。なお、本明細書において、地図データと画像データとを重畳して表示する処理を「地図データ表示処理」という。
図4は、ナビゲーション装置による地図データ表示処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置300は、電源がオンにされると(ステップS401:Yes)、ディスプレイ314に地図データを表示するか否かを判断する(ステップS402)。
たとえば、ユーザが目的地点の検索をおこなう場合、ナビゲーション装置300は、目的地点の候補地点周辺の地図データを表示する。また、ナビゲーション装置300は、目的地点までの経路誘導をおこなっている間は、車両の現在位置周辺の地図データを表示する。また、経路誘導中などにユーザがスクロール操作をおこなうと、ナビゲーション装置300は、スクロールした地点周辺の地図データを表示する。これに対して、たとえば、テレビやDVDの視聴がおこなわれている間や、各種の設定がおこなわれている間は、地図データの表示をおこなわず、テレビやDVDの映像や各種設定画面の表示をおこなう。
地図データを表示する場合(ステップS402:Yes)、ナビゲーション装置300は、地図データの表示位置を特定し(ステップS403)、特定した位置周辺の地図データを磁気ディスク305または光ディスク307から読み出す(ステップS404)。地図データの表示位置とは、たとえば、上述のように車両の現在位置周辺や目的地点の候補地点周辺、スクロール先の地点周辺などである。一方、地図データを表示しない場合(ステップS402:No)、ナビゲーション装置300は、ステップS409に移行する。
つぎに、ナビゲーション装置300は、ステップS403で特定した表示位置周辺の画像データを取得できるか否かを判断する(ステップS405)。画像データを取得できるか否かは、たとえば、ナビゲーション装置300のカメラ313が起動しているか否かや、過去に撮影した画像データ群の中に現在位置周辺の画像が含まれているか否かによって判断する。また、画像データを取得できるか否かは、たとえば、他の車両に搭載されたナビゲーション装置や画像を蓄積している画像サーバなどに対して、表示位置周辺の画像データの送信要求をおこない、その回答を受信することによって判断してもよい。
また、取得する画像データの撮影時刻や時間帯を指定できるようにしてもよい。これにより、たとえば、リアルタイム(現在時刻から所定時間以内)に撮影された画像データの取得を指定したり、夜間や昼間に撮影された画像データの取得を指定することができる。ナビゲーション装置300は、指定された時刻や時間帯に撮影された画像データが取得できない場合は、画像データが取得できないと判断する。なお、画像データには、車両の現在位置周辺領域(たとえば、ステップS403で読み出した地図データに含まれる領域)のすべてが含まれていなくてもよい。また、画像データには、車両の現在位置周辺以外の領域の画像が含まれていてもよい。
画像データが取得できる場合(ステップS405:Yes)、ナビゲーション装置300は画像データを取得する(ステップS406)。一方、画像データが取得できない場合は(ステップS405:No)、ステップS407に移行する。
つづいて、ナビゲーション装置300は、車両の現在位置周辺の地物や過去の走行履歴情報、設定された経路上における位置などを参照して、地図データと画像データの表示濃度を設定する(ステップS407)。このとき、ナビゲーション装置300は、たとえば、「地図データ7:画像データ3」のように、2つのデータの表示濃度を比によって設定してもよい。また、ステップS405で画像データを取得できなかった場合は、画像データの表示濃度を0とする。表示濃度の設定処理の詳細については、図5および図6を用いて詳細に説明する。
そして、ナビゲーション装置300は、ステップS407で設定した表示濃度で地図データと画像データとの表示処理をおこなう(ステップS408)。具体的には、地図データと画像データとをディスプレイ314に重畳して表示する。なお、ステップS405で画像データの取得ができなかった場合は、地図データのみを表示する。ナビゲーション装置300は、電源がオフにされるまでは(ステップS409:No)、ステップS402に戻り以降の処理をくり返す。そして、電源がオフにされると(ステップS409:Yes)、ナビゲーション装置300は、本フローチャートによる処理を終了する。
つぎに、地図データと画像データの表示濃度の設定処理(図4のステップS407参照)について説明する。図5および図6は、地図データと画像データの表示濃度の設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、交差点付近以外の場所を走行している際の処理であり、図6のフローチャートは、交差点付近を走行している際の処理である。
まず、図5のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置300は、図4のステップS403で読み出した地図データ中、すなわち、地図データの表示領域内に交差点が含まれているか否かを判断する(ステップS501)。走行している車両の現在位置周辺の地図データを表示する場合は、地図データ上において車両の進行方向の所定距離以内に交差点があるか否かを判断する。表示領域内に交差点がある場合(ステップS501:Yes)、ナビゲーション装置300は、図6のステップS507に移行する。
一方、表示領域内に交差点がない場合(ステップS501:No)、ナビゲーション装置300は、表示する地図データの縮尺が広域表示か否かを判断する(ステップS502)。広域表示とは、たとえば、地図データの縮尺が200m以上である場合をいう。地図の表示縮尺が広域表示である場合(ステップS502:Yes)、ナビゲーション装置300は、地図データの表示領域内に車両の走行経路上の地点(以下、「経路上表示地点」という)が含まれているか否かを判断する(ステップS503)。たとえば、ナビゲーション装置300に走行経路が設定され、かつ車両の現在位置周辺を表示領域とする場合は、車両の現在位置が経路上表示地点となる。なお、ナビゲーション装置300に走行経路が設定されていない場合は、ステップS506に移行する。
経路上表示地点が含まれている場合(ステップS503:Yes)、ナビゲーション装置300は、走行経路の出発地点から経路上表示地点までの距離と、経路上表示地点から目的地点までの距離とを比較する。出発地点から経路上表示地点までの距離が、経路上表示地点から目的地点までの距離より長い場合、すなわち経路上の中間地点より目的地点に近い場合(ステップS504:Yes)、ナビゲーション装置300は、画像データの表示濃度を高く設定して(ステップS505)、本フローチャートによる処理を終了する。また、ステップS502で地図の表示縮尺が広域表示でない場合(ステップS502:No)も、ナビゲーション装置300は、画像データの表示濃度を高く設定して(ステップS505)、本フローチャートによる処理を終了する。
一般に、運転者は目的地点に近くなるにつれ、目的地点を見落とさないように車外の景色を注視する傾向が強い。このため、ナビゲーション装置300は、目的地点が近くなるにつれて画像データの表示濃度を高くして、車外の景色と表示画面上の位置との対応を取りやすくする。また、目的地点に近づくにつれて画像データの表示濃度を高くすることにより、走行経路上における位置(目的地点に近いか否か)をユーザに認識させることができる。
一方、出発地点から経路上表示地点までの距離が、経路上表示地点から目的地点までの距離以下である場合、すなわち出発地点に近い(または中間地点に位置する)場合(ステップS504:No)、または、ステップS503で経路上表示地点が含まれていない(ステップS503:No)場合、ナビゲーション装置300は、地図データの表示濃度を高く設定して(ステップS506)、本フローチャートによる処理を終了する。地図データの表示濃度を高くすることにより、ディスプレイ314における情報表示量が少なくなり、表示画面を見やすくすることができる。
また、ナビゲーション装置300は、表示領域内に交差点がある場合(ステップS501:Yes)、図6のステップS507に移行して、交差点内の車線数が片側2車線以上であるか否かを判断する(ステップS507)。車線数が片側2車線以上である場合(ステップS507:Yes)、ナビゲーション装置300は、交差点周辺の施設数が所定数以上か否かを判断する(ステップS508)。一方、車線数が片側2車線未満である場合(ステップS507:No)、ナビゲーション装置300は図5のステップS506に移行して、地図データの表示濃度を高く設定し、本フローチャートによる処理を終了する。
また、ステップS508で交差点周辺の施設数が所定数以上か否かを判断した結果、施設数が所定数以上であった場合(ステップS508:Yes)、ナビゲーション装置300は、車両の走行履歴情報を参照し、過去に走行したことがある交差点であるか(走行履歴があるか)否かを判断する(ステップS509)。一方、施設数が所定数未満である場合(ステップS508:No)、ナビゲーション装置300は図5のステップS506に移行して、地図データの表示濃度を高く設定し、本フローチャートによる処理を終了する。
さらに、ステップS509で走行履歴があると判断された場合(ステップS509:Yes)、ナビゲーション装置300は、図5のステップS506に移行して、地図データの表示濃度を高く設定して、本フローチャートによる処理を終了する。一方、走行履歴がない場合(ステップS509:No)、ナビゲーション装置300は図5のステップS505に移行して、画像データの表示濃度を高く設定し、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS507およびステップS508では、交差点の構造が複雑であるか否かを判断している。ナビゲーション装置300は、片側2車線以上かつ周囲の施設数が所定数以上の交差点は、構造が複雑であるため画像データの表示濃度を高く設定して、実際の景色とディスプレイ314の表示とを近づけるようにする。また、ステップS509では、ユーザが過去に走行したことがある交差点か否かを判断している。交差点の構造が複雑であっても、ユーザが過去に走行したことがある交差点の場合は、運転への影響は小さいものとして、地図データの表示濃度を高く設定し、表示画面を見やすくしている。
図7および図8は、地図データおよび画像データの表示態様を模式的に示す説明図である。図7および図8において、地図データはM、画像データはI、地図データと画像データを重畳した表示画面をそれぞれ700,800としている。図7は画像データIの表示濃度を高く設定した場合の表示例である。図7において、画像データIの表示濃度は地図データMの表示濃度よりも高く表示される。この画像データIと地図データMとを重畳して表示すると、表示画面700のように画像データIが強調される。
また、図8は地図データMの表示濃度を高く設定した場合の表示例である。図8において、地図データMの表示濃度は画像データIの表示濃度よりも高く表示される。この地図データMと画像データIとを重畳して表示すると、表示画面800のように地図データMが強調される。
なお、図7および図8の例のように、地図データ全体および画像データ全体の表示濃度を調整した上で両データを重畳して表示する他、両データの特定の部分のみを強調して表示するようにしてもよい。たとえば、交差点付近において、画面全体としては画像データの表示濃度を高くして、道路の交差状態をわかりやすくした上で、地図データ上の信号や交通標識の表示濃度を高くして、信号の位置や交通標識の内容をユーザが視認しやすくしてもよい。
ここで、ナビゲーション装置300において、あらかじめ経路を設定して走行する場合、経路を探索した時点で経路上の各地点における表示濃度(表示濃度の切り換えポイント)を定めておいてもよい。これにより、走行中に地図データと画像データの表示濃度の設定処理(図4のステップS407参照)をおこなう必要がなくなり、走行中におけるナビゲーション装置300の処理負荷を軽減することができる。
図9は、ナビゲーション装置による地図データ表示処理の他の手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置300は、目的地点までの経路が探索されると(ステップS901:Yes)、探索された経路上の各地点(区間)における地図データおよび画像データの表示濃度を決定し、表示濃度の切り換えポイントを設定する(ステップS902)。表示濃度の切り換えポイントとは、地図データおよび画像データの表示濃度を変更する地点である。ナビゲーション装置300は、たとえば、図5および図6で説明した表示濃度の設定処理によって表示濃度を決定する。また、ナビゲーション装置300は、たとえば、経路上の各地点(区間)における地図データおよび画像データの表示濃度をユーザに指定させてもよい。
また、ナビゲーション装置300は、目的地点までの経路上の位置に応じて表示濃度を決定してもよい。図10は、経路上の位置に応じた表示濃度の決定方法を模式的に示す説明図である。図10において、出発地点Sから目的地点Gに至る経路には切り換えポイントP1〜P4が設定されている。
ナビゲーション装置300は、たとえば、出発地点Sから切り換えポイントP1の区間S1における画像データと地図データの表示濃度の比を1:9と設定する。また、ナビゲーション装置300は、切り換えポイントP1から切り換えポイントP2までの区間S2の表示濃度の比を3:7、切り換えポイントP2から切り換えポイントP3までの区間S3の表示濃度の比を5:5、切り換えポイントP3から切り換えポイントP4までの区間S4の表示濃度の比を7:3、切り換えポイントP4から目的地点Gまでの区間S5の表示濃度の比を9:1と、それぞれ設定する。
このように、目的地点Gに近づくにつれて画像データの表示濃度を高くするのは、前述のように、運転者は目的地点に近くなるにつれ、目的地点を見落とさないように車外の景色を注視する傾向が強いためである。このため、ナビゲーション装置300は、目的地点Gに近づくにつれて画像データの表示濃度を高くして、車外の景色と表示画面上の位置との対応を取りやすくする。また、目的地点Gに近づくにつれて画像データの表示濃度を高くすることにより、走行経路上における位置(目的地点に近いか否か)をユーザに認識させることができる。
図9の説明に戻り、ナビゲーション装置300は、車両が走行を開始するまで待機する(ステップS903:Noのループ)。車両が走行を開始すると(ステップS903:Yes)、ナビゲーション装置300は、車両の現在位置情報を算出し(ステップS904)、磁気ディスク305または光ディスク307から現在位置周辺の地図データを読み出す(ステップS905)。なお、ユーザによって経路上の任意の地点が指定された場合、ナビゲーション装置300は、指定された地点周辺の地図データを読み出す。
つぎに、ナビゲーション装置300は、ステップS904で算出した車両の現在位置周辺の画像データを取得できるか否かを判断する(ステップS906)。ステップS906の処理の詳細は、図4のステップS405と同様である。画像データが取得できる場合(ステップS906:Yes)、ナビゲーション装置300は画像データを取得する(ステップS907)。一方、画像データが取得できない場合は(ステップS906:No)、ステップS908に移行する。
つづいて、ナビゲーション装置300は、車両の現在位置(または指定された地点)が表示濃度の切り換えポイントか否かを判断する(ステップS908)。切り換えポイントである場合(ステップS908:Yes)、ナビゲーション装置300は、画像データと地図データの表示濃度を変更し(ステップS909)、地図データと画像データとの表示処理をおこなう(ステップS910)。なお、走行開始直後は、経路探索時に決定した表示濃度の初期値(目的地点から1つめの切り換えポイントまでの表示濃度)で表示処理をおこなう。一方、表示濃度の切り換えポイントでない場合(ステップS908:No)、ナビゲーション装置300は、表示濃度の変更をおこなわず、それまでの表示濃度と同じ濃度で表示処理をおこなう(ステップS910)。
ナビゲーション装置300は、車両が走行を終了するまでは(ステップS911:No)、ステップS904に戻り以降の処理をくり返す。そして、車両が走行を終了すると(ステップS911:Yes)、ナビゲーション装置300は、本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、ナビゲーション装置300によれば、所定の地域(たとえば、車両の現在位置周辺領域)に関する地図データと画像データとを重畳して表示する際に、所定の地域に関する情報に基づいて、それぞれのデータの表示濃度を決定する。これにより、所定の地域の状況に応じてそれぞれのデータの表示濃度を変更し、それぞれのデータに含まれる情報をより有効に活用することができる。
ナビゲーション装置300は、たとえば、車両の進行方向に交差点がある場合や地物が密集している地域、探索された経路上で目的地点に近い地域などでは、画像データの表示濃度を高くする。これにより、表示されたデータと周囲の景色との対応を取りやすくすることができる。また、ナビゲーション装置300は、ユーザが過去に走行したことがある場所では、地図データの表示濃度を高くする。これにより、ユーザにとって不要な情報が表示されるのを防止することができる。
なお、本実施の形態で説明した情報表示方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
実施の形態にかかる情報表示装置の機能的構成を示すブロック図である。 情報表示装置による情報表示処理の手順を示すフローチャートである。 ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ナビゲーション装置による地図データ表示処理の手順を示すフローチャートである。 地図データと画像データの表示濃度の設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 地図データと画像データの表示濃度の設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 地図データおよび画像データの表示態様を模式的に示す説明図である。 地図データおよび画像データの表示態様を模式的に示す説明図である。 ナビゲーション装置による地図データ表示処理の他の手順を示すフローチャートである。 経路上の位置に応じた表示濃度の決定方法を模式的に示す説明図である。
符号の説明
100 情報表示装置
101 地図データ取得部
102 画像データ取得部
103 決定部
104 表示部
105 探索部
106 記録部

Claims (12)

  1. 所定の地域に関する地図データを取得する地図データ取得手段と、
    前記所定の地域のうち少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記所定の地域に関する情報に基づいて、前記地図データ取得手段によって取得された地図データの表示濃度と前記画像データ取得手段によって取得された画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定手段と、
    前記決定手段によってそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示手段と、
    を備え
    前記決定手段は、前記所定の地域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする情報表示装置。
  2. 移動体に搭載される情報表示装置であって、
    前記移動体の現在位置周辺領域の地図データを取得する地図データ取得手段と、
    前記現在位置周辺領域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記現在位置周辺領域に関する情報に基づいて、前記地図データ取得手段によって取得された地図データの表示濃度と前記画像データ取得手段によって取得された画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定手段と、
    前記決定手段によってそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示手段と、
    を備え
    前記決定手段は、前記現在位置周辺領域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする情報表示装置。
  3. 前記決定手段は、前記移動体の進行方向周辺に交差点がある場合、前記画像データの表示濃度を前記地図データの表示濃度よりも高くすることを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  4. 前記決定手段は、前記現在位置周辺領域内の前記地物の密度に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  5. 前記決定手段は、前記現在位置周辺領域内の前記地物の数が所定数以上である場合、前記画像データの表示濃度を前記地図データの表示濃度よりも高くすることを特徴とする請求項に記載の情報表示装置。
  6. 移動体に搭載されるナビゲーション装置であって、
    前記移動体の現在位置周辺領域に関する地図データを取得する地図データ取得手段と、
    前記現在位置周辺領域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記現在位置周辺領域に関する情報に基づいて、前記地図データ取得手段によって取得された地図データの表示濃度と前記画像データ取得手段によって取得された画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定手段と、
    前記決定手段によってそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示手段と、
    前記移動体の移動経路を探索する探索手段と、
    を備え
    前記決定手段は、前記探索手段によって探索された移動経路上における前記移動体の位置に基づいて、前記表示濃度を決定することを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 前記決定手段は、前記移動体の現在位置が前記移動経路上の目的地点に近いほど前記画像データの表示濃度を高くすることを特徴とする請求項に記載のナビゲーション装置。
  8. 前記移動体が移動した地域の履歴情報を記録する記録手段を備え、
    前記決定手段は、前記履歴情報に前記移動体の現在位置が含まれている場合、前記地図データの表示濃度を前記画像データの表示濃度よりも高くすることを特徴とする請求項に記載のナビゲーション装置。
  9. 所定の地域に関する地図データおよび前記所定の地域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する取得工程と、
    前記所定の地域に関する情報に基づいて、前記取得工程で取得された地図データの表示濃度と画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定工程と、
    前記決定工程でそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示工程と、
    を含み、
    前記決定工程は、前記所定の地域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする情報表示方法。
  10. 移動体の現在位置周辺領域の地図データおよび前記現在位置周辺領域の少なくとも一部を含む地域を撮影した画像データを取得する取得工程と、
    前記現在位置周辺領域に関する情報に基づいて、前記取得工程で取得された地図データの表示濃度と画像データの表示濃度とをそれぞれ決定する決定工程と、
    前記決定工程でそれぞれ決定された表示濃度の前記地図データと前記画像データとを重畳して表示する表示工程と、
    を含み、
    前記決定工程は、前記現在位置周辺領域内の地物の属性に基づいて前記表示濃度を決定することを特徴とする情報表示方法。
  11. 請求項9または10に記載の情報表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報表示プログラム。
  12. 請求項11に記載の情報表示プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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