JP5373415B2 - 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5373415B2
JP5373415B2 JP2009018703A JP2009018703A JP5373415B2 JP 5373415 B2 JP5373415 B2 JP 5373415B2 JP 2009018703 A JP2009018703 A JP 2009018703A JP 2009018703 A JP2009018703 A JP 2009018703A JP 5373415 B2 JP5373415 B2 JP 5373415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
map
map data
scale
feature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009018703A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010175855A (ja
Inventor
伸夫 篠永
達也 松本
勇二 坂元
紀孝 新居
昭裕 中村
英治 太田
好江 新岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
TechExperts Inc
Pioneer System Technologies Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
TechExperts Inc
Pioneer System Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp, TechExperts Inc, Pioneer System Technologies Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP2009018703A priority Critical patent/JP5373415B2/ja
Publication of JP2010175855A publication Critical patent/JP2010175855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5373415B2 publication Critical patent/JP5373415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3667Display of a road map
    • G01C21/367Details, e.g. road map scale, orientation, zooming, illumination, level of detail, scrolling of road map or positioning of current position marker

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

この発明は、複数の色を用いてディスプレイに地図データを表示させる地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体に限られない。
従来、ディスプレイに地図データを表示する際、表示縮尺に応じて地図データの表示態様を制御する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照)。下記特許文献1では、建物に関する建物データを記憶する記憶手段と、ディスプレイと、ディスプレイに表示される地図のスケールに応答して建物データの間引き処理を行う間引き処理手段と、ディスプレイの地図上に、間引き処理手段によって間引き処理された建物データに基づき建物を表示させる表示制御手段とを有するナビゲーション装置が示されている。
特開2005−283630号公報
しかしながら、上記の従来技術では、表示縮尺が小さくなるにつれて地図上の地物の表示は小さくなり、さらに表示縮尺が小さくなると表示されなくなってしまう。このため、地図の表示縮尺によっては、ユーザが位置を知りたい地物の表示がわかりづらくなってしまうという問題点が一例として挙げられる。ユーザは、位置を知りたい地物の表示が地図から消えてしまうと、表示縮尺を調整してその位置を確認しなくてはならない。このため、地図データを利用する際、ユーザにとって煩雑な作業が生じてしまうという問題点が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる地図表示装置は、複数の色を用いてディスプレイに地図データを表示させる地図表示装置であって、前記地図データ中の地物の属性を示す色のうち少なくとも1つの色の指定を受け付ける指定手段と、前記指定手段によって指定された前記色が示す属性の前記地物(以下、「指定色地物」という)を、前記地図データ中の他の地物よりも強調して表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明にかかる地図表示方法は、複数の色を用いてディスプレイに地図データを表示させるコンピュータが実行する地図表示方法であって、前記コンピュータは、前記地図データ中の地物の属性を示す色のうち少なくとも1つの色の指定を受け付ける指定工程と、前記指定工程で指定された前記色が示す属性の前記地物(以下、「指定色地物」という)を、前記地図データ中の他の地物よりも強調して表示させる表示制御工程と、を実行することを特徴とする。
また、請求項8の発明にかかる地図表示プログラムは、請求項7に記載の地図表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる記録媒体は、請求項8に記載の地図表示プログラムをコンピュータに読み取り可能な状態で記録したことを特徴とする。
実施の形態にかかる地図表示装置の機能的構成を示すブロック図である。 地図表示装置による地図表示処理の手順を示すフローチャートである。 ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ナビゲーション装置による地図表示処理の手順を示すフローチャートである。 色指定メニューの表示例を示す説明図である。 色強調モードにおける地図データの表示例を説明するための説明図である。 色強調モードにおける地図データの表示例を説明するための説明図である。 色強調モードにおける地図データの表示例を説明するための説明図である。 色強調モードにおける地図データの表示例を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、本明細書において、縮尺の分母の値(たとえば、縮尺が1/Mや1:Mと表される場合におけるMの値)が小さい方が「縮尺が大きい」といい、縮尺の分母の値が大きい方が「縮尺が小さい」という。また、地図データの縮尺が地図データ上に表示された尺度定規(画面上の距離と実際の距離との対応を表す定規)で示される場合、尺度定規の単位長さが短い方を「縮尺が大きい」といい、尺度定規の単位長さが長い方を「縮尺が小さい」という。また、地図データの縮尺が地図データ上に表示された尺度定規で示される場合、その地図データの縮尺は尺度定規の単位長さを用いて示すものとする。具体的には、尺度定規の単位長さが200mの場合は「200mスケール」、1kmの場合は「1kmスケール」という。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる地図表示装置の機能的構成を示すブロック図である。実施の形態にかかる地図表示装置100は、指定部101および表示制御部102からなり、複数の色を用いてディスプレイ110に地図データを表示させる。より詳細には、地図表示装置100は、地図データ上の地物をその属性によって異なる色で描画する。
指定部101は、地図データの表示に用いられる色のうち少なくとも1つの色の指定を受け付ける。指定部101は、たとえば、地図データの表示に用いられる各色が、それぞれどのような属性の地物を描画する際に用いられるかを、ユーザに提示する。ユーザは、強調して表示したい地物を描画する際に用いられる色を、指定部101を介して指定する。
表示制御部102は、地図データの表示縮尺に基づいて、地図データに含まれる地物の表示数および表示サイズを変更する。このとき、表示制御部102は、指定部101によって指定された色によって表示される地物(以下、「指定色地物」という)を、地図データ中の他の地物よりも強調してディスプレイ110上に表示させる。具体的には、表示制御部102は、たとえば、指定色地物を、地図データ中の他の地物の表示縮尺よりも大きい表示縮尺でディスプレイ110上に表示させる。
また、表示制御部102は、たとえば、指定色地物の縁取り部を強調して表示するとともに、表示縮尺が小さくなって地図データ中の地物の表示サイズが小さくなっても、指定色地物の縁取り部の表示を継続させるようにしてもよい。また、表示制御部102は、たとえば、指定色地物を、いずれの表示縮尺においてもディスプレイ110に表示させるようにしてもよい。また、表示制御部102は、地図データの表示が見にくくなるのを防止するため、表示縮尺が所定値以下の場合には、指定色地物を強調して表示させないようにしてもよい。
図2は、地図表示装置による地図表示処理の手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、地図表示装置100は、表示制御部102でディスプレイ110を制御して、複数の色を用いて地図データを表示させている(ステップS201)。指定部101に対して少なくとも1つ以上の色が指定されるまでは(ステップS202:No)、ステップS201に戻り、地図データの表示を継続する。
指定部101に対して、少なくとも1つ以上の色が指定されると(ステップS202:Yes)、地図表示装置100は、地図データの表示縮尺が所定値より大きいか否かを判断する(ステップS203)。表示縮尺が所定値より大きい場合(ステップS203:Yes)、表示制御部102は、指定された色で表示される指定色地物を強調して表示させて(ステップS204)、本フローチャートによる処理を終了する。
一方、表示縮尺が所定値より大きくない場合、すなわち所定値以下の場合(ステップS203:No)、表示制御部102は、指定色地物の強調表示をおこなわずに地図データを通常通り表示させて(ステップS205)、本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、地図表示装置100は、ユーザによって指定された色で表示される指定色地物を他の地物よりも強調して表示する。具体的には、たとえば、指定色地物を他の地物の表示縮尺よりも大きい表示縮尺で表示させたり、指定色地物の縁取り部を強調して表示させたり、地図データの表示縮尺が小さくなっても指定色地物の縁取り部の表示を継続させたりする。これにより、地図データ上における指定色地物の位置がわかりやすくなり、指定色地物を探す時間を短縮することができる。
また、地図表示装置100は、地図データの表示縮尺が所定値以下の場合には指定色地物の強調表示をおこなわない。これにより、地図データの表示が見にくくなるのを回避して、ユーザにとってわかりやすい地図データを提供することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、車両に搭載されたナビゲーション装置300を地図表示装置100として本発明を適用した場合の一例について説明する。
(ナビゲーション装置300のハードウェア構成)
まず、ナビゲーション装置300のハードウェア構成について説明する。図3は、ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、ナビゲーション装置300は、CPU301、ROM302、RAM303、磁気ディスクドライブ304、磁気ディスク305、光ディスクドライブ306、光ディスク307、音声I/F(インターフェース)308、マイク309、スピーカ310、入力デバイス311、映像I/F312、ディスプレイ313、カメラ314、通信I/F315、GPSユニット316、各種センサ317を備えている。また、各構成部301〜317は、バス320によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、経路探索プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU301は、RAM303をワークエリアとして使用しながら、ROM302に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどを用いることができる。
磁気ディスク305および光ディスク307に記録される情報の一例としては、地図データや機能データが挙げられる。地図データは、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを含んでおり、地区ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入り口やジャンクションの有無、各リンクについての長さ(距離)、道幅、進行方向、道路種別(高速道路、有料道路、一般道路など)などの情報が含まれている。
機能データは、地図上の施設の形状をあらわす3次元データ、当該施設の説明をあらわす文字データ、その他地図データ以外の各種のデータである。地図データや機能データは、地区ごとあるいは機能ごとにブロック分けされた状態で記録されている。具体的には、たとえば、地図データは、各々が、表示画面に表示された地図において所定の地区をあらわすように、地区ごとにブロック分けすることができる状態で記録されている。また、たとえば、機能データは、各々が、1つの機能を実現するように、機能ごとに複数にブロック分けすることができる状態で記録されている。
また、機能データは、上述した3次元データや文字データに加えて、経路探索、所要時間の算出、経路誘導などを実現するプログラムデータなどの機能を実現するためのデータである。地図データおよび機能データは、それぞれ、地区ごとあるいは機能ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
音声I/F308は、音声入力用のマイク309および音声出力用のスピーカ310に接続される。マイク309に受音された音声は、音声I/F308内でA/D変換される。マイク309は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置され、その数は単数でも複数でもよい。スピーカ310からは、所定の音声信号を音声I/F308内でD/A変換した音声が出力される。
入力デバイス311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス311は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか1つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
映像I/F312は、ディスプレイ313に接続される。映像I/F312は、具体的には、たとえば、ディスプレイ313全体を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ313を制御する制御ICなどによって構成される。
カメラ314は、車両内部あるいは外部の画像を撮影する。画像は静止画像あるいは動画像のどちらでもよく、たとえば、カメラ314によって車両外部の風景や地物、車両内部の搭乗者などを撮影し、撮影した映像を映像I/F312を介して磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に出力する。また、ナビゲーション装置300に搭載されたカメラ314の他、ユーザが保有するデジタルカメラや携帯電話を映像I/F312に接続して、ナビゲーション装置300に取り込めるようにしてもよい。
ディスプレイ313には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ313には、上述した地図データが、2次元または3次元に描画される。ディスプレイ313に表示された地図データには、ナビゲーション装置300を搭載した車両の現在位置をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在位置は、CPU301によって算出される。ディスプレイ313としては、たとえば、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。
通信I/F315は、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。また、通信I/F315は、テレビやラジオなどの放送波を受信する。通信I/F315で受信された放送波は、音声I/F308や映像I/F312を介して、スピーカ310やディスプレイ313に、音声情報や画像情報として出力される。
GPSユニット316は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。GPSユニット316の出力情報は、後述する各種センサ317の出力値とともに、CPU301による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ317は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ317の出力値は、CPU301による車両の現在位置の算出や、速度や方位の変化量の算出に用いられる。
図1に示した地図表示装置100の指定部101、表示制御部102は、図3に示したナビゲーション装置300におけるROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU301が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置300における各部を制御することによってその機能を実現する。また、ディスプレイ110は、図3のディスプレイ313に対応する。
(ナビゲーション装置300による地図表示処理)
つぎに、ナビゲーション装置300による地図表示処理について説明する。上述のように、ナビゲーション装置300は、ユーザによって設定された目的地点までの経路を誘導する際、地図データに車両の現在位置を示すマークを重ねて表示する。また、ユーザによるスクロール操作などによって、任意の範囲の地図データを表示することも可能である。
また、ナビゲーション装置300は、任意の表示縮尺で地図データを表示することができる。ここで、通常の表示形態では、縮尺が小さくなるほど地図データ上の地物は小さく表示され、所定の表示縮尺以下になると表示されなくなる。表示されなくなった地物の位置を確認するには地図データの表示縮尺を調整しなければならない。
しかし、たとえば、目標となる地物の位置を確認しながら走行したい場合など、地図データの表示縮尺に関わらず、特定の地物の位置を表示させたい場合がある。このような場合、ナビゲーション装置300では、特定の色で示される地物を強調して表示することができる。より詳細には、たとえば、地図データの表示において、池や沼、河川など水に関する地物は水色で表示される。ナビゲーション装置300は、ユーザから水色が指定された場合、水色で示される地物を強調して表示する。これにより、特定の地物を常時表示することが可能となり、特定の地物の位置を迅速に確認することができる。
図4は、ナビゲーション装置による地図表示処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置300は、通常の形態で地図データを表示している(ステップS401)。ここで、通常の形態とは、縮尺が小さくなるほど地図データ上の地物は小さく表示され、所定の表示縮尺以下になると表示されなくなるような形態である。ナビゲーション装置300は、ユーザによって色強調モードが選択されるまで(ステップS402:No)、ステップS401に戻り、通常の形態による地図データの表示を継続する。
ユーザによって色強調モードが選択されると(ステップS402:Yes)、ナビゲーション装置300は、ディスプレイ313に色指定メニューを表示させ(ステップS403)、強調する色および最小縮尺が指定されるまで待機する(ステップS404:Noのループ)。詳しくは後述するが、最小縮尺とは、特定の色で示される地物の強調表示を実行する最も小さい縮尺である。色および最小縮尺が指定されると(ステップS404:Yes)、ナビゲーション装置300は、色指定メニューの表示を終了し(ステップS405)、色強調モードに入る。
図5は、色指定メニューの表示例を示す説明図である。図5には、強調したい色を指定する色指定メニュー500が表示されている。色指定メニュー500には、地図データの表示に用いられている色を示す色名表示510(510a〜510d)および地図データの表示において各色が示す地物の属性を示す属性表示520(520a〜520d)が表示されている。たとえば、「水色」は池や沼、河川などの表示に用いられている(色名表示510aおよび属性表示520a参照)。ユーザは、色名表示510の少なくとも1つを選択することによって、強調したい色を選択する。
また、色指定メニュー500の右下には、縮尺選択ボタン530が表示されている。ユーザは、強調したい色を選択した後、縮尺選択ボタン530を押下して最小縮尺を設定する縮尺選択画面に移行する。最小縮尺とは、特定の色で示される地物の強調表示を実行する最も小さい縮尺である。地図データの表示縮尺が小さすぎる場合、地物を強調して表示しても返って見づらくなってしまう。このため、ナビゲーション装置300は、最小縮尺より小さい表示縮尺が指定された場合には、強調表示をおこなわず、通常の形態で地図データを表示する。縮尺選択画面には、たとえば、「1/75000」「1/15万」または「5kmスケール」「10kmスケール」などの縮尺をそれぞれ示すアイコンが表示され、ユーザはその内の1つのアイコンを選択することによって最小縮尺を指定する。
なお、最小縮尺を設定せずに、いずれの表示縮尺においても強調表示をおこなうようにしてもよい。たとえば、指定された色で表示された地物の数が非常に少ない場合などは、縮尺が小さくなっても地図データの表示が見づらくならないため、強調表示を継続してもよい。
図4の説明に戻り、色強調モードにおいて、ナビゲーション装置300は、現在の地図データの表示縮尺が最小縮尺よりも大きいか否かを判断する(ステップS406)。なお、色強調モードであっても、地図データの表示縮尺は任意に変更することができる。地図データの表示縮尺が最小縮尺よりも大きい場合(ステップS406:Yes)、ナビゲーション装置300は、指定された色で描画される地物(指定色地物)を強調して表示する(ステップS407)。
ここで、強調表示の形態には、いくつかの方法が考えられる。第1の方法としては、たとえば、指定された色の地物を、現在表示している地図データの表示縮尺よりも一段階詳細な表示縮尺で表示する方法がある。具体的には、たとえば、地図全体の表示縮尺が500mスケールである場合、指定された色で描画される地物は200mスケールで表示する。また、第2の方法としては、たとえば、表示縮尺が大きい地図データにおける地物の表示のアウトラインを、本来であればその地物が表示されない程度に表示縮尺が小さくなった場合にも、縮小してそのまま表示し続ける方法がある。
一方、地図データの表示縮尺が最小縮尺よりも大きくない場合、すなわち、最小縮尺以下の場合(ステップS406:No)、ナビゲーション装置300は、指定された地物の強調表示をおこなわずに地図データを通常の形態で表示する(ステップS408)。
ユーザによって色強調モードが解除されるまで(ステップS409:No)、ナビゲーション装置300は、ステップS406に戻り、色強調モード中の処理を継続する。色強調モードが解除されると(ステップS409:Yes)、ナビゲーション装置300は、通常の形態で地図データを表示して(ステップS410)、本フローチャートによる処理を終了する。
図6〜図9は、色強調モードにおける地図データの表示例を説明するための説明図である。図6および図7は通常の形態での表示であり、図8および図9は色強調モードでの表示である。図6〜図9は、同じ地域の地図データを表示したものであるが、図6および図8の表示縮尺は150mスケール、図7および図9の表示縮尺は500mスケールであるため、表示範囲が異なっている。より詳細には、図7および図9の中心部に表示されている公園が、図6および図8ではほぼ全面に表示されている。
図6では、公園内の池やプール、通路などが詳細に表示されている。一方、図7では、図6と比較して表示縮尺が小さいため、これらの地物は表示されていない。ここで、ユーザが強調したい色として水色を選択した場合、色強調モードでは、池やプールなど水に関わる地物が強調して表示される。このため、図8に示すように、色強調モードにおいては、池やプールのアウトラインが強調して表示される。また、図9に示すように、表示縮尺が小さくなっても、公園内の池やプールのアウトラインは縮小され、図8と同様に表示されている。すなわち、図8および図9で示したのは、上記第2の方法の強調表示である。
このように、ナビゲーション装置300によれば、地図データの表示縮尺を小さくしても、指定された色で表示される地物のみを強調して表示することができる。これにより、ユーザは、必要な地物の位置を迅速に知ることができる。特に、車両の運転中などは、地物の位置を確かめるために地図データの表示縮尺を何度も変更するような操作は危険を伴う。ナビゲーション装置300によれば、このような操作は必要なく、ユーザは安全に車両を運転することができる。
以上説明したように、ナビゲーション装置300は、ユーザによって指定された色で表示される地物を他の地物よりも強調して表示する。具体的には、たとえば、指定された色で表示される地物を他の地物の表示縮尺よりも大きい表示縮尺で表示させたり、指定された色で表示される地物のアウトラインを強調して表示させたり、地図データの表示縮尺が小さくなっても指定された色で表示される地物のアウトラインの表示を継続させたりする。これにより、地図データ上における特定の地物の位置がわかりやすくなり、特定の地物を探す時間を短縮することができる。
また、ナビゲーション装置300は、地図データの表示縮尺が所定値以下の場合には指定された色で表示される地物の強調表示をおこなわない。これにより、地図データの表示が見にくくなるのを回避して、ユーザにとってわかりやすい地図データを提供することができる。
なお、本実施の形態で説明した地図表示方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
100 地図表示装置
101 指定部
102 表示制御部
110 ディスプレイ

Claims (9)

  1. 複数の色を用いてディスプレイに地図データを表示させる地図表示装置であって、
    前記地図データ中の地物の属性を示す色のうち少なくとも1つの色の指定を受け付ける指定手段と
    記指定手段によって指定された前記色が示す属性の前記地物(以下、「指定色地物」という)を、前記地図データ中の他の地物よりも強調して表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする地図表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記指定色地物を、前記地図データ中の前記他の地物の表示縮尺よりも大きい表示縮尺で表示させることを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記指定色地物の縁取り部を強調して表示させることを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記地図データの表示縮尺が小さいほど前記地図データ中の地物の表示サイズを小さくするとともに、前記地図データの表示縮尺が小さくなっても前記縁取り部の表示を継続させることを特徴とする請求項3に記載の地図表示装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記指定色地物を、前記地図データのいずれの表示縮尺においても前記ディスプレイに表示させることを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記地図データの表示縮尺が所定値以下の場合には、前記指定色地物を強調して表示させないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の地図表示装置。
  7. 数の色を用いてディスプレイに地図データを表示させるコンピュータが実行する地図表示方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記地図データ中の地物の属性を示す色のうち少なくとも1つの色の指定を受け付ける指定工程と、
    前記指定工程で指定された前記色が示す属性の前記地物(以下、「指定色地物」という)を、前記地図データ中の他の地物よりも強調して表示させる表示制御工程と、
    実行することを特徴とする地図表示方法。
  8. 請求項7に記載の地図表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする地図表示プログラム。
  9. 請求項8に記載の地図表示プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
JP2009018703A 2009-01-29 2009-01-29 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体 Active JP5373415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009018703A JP5373415B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009018703A JP5373415B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010175855A JP2010175855A (ja) 2010-08-12
JP5373415B2 true JP5373415B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=42706902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009018703A Active JP5373415B2 (ja) 2009-01-29 2009-01-29 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5373415B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10232604A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 経路案内図描画装置及び描画方法
JP2000221878A (ja) * 1999-01-29 2000-08-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 地図表示方法および装置
JP2003014471A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Navitime Japan Co Ltd 地図表示装置
JP4228745B2 (ja) * 2003-03-28 2009-02-25 株式会社日立製作所 多スペクトル撮像画像解析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010175855A (ja) 2010-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1746391B1 (en) Image processing apparatus, mark drawing method and program thereof
JP2012221459A (ja) 地図画像表示システム、地図画像表示装置、地図画像表示方法及びコンピュータプログラム
EP1081461A2 (en) Navigation apparatus with navigation data processor device and man-machine interface device
JP2009025238A (ja) 経路探索装置、ナビゲーション装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよび記録媒体
JP5232370B2 (ja) 地図表示装置
JPWO2008099483A1 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、表示制御プログラムおよび記録媒体
JP4619442B2 (ja) 画像表示装置、表示制御方法、表示制御プログラムおよび記録媒体
JP4276292B2 (ja) 音声案内装置、音声案内方法、音声案内プログラム、および記録媒体
JPWO2007074740A1 (ja) ナビゲーション装置、処理制御方法、処理制御プログラム、および記録媒体
JP4748778B2 (ja) ナビゲーション装置
JP4943257B2 (ja) 情報表示装置、ナビゲーション装置、情報表示方法、情報表示プログラムおよび記録媒体
JP5373415B2 (ja) 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体
JP5453069B2 (ja) 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラムおよび記録媒体
JP2009288179A (ja) 情報案内装置、情報案内方法、情報案内プログラムおよび記録媒体
JPWO2008056401A1 (ja) 地図表示装置、地図表示方法、地図表示プログラム、および記録媒体
JP2005321268A (ja) ナビゲーション装置
JP2009036676A (ja) 情報処理装置、付加情報提供方法及び付加情報提供プログラム
JP2008107223A (ja) 経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラムおよび記録媒体
JP2008160447A (ja) 放送番組受信装置、放送番組受信計画装置、放送番組受信方法、放送番組受信計画方法、プログラム、および記録媒体
JP2008249655A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラム、および記録媒体
JP2012083355A (ja) 表示制御装置、表示制御方法、表示制御プログラムおよび記録媒体
JP2007121797A (ja) 地図表示装置
WO2007105500A1 (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、ナビゲーションプログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体
JP4359333B2 (ja) 経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラム、および記録媒体
JP4603621B2 (ja) 経路誘導装置、経路誘導方法、経路誘導プログラムおよび記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5373415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150