JP4942092B2 - 受注確認システム、受注確認方法及び受注確認プログラム - Google Patents

受注確認システム、受注確認方法及び受注確認プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ファクシミリを介して受注した商品の確認を行なうために用いる受注確認システム、受注確認方法及び受注確認プログラムに関する。
近年の技術発達により、様々な手段を用いて商品を注文することができる。例えば、電話、ファクシミリや電子メールなどを用いて商品の注文を受け付け、注文の管理を行なう商品受注及び配送システムがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1においては、システムは、運営者の自社商品や他社の商品をユーザにファクシミリ、電話、電子メールのいずれかを用いて販売する。ここで、システムは、ユーザから購入依頼情報を集約し、ユーザから受け付けた購入依頼情報に基づいて受注処理を行なう。商品配送指示手段は、格納された各種情報を参照して、商品配送、サポート提供を提供業者に指示する。この特許文献1には、ファクシミリや電子メールで受注を行った場合には、購入依頼情報とともに配送日を、受注確認として顧客に送信することも記載されている。
特開2003−187133号公報(第10頁)
ところで、上述のような受注確認は、顧客とのコミュニケーションツールとして利用できる可能性がある。例えば、台風や地震、大雪などの災害が発生した場合には、配送の遅延が生じることがあり、このような情報も顧客にとっては有効である。
また、商品の販売組織からのキャンペーン情報や、商品の改変に関する情報も、顧客にタイムリーに提供したいというニーズもあった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、顧客に適した情報を効率的に提供することができる受注確認システム、受注確認方法及び受注確認プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、商品、数量及び倉庫に関する在庫データを記憶し、ファクシミリから受信した注文データに基づいて注文管理を行なう注文管理サーバと、各注文を特定するための注文識別子に関連付けて、この注文を行なった顧客を特定するための顧客識別子と、注文された商品を特定するための商品識別子とを記憶する注文データ記憶手段と、前記顧客識別子に関連付けられ、顧客が属する配送地域に関連する配送地域識別子を含む顧客属性を記憶する顧客データ記憶手段と、配送地域識別子に関連付けて配送遅延情報を含むコメントを記憶するコメントデータ記憶手段とに接続され、出発地と配達地とから配送ルートを決定するルートナビゲーションシステムと、前記顧客のファクシミリに対して、確認書データを送信する制御手段を用いて、注文の確認を行なう受注確認システムであって、前記制御手段が、前記注文管理サーバから、確認書の送信対象の注文識別子を取得し、この注文識別子に関連付けられている顧客識別子及び商品識別子を、前記注文データ記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出した顧客識別子に関連付けられている配送地域識別子を前記顧客データ記憶手段から取得して、この顧客が属する配送地域を特定する手段と、在庫データを用いて算出した注文商品の納期回答を前記注文管理サーバから取得し、この納期回答に応じて前記商品識別子の商品の出庫
をする所在の情報を取得し、前記顧客が属する配送地域への配送ルートを、前記ルートナビゲーションシステムを用いて特定し、この配送ルートから配送を行なうために通過する配送地域を特定する手段と、前記配送ルートに含まれる配送地域に関連付けられたコメントを前記コメントデータ記憶手段から取得する取得手段と、前記取得したコメントと、前記注文管理サーバから取得した商品の納期回答の納品予定日と、前記注文識別子に関連付けられた前記商品識別子とを含む確認書データを生成し、この確認書データを送信する確認出力手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の受注確認システムにおいて、前記コメントデータ記憶手段は、商品識別子に関連付けられたコメントを記憶しており、前記取得手段は、前記注文データ記憶手段において、前記顧客識別子に関連付けられている注文識別子を特定し、前記特定した注文識別子に関連付けられている商品識別子を前記注文データ記憶手段から抽出し、この商品識別子に関連付けられているコメントを、前記コメントデータ記憶手段から更に取得するように構成したことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の受注確認システムにおいて、前記コメントデータ記憶手段には、各識別子内における優先順位が記憶されており、前記取得手段は、前記優先順位が高いコメントを取得することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載の受注確認システムにおいて、前記コメントデータ記憶手段には、前記コメントを提供する適用期間に関するデータが記憶されており、前記取得手段は、確認書の送信時期が、前記適用期間に含まれるコメントを抽出することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、商品、数量及び倉庫に関する在庫データを記憶し、ファクシミリから受信した注文データに基づいて注文管理を行なう注文管理サーバと、各注文を特定するための注文識別子に関連付けて、この注文を行なった顧客を特定するための顧客識別子と、注文された商品を特定するための商品識別子とを記憶する注文データ記憶手段と、前記顧客識別子に関連付けられ、顧客が属する配送地域に関連する配送地域識別子を含む顧客属性を記憶する顧客データ記憶手段と、配送地域識別子に関連付けて配送遅延情報を含むコメントを記憶するコメントデータ記憶手段とに接続され、出発地と配達地とから配送ルートを決定するルートナビゲーションシステムと、前記顧客のファクシミリに対して、確認書データを送信する制御手段を用いて、注文の確認を行なう受注確認方法であって、前記制御手段が、前記注文管理サーバから、確認書の送信対象の注文識別子を取得し、この注文識別子に関連付けられている顧客識別子及び商品識別子を、前記注文データ記憶手段から抽出する抽出段階、前記抽出した顧客識別子に関連付けられている配送地域識別子を前記顧客データ記憶手段から取得して、この顧客が属する配送地域を特定する段階、在庫データを用いて算出した注文商品の納期回答を前記注文管理サーバから取得し、この納期回答に応じて前記商品識別子の商品の出庫をする所在の情報を取得し、前記顧客が属する配送地域への配送ルートを、前記ルートナビゲーションシステムを用いて特定し、この配送ルートから配送を行なうために通過する配送地域を特定する段階、前記配送ルートに含まれる配送地域に関連付けられたコメントを前記コメントデータ記憶手段から取得する取得段階、及び前記取得したコメントと、前記注文管理サーバから取得した商品の納期回答の納品予定日と、前記注文識別子に関連付けられた前記商品識別子とを含む確認書データを生成し、この確認書データを送信する確認出力段階を実行することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、商品、数量及び倉庫に関する在庫データを記憶し、ファクシミリから受信した注文データに基づいて注文管理を行なう注文管理サーバと、各注文を特定するための注文識別子に関連付けて、この注文を行なった顧客を特定するための顧客識別子と、注文された商品を特定するための商品識別子とを記憶する注文データ記憶手段と、前記顧客識別子に関連付けられ、顧客が属する配送地域に関連する配送地域識別子を含む顧客属性を記憶する顧客データ記憶手段と、配送地域識別子に関連付けて配送遅延情報を含むコメントを記憶するコメントデータ記憶手段とに接続され、出発地と配達地とから配送ルートを決定するルートナビゲーションシステムと、前記顧客のファクシミリに対して、確認書データを送信する制御手段を用いて、注文の確認を行なう受注確認プログラムであって、前記制御手段を、前記注文管理サーバから、確認書の送信対象の注文識別子を取得し、この注文識別子に関連付けられている顧客識別子及び商品識別子を、前記注文データ記憶手段から抽出する抽出手段、前記抽出した顧客識別子に関連付けられている配送地域識別子を前記顧客データ記憶手段から取得して、この顧客が属する配送地域を特定する手段、在庫データを用いて算出した注文商品の納期回答を前記注文管理サーバから取得し、この納期回答に応じて前記商品識別子の商品の出庫をする所在の情報を取得し、前記顧客が属する配送地域への配送ルートを、前記ルートナビゲーションシステムを用いて特定し、この配送ルートから配送を行なうために通過する配送地域を特定する手段、前記配送ルートに含まれる配送地域に関連付けられたコメントを前記コメントデータ記憶手段から取得する取得手段、及び前記取得したコメントと、前記注文管理サーバから取得した商品の納期回答の納品予定日と、前記注文識別子に関連付けられた前記商品識別子とを含む
確認書データを生成し、この確認書データを送信する確認出力手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、制御手段は、注文管理サーバから受信した注文識別子に関連付けられている顧客識別子及び商品識別子を、注文データ記憶手段から抽出する。制御手段は、抽出した顧客識別子の顧客属性に関連付けられているコメント、又は抽出した商品識別子に関連付けられているコメントをコメントデータ記憶手段から取得する。制御手段は、取得したコメントと、注文識別子に関連付けられた商品識別子とを含む確認書データを生成し、この確認書データを送信する。このため、確認書に、この顧客の顧客属性に対応するコメントや顧客が注文した商品に関連するコメントを入れることができるので、追加の通信費が掛からず効率的に、顧客に適した情報を提供することができる。
本発明によれば、取得手段は、注文データ記憶手段において顧客識別子に関連付けられている注文識別子を特定し、この注文識別子に関連付けられている商品識別子を注文データ記憶手段から抽出する。更に、取得手段は、この商品識別子に関連付けられているコメントを、コメントデータ記憶手段から取得する。このため、顧客の注文履歴に応じて、顧客が注文したことのある商品に関連するコメントを確認書に入れることができるので、顧客に、より適した情報を提供することができる。
本発明によれば、顧客属性は、顧客の配送地域に関連する配送地域識別子を含む。コメントデータ記憶手段には、配送地域識別子に関連付けられたコメントが更に記憶されている。取得手段は、顧客識別子に関連付けられている配送地域識別子を顧客データ記憶手段から抽出し、この配送地域識別子に関連付けられているコメントを、前記コメントデータ記憶手段から更に取得する。このため、配送地域識別子に関連付けて、その地域の災害など配送遅延に関するコメントを顧客に提供することができる。従って、顧客に対して、納期回答について、より正確な情報を提供することができる。
本発明によれば、取得手段は、注文管理サーバから取得した商品の納期回答に基づいて商品の配送ルートを特定し、この配送ルートに応じた配送地域識別子を特定する。このた
め、顧客に商品が到着する配送ルートに応じた地域に関連付けられているコメントを取得できるので、より詳細な遅延情報を顧客に提供することができる。
本発明によれば、コメントデータ記憶手段には、各識別子内における優先順位が記憶されている。取得手段は、優先順位が高いコメントを取得する。このため、顧客に対して提供したい情報が複数ある場合には、優先順位の高い情報を提供することができる。
本発明によれば、コメントデータ記憶手段には、コメント提供する適用期間に関するデータが記録されている。取得手段は、確認書の送信時期が適用期間に含まれるコメントを抽出する。このため、古い情報や早すぎる情報などは顧客に提供しないため、顧客に対してタイムリーな情報を提供することができる。
本発明によれば、効率的に、顧客に対して情報を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態の受注確認システムは、ファクシミリから受信した注文を受け付けた後、この注文の確認書をファクシミリに返信するためのシステムである。
ここで、まず、顧客が注文のために用いるファクシミリ10について説明する。図1に示すように、ファクシミリ10は、公衆回線網11を介して受注システム200に接続されている。このファクシミリ10は、送信するデータが記録された紙の表面をスキャンして、このデータを画像データとして変換し、公衆回線網11を介して送信する。また、このファクシミリ10は、公衆回線網11を介して受信したデータを紙に出力する。
次に、受注及び受注確認を行なう受注システム200について説明する。この受注システム200は、ファクシミリ受信サーバ20、操作端末25、データベースサーバ30及び受注確認システムとしてのファクシミリ返信サーバ50から構成されており、これらはネットワークNを介して相互に接続されている。
ファクシミリ受信サーバ20は、顧客のファクシミリ10から受信した画像データから、顧客情報や注文情報を取得するためのサーバコンピュータである。このファクシミリ受信サーバ20は、通信機能とOCR(Optical Character Reader)機能とを有する。通信機能は、公衆回線網11を介してファクシミリ10とのデータの送受信を行ない、ネットワークNを介して、操作端末25、データベースサーバ30及び注文管理サーバ40とデータの送受信を行なう。
操作端末25は、ディスプレイ、キーボードやポンティングデバイスなどを備えたコンピュータ端末である。この操作端末25は、後述する各データ記憶部のデータの登録や変更を行なうために用いられる。更に、操作端末25を用いて、ファクシミリ受信サーバ20のOCR機能を用いて読み込んだデータの目視検査等に用いることもできる。
データベースサーバ30は、ファクシミリ受信サーバ20及びファクシミリ返信サーバ50で共通して用いるデータを管理するサーバコンピュータである。本実施形態では、データベースサーバ30に記録されたデータは、注文管理サーバ40においても用いられる。このデータベースサーバ30は、商品データ記憶部32、顧客データ記憶手段としての顧客データ記憶部33及び注文データ記憶手段としての注文データ記憶部34を備えている。
商品データ記憶部32には、商品に関する商品データが記録される。この商品データは、販売する商品が登録された場合に記録される。商品データは、商品識別子、商品名及び単価に関するデータを含んで構成されている。
商品識別子データ領域には、商品を特定するための識別子データが記録されている。商品名データ領域には、商品の名称に関するデータが記録されている。単価データ領域には、この商品の注文単位当りの値段に関するデータが記録されている。
顧客データ記憶部33には、図2に示すように、取引を行なう顧客に関する顧客データ330が記録される。この顧客データ330は、注文を行なう顧客を登録した場合に記録される。本実施形態では、顧客データ330は、顧客識別子、販売組織識別子、顧客名、届け先名、電話番号、ファクシミリ番号、住所及び配送拠点識別子などの顧客属性に関するデータを含んで構成されている。
顧客識別子データ領域には、顧客を特定するための識別子に関するデータが記録されて
いる。
販売組織識別子データ領域には、この顧客に対して商品を販売する部署(例えば販社や販売店など)を特定するための識別子に関するデータが記録されている。
顧客名データ領域には、この顧客の名称に関するデータが記録されている。
届け先名データ領域には、この顧客おける宛先(例えば、担当者の氏名)に関するデータが記録されている。
電話番号データ領域には、この顧客の電話番号に関するデータが記録されている。
ファクシミリ番号データ領域には、この顧客のファクシミリ番号に関するデータが記録されている。このファクシミリ番号は、注文確認書を送信するために用いられる。
住所データ領域には、この顧客の住所に関するデータが記録されている。本実施形態では、この住所は、注文があった商品の配送先を特定するために用いられる。
配送拠点識別子データ領域には、この顧客に対して商品の配送を行なう配送拠点を特定するための識別子に関するデータが記録されている。この配送拠点は、顧客の住所に基づいて決定される。
注文データ記憶部34は、顧客から受けた注文に関する注文データが記録される。この注文データは、顧客からの注文を受けた場合に登録される。この注文データは、図3に示すように、受注データ341と注文明細データ342とを含んで構成されている。
受注データ341は、注文識別子、顧客識別子、販売組織識別子、受信日時及び金額に関するデータを含んで構成される。
注文識別子データ領域には、この注文を特定するための識別子に関するデータが記録される。
顧客識別子データ領域には、この注文を依頼した顧客を特定するための識別子に関するデータが記録される。
販売組織識別子データ領域には、この顧客に対して商品を販売する部署を特定するための識別子に関するデータが記録される。
受信日時データ領域には、この注文を受信した年月日及び時刻に関するデータが記録される。
金額データ領域には、この受注した商品の代金に関する金額データが記録される。この金額データは、商品の単価及び数量などに基づいて算出される。
注文明細データ342は、注文識別子、商品識別子、数量及び納品予定日に関するデータを含んで構成される。
注文識別子データ領域には、顧客から受けた注文を特定するための識別子に関するデータが記録される。この注文識別子データを介して、受注データ341と注文明細データ342とが関連付けられる。
商品識別子データ領域には、この注文によって受注した商品を特定するための識別子に関するデータが記録される。
数量データ領域には、この注文によって受注した商品の数量に関するデータが記録される。
納品予定日データ領域には、受注した商品を顧客に納品する予定日に関するデータが記録される。
ファクシミリ返信サーバ50は、受注の確認書データを送信するためのサーバコンピュータである。このファクシミリ返信サーバ50は、図1に示すように、制御手段としての制御部51を備える。制御部51は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(抽出段階、取得段階及び確認出力段階等を含む処理)を行なう。そして、このための受注確認プログラムを実行することにより、制御部51は、抽出手段、取得手段及び確認出力手段等として機能する。
ファクシミリ返信サーバ50は、コメントデータ記憶手段としてのコメントファイルデータ記憶部52を備えている。
このコメントファイルデータ記憶部52には、図4に示すように、ファイルデータ520が記憶されている。このファイルデータ520は、操作端末25を用いて、コメントが登録された場合に記録される。このファイルデータ520は、情報項目識別子、項目内優先度、適用対象、適用期間及びコメントに関するデータを含んで構成されている。なお、本実施形態では、このコメントファイルデータ記憶部52には、情報項目識別子及び項目内優先度が同じファイルデータ520を複数、記憶させることができる。
情報項目識別子データ領域には、顧客に提供するコメントが属する情報項目を特定するための識別子に関するデータが記録されている。本実施形態では、情報項目として「配送遅延情報」、「商品情報」及び「販売組織情報」を用いる。ここで、「配送遅延情報」は、配送地域において判明している災害や工事などにより配送の遅延に関連する情報である。「商品情報」は、商品に関する情報(例えば商品の製造中止やキャンペーンセール、注文された商品と同等の機能を有する商品の提案など)である。「販売組織情報」には、販社や販売店などの販売組織に関する情報(例えばキャンペーンや休業など)である。
項目内優先度データ領域には、各情報項目内におけるコメントの優先度に関するデータである。本実施形態では、このデータには、例えば「0」〜「9」のいずれかの値を用いることができる。この値が大きい程、優先度が高く、優先的に適用される。
適用対象データ領域には、このコメントを適用する対象に関するデータが記録されている。情報項目識別子が「配送遅延情報」のファイルデータ520においては、コメントを適用する対象となる配送拠点(配送地域)を特定する識別子に関するデータが記録されている。情報項目識別子が「商品情報」のファイルデータ520においては、コメントを適用する対象となる商品を特定する識別子に関するデータが記録されている。情報項目識別子が「販売組織情報」のファイルデータ520においては、コメントを適用する対象となる販売組織を特定する識別子に関するデータが記録されている。
適用期間データ領域には、このコメントを適用する期間に関するデータが記録されている。この適用期間は、適用開始年月日と適用終了年月日とから構成されている。ファクシミリ返信の指示を受けた年月日が、この適用開始年月日と適用終了年月日の間に含まれる場合には、制御部51は、このコメントを適用することができる。
コメントデータ領域には、後述する注文確認書の案内欄に表示させるコメントの内容に関するデータが記録されている。
なお、本実施形態では、販売組織識別子毎に、少なくとも1つのファイルデータ520が記録されており、これがデフォルトメッセージとして利用される。
更に、受注システム200は、ネットワークNを介して、注文管理サーバ40に接続されている。この注文管理サーバ40は、注文データの管理を行なうための基幹システムであり、ファクシミリだけでなく、電話やインターネットを介して受注した注文も合わせて管理を行なう。この注文管理サーバ40は、在庫データ記憶部42を備えている。
在庫データ記憶部42は、在庫に関するデータが記録されている。この在庫データは、商品識別子、数量及び倉庫識別子に関するデータを含んで構成される。商品識別子データ領域及び数量データ領域には、在庫商品の識別子及びその商品の数量に関するデータが記録される。倉庫識別子データ領域には、在庫がある倉庫を特定するための識別子に関するデータが記録されている。この倉庫識別子から顧客への納品日を算出することができる。
この注文管理サーバ40は、ネットワークを介して、出荷システム60に接続されている。この出荷システム60は、注文管理サーバ40からの出荷指示を受けて、各倉庫から在庫商品の出庫を指示する。更に、この出荷システム60には、交通情報システム(図示せず)から道路状況や交通状況に応じた遅延情報を取得する。そして、出荷指示を受けた場合には、この出荷システム60は、取得した道路状況や交通状況に応じた遅延情報を、ネットワークを介して注文管理サーバ40に送信する。
上記のように構成された受注システム200における処理について、図5〜図7を用いて説明する。
まず、顧客が注文を行なう場合には、図5に示すオーダーシート100を作成する。このオーダーシート100には、注文する商品の商品識別子、商品名及び数量に関する注文情報と、自分の顧客識別子及び顧客名に関する顧客特定情報とが記載される。そして、このオーダーシート100を、ファクシミリ10を用いて送信する。この場合、ファクシミリ10は、オーダーシート100を読み取って画像データに変換し、この画像データを、公衆回線網11を介してファクシミリ受信サーバ20に送信する。
ファクシミリ受信サーバ20は、データ受信処理を行なう(ステップS1−1)。具体的には、ファクシミリ受信サーバ20は、ファクシミリ10から受信したファクシミリ画像データを一時的に記憶する。そして、ファクシミリ受信サーバ20は、受信した時刻及びその年月日を受信日時データとして、ファクシミリ画像データに関連付けて記憶する。
次に、ファクシミリ受信サーバ20は、OCR処理を行なう(ステップS1−2)。具体的には、ファクシミリ受信サーバ20は、ファクシミリ画像データに基づいて、その画像に含まれる文字や数字を認識する。更に、ファクシミリ受信サーバ20は、認識した文字や数字から、送信されたオーダーシート100に含まれる顧客識別子及び顧客名、商品識別子、商品名及び数量に関するデータを取得する。
そして、ファクシミリ受信サーバ20は、顧客特定情報及び商品情報の確認処理を行なう(ステップS1−3)。具体的には、ファクシミリ受信サーバ20は、OCR処理により取得した顧客識別子及び顧客名に該当する顧客データ330を顧客データ記憶部33から抽出する。更に、ファクシミリ受信サーバ20は、取得した商品識別子及び商品名に該当する商品データを商品データ記憶部32から抽出する。該当する顧客データ330及び商品データを抽出した場合には、抽出した顧客識別子と商品識別子に関するデータを用いて、後述するデータ送信処理を実行する。
一方、該当する顧客データ330及び商品データを抽出しなかった場合には、ファクシミリ受信サーバ20は、目視検査のために、そのデータを操作端末25のディスプレイに表示させる。これにより、操作端末25を用いて、オペレータは、目視によりファクシミリ画像を確認し、顧客及び注文された商品を特定し、その顧客の顧客識別子及び注文された商品の商品識別子を入力する。
そして、ファクシミリ受信サーバ20は、データ送信処理を行なう(ステップS1−4)。具体的には、ファクシミリ受信サーバ20は、取得した顧客識別子及び商品識別子と
、受注した商品の数量と、受信日時に関するデータを注文管理サーバ40に送信する。
注文管理サーバ40は、受注処理を行なう(ステップS2−1)。ここで、注文管理サーバ40は、注文データを注文データ記憶部34に記録する。具体的には、まず、注文管理サーバ40は、ファクシミリ受信サーバ20から受信した注文データに対して注文識別子を付与する。そして、注文管理サーバ40は、この注文識別子を有する受注データ341を注文データ記憶部34に記録する。ここで、注文管理サーバ40は、受注データ341の顧客識別子データ領域に、ファクシミリ受信サーバ20から受信した顧客識別子を記録する。更に、注文管理サーバ40は、この顧客識別子に一致する顧客データ330を顧客データ記憶部33から抽出し、この顧客データ330の販売組織識別子データを取得して、販売組織識別子データ領域に記録する。更に、注文管理サーバ40は、受信した受信日時データを受信日時データ領域に記録する。
続いて、注文管理サーバ40は、商品毎の注文明細データ342を注文データ記憶部34に記録する。ここで、注文管理サーバ40は、付与した注文識別子と、受信した商品識別子及び数量とを含むデータを生成し記録する。
更に、注文管理サーバ40は、注文の金額を算出し、この金額を注文データ記憶部34に記録する。具体的には、注文管理サーバ40は、商品識別子に基づいて商品の単価データを商品データ記憶部32から取得し、この単価と各商品の数量とを乗算した金額と配送料などを合計して金額を算出し、この金額に関するデータを記録する。なお、この段階では、注文明細データ342には、納品予定日に関するデータは記録されていない。
次に、注文管理サーバ40は、在庫引当処理を行なう(ステップS2−2)。具体的には、注文管理サーバ40は、注文明細データ342と、在庫データ記憶部42に記憶されている各商品の在庫データから、発送可能な商品を特定し、配送拠点における商品の割り当てを行なう。そして、商品の割り当てに応じて配送に必要に日数(配送日数)を算出する。
注文管理サーバ40は、納期設定処理を行なう(ステップS2−3)。具体的には、在庫引当処理において算出された配送日数と、現在の日時とから、顧客に商品を配送できる納品予定日を算出する。そして、注文管理サーバ40は、算出した各商品の納品予定日を、注文明細データ342の納品予定日データ領域に記録する。
そして、注文管理サーバ40は、出荷手配処理を行なう(ステップS2−4)。具体的には、注文管理サーバ40は、ネットワークNを介して、出荷システムに在庫引当処理(ステップS2−2)で割り当てたスケジュールを送信する。
この出荷手配処理を受信した出荷システム60は、納期確認処理を行なう(ステップS3−1)。ここで、出荷システム60は、出荷指示に基づいて、配送のスケジューリングを行ない、納品日に配送できる状態か否かを確認する。具体的には、配送経路にスケジューリングに影響する災害や渋滞などによる遅延が発生していないかを確認する。
この納期確認処理の結果、出荷システム60は、新たな遅延が発生している場合には、注文管理サーバ40に、その遅延情報を送信する(ステップS3−2)。この場合、出荷システム60は、交通情報システムから取得した遅延情報を送信する。
一方、出荷手配処理(ステップS2−4)を行なった注文管理サーバ40は、納期回答処理を行なう(ステップS2−5)。ここで、注文管理サーバ40は、所定時間が経過しても、出荷システム60から遅延情報を受信しなかった場合には、遅延情報がないとして
、納期回答を行なう。具体的には、注文管理サーバ40は、納期予定日及び注文識別子に関するデータを含めた納期回答をファクシミリ返信サーバ50に送信する。
また、注文管理サーバ40は、所定時間内に、出荷システム60から遅延情報を受信した場合、遅延情報とともに、納期回答を行なう。具体的には、注文管理サーバ40は、納期予定日及び注文識別子とともに、受信した遅延情報に関するデータを含めた納期回答をファクシミリ返信サーバ50に送信する。
一方、ファクシミリ返信サーバ50は、注文管理サーバ40から納期回答を受信すると、図6に示す処理を行なう。ここで、まず、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、遅延情報の有無の確認処理を行なう(ステップS4−1)。具体的には、制御部51は、注文管理サーバ40から、注文識別子とともに遅延情報を受信したか否かを判断する。
遅延情報を受信した場合(ステップS4−1において「YES」の場合)には、制御部51は、この遅延情報に基づいてコメントを取得する(ステップS4−2)。この場合、例えば、出荷システム60から受信した遅延情報をそのまま配送遅延情報のコメントとして利用してもよい。また、受信した遅延情報を操作端末25に表示させて、オペレータに対して配送遅延情報に対するコメントを入力するように促し、操作端末25において入力されたコメントとして利用してもよい。
一方、所定時間以内に遅延情報を取得しなかった場合(ステップS4−1において「NO」の場合)には、制御部51は、顧客データ330を取得する(ステップS4−3)。具体的には、制御部51は、注文管理サーバ40から受信した注文識別子を含む受注データ341の顧客識別子を取得し、この顧客識別子を有する顧客データ330を顧客データ記憶部33から取得する。
次に、制御部51は、この注文の配送拠点が、ファイルデータ520の適用対象になっているか否かを判断する(ステップS4−4)。具体的には、制御部51は、コメントファイルデータ記憶部52に記憶されているファイルデータ520の内、配送遅延情報の情報項目識別子を含むファイルデータ520を抽出する。更に、制御部51は、抽出したファイルデータ520において、先に抽出した顧客データ330の配送拠点識別子を含むファイルデータ520を検索する。なお、以下の処理では、制御部51は、現在の年月日と、ファイルデータ520の適用期間の年月日とを比較し、適用期間に該当するファイルデータ520のみを利用する。
この配送拠点識別子を含むファイルデータ520を検出した場合(ステップS4−4において「YES」の場合)には、制御部51は、配送遅延情報のコメントを取得する(ステップS4−2)。ここで、制御部51は、複数のファイルデータ520を抽出した場合には、最も高い優先度のファイルデータ520を抽出し、これに含まれるコメントデータを取得する。具体的には、抽出したファイルデータ520の項目内優先度データ領域に記録されている値を比較し、値が大きいファイルデータ520を抽出する。
一方、顧客データ330の配送拠点識別子を含むファイルデータ520を検出できない場合(ステップS4−4において「NO」の場合)には、制御部51は、顧客についての注文データを取得する(ステップS4−5)。具体的には、制御部51は、この顧客の顧客識別子を有する受注データ341を注文データ記憶部34から抽出する。更に、制御部51は、抽出した受注データ341の注文識別子を有する注文明細データ342を注文データ記憶部34から抽出する。
そして、制御部51は、顧客がこれまでに注文したことのある商品が、コメントの適用
対象になっているかどうかを判断する(ステップS4−6)。具体的には、制御部51は、コメントファイルデータ記憶部52に記憶されているデータの内、商品情報の情報項目識別子を有するファイルデータ520を抽出する。そして、制御部51は、この顧客に関する注文明細データ342の商品識別子を適用対象として含むファイルデータ520を検索する。
このような商品識別子を含むファイルデータ520があった場合(ステップS4−6において「YES」の場合)には、制御部51は、この商品情報のコメントを取得する(ステップS4−7)。ここで、制御部51は、複数のファイルデータ520を抽出した場合には、最も高い優先度のファイルデータ520を抽出する。
一方、このような商品識別子を有するファイルデータ520を検出できない場合(ステップS4−6において「NO」の場合)には、制御部51は、販売組織情報のコメントを取得する(ステップS4−8)。具体的には、制御部51は、顧客データ330の販売組織識別子を取得し、この販売組織識別子に一致するファイルデータ520を抽出する。ここで、制御部51は、複数のファイルデータ520を抽出した場合には、最も高い優先度のファイルデータ520を抽出する。
このようにしてコメントを取得すると(ステップS4−2,S4−7,S4−8)、制御部51は、ファクシミリデータを生成し、送信を行なう(ステップS4−9)。具体的には、制御部51は、顧客データ330と、注文識別子から特定される受注データ341と、納品予定日が記録された注文明細データ342と、取得したコメントデータを用いてファクシミリデータを生成する。従って、このファクシミリデータには、顧客特定情報、注文情報、納期予定情報及びコメントデータの案内情報が含まれる。そして、制御部51は、顧客データ330のファクシミリ番号データで特定されるファクシミリ10に対して、公衆回線網11を介して、生成したファクシミリデータを送信する。
そして、ファクシミリ返信サーバ50から送信されたデータは、顧客のファクシミリ10によって受信される。具体的には、ファクシミリ10は、受信したファクシミリデータに基づいて、紙にデータを出力する。これにより、注文確認書800が生成される。
この注文確認書800には、図7に示すように、注文識別子としての問い合わせ番号と、顧客名、顧客識別子及びファクシミリ番号などを含む顧客特定情報810と、注文した商品及び数量などに関する注文情報820と、各商品の納品予定日に関する納品予定情報830と、付加情報850が表示される。そして、この付加情報850として、遅延情報に基づくコメント又はコメントファイルデータ記憶部52から抽出されたコメントが表示される。顧客は、この注文確認書800を見ることにより、顧客の指示どおりに注文がされているかを確認できる。更に、顧客は、各商品の納品予定を知ることができるとともに、顧客に関係する情報を知ることができる。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、注文管理サーバ40から注文識別子を受信したファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、この注文識別子に関連付けられた顧客データ330を取得し(ステップS4−3)、又は顧客の注文データを取得し(ステップS4−5)、顧客の配送遅延情報、商品情報又は販売組織情報のコメントをファイルデータ520から取得する。制御部51は、コメントを取得すると、このコメントデータを含むファクシミリデータを生成し、送信を行なう(ステップS4−9)。このため、顧客に対して送信する注文確認書800に、この顧客に関連するコメントや顧客が注文した商品に関連するコメントを入れることができる。従って、追加の通信費が掛からず効率的に、顧客に適した情報を提供することができる。
・ 本実施形態では、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、注文管理サーバ40から納期回答を受信すると、注文の配送拠点が適用対象となっている配送遅延情報のコメントがある場合(ステップS4−4において「YES」の場合)には、これを取得する。このため、顧客からの注文に関連する納品回答及びそれに関係する配送遅延情報を効率的に顧客に提供することができる。
・ 本実施形態では、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、注文管理サーバ40から納期回答とともに、遅延情報を受信した場合には、この遅延情報に対応する配送遅延情報のコメントを取得する。このため、リアルタイムに取得した遅延情報を顧客に提供することができる。
・ 本実施形態では、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、顧客についての注文データを取得し(ステップS4−5)、顧客がこれまでに注文したことのある商品が、コメントの適用対象になっているか場合(ステップS4−6において「YES」の場合)には、商品情報のコメントを取得する(ステップS4−7)。このため、顧客の注文履歴に応じて、顧客が注文したことのある商品に関連するコメントを確認書に入れることができるので、顧客に、より適した情報を提供することができる。
・ 本実施形態では、ファイルデータ520は、項目内における優先度データを含む。このため、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、複数のファイルデータ520を抽出した場合には、最も高い優先度のファイルデータ520を抽出し、これに含まれるコメントを取得する。このため、顧客に対して複数の情報を提供したい場合には、優先度の高い、より有効な情報を提供することができる。
・ 本実施形態では、ファイルデータ520には、適用期間データを含む。このため、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、現在の年月日と、ファイルデータ520の適用期間の年月日とを比較し、適用期間に該当するファイルデータ520のみを利用する。このため、古い情報や早すぎる情報などは顧客に提供しないため、顧客に対してタイムリーな情報を提供することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態においては、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、出荷システム60からの遅延情報を、注文管理サーバ40を介して取得した。これに限らず、ファクシミリ返信サーバ50は、出荷システム60から直接、遅延情報を取得してもよい。また、この場合、制御部51は、取得した遅延情報を新たな配送遅延情報として、コメントファイルデータ記憶部52に登録してもよい。更に、上記実施形態では、出荷システム60から所定時間内に遅延情報を取得しなかった場合には、遅延情報がないとしたが、出荷システム60から遅延情報がない旨の回答を受信してもよい。
○ 上記実施形態においては、デフォルトメッセージとして、販売組織識別子毎に、少なくとも1つのファイルデータ520が記録されており、これをデフォルトメッセージとして利用した。これに限らず、販売組織情報のコメントが取得できない場合には、例えば、「いつもご利用ありがとうございます」などの定型文のコメントを取得してもよい。
○ 上記実施形態においては、コメントファイルデータ記憶部52には、顧客の配送拠点に関連付けた配送遅延情報のコメントが記憶されていた。これに限らず、ファクシミリ返信サーバ50の制御部51は、注文管理サーバ40から納期回答を受信した場合に、この納期回答に応じた顧客の配送地域を特定してもよい。例えば、納期回答として、商品の出庫をする倉庫の所在などの情報を取得した場合、制御部51は、出発地と到達地とを特
定するとルートを決定するルートナビゲーションシステムを用いてこの納期回答に応じた配送ルートを特定する。そして、制御部51は、この配送ルートから配送を行なうために通過する地域(本実施形態では、この地域も配送地域と呼ぶ)を特定する。また、コメントファイルデータ記憶部52に、配送地域を特定する識別子に関連付けて、配送遅延情報に関するコメントを記憶させておく。そして、制御部51は、特定した顧客の配送地域を特定する識別子に関連付けられているファイルデータ520をコメントファイルデータ記憶部52から抽出してもよい。これにより、顧客に対して、商品の納期について、配送ルートを考慮して、より正確な情報を提供することができる。
○ 上記実施形態においては、コメントファイルデータ記憶部52には、配送遅延情報、商品情報及び販売組織情報に関連付けたコメントを記憶させた。これに限らず、顧客識別子に関連付けたコメントを記憶させてもよい。例えば、顧客の注文履歴を抽出し、注文が一定期間なかった顧客に対しては、新製品の提案や売れ筋製品の提案を行ってもよい。具体的には、制御部51は、顧客識別子を有する受注データ341の受信日時を取得し、最新の注文の受信日時と1つ前の受信日時との期間と、登録されている所定期間とを比較する。比較した結果、所定期間よりも大きい場合には、その間に販売された新製品や売れ筋商品の説明に関するデータを、コメントデータとして取得する。これにより、注文の確認とともに販売促進を行なうこともできる。
更に、初めて注文を受けた顧客に対しては、その初回注文に対するコメントを取得してもよい。具体的には、注文が初回であることを示す項目情報識別子に関連付けて初回注文に対するコメントをコメントファイルデータ記憶部52に記録する。制御部51は、受注データ341が1つだけか否かを判断する。受注データ341が1つの場合には、制御部51は、注文が初回であることを示す項目情報識別子を設定する。そして、制御部51は、この項目情報識別子に対応付けられたファイルデータ520のコメントデータをコメントファイルデータ記憶部52から取得する。
○ 上記実施形態においては、遅延情報がなかった場合、配送遅延情報、商品情報及び販売組織情報の順番で顧客に提供するコメントを提供したが、コメントを取得する順番は、これに限られない。例えば、顧客に提供する情報が複数ある場合には、情報項目識別子に関係なく優先順位が高いコメントを提供してもよい。具体的には、配送遅延情報、商品情報子及び販売組織情報のそれぞれのファイルデータ520において、顧客の顧客属性や注文履歴に該当するコメントがあるかを抽出する。複数のコメントがあった場合には、制御部51は、情報識別子が異なる情報であっても、優先度が高いファイルデータ520のコメントを取得する。
○ 上記実施形態においては、制御部51は、コメントファイルデータ記憶部52から1つのファイルデータ520を抽出した。これに限らず、適用対象の識別子データに基づいて、複数のファイルデータ520を抽出した場合には、これらの全部又は1部のコメントを用いてもよい。この場合、注文確認書800の付加情報850を表示するスペースが限られているため、制御部51は、表示するスペースのデータ量と、抽出したファイルデータ520のデータ量以下に調整する。
○ 上記実施形態においては、顧客データ330に記憶されているファクシミリ番号のファクシミリに対して、確認書を送信した。ファクシミリ10からデータを受信した場合に送信される番号を用いてもよい。
実施形態におけるシステムの概略図。 顧客データ記憶部に記録されたデータの説明図。 注文データ記憶部に記録されたデータの説明図。 コメントファイルデータ記憶部に記録されたデータの説明図。 実施形態におけるシステムの全体的な処理手順を説明するための流れ図。 ファクシミリ返信サーバにおける処理手順を説明するための流れ図。 注文確認書を説明するための説明図。
符号の説明
10…ファクシミリ、33…顧客データ記憶手段としての顧客データ記憶部、34…注文データ記憶手段としての注文データ記憶部、40…注文管理サーバ、50…受注確認システムとしてのファクシミリ返信サーバ、51…制御手段としての制御部、52…コメントデータ記憶手段としてのコメントファイルデータ記憶部、800…注文確認書。

Claims (6)

  1. 商品、数量及び倉庫に関する在庫データを記憶し、ファクシミリから受信した注文データに基づいて注文管理を行なう注文管理サーバと、
    各注文を特定するための注文識別子に関連付けて、この注文を行なった顧客を特定するための顧客識別子と、注文された商品を特定するための商品識別子とを記憶する注文データ記憶手段と、
    前記顧客識別子に関連付けられ、顧客が属する配送地域に関連する配送地域識別子を含む顧客属性を記憶する顧客データ記憶手段と、
    配送地域識別子に関連付けて配送遅延情報を含むコメントを記憶するコメントデータ記憶手段とに接続され、
    出発地と配達地とから配送ルートを決定するルートナビゲーションシステムと、
    前記顧客のファクシミリに対して、確認書データを送信する制御手段を用いて、注文の確認を行なう受注確認システムであって、
    前記制御手段が、
    前記注文管理サーバから、確認書の送信対象の注文識別子を取得し、この注文識別子に関連付けられている顧客識別子及び商品識別子を、前記注文データ記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出した顧客識別子に関連付けられている配送地域識別子を前記顧客データ記憶手段から取得して、この顧客が属する配送地域を特定する手段と、
    在庫データを用いて算出した注文商品の納期回答を前記注文管理サーバから取得し、この納期回答に応じて前記商品識別子の商品の出庫をする所在の情報を取得し、前記顧客が属する配送地域への配送ルートを、前記ルートナビゲーションシステムを用いて特定し、この配送ルートから配送を行なうために通過する配送地域を特定する手段と、
    前記配送ルートに含まれる配送地域に関連付けられたコメントを前記コメントデータ記憶手段から取得する取得手段と、
    前記取得したコメントと、前記注文管理サーバから取得した商品の納期回答の納品予定日と、前記注文識別子に関連付けられた前記商品識別子とを含む確認書データを生成し、
    この確認書データを送信する確認出力手段と
    を備えたことを特徴とする受注確認システム。
  2. 前記コメントデータ記憶手段は、商品識別子に関連付けられたコメントを記憶しており、
    前記取得手段は、
    前記注文データ記憶手段において、前記顧客識別子に関連付けられている注文識別子を特定し、
    前記特定した注文識別子に関連付けられている商品識別子を前記注文データ記憶手段から抽出し、
    この商品識別子に関連付けられているコメントを、前記コメントデータ記憶手段から更に取得するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の受注確認システム。
  3. 前記コメントデータ記憶手段には、各識別子内における優先順位が記憶されており、
    前記取得手段は、前記優先順位が高いコメントを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の受注確認システム。
  4. 前記コメントデータ記憶手段には、前記コメントを提供する適用期間に関するデータが記憶されており、
    前記取得手段は、確認書の送信時期が、前記適用期間に含まれるコメントを抽出することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の受注確認システム。
  5. 商品、数量及び倉庫に関する在庫データを記憶し、ファクシミリから受信した注文データに基づいて注文管理を行なう注文管理サーバと、
    各注文を特定するための注文識別子に関連付けて、この注文を行なった顧客を特定するための顧客識別子と、注文された商品を特定するための商品識別子とを記憶する注文データ記憶手段と、
    前記顧客識別子に関連付けられ、顧客が属する配送地域に関連する配送地域識別子を含む顧客属性を記憶する顧客データ記憶手段と、
    配送地域識別子に関連付けて配送遅延情報を含むコメントを記憶するコメントデータ記憶手段とに接続され、
    出発地と配達地とから配送ルートを決定するルートナビゲーションシステムと、
    前記顧客のファクシミリに対して、確認書データを送信する制御手段を用いて、注文の確認を行なう受注確認方法であって、
    前記制御手段が、
    前記注文管理サーバから、確認書の送信対象の注文識別子を取得し、この注文識別子に関連付けられている顧客識別子及び商品識別子を、前記注文データ記憶手段から抽出する抽出段階、
    前記抽出した顧客識別子に関連付けられている配送地域識別子を前記顧客データ記憶手段から取得して、この顧客が属する配送地域を特定する段階、
    在庫データを用いて算出した注文商品の納期回答を前記注文管理サーバから取得し、この納期回答に応じて前記商品識別子の商品の出庫をする所在の情報を取得し、前記顧客が属する配送地域への配送ルートを、前記ルートナビゲーションシステムを用いて特定し、この配送ルートから配送を行なうために通過する配送地域を特定する段階、
    前記配送ルートに含まれる配送地域に関連付けられたコメントを前記コメントデータ記憶手段から取得する取得段階、及び
    前記取得したコメントと、前記注文管理サーバから取得した商品の納期回答の納品予定日と、前記注文識別子に関連付けられた前記商品識別子とを含む確認書データを生成し、この確認書データを送信する確認出力段階
    を実行することを特徴とする受注確認方法。
  6. 商品、数量及び倉庫に関する在庫データを記憶し、ファクシミリから受信した注文データに基づいて注文管理を行なう注文管理サーバと、
    各注文を特定するための注文識別子に関連付けて、この注文を行なった顧客を特定するための顧客識別子と、注文された商品を特定するための商品識別子とを記憶する注文データ記憶手段と、
    前記顧客識別子に関連付けられ、顧客が属する配送地域に関連する配送地域識別子を含む顧客属性を記憶する顧客データ記憶手段と、
    配送地域識別子に関連付けて配送遅延情報を含むコメントを記憶するコメントデータ記憶手段とに接続され、
    出発地と配達地とから配送ルートを決定するルートナビゲーションシステムと、
    前記顧客のファクシミリに対して、確認書データを送信する制御手段を用いて、注文の確認を行なう受注確認プログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記注文管理サーバから、確認書の送信対象の注文識別子を取得し、この注文識別子に関連付けられている顧客識別子及び商品識別子を、前記注文データ記憶手段から抽出する抽出手段、
    前記抽出した顧客識別子に関連付けられている配送地域識別子を前記顧客データ記憶手段から取得して、この顧客が属する配送地域を特定する手段、
    在庫データを用いて算出した注文商品の納期回答を前記注文管理サーバから取得し、この納期回答に応じて前記商品識別子の商品の出庫をする所在の情報を取得し、前記顧客が属する配送地域への配送ルートを、前記ルートナビゲーションシステムを用いて特定し、この配送ルートから配送を行なうために通過する配送地域を特定する手段、
    前記配送ルートに含まれる配送地域に関連付けられたコメントを前記コメントデータ記憶手段から取得する取得手段、及び
    前記取得したコメントと、前記注文管理サーバから取得した商品の納期回答の納品予定日と、前記注文識別子に関連付けられた前記商品識別子とを含む確認書データを生成し、この確認書データを送信する確認出力手段
    として機能させることを特徴とする受注確認プログラム。
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