JP4938481B2 - 放射線撮像装置、放射線撮像方法、及びプログラム - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、放射線撮像装置、放射線撮像方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、放射線画像を撮像する放射線撮像装置及び放射線撮像方法、並びに放射線撮像装置用のプログラムに関する。
被写体胸部の呼吸動態を示す胸部動態画像を構成する胸部放射線画像における所定の解剖学的領域を認識して、認識した解剖学的領域に基づいて、胸部放射線画像を位置合せして表示する放射線画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、2つの画像の間で位置合わせを行ってから独立成分分析処理を行い、主要成分画像と経時変化検出画像とを出力する画像処理装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、吸気モード及び呼気モードのモード別に、前年に撮影された画像との差分画像を得ることによって経時変化を抽出する放射線画像処理装置が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2003−290193号公報 特開2005−197792号公報 特開2005−151099号公報
低いX線強度の撮影装置で十分なコントラストを有するX線画像を撮像しようとするためには、X線の露出時間を長くとる必要がある。しかしながら、露出時間を長くすると、被検者の心臓の動き、呼吸の動き、体動等の影響によってX線画像がぼけてしまう。撮像された画像がぼけていると、特許文献1から3に記載の装置のように画像を適切に位置合わせできなくなり、適切な差分画像を得ることができなくなってしまう場合がある。
そこで本発明は、上記課題を解決することができる放射線撮像装置、放射線撮像方法、及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態における放射線撮像装置は、被検者に放射線を照射する放射線発生部と、被検者の周期的な動きを検出する動き検出部と、放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線によって、動き検出部が検出した動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する放射線画像撮像部と、放射線画像撮像部が連続して撮像した複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成する合成画像生成部とを備える。
本発明の第2の形態における放射線撮像方法は、被検者の周期的な動きの位相を検出する動き検出段階と、被検者に放射線を照射する放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線によって、動き検出段階において検出された動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する放射線画像撮像段階と、放射線画像撮像段階において連続して撮像された複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成する合成画像生成段階とを備える。
本発明の第3の形態によると、放射線撮像装置用のプログラムであって、放射線撮像装置を、被検者に放射線を照射する放射線発生部、被検者の周期的な動きの位相を検出する動き検出部、放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線によって、動き検出部が検出した動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する放射線画像撮像部、放射線画像撮像部が連続して撮像した複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成する合成画像生成部として機能させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、放射線画像におけるぼけ量を低減することができる放射線撮像装置を提供することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る放射線撮像システム100の利用環境の一例を示す。放射線撮像システム100は、放射線撮像装置110、通信経路150、無線通信装置152、診断装置115a及びb(以下、診断装置115と総称する。)、サーバ170、データベース172を備える。放射線撮像装置110は、放射線検出器120及び制御装置130を有する。制御装置130は、モニタ140、入力装置142、放射線源132、可視光カメラ134、及び心拍信号検出器136を含む。診断装置115aは、モニタ160aを有する。なお、以後、モニタ160a及びbをモニタ160と総称する。
放射線撮像装置110は、放射線技師180の操作によって被検者の放射線画像を撮像する。なお、放射線撮像装置110は移動式の放射線撮像装置であってよく、被検者がいる病室又は被検者の自宅で放射線技師180の操作により被験者を撮像してよい。なお、放射線撮像装置110は、第1撮像モード及び第2撮像モードを含む複数の撮像モードを有している。以下に、第1撮像モードにおける放射線撮像装置110の撮像動作について説明する。
放射線撮像装置110は、被検者を撮像する前に、通信経路150及び放射線撮像装置110の近傍の無線通信装置152を通じて、被検者の撮像オーダをサーバ170から取得する。そして、モニタ140は、撮像オーダに含まれる被検者ID、被検者の氏名、年齢、性別、体重、撮像部位、撮像方向、及び医師IDを表示する。
そして、放射線技師180は、モニタ140に表示された年齢、性別、体重、撮像部位に基づいて撮像条件を決定して、決定した撮像条件を入力装置142から入力する。撮像条件は、管電流、管電圧、放射線源132の絞り径、照射時間を含む。なお、放射線撮像装置110は、撮像条件をサーバ170から受け取ってもよい。放射線源132は、撮像条件として入力された照射時間より短い照射時間で、間欠的に放射線を被検者に照射する。なお、放射線源132は、放射線を照射する照射時間の合計が、撮像条件として入力された照射時間と略同一になるまで放射線を照射する。
放射線検出器120は、放射線源132から検出の放射線の線量を検出して、放射線源132から放射線が照射される毎に、検出した放射線線量に基づいて放射線画像を生成してメモリに記憶する。制御装置130は、放射線の照射が終了すると放射線検出器120が記憶している放射線画像を無線により放射線検出器120から取得する。そして、制御装置130は、間欠照射によって得られた複数の放射線画像の位置合わせを行ってから重ね合わせることによって、1つの合成画像を生成する。
なお、可視光カメラ134は、放射線源132が放射線を照射する期間にわたって、被検者からの光によって被検者の体を撮像する。そして、制御装置130は、可視光カメラ134によって撮像された被検者の画像に基づいて、放射線画像の撮像時における被検者の呼吸位相を算出し、算出した呼吸位相に基づいて、被検者の肺の位置及び大きさを補正してよい。また、心拍信号検出器136は被検者の心臓の心拍信号を検出して制御装置130に供給する。制御装置130は、心拍信号検出器136から供給された心拍信号から放射線画像の撮像時における心拍位相を算出し、算出した心拍位相に基づいて、被検者の心臓の位置及び大きさを補正してよい。
そして、制御装置130は、生成した合成画像を、無線通信装置152及び通信経路150を通じてサーバ170に送信する。そして、サーバ170は、放射線撮像装置110から受信した合成画像をデータベース172に格納する。
以上説明したように、制御装置130は、所望のコントラストを得ることができる照射時間より短い時間幅で、放射線を間欠的に照射する。これにより、放射線撮像装置110によると、被検者の動きによるぼけ量の小さい複数の放射線画像を得ることができる。そして、得られた複数の放射線画像同士を位置合わせして重ね合わせることによって、所望のコントラストを有する合成画像を得ることができる。したがって、放射線撮像装置110によると、移動式の撮影装置のように固定式の撮影装置に比べて低い強度の放射線しか持っておらず、長い露出時間で撮像する必要がある場合であっても、被検者の動きによる放射線画像のぼけ量を低減することができる。
診断装置115は、データベース172から合成画像を取得してモニタ160に表示する。医師190a及びb(以下、医師190と総称する。)は、モニタ160に表示された合成画像を見て診断を行う。なお、図面の都合上、一の放射線撮像装置110しか示されていないが、放射線撮像システム100は複数の放射線撮像装置110を備えてよい。また、上記における画像データの記録及び一連の通信制御はDICOM規格に従って行われてよい。また、被検者の放射線画像を撮像する放射線検出器120は、FPD等のような固体放射線検出器であってよい。なお、本実施形態における放射線とは、X線、γ線等の電磁放射線、或いはアルファ線等の粒子線であってよい。
次に、第2撮像モードにおける放射線撮像装置110の撮像動作を説明する。第2撮像モードにおける放射線撮像装置110の撮像動作は、放射線検出器120が放射線に露出されるタイミングが第1撮像モードと異なる点を除いて第1撮像モードにおける放射線撮像装置110の撮像動作と略同一であるので、相違点を除いて説明を省略する。第2撮像モードにおいても、放射線源132は、撮像条件として入力された照射時間より短い照射時間で、間欠的に放射線を被検者に照射する。第2撮像モードにおいては、放射線源132は、可視光カメラ134によって撮像された被験者の画像内容から被検者の呼吸位相を算出し、算出した呼吸位相が所定の位相になるタイミングでX線を照射する。そして、放射線検出器120は、放射線源132がX線を照射するタイミングに同期して放射線が露光される。制御装置130は、放射線検出器120に放射線を露光させる毎に、放射線検出器120が検出した線量を取得して、取得した線量に基づいて放射線画像を生成する。その後、放射線撮像装置110は、第1撮像モードにおける撮像動作と同様に、撮像された複数の放射線画像を重ね合わせることによって合成画像を生成する。
図2は、放射線撮像装置110のブロック構成の一例を示す。放射線撮像システム100は、放射線画像撮像部200、オブジェクト抽出部210、動き検出部220、動き補正部230、光画像撮像部240、撮像制御部250、合成画像生成部260、出力部270、及び放射線発生部290を備える。放射線画像撮像部200は、放射線検出部202を有する。また、合成画像生成部260は、信号取得部262を有する。なお、放射線源132及び放射線検出器120は、それぞれ、放射線発生部290及び放射線検出部202の一例である。また、可視光カメラ134及び心拍信号検出器136は、動き検出部220の一例である。なお、動き検出部220は、赤外光を利用して被検者を撮像する赤外線カメラであってもよい。第1撮像モードにおける放射線撮像装置110の各構成要素の動作について以下に説明する。
放射線発生部290は、被検者に放射線を照射する。放射線画像撮像部200は、放射線発生部290から照射されて被検者を透過した放射線によって、被検者の複数の放射線画像を連続的に撮像する。具体的には、放射線検出部202は、放射線発生部290から照射されて被検者を透過した放射線を検出する。そして、放射線画像撮像部200は、放射線検出部202が検出した放射線の線量に基づいて、被検者の放射線画像を撮像する。より具体的には、放射線発生部290は、被検者にX線を照射する。そして、放射線画像撮像部200は、放射線発生部290から照射されて被検者を透過したX線によって、被検者の複数の放射線画像を連続的に撮像する。
撮像制御部250は、放射線発生部290が放射線を被検者に照射するタイミング及び時間幅及び放射線検出部202が放射線を検出するタイミング及び時間幅を制御する。具体的には、撮像制御部250は、被検者の動きによって放射線画像に生じるぼけ量が予め定められた値以下となる時間幅の期間だけ、放射線発生部290が照射した放射線を放射線検出部202に露出させる。例えば撮像制御部250は、被検者の心臓の心拍周期又は被検者の呼吸周期より十分に短い時間幅の期間だけ、放射線発生部290が照射した放射線を放射線検出部202に露出させる。より具体的には、撮像制御部250は、放射線画像撮像部200が複数の放射線画像を撮像するタイミングにおいて、放射線発生部290に、被検者の周期的な動きによって放射線画像に生じるぼけ量が予め定められた値以下となる時間幅の期間だけ放射線を被検者に照射させる。
動き検出部220は、被検者の動きを検出する。そして、動き補正部230は、放射線画像撮像部200が撮像した複数の放射線画像における少なくとも1つの放射線画像において、動き検出部220が検出した被検者の動きによる複数の放射線画像における変化を補正する。そして、合成画像生成部260は、動き補正部230が補正した放射線画像を含む、複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成する。そして、出力部270は、合成画像生成部260が生成した合成画像を出力する。例えば、出力部270は、合成画像生成部260が生成した合成画像を、モニタ140、160等に表示したり、データベース172に記録する。また、出力部270は、合成画像生成部260が生成した合成画像を印刷してもよい。
具体的には、動き検出部220は、放射線画像撮像部200が複数の放射線画像を撮像したタイミングにおける被検者の心臓の心拍位相を検出する。そして、動き補正部230は、動き検出部220が検出した被検者の心拍位相に対応した被検者の動きによる複数の放射線画像における変化を補正する。
他にも、動き検出部220は、放射線画像撮像部200が複数の放射線画像を撮像したタイミングにおける被検者の呼吸位相を検出してよい。そして、動き補正部230は、動き検出部220が検出した被検者の呼吸位相に対応した被検者の動きによる複数の放射線画像における変化を補正してよい。具体的には、光画像撮像部240は、被検者体からの光を受光して被検者の光画像を連続的に撮像する。そして、動き検出部220は、光画像撮像部240が撮像した光画像の画像内容の変化に基づいて、被検者の呼吸位相を検出する。
オブジェクト抽出部210は、放射線画像撮像部200が撮像した複数の放射線画像からオブジェクトを抽出する。そして、動き検出部220は、複数の放射線画像におけるオブジェクト抽出部210が抽出したオブジェクトの位置の変化を検出する。そして、動き補正部230は、複数の放射線画像における少なくとも1つに含まれるオブジェクトの位置を補正することによって、動き検出部220が検出したオブジェクトの位置の変化を補正する。なお、動き検出部220は、複数の放射線画像におけるオブジェクト抽出部210が抽出したオブジェクトの大きさの変化を検出してよい。そして、動き補正部230は、複数の放射線画像における少なくとも1つに含まれるオブジェクトの大きさを補正することによって、動き検出部220が検出したオブジェクトの大きさの変化を補正してよい。
なお、放射線発生部290は予め定められた強度より小さい強度の放射線を照射してよい。例えば、放射線発生部290は、一の放射線画像を撮像する場合に照射すべき放射線の強度より小さい強度の放射線を、放射線画像撮像部200が複数の放射線画像を撮像するそれぞれにタイミングにおいて被写体に照射してよい。より具体的には、放射線発生部290は、一の放射線画像を撮像する場合に照射すべき放射線の線量率より小さい線量率の放射線を、放射線画像撮像部200が複数の放射線画像を撮像するそれぞれにタイミングにおいて被写体に照射してよい。
以上説明したように、放射線撮像装置110によると、放射線を低線量率で長い期間照射して被検者を撮像する必要がある場合であっても、被検者の心拍、呼吸等による画像のぼけ量を低減することができる。
図3は、第1撮像モードにおける放射線撮像装置110による撮像フローの一例を示す。放射線発生部290は予め定められた短い照射時間で間欠的にX線を照射するとともに、放射線検出部202は放射線発生部290がX線を照射しているタイミングに同期してX線を露出する(S302)。これにより、放射線画像撮像部200は、被写体の複数のX線画像を撮像する。なお、光画像撮像部240は、被検者からの可視光を受光することによって、被検者の複数の可視光画像を含む被検者の動画を撮像している。
そして、撮像制御部250は、所定数のX線画像を撮像したか否かを判断する(S304)。具体的には撮像制御部250は、撮像オーダに含まれるX線の照射時間と、放射線発生部290がX線を間欠的に照射する時間幅とによって定まる枚数のX線画像を撮像したか否かを判断する。例えば、撮像オーダに含まれるX線の照射時間がTであり、放射線発生部290がX線を間欠的に照射する時間幅がtである場合に、撮像制御部250は、放射線画像撮像部200がT/t以上の枚数のX線画像を撮像したか否かを判断する。
S304において、撮像制御部250が所定数のX線画像を撮像したと判断した場合には、動き検出部220は、それぞれの照射タイミングにおいて光画像撮像部240が撮像した複数の可視光画像における被検者の体のラインを特定する(S306)。そして、動き補正部230は、検出された体のラインの位置に基づいて、複数の可視光画像において被検者の体のラインを一致させることができる画像のX方向及びY方向のシフト量を算出する。そして、動き補正部230は、算出したシフト量だけ放射線画像撮像部200が撮像した複数の放射線画像をずらす補正を施すことによって、複数の放射線画像の間における被検者の体のラインを一致させる(S308)。
また、オブジェクト抽出部210は、複数の放射線画像からエッジ抽出等によってオブジェクトの輪郭を抽出する。そして、動き検出部220は、オブジェクト抽出部210が抽出したオブジェクトの輪郭と、予め定められた肺の形状パターンとの間のパターンマッチング等によって、複数の放射線画像における肺野を特定する(S310)。そして、動き補正部230は、肺野の位置及び大きさを一致させる補正を施す(S312)。そして、合成画像生成部260は、S312の補正が施された放射線画像を重ね合わせることによって、1つの合成画像を生成する(S314)。そして、出力部270は、S314において生成された合成画像をデータベース172等に記録する。
以上の説明においては、説明が複雑になることを防ぐべく、被検者の体の全体的な動きと呼吸による被検者の動きとを補正する場合の撮像フローについて説明したが、それらの動き補正に加えて、被検者の心臓の動きを補正する処理を加えることができることは言うまでもない。
図4は、動き検出部220が格納している位相情報の一例をテーブル形式で示す。動き検出部220は、各呼吸位相における肺野の面積の、予め定められた呼吸位相における肺野の面積に対する比と、呼吸位相とを対応づけた呼吸位相情報を記憶している。そして、動き検出部220は、被検者の複数の放射線画像における肺野の面積値の時間変化を、予め記憶している呼吸位相情報が示す面積比−呼吸位相データと比較することによって、複数の放射線画像が撮像されたそれぞれのタイミングにおける被検者の呼吸位相を算出する。
また、動き検出部220は、心臓野の各心拍位相における心臓野の面積の、予め定められた心拍位相における心臓野の面積に対する比と、心拍位相とを対応づけた心拍位相情報を格納している。そして、動き検出部220は、被検者の複数の放射線画像における心臓野の面積値の時間変化を、予め記憶している心拍位相情報が示す面積比−心拍位相データと比較することによって、複数の放射線画像が撮像されたそれぞれのタイミングにおける被検者の心拍位相を算出する。
図5は、合成画像生成部260が生成する合成画像の一例を示す。放射線発生部290は、T1の時間長さの期間のX線照射を所定の時間間隔で繰返す。例えば、放射線発生部290は、時刻t0〜t1の間、被検者にX線を照射する。放射線検出部202は、放射線発生部290が時刻t0〜t1の期間にわたって照射したX線の線量を検出する。そして、放射線画像撮像部200は、T2の時間長さを持つ時刻t1〜t2の期間において、放射線検出部202が検出した線量を示す信号を読み出す。このように、放射線画像撮像部200は、T1+T2の期間によって、1つの放射線画像500を撮像する。このような撮像動作を連続的に繰返すことによって、放射線画像撮像部200は放射線画像510、及び放射線画像520を撮像する。なお、作図の都合上図示していないが、時刻t2と時刻t10までの間、及び時刻t12と時刻t20の間にも、複数の放射線画像が撮像されている。
そして、動き補正部230は、放射線画像500、510、及び520に対して、被験者の動きを補正する画像処理を施す。ここでは、動き補正部230は、放射線画像500及び520を補正する画像処理を施すことによって、被検者の位置、肺野の位置、及び肺野の大きさを、放射線画像510における被検者の位置、肺野の位置、及び肺野の大きさと略同一にする。具体的には、図3に関連して説明したように、放射線画像500及び520をずらすことによって、被検者の位置を一致させる。
また、動き補正部230は、放射線画像500及び520における肺野及び肺野の周辺領域を拡大又は縮小することによって、放射線画像510における肺野の面積及び位置と合致させる。また、動き補正部230は、肺尖501及び521の位置を、肺尖511の位置に一致させる。こうして、動き補正部230は、放射線画像500及び520における被検者の動きが補正された補正画像501及び521を生成する。そして、合成画像生成部260は、補正画像501、510、及び521を重ね合わせて、合成画像550を生成する。
図6は、動き補正部230による肺野の補正例を示す。本図において、輪郭600は第1の呼吸位相における肺の輪郭を示し、輪郭610は第2の呼吸位相における肺の輪郭を示す。動き補正部230は、第2の呼吸位相における肺野を拡大することによって、呼吸による被検者の動きを補正する。なお、動き補正部230は、X方向及びY方向とで異なる拡大率で肺野を拡大してもよい。さらに、動き補正部230は、肺野の拡大とともに、肺野の周囲の領域を縮小する。なお、動き補正部230は、肺野を拡大する拡大率及び肺野以外の領域の縮小率を、第1の呼吸位相及び第2の呼吸位相に対応づけて予め記憶してよい。また、動き補正部230は、拡大率及び縮小率を調整することによって、肺尖602を肺尖601のような基準となる点の位置を複数の放射線画像の間で一致させてよい。
また、動き補正部230は、拡大率・縮小率とともに、放射線画像における各部を移動する移動ベクトルを、第1の呼吸位相及び第2の呼吸位相に対応づけて予め記憶してよい。そして、動き補正部230は、呼吸位相に対応づけて予め記憶している拡大率又は縮小率、並びに移動ベクトルを用いて、被検者の放射線画像を補正する。このように、動き補正部230は、呼吸位相に対応づけて予め定められた変化量に応じて放射線画像を変化させることによって、複数の放射線画像における被検者の動きを補正する。
なお、図5及び図6においては、呼吸位相に応じて放射線画像を変形することで被検者の動きを補正する補正方法の一例を説明したが、同様の方法によって、心拍位相の違いに応じて放射線画像を変形することで、被検者の心臓の動きを補正することができる。
次に、第2撮像モードにおける放射線撮像装置110の動作について説明する。なお、以下の説明においては、第1撮像モードにおける各構成要素の動作と略同一の動作については説明を省略し、第1撮像モードにおける各構成要素の動作と異なる点について主として説明する。
動き検出部220は、被検者の周期的な動きを検出する。そして、放射線画像撮像部200は、放射線発生部290から照射されて被検者を透過した放射線によって、動き検出部220が検出した動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する。具体的には、放射線画像撮像部200は、放射線発生部290から照射されて被検者を透過したX線によって、動き検出部220が検出した動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する。
なお、撮像制御部250は、動き検出部220が検出した動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、被検者の周期的な動きによって放射線画像に生じるぼけ量が予め定められた値以下となる時間幅だけ放射線発生部290が照射した放射線を放射線検出部202に露出させる。なお、撮像制御部250は、放射線発生部290に、動き検出部220が検出した動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、被検者の周期的な動きによって放射線画像に生じるぼけ量が予め定められた値以下となる時間幅だけ放射線を照射させてよい。
そして、合成画像生成部260は、放射線画像撮像部200が連続して撮像した複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成する。なお、動き検出部220は、被検者の心臓の心拍位相を検出する。そして、放射線画像撮像部200は、放射線発生部290から照射されて被検者を透過した放射線によって、動き検出部220が検出した心拍位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する。
また、動き検出部220は、被検者の呼吸位相を検出してよい。そして、放射線画像撮像部200は、放射線発生部290から照射されて被検者を透過した放射線によって、動き検出部220が検出した呼吸位相が略同一のタイミングにおける被検者の肺を含む複数の放射線画像を撮像する。
なお、放射線検出部202は、動き検出部220が検出した動きの位相が略同一となる複数のタイミングにおいて放射線発生部290から照射されて被検者を透過した放射線の量に応じて生ずる信号を蓄積してよい。そして、信号検出部262は、放射線検出部202が蓄積した信号を取得して、取得した信号から合成画像を生成する。放射線検出部202は、動き検出部220が検出した動きの位相が略同一となる複数のタイミングにおいて放射線発生部290から照射されて被検者を透過した放射線の量に応じて生ずる電荷量を蓄積してよい。そして、信号検出部262は、放射線検出部202が蓄積した電荷量を取得して、取得した電荷量から合成画像を生成してよい。なお、放射線撮像装置110は、第2撮像モードにおいては、各タイミングで画像データを読み込む必要がないので、放射線検出部202は、放射線に感光する放射線フィルム又は光輝尽性蛍光体を使用したイメージングプレートを使用することができる。もちろん、放射線検出部202はFPDであってよい。
以上説明したように、放射線撮像装置110によると、略同一の呼吸位相及び心拍位相において撮像することができるので、ぼけ量を低減することができる。
図7は、第2撮像モードにおける放射線撮像装置110による撮像フローの一例を示す。光画像撮像部240は、被検者に呼吸させながら、少なくとも呼吸の1周期の可視光画像を撮像する(S702)。また、撮像制御部250は、光画像撮像部240が撮像した画像に基づいて、被検者の呼吸周期を特定する(S704)。例えば、撮像制御部250は、被検者の胸部又は腹部の厚さが極大となる期間の長さを呼吸周期として特定してよい。他にも、撮像制御部250は、被検者にベローズを通じて呼吸してもらい、ベローズの長さに基づいて呼吸周期を特定してよい。また、撮像制御部250は、必ずしも可視光画像から呼吸周期を特定する必要はなく、呼気及び吸気流量を計測する呼吸計等によって呼吸周期を特定してもよい。
動き検出部220は、被検者の呼吸位相を検出する。そして、撮像制御部250は、動き検出部220が検出した被検者の呼吸位相に基づいて、肺の大きさが最大となるタイミングを予測する(S706)。撮像制御部250は、S706において予測されたタイミングにおいて、放射線発生部290にX線を照射させるとともに、放射線発生部290がX線を照射しているタイミングに同期して、放射線検出部202をX線を露出させる(S708)。そして放射線画像撮像部200は、露出によって得られたX線線量から1つのX線画像を撮像してメモリに記憶する(S710)。
そして、撮像制御部250は、所定数のX線画像が撮像されたか否かを判断する(S712)。なお、S712における判断方法は、図3のS304における判断方法と同様であるので説明を省略する。S712において、所定数のX線画像が撮像されていないと撮像制御部250が判断した場合には、次に肺の大きさが最大となるタイミングまでウェイトする(S714)。ここでは、S704において特定した一呼吸周期分だけウェイトしてよいし、光画像撮像部240による胸部又は腹部の厚さが最大となるまでウェイトしてよい。そして、ウェイト後、S708に処理を移行する。この動作を繰返すことによって、放射線画像撮像部200は、略同一の呼吸位相における複数の放射線画像を撮像することができる。
S712において所定数のX線画像が撮像された旨を撮像制御部250が判断した場合には、合成画像生成部260はS708において撮像された複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成し、出力部270は生成された合成画像をデータベース172等に記録して(S716)、処理を終了する。なお、放射線検出部202が放射線に感光する放射線フィルム又は光輝尽性蛍光体を使用したイメージングプレートである場合には、S708において放射線検出部202をX線に感光させるだけでよい。そして、S716においては、出力部270は、感光されたX線量を読み出すことによって得られた放射線画像を合成画像として出力してよい。
以上の説明においては、説明が複雑になることを防ぐべく、被検者の呼吸位相が略同一となるタイミングで放射線画像を撮像する場合の撮像フローについて説明したが、同様にして、被検者の心臓の心拍位相が略同一となるタイミングにおける放射線画像を撮像することができることは言うまでもない。また、放射線画像撮像部200は、呼吸位相及び心拍位相がともに略同一となるタイミングにおける複数の放射線画像を撮像することもできる。
図8は、合成画像生成部260が生成する合成画像の一例を示す。図5に関連して説明したように、放射線検出部202は露出時間T0のX線に露出され、放射線検出部202によってX線の線量は、読み出し時間T1で放射線検出部202から読み出される。これにより、放射線画像820、821、及び823が得られる。そして、合成画像生成部260は、撮像された放射線画像820、821、及び823を重ね合わせて、合成画像850を生成する。
図9は、放射線撮像装置110のハードウェア構成の一例を示す。放射線撮像装置110は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、及び表示装置1580を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、及びCD−ROMドライブ1560を有する入出力部と、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505、及びグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510、及びRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ1540、通信インターフェイス1530、CD−ROMドライブ1560を接続する。ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェイス1530は、ネットワーク通信装置1598に接続してプログラムまたはデータを送受信する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。
また、入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、放射線撮像装置110が起動時に実行するブート・プログラムや、放射線撮像装置110のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU1505が実行するプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ1540にインストールされ、RAM1520に読み出されてCPU1505により実行される。
CPU1505により実行されるプログラムは、放射線撮像装置110を、図1から8に関連して説明した放射線画像撮像部200、オブジェクト抽出部210、動き検出部220、動き補正部230、光画像撮像部240、撮像制御部250、合成画像生成部260、出力部270、及び放射線発生部290、放射線検出部202、及び信号取得部262として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを放射線撮像装置110に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
放射線撮像システム100の利用環境の一例を示す図である。 放射線撮像システム100のブロック構成の一例を示す図である。 第1撮像モードにおける放射線撮像装置110による撮像フローの一例を示す図である。 動き検出部220が格納している位相情報の一例をテーブル形式で示す図である。 合成画像生成部260が生成する合成画像の一例を示す図である。 動き補正部230による肺野の補正例を示す図である。 第2撮像モードにおける撮像フローの一例を示す図である。 合成画像生成部260が生成する合成画像の一例を示す図である。 放射線撮像装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
100 放射線撮像システム
110 放射線撮像装置
115 診断装置
120 放射線検出器
130 制御装置
132 放射線源
134 可視光カメラ
136 心拍信号検出器
140 モニタ
142 入力装置
150 通信経路
152 無線通信装置
160 モニタ
162 入力装置
170 サーバ
172 データベース
180 放射線技師
190 医師
200 放射線画像撮像部
202 放射線検出部
210 オブジェクト抽出部
220 動き検出部
230 動き補正部
240 光画像撮像部
250 撮像制御部
260 合成画像生成部
262 信号取得部
270 出力部
290 放射線発生部

Claims (10)

  1. 被検者に放射線を照射する放射線発生部と、
    被検者の周期的な動きを検出する動き検出部と、
    前記放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線を検出する放射線検出部によって、前記動き検出部が検出した動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する放射線画像撮像部と、
    前記動き検出部が検出した動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、前記放射線発生部が照射した放射線を前記放射線検出部に露出させる撮像制御部と、
    前記放射線画像撮像部が連続して撮像した複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成する合成画像生成部と
    を備え
    前記放射線発生部は、前記動き検出部が検出した動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、被検者の周期的な動きによって前記複数の放射線画像に生じるぼけ量が予め定められた値以下となる時間幅の期間だけ放射線を照射し、
    前記撮像制御部は、前記動き検出部が検出した動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、前記放射線発生部が照射した放射線を前記時間幅の期間だけ前記放射線検出部に露出させる
    放射線撮像装置。
  2. 前記動き検出部は、被検者の心臓の心拍位相を検出し、
    前記放射線画像撮像部は、前記放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線によって、前記動き検出部が検出した心拍位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する
    請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記動き検出部は、被検者の呼吸位相を検出し、
    前記放射線画像撮像部は、前記放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線によって、前記動き検出部が検出した呼吸位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する
    請求項1に記載の放射線撮像装置。
  4. 被検者体からの光を受光して被検者の光画像を連続的に撮像する光画像撮像部
    をさらに備え、
    前記動き検出部は、前記光画像撮像部が撮像した光画像の画像内容の変化に基づいて、被検者の呼吸位相を検出する
    請求項3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記放射線画像撮像部は、前記動き検出部が検出した動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、前記放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線の量に応じて生ずる信号を蓄積する放射線検出部を有し、
    前記合成画像生成部は、前記放射線検出部が蓄積した信号を取得して、取得した信号から合成画像を生成する信号検出部を有する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記放射線発生部は、放射線を照射した照射時間の合計が撮像条件として入力された照射時間と略同一になるまで、前記撮像条件として入力された放射線の照射時間より短い前記時間幅で間欠的に放射線を被検者に照射する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記放射線発生部は、被検者にX線を照射し、
    前記放射線画像撮像部は、前記放射線発生部から照射されて被検者を透過したX線によって、前記動き検出部が検出した動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線撮像装置。
  8. コンピュータを、請求項1から7のいずれか一項に記載の放射線撮像装置として機能させるためのプログラム。
  9. 被検者に放射線を放射線発生部から照射させる照射段階と、
    被検者の周期的な動きを検出する動き検出段階と、
    前記放射線発生部から照射されて被検者を透過した放射線を検出する放射線検出部によって、前記動き検出段階において検出された動きの位相が略同一のタイミングにおける被検者の複数の放射線画像を撮像する放射線画像撮像段階と、
    前記放射線画像撮像段階において連続して撮像された複数の放射線画像を重ね合わせて合成画像を生成する合成画像生成段階と
    を備え
    前記照射段階は、前記動き検出段階において検出された動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、被検者の周期的な動きによって前記複数の放射線画像に生じるぼけ量が予め定められた値以下となる時間幅の期間だけ放射線を照射させ、
    前記放射線画像撮像段階は、前記動き検出段階において検出された動きの位相が略同一となるタイミングにおいて、前記放射線発生部から照射された放射線を前記時間幅の期間だけ前記放射線検出部に露出させる
    放射線撮像方法。
  10. 前記照射段階は、放射線を照射した照射時間の合計が撮像条件として入力された照射時間と略同一になるまで、前記撮像条件として入力された放射線の照射時間より短い前記時間幅で間欠的に放射線を被検者に照射する
    請求項9に記載の放射線撮像方法。
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