JPH02246932A - Ｄｓａ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数枚の原始マスク像を加算して１枚のマス
ク像を得ると共に、複数枚の原始ライブ像を加算して１
枚のライブ像を得、前記１枚のマス像と１枚のライブ像
との間で減算処理してサブトラクション像を得るＤＳＡ
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

Ｄ　Ｓ　Ａ　（ｄｉｇｉｔａｌ　５ｕｂｔｒａｃｔｉｏ
ｎ　ａｎｇｉｏｇｒａｐｈ煽置は、Ｄ　Ｆ　（装ｉｇｉ
ｔａｌ　ｆｌｕｏｒｏｇｒａｐｈｙ）装置を用いて減算
処理による血管造影盪影を行うもので、血管像をよりみ
やすくする装置として実用化されるものである。このＤ
ＳＡ装置における通常の血管像の抽出方法としては時間
差分（ｔｅｍｐｏｒａｌ　５ｕｂｔｒａｃｔｉｏｒ＋）
法がある。これは、画像の造影側濃度の経時変化から造
影剤を抽出する方法である。すなわち、造影剤を注入す
る前の画像（マスク像）と注入後の画像（ライブ像）と
の間で減算処理して、時間的変化のない骨や軟部組織の
像を除去して造影剤が入った血管像だけを抽出する方法
で、現在広く臨床に用いられている（１９８８年６月２
５日株式会社朝倉書店発行、木村博−監修「最近の医用
画像診断装置」第６０〜６１頁参照）。

従来、この種のＤＳＡ装置においては、マスク像のＳ／
Ｎを向上するために、ライブ像のみならずマスク像をも
複数得るようにしている（前掲「最近の医用画像診断装
置」第６２頁参照）。この方法は、使用するＸ線装置の
Ｘ線出力が小さい場合に特に有効である。

ところで、特に心臓部のＤＳＡ撮影においては、この部
分が一定のサイクルをもって運動（拍動）しているので
、この拍動と各機の取り込むタイミングとの間に何等関
連性をもたせないと、得られる像は同一時相のものでは
なく、マスク像とライブ像とが不一致となり、心臓部に
おける細かい血管などの識別が極めて難しくなる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし従来、単にマスク像とライブ像とを同一時相とす
ることは考えられているが、前記のように、ライブ像の
みならずマスク像をも複数得るようにしたＤＳＡ装置に
おいて、加算される複数枚のマスク像（原始マスク像）
及びライブ像（原始ライブ像）の全てについて同−時相
得ることは考慮されていない、このため、せっかく原始
マスク像を複数得てＳ／Ｎを向上させても、原始マスク
像同志が不一致となって鮮明なサブトラクション像が得
られず、心臓部における細かい血管の識別。

心機能の検査などに支障をきたすという問題点があった
。

本発明の目的は、複数枚の原始マスク像を加算して１枚
のマスク像を得ると共に、複数枚の原始ライブ像を加算
して１枚のライブ像を得、前記１枚のマスク像と１枚の
ライブ像との間で減算処理してサブトラクション像を得
る場合においても、鮮明なサブトラクション像が得られ
、心臓部における細かい血管の識別、心機能の検査など
が何等支障なく可能で、特に小出力のＸ線装置に適用し
て大なる効果を発揮するＤＳＡ装置を提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、複数枚の原始マスク像を加算して１枚のマ
スク像を得ると共に、複数枚の原始ライブ像を加算して
１枚のライブ像を得、前記１枚のマスク像と１枚のライ
ブ像との間で減算処理してサブトラクション像を得るＤ
ＳＡ装置において、心電波のＲ波検出の一定時間後にタ
イミング信号を出力する心拍同期回路と、この心拍同期
回路からのタイミング信号によりタイミングをとって前
記各原始マスク像及び原始ライブ像を得、これら各機を
同−時相像として得る制御ユニットとを設けることによ
り達成される。

〔作用〕

前記心拍同期回路は、心電波（ＥＣＧ波）のＲ波を検出
して、その一定時間後にタイミング信号を出力し、制御
ユニットに与える。制御ユニットは、このタイミング信
号によりタイミングをとって各原始マスク像及び原始ラ
イブ像を得、これら各機を同−時相像として得るように
する。これにより、鮮明なサブトラクション像が得られ
、心臓部における細かい血管の識別、心機能の検査など
が何等支障なく可能で、特に小出力のＸ線装置に適用し
て大なる効果を発揮する。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
は、本発明によるＤＳＡ装置が適用されたＤＳＡシステ
ムの一例を示すブロック図で、図中１は被検体、２はイ
メージ・インテンシファイア（１，Ｉ）、３はＴＶカメ
ラ、４は心電波（ＥＣＧ波）からＲ波を検出してＲ波検
出信号を出力する心電計、５は管電圧、管電流、Ｘ線照
射時間、Ｘ線照射タイミングなどを制御するＸ線制御装
置、６はＸ′４１Ａ発生のための高電圧発生装置、７は
この高電圧発生装置６からの高電圧が印加されてＸ線を
発生するＸ線管、８はこのＸ線管７からのＸ線の照射方
向を規制するコリメータである。

１０は本発明によるＤＳＡ装置で、ここでは、操作パネ
ル１１、画像処理装置１２、心拍同期回路１３及び制御
ユニット１４及び出力装置としてのビデオテープレコー
ダ（ＶＴＲ）１５、ＴＶ−［：ニラ１６．７／Ｉ／チフ
オーマツトカメ°う１７を備えてなる。なお、出力装置
１５〜１７は外部に任意に取付可能としてもよい、　こ
こで前記画像処理装置１２は、例えば図示するようにＡ
／Ｄ変換器１２ａ、Ｌｏｇ変換器１２ｂ、演算ユニット
１２ｃ、フレームメモリ１２ｄ＋　、１２ｄｚ・・・１
２ｄ７及びＤ／Ａ変換器１２ｅを備えてなる。このうち
Ａ／Ｄ変換器１２ａはＴＶカメラ３からのビデオ信号を
Ａ／Ｄ変換し、Ｌｏｇ変換器１２ｂはＡ／Ｄ変換器１２
ａからのディジタル信号をＬｏｇ変換する。演算ユニッ
ト１２Ｃは、Ｌｏｇ変換器１２ｂからの画像データを画
像メモリ１２ｄ１・・・１２ｄ、１に格納したり、画像
データの数画像分を加算したり、加算したものを１画像
として画像メモ１月２ａ＋・・・１２ｄ１に格納したり
、格納後にあっては画像メモリ１２ｄ。

・・・１２ｄ７に格納された画像を減算処理して画像メ
モリ１２ｄ＋・・・１２ｄ、ｌに格納し、あるいはＤ／
Ａ変換器１２ｅに出力するなどの処理を行う。Ｄ／Ａ変
換器１２ｅは演算ユニッ）１２ｃから出力された画像デ
ータをＤ／Ａ変換してＶＴＲ１５、ＴＶモニタ１６ある
いはマルチフォーマットカメラ１７に出力する。

また心拍同期回路１３は、前記心電計４か、らの心電波
（ＥＣＧ波）のＲ波検出信号が与えられて、その一定時
間後にタイミング信号を出力する。制御ユニット１４は
、心拍同期回路１３からのタイミング信号を受け、Ｘ線
制御装置５にはＸ線照射信号を、画像処理装置１２（演
算ユニット１２ｃ）には画像データ取込信号を、各々与
える。この場合、通常はＸ線照射信号を、画像データ取
込信号より一定の僅少時間（Δｔ）だけ先行させて与え
、Ｘ線照射された直後に画像データが取り込まれるよう
になされている。

次に、第２図を併用して上述本発明装置の動作について
説明する。まず、被検体１をＸ線管８及び１．Ｉ２間の
所定位置に位置決めした後、心電計４の電極を被検体１
の所定箇所に装着し、かつＤＳＡ装置ｌＯを撮影準備状
態にしておく。この状態で、操作パネル１１から撮影開
始を指令すると、画像処理装置１２に複数枚の、例えば
３枚の原始マスク像が取り込まれ、これが画像メモリ１
２ｄｌ　〜１２ｄ、に格納される。この場合、各原始マ
スク像の取込は、心拍同期回路５からのタイミング信号
が制御ユニット１７に与えられ、Ｘ線制御装置５゜画像
処理装置１２（演算ユニッ）１２ｃ）が制御されること
により、前記心電波（ＥＣＧ波）のＲ波検出から一定時
間（１）後の時点で行われる。評言すれば、前記一定時
間（１）を経過し、タイミング信号が制御ユニット１７
に与えられてＸ線照射され、それから前記僅少時間（Δ
ｔ）後に画像データが取り込まれるので、前記タイミン
グ信号が制御ユニッ）１７に与えられてから前記一定時
間（１）＋僅少時間（Δｔ）後の時点で画像データが取
込。

格納される。

このように原始マスク像が取り込まれ、画像メモリ１２
ｄ＋〜１２ｄ１に格納されると、被検体１へ造影剤が急
速静注される。その所定時間後から、心拍同期回路５か
らの信号でタイミングをとりながら、前記原始マスク像
の取込の場合と同様にＸ線制御装置５１画像処理装置１
２（演算ユニット１２Ｃ）を制御しつつ、前記原始マス
ク像と同一時相の原始ライブ像が順次画像処理装置１２
に取り込まれ、画像メモリ１２ｄ４〜１２ｄ１．に格納
される。

所望の数、ここでは３枚の原始ライブ像が取り込まれ、
画像メモリ１２ｄ４〜１２ｄ、に格納された後は、心電
波（ＥＣＧ波）のＲ波検出を停止させ、原始ライブ像の
取込、格納を終了させる。（なお、第２図では引続いて
原始ライブ像を取り込む例を示している。） その後、画像メモリ１２ｄ、〜１２ｄ、に格納された原
始マスク像、原始ライブ像について演算処理する。まず
、３枚の原始マスク像が画像メモリ１２ｄ＋〜１２ｄｓ
から読み出され、演算ユニッ）１２ｃにより加算し、１
枚のマスク像を得る０次に、３枚のライブ像も同様に加
算して１枚のライブ像を得、そのライブ像（加算後ライ
ブ像）とマスク像（加算後マスク像）との間で減算処理
して１枚のサブトラクション像を得る。

以上のように、画像メモリ１２ｄｌ−１２ｄ、、に格納
された複数枚の原始マスク像及び原始ライブ像を各々加
算して画像のＳＮ比を向上しくしたがって、小出力のＸ
線装置でも容易に適用可能とされ）得られた各１枚のラ
イブ像とマスク像との間で減算処理してサブトラクショ
ン像を得る。そしてこの得られたサブトラクション像が
被検体１の心機能の検査、診断に供されるものであるが
、このとき前記原始マスク像及び原始ライブ像の各画像
は、同−時相のものとされているので原始マスク像相互
間、原始ライブ像相互間及び原始マスク像、原始ライブ
像相互間のいずれにも、画像の時相の不一致はない。し
たがって、被検体１の心臓部における細かい血管の識別
、心機能の検査などが同等支障なく可能となる。得られ
たサブトラクション像はＴＶモニタ１４によって表示す
ることも、またＶＴＲ１３で録画することもできる。

なお、原始ライブ像、原始マスク像は、各々取り込む毎
に加算して行き、得られた１枚のライブ像（加算後ライ
ブ像）とマスク像（加算後マスク像）をメモリに各別に
格納し、その後、それらを読み出して減算するようにし
てもよい。いずれにしても、最終的に各々複数枚の原始
ライブ像及び原始マスク像から１枚のライブ像、マスク
像を得て、それらの減算結果が求められればよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、被検体からの心電波（ＥＣＧ波）のＲ
波に基づくタイミング信号によりタイミングをとって各
原始マスク像及び原始ライブ像を得、これら各機を同−
時相像として得るようにしたので、原始マスク像相互間
、原始ライブ像相互間及び原始マスク像、原始ライブ像
相互間のいずれにも、画像の時相の不一致はなく、鮮明
なサブトラクション像が得られ、心臓部における細かい
血管の識別、心機能の検査などが同等支障なく可能で、
特に小出力のＸ線装置に適用して大なる効果が発揮でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置が適用されたＤＳＡシステムの一例
を示すブロック図、第２図は動作説明のためのタイムチ
ャートである。 １・・・被検体、２・・・１．１　、３・・・ＴＶカメ
ラ、４・・・心電計、５・・・Ｘ線制御装置、６・・・
高電圧発生装置、７・・・Ｘ線管、１０・・・本発明Ｄ
ＳＡ装置、１１・・・操作パネル、１２・・・画像処理
装置、１２ｃ・・・演算ユニット、１２ｄ＋〜１２ｄ、
・・・画像メモリ、１３・・・心拍同期回路、１４・・
・制御ユニット、１６・・・ＴＶモニタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数枚の原始マスク像を加算して１枚のマスク像を
   得ると共に、複数枚の原始ライブ像を加算して１枚のラ
   イブ像を得、前記１枚のマスク像と１枚のライブ像との
   間で減算処理してサブトラクション像を得るＤＳＡ装置
   において、心電波のＲ波検出の一定時間後にタイミング
   信号を出力する心拍同期回路と、この心拍同期回路から
   のタイミング信号によりタイミングをとって前記各原始
   マスク像及び原始ライブ像を得、これら各像を同一時相
   像として得る制御ユニットとを具備することを特徴とす
   るＤＳＡ装置。