JP4937109B2 - コラーゲンペプチド含有チュアブルタブレット及びその製造方法 - Google Patents

コラーゲンペプチド含有チュアブルタブレット及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、歯への付着が抑制されたコラーゲンペプチド含有チュアブルタブレット、及びその製造方法に関する。
コラーゲンペプチドは、コラーゲンを熱変性したゼラチンを酸や酵素で処理して低分子化することによって、体内での消化・吸収性を向上させたものである。一般に、食品市場でいうコラーゲンは、この低分子化したコラーゲンペプチドをいう。
コラーゲンの不足は、シミ・皺といった肌のトラブルだけでなく、関節痛や骨粗鬆症などの疾患を招く。従って、これらの状態を改善するために、コラーゲンペプチドを含む多種多様の美容・健康食品が開発されているが、多くが粉末、ゼリー、飲料、ノンチュアブルタブレットの形態である。一般にノンチュアブルタブレットは飲み込むのに十分な水が必要であるのに対し、チュアブルタブレットは水なしで噛んで食べるので気軽に摂取ができ、携帯するのに便利である。しかしながら、コラーゲンペプチドは高い吸水性を有するため、チュアブルタブレットにコラーゲンペプチド粉末を配合すると、吸水して粘着性になり、咀嚼した際に歯に付着し、嗜好性が著しく損なわれるという欠点がある。特に、コラーゲンペプチドを高比率で含有した場合にその性質が一層強くなる。
これまでコラーゲンペプチドを含有するタブレットに関し、特許文献1には、コラーゲンに固体の硬化油脂とグルコサミン、カルシウム及びイソフラボンからなる群から選択された少なくとも1種の粉体成分を混合し、直接打錠したタブレットが開示されている。しかしながら、特許文献1には歯への付着というチュアブルタブレット特有の上記問題については何ら開示がなく、単に、効率的な粉体の圧縮成形を目的としているだけである。
一方、特許文献2は、チュアブルタブレットにおいて、原料となる大豆7Sタンパクの高吸水性や水和時の高粘性による歯への付着防止が検討されており、溶解性を60%以下に低下させた所定量の大豆7Sタンパクを用いることが提案されている。しかしながら、特許文献2では、そもそもタブレットの主原料が大豆7Sタンパクであって、コラーゲンペプチドに関するものではなく、また、歯への付着の問題を解決するために主原料自体の改良はなされているものの、他の原料との組合せについては何ら検討されていない。
特開2001−288073号公報 特開2004−49124号公報
従って、本発明の課題は、咀嚼した際に歯に付着する性質(以下、本性質を「歯付き」と称する)が抑制されたコラーゲンペプチド含有チュアブルタブレット、及びその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、コラーゲンペプチド含有チュアブルタブレット、特には、コラーゲンペプチドを20重量%以上の高比率で含有するチュアブルタブレットにおいて、特定の原料を配合することによって、歯付きを顕著に抑制し、嗜好性が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の発明を包含する。
(1) (A)コラーゲンペプチドと、(B) HLB値が1〜7の乳化剤と、(C)粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物とを含有するチュアブルタブレット。
(2) コラーゲンペプチドの含有量がタブレット全量に対して20〜70重量%である、(1)に記載のチュアブルタブレット。
(3) HLB値が1〜7の乳化剤の含有量がタブレット全量に対して2〜10重量%であり、粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物の含有量がタブレット全量に対して5〜40重量%である、(1)又は(2)に記載のチュアブルタブレット。
(4) 酸味料をさらに含有する、(1)〜(3)のいずれかに記載のチュアブルタブレット。
(5) 酸味料の含有量がタブレット全量に対して2〜12重量%である、(4)に記載のチュアブルタブレット。
(6) 酸味料がクエン酸である、(4)又は(5)に記載のチュアブルタブレット。
(7) HLB値が1〜7の乳化剤を予め造粒した原料と混合した後、打錠することを特徴とする、(1)〜(6)のいずれかに記載のチュアブルタブレットの製造方法。
本発明によれば、歯付きが抑制されたコラーゲンペプチド含有チュアブルタブレットが提供される。本発明のタブレットは、コラーゲンペプチドの含量が高いが、歯付きがなく、またチュアブルタイプであるため、美容・健康上有用なコラーゲンペプチドを水なしで簡便に摂取することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。本願は、2005年2月24日に出願された日本国特許出願2005-049604号の優先権を主張するものであり、該特許出願の明細書に記載される内容を包含する。
本発明のコラーゲンペプチド含有チュアブルタブレット(以下、「本発明のタブレット」という)は、(A)コラーゲンペプチドと、(B)HLB値が1〜7の乳化剤と、(C)粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物とを含有する。
本発明に用いる(A)コラーゲンペプチドは、魚、豚、鶏、牛などいずれの由来のものでもよく、限定はされないが、口中で咀嚼して摂取するチュアブルタイプのタブレットに配合するため、比較的コラーゲン臭の弱い魚由来のものが好ましい。
本発明のタブレットは、コラーゲンペプチドの含有量がタブレット全量に対して20重量%以上であっても歯付きが抑制されるが、70重量%を越えるとタブレットとしての成型が難しくなる。従って、コラーゲンペプチドの含有量は、タブレット全量に対して20〜70重量%であることが好ましい。
本発明のタブレットに含有する他の原料である、(B)HLB値が1〜7の乳化剤と、(C)粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物は、上記の(A)コラーゲンペプチドの歯付きを防止することができる。
上記の歯付きを防止する成分の使用態様としては、HLB値が1〜7の乳化剤(以下、「乳化剤」という)と粉末状濃縮大豆タンパク、乳化剤と結晶セルロース、乳化剤とα化デンプン、乳化剤と粉末状濃縮大豆タンパクと結晶セルロース、乳化剤と粉末状濃縮大豆タンパクとα化デンプン、乳化剤と結晶セルロースとα化デンプン、乳化剤と粉末状濃縮大豆タンパクと結晶セルロースとα化デンプンの組合せが挙げられる。
本発明において用いる乳化剤は、HLB(hydrophile-lipophilebalance)値が1〜7、好ましくは2〜5の粉末状の食品用親油性乳化剤である。この範囲のHLB値を有する乳化剤は、親油性であるため、吸水したコラーゲンペプチド間に入り込んでコラーゲンペプチドを包み込み、会合させにくくする点で有利である。本発明において好適に用いることができる乳化剤としては、限定はされないが、例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ベヘン酸などの飽和脂肪酸モノグリセリド又はポリグリセリンエステル(グリセリンの平均重合度が2〜10のもの)、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、コハク酸、シュウ酸などの有機酸モノグリセリド、レシチン等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上の混合物として用いることができる。上記乳化剤としては市販品を利用すればよく、例えば、ポエムTR-FB(理研ビタミン社製、HLB値2.1)、エキセルT-95(花王社製、HLB値3.8)等が挙げられる。
乳化剤の含有量は、タブレット全量に対して2〜10重量%が好ましい。2重量%を下回ると歯付き抑制に対する十分な効果が得られず、10重量%を越えると呈味が劣り、好ましくない。
本発明に用いる「粉末状濃縮大豆タンパク」は、大豆から油分を除去した脱脂大豆から糖質を除去することによって得られたタンパク(濃縮大豆タンパク)を粉末化したものをいう。このような粉末状濃縮大豆タンパクは、例えば、丸大豆から常法により大豆油を除去した脱脂大豆を含水エタノールで洗浄して糖類を除去し、濃縮大豆タンパクを得、ついでこれを乾燥粉末化することによって得ることができる。粉末状濃縮大豆タンパクは、市販品を用いることができ、例えば、ソルピー(Solpee:日清コスモフーズ社製)、フジプロ(FUJIPRO:不二製油社製)等が挙げられる。
本発明に用いる「結晶セルロース」としては、日本薬局方に準拠した通常医薬製剤、食品添加物として使用されている粉末状のものであれば特に限定されない。例えば、「結晶セルロース」として市販のものを用いればよく、例えば、アビセル(AVICEL:旭化成社製)、セオラス(CEOLUS:旭化成社製)等が例示できる。
本発明に用いる「α化デンプン」としては、本発明の目的を達成できる限り、デンプンの種類、α化の手段は問わないが、例えば、由来としてはトウモロコシデンプンが、α化の手段としては加熱処理が例示できる。
本発明のタブレットにおいて、上記粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物の含有量は、タブレット全量に対して5〜40重量%とすることが好ましい。タブレット全量に対して5重量%を下回ると十分な歯付き抑制効果が得られず、40重量%を越えると食感が損なわれるため、好ましくない。
本発明のタブレットは、さらに酸味料を含有することが好ましい。酸味料を配合することによって、口中における唾液の分泌が促進され、吸水したコラーゲンペプチドの粘着性を低下させることができる。酸味料としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等が挙げられるが、クエン酸が好ましい。酸味料の含有量は、タブレット全量に対して2〜12重量%が好ましい。2重量%を下回ると唾液の分泌促進効果が十分でなく、また、12重量%を越えると酸味が強すぎて摂食が困難となる。
本発明のタブレットは、上記原料以外に、ショ糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、トレハロース、パラチノース、還元パラチノース、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、オリゴ糖、粉末水飴等の糖質;プルラン、アラビアガム、ゼラチン等の結合剤;アセスルファムカリウム、アスパルテーム、スクラロース等の高甘度甘味料;イチゴ、オレンジ、ブドウ、トマト等の果実や野菜の粉末;バニラや果実等の香料;さらにミネラル、ビタミン、アミノ酸、グルコサミン等の機能性素材等を適宜配合することが可能である。
本発明のタブレットの製造は、原料粉体を直接打錠する方法(直接粉末圧縮法)、原料粉体の一部を混合し、造粒(顆粒化)した後、残りの原料を添加して打錠する方法(顆粒圧縮法)など、通常のタブレットの製造方法により行うことができるが、後者の方法が好ましい。また、造粒方法としては、撹拌造粒、押出し造粒、流動層造粒等を適宜選択できるが、生産性を考慮する場合は流動層造粒が好ましい。
本発明のタブレットを顆粒圧縮法にて製造する場合、乳化剤は、造粒後に添加する原料として用いるほうが、歯付き抑制効果が顕著になるので好ましい。乳化剤以外の原料は、造粒時に添加する原料としても、又は造粒後に添加する原料してもいずれでもよく、配合量やライン構成等により適宜選択すればよい。
従って、本発明によれば、HLB値が1〜7の乳化剤を予め造粒した原料と混合した後、打錠することを特徴とする、コラーゲンペプチド含有チュアブルタブレットの製造方法もまた提供される。
具体的には、まず、コラーゲンペプチドと、粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物と、糖質を混合し、得られた混合物を流動層造粒機等の適当な造粒機に投入し、流動状態を保ちつつ加熱攪拌し、プルラン等の結合剤を噴霧して粉末成分を結合剤に付着させる。噴霧終了後、至適水分に達するまで乾燥し、冷却して粒状(顆粒)物を得る。得られた粒状物に、乳化剤、酸味料、香料、機能性素材等の残りの原料混合物をV字型混合機等の混合機を用いて混合し、この顆粒を含む混合粉体を打錠成形してタブレットを得る。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール78重量部、及び粉末状濃縮大豆タンパク(日清コスモフーズ社製、商品名:ソルピー600)40重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が2.1の乳化剤(理研ビタミン社製、商品名:ポエムTR-FB)20重量部、クエン酸40重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を打錠機(畑鉄工所社製)を用いて直径16mm、重量1g、硬度が6〜7kgfになるように打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例2)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール78重量部、及び結晶セルロース80重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が2.1の乳化剤(理研ビタミン社製、商品名:ポエムTR-FB)20重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例3)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール108重量部、及びα化デンプン40重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が3.8の乳化剤(花王社製、商品名:エキセルT-95)20重量部、クエン酸10重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例4)
魚コラーゲンペプチド260重量部、マルチトール38重量部、及び粉末状濃縮大豆タンパク(日清コスモフーズ社製、商品名:ソルピー600)20重量部、結晶セルロース20重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が2.1の乳化剤(理研ビタミン社製、商品名:ポエムTR-FB)20重量部、クエン酸40重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例5)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール82重量部、及び結晶セルロース24重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が3.8の乳化剤(花王社製、商品名:エキセルT-95)32重量部、クエン酸40重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例6)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール50重量部、粉末状濃縮大豆タンパク(日清コスモフーズ社製、商品名:ソルピー600)40重量部及びα化デンプン40重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が2.1の乳化剤(理研ビタミン社製、商品名:ポエムTR-FB)8重量部、クエン酸40重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例7)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール66重量部、及び結晶セルロース40重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が3.8の乳化剤(花王社製、商品名:エキセルT-95)32重量部、クエン酸40重量部を加え均一に混合した。得られた混合粉体を、実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例8)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール78重量部、粉末状濃縮大豆タンパク(日清コスモフーズ社製、商品名:ソルピー600)24重量部、及び結晶セルロース16重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が2.1の乳化剤(理研ビタミン社製、商品名:ポエムTR-FB)20重量部、クエン酸40重量部を加え均一に混合した。得られた混合粉体を、実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例9)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール78重量部、粉末状濃縮大豆タンパク(日清コスモフーズ社製、商品名:ソルピー600)16重量部、及びα化デンプン24重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が2.1の乳化剤(理研ビタミン社製、商品名:ポエムTR-FB)20重量部、クエン酸40重量部を加え均一に混合した。得られた混合粉体を、実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(実施例10)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール108重量部、結晶セルロース20重量部、及びα化デンプン20重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が3.8の乳化剤(花王社製、商品名:エキセルT-95)20重量部、クエン酸10重量部を加え均一に混合した。得られた混合粉体を、実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(比較例1)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール116重量部、及びα化デンプン10重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が3.8の乳化剤(花王社製、商品名:エキセルT-95)12重量部、クエン酸40重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(比較例2)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール154重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、HLB値が2.1の乳化剤(理研ビタミン社製、商品名:ポエムTR-FB)20重量部、クエン酸4重量部を加えて均一に混合した。得られた混合粉体を実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(比較例3)
魚コラーゲンペプチド220重量部、マルチトール98重量部、及び粉末状濃縮大豆タンパク(日清コスモフーズ社製、商品名:ソルピー600)40重量部を流動層造粒機(フロイント産業株式会社製)に入れて混合、加熱し、プルラン2重量部を溶解した温水60重量部を噴霧して造粒を行った。噴霧終了後、水分が2重量%になるまで乾燥し、冷却した後、クエン酸40重量部を加え均一に混合した。得られた混合粉体を、実施例1と同条件で打錠し、チュアブルタブレットを得た。
(試験例1) 歯付きの評価
実施例1〜10、及び比較例1〜3で調製したチュアブルタブレットについて歯付きの評価を行った。歯付きの評価は、実際に調製したタブレットを咀嚼し、歯付きをほとんど感じないものから、非常に負担に感じるものまでを以下のように評価し、表1にその結果を示した。表中、配合率は、造粒時における水分含量を0重量%とみなし、総量を400重量部として計算した。
◎ 歯への付着感をほとんど感じない
○ やや付着感があるが不快ではない
△ 歯への付着感をはっきり感じる
× 歯への付着により咀嚼しにくくなる
Figure 0004937109
表1に示されるように、乳化剤と、粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物が、それぞれタブレット全量に対して前記の特定範囲の含量で配合したチュアブルタブレットは、いずれも歯への付着がなく良好な結果であった(実施例1〜10)。これに対し、乳化剤を欠く場合、粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物を欠く場合、また、それらの成分が前記の特定範囲の含量で配合されない場合は、いずれも歯への付着感は改善されない結果となった(比較例1〜3)。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許及び特許出願をそのまま参考として本明細書に組み入れるものとする。

Claims (5)

  1. 下記の(A)、(B)及び(C)を含有するチュアブルタブレット。
    (A)タブレット全量に対して20〜70重量%のコラーゲンペプチド
    (B)タブレット全量に対して2〜10重量%のHLB値が2〜5の乳化剤
    (C)タブレット全量に対して5〜40重量%の粉末状濃縮大豆タンパク、結晶セルロース、及びα化デンプンからなる群から選択される1種以上の添加物
  2. 酸味料をさらに含有する、請求項に記載のチュアブルタブレット。
  3. 酸味料の含有量がタブレット全量に対して2〜12重量%である、請求項に記載のチュアブルタブレット。
  4. 酸味料がクエン酸である、請求項2又は3に記載のチュアブルタブレット。
  5. HLB値が2〜5の乳化剤を予め造粒した原料と混合した後、打錠することを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載のチュアブルタブレットの製造方法。
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