JP4937024B2 - 傾斜面における鋼管杭の施工方法 - Google Patents
傾斜面における鋼管杭の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4937024B2 JP4937024B2 JP2007188271A JP2007188271A JP4937024B2 JP 4937024 B2 JP4937024 B2 JP 4937024B2 JP 2007188271 A JP2007188271 A JP 2007188271A JP 2007188271 A JP2007188271 A JP 2007188271A JP 4937024 B2 JP4937024 B2 JP 4937024B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavation
- bit
- steel pipe
- inclined surface
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims description 121
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims description 83
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims description 83
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 120
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 30
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 16
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000011900 installation process Methods 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Images
Description
(あ)前記接続のために、作業員は高い位置に手が届く位置にまで登る必要が生じるから、フレームの高い位置にプラットフォーム(登り降りのための梯子が設置されている作業用足場)を設置することになる。
(い)また、通常、スタンドは傾斜面に垂直に設置されるため、スタンドは鉛直方向に対して傾斜することになるから、プラットフォームを水平に保つことや、プラットフォームに到達する梯子の構造が複雑になる。
(う)また、スタンドを傾斜面に垂直に設置する作用や、プラットフォームを水平に保つ作業が容易でない。
(え)そのため、アンカー打設装置の部品点数および重量が増加すると共に、アンカー打設装置を傾斜面に設置する作業が複雑になり、装置の製造コストの上昇や、工数増による施工コストの上昇あるいは工期遅延の原因になっていた。
前面に掘削刃を具備するインナービットと、前面または側面に掘削刃を具備し、前記インナービットに着脱自在なリングビットとを具備する二重管式掘削ビットを用いる、傾斜面における鋼管杭の施工方法であって、
前記インナービットに掘削管を接続する工程と、
前記リングビットに鋼管杭を接続する工程と、
前記掘削管が接続されたインナービットと前記鋼管杭が接続されたリングビットとを一体化する工程と、
起立自在な起立スタンドと該起立スタンドに移動自在に設置された回転付与手段とを具備する起立式施工装置を、前記傾斜面の施工位置に設置する工程と、
前記施工位置に設置された起立式施工装置の前記起立スタンドが倒伏した状態で、前記回転付与手段に前記一体化された掘削管を取り付ける工程と、
前記起立式施工装置の起立スタンドを起立させ、前記一体化された掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に起立させる工程と、
前記回転付与手段を起動して、前記一体化された掘削管に回転を付与することによって、前記傾斜面を掘削しながら前記一体化された鋼管杭を地中に引き込む工程と、
前記一体化された鋼管杭が所定の深さまで引き込まれたところで、前記リングビットと前記鋼管杭とを分離して、前記インナービットが接続された掘削管を地上に引き上げると共に、前記リングビットが接続された鋼管杭を地中に残置する工程と、
前記起立式施工装置の起立スタンドを倒伏させ、前記引き上げられた掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に倒伏させる工程と、
を有する。
(3)また、前記(1)において、前記起立式施工装置の起立スタンドが、その先端がその傾動支点より高い位置になるように倒伏した状態で、前記回転付与手段に前記一体化された掘削管を取り付けることを特徴とする。
前面に掘削刃を具備するインナービットと、前面または側面に掘削刃を具備し、前記インナービットに着脱自在なリングビットとを具備する二重管式掘削ビットを用いる、傾斜面における鋼管杭の施工方法であって、
前記インナービットに掘削管を接続する工程と、
前記リングビットに鋼管杭を接続する工程と、
前記掘削管が接続されたインナービットと前記鋼管杭が接続されたリングビットとを一体化する工程と、
固定スタンドに移動自在に設置された昇降ブロックと該昇降ブロックに回動自在に設置された回転付与手段とを具備する首振り式施工装置を、前記傾斜面の施工位置に設置する工程と、
前記施工位置に設置された首振り式施工装置の前記昇降ブロックが下降した状態で、前記回転付与手段に前記一体化された掘削管を取り付ける工程と、
前記首振り式施工装置の昇降ブロックを上昇させ、前記一体化された掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に起立させる工程と、
前記回転付与手段を起動して、前記一体化された掘削管に回転を付与することによって、前記傾斜面を掘削しながら前記一体化された鋼管杭を地中に引き込む工程と、
前記一体化された鋼管杭が所定の深さまで引き込まれたところで、前記リングビットと前記鋼管杭とを分離して、前記インナービットが接続された掘削管を地上に引き上げると共に、前記リングビットが接続された鋼管杭を地中に残置する工程と、
前記首振り式施工装置の昇降ブロックを下降させ、前記引き上げられた掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に倒伏させる工程と、を有する。
(6)さらに、前記(1)乃至(4)の何れかにおいて、前記掘削管に前記インナービットに打撃力を付与する打撃付与手段が設置され、
前記二重管式掘削ビットが、前記インナービットに付与された回転力および打撃力を、前記リングビットに伝達することを特徴とする。
前記二重管式掘削ビットが、前記掘削管を経由して前記インナービットに付与された回転力および打撃力を、前記リングビットに伝達することを特徴とする。
(8)さらに、前記(1)乃至(7)の何れかにおいて、前記鋼管杭に筒状連結部が固定され、該筒状連結部が前記リングビットに管軸回りで回転自在に接続されることを特徴とする。
(i)本発明に係る傾斜面における鋼管杭の施工方法は、起立式施工装置を使用して、起立スタンドが倒伏した状態で回転付与手段に掘削管を取り付けることができるから、プラットフォームを不要にして装置が簡素になると共に、作業が容易かつ迅速になる。よって、施工コストの低減あるいは工期の短縮を図ることができる。
(iii)また、先端が傾動支点より高い位置になるように起立スタンドが倒伏した状態で、回転付与手段に掘削管を接続するから、回転付与手段に向かって掘削管を引き上げるだけで、回転付与手段に掘削管を容易に接続することができる。よって、作業が迅速になる。
また、起立スタンドの起立に要する動力が小さくなるから、装置が小型化すると共に、作業が迅速になる。
(vi)さらに、インナービットに回転力および打撃力が付与され、リングビットにも回転力および打撃力が付与されるから、さらに、掘削速度が増し、作業が迅速になると共に、難掘削性の地盤であっても掘削することができる。
図1〜図5は本発明の実施形態1に係る傾斜面における鋼管杭の施工方法(以下、「本施工方法1」と称す)を模式的に説明する、図1は二重管式掘削ビット等を示す上側半分が側面図で下側半分が断面図、図2は起立式施工装置の一部を示す斜視図、図3〜図5は工程を追って説明する側面図である。なお、各図における部材の取り合いや寸法は、理解を容易にするため誇張され、伸縮ないし変形されている。
図1において、二重管式掘削ビット1は、前面に掘削刃2bを具備するインナービット2(パイロットビットに同じ)と、前面または側面に掘削刃3bを具備するリングビット3(アウタービットに同じ)と、から構成されている。リングビット3は図示しない接合機構を介してインナービット2に着脱自在に接合され、インナービットに付与された回転力および打撃力は、リングビット3に伝達される構造になっている(特願2003−387381参照)。
なお、かかる一体化する工程は、傾斜面9以外の平地において実行して、一体化されたものを傾斜面9の施工位置に運搬してもよいし、それぞれ別個に、あるいは一部のみを接合した状態で、傾斜面9の施工位置に運搬した後、傾斜面9において一体化してもよい。
図2において、起立式施工装置7は、一対のアンカーピン10と、起立スタンド20と、起立スタンド20に案内されて移動自在な回転付与手段30と、回転付与手段30を移動(昇降)するための昇降手段40と、を有している。
起立スタンド20の下端には傾動支点となる支点リング21が設置され、起立スタンド20の下端で支点リング21と直角の位置に、鋼管杭6を案内する案内手段23が設けられている。案内手段23は、起立スタンド20に固定されている固定側の短尺半割鋼管23aと、回動側の短尺半割鋼管23bとから形成され、後者は前者にヒンジ手段23cによって回動自在に接続され、ロック手段23dによって回動不能に固定されるものである。なお、起立スタンド20は一対の断面円形の柱から形成されるものを図示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、1本の断面U字状の形鋼であってもよい。
図3の(b)において、起立スタンド20は、先端22が傾斜面9の低い位置側(支点リング21が傾斜面9のより高い位置)になるように倒伏した状態で、回転付与手段30は起立スタンド20の先端22寄りに位置している。
したがって、本施工方法1は、前記一体化されている鋼管杭6を起立スタンド20に載置して、前記一体化されている掘削管4を回転付与手段30に接続する工程を有する。なお、正確には、鋼管杭6を起立スタンド20に設けられた載置部(図示しない)に載置して、掘削管4の端部に固定されているドライブカップリング4a(図1参照)を回転付与手段30の駆動軸(図示しない)に接続する。
このとき、一体化されている掘削管4または回転付与手段30の何れを移動させてもよい。そして、鋼管杭6の筒状連結部5に近い位置は、案内手段23によって隙間を持って(管軸回りに回転自在および管軸方向に昇降自在)案内されている。
図4の(a)に示すように、本施工方法1は、起立スタンド20を傾斜面9に対して垂直に起立させる工程を有する。
このとき、起立の初期段階においては、起立スタンド20の先端22に接続されているワイヤー50を、シーブ12に係止させてワイヤー50を巻き上げる(図4の(b)に二点鎖線にて示す)。そうすることによって、起立スタンド20を起立させようとするモーメントが確実に発生する。なお、傾斜面9の形状や図示しないワイヤ巻き上げ手段の設置位置によっては、ワイヤー50をシーブ12に係止させる必要がなく、シーブ12の設置を省略し、アンカーピン10を短くすることができる。
図4の(b)に示すように、本施工方法1は、回転付与手段30を起動して、一体化されている掘削管4に回転を付与することによって、二重管式掘削ビット1の掘削刃2bおよび掘削刃3bによって傾斜面9を掘削し、該掘削に伴って一体化されている鋼管杭6を地中に引き込む工程を有する。
このとき、起立スタンド20はワイヤー50によって支持され、鋼管杭6は案内手段23に案内されているから、掘削位置が移動したり掘削方向が変動したりすることがない。
さらに、図5の(a)に示すように、本施工方法1は、掘削が所定の深さまで到達したところ、すなわち、一体化されている鋼管杭6が所定の深さまで引き込まれたところで、掘削を中止し、インナービット2とリングビット3とを分離して、インナービット2が接続されている掘削管4を引き上げる工程、すなわち、リングビット3が接続されている鋼管杭6を地中に残置する工程を有する。
なお、インナービット2とリングビット3とはバヨネット構造によって接合しているため、インナービット2を掘削する方向とは反対の方向に回転し、且つ引き上げることによって、リングビット3から容易に分離する。
なお、倒伏の途中で、ワイヤー50をシーブ12に係止すれば、起立スタンド20が傾斜面9に対してなす角度が小さくなった際(平行に近づいた際)、ワイヤー50に働く力を小さくすることができる。
なお、以上は、掘削管4と鋼管杭6とが一体化した状態で起立式施工装置7に接続されるものを示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、連続して鋼管杭を設置する場合には、先行する鋼管杭6を地中に残置した後で、起立式施工装置7に接続されたままの掘削管4(掘削に供したインナービット2が接続されている)に、新しい鋼管杭6(新しいリングビット3が接続されている)を接続するようにしてもよい。
このとき、起立スタンド20を図示しない先端持ち上げ手段(たとえば、起立スタンド20の先端22に接続された第2のワイヤーと、第2のワイヤーを巻き取るための傾斜面9の低い位置に設置される第2のワイヤーを巻き取る手段)によって略鉛直に起立させ、その後は、ワイヤー50を巻き戻しながら、起立スタンド20を傾斜面9に対して垂直にし、これを支持する。
また、回転付与手段30に回転力の付与機能と共に、打撃力の付与機能を具備するようにしてもよい。このとき、難掘削性の傾斜面であっても掘削が可能になったり、掘削速度が速くなる。
図6〜図9は本発明の実施形態2に係る傾斜面における鋼管杭の施工方法(以下、「本施工方法2」と称す)を、工程を追って模式的に説明する側面図である。
本施工方法2は、本施工方法1において使用した起立式施工装置7に替えて、首振り式施工装置8を使用するものである。したがって、掘削管4が接続されたインナービット2と鋼管杭6が接続されたリングビット3とを一体化する工程等、本施工方法1と共通する内容については説明を省略すると共に、図中、共通する部材または相当する部材については同じ符号を
付し、説明を省略する。
図6の(a)において、首振り式施工装置8は、アンカーピン10と、固定スタンド70と、固定スタンド70に案内されて移動自在な昇降ブロック80と、昇降ブロック80を移動(昇降)するための昇降手段(図示しない)と、昇降ブロック80に設けられた首振り用軸(図示しない)に回動自在に支持された回転付与手段30と、を有している。
したがって、本施工方法2は、首振り式施工装置8を傾斜面9の施工位置に設置する工程を有している。このとき、首振り式施工装置8は、アンカーピン10に固定スタンド70等の全ての部位を取り付けて、図示しない手段(たとえば、ウインチ等)によって傾斜面9を引き上げてもよいし、アンカーピン10や固定スタンド70等の全てまたは一部の部位を、それぞれ別個に施工位置に運搬して、当該位置においてこれらを取り付けて首振り式施工装置8を完成させてもよい。
図6の(b)に示すように、本施工方法2は、傾斜面9の施工位置に設置された首振り式施工装置8の昇降ブロック80が下降した状態で、回転付与手段30に一体化されている掘削管4を取り付ける工程を有する。このとき、回転付与手段30は昇降ブロック80に回転自在に支持されているから、首振り(フローティング)自在であって、傾斜面9と略平行に回動している。したがって、一体化されている掘削管4を、傾斜面9と略平行な姿勢のまま、傾斜面9の上(傾斜面に近い位置)で、回転付与手段30に容易に接続することができる。
そして、昇降ブロック80を昇降手段40を起動して上昇させ、一体化されている掘削管4を持ち上げる工程を有する(図7の(a))。そうすると、一体化されている掘削管4は鉛直になろうとするから、図示しない牽引手段または人力によって、一体化されている掘削管4を固定スタンド70と平行にして、鋼管杭6の筒状連結部5に近い位置を、案内手段73によって、管軸回りに回転自在および管軸方向に移動(昇降)自在に拘束する(図7の(b))。
そして、本施工方法1と同様に、掘削し(図8の(a))、さらに、パイプアンカ−6(筒状連結部5およびリングビット3が接続している)を地中に残置した後、インナービット2が接続している掘削管4を引き上げる工程(図8の(b))を、有している。
そして、首振り式施工装置8の昇降ブロック80を下降させ、分離された掘削管4を傾斜面9に略平行に倒伏させる工程(図9)を有する。したがって、かかる状態で、掘削管4(インナービット2が接続されている)を首振り式施工装置8から取り外すことができる。
なお、以上は、掘削管4と鋼管杭6とが一体化した状態で首振り式施工装置8に接続されるものを示しているが、本発明はこれに限定するものではなく、鋼管杭6を地中に残置した後で、首振り式施工装置8に接続されたままの掘削管4(掘削に供したインナービット2が接続されている)に、新しい鋼管杭6(新しいリングビット3が接続されている)を接続するようにしてもよい。
また、回転付与手段30に回転力の付与機能と共に、打撃力の付与機能を具備するようにしてもよい。このとき、難掘削性の傾斜面であっても掘削が可能になったり、掘削速度が速くなる。
2 インナービット
3 リングビット
4 掘削管
5 筒状連結部
6 鋼管杭
7 起立式施工装置(実施の形態1)
8 首振り式施工装置(実施の形態2)
9 傾斜面
10 アンカーピン
11 支点軸
12 シーブ
20 起立スタンド
21 支点リング
22 先端
23 案内手段
30 回転付与手段
40 昇降手段
50 ワイヤー
70 固定スタンド
73 案内手段
80 昇降ブロック
2b 掘削刃
3b 掘削刃
4a ドライブカップリング
Claims (8)
- 前面に掘削刃を具備するインナービットと、前面または側面に掘削刃を具備し、前記インナービットに着脱自在なリングビットとを具備する二重管式掘削ビットを用いる、傾斜面における鋼管杭の施工方法であって、
前記インナービットに掘削管を接続する工程と、
前記リングビットに鋼管杭を接続する工程と、
前記掘削管が接続されたインナービットと前記鋼管杭が接続されたリングビットとを一体化する工程と、
起立自在な起立スタンドと該起立スタンドに移動自在に設置された回転付与手段とを具備する起立式施工装置を、前記傾斜面の施工位置に設置する工程と、
前記施工位置に設置された起立式施工装置の前記起立スタンドが倒伏した状態で、前記回転付与手段に前記一体化された掘削管を取り付ける工程と、
前記起立式施工装置の起立スタンドを起立させ、前記一体化された掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に起立させる工程と、
前記回転付与手段を起動して、前記一体化された掘削管に回転を付与することによって、前記傾斜面を掘削しながら前記一体化された鋼管杭を地中に引き込む工程と、
前記一体化された鋼管杭が所定の深さまで引き込まれたところで、前記リングビットと前記鋼管杭とを分離して、前記インナービットが接続された掘削管を地上に引き上げると共に、前記リングビットが接続された鋼管杭を地中に残置する工程と、
前記起立式施工装置の起立スタンドを倒伏させ、前記引き上げられた掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に倒伏させる工程と、
を有する傾斜面における鋼管杭の施工方法。 - 前記起立式施工装置の起立スタンドが、その先端がその傾動支点より低い位置になるように倒伏した状態で、前記回転付与手段に前記一体化された掘削管を取り付けることを特徴とする請求項1記載の傾斜面における鋼管杭の施工方法。
- 前記起立式施工装置の起立スタンドが、その先端がその傾動支点より高い位置になるように倒伏した状態で、前記回転付与手段に前記一体化された掘削管を取り付けることを特徴とする請求項1記載の傾斜面における鋼管杭の施工方法。
- 前面に掘削刃を具備するインナービットと、前面または側面に掘削刃を具備し、前記インナービットに着脱自在なリングビットとを具備する二重管式掘削ビットを用いる、傾斜面における鋼管杭の施工方法であって、
前記インナービットに掘削管を接続する工程と、
前記リングビットに鋼管杭を接続する工程と、
前記掘削管が接続されたインナービットと前記鋼管杭が接続されたリングビットとを一体化する工程と、
固定スタンドに移動自在に設置された昇降ブロックと該昇降ブロックに回動自在に設置された回転付与手段とを具備する首振り式施工装置を、前記傾斜面の施工位置に設置する工程と、
前記施工位置に設置された首振り式施工装置の前記昇降ブロックが下降した状態で、前記回転付与手段に前記一体化された掘削管を取り付ける工程と、
前記首振り式施工装置の昇降ブロックを上昇させ、前記一体化された掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に起立させる工程と、
前記回転付与手段を起動して、前記一体化された掘削管に回転を付与することによって、前記傾斜面を掘削しながら前記一体化された鋼管杭を地中に引き込む工程と、
前記一体化された鋼管杭が所定の深さまで引き込まれたところで、前記リングビットと前記鋼管杭とを分離して、前記インナービットが接続された掘削管を地上に引き上げると共に、前記リングビットが接続された鋼管杭を地中に残置する工程と、
前記首振り式施工装置の昇降ブロックを下降させ、前記引き上げられた掘削管を前記傾斜面に対して所定の角度に倒伏させる工程と、
を有することを特徴とする傾斜面における鋼管杭の施工方法。 - 前記二重管式掘削ビットが、前記掘削管を経由して前記インナービットに付与された回転力を、前記リングビットに伝達することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の傾斜面における鋼管杭の施工方法。
- 前記掘削管に前記インナービットに打撃力を付与する打撃付与手段が設置され、
前記二重管式掘削ビットが、前記インナービットに付与された回転力および打撃力を、前記リングビットに伝達することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の傾斜面における鋼管杭の施工方法。 - 前記回転付与手段が、回転力に加えて打撃力を前記掘削管に付与自在であって、
前記二重管式掘削ビットが、前記掘削管を経由して前記インナービットに付与された回転力および打撃力を、前記リングビットに伝達することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の傾斜面における鋼管杭の施工方法。 - 前記鋼管杭に筒状連結部が固定され、該筒状連結部が前記リングビットに管軸回りで回転自在に接続されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の傾斜面における鋼管杭の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007188271A JP4937024B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | 傾斜面における鋼管杭の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007188271A JP4937024B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | 傾斜面における鋼管杭の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009024389A JP2009024389A (ja) | 2009-02-05 |
JP4937024B2 true JP4937024B2 (ja) | 2012-05-23 |
Family
ID=40396460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007188271A Active JP4937024B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | 傾斜面における鋼管杭の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4937024B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6073174B2 (ja) * | 2013-04-04 | 2017-02-01 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 回転圧入装置と回転圧入方法 |
JP7301762B2 (ja) | 2020-02-03 | 2023-07-03 | 正機 川浪 | 法面用の削孔機の移動補助機および法面削孔装置、ならびに法面削孔装置の移動方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742150A (ja) * | 1993-07-27 | 1995-02-10 | Taisei Corp | 山留め用鋼管の打込み装置と打込み方法 |
JP2000273863A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-03 | Nippon Steel Corp | 先端螺旋翼付き鋼管杭の施工装置 |
JP3977073B2 (ja) * | 2001-12-18 | 2007-09-19 | 日本車輌製造株式会社 | 回転圧入機 |
JP3849788B2 (ja) * | 2003-11-18 | 2006-11-22 | アトラスコプコ株式会社 | 二重管式掘削装置 |
JP2005336961A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-08 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 作業機械 |
JP4450422B2 (ja) * | 2005-04-14 | 2010-04-14 | 岡部株式会社 | 二重管削孔装置及び小口径二重管削孔装置を用いたアンカー材設置方法 |
-
2007
- 2007-07-19 JP JP2007188271A patent/JP4937024B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009024389A (ja) | 2009-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6081100B2 (ja) | 既設杭引き抜き装置 | |
CN207332754U (zh) | 电线杆挖坑立杆一体化装置 | |
JP5078511B2 (ja) | アースドリル機を使用した埋込み杭工法 | |
JPS6320996B1 (ja) | ||
JP4937024B2 (ja) | 傾斜面における鋼管杭の施工方法 | |
US20190186212A1 (en) | Negative angle capable blasthole drilling mast | |
JP2002213172A (ja) | パイル基礎のためのボーリング装置 | |
JP5173686B2 (ja) | 鋼管杭の施工装置および鋼管杭の施工方法 | |
JP6731507B1 (ja) | パイル圧入機及びパイル圧入工法 | |
JPH09144466A (ja) | 掘削用拡大ヘッド | |
JP5670282B2 (ja) | 掘削機及び掘削孔の形成方法 | |
JP2010031523A (ja) | 立坑掘削機 | |
JP3615892B2 (ja) | 掘削機の排土装置 | |
JP4920352B2 (ja) | 掘削装置 | |
JP4187908B2 (ja) | 基礎杭回転圧入施工機 | |
JP2006125032A (ja) | 杭施工機 | |
CN205711681U9 (zh) | 液压顶管注浆机 | |
JP4588732B2 (ja) | 反力ウエイト付きチュービング装置 | |
JP3637173B2 (ja) | 掘削機の昇降装置 | |
JP2019052440A (ja) | ソイルセメント杭の施工方法 | |
JP3250373B2 (ja) | 掘削装置及び掘削装置による掘削体の貫入方法 | |
JP4136277B2 (ja) | 減速機付き回転圧入装置 | |
JP3232305B2 (ja) | 孔掘削装置 | |
JP2002047878A (ja) | 昇降装置 | |
JP5127274B2 (ja) | 二重管式掘削装置およびその施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100301 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20111208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20111208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120214 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120221 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4937024 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |