JP4936669B2 - 遊技機用操作スイッチ - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシンやパチンコ等のゲーム機器に用いる、押ボタンスイッチやレバースイッチ等の遊技機用操作スイッチに関する。
従来のスロットマシンには、スタートレバースイッチ、ストップボタンスイッチ、マックスベットスイッチ、払い出しスイッチ等が用いられている。例えば、遊技機に遊技動作を行わせるスイッチ操作を行うための操作面を形成し、スイッチ操作の方向に移動可能な透光性を有する押ボタン部材と、この押ボタン部材の内側に収容され、裏面側から光を照射する発光体と、押ボタン部材と発光体との間に配置された透光性を有する光拡散部材と、押ボタン部材と連動して遊技機の電気回路のオン・オフを行うスイッチを構成する遮光片と、発光体の後方に位置して光を押ボタン部材に向けて反射する光反射面を有する内筒とを備える遊技機のスイッチ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、スロットマシンの操作面に対して着脱自在に固定されるとともに中空部を形成した基部と、一端に操作部を、他端に検出器のアクチエータ部を設けた軸体と、軸体を回動自在に、かつその長手方向に移動自在にする支持部と、中立位置に移動付勢することでアクチエータ部が検出器をオフ状態に維持する付勢部と、着脱自在に設けられるとともに検出器を設けた取付部材とから構成されるスロットマシン用のスタートスイッチがある(例えば、特許文献2参照)。
更に、レバーと、レバー自身を軸とした回動を阻止するための回動阻止手段と、レバーが操作されたことを示す操作信号を出力する信号出力手段とを備え、レバーはその先端がラジアル方向何れへも傾動自在で且つスラスト方向へも移動自在であって、レバー自身を軸とした回動が阻止されているものであり、信号出力手段は、レバーが傾動されたとき、スラスト移動されたとき、又は傾動され且つスラスト移動されたとき、操作信号を出力するように構成した遊技機操作装置がある(例えば、特許文献3参照)。
これらの特許文献1〜3に記載された技術を含む遊技機のストップボタンスイッチやスタートレバースイッチ等では、一般的に、検出素子としてフォトインタラプターを用い、押ボタンやレバーを操作することにより可動部がフォトインタラプターの検出溝に入り、可動部がフォトインタラプターの投光、受光間の光をさえぎることによる受光素子の光量の変化を電気的に増幅しスイッチングを行い、操作信号として出力している。そのフォトインタラプターの構成ブロック図を図26に示す。
特開平8−298042号公報 特開平10−328352号公報 特開2000−51432号公報
上記のスロットマシンにおいて、操作スイッチのケース、押ボタン、フォトインタラプター等は全てプラスティックで構成されている。従って、操作におけるプラスティック同士の摩擦による静電気や操作する人が着用した衣服の化学繊維や毛織物による静電気が操作する人を介してスイッチに帯電し、スイッチは周囲のちりやほこりを集める。このちりやほこりがフォトインタラプターの投光面や受光面に付着し、常に光を遮光することで、フォトインタラプターはその機能を果たさなくなるという欠点がある。
また、フォトインタラプターは、投光にパワーの大きな赤外LEDを用い、受光にフォトICを用いて、それらをプラスティックケースに組み付けるため、構造上複雑で大きくなり、またコストも大変高価となっている。
一方、スロットマシンは非常に多くの電飾が施され、また音響効果のためスピーカーにより大きな音も発せられている。そしてこれらの光や音はゲームシステムと一定のタイミングを持っており、これを利用し同期してスイッチを操作すると、入賞の確率が飛躍的に大きくなる。最近これら電飾の一部の光を受光し、その信号を増幅、スイッチングすることにより光量の大きなLEDを点灯させ、このLEDの光を細い光ファイバで押ボタンのスライド部の狭い隙間から差込んで光インタラプターに導き、不正なタイミング操作により莫大な賞金を獲得する行為が多発し社会的な問題となっている。
これらの不正行為を防ぐため、業界や監督官庁では操作スイッチのケース等を透明化し不正が簡易に発見できるようにすること等も検討されているが、対策も困難を極めている。また、先にも記したように、フォトインタラプターはスロットマシンに非常に多く設けられた電飾により誤動作を起こすという問題点がある。
この発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、
[1]ちりやほこりの影響を受けないこと、
[2]電飾の影響を受けず、光ファイバを用いた不正タイミング操作ができないこと、
[3]磁気センサの弱点である外部励磁による不正タイミング操作ができないこと、
を実現する遊技機用操作スイッチを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機用操作スイッチは、筐体内に、スイッチング操作時に移動する可動部に取り付けられた磁石と、磁石に対応してN極、S極判別可能な磁気センサとが配置され、スイッチング操作に伴い磁石が磁気センサに近づいたり遠ざかったりすることによる磁束密度の変化を磁気センサで検出し、磁気センサからスイッチング操作に係る信号を出力するものにおいて、筐体内に、磁性体からなる磁気プロテクタが取り付けられたプリント基板が配置され、この磁気プロテクタとプリント基板とにより又は磁気プロテクタのみにより内部空間が形成され、磁石はスイッチング操作に伴い前記内部空間に出入可能であり、磁気センサは、前記内部空間のおよそ中央付近において、外部磁気で磁化されたときの磁気プロテクタのN極とS極の中間にあたる無磁気の所に位置するようにプリント基板に取り付けられたことを特徴とする。
この操作スイッチにおいて、磁気センサは、その磁束検出方向がスイッチング操作を行う方向とおよそ直交するようにプリント基板に取付けられることが好ましい。
また、2個の磁気センサを備え、2個の磁気センサは、各々の磁束検出方向がそれぞれ異なる方向になるようにプリント基板に取付けられ、2個の磁気センサが同時に且つ両方とも信号を出力したときだけ、スイッチング操作に係る信号とすることが好ましい。
更に、磁気プロテクタは、磁性体を横断面コ字形、横断面半円形又は筒形にしたものであることが好ましい。
この遊技機用操作スイッチは、スイッチング操作に係る検出を、ちりやほこりに非常に弱いフォトインタラプターに代えて、非常に安価な磁気センサと磁石を用いて行うように構成している。
本発明によれば、次の効果が得られる。
(イ)ほこりやちりで操作機能が失われない。
(ロ)光ファイバによる不正タイミング操作の影響を受けない。
(ハ)大変安価である。
(ニ)華やかな電飾の影響を受けない。
(ホ)不正な操作ができない。
(ヘ)全体をカラフル或いは透明材で構成でき、デザイン上ゲーム性をあおることができる。
(ト)小型化が可能である。
(チ)外部励磁による不正タイミング操作をより効果的に防止できる。
以下、実施の形態により、この発明を更に詳細に説明する。
その一実施形態に係る遊技機用操作スイッチの構造図を図1[一方向における断面図(a)、その直交方向における断面図(b)]、及び図2[図1の(a)の上面図(a)、図1の(a)の底面図(b)]に示す。この操作スイッチは、照光式押ボタンスイッチとして構成したもので、図1は待機状態(スイッチを操作しないとき)を示している。
この操作スイッチでは、ケース60の内側に押ボタン61が嵌合され、押ボタン61に
表示板62が取付けられ、表示板62を覆うようにボタンキャップ63が押ボタン61に取付けられている。ケース60はワッシャ65を介して取付ネジ66により遊技機本体(図示せず)に固定される。押ボタン61、表示板62及びボタンキャップ63は、スイッチング操作に応じてケース60に対して一体的に移動可能である。
押ボタン61の下部側の突片先端部には磁石70が取付けられている。ケース60の内部にはプリント基板71が配置され、このプリント基板71には磁気センサ72及び電飾用LED73等の電子部品や磁気センサ回路が実装されるとともに、磁気センサ72の出力信号を外部に取り出すためのコネクタ74が接続されている。
磁気センサ72は、押ボタン61が押圧操作されて内側に移動したとき、磁石70に対面するように位置決めされている。また、磁気センサ72は、その磁束検出方向[図1の(b)において図面の左右方向]がスイッチング操作を行う方向(同図面の上下方向)とおよそ直交するように配置されている。
LED73はLEDスペーサ77により保持され、その頭部が押ボタン61内に突出し、表示板62を照明するようになっている。押ボタン61はバネ78によりケース60から突出する方向に常時付勢されている。すなわち常態では、磁石70は磁気センサ72から離れている。
この操作スイッチにおいて、ボタンキャップ63を介して押ボタン61をバネ78の付勢力に抗して押すと、磁石70は磁気センサ72に近づき、磁気センサ72には大きな磁束が入力され、磁気センサ72は検出信号を出力し、この検出信号はコネクタ74を介して遊技機本体に出力される。
なお、これとは反対に、待機時、すなわち磁気センサ72が磁石70を常時検出するように構成し、スイッチング操作時に磁石70が磁気センサ72から離れ、磁気センサ72に加わる磁束が弱くなるのを利用しても同様である。このことは後記の別実施形態の操作スイッチにおいても全く同様である。
上記の操作スイッチの変更例を図3[一方向における断面図(a)、その直交方向における断面図(b)]に示す。この操作スイッチでは、磁気センサ72が磁気プロテクタ100で包囲されている以外は、上記と全く同じ構成である。磁気プロテクタ100は、透磁率の大きな材料(例えば、鉄板、鉄パイプ)からなり、円筒形や角筒形を呈し、一端部に設けられた取付け端子(図示せず)がプリント基板71に半田付けされている。この磁気プロテクタ100の内部空間において、磁気センサ72は磁気プロテクタ100のスイッチ操作方向(図面の上下方向)のほぼ中央に位置する。
別実施形態に係る遊技機用操作スイッチの構造図を図4〜図6(縦断面図)に示す。この操作スイッチは、レバースイッチとして構成したもので、図4は待機状態(スイッチを操作しないとき)を、図5は傾動状態(レバーを傾動操作したとき)を、図6は押下状態(レバーを押下操作したとき)を示している。
この操作スイッチによると、ケース80にカバー81が嵌合により取付けられている。ケース80の内側にはプッシャ82が配置され、プッシャ82の一部はケース80の開口80aから突出しており、図4から明らかなように、プッシャ82はケース80の開口80aから抜けないようになっている。このプッシャ82にはネジ83によりレバー84が取付けられ、レバー84の端部にボール85が嵌着されている。プッシャ82、レバー84及びボール85は、スイッチング操作によりケース80に対して可動範囲で全方位に傾動させることができるとともに押下させることができる。
ケース80及びカバー81の内側にはスライダ87が移動可能に配置され、スライダ87はバネ88によりプッシャ82側に常時付勢されている。スライダ87の端部内側には磁石90が取付けられている。また、スライダ87のプッシャ82側の端面は半球面状に形成され、これに対応するプッシャ82の端面は環状に形成されている。これにより、プッシャ82はスライダ87の半球面に対して摺動自在に傾くことができるだけでなく、スライダ87を押すことができる。
一方、カバー81の端部内側にはセンサユニットケース91が収納され、センサユニットケース91にセンサユニットキャップ92が取付けられている。センサユニットキャップ92はカバー81の開口を塞ぐ機能も有する。
センサユニットケース91の内部にはプリント基板93が配置され、このプリント基板93には磁気センサ94及び透磁率の大きな材料からなる円筒形や角筒形の磁気プロテクタ101等の電子部品や磁気センサ回路が実装されるとともに、磁気センサ94の出力信号を外部に取り出すためのコネクタ96が接続されている。コネクタ96はセンサユニットキャップ92から外部に突出している。
この操作スイッチでも、レバー84が傾動・押下操作されたときに、磁気センサ94は接近してくる磁石90に対面するように位置決めされるとともに、磁気プロテクタ101の内部空間において、磁気プロテクタ101のスイッチ操作方向のほぼ中央に位置する。
この操作スイッチにおいて、図4の待機状態では、スライダ87がバネ88によりプッシャ82側に付勢されているので、磁石90は磁気センサ94から離れており、磁気センサ94は検出信号を出力しない。
図5のようにボール85を介してレバー84を傾動操作したり、図6のようにレバー84を押下操作すると、スライダ87がプッシャ82によりバネ88の付勢力に抗して磁気センサ94側に押され、磁石90が磁気センサ94に接近する。すると、磁気センサ94には大きな磁束が入力され、磁気センサ94は検出信号を出力し、この検出信号がコネクタ96を介して遊技機本体に出力される。
図1の操作スイッチでは、磁気センサ72の磁束検出方向が操作スイッチの操作方向とおよそ直交しているので、外部励磁による不正タイミング操作を効果的に防止することができる。これに加えて、図3の操作スイッチでは、磁気プロテクタ100を用い、磁気プロテクタ100の内部空間において、磁気センサ72が磁気プロテクタ100のスイッチ操作方向のほぼ中央に位置するので、後記で説明するように外部励磁による不正タイミング操作を完全に防止することができる。図4の操作スイッチでも、磁気センサ94が磁気プロテクタ101のスイッチ操作方向のほぼ中央に位置するので、外部励磁による不正タイミング操作を防止できる。
次に、上記のような操作スイッチの特徴的構造について、なぜそのような構造を採用したのかの説明を行う。
磁気センサとしてはホール素子、ホールIC、MR素子、MRIC等が一般的であり、またその形状もディスクリートタイプやチップタイプがある。それらの磁気センサの代表格であるディスクリートタイプのホール素子を用いてその特性を説明する。
ホール素子は検出素子を直角に通過する磁束密度とその極性によって出力が異なる。そのホール素子(磁気センサ)の外観斜視図を図7に示す。このホール素子1は、S極検出面(SS面)1a及びN極検出面(SN面)1bと、4つのリード端子A〜Dとを有する。図7において、検出面1a,1bと直角なX−X方向が磁気を検出する素子の磁束検出方向であり、Y−Y方向は素子と平行に磁束が通過するため検出能力のない非検出方向である。
その磁気センサ1を用いた回路図を図8に示す。但し、R1,R2は電流制限抵抗である。図8の回路配線で図7の磁気センサ1のSN面1bにN極の磁石を近づけた場合、図9(SN面1bにおける磁束密度とリード端子Dを基準にしたリード端子Bの出力電圧を示す図)のような出力電圧が発生する。すなわち、N極の磁力の大きさに比例して+の出力電圧が発生する。この出力電圧を、図10のようなコンパレータ回路を用いて磁気センサ1の出力電圧をレベル弁別することにより操作スイッチング出力とするものである。これは、例えば全く同一配線において磁気センサ1のSS面1aに磁石のN極を近づければ、磁気センサ1の出力電圧はマイナス電圧となるが、S極を近づけた場合はプラス電圧で増大し、上記と全く同一論理を構成する。
この発明はこれらの理論を利用したものである。但し、メーカーによっては図7におけるZ−Z方向で磁気を検出し、X−X方向が非検出のものがあるが、この発明においては上記により説明する。
一般に、磁気センサを用いた操作スイッチにおいては、前記した光ファイバを利用した不正なタイミング操作そのものは防止できるが、電池やコイルを用いた不正タイミング操作が考えられる。
図11に、その不正タイミング操作に係る回路図の一例を示す。この回路図は、検出器10、増幅回路11、微分回路12、パワー増幅回路13、サージキラー用のダイオード14、励磁コイル15、手元スイッチ16及び電池17で構成される。また、手元スイッチ16の閉時の不正タイミング励磁に係るタイムチャートを図12に示す。
図11の回路図において、不正操作タイミングの基準をスロットマシン(遊技機本体)から発する光を利用する場合、検出器10としてフォトトランジスタを用いて、また音を利用する場合は、マイクを用いて、それぞれタイミング光や音を検出し、その信号を増幅回路11、微分回路12、パワー増幅回路13を経て励磁コイル15に電池17の電圧とともに印加することにより大きな電流を流すと、励磁コイル15より大きな磁束が発生する。
この磁束を磁気センサに印加すると、磁気センサは操作信号を出力する。しかし、スロットマシンの筐体は大きく、操作スイッチはそのほぼ中央に取付けられ、その表面には操作部のみが露出している。そのため磁気センサは表面操作部から遠い所に設けられており、しかも磁力はその発生源から距離の2乗に反比例して減衰する。従って、励磁コイルを用いて不正タイミング操作をする場合は、操作ボタンや操作レバー部の操作方向から磁束を印加しないと、その不正タイミング操作の効果を発揮することはできない。
この発明において、磁気センサはその磁束検出方向が操作方向と直交するように実装されている。その配置の仕方を表す要部概略図を図13〜図15に示す。図13は待機時(押ボタン20の非操作時)での平面図、図14はその側面図、図15は押ボタン20の操作時での平面図である。
この構成では、押ボタン20の支軸21の先端に磁石Mが取付けられており、この押ボタン20の操作により、電子部品が実装されたプリント基板25上の磁気センサ1のSN面1bに磁石Mが対向する。すなわち、不正タイミング操作による磁束と磁気センサ1の検出磁束の角度が90°ずれるようになっている。例えば、磁気センサ1に加わる磁束密度をTl(mT)とし、操作方向から印加される不正タイミング操作に係る励磁コイルより発生した磁束は磁気センサ1を通過する位置では随分減衰するが、その磁束密度をT0(mT)とすると(但し、θは磁気センサ1の磁束検出方向と外部より印加される磁束方向との角度とすると)、
T1=T0cosθ(mT)
となる。θ=90°とすると、cos90°=0であるから
T1=0(mT)
となり、外部励磁の影響を受けず不正タイミング操作を不可能とすることができる。
上記により一般的な不正タイミング操作の大部分は防止することは可能であるが、とても強力な励磁コイルを用いる場合とか、操作スイッチ、特にスタートレバースイッチにおいては、デザインや操作性上、スロットマシンの端に取付けられることも多々考えられる。この場合、上記の方法による不正タイミング操作の防止は大変困難である。
その場合には、不正操作検出用として磁気センサを2個用い、これらの不正タイミング操作を防止している。図16にその要部概略図を示す。但し、プリント基板25上の磁気センサS1,S2以外の電子部品は省略してある。図16の(a)において、磁気センサS1,S2は互いに180°の検出方向を持って実装されている。また、図16の(b)において、磁気センサS1,S2は互いに90°の検出方向を持って実装されている。
図16の(a)によると、押ボタン或いはレバー(図示せず)を矢印方向に操作すると、その一部に取付けられた磁石Mが磁気センサS1,S2に接近する。磁気センサS1には磁石MのN極が、また磁気センサS2にはS極が近づく。磁気センサS1とS2は検出磁極を互いに180°ずらして実装されており、磁気センサS1の磁石側のSN面1bはN極を、磁気センサS2の磁石側のSS面1aはS極を検出するため、磁石Mの接近により磁気センサS1、S2の両方が操作検出信号を出力する。また、図16の(b)においても、磁気センサS1、S2は全く同様の動作信号を出力する。
これら磁気センサS1、S2の出力信号をそれぞれ図10に例示するようなコンパレータ回路を用いてデジタル信号に変換し、変換後の信号を論理積(AND)回路を介して操作信号とする。
この動作については、上記とは反対に磁石Mを磁気センサS1,S2に常時接近させておき、レバーや押ボタンを操作することにより磁石Mを磁気センサS1、S2から離れるようにしてもよいが、その場合は、磁気センサS1,S2の出力信号が大きな値から小さくなるため、例えば図10のコンパレータ回路のV1をコンパレータのネガティブ入力端子に、またV2をポジティブ入力端子に変更して接続すれば、全く同様な働きをすることができる。勿論、これらはディスクリートタイプの磁気センサを用いて説明しているが、同様な機能の磁気センサならチップタイプも全く同様である。
図17の回路図では論理からも明らかなように、磁気センサS1、S2が同時にしかも両方とも出力したときだけ、操作信号が出力される。従って、外部より電池と励磁コイルを用いて強力な磁束を発生させ磁気センサを励磁した場合、N極の場合は磁気センサS1のみが、またS極の場合は磁気センサS2のみが検出信号を出力するが、論理積で論理が成立せず、操作信号が出力されることは絶対ない。
また、外部からN極とS極を印加して磁気センサS1、S2を同時に励磁した場合、磁束は相殺され、その磁力差のみが磁気センサS1、S2に加わるため、磁気センサS1、S2がN極とS極を同時に検出することはできない。その上、磁気センサS1、S2に対して交互にS極とN極を印加しても、磁気センサS1、S2は各々の外部励磁を検出することはできるが同時検出でないため、論理積回路の論理は成立せず、操作信号が出力されることはない。従って、パーフェクトに不正なタイミング操作を防止することができる。しかし、磁気センサを2個使用することは、小型化を行う場合やコスト的な問題が残る。
そこで、この発明では、磁束は透磁率の高い最短の距離を通過しようとする本質的な特性を利用している。
透磁率の高い磁性体、例えば鉄とかフェライト等を磁石に近づけると、磁束は磁気抵抗の少ない磁性体を磁化して通過する。その磁化の状況を図18を用いて説明する。
図18において、磁性体40に磁石MのN極が接近すると、磁性体40は磁化される。この時、磁性体40の一方の端面A点は磁性体中で最大のS極に磁化され、ほぼ中央部のB点は中性点となり、無磁気となり磁気を帯びない。そして、他方の端面C点は最大のN極に磁化される。そのグラフを図19に示す。すなわち、磁性体40のほぼ中央部のB点はN極とS極の中間にあたり磁気を帯びることはない。これらの特性を利用して外部励磁による不正タイミング操作を防止することができる。
図20に磁性体で構成した磁気プロテクタの参考形状を例示する。図20の(a)の磁気プロテクタ50は、磁性体を横断面コ字形にしてそのほぼ中央内側に磁気センサを配置するようになっており、取付け端子50aを有する。この磁気プロテクタ50を用いた磁気検出構造例を図22[(a)は正面図、(b)は側面図]に示す。磁気プロテクタ50は、磁気センサ1が半田55で半田付けされたプリント基板25に取付け端子50aを半田付けすることで取付けられ、この磁気プロテクタ50の内部に磁気センサ1が位置する。
図20の(b)の磁気プロテクタ51は、磁性体を横断面半円形にしたもので、取付け端子51aを有する。この磁気プロテクタ51は、加工上の差があるだけで、機能的には磁気プロテクタ50と全く同一のものである。
また、図21[上側から見た外観斜視図(a)、下側から見た外観斜視図(b)]の磁気プロテクタ52は、磁性体を角筒形にしたもので、底面側に磁気センサ取付け穴52aと基板取付けネジ穴52bとを有する。この磁気プロテクタ52は、上記磁気プロテクタ50,51よりも完全に外部磁界を防止するためのものであり、その効果が高い。この磁気プロテクタ52を用いた磁気検出構造例を図23[(a)は正面図、(b)は側面図]に示す。磁気プロテクタ52は、磁気センサ1が半田55で半田付けされたプリント基板25にネジ56により取付けられ、この磁気プロテクタ52の内部に磁気センサ1が位置し、磁気センサ1は磁気プロテクタ52で包囲された状態にある。
図22の磁気検出構造を実際に利用する場合の構成を図24に示す。図24の(a)(押ボタン20を押す前の待機状態)において、図24の(b)のように押ボタン20を矢印方向に押して操作すると、支軸21の先端部の磁石Mは磁気プロテクタ50の内部空間に進入し、プリント基板25と磁気プロテクタ50で囲まれた空間をスライドし磁気センサ1に接近する。磁気センサ1は磁石Mが一定の距離まで近づくと操作信号を出力する。また、押ボタン20はバネ(図示せず)により押圧されているため、押ボタン20から手を離すと、押ボタン20は外部方向に戻り、元の待機状態に復帰する。従って、押ボタン20の一部に設けられた磁石Mは磁気センサ1から離れ操作信号の出力を停止する。
図25の例は上記図24と同様であるが、磁気センサ1のリード端子を90°折り曲げ、それにより磁気センサ1の取付方向を押ボタン20の操作方向と90°のずれを持たせた場合である。図25の例は、図13〜図15を用い先に説明したものであり、磁気プロテクタ50を組み合わせることによって、外部励磁による不正タイミング操作をより一層防止することができる。
一般的に磁気シールドに関してはケースを磁性体で構成したり、或いはケース全体を磁性体で囲むことは良く知られている。しかし、遊技機用操作スイッチには、押ボタンスイッチ、或いはレバースイッチにおいての基本的なターゲットとしては、
1.最もデザインを重視する。
2.電飾を多く利用しゲーム意欲を駆り立てる。
3.コスト競争がとても激しく、安価である必要がある。
等々が要求されるため、操作スイッチのケースを磁性体にしたり、或いはスイッチ全体を磁性体で囲むことなどの手法は、先にのべた理論により全く実用的でない。すなわち、ケースが磁性体でも外部励磁によりケースそのものが磁化され、その磁化された磁気で誤動作を行う。従って、一般的な磁気シールドはこれら不正タイミング操作には全く無力であり利用することはできない。これに対して、前記のように本発明の操作スイッチの構成とすれば、不正タイミング操作を効果的に完全に防止することができる。
一実施形態に係る遊技機用操作スイッチの一方向における断面図(a)、及びその直交方向における断面図(b)である。 同遊技機用操作スイッチの図1の(a)の上面図(a)、及び図1の(a)の底面図(b)である。 変更例に係る遊技機用操作スイッチの一方向における断面図(a)、及びその直交方向における断面図(b)である。 別実施形態に係る遊技機用操作スイッチの待機状態(スイッチを操作しないとき)での縦断面図である。 同遊技機用操作スイッチの傾動状態(レバーを傾動操作したとき)での縦断面図である。 同遊技機用操作スイッチの押下状態(レバーを押下操作したとき)での縦断面図である。 磁気センサ(ホール素子)の外観斜視図である。 図7の磁気センサを用いた回路図である。 図7の磁気センサのN極検出面(SN面)における磁束密度とリード端子Dを基準にしたリード端子Bの出力電圧を示す図である。 図7の磁気センサを用いたコンパレータ回路図である。 電池やコイルを用いた不正タイミング操作に係る回路図である。 図11の回路図において手元スイッチの閉時の不正タイミング励磁を示すタイムチャートである。 磁気センサの磁束検出方向がスイッチの操作方向と直交する磁気センサの配置の仕方(待機時)を表す要部概略平面図である。 図13における同配置の仕方(待機時)を表す要部概略側面図である。 図13における同配置の仕方(押ボタンの操作時)を表す要部概略平面図である。 磁気センサを2個用いて外部励磁による不正タイミング操作を防止するために、磁気センサを互いに180°の検出方向を持って実装したときの要部概略図(a)、及び磁気センサを互いに90°の検出方向を持って実装したときの要部概略図(b)である。 2個の磁気センサを用いた操作出力信号に係る回路図である。 磁性体を磁石により磁化するときの状況を示す斜視図である。 磁化された磁性体の各部位での磁束密度を示すグラフである。 実施形態の遊技機用操作スイッチに使用する一例の磁気プロテクタの外観斜視図(a)、及び別例の磁気プロテクタの外観斜視図(b)である。 実施形態の遊技機用操作スイッチに使用する更に別例の磁気プロテクタの上側から見た外観斜視図(a)、及び下側から見た外観斜視図(b)である。 図20の(a)に示す磁気プロテクタを用いた磁気検出構造例の正面図(a)、及びその側面図(b)である。 図21に示す磁気プロテクタを用いた磁気検出構造例の正面図(a)、及びその側面図(b)である。 図22の磁気検出構造を実際に利用する場合の平面図(a)、及びその側面図(b)である。 図22の磁気検出構造の変更例に係る磁気検出構造を実際に利用する場合の平面図(a)、及びその側面図(b)である。 従来例に係る操作スイッチに検出素子として使用されるフォトインタラプターの構成ブロック図である。
符号の説明
1,72,94 磁気センサ
1a S極検出面(SS面)
1b N極検出面(SN面)
25,71,93 プリント基板
50,51,52 磁気プロテクタ
70,90、M 磁石
100,101 磁気プロテクタ

Claims (4)

  1. 筐体内に、スイッチング操作時に移動する可動部に取り付けられた磁石と、磁石に対応してN極、S極判別可能な磁気センサとが配置され、スイッチング操作に伴い磁石が磁気センサに近づいたり遠ざかったりすることによる磁束密度の変化を磁気センサで検出し、磁気センサからスイッチング操作に係る信号を出力する操作スイッチにおいて、
    筐体内に、磁性体からなる磁気プロテクタが取り付けられたプリント基板が配置され、この磁気プロテクタとプリント基板とにより又は磁気プロテクタのみにより内部空間が形成され、磁石はスイッチング操作に伴い前記内部空間に出入可能であり、磁気センサは、前記内部空間のおよそ中央付近において、外部磁気で磁化されたときの磁気プロテクタのN極とS極の中間にあたる無磁気の所に位置するようにプリント基板に取り付けられたことを特徴とする遊技機用操作スイッチ。
  2. 前記磁気センサは、その磁束検出方向がスイッチング操作を行う方向とおよそ直交するようにプリント基板に取付けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技機用操作スイッチ。
  3. 2個の磁気センサを備え、2個の磁気センサは、各々の磁束検出方向がそれぞれ異なる方向になるようにプリント基板に取付けられ、2個の磁気センサが同時に且つ両方とも信号を出力したときだけ、スイッチング操作に係る信号とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機用操作スイッチ。
  4. 前記磁気プロテクタは、磁性体を横断面コ字形、横断面半円形又は筒形にしたものであることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の遊技機用操作スイッチ。
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