JP4720159B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵タンクに貯留した各種液体の液量を検出する液面検出装置に関するもので、特に非接触式の液面検出装置の改良構造に関するものである。
従来、たとえば車両などの乗り物の燃料タンク内の液面(液量)を検出する液面検出装置としては、燃料の残量に応じて上下に追従作動するフロートにフロートアームを取り付け、このフロートアームの動きに連動する摺動接点で抵抗体に接続された固定接点上を摺動することで、フロートの位置(燃料の液面)を電気抵抗値に変換して検出するものが知られている。
ところで、前述した液面検出装置は、摺動接点と固定接点の電気的な接触を伴うため、燃料が導電性の液体である場合には、使用することができなかった。
そこで、この接触方式の液面検出装置に代わる液面検出装置の方式として、フロートの動きに追従するマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子として磁気抵抗素子などの磁気センサを用いた非接触式の液面検出装置が提案されている。(たとえば、特許文献1を参照。)
特開平8−94413号公報
特許文献1などによる液面検出装置においては、フロートの動きに追従するマグネットの回動に伴い、そのマグネット側の厚み方向に所定の間隔を配して磁気の変化を検出する検出素子(磁気センサ)が液面検出装置の本体フレーム側に設置されているため、液面検出装置のユニットとして全体の厚みがあるために嵩張ってしまうという問題があり、このような事態は、図示はしないが車両などの燃料タンク内に装備される液面検出装置や燃料ポンプなどを収容する上において、液面検出装置の小型化は重要な課題である。
また燃料タンクには、非接触式の液面検出装置の外部側に設置されている前記燃料ポンプあるいは他の電気部品などが接近して配設されていると、燃料ポンプのモータや電機部品による磁気の影響により、液面検出装置に設けられているマグネットと検出素子(磁気センサ)との間における磁界に乱れが発生し、これにより検出素子の出力に変化が生じてしまうため、結果として出力誤差として現れてしまうことがある。
また燃料タンク内の液面(液量)を検出する液面検出装置としては、マグネットがタンク内の液体に触れるため、液体中に混入している金属粉などの異物がマグネットに吸引されて付着して、マグネットなどの可動部側の円滑な動きが妨げられてしまうという虞があり、またマグネットに異物が付着することによって磁界にも影響を及ぼしてしまうことがあり、検出素子の出力に変化が生じて精度の高い指示が得られない虞がある。
そこで、本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、従来タイプに比べて非接触式の液面検出装置の小型化を実現しつつ、外部磁界の影響を極力抑えることを第1の目的とし、また液体中の異物による悪影響を抑えることを第2の目的とするものである。
本発明では、請求項1に記載のように、本体フレームに設けられた軸受部材と、この軸受部材に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子とを備えた液面検出装置であって、前記本体フレームに設けられた前記軸受部材の一部に前記検出素子を配設し、前記軸受部材の外周部に配置される前記マグネットをリング状に形成するとともに、このリング状のマグネットの底部と外周面とを取り巻くように覆うカップ状からなる磁気シールド部材を設け、前記リング状のマグネットに対して前記磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなることを特徴とする液面検出装置である。
また本発明では、請求項2に記載のように、本体フレームに設けられた軸受部材と、この軸受部材に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子とを備えた液面検出装置であって、前記軸受部材を中空状に形成するとともに、その中空状の空間部内に前記検出素子を配設し、前記軸受部材の外周部に配置される前記マグネットをリング状に形成するとともに、このリング状のマグネットの底部と外周面とを取り巻くように覆うカップ状からなる磁気シールド部材を設け、前記リング状のマグネットに対して前記磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなることを特徴とする液面検出装置である。
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本発明による液面検出装置においては、軸受部材に検出素子を配設することによって軸受部材の機能に加えて検出素子の収納部を兼用することができるため、小型化が可能となる。また、リング状のマグネットの底部と外周面とを取り巻くようにカップ状からなる磁気シールド部材を配置してなることにより、非接触式であるマグネットと検出素子からなるの液面検出装置において、その液面検出装置の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材によって遮断することができ、マグネットと検出素子(磁気センサ)との間における磁界に悪影響を与えることがないため、検出素子の検出出力に影響を与えることがなくなるから、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができる。またマグネットの底面と外周面とを磁気シールド部材によって取り巻くように覆ってなることにより、液体内に混入している金属粉などの異物がマグネットに吸引されて付着することを抑制することができるので、マグネットを含む可動部側の回動を確実に維持することができる。またマグネットへの異物の付着を抑制することにより、検出素子の出力に悪影響を与えることがなく、これにより安定した精度の高い検出出力を得ることができる。またリング状のマグネットに対してカップ状の磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなることにより、ホルダー側に磁気シールド部材を取り付け固定するに際し、磁気的な結合(マグネットによって引き付ける作用)によって磁気シールド部材をホルダー側に設けたマグネットに沿わせて送り込むことができ、組み付け作業性においても良好に行うことができるものであり、これにより所期の目的を達成することができる。
本発明の請求項1に記載による液面検出装置は、本体フレームに設けられた軸受部材と、この軸受部材に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子とを備えた液面検出装置であって、前記本体フレームに設けられた前記軸受部材の一部に前記検出素子を配設し、前記軸受部材の外周部に配置される前記マグネットをリング状に形成するとともに、このリング状のマグネットの底部と外周面とを取り巻くように覆うカップ状からなる磁気シールド部材を設け、前記リング状のマグネットに対して前記磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなるものである。このように構成することにより、軸受部材の一部に検出素子を配設することにより、軸受部材の機能に加えて検出素子の収納部の役目を兼用することができ、小型化が可能となるとともに、ホルダーに設けたマグネットと同一平面上にて検出素子を配置することができ、本体フレームを含む液面検出装置のユニットを薄型で小型に構成することができる。またマグネットの底面と外周面とを取り巻くようにカップ状からなる磁気シールド部材を配置してなることにより、液面検出装置の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材によって遮断することができ、マグネットと検出素子との間における磁界に悪影響を与えることがないため、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができる。またマグネットの底面と外周面とカップ状からなる磁気シールド部材によって取り巻くように覆ってなることにより、液体内に混入している金属粉などの異物がマグネットに吸引されて付着することを抑制することができ、マグネットを含む可動部側の回動を確実に維持することができ、またマグネットへの異物の付着を抑制することにより、検出素子の出力に悪影響を与えることがなく、これにより安定した精度の高い出力を得ることができる。またリング状のマグネットに対してカップ状の磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなることにより、ホルダー側に磁気シールド部材を取り付け固定するに際し、磁気的な結合(マグネットによって引き付ける作用)によって磁気シールド部材をホルダー側に設けたマグネットに沿わせて送り込むことができ、組み付け作業性においても良好に行うことができる。
また本発明の請求項2に記載による液面検出装置は、本体フレームに設けられた軸受部材と、この軸受部材に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子とを備えた液面検出装置であって、前記軸受部材を中空状に形成するとともに、その中空状の空間部内に前記検出素子を配設し、前記軸受部材4Aの外周部に配置される前記マグネット8をリング状に形成するとともに、このリング状のマグネット8の底部と外周面とを取り巻くように覆うカップ状からなる磁気シールド部材15を設け、前記リング状のマグネット8に対して前記磁気シールド部材15を磁気的に結合保持してなるものである。このように構成することにより、軸受部材に設けた中空状の空間部内に検出素子を配設することによって軸受部材の機能に加えて検出素子の収納部の機能をも兼用することができ、小型化が可能となるとともに、ホルダーに設けたマグネットと同一平面上にて検出素子を設置することができ、本体フレームを含む液面検出装置のユニットを薄型化を実現することができ、しかも全体ユニットの小型化を図ることができる。またマグネットの底面と外周面とを取り巻くようにカップ状からなる磁気シールド部材を配置してなることにより、液面検出装置の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材によって遮断することができ、マグネットと検出素子との間における磁界に悪影響を与えることがないため、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができる。またマグネットの底面と外周面とカップ状からなる磁気シールド部材によって取り巻くように覆ってなることにより、液体内に混入している金属粉などの異物がマグネットに吸引されて付着することを抑制することができ、マグネットを含む可動部側の回動を確実に維持することができ、またマグネットへの異物の付着を抑制することにより、検出素子の出力に悪影響を与えることがなく、安定した精度の高い出力を得ることができる。またリング状のマグネットに対してカップ状の磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなることにより、ホルダー側に磁気シールド部材を取り付け固定するに際し、磁気的な結合(マグネットによって引き付ける作用)によって磁気シールド部材をホルダー側に設けたマグネットに沿わせて送り込むことができ、組み付け作業性においても良好に行うことができる。
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以下、図1から図6を用いて本発明の第1実施例を説明する。本発明の液面検出装置1は、タンク2内に収容されている液体3の液量である液面3A位置を検出するものである。液面検出装置1は、タンク2側に取り付けられる液面検出用本体1Aと、この液面検出用本体1Aに組み付けられる合成樹脂製からなる液面計ユニットの本体フレーム4と、この本体フレーム4から一体的に突き出し形成された軸受部材4Aと、この軸受部材4Aに回動可能に支持される合成樹脂材料からなるホルダー5と、このホルダー5に取り付けられ、液面3Aの変位に追従作動するフロート6を備えたフロートアーム7と、前記ホルダー5に配設され、フロート6の作動に伴いホルダー5とともに回動するマグネット8と、このマグネット8の回動に伴い磁気の変化を検出し出力する、たとえばホール素子からなる磁気感応素子を用いた検出素子9と、この検出素子9を保持するとともに、検出素子9と電気的に接続するプリント基板10と、このプリント基板10から前記検出素子9によって検出した信号を液面検出装置1の外部に出力するためのターミナル部11にリード線12を介して接続するように構成している。
なお、本体フレーム側に取り付けられる検出素子9やプリント基板10およびリード線12などを保護するなどの目的で充填剤13によって覆うことにより、本体フレーム4の内部側へ塵埃や液体3などが侵入しないように水密状態を保つように構成している。
また、液面検出装置1はタンク2内に臨むようにその一部を収容配置されており、液面検出装置1の液面検出用本体1Aのプレート部分とタンク2側との間から液体3が洩れないように図示しないOリングなどを介して水密状態を保つように取り付け固定されている。
フロート6は本実施例において、ステンレスなどの腐食しにくい金属材料から形成されており、液面3Aの変動に伴い移動するものである。なお、フロート6の材質は前記材料に限定されるものではなく、合成樹脂などで形成しても良い。
フロートアーム7は非磁性体である金属で形成されており、一端にフロート6を保持し、他端がホルダー5に設けられたアーム差込支持部5Aに挿入支持されるとともに、その手前側にてフロートアーム7の軸部を支持するホルダー5に設けられたアーム係止部5Bによって保持されている。また、ホルダー5の中央部には本体フレーム4に設けられた軸受部材4Aによって軸支される支持孔5Cが形成されるとともに、その支持孔5Cの回りにて環状(リング状)のマグネット8がホルダー5に支持されている。なお、環状のマグネット8はホルダー5の成形と同時にインサート成形などの手段によって一体的にかつ同軸的に形成されている。
本体フレーム4から一体的に突き出し形成された軸受部材4Aは、その軸受部材4A自体が中空状に形成されるとともに、その中空状の空間部4B内にホール素子からなる磁気感応素子(検出素子)9が配設され、軸受部材4Aの外周部にホルダー5に支持され、2極着磁された環状のマグネット8が対峙して配置されている。なお、検出素子9は本実施例にのみ限定されるものではなくマグネット8の回動を磁気的に検出する手段であればよいものであり、たとえばMR素子などの検出素子を用いてもよい。
また軸受部材4Aに回動可能に支持される合成樹脂材料からなるホルダー5の上方には、本体フレームカバー14が配設され、この本体フレームカバー14によってホルダー5の上端部側が抜け止め状態にて保持されている。この際、上記本体フレームカバー14によってホルダー5の上部を軸支する軸受部として併設するようにしてもよい。
前記プリント基板10はガラスエポキシ樹脂などからなる硬質の基板からなり、検出素子9から伸びるリードを半田によって固定するとともに、プリント基板10上には図示しない電子部品が実装されている。また、リード線12も半田によって固定されている。これら検出素子9やプリント基板10あるいはリード線12の一部は、充填材13により、本体フレーム4に形成された中空状の空間部4Bおよび収納凹部4Cによる空間部内に水密状態を保つように固定されている。
またリング状のマグネット8の底部と外周面を覆うように磁気シールド部材15が設けられている。この磁気シールド部材15としては、たとえば鉄ニッケル製の材料からなり、前記マグネット8の底部と外周面側とを覆うようにカップ状に形成されており、この実施例においてはホルダー5側に磁気シールド部材15を取り付け固定するに際し、ホルダー5に一体的に形成されたマグネット8の磁力を利用して磁気シールド部材15を磁気的に結合保持(マグネット8による引き付ける作用)するようにしている。
この際、カップ状からなる磁気シールド部材15の組み付け時において、磁気シールド部材15の縁部をホルダー5に設けた環状のフランジ部5Dの内面側に沿わせて配置するように設けることにより、液体3内に混入している金属粉などの異物の侵入を防ぐようにしている。
次に本実施例の液面検出装置1の液面3A(液量)の検出について説明する。
タンク2内の液面3の変位に伴いフロート6が上下動し、フロート6の移動によってフロートアーム7とともに本体フレーム4の軸受部材4Aに支持されたホルダー5の支持孔5Cを基点としてホルダー5が回動する。このホルダー5の回動によりマグネット8も回動し、マグネット8の回動により、検出素子9に対向するマグネット8の磁束密度が変化し、この磁束密度の変化を検出素子9が検出し、プリント基板10からリード線12を介してターミナル部11へと出力され、この出力信号に基づいて図示しない外部の機器(指示計器)に液面レベルを示す電気信号が出力され、タンク2内の液量が検出される。
このように、本発明の液面検出装置1にあっては、合成樹脂製からなる液面計ユニットの本体フレーム4に設けられた軸受部材4Aの一部に検出素子9を配設するとともに、軸受部材4Aの外周部に環状(リング状)からなるマグネット8を対峙して配置してなることにより、ホルダー5の軸受部材4Aの機能に加えて検出素子9の収納部(実施例においては中空状の空間部4B)を兼用することができ、これにより小型化が可能となるとともに、ホルダー5に設けたマグネット8と同一平面上にて検出素子9を設置することができるため、本体フレーム4の厚み寸法を抑えることができ、薄型でしかも小型の液面検出装置1を提供することができる。
また軸受部材4Aの外周部に配置されるマグネット8をリング状に形成してなることにより、ホルダー5を介して軸受部材4Aと同心円状にマグネット8を配設することができるため、リング状のマグネット8の回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子9によって安定した指示特性を実現することができるものであり、ホルダー5を合成樹脂材料により形成するとともに、このホルダー5の成形時にマグネット8を一体的に成形したり、あるいはホルダー5に対して圧入して保持してなることにより、可動部側となるホルダー5とマグネット8を含む部材を一体的に簡単に形成することができるため、小型で精度の高い可動部側の部品を提供することができる。
また磁気シールド部材15をカップ状に形成するとともに、磁気シールド部材15によってリング状のマグネット8の底部と外周面を覆ってなることにより、液面検出装置1の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材15によって遮断することができ、マグネット8と検出素子9との間における磁界に悪影響を与えることがないため、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができる。またマグネット8の底面と外周面とを磁気シールド部材15によって取り巻くように覆ってなることにより、液体3内に混入している金属粉などの異物がマグネット8に吸引されて付着することを抑制することができ、マグネット8を含む可動部側の回動を確実に維持することができ、またマグネット8への異物の付着を抑制することにより、検出素子9の出力に悪影響を与えることがなく、安定した精度の高い出力を得ることができる。
次に、図7、図8を用いて本発明の第2実施例を説明する。なお、前記実施例と同一または相当箇所には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施例では、液面検出装置1の本体フレーム4から一体的に突き出し形成された軸受部材4Aは、その軸受部材4A自体が中空状に形成されるとともに、その中空状の空間部4B内に磁気感応素子(検出素子)9が配設され、軸受部材4Aの外周部にホルダー5に支持され、2極着磁された環状のマグネット8が対峙して配置されている。この際、軸受部材4Aに回動可能に支持される合成樹脂材料からなるホルダー5は、軸受け部材4A上端側に設けた弾性を有する爪部からなる係止部材4Dによってホルダー5の上端部側が抜け止め状態にて保持されている。
またリング状のマグネット8の底部と外周面を覆うようにカップ状の磁気シールド部材15が設けられており、この実施例においてはホルダー5側に磁気シールド部材15を取り付け固定するに際し、ホルダー5に一体的に形成されたマグネット8の磁力を利用して磁気シールド部材15を磁気的に結合保持(マグネット8による引き付ける作用)するようにしているため、簡単に沿わせて送り込むことができる。
この際、カップ状からなる磁気シールド部材15の組み付け時において、磁気シールド部材15の縁部をホルダー5に設けた環状の溝部5Eに沿わせて軽圧入するように設けることにより、液体3内に混入している金属粉などの異物の侵入を防ぐことができるとともに、組み付け固定強度も充分保つことができる。
従って、この第2実施例においても、前述した第1実施例と同様にして本体フレーム4の厚み寸法を抑えることができ、薄型でしかも小型の液面検出装置1を提供することができるものであり、磁気シールド部材15によってリング状のマグネット8の底部と外周面を覆ってなることにより、液面検出装置1の外部側からの磁気の影響を磁気シールド部材15によって遮断することができ、マグネット8と検出素子9との間における磁界に悪影響を与えることがないため、高信頼性および高精度の検出出力を得ることができる。またマグネット8の底面と外周面とを磁気シールド部材15によって取り巻くように覆ってなることにより、液体3内に混入している金属粉などの異物がマグネット8に吸引されて付着することを抑制することができ、マグネット8を含む可動部側の回動を確実に維持することができ、またマグネット8への異物の付着を抑制することにより、検出素子9の出力に悪影響を与えることがなく、安定した精度の高い出力を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでなく本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。たとえば、前述した実施例では リング状のマグネット8の底部と外周面を覆う磁気シールド部材15を可動部側であるホルダー5に組み付け保持するように構成していたが、本体フレーム4に設けた軸受部材4Aに磁気シールド部材15を挿入して固定保持することも可能であり、また実施例においては、タンク2側に取り付けられる液面検出用本体1Aと、この液面検出用本体1Aに組み付けられる合成樹脂製からなる液面計ユニットの本体フレーム4側とを別部品によって形成していたが、更なる小型軽量をねらいとして、液面検出用本体部分と液面計ユニットの本体フレーム側とを一体形成するようにしても良いものである。また環状のマグネット8はホルダー5の成形と同時にインサート成形などの手段によって一体的にかつ同軸的に形成していたが、ホルダー5に対してマグネット8を圧入により固定保持するようにしても良いものである。
また、前述した実施例においては、液面検出用本体部分に液面計ユニットのみを取り付け固定するタイプを例にして説明したが、液面計ユニットの本体フレームに加えて燃料ポンプユニットを液面検出用本体部分に取り付け固定タイプなどにおいても適用することができるものである。
本発明の液面検出装置の第1実施例を示す全体概要正面図である。 図2は、図1における側面図である。 図3は、図2の液面計ユニット部分を断面で表した側面図である。 図4(A)(B)は、図1の液面計ユニット部分の正面図およびその断面図である。 図5は、図3の液面計ユニット部分の主要箇所を示した断面図である。 図6は、図5の液面計ユニット部分の分解断面図である。 図7は、本発明の液面検出装置の第2実施例である液面計ユニット部分の主要箇所を示した断面図である。 図8は、図7の液面計ユニット部分の分解断面図である。
1 液面検出装置
1A 液面検出用本体
2 タンク
3 液体
3A 液面
4 本体フレーム
4A 軸受部材
4B 空間部
4C 収納凹部
4D 係止部材
5 ホルダー
5A アーム差込支持部
5B アーム係止部
5C 支持孔
5D フランジ部
5E 溝部
6 フロート
7 フロートアーム
8 マグネット
9 検出素子
10 プリント基板
11 ターミナル部
12 リード線
13 充填材
14 本体フレームカバー
15 磁気シールド部材

Claims (2)

  1. 本体フレームに設けられた軸受部材と、この軸受部材に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子とを備えた液面検出装置であって、前記本体フレームに設けられた前記軸受部材の一部に前記検出素子を配設し、前記軸受部材の外周部に配置される前記マグネットをリング状に形成するとともに、このリング状のマグネットの底部と外周面とを取り巻くように覆うカップ状からなる磁気シールド部材を設け、前記リング状のマグネットに対して前記磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなることを特徴とする液面検出装置。
  2. 本体フレームに設けられた軸受部材と、この軸受部材に回動可能に支持されるホルダーと、このホルダーに取り付けられ、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記ホルダーに配設され、前記フロートの作動に伴い回動するマグネットと、このマグネットの回動に伴い磁気の変化を検出する検出素子とを備えた液面検出装置であって、前記軸受部材を中空状に形成するとともに、その中空状の空間部内に前記検出素子を配設し、前記軸受部材の外周部に配置される前記マグネットをリング状に形成するとともに、このリング状のマグネットの底部と外周面とを取り巻くように覆うカップ状からなる磁気シールド部材を設け、前記リング状のマグネットに対して前記磁気シールド部材を磁気的に結合保持してなることを特徴とする液面検出装置。
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