JP6372180B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に貯留された液体の液面高さを検出する液面検出装置に関する。
従来、容器に貯留された液体の液面高さを検出する液面検出装置が知られている。特許文献1に開示されている液面検出装置は、回転体に保持されたリング状の磁石部と、当該磁石部の回転に伴って変化する磁束密度を検出する磁電変換素子を備えている。そして、磁石部の底部と外周面とを覆うように鉄ニッケル製の磁気シールド部材が設けられている。これによれば、容器内の液体中に混入している金属異物が磁石部に吸引されて付着することを抑制することができる。その結果、磁電変換素子の出力の精度を安定させることができる。
特開2006−153679号公報
しかしながら、本発明者は、金属異物が磁石部に直接付着しない場合であっても、金属異物により磁電変換素子の出力の精度に影響が生ずる場合があることを発見した。
この点、特許文献1に開示されている液面検出装置では、露出面の外側に磁束が漏れるため、露出面に金属異物が付着して磁気回路を構成すると、素子部を貫通する磁束密度が変化することにより、磁電変換素子の出力が低下することがあった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、露出面に金属異物が付着して磁気回路を構成することを抑制し、磁電変換素子の出力の精度を安定させる液面検出装置を提供することにある。
本発明は、容器に貯留された液体の液面高さを検出する液面検出装置であって、液面に追従して回転する回転体と、容器に対し固定される本体部、及び回転体の回転軸に沿った軸方向に本体部から突出し当該回転体を回転自在に支持する支持部を有する固定体と、支持部を挟む配置にて回転体に保持され、支持部を貫通する磁束を発生させる一対の磁石部と、支持部の内部に配置される磁電変換素子を有し、磁電変換素子を貫通する磁束の密度に応じた検出結果を出力する検出手段と、を備え、回転体は、一対の磁石部間に挟まれる空間の軸方向外側への投影領域全体を覆うことにより、磁束の漏れを規制する磁気シールド部材であって、支持部及び一対の磁石部の軸方向外側に位置して容器内に露出する露出面を形成している磁気シールド部材と、磁気シールド部材とは別に、磁石部の外周面に沿って配置され、磁束の漏れを規制する筒状の筒状部材と、を有することを特徴とする。
このような本発明によると、液面に追従して回転する回転体に保持され、支持部を貫通する磁束を発生させる一対の磁石部により磁電変換素子を貫通する磁束の密度に応じた検出結果を出力する検出手段が備えられている。これによれば、液面高さを磁電変換素子により精度良く検出することができる。また、回転体において、支持部及び一対の磁石部の突出方向に位置して容器内に露出する露出面には、磁束の漏れを規制する磁気シールド部材が一対の磁石部間に挟まれる空間の軸方向外側への投影領域の全体を覆うように設けられる。これによれば、露出面に金属異物が付着して投影領域上で繋がることにより、磁気回路を構成することを抑制することができる。以上により、磁電変換素子の出力の精度を安定させることができる。
また、本発明のさらなる特徴では、各磁石部から磁気シールド部材を通過する磁束の密度は、磁気シールド部材の飽和磁束密度を超えない。
このような特徴によると、各磁石部から通過する磁束密度が、飽和磁束密度を超えない磁気シールド部材により、各磁石部から露出面側へ向かった磁束は磁気シールド部材の外側に逃げ難い。したがって、磁束の漏れが発生することを抑制することができる。
また、本発明のさらなる特徴では、磁気シールド部材は、樹脂に磁性粉を混合してなる。
このような特徴によると、樹脂に磁性粉を混合してなる磁気シールド部材により、当該磁気シールド部材は軽くなる。したがって、軽量、かつ、露出面に金属異物が付着して磁気回路を構成して磁電変換素子の出力の精度を安定させる液面検出装置を提供することができる。
第1実施形態における液面検出装置の正面図である。 図1のIIA−IIA線におけるハウジングの線断面図と、図1のIIB−IIB線におけるマグネットホルダの線断面図とを組み合わせた図である。 第1実施形態における仮想平面を示す模式図である。 第1実施形態における投影領域及び磁気シールド部材に覆われる範囲を示す模式図である。 第2実施形態における図2に対応する断面図である。 第2実施形態における図4に対応する模式図である。 第3実施形態における図2に対応する断面図である。 第3実施形態におけるマグネットホルダの開口を説明するための部分的な模式図である。 図6の変形例を示す模式図である。 図6の変形例を示す模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による液面検出装置100は、図1に示すように、液体としての燃料を貯留する燃料タンク90内に設置されている。液面検出装置100は、燃料ポンプモジュール93等に保持された状態にて、燃料タンク90内に設置されている燃料の液面91の高さを検出する。液面検出装置100は、ハウジング20、フロート60、マグネットホルダ50、及びホールIC70等によって構成されている。
図2に示すハウジング20は、インナーケース21、ターミナル35a〜35c、及びアウターケース31等によって構成されている。インナーケース21は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等の樹脂材料によって形成されている。インナーケース21には、ホールIC70を収容する素子収容室24が設けられている。3つのターミナル35a〜35c(図1も参照)は、りん青銅等の導電性材料によって、帯板状に形成されている。各ターミナル35a〜35cは、外部の機器(例えば、コンビネーションメータ)及びホールIC70間において、電圧等の検出信号の伝送に用いられる。アウターケース31は、PPS樹脂等の樹脂材料によって形成されている。アウターケース31は、インナーケース21の外側を覆うよう形成されることで、インナーケース21を収容している。アウターケース31には、軸部32が形成されている。軸部32は、燃料ポンプモジュール93(図1参照)を介して燃料タンク90(図1参照)に対し固定される本体部33から、円筒状に突出している。軸部32は、マグネットホルダ50に内嵌されることで、当該ホルダ50を回転自在に支持している。
図1に示すフロート60は、例えば発泡させたエボナイト等の燃料よりも比重の小さい材料により形成されている。フロート60は、燃料の液面91に浮揚可能である。フロート60は、フロートアーム65を介してマグネットホルダ50に支持されている。フロートアーム65は、ステンレス鋼等の磁性材料によって丸棒状に形成されており、フロート60に形成された貫通孔61に挿通されている。
図1、2に示すマグネットホルダ50は、樹脂材料等により円盤形状に形成されている。マグネットホルダ50は、本体回転部53及びホルダカバーとしての磁気シールド部材80等によって構成されている。マグネットホルダ50は、フロートアーム65を保持し、軸部32に外嵌されることでハウジング20に対して回転自在に支持されている。以上の構成により、マグネットホルダ50は、液面91に追従するように、マグネット51と一体でハウジング20に対して相対回転する。このマグネットホルダ50には、一対のマグネット51が収容されている。一対のマグネット51は、互いに同一な扇形に形成されており、当該ホルダ50の回転軸を挟む配置にて保持されることで、当該一対のマグネット51の内周面511が軸部32を挟んで対向する。以上により、一対のマグネット51は、素子収容室24に収容されたホールIC70を通過する磁束mfを発生させる。
図2に示すホールIC70は、ハウジング20に対するマグネットホルダ50の相対角度を検出する検出素子である。ホールIC70は、磁電変換素子71及び三つのリード線72等によって構成されている。磁電変換素子71は、平板状に形成され、一対のマグネット51に挟まれるように、軸部32の内部に設けられた素子収容室24に収容されている。各リード線72は、磁電変換素子71から延出されており、各ターミナル35a〜35cに接続されている。ホールIC70は、電圧を印加された状態でマグネット51から磁界の作用を磁電変換素子71に受けることにより、当該ホールIC70を通過する磁束mfの密度に応じた(例えば比例した)電圧を発生させる。ホールIC70に発生した電圧は、各リード線72及び各ターミナル35a〜35c等を介し、検出結果を示す信号として外部の機器に計測される。
以上、図1に示す液面検出装置100では、燃料の液面91に追従して上下移動するフロート60の往復動作は、マグネットホルダ50に保持されたフロートアーム65によって回転運動に変換され、これら一体要素50、65に伝達される。故に、マグネットホルダ50は、燃料タンク90に貯留される燃料の液面91に追従し、ハウジング20に対して相対回転する。このマグネットホルダ50の相対回転により、ホールIC70に作用する磁界の磁束密度が変化することで、ホールIC70から出力される電圧は変化する。こうして液面検出装置100は、マグネットホルダ50の回転角度、ひいては燃料の液面91の高さの検出を実現している。
次に、マグネットホルダ50の磁気シールド部材80の詳細を、図2に基づいてさらに説明する。磁気シールド部材80は、一体に形成される本体板部84及び筒状板部86により、有底筒状に形成されている。そして、磁気シールド部材80は、筒状板部86を各マグネット51の外周面513と本体回転部53との間に内嵌され、例えば熱かしめ等により本体回転部53に固定されている。かかる固定により、磁気シールド部材80は、マグネットホルダ50と一体回転可能となっている。
なお、以下の説明では、軸部32の突出方向を軸方向ADとし、一対のマグネット51が対向する方向を対向方向FDとし、さらに後述する露出面82に沿って対向方向FDと実質的に直交する方向を幅方向WDとする。
本体板部84は、板状に形成されており、軸部32及び各マグネット51(図1参照)に対し、軸方向ADの外側に位置している。この本体板部84において、燃料タンク90(図1参照)内に露出する外表面が、露出面82である。また、一対のマグネット51間に挟まれる空間を軸方向ADの外側に向けて露出面82に投影した領域を、投影領域57とする。ここで、一対のマグネット51に挟まれる空間とは、一方のマグネット51の内周面511と他方のマグネット51の内周面511との輪郭同士を繋ぐ仮想平面55(図3参照)に囲まれる空間である。
このような投影領域57全体は、図4に示すように、磁気シールド部材80の本体板部84によって覆われている。ここで、投影領域57の対向方向FDにおける寸法を、投影領域の長さL0とし、投影領域57の幅方向WDにおける寸法を、投影領域57の幅W0とする。本体板部84は、当該本体板部84の対向方向FDにおける寸法L1がL0よりも大きく、かつ、本体板部84の幅方向WDにおける寸法W1がW0よりも大きく設計されている。さらにL1は、一方のマグネット51の外周面513から他方のマグネット51の外周面513までの寸法L2よりも大きく設計されている。なお、図4では、露出面82における投影領域57はハッチングを付して示されており、磁気シールド部材80に覆われる範囲は太線で囲むことにより示されている。
筒状板部86は、筒状かつ板状であり、本体板部84の外縁に沿って一体に、かつ、本体板部84と垂直に形成されている。また、筒状板部86は、前述のとおり各マグネット51の外周面513と本体回転部53との間に配置されている。
このような本体板部84及び筒状板部86の配置により、磁気シールド部材80は、軸方向ADの外側から一対のマグネット51を内包している。
本実施形態の磁気シールド部材80は、樹脂材料に鉄粉等の磁性粉を混合してなることにより、一対のマグネット51から発生する磁束mfの漏れを規制する。具体的には、一対のマグネット51は、一方のマグネット51から他方のマグネット51に向かう磁束mfを周囲に発生させる。この磁束mfは磁極となる内周面511や外周面513から発生し、仮に磁気シールド部材80が設けられていなければ軸方向ADの外側にも回り込み得る。ところが、樹脂材料に鉄粉等の磁性粉を混合してなる磁気シールド部材80が投影領域57全体を覆うように設けられることで、当該磁束mfの多くは、周辺と比較して透磁率の高い磁気シールド部材80中の経路を通過する。換言すれば、露出面82より軸方向AD外側に対する反対側のマグネットから発生する磁束mfの多くは、露出面82より軸方向AD外側に漏れることが規制される。ここで、一対のマグネット51から磁気シールド部材80を通過する磁束mfの密度は、磁気シールド部材80の飽和磁束密度を超えないように設計されている。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、液面91に追従して回転する回転体50に保持され、支持部を貫通する磁束を発生させる一対の磁石部51により磁電変換素子71を貫通する磁束の密度に応じた検出結果を出力するホールIC70が備えられている。これによれば、液面高さを磁電変換素子71により精度良く検出することができる。また、回転体50において、支持部32及び一対の磁石部51の突出方向に位置して容器内に露出する露出面82には、磁束の漏れを規制する磁気シールド部材80が一対の磁石部51間に挟まれる空間の軸方向AD外側への投影領域57の全体を覆うように設けられる。これによれば、露出面82に金属異物が付着して投影領域57上で繋がることにより、磁気回路を構成することを抑制することができる。以上により、磁電変換素子71の出力の精度を安定させることができる。
また、第1実施形態によると、各磁石部51から通過する磁束mfの密度が、飽和磁束密度を超えない磁気シールド部材80により、各磁石部51から露出面82側へ向かった磁束mfは磁気シールド部材80の外側に逃げ難い。したがって、磁束mfの漏れが発生することを抑制することができる。
また、第1実施形態によると、一対の磁石部51を内包する有底筒に形成される磁気シールド部材80により、各磁石部51から露出面82側へ向かった磁束mfは磁気シールド部材80の外側に逃げ難い。したがって、確実に露出面82に金属異物が付着して磁気回路を構成して磁電変換素子71の出力の精度を安定させることができる。
また、第1実施形態によると、樹脂に磁性粉を混合してなる磁気シールド部材80により、当該磁気シールド部材80は軽くなる。したがって、軽量、かつ、露出面82に金属異物が付着して磁気回路を構成して磁電変換素子71の出力の精度を安定させる液面検出装置100を提供することができる。
なお、第1実施形態において、ハウジング20が特許請求の範囲に記載の「固定体」に相当し、軸部32が特許請求の範囲に記載の「支持部」に相当し、マグネットホルダ50が特許請求の範囲に記載の「回転体」に相当する。また、マグネット51が特許請求の範囲に記載の「磁石部」に相当し、ホールIC70が特許請求の範囲に記載の「検出手段」に相当し、燃料タンク90が特許請求の範囲に記載の「容器」に相当する。
(第2実施形態)
図5、6に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
本実施形態の磁気シールド部材2080は、樹脂材料に鉄粉等の磁性粉を混合してなることにより板状に形成されており、軸方向ADの外側から、本体回転部53の開口52に嵌め込まれている。磁気シールド部材2080は、熱かしめ等により、本体回転部53に固定されている。磁気シールド部材2080は、軸部32及び各マグネット51(図1参照)に対し、軸方向ADの外側に位置している。この磁気シールド部材2080は、図6に示すように、第1実施形態と同様に、投影領域57全体を覆うように設けられている。ただし、磁気シールド部材2080は、対向方向FDにおける寸法L1がL2と実質等しく、かつ、幅方向における寸法W1がW0よりも大きく設計されている。
また、磁気シールド部材2080とは別に、筒状板部材2086が設けられている。筒状板部材2086は、例えば鉄板等の磁性体からなり、筒状かつ板状に形成されており、各マグネット51の外周面513と本体回転部53との間に配置されている。
露出面82における、磁気シールド部材2080の機能については、第1実施形態と同様である。したがって、以上説明した構成から第2実施形態によっても、第1実施形態に準じた作用効果の発揮が可能となる。
(第3実施形態)
図7、8に示すように、本発明の第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第3実施形態の液面検出装置300における磁電変換素子3071は、図7に示すように、平板状に形成され、一対のマグネットに挟まれるように、軸部の内部に設けられた素子収容室24に収容されている。磁電変換素子3071において軸方向AD外側では、半導体を主として形成され、磁束mfの密度を検出する検出部71aが形成されている。また、磁電変換素子3071において軸方向AD外側に対する反対側、すなわちリード線72との接続側では、検出結果を検出信号に変換するための集積回路71bが形成されている。集積回路71bに意図しない外部の磁界が作用すると、集積回路71bが磁化することで検出部に悪影響をもたらす可能性がある。
第3実施形態におけるマグネットホルダ3050は、全体を磁気シールド部材3080として形成される。具体的には、磁気シールド部材3080としてのマグネットホルダ3050は、樹脂材料に、鉄、パーマロイないしはアモルファス金属等の軟磁性材料の磁性粉を混合してなる。
マグネットホルダ3050は、本体板部84、外筒部3046、及び内筒部3048を一体的に有している。第1実施形態と同様に、本体板部84は、露出面82を形成している。
外筒部3046は、本体板部84から垂直に軸方向AD外側に対する反対側に向かって突出し、筒状に形成されている。外筒部3046は、回転軸の外周側に突出するフランジ3047を有している。フランジ3047は、磁気シールド部材3080の一部として飽和磁束密度を高めると共に、マグネットホルダ3050ががたついた場合にハウジング20と接触するようになっている。本体板部84と外筒部3046により、磁気シールド部材3080としてのマグネットホルダ3050は、一対のマグネット51を内包する有底筒状に形成されている。
また、軸方向AD外側に対する反対側に突出する外筒部3046は、磁電変換素子3071を内包している。換言すれば、磁電変換素子3071は、磁気シールド部材3080としてのマグネットホルダ3050の外筒部3046における軸方向AD外側に対する反対側の端面3045よりも、軸方向AD外側に配置されている。
内筒部3048は、本体板部84から垂直に軸方向AD外側に対する反対側に向かって突出し、筒状に形成され、軸部32を軸受している。各マグネット51は、内筒部3048と外筒部3046に挟まれて、マグネットホルダ3050に保持されている。ここで、図8に示すように、内筒部3048において各マグネット51の内周面511に対応する箇所には、マグネット51の内周面511と磁電変換素子3071の検出部71aとの間に磁束mfを通す開口3049が設けられている。
露出面82における、磁気シールド部材3080の機能については、第1実施形態と同様である。したがって、以上説明した構成から第3実施形態によっても、第1実施形態に準じた作用効果の発揮が可能となる。
また、第3実施形態によると、磁電変換素子3071は、一対のマグネット51を内包する有底筒状に形成される磁気シールド部材3080における軸方向AD外側に対する反対側の端面3045よりも、軸方向AD外側に配置されている。これによれば、各マグネット51から露出面82側へ向かった磁束mfは磁気シールド部材3080の外側に逃げ難くなると共に、外部の磁界による磁電変換素子3071への影響を抑制できる。したがって、磁電変換素子3071の出力の精度を安定させることができる。
また、第3実施形態によると、マグネットホルダ3050は、全体を磁気シールド部材3080として形成される。これによれば、製造容易に、磁気シールド部材3080の飽和磁束密度を高めることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、変形例1では、磁気シールド部材80、2080、3080は、鉄板等の磁性体からなるものであってもよい。また、第2実施形態における筒状板部材2086は、磁束の漏れを規制するものであれば、樹脂材料に鉄粉等の磁性粉を混合してなるものであってもよく、磁気シールド部材2080と同じ素材でも異なる素材でもよい。
変形例2では、マグネット51から磁気シールド部材80、2080、3080を通過する磁束mfの密度は、磁気シールド部材80、2080の飽和磁束密度を超えていてもよい。
変形例3では、図9に示すように、磁気シールド部材2080は、投影領域57全体を覆っていれば、L1がL0よりも大きく、かつ、L2よりも小さく設計されていてもよい。また、図7の例では、W1がW0よりも大きく設計されている。
変形例4では、図10に示すように、磁気シールド部材2080は、投影領域57全体を覆っていれば、L1がL0と実質等しく、かつ、W1がW0と実質等しく設計されていてもよい。
変形例5では、本発明は、車両に搭載される他の液体、例えばブレーキフルード、エンジン冷却水、エンジンオイル等の容器内の液面検出装置であってもよい。さらに、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機械が備える液体容器内に設けられる液面検出装置に、本発明は適用可能である。
変形例6では、磁気シールド部材80、2080、3080は、合成樹脂からなる基材の表面に金属めっきを施したものであってもよい。
変形例7では、磁気シールド部材80、2080、3080は、合成樹脂からなる基材の表面に、鉄、パーマロイないしはアモルファス金属等の軟磁性材料の磁性粉を混合した塗料を塗装したものであってもよい。
変形例8では、内筒部3048は、その厚さを外筒部3046よりも十分薄く形成することで、マグネット51の内周面511と磁電変換素子3071の検出部71aとの間に磁束を通すようにしてもよい。
100 液面検出装置、20 ハウジング(固定体)、32 軸部(支持部)、33 本体部、3045 端面、50、3050 マグネットホルダ(回転体)、51 マグネット(磁石部)、57 投影領域、70 ホールIC、71、3071 磁電変換素子、80、2080、3080 磁気シールド部材、82 露出面、90 燃料タンク(容器)、91 液面、AD 軸方向、mf 磁束

Claims (4)

  1. 容器(90)に貯留された液体の液面(91)高さを検出する液面検出装置であって、
    前記液面に追従して回転する回転体(50)と、
    前記容器に対し固定される本体部(33)、及び前記回転体の回転軸に沿った軸方向(AD)に前記本体部から突出し当該回転体を回転自在に支持する支持部(32)を有する固定体(20)と、
    前記支持部を挟む配置にて前記回転体に保持され、前記支持部を貫通する磁束(mf)を発生させる一対の磁石部(51)と、
    前記支持部の内部に配置される磁電変換素子(71)を有し、前記磁電変換素子を貫通する前記磁束の密度に応じた検出結果を出力する検出手段(70)と、を備え、
    前記回転体は、
    前記一対の磁石部間に挟まれる空間の前記軸方向外側への投影領域(57)全体を覆うことにより、前記磁束の漏れを規制する磁気シールド部材(2080)であって、前記支持部及び前記一対の磁石部の前記軸方向外側に位置して前記容器内に露出する露出面(82)を形成している前記磁気シールド部材と、
    前記磁気シールド部材とは別に、前記磁石部の外周面(513)に沿って配置され、前記磁束の漏れを規制する筒状の筒状部材(2086)と、を有することを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記各磁石部から前記磁気シールド部材を通過する前記磁束の密度は、前記磁気シールド部材の飽和磁束密度を超えないことを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記磁気シールド部材は、樹脂に磁性粉を混合してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の液面検出装置。
  4. 前記回転体に保持され、前記シールド部材よりも前記軸方向外側において前記シールド部材と接触して配置されたフロートアーム(65)をさらに備える請求項1から3のいずれか1項に記載の液面検出装置。
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