JP6365155B2 - 液面検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触式のホール素子を備え、例えば、車両用の燃料タンク内の液面位の検出に用いて好適な液面検出装置に関するものである。
従来の液面検出装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の液面検出装置は、車両用の燃料タンクに適用されており、非接触式のホール素子が用いられたものとなっている。具体的には、液面検出装置の本体部を成すボディに形成された軸部に、ホール素子(磁電変換素子)が内蔵されている。軸部には、マグネットホルダが回転可能に支持されている。マグネットホルダには、軸部、つまりホール素子を挟むように1対のマグネットが固定されている。更に、マグネットホルダには、アームが設けられて、このアームの先端部にフロートが接続されている。
特許文献1の液面検出装置においては、液面位の変化に応じてフロートが上下動し、これに伴い、マグネットホルダ、およびマグネットが回転する。そして、回転角度に応じて、ホール素子を通過するマグネットの磁束量が変化し、ホール素子に発生する電圧が変化する(ホール効果)ようになっている。よって、特許文献1の液面検出装置においては、ホール素子に発生する電圧の変化をもって液面位を検出するようになっている。
特開2008−39613号公報
ここで、車両が走行する路面においては種々の機器が設置されており、この機器によって路面から車両に向けて外部磁界が発生する場合がある。しかしながら、上記特許文献1では、このような路面からの外部磁界について、何ら考慮されたものにはなっていない。外部磁界の発生があると、ホール素子には、マグネットによる磁界に加えて外部磁界がかけられることになり、ホール素子によって本来検出されるべき検出結果にずれが発生して、ユーザには誤った検出結果を示してしまうおそれがある。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、路面からの外部磁界があっても、その影響を抑制可能とする、あるいはユーザに対して安全側となる液面の検出を可能とする液面検出装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
第1の発明では、容器(10)に貯留された液体の液面(12)の高さを検出する液面検出装置であって、
液面(12)に追従して回転する回転体(50)と、
容器(10)側に固定される本体部(31a)に設けられて、回転体(50)の回転を支持する軸部(31b)と、
軸部(31b)を挟むように回転体(50)に固定されて、軸部(31b)を貫通する磁束(mfM)を発生させる一対の磁石部(52)と、
一対の磁石部の外周側に配置され、一方の磁石部のN極と、他方の磁石部のS極との間で磁気経路を形成するヨーク(53)と、
軸部(31b)の内部に配置されて、回転体(50)の回転位置に伴う磁石部(52)からの磁束(mfM)に応じて、ホール効果による電圧を発生させるホール素子(71)とを備え、
ホール素子(71)の磁石部(52)からの磁束(mfM)が印加される印加面(71a)は、容器(10)の外部において発生する外部磁界の方向と平行となるように設定されていることを特徴としている。
この発明によれば、外部磁界は、ホール素子(71)の印加面(71a)に対して直交するようには作用しないものとなるので、ホール素子(71)は外部磁界を検出しないものとすることができる。よって、外部磁界による影響をなくすことができる。
また、第2の発明では、車両に搭載され、容器(10)に貯留された液体の液面(12)の高さを検出する液面検出装置であって、
液面(12)に追従して回転する回転体(50)と、
容器(10)側に固定される本体部(31a)に設けられて、回転体(50)の回転を支持する軸部(31b)と、
軸部(31b)を挟むように回転体(50)に固定されて、軸部(31b)を貫通する磁束(mfM)を発生させる一対の磁石部(52)と、
軸部(31b)の内部に配置されて、回転体(50)の回転位置に伴う磁石部(52)からの磁束(mfM)に応じて、ホール効果による電圧を発生させるホール素子(71)とを備え、
液面(12)は、ホール素子(71)の磁束(mfM)が印加される印加面(71a)に直交する直交成分(mfMv)の磁束量が多くなるほど、低く検出され、
液面(12)が最小側となるときに発生する磁石部(52)による磁束(mfM)に対して、印加面(71a)に直交する直交成分(mfMv)の方向は、路面から垂直方向に車両側に向かう外部磁界の方向と同一となるように設定されていることを特徴としている。
この発明によれば、液面(12)が最小側となるときに、印加面(71a)に対する磁石部(52)による磁束(mfM)の直交成分(mfMv)に、外部磁界の磁束(mfO)が加えられた形でホール素子(71)に作用する。よって、液面(71)の検出結果としては、より低い側となる液面位が検出されることになる。よって、外部磁界があってもユーザに対しては安全側となる液面の検出が可能となる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における液面検出装置を示す正面図である。 図1中のII−II部を示す断面図である。 第1実施形態におけるマグネットとホール素子との位置関係、および外部磁界を示す説明図(正面図)である。 磁束量とホールICの出力との関係を示すグラフである。 第1実施形態における磁石部の回転角度と液面位との関係を示すグラフである。 比較例におけるマグネットとホール素子との位置関係、および外部磁界を示す説明図(正面図)である。 比較例におけるマグネットとホール素子との位置関係、および外部磁界を示す説明図(側面図)である。 比較例における磁石部の回転角度と液面位との関係を示すグラフである。 第2実施形態におけるマグネットとホール素子との位置関係、および外部磁界を示す説明図(正面図)である。 第2実施形態における磁石部の回転角度と液面位との関係を示すグラフである。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の液面検出装置100について、図1〜図5を用いて説明する。液面検出装置100は、図1〜図3に示すように、車両用の燃料を貯留する燃料タンク10内に設置されている。燃料タンク10は、本発明の容器に対応する。液面検出装置100は、燃料タンク10内に設置される燃料ポンプモジュール11等に保持された状態にて、燃料タンク10に貯留されている燃料の液面12の高さ(液面位)を検出する装置となっている。液面検出装置100は、ハウジング20、マグネットホルダ50、フロート60、およびホールIC70等によって構成されている。
ハウジング20は、液面検出装置100の基部を形成するものであり、インナーケース21、およびアウターケース31を備えている。そして、ハウジング20には、3つのターミナル35a〜35cが設けられている。
インナーケース21は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等の樹脂材料によって形成されている。インナーケース21は、平板状に形成された平板状部21aと、この平板状部21aから円注状に突出する円柱状部21bとを有している。円柱状部21b内には、後述するホールIC70を収容する素子収容室21cが設けられている。
アウターケース31は、インナーケース21の外側を覆うよう形成されることで、インナーケース21を収容している。アウターケース31は、インナーケース21と同様に、PPS樹脂等の樹脂材料によって形成されている。アウターケース31には、燃料ポンプモジュール11を介して燃料タンク10に対し(容器側に)固定されるアウター本体部31aと、円柱状部21bを覆うようにしてアウター本体部31aから円筒状に突出する軸部31bとを備えている。アウター本体部31aは、本発明の本体部に対応する。
3つのターミナル35a〜35cは、りん青銅等の導電性材料によって、帯板状に形成されている。各ターミナル35a〜35cは、平板状部21aおよびアウター本体部31a内に配置されている。各ターミナル35a〜35cは、ホールIC70、および外部の機器(例えば、コンビネーションメータ)間において、ホールIC70における電圧等の検出信号の伝送に用いられる。
マグネットホルダ50は、本体部51、マグネット52、ヨーク53、およびホルダカバー54等を備えている。マグネットホルダ50は、本発明の回転体に対応する。
本体部51は、樹脂材料等により扁平な円筒状に形成されている。円筒状の軸方向の一方側は、壁部51aによって閉塞されており、また、円筒状の周面は、壁部51bとなっている。また、本体部の中心領域には、軸方向に開口された中心孔51cが形成されている。
本体部51は、軸方向の他方側(開口側)がハウジング20に対向するように配置されて、中心孔51cには、ハウジング20の軸部31bが挿通されている。つまり、マグネットホルダ50は、軸部31bに外嵌されることでハウジング20対して回転自在に支持されている。
マグネット52は、それぞれ円弧状に形成されて、N極とS極とを形成する一対の永久磁石となっており、本体部51の壁部51bの内側に収容されている。マグネット52は、例えば、フェライト磁石が用いられている。マグネット52は、本発明の磁石部に対応する。一対のマグネット52は、本体部51に形成された爪部によって保持されることで、軸部31bを挟んでN極とS極とが対向するように設けられている。以上により、一対のマグネット52は、N極側からS極側に向けて、素子収容室21cに収容されたホールIC70を通過する磁束mfM(図2)を発生させる。
ヨーク53は、例えば、鉄材によって形成された扁平な筒状の部材であり、壁部51bとマグネット52との間に介在されている。つまり、ヨーク53は、壁部51bの内周面に固定されており、更に、マグネット52がヨーク53の内周側に配置されている。ヨーク53は、一対のマグネット52のN極側からS極側に向けて発生される磁束mfMを、S極側からN極側に戻すための経路を形成するものとなっている。
ホルダカバー54は、長方形を基にして2つの短辺が外側に膨らむ円弧状となる長円形状を成して、本体部51における中心孔51cを覆うように、壁部51aの外側面に装着されるカバーとなっている。ホルダカバー54は、弾性を有する樹脂材料から形成されている。樹脂材料としては、例えば、ポリアセタール樹脂が使用されている。
フロート60は、例えば、発泡させたエボナイト等の燃料よりも比重の小さい材料により形成された浮き部材である。フロート60は、燃料の液面12に浮揚可能である。フロート60には、フロートアーム65が接続されている。フロートアーム65は、ステンレス鋼等の磁性材料によって丸棒状に形成されている。フロートアーム65の一端側は、フロート60に形成された貫通孔61に挿通されている。また、フロートアーム65の他端側は、マグネットホルダ50に支持されている。フロートアーム65の中間領域と他端側との間となる部位は、ホルダカバー54における外側面をよぎるように取り回しされている。よって、ホルダカバー54は、壁部51aと、フロートアーム65とに挟まれる形となっている。
マグネットホルダ50は、フロート60およびフロートアーム65によって、液面12に追従するように、マグネット52と一体でハウジング20に対して相対回転するようになっている。ここでは、液面位が最大側(FULL側)に変化する場合は、マグネットホルダ50は、図1の時計方向に回転される。よって、液面位が最大時(FULL時)において、一対のマグネット52は、図1に示すように、右上にN極が、左下にS極が位置するようになっている。また、逆に、液面位が最小側(EMPITY側)に変化する場合は、マグネットホルダ50は、図3の反時計方向に回転される。よって、液面位が最小時(EMPITY時)において、一対のマグネット52は、図3に示すように、左上にN極が、右下にS極が位置するようになっている。
以下の説明における理解を深めるために、マグネットホルダ50の回転角度θについて、以下のように定義しておく。即ち、図3に示すように、ホール素子71の鉛直下方位置を、回転角度θの0°の位置とする。また、0°の位置から反時計方向となる回転角度をプラス(+θ)、時計方向となる回転角度をマイナス(−θ)とする。また、本液面検出装置100における回転角度θの取り得る範囲は、±90°未満となる所定の範囲としており、この範囲を使用範囲(図5)とする。
ホールIC70は、ハウジング20に対するマグネットホルダ50の相対角度を検出する検出素子である。ホールIC70は、板状のIC基板内に設けられたホール素子71、およびホール素子71に設けられた3つのリード線72等によって構成されている。
ホール素子71は、平板状に形成され、一対のマグネット52に挟まれるように、軸部31bの内部に配置されている。具体的には、ホール素子71は、軸部31bの内側となる円柱状部21bに設けられた素子収容室21cに収容されている。図3に示すように、平板状のホール素子71の板面(両板面)は、マグネット52からの磁束mfMが印加される印加面71aとなっている。また、各リード線72は、ホール素子71から延出されており、各ターミナル35a〜35cに接続されている。
ホール素子71(ホールIC70)は、電圧を印加された状態でマグネット52による磁界の作用を受けることにより、ホール効果によって、一方の印加面71aから通過する磁束mfMの密度に応じた(つまり比例した)電圧を発生させるようになっている。ホール素子71が発生する電圧は、図3に示すように、マグネット52による実際の磁束mfMに対して、印加面71aに直交する成分の大きさに応じて変化する。以下、印加面71aに直交する磁束成分を作用磁束mfMvと定義する。ホール素子71に発生した電圧は、各リード線72および各ターミナル35a〜35c等を介し、検出結果を示す信号として出力されて、外部の機器に計測されるようになっている。
そして、本実施形態では、ホール素子71の印加面71aは、ハウジング20(アウター本体部31a)が燃料ポンプモジュール11に固定された状態(位置規定された状態)で、軸部31bに対して以下のように配置されている。即ち、印加面71aは、軸部31bの軸方向線と、上下方向(天地方向)線とを含む仮想面に対して、平行となるように、素子収容室21cに配置されている。換言すると、図1、図3に示すように、ホール素子71は、印加面71aが上下方向線に対して平行となるように配置されている。
上記のように構成される液面検出装置100においては、燃料の液面12に追従して上下移動するフロート60の往復動作は、マグネットホルダ50に保持されたフロートアーム65によって回転運動に変換され、これら一体要素50、65に伝達される。故に、マグネットホルダ50は、燃料タンク10に貯留される燃料の液面に追従し、ハウジング20に対して相対回転する。このマグネットホルダ50の相対回転により、ホール素子71に作用する作用磁束mfMvが変化することで、ホール素子71から出力される電圧Vは変化する。
一般に、図4に示すように、ホール素子71の出力電圧Vは、磁束量に比例する。本実施形態では、図5に示すように、マグネットホルダ50の回転角度θに対するホール素子71からの出力電圧Vは、sin波形出力となる。そして、回転角度θの使用範囲においては、回転角度θに対する出力電圧Vは、ほぼリニアな関係となる。
使用範囲における回転角度θの最大位置は、液面12の最小側に向けてフロート60が移動し、マグネットホルダ50が反時計方向に最大限、回転した場合の位置であり、E点(EMPITY点)となる。E点における出力電圧Vは、例えば表示部(燃料残量計)におけるE目盛り(EMPITY目盛り)を表示するものとなる。
また、使用範囲における回転角度θの最小位置は、液面12の最大側に向けてフロート60が移動し、マグネットホルダ50が時計方向に最大限、回転した場合の位置であり、F点(FULL点)となる。F点における出力電圧−Vは、例えば表示部(燃料残量計)におけるF目盛り(FULL目盛り)を表示するものとなる。
ここで、液面検出装置100には、燃料タンク10の外部において発生する外部磁界の影響を受ける場合がある。外部磁界は、例えば、車両が走行する走行路に設けられた各種機器、および磁界発生部品等から発生し得る。各種機器、および磁界発生部品としては、例えば、寒冷地等において道路内に埋設されるロードヒータ、電気自動車やハイブリッド自動車等のバッテリに非接触充電を行う際の充電器用のコイル、道路内に埋設される交通インフラ用の機器、および電車用の線路等がある。外部磁界の磁束mfOとしては、例えば、本実施形態では、図3に示すように、路面から垂直方向に液面検出装置100に向かうものを想定している。
本実施形態では、上記したように、ホール素子71の印加面71aが、上下方向線に対して平行となるようにしている。つまり、ホール素子71の印加面71aは、外部磁界の方向と平行となるようにしている。よって、外部磁界は、ホール素子71の印加面71aに対して直交するようには作用しないものとなるので、ホール素子71は外部磁界を検出しないものとすることができる。よって、外部磁界による影響をなくすことができる。
尚、比較例として、図6、図7に示すように、ホール素子71の印加面71aが外部磁界の方向に対して直交するような場合であると、ホール素子71に発生する作用磁束mfMvの方向と、外部磁界の方向とが同一線上に並ぶものとなってしまう。図6に示すように、両者の向きが逆向きであると、図8に示すように、ホール素子71から出力される出力電圧Vは、本来の出力電圧Vから外部磁界による電圧分が差し引かれたものとなる。
つまり、本来、回転角度θがE点にあって、E目盛りを表示すべきところを、「まだ多少燃料がある」というように、液面12位置が実際よりも高い側にずれた表示となってしまう。よって、ユーザに対しては、燃料の補給のための表示が遅れることとなり、ガス欠を招いてしまうおそれがある。本実施形態では、このような事態の発生を防止できる。
(第2実施形態)
第2実施形態の液面検出装置100Aを図9に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、ホール素子71の印加面71aの方向を変更し、且つ、液面12が最小側となる場合のホール素子71に対するマグネット52による作用磁束mfMvの方向を、外部磁界の磁束mfOの方向と同一になるようにしたものである。
具体的には、軸部31bに対して、ホール素子71の印加面71aは、水平方向を向くように配置されている。また、回転角度θの0°の位置をホール素子71の水平方向の左側位置として、液面12が最小側となるときに、図9に示すように、マグネット52のN極が左下となり、またS極が右上となるようにしている。よって、液面12が最小側に向けてマグネットホルダ50が回転すると、マグネット52による磁束mfMは、ホール素子71を挟んで、外部磁界の発生側の領域から反対側の領域に向かうようになっている。つまり、ここでは、磁束mfMは、右上を向くものとなる。よって、磁束mfMに対して、印加面71aに直交する直交成分、つまり、ホール素子71に対する実際の作用磁束mfMvは、上側を向くものとなっている。よって、作用磁束mfMvの方向は、外部磁界の磁束mfOの方向と同一となっている。
尚、フロートアーム65の位置は、上記回転角度θの0°の位置を基に、液面12の最大位置、最小位置が得られるように設定されている。
本実施形態においては、作用磁束mfMvの方向が、外部磁界の磁束mfOの方向と同一となるようにしているので、作用磁束mfMvに外部磁界の磁束mfOが加えられた形でホール素子71に作用する。よって、図10に示すように、作動電圧Vは、外部磁界がない場合(図10中の実線)に対して、出力電圧Vが増加する形(図10中の破線)となる。本実施形態では、本来、回転角度θがE点にあって、E目盛りを表示すべきところを、液面12位置が実際よりも低い側にずれた表示となる。よって、ユーザに対しては、燃料の補給のための表示を早めることができ、ガス欠に至る事態を避けることが可能となる。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、ハウジング20(アウター本体部31a)が燃料ポンプモジュール11に固定された状態(位置規制された状態)で、ホール素子71の印加面71aの方向を軸部31bに対して相対的に設定することで、印加面71aが外部磁界の方向と平行になるようにした。しかしながら、ホール素子71が軸部31bに対して、所定の方向で設定されたものについて、ハウジング20(アウター本体部31a)の向きを調整して、燃料ポンプモジュール11に固定することで、印加面71aが外部磁界の方向と平行になるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、外部磁界は、例えば、路面から垂直方向に液面検出装置100、100Aに向かうものを想定した。これに対して、水平方向に向かう外部磁界が想定される場合であれば、上記各実施形態におけるホール素子71、およびマグネット52の相対的な位置関係(構造)を90度、回転させたものを設定することで対応が可能となる。
また、上記各実施形態では、本発明の液面検出装置を車両用の燃料タンク10内の燃料の液面12を検出するものに適用したが、これに限定されることなく、エンジンオイル、ブレーキオイル、あるいはトルクコンバータ用のATF等液面を検出するものに適用してもよい。
10 燃料タンク(容器)
12 液面
31a アウター本体部(本体部)
31b 軸部
50 マグネットホルダ(回転体)
52 マグネット(磁石部)
71 ホール素子
100、100A 液面検出装置

Claims (5)

  1. 容器(10)に貯留された液体の液面(12)の高さを検出する液面検出装置であって、
    前記液面(12)に追従して回転する回転体(50)と、
    前記容器(10)側に固定される本体部(31a)に設けられて、前記回転体(50)の回転を支持する軸部(31b)と、
    前記軸部(31b)を挟むように前記回転体(50)に固定されて、前記軸部(31b)を貫通する磁束(mfM)を発生させる一対の磁石部(52)と、
    一対の前記磁石部の外周側に配置され、一方の前記磁石部のN極と、他方の前記磁石部のS極との間で磁気経路を形成するヨーク(53)と、
    前記軸部(31b)の内部に配置されて、前記回転体(50)の回転位置に伴う前記磁石部(52)からの前記磁束(mfM)に応じて、ホール効果による電圧を発生させるホール素子(71)とを備え、
    前記ホール素子(71)の前記磁石部(52)からの前記磁束(mfM)が印加される印加面(71a)は、前記容器(10)の外部において発生する外部磁界の方向と平行となるように設定されていることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記軸部(31b)に対する前記ホール素子(71)の方向が相対的に設定されることで、前記印加面(71a)が前記外部磁界(mfO)の方向と平行となっていることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記容器(10)に対する前記本体部(31a)の方向が相対的に設定されることで、前記印加面(71a)が前記外部磁界(mfO)の方向と平行となっていることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  4. 車両に搭載され、容器(10)に貯留された液体の液面(12)の高さを検出する液面検出装置であって、
    前記液面(12)に追従して回転する回転体(50)と、
    前記容器(10)側に固定される本体部(31a)に設けられて、前記回転体(50)の回転を支持する軸部(31b)と、
    前記軸部(31b)を挟むように前記回転体(50)に固定されて、前記軸部(31b)を貫通する磁束(mfM)を発生させる一対の磁石部(52)と、
    前記軸部(31b)の内部に配置されて、前記回転体(50)の回転位置に伴う前記磁石部(52)からの前記磁束(mfM)に応じて、ホール効果による電圧を発生させるホール素子(71)とを備え、
    前記液面(12)は、前記ホール素子(71)の前記磁束(mfM)が印加される印加面(71a)に直交する直交成分(mfMv)の磁束量が多くなるほど、低く検出され、
    前記液面(12)が最小側となるときに発生する前記磁石部(52)による前記磁束(mfM)に対して、前記印加面(71a)に直交する直交成分(mfMv)の方向は、路面から垂直方向に前記車両側に向かう外部磁界の方向と同一となるように設定されていることを特徴とする液面検出装置。
  5. 記外部磁界は、前記車両が走行する走行路に設けられた機器から発生される磁界であることを特徴とする請求項4に記載の液面検出装置。
JP2014185336A 2014-09-11 2014-09-11 液面検出装置 Expired - Fee Related JP6365155B2 (ja)

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