JP2013190373A - 液面検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 樹脂成形のヒケによるストッパ部の変形を防止し、かつストッパ部の強度の低下を抑制した液面検出装置を提供する
【解決手段】 液体の液面に浮かぶフロート2を備えたアーム3と、このアーム3を保持するホルダ4と、ホルダ4を回転可能に保持する本体部7と、を備えた液面検出装置1において、アーム3と接触しアーム3の回動範囲を規制するストッパ面7b8を備えたストッパ部7b9を本体部7に一体に設け、ストッパ部7b9のストッパ面7b8とは反対側の面にアーム3の回動方向に延びる補強部7b10を設けたものである。
【選択図】 図3
【解決手段】 液体の液面に浮かぶフロート2を備えたアーム3と、このアーム3を保持するホルダ4と、ホルダ4を回転可能に保持する本体部7と、を備えた液面検出装置1において、アーム3と接触しアーム3の回動範囲を規制するストッパ面7b8を備えたストッパ部7b9を本体部7に一体に設け、ストッパ部7b9のストッパ面7b8とは反対側の面にアーム3の回動方向に延びる補強部7b10を設けたものである。
【選択図】 図3
Description
本発明は、燃料タンク内の燃料などの液体の液面を検出する液面検出装置に関するものである。
従来の液面検出装置は、例えば、特許文献1に開示されるものがある。この液面検出装置の装置ボデーには、アームが延びる側縁の上下位置にストッパ部が形成してあり、このストッパ部は、装置ボデーから立ち上がった後、ボデー面に平行に屈曲する頭部を有し、このストッパには、回動してきたアームの側面が当接してそれ以上の回動が規制されるストッパ面が形成されている。なお、頭部は、アームがストッパ部を乗り越えるのを防止するものである。
しかしながら、このような液面検出装置は、装置ボデーにストッパ部を構成する場合、前記ストッパ部を前記装置ボデーと一体に構成するものであるが、前記ストッパ部が肉厚であるため、成形時のヒケが発生しやすいといった問題点を有している。
この問題点を解決するために、肉厚な前記ストッパ部に肉抜き部を形成し、成形時のヒケによる変形を防止するものであるが、前記肉抜き部によって前記ストッパ部の強度が低下するため、前記ストッパ部、特に、前記アームとの接触箇所が、過度な荷重や振動によって、破損や変形等が発生するおそれがあった。
そこで、本発明は、前記問題点に着目し、樹脂成形のヒケによるストッパ部の変形を防止し、かつストッパ部の強度の低下を抑制した液面検出装置を提供することを目的とする。
本発明の液面検出装置は、液体の液面に浮かぶフロートを備えたアームと、このアームを保持するホルダと、前記ホルダを回転可能に保持する本体部と、を備えた液面検出装置において、前記アームと接触し前記アームの回動を規制するストッパ面を備えたストッパ部を前記本体部に一体に設け、前記ストッパ部の前記ストッパ面とは反対側の面に前記アームの回動方向に延びる補強部を設けたものである。
また、前記ストッパ部の前記ストッパ面とは反対側に補強壁部を設け、前記補強部が前記ストッパ部と前記補強壁部とを連結したものである。
また、前記補強部を前記ストッパ部に設ける位置を前記アームが前記ストッパ面に当接する位置としたものである。
以上の構成によって、本発明は、所期の目的を達成することができ、樹脂成形のヒケによるストッパ部の変形を防止し、かつストッパ部の強度の低下を抑制した液面検出装置を提供することができる。
以下、添付図面を用いて本発明の第1実施形態を説明する。
本発明の液面検出装置1は、ガソリンなどの液体燃料を貯留する図示しない燃料タンク内に設定されるものである。
液面検出装置1は、フロート2を一端に備えたアーム3と、ホルダ4と、マグネット5と、磁気検出素子6と、本体部7と、カバー8とを備えたものである。なお、10は、ターミナルであり、11は、配線である。
フロート2は、液体燃料などの液体の液面に浮き、前記液面の変位に追従作動するものであり、本実施形態において、ステンレスなどの腐食しにくい金属から形成されている。なお、フロート2の材質は本実施形態に限定されるものではなく、合成樹脂などで形成してもよい。
アーム3は、非磁性体の金属で形成されており、その長手方向に対して垂直方向の断面形状が、ほぼ円形の棒状体であり、一端でフロート2を保持し、他端でホルダ4に取り付けられており、フロート2の液面の変位による上下動が、回動可能に支持されたホルダ4によって回転運動するものである。
ホルダ4は、合成樹脂からなり、本体部7とカバー8とで回動可能に保持されている。また、ホルダ4は、アーム3とマグネット5を保持している。ホルダ4とマグネット5の回転軸Lは、同一である。
ホルダ4は、円筒部4aを備えており、この円筒部4aの内側にマグネット5を備えている。
また、ホルダ4の円筒部4aの一端側(図2中上側)の中央部には、円柱部4bが設けられており、この円柱部4bに本体部7の後述する支軸部で回動可能に支持される凹部からなる軸受4b1を備えており、ホルダ4は、本体部7に回動可能に支持されている。
また、ホルダ4は、円筒部4aの他端側に外周方向に延長形成した円盤状の鍔部4cを備えている。この鍔部4cには、第一取付部4dと第二取付部4eとを備えている。第一取付部4dと第二取付部4eとは、ホルダ4のマグネット5の外側に設けられている。
第一取付部4dは、アーム3のフロート2側をホルダ4に固定するものであり、本実施形態では、第一取付部4dは、2つ設けられており、どちらか一方を選択してアーム3を固定するものである。その断面形状は、アーム3の断面形状に合致したCの字形状で、一部に切り欠きを備えており、前記切り欠きからアーム3を挿入し固定するものである。
第二取付部4eは、本実施形態では、ほぼ直角に折り曲げたアーム3のフロート2を設けた側とは反対側を固定するであり、第二取付部4eは、図示していないが貫通した孔であり、この孔にアーム3を挿入し固定するものである。
ホルダ4に固定したアーム3の長手方向は、ホルダ4の回転軸L方向に対して、垂直方向である。特に、ホルダ4の第一、第二取付部4d、4eに固定したアーム3の部分は、マグネット5の回転軸L方向に対して、垂直方向である。
なお、4fは、シールドケースであり、磁気検出素子6を外部磁界から保護するものであり、例えば、鉄ニッケル合金製で、円筒部4f1とフランジ部4f2とを備えている。フランジ部4f2は、円筒部4f1の内部に突出し、ホルダ4の円柱部4bが貫通する孔を備えており、ホルダ4の円筒部4aを覆うように設けられている。
ホルダ4の図2中上側に、カバー8が配設され、係合孔8bを有する係合片8aを本体部7に係止することによって、カバー8が固定されている。
マグネット5は、円筒形状で、2極着磁されたものであり、ホルダ4の成形と同時にインサート成形などの手段によってホルダ4と一体に形成されている。マグネット5は、本体部7の後述する配設部の外周に対向するように配置され、磁気検出素子6を囲むように配設されている。マグネット5は、アーム3の上下動に伴って回動する。
磁気検出素子6は、例えば、ホール素子などの磁気検出素子からなり、ホルダ4の回転中心部に位置し、マグネット5の磁束と交差するように本体部7に固定されている。マグネット5の回転する変位に伴う磁気の変化を検出し検出信号である電気信号を出力する。なお、磁気検出素子6は、例えばMR素子などの磁気検出素子を用いてもよい。磁気検出素子6のリード6aは、ターミナル10と配線11と電気的に接続されている。
本体部7は、第一本体部7aと第二本体部7bとから構成されている。第一本体部7aと第二本体部7bとは、ともに合成樹脂、例えば、ポリアセタール(POM)などの合成樹脂からなる。
第一本体部7aは、磁気検出素子6を収納保持する配設部7a1と、ターミナル10の一部を露出するように内蔵する胴部7a2とを備えている。
配設部7a1は、カップ形状で、このカップ形状の内部に磁気検出素子6を収納する。また、配設部7a1は、その外形が円柱形状であり、その上端には、ホルダ4を回動可能に支持する支軸部7a3を備えている。
第一本体部7aの胴部7a2は、平板形状であり、ターミナル10をインサート成形にて、その内部に内蔵している。
第二本体部7bは、第一本体部7aの一部と、磁気検出素子6と、ターミナル10と、配線11の一部をインサート成形によって覆っている。
第二本体部7bは、ホルダ4の周囲に第1、第2突出壁7b1、7b2を備えている。第1、第2突出壁7b1、7b2ともに、図2、5で示すように、ホルダ4の回転軸方向の図2、5中の上向きに突出している。また、第1、第2突出壁7b1、7b2は、ホルダ4の回転軸を中心とした円弧形状であり、第1突出壁7b1に対して第2突出壁7b2の円弧の長さは、長い。
第1、第2突出壁7b1、7b2は、係止爪7b3を備えている。係止爪7b3は、第1突出壁7b1には一つ、第2突出壁7b2には二つ設けられている。この係止爪7b3をカバー8の係合孔8bに係止することによって、カバー8を本体部7に固定する。なお、第1、第2突出壁7b1、7b2の係止爪7b3を設けた部分は、突出壁7b1、7b2の厚みを厚くしたことにより、突出壁7b1、7b2の強度を向上させている。
また、ホルダ4の回転軸方向を上下方向とし、各係止爪7b3の左右には、係止爪7b3に係止した係合片8aを保護する保護壁7b4、7b5、7b6が設けられている。この保護壁7b4〜7b6は、第1、第2突出壁7b1、7b2の外側に突出し、第1、第2突出壁7b1、7b2に沿ってホルダ4の回転軸方向に延びている。液面検出装置1の周辺部分に位置する第1突出壁7b1に設けた保護壁7b4は、第1突出壁7b1より、図5中上側に突出している。第2突出壁7b2に設けた保護壁7b5は、アーム3と接触し、アーム3の回動範囲を規制するストッパ面7b51を備えたストッパ部を兼用している。
第1突出壁7b1に設けた係止爪7b3の下側には、下側保護壁7b7が設けられている。この下側保護壁7b7も、係止爪7b3に係止した係合片8aを保護するものであり、係合片8aが係止爪7b3から外れないように設けたものである。
また、第1突出壁7b1の係止爪7b3を中心とし、ホルダ4の回転軸方向を上下方向とした保護壁7b4の左右には、アーム3と接触し、アーム3の回動範囲を規制するストッパ面7b8を備えたストッパ部7b9を第2本体部7bに一体に設けてある。このストッパ部7b9は、第1突出壁7b1の外側に突出し、第1突出壁7b1に沿ってホルダ4の回転軸方向に延びている。
このストッパ部7b9とストッパ部を兼用する保護壁7b5により、アーム3の回動範囲Rが、規定される。なお、本実施形態の液面検出装置1は、図3中、上側と下側にそれぞれアーム3の回動範囲を備えており、液面検出装置1を燃料タンクに取り付ける位置などの諸条件によって、上側か下側のどちらかを選択する。なお、本実施形態では、下側の回動範囲Rを選択している。
ストッパ部7b9のストッパ面7b8とは反対側の面にアーム3の回動方向に延びている補強部7b10が、設けられている。補強部7b10は、平板形状である。本実施形態では、補強部7b10は、ストッパ部7b9と保護壁7b4と連結するものである。保護壁7b4は、本発明の補強壁部であり、ストッパ部7b9のストッパ面7b8とは反対側に設けたものである。
図3で示すように、液面検出装置1を側面から見た場合、ストッパ部7b9、補強壁部である保護壁7b4、補強部7b10の形状は、アルファベットのHの字形状である。そして、ストッパ部7b9、補強壁部である保護壁7b4、補強部7b10で、3面を構成する凹み7b11が形成される。以上のように構成したことにより、ストッパ部7b9、補強壁部である保護壁7b4、補強部7b10の厚みを抑えることができ、樹脂成形によるヒケの発生を抑制することができる。
補強部7b10をストッパ部7b9に設けた位置は、アーム3がストッパ面7b8に当接する位置、すなわち、ストッパ部7b9のストッパ面7b8のアーム3が当接した位置の反対側の面である。本実施形態では、断面形状が円形のアーム3とストッパ面7b8との当接する箇所は、補強部7b10の厚み(回転軸方向)内である。
また、第二本体部7bは、液面検出装置1を図示しない取付片や燃料ポンプなどに固定するために、固定爪7b13を備えた弾性片7b12を3つ備えている。
ターミナル10は、金属製で、平らで細長い形状である。
配線11は、本実施形態では、リード線であり、銅などの導電性の良好な導体11aと、この導体11aを覆う絶縁被膜11bとで構成されている。配線11の導体11aが、ターミナル10と電気的に接続されている。
以上のように構成したことによって、樹脂成形のヒケによるストッパ部7b9の変形を防止し、かつストッパ部7b9の強度の低下を抑制した液面検出装置1を提供することができる。
なお、本実施形態では、補強部7b10が、ストッパ部7b9と補強壁部7b4とを連結したものであったが、補強壁部7b4ではなく、第1突出壁7b1の外周面と連結するものであってもよい。
また、本実施形態では、液面検出装置1の検出に磁気を利用したものであったが、例えば、検出に電気を利用したものであっても良い。
本発明は、燃料タンク内の各種液体の液面を検出する液面検出装置に利用可能である。
1 液面検出装置
2 フロート
3 アーム
4 ホルダ
7 本体部
7b4 保護壁(補強壁部)
7b8 ストッパ面
7b9 ストッパ部
7b10 補強部
7b11 凹み
2 フロート
3 アーム
4 ホルダ
7 本体部
7b4 保護壁(補強壁部)
7b8 ストッパ面
7b9 ストッパ部
7b10 補強部
7b11 凹み
Claims (3)
- 液体の液面に浮かぶフロートを備えたアームと、このアームを保持するホルダと、前記ホルダを回転可能に保持する本体部と、を備えた液面検出装置において、前記アームと接触し前記アームの回動範囲を規制するストッパ面を備えたストッパ部を前記本体部に一体に設け、前記ストッパ部の前記ストッパ面とは反対側の面に前記アームの回動方向に延びる補強部を設けたことを特徴とする液面検出装置。
- 前記ストッパ部の前記ストッパ面とは反対側に補強壁部を設け、前記補強部が前記ストッパ部と前記補強壁部とを連結したことを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
- 前記補強部を前記ストッパ部に設ける位置を前記アームが前記ストッパ面に当接する位置としたことを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012058250A JP2013190373A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 液面検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012058250A JP2013190373A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 液面検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013190373A true JP2013190373A (ja) | 2013-09-26 |
Family
ID=49390771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012058250A Pending JP2013190373A (ja) | 2012-03-15 | 2012-03-15 | 液面検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013190373A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015099129A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 日本精機株式会社 | 液面検出装置 |
US10317268B2 (en) | 2014-12-04 | 2019-06-11 | Denso Corporation | Liquid level detection device |
-
2012
- 2012-03-15 JP JP2012058250A patent/JP2013190373A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015099129A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | 日本精機株式会社 | 液面検出装置 |
US10317268B2 (en) | 2014-12-04 | 2019-06-11 | Denso Corporation | Liquid level detection device |
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