JP2011133279A - 液面検出装置 - Google Patents
液面検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011133279A JP2011133279A JP2009291544A JP2009291544A JP2011133279A JP 2011133279 A JP2011133279 A JP 2011133279A JP 2009291544 A JP2009291544 A JP 2009291544A JP 2009291544 A JP2009291544 A JP 2009291544A JP 2011133279 A JP2011133279 A JP 2011133279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid level
- magnet
- shield case
- case body
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Level Indicators Using A Float (AREA)
Abstract
【課題】 リードやターミナルなどの配線部材の変形や、前記リードと前記ターミナルなどの配線部材の分断を防止することが可能な液面検出装置を提供する。
【解決手段】 液面の変位に追従作動するフロート2を備えたフロートアーム3と、フロートアーム3の作動に伴って回動する筒状のマグネット5と、マグネット5の磁気変化を検出する検出素子6と、を備えた液面検出装置1において、マグネット5と検出素子6を覆うシールドケース10と、シールドケース10を覆うように設けたケース体8,9と、を備え、シールドケース10は、底部10aと、この底部10aの周囲に設けられた壁部10bとを有し、壁部10bの底部10a側とは反対側の端部の外側に平滑部10eを設けたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 液面の変位に追従作動するフロート2を備えたフロートアーム3と、フロートアーム3の作動に伴って回動する筒状のマグネット5と、マグネット5の磁気変化を検出する検出素子6と、を備えた液面検出装置1において、マグネット5と検出素子6を覆うシールドケース10と、シールドケース10を覆うように設けたケース体8,9と、を備え、シールドケース10は、底部10aと、この底部10aの周囲に設けられた壁部10bとを有し、壁部10bの底部10a側とは反対側の端部の外側に平滑部10eを設けたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、タンク内の各種燃料などの液体の液面を検出する液面検出装置に関するものである。
従来の液面検出装置は、液面に応じて上下に追従作動するフロートを一端に備えたフロートアームと、前記フロートアームの作動に伴って回動するマグネットと、前記フロートアームの他端を回動可能に支持するハウジングと、このハウジング内に設けられるとともに前記マグネットの磁気の変化を検出する磁電変換素子などの検出素子と、前記検出素子を保持する回路基板と、前記回路基板を保護する充填剤と、前記回路基板や前記マグネットを取り囲むように設けた磁気シールド部材と、前記磁気シールド部材と前記ハウジングとで形成され前記検出素子や前記回路基板を収納する空間内に前記燃料などの浸入を防止するOリングなどの密閉材とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
従来の液面検出装置は、前記磁気シールド部材が露出しており、前記液面検出装置の製造時や組み付け時に、前記液面検出装置を他の部品に接触させて前記磁気シード部材が変形し、前記磁気シールド部材の変形によって磁気回路に支障を来す虞があった。また、前記燃料に導電性を有する場合、前記磁気シールド部材に腐食に耐えうる高価な材料を採用しなければならず、コストの上昇を招いていた。
そこで、前記磁気シールド部材を埋設するように、前記磁気シールド部材をインサート成形によって、合成樹脂で覆って、前記磁気シールド部材を保護する構造を本願発明者が提案し試作品を作成したところ、前記磁気シールド部材を覆うべき合成樹脂が、前記磁気シールド部材を覆うことができないショートショット現象が、発生することが確認された。本願発明者が、前記ショートショット現象が発生する原因を検討したところ、前記磁気シールド部材の開口部に設けた折返し部分によって、前記合成樹脂の流動性を妨げて、前記ショートショット現象が生じることが解明された。そこで、本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、ショートショット現象の発生を抑え、磁気シールド部材を良好に樹脂で覆うことが可能な液面検出装置を提供するものである。
本発明では、液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記フロートアームの作動に伴って回動する筒状のマグネットと、前記マグネットの筒内に位置し前記マグネットの磁気変化を検出する検出素子と、を備えた液面検出装置において、前記マグネットと前記検出素子を覆うシールドケースと、前記シールドケースを覆うように設けたケース体と、を備え、前記シールドケースは、底部と、この底部の周囲に設けられた壁部とを有し、前記壁部の前記底部側とは反対側の端部の外側に平滑部を設けたものである。
また、前記シールドケースの前記底部に貫通孔を設けたものである。
また、前記壁部の前記底部側とは反対側の端部の外側の一部に鍔部を設けたものである。
本発明の液面検出装置は、ショートショット現象の発生を抑え、磁気シールド部材を良好に樹脂で覆うことが可能な液面検出装置を提供することができる。
以下、添付図面を用いて本発明の第1実施形態を説明する。
本発明の液面検出装置1は、フロート2と、フロートアーム3と、アームホルダ4と、マグネット5と、検出素子6と、ホルダ部材7と、第1ケース体8と、第2ケース体9と、シールドケース10とを備えたものである。なお、11は、電気接続部材であり、12は、フレームカバーである。
フロート2は、液体燃料などの液体の液面に浮き、前記液面の変位に追従作動するものであり、本実施形態において、ステンレスなどの腐食しにくい金属から形成されている。なお、フロート2の材質は本実施形態に限定されるものではなく、合成樹脂などで形成してもよい。
フロートアーム3は、非磁性体の金属で形成されており、一端でフロート2を保持し、他端でアームホルダ4に取り付けられている。
アームホルダ4は、合成樹脂からなり、フロートアーム3とマグネット5を保持している。
アームホルダ4は、円筒部4aを備えており、この円筒部4aの内側にマグネット5を備えている。また、アームホルダ4は、アーム保持部4cによってフロートアーム3を保持している。
また、アームホルダ4の中央部には、円柱部4bが設けられており、この円柱部4bに第2ケース体9の後述する支軸部を回動可能に支持する凹部からなる軸受け4dを備えており、アームホルダ4は、第2ケース体9に回動可能に支持されている。
また、アームホルダ4の図1中左側には、フレームカバー12が配設され、第2ケース体9に固定されている。このフレームカバー12は、アームホルダ4を抜け止め状態にて保持するとともに、アームホルダ4の円柱部4bを軸支する軸受けの機能を果たしている。
マグネット5は、筒状で、2極着磁されたものであり、アームホルダ4の成形と同時にインサート成形などの手段によって一体に形成されている。マグネット5は、第2ケース体9の後述する円柱部の外周に対向するように配置され、検出素子6を囲むように配設されている。マグネット5は、フロートアーム3の作動に伴って回動する。
検出素子6は、例えば、ホール素子などの磁電変換素子からなり、マグネット5の筒内に位置するように配設されており、マグネット5の回動に伴う磁気の変化を検出し検出信号を出力する。また、検出素子6は、例えばMR素子などの検出素子を用いてもよい。検出素子6は、ホルダ部材7に配設され、リード6aは、電気接続部材11と電気的に接続されている。リード6aと電気接続部材11とは、溶接によって接続されている。
ホルダ部材7は、合成樹脂、たとえば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のような合成樹脂からなる。ホルダ部材7は、検出素子6を保持する第1配設部7aと、電気接続部材11を保持する第2配設部7bと、電子部品13を保持する第3配設部7cを備えている。
第1配設部7aは、カップ形状で、このカップ形状の内部に検出素子6を収納する。第2配設部7bは、電気接続部材11を両側から挟むピンあるいは壁部からなり、電気接続部材11を保持するものである。第3配設部7cは、カップ形状で、このカップ形状の内部に電子部品13を収納する。
電子部品13は、例えば、コンデンサやダイオードなどで、検出素子6の入出力のノイズ低減を図るものである。電子部品13は、リード13aを備えており、検出素子6のリード6aと電気的に接続されている。リード13aとリード6aとは、溶接によって接続されている。
本実施形態では、ケース体8,9は、第1ケース体8と第2ケース体9とで構成されている。
第1ケース体8は、低圧で成形可能な合成樹脂、たとえば、ポリエステル系の合成樹脂からなり、検出素子6と、ホルダ部材7と、電気接続部材11の一部及び電子部品13を覆っている。検出素子6と、ホルダ部材7と、電気接続部材11の一部及び電子部品13は、第1ケース体8をインサート成形によって形成したことによって覆われている。
第2ケース体9は、合成樹脂、たとえば、PBTやポリアセタール(POM)などの合成樹脂からなり、第1ケース体8とシールドケース10を覆っている。
第2ケース体9は、円柱部9aを備えている。この円柱部9aは、アームホルダ4を回動可能に支持する支軸部9a1を備えている。
第1ケース体8と、第2ケース体9の熱膨張係数は、近似であり、温度変化による剥離などを防止している。
シールドケース10は、マグネット5と検出素子6を外部磁界の影響から保護するもので、マグネット5と検出素子6を覆っており、例えば、鉄ニッケル合金製で、底部10aと、この底部10aの周囲に設けられた壁部10bとを備えたカップ形状である。壁部10bは、円筒形状であり、壁部10bの一部には、第1ケース体8をシールドケース10の外へ引き出すための切り欠き部10cを備えている。シールドケース10は、壁部10bと底部10aで形成される凹部内に、第1ケース体8を収納した状態で、第2ケース体9で覆われるものである。
シールドケース10は、壁部10bの底部10a側とは反対側の端部の外側に鍔部10dを複数備えている。鍔部10dは、壁部10bの中心から外側方向へ突き出ている。鍔部10dは、シールドケース10をプレス加工によって形成する時に、押さえとして、使用するものである。
各鍔部10dの間には、所定の間隔を備えており、各鍔部10dの間には、鍔部10dを設けていない平滑部10eとなっている。平滑部10eは、シールドケース10の壁部10bの開口部(壁部10bの底部10a側とは反対側の端部)が、第2ケース体9を構成する樹脂の流動を損なわないものであり、本実施形態では、平滑部10eは、円筒形の壁部10bの面と同一面を形成するものである。
なお、本実施形態では、鍔部10dを備えていたが、本実施形態に限定されるものではなく、壁部10bの底部10a側とは反対側の端部の外側を全て平滑部10eとしてもよい。この壁部10bの端部の外側を全て平滑部10eとするには、外側に突出した鍔部10dを壁部10bの面と同一の面を形成するように折り曲げればよい。
本実施形態のように、平滑部10eを設けたことによって、第2ケース体9を成型する時に、樹脂の流動を阻害することなく、シールドケース10を覆うことができないショートショット現象の発生を抑制することができる。
シールドケース10は、検出素子6を内蔵した第1ケース体8の部位を収納するように形成されている。このシールドケース10によって、液面検出装置1の外部側からの磁気の影響を遮断することができ、高精度の検出出力を得ることができる。なお、シールドケース10は、マグネット5と検出素子6を完全に覆うことは、物理的に不可能であり、マグネット5と検出素子6の一部を覆うものであればよい。
シールドケース10を第2ケース体9で覆ったことによって、シールドケース10の変形を防止することができる。このシールドケース10変形を防止することによって、磁気特性の変化を防止することができる。さらに、シールドケース10の腐食を防止することができる。特に、腐食しやすいアルコールを含有した燃料などの場合に効果的である。また、シールドケース10に腐食しにくい高価な材料ではなく、安価な材料を用いることができ、コストの削減を図ることができる。
また、シールドケース10の底部10aに貫通孔10fを設けたことによって、第2ケース体9を成型する時に、カップ形状のシールドケース10内部に樹脂が流れ込み、シールドケース10などを覆うことができないショートショット現象の発生を抑制することができる。
電気接続部材11は、本実施形態では、リード線であり、銅などの導電性の良好な導体11aと、この導体11aを覆う絶縁被膜11bとで構成されている。リード線11の導体11aが、検出素子6のリード6aと電気的に接続されている。
次に、本実施形態の液面検出装置1の製造方法を図2〜図4を用いて説明する。
第1に、ホルダ部材7に、検出素子6、電子部品13及びリード線11とを取り付け、検出素子6のリード6aとリード線11の導体11aとを電気的に接続し、さらに、検出素子6のリード6aと電子部品13のリード13aとを電気的に接続する。(図2参照)。
第2に、検出素子6、電子部品13及びリード線11とを取り付けたホルダ部材7を、第1ケース体8成型用の金型内に設置し、第1ケース体8を形成する。(図3参照)。
第3に、図3で示す第1ケース体8を、第2ケース体9成型用の金型内に設置し、第2ケース体9を形成する。(図4参照)。この時に、シールドケース10に平滑部10eを設けたことによって、樹脂の流動を阻害することなく、シールドケース10などを覆うことができ、ショートショット現象の発生を抑制することができる。
また、シールドケース10の底部10aに貫通孔10fを設けたことによって、第2ケース体9を成型する時に、カップ形状のシールドケース10内部に樹脂が流れ込み、シールドケース10などを覆うことができ、ショートショット現象の発生を抑制することができる。
この後、図4で示す第2ケース体9に、フロート2とフロートアーム3を備えたアームホルダ4を設置し、フレームカバー12を第2ケース体9に固定すると、液面検出装置1が、完成する。
なお、本実施形態では、電気接続部材として、リード線を用いていたが、本実施形態に限定されるものではなく、例えば、金属の棒状の端子であってもよい。
また、本実施形態では、ケース体8,9は、第1ケース体8と第2ケース体9とで構成していたが、本実施形態に限定されるものではなく、単一のケース体としたものであっても良い。
本発明は、タンク内の各種液体の液面を検出する液面検出装置に利用可能である。
1 液面検出装置
2 フロート
3 フロートアーム
5 マグネット
6 検出素子
8 第1ケース体(ケース体)
9 第2ケース体(ケース体)
10 シールドケース
10a 底部
10b 壁部
10d 鍔部
10e 平滑部
10f 貫通孔
2 フロート
3 フロートアーム
5 マグネット
6 検出素子
8 第1ケース体(ケース体)
9 第2ケース体(ケース体)
10 シールドケース
10a 底部
10b 壁部
10d 鍔部
10e 平滑部
10f 貫通孔
Claims (3)
- 液面の変位に追従作動するフロートを備えたフロートアームと、前記フロートアームの作動に伴って回動する筒状のマグネットと、前記マグネットの筒内に位置し前記マグネットの磁気変化を検出する検出素子と、を備えた液面検出装置において、前記マグネットと前記検出素子を覆うシールドケースと、前記シールドケースを覆うように設けたケース体と、を備え、前記シールドケースは、底部と、この底部の周囲に設けられた壁部とを有し、前記壁部の前記底部側とは反対側の端部の外側に平滑部を設けたことを特徴とする液面検出装置。
- 前記シールドケースの前記底部に貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
- 前記壁部の前記底部側とは反対側の端部の外側の一部に鍔部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009291544A JP2011133279A (ja) | 2009-12-23 | 2009-12-23 | 液面検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009291544A JP2011133279A (ja) | 2009-12-23 | 2009-12-23 | 液面検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011133279A true JP2011133279A (ja) | 2011-07-07 |
Family
ID=44346184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009291544A Pending JP2011133279A (ja) | 2009-12-23 | 2009-12-23 | 液面検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011133279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015175766A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 矢崎総業株式会社 | センサ |
-
2009
- 2009-12-23 JP JP2009291544A patent/JP2011133279A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015175766A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 矢崎総業株式会社 | センサ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5152679B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP5403356B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP5825520B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP4085079B2 (ja) | 回転検出センサ | |
JP4831478B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP5344375B2 (ja) | 回転角度検出装置 | |
US20150377688A1 (en) | Sensor and method of manufacturing sensor | |
JP2011141146A (ja) | 液面検出装置とその製造方法 | |
JP5120546B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP4720159B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP2011133279A (ja) | 液面検出装置 | |
JP2010175425A (ja) | 液面検出装置 | |
WO2011070885A1 (ja) | 液面検出装置 | |
JP3714242B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP2006153615A (ja) | 液面検出装置 | |
JP2012233747A (ja) | 液面検出装置 | |
JP5176755B2 (ja) | 液面検出装置 | |
JP2012098210A (ja) | 液面検出装置 | |
JP4992690B2 (ja) | 磁気的位置検出装置 | |
JP5233916B2 (ja) | 回転検出装置 | |
JP2017150852A (ja) | 液面検出装置 | |
JP2011012967A (ja) | 移動物体検出装置 | |
JP2013171015A (ja) | 液面検出装置 | |
JP2012189609A (ja) | 液面検出装置 | |
JP2006218881A (ja) | 回転伝達装置 |