JP2011012967A - 移動物体検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外ケースを廃止し保護部材の量及び部品点数を低減して、製造工程を簡素化し製造コストを抑えることが可能な移動物体検出装置を提供する。
【解決手段】 磁気変化を検出する磁気検出素子12と磁気検出素子12に磁場を与える磁石11とを備え、移動物体の移動量を検出する移動物体検出装置である。磁気検出素子12と電気的に接続される回路基板2と、回路基板2と電気的に接続され、磁気検出素子12への電源供給及び磁気検出素子12からの信号伝達を行うリード端子4と、リード端子4がインサート成形され、磁気検出素子12と磁石11と回路基板2とが配設されるホルダー部材3と、少なくとも磁気検出素子12と磁石11と回路基板2とを覆うようにホルダー部材3に形成される保護膜5と、を備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 磁気変化を検出する磁気検出素子12と磁気検出素子12に磁場を与える磁石11とを備え、移動物体の移動量を検出する移動物体検出装置である。磁気検出素子12と電気的に接続される回路基板2と、回路基板2と電気的に接続され、磁気検出素子12への電源供給及び磁気検出素子12からの信号伝達を行うリード端子4と、リード端子4がインサート成形され、磁気検出素子12と磁石11と回路基板2とが配設されるホルダー部材3と、少なくとも磁気検出素子12と磁石11と回路基板2とを覆うようにホルダー部材3に形成される保護膜5と、を備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、歯車や多極着磁のマグネットのような移動物体の移動状態を検出する移動物体検出装置に関するものである。
従来、移動物体検出装置としては、例えば特許文献1に開示される回転検出装置が知られている。これは、磁石と磁気検出素子とを少なくとも備えた中ケースと、中ケースを収納する収納空間を備えた外ケースと、収納空間を気密的に封止する保護部材であるポッティング剤とを備えたものである。
しかしながら、従来の装置は、磁気検出部を気密的に封止するために前記中ケースと前記外ケースで構成される前記収納空間に大量の前記保護部材が必要になると共に、前記収納空間を構成するために前記外ケースが必要であり、部品点数及び前記保護部材の量の増加や製造工程の煩雑化によって結果的に製造コストを高くしてしまうといった問題点を有していた。
そこで、本発明は、前述した問題点に着目し、外ケースを廃止し部品点数及び保護部材の量を低減して、製造工程を簡素化し製造コストを抑えることが可能な移動物体検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、磁気変化を検出する磁気検出素子と前記磁気検出素子に磁場を与える磁石とを備え、移動物体の移動量を検出する移動物体検出装置であって、前記磁気検出素子と電気的に接続される回路基板と、前記回路基板と電気的に接続され、前記磁気検出素子への電源供給及び前記磁気検出素子からの信号伝達を行うリード端子と、前記リード端子がインサート成形され、前記磁気検出素子と前記磁石と前記回路基板とが配設されるホルダー部材と、少なくとも前記磁気検出素子と前記磁石と前記回路基板とを覆うように前記ホルダー部材に形成される保護膜と、を備えてなることを特徴とする。
また、前記保護膜は、ディップ方式にて形成されてなることを特徴とする。
また、前記保護膜は、前記磁気検出素子を覆う部位の厚さが1mm以下であることを特徴とする。
また、前記ホルダー部材は、被取付体に固定するための取付部と前記リード端子と外部とを接続するためのコネクタ部とを有するボディ部と、前記ボディ部から突出し前記磁気検出素子と前記磁石と前記回路基板とが配設されるヘッド部と、を備えてなることを特徴とする。
また、前記保護膜は、前記ヘッド部を覆うように形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成することができ、外ケースを廃止し部品点数及び保護部材の量を低減して、製造工程を簡素化し製造コストを抑えることが可能となる。
以下、本発明を回転検出装置としての移動物体検出装置に適用した実施形態について添付図面を用いて説明する。
移動物体検出装置は、磁気ヘッド1と、回路基板2と、ホルダー部材3と、リード端子4と、保護膜5と、から主に構成されている。
磁気ヘッド1は、磁石11と、磁気検出素子12とから構成されるものである。磁石11は、円柱形状をなし、磁気検出検素子12に磁場を与えるものである。磁気検出素子12は、ホールICや磁気抵抗素子(MR素子)等からなり、合成樹脂からなるハウジング内に内蔵されている。磁気検出素子12は、磁石11と接するように配設され、磁性材料からなる移動物体(例えば、ギア)の移動状態に伴う磁石11の磁気変化を検出する。
回転基板2は、ガラス布基材エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁基板に所定の配線パターンが形成されてなる硬質回路基板である。なお、硬質の回路基板の他に、可撓性材料に所定の配線パターンが形成されてなるフレキシブル回路基板(FPC)が適用できる。回路基板2は、磁気検出素子12へのノイズ吸収用コンデンサや信号増幅回路等の各種電子部品(図示しない)が実装されている。回路基板2の一端側には、磁気検出素子2の略L字状に折り曲げ形成されたリード12aが半田等を介して電気的に接続され、また他端側には、リード端子4が半田等を介して電気的に接続されている。従って、磁気検出素子2により検出された検出信号は、回路基板2からリード端子4に伝わり外部に出力されることになる。
ホルダー部材3は、SPS,PBT及びPPS等の合成樹脂材料が適用でき、ヘッド部31及びボディ部32を一体に備えている。
ヘッド部31は、先端面側に磁石11と磁気検出素子12と配設され、側面側に回路基板2が配設されるものであり、ボディ部32から突出するように形成される。
ボディ部32には、導電性材料から形成されるリード端子7がインサート成形されており、一端からヘッド部31が突出形成される。ボディ部32は、他端にリード端子4と外部(機器)とを接続するコネクタ部33を有している。また、ボディ部32は、側面側に移動物体検出装置全体を所望の配設位置に固定するための取付部34を有している。取付部34は、コネクタ部33の変位した方向とは、一致しない異なる方向に突出形成されている。取付部34は、取付用の孔部34aを有する金属材料からなるカラー34bがインサート成形されている。
リード端子4は、磁気検出素子12への電力供給用及び磁気検出素子12からの信号出力用に複数設けられている。そして、リード端子4は、一端がコネクタ部33において外部に突出し、他端が回路基板2と電気的に接続できるようにヘッド部31の側面側に引き出されている。
保護膜5は、やや流動性のあるエポキシ樹脂やシリコーン樹脂が適用でき、少なくとも磁石11と磁気検出素子12と回路基板2とを覆うように、本実施形態においてはヘッド部31全体を覆うようにホルダー部材3に形成されるものである。保護膜5は、耐振、耐寒、耐熱、耐水等の耐久性に優れた樹脂材料からなることが望ましく、例えばペルノックス社製ME−268BKが用いられる。保護膜5は、ヘッド部31に磁石11と磁気検出素子12と回路基板2を組み付けた状態で、前述の樹脂材料が入れられた槽の中にヘッド部31を浸けるディップ方式にて形成される。保護膜5は、成膜後硬化されることで磁石11や磁気検出素子12あるいは回路基板2の電子部品に対して気密性を保持し、耐振、耐寒、耐熱、耐水等の耐久性を向上させるものである。また、保護膜5の磁気検出素子12を覆う部位、すなわち磁気検出素子12との対向面が移動物体検出装置の検出面となる。前記対向面が厚すぎると移動物体検出装置の検出精度が低下するため、前記対向面における保護膜5の厚さは1mm以下であることが望ましい。
かかる移動物体検出装置は、磁石11や磁気検出素子12あるいは回路基板2の電子部品の保護部材としてディップ方式にて形成される保護膜5を用いることによって、従来用いられてきた外ケースを廃止し、また、外ケースと中ケースとで構成される収納空間内を満たすようにポッティング剤を充填する方法と比較して少ない量で保護部材を構成することができ、部品点数及び保護部材の量を低減して、製造工程を簡素化し製造コストを抑えることが可能となる。
本発明は移動物体の移動状態を検出する移動物体検出装置に広く適用可能であり、歯車や多極着磁のマグネットのような回転移動を検出する回転検出装置のほか、角度検出装置や直線移動を検出する移動物体検出装置にも適用可能である。
1 磁気ヘッド
2 回路基板
3 ホルダー部材
4 リード端子
5 保護膜
11 磁石
12 磁気検出素子
31 ヘッド部
32 ボディ部
33 コネクタ部
34 取付部
2 回路基板
3 ホルダー部材
4 リード端子
5 保護膜
11 磁石
12 磁気検出素子
31 ヘッド部
32 ボディ部
33 コネクタ部
34 取付部
Claims (5)
- 磁気変化を検出する磁気検出素子と前記磁気検出素子に磁場を与える磁石とを備え、移動物体の移動量を検出する移動物体検出装置であって、
前記磁気検出素子と電気的に接続される回路基板と、
前記回路基板と電気的に接続され、前記磁気検出素子への電源供給及び前記磁気検出素子からの信号伝達を行うリード端子と、
前記リード端子がインサート成形され、前記磁気検出素子と前記磁石と前記回路基板とが配設されるホルダー部材と、
少なくとも前記磁気検出素子と前記磁石と前記回路基板とを覆うように前記ホルダー部材に形成される保護膜と、を備えてなることを特徴とする移動物体検出装置。 - 前記保護膜は、ディップ方式にて形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出装置。
- 前記保護膜は、前記磁気検出素子を覆う部位の厚さが1mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出装置。
- 前記ホルダー部材は、被取付体に固定するための取付部と前記リード端子と外部とを接続するためのコネクタ部とを有するボディ部と、前記ボディ部から突出し前記磁気検出素子と前記磁石と前記回路基板とが配設されるヘッド部と、を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の移動物体検出装置。
- 前記保護膜は、前記ヘッド部を覆うように形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の移動物体検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009154571A JP2011012967A (ja) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | 移動物体検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009154571A JP2011012967A (ja) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | 移動物体検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011012967A true JP2011012967A (ja) | 2011-01-20 |
Family
ID=43592042
Family Applications (1)
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JP2009154571A Pending JP2011012967A (ja) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | 移動物体検出装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2011012967A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018077142A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | ジヤトコ株式会社 | センサにおける結露対策構造 |
-
2009
- 2009-06-30 JP JP2009154571A patent/JP2011012967A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018077142A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | ジヤトコ株式会社 | センサにおける結露対策構造 |
CN108062967A (zh) * | 2016-11-09 | 2018-05-22 | 加特可株式会社 | 传感器的应对结露构造 |
CN108062967B (zh) * | 2016-11-09 | 2021-06-08 | 加特可株式会社 | 传感器的应对结露构造 |
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