JP4936445B2 - アセチレン系ポリマー - Google Patents

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Description

本発明は、共役系透明高分子材料などとして有用なアセチレン系ポリマーに関するものである。
各種高分子化合物の開発が積極的に進められ、これらの高分子化合物は各種構造材料或いは機能材料として利用されてきた。
この高分子化合物として、置換ポリアセチレン化合物であるアセチレン系高分子化合物があげられる。置換ポリアセチレンはそのユニークな構造により特異な性質を示すことが知られている。これらのポリマーは置換基の種類により溶解性や空気中での安定性等が大きく変化する。ビニルポリマーに比較して剛直な主鎖構造を持ち、嵩高い置換基の存在によって広い分子鎖間隙を持たせることにより気体などの高い物質透過性能が期待できる。また主鎖共役の存在により置換基の種類を変えることにより種々の色彩を示すことが知られている。しかしながら、ポリ(ジフェニルアセチレン)類は、重量平均分子量(Mw)が100万以上の高重合体が得られ、優れた熱安定性を有することが知られている。ポリ(ジフェニルアセチレン)はいずれの溶媒にも不溶で、かつ融点を持たないことなど、加工上の問題がある。
置換ポリアセチレン化合物としては、以下の重合体が開発された。
o−(トリアリルキシリル)フェニルアセチレン重合体(特許文献1参照)、1―フェニル−2−(p−トリメチルシリルフェニル)アセチレン重合体(特許文献2参照)、o−(トリメチルシリル)フェニルアセチレン重合体(特許文献3、4参照)、o−(ジメチルシリル)フェニルアセチレン重合体(特許文献5参照)、o−(トリメチルゲルミルフェニル)アセチレン重合体(特許文献6参照)。
これらの高分子化合物は耐溶剤性、耐熱性を有しており、酸化により着色を減少させることができる。しかしながら、実用的には更に長い主鎖共役を有しており、簡便かつ安定な酸化処理により更に高い透明性を有し、かつ着色のない材料に変換可能な材料が求められている。
特開63−92619号公報 特開4−114106号公報 特開平3−246505号公報 特開平3−86738号公報 特開平4−318801号公報 特開平6−34813号公報
本発明の課題は、耐溶剤性、耐熱性が高く、種々の有機溶媒に可溶で、長い主鎖共役を有し、簡便な化学的酸化/還元処理により、高い透明性を示すことが可能な新規な置換ポリアセチレン化合物を提供することである。
本発明者は、鋭意研究の結果、特定の置換基を有する長い主鎖共役結合の存在する置換ポリアセチレンは前記長い主鎖共役が存在することにより濃い着色を示すとともに長い側鎖置換基を導入することにより固体状態でより長い共役長を有する高分子材料を得ることが可能であり、種々の有機溶媒に可溶で加工の容易な材料とすることができる。この置換ポリアセチレンを酸化して得られる置換ポリアセチレン酸化物は、高度に透明性が向上され、着色が見られない性質を有するようになり、この性質を有することにより透明導電子材料などとして有用な材料となりえることを見出して本発明を完成させた。
本発明は以下の通りである。
(1)下記式(1)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマー。
Figure 0004936445
(式中、nは、10から10000である整数を示す。
Aは、2位に置換基を有する1−ナフチル基、10位に置換基を有する9−フェナントリル基、又はピレニル基から選ばれるモノ置換アリール基を表す。ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR(R及びRは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO (Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R)(R )(、Rは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR(Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である。ただし、上記の繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない。)
(2)下記式(2)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマー。
Figure 0004936445
(式中、nは、10から10000である整数を示す。
は、2位に置換基を有するモノ置換1−ナフチル基を表す。
ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R 10 10は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R 11 11は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR1213(R12及びR13は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO 14 (R14は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR 15は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R16)(R17 )(16、R17は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR18(R18は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である。ただし、上記の繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない。)
(3)(1)に記載のアセチレン系ポリマーに対し、主鎖の電子を除去する酸化処理したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
(4)(2)に記載のアセチレン系ポリマーに対し、主鎖の電子を除去する酸化処理したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
(5)下記式(3)で表されるモノマーを、MX(式中、MはW、Mo、Cr、Ta、Nb、Mn、Ni、Pd、Ru及びRhから選ばれる金属、Xはハロゲン原子又はCOから選ばれる。nは整数である。)で表される金属化合物又はMX(式中、MはW、Mo、Cr、Ta、Nb、Mn、Ni、Pd、Ru及びRhから選ばれる金属、Xはハロゲン原子、CO及び水素原子から選ばれる原子又は基、Yは、シクロオクタエン、ノルボルナジエン、アセチルアセトナート、オレフィン、ジエン、アルキレン及びアルキルから選ばれる有機基を表す。)で表される有機金属錯体の存在下に重合させることを特徴とする下記式(1)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマーの製造方法。
Figure 0004936445
Figure 0004936445
(式中、nは、10から10000である整数を示す。
Aは、2位に置換基を有する1−ナフチル基、10位に置換基を有する9−フェナントリル基、又はピレニル基から選ばれるモノ置換アリール基を表す。
ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR(R及びRは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO (Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R)(R )(、Rは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR(Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である。ただし、上記の繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない。)
(6)下記式(2)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマー。
Figure 0004936445
(式中、nは、10から10000である整数を示す。
は、2位に置換基を有するモノ置換1−ナフチル基を表す。
ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R 10 10は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R 11 11は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR1213(R12及びR13は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO 14 (R14は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR 15は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R16)(R17 )(16、R17は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR18(R18は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基であり、これらの基の少なくとも1つはキラリティを有する基である。ただし、繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない
(7)(6)に記載のアセチレン系ポリマーに対し、主鎖の電子を除去する酸化処理したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
(8)(1)に記載のアセチレン系ポリマーに対し加熱処理により結晶性を付与したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
(9)(2)に記載のアセチレン系ポリマーに対し加熱処理により結晶性を付与したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
(10)(6)に記載のアセチレン系ポリマーに加熱処理により結晶性を付与したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
本発明のアセチレン系ポリマーは、特定の置換基を有する長い主鎖共役の存在する構造を有しており、耐溶剤性、耐熱性が高く、種々の有機溶媒に可溶であり、着色を示すともに側鎖置換基の長さにより共役長が変えられる。ここで主鎖共役が長いとは 主鎖上を電子あるいはソリトンが自由に移動できる距離が二重結合約10以上であり、このため吸収極大がおおむね500nm以上であることをいう。このアセチレン系ポリマーは簡便な化学的酸化/還元処理により、着色のない無色透明な状態とすることができる。この特性を有することから、透明導電性材料、透明非線形光学材料、エレクトロクロミック素子の材料とすることができる。その他、電子ペーパー、透明電磁波遮蔽材等として利用できる。
本発明のアセチレン系ポリマーは、下記式(1)で表される、繰り返し単位をn個有してなるアセチレン系ポリマーである。
Figure 0004936445
式中、nは、10から10000である整数を示す。
Aは、2位に置換基を有する1−ナフチル基、10位に置換基を有する9−フェナントリル基、又はピレニル基から選ばれるモノ置換アリール基を表す。ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S− は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR(R及びRは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO (Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R)(R )(、Rは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR(Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である
このアセチレン系ポリマーで好ましいものは次のとおりである。
Aが1−ナフチル基をすときは、置換基の位置は2位である
Aが9−フェナントリル基をすときは、置換基の位置は10位である
Aが1−ピレニル基をすときは、置換基の位置は2、3又は4位である。
上記アセチレン系ポリマーの重量平均分子量は、2000から5000000である。
また、本発明は下記式(2)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマーである。
Figure 0004936445
式中、nは、10から10000である整数を示す。
は、2位に置換基を有するモノ置換1−ナフチル基を表す。
ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R 10 10は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R 11は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR1213(R12及びR13は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO (R14は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR 15は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R16)(R17 )(16、R17は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR18(R18は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である
上記アセチレン系ポリマーの重量平均分子量は、2000から5000000である。
前記(1)又は(2)のアセチレン系ポリマーの末端基は重合時の停止剤の種類にもよるが、いずれも下記式(4)に示されるように水素原子又はメチル、エチル、ブチル 等のアルキル基である(下記式(4)は前記(1)式に対応し、(2)式に対応する場合はAはAとなる。)。
Figure 0004936445
(式中、各々Aはアセチレン系ポリマー(1)又は(2)の場合に対応する。)
前記記載中アリール基上の置換基または、アルキル基を有する置換基中のアルキル基は、炭素数1から40のアルキル基である。具体的にはメチル基、エチル基,n―プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、i−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基、n−ヘプチル基、2−メチルヘプチル基、n−オクチル基、2−メチルヘプチル基、n−ノニル基、2−メチルノニル基、n−デル基、2−メチルデル基、n−ウンデル基、2−メチルウンデル基、n−ドデル基、2−メチルドル基、n−トリデル基、2−メチルトリデル基、n−テトラデル基、2−メチルテトラデル基、n−ペンタデル基、2−メチルペンタデル基、n−ヘキサデル基、2−メチルヘキサデル基、n−ヘプタデル基、2−メチルヘプタデル基、n−オクタデル基、2−メチルオクタデル基、n−ノナデル基、2−メチルノナデル基、n−エイコル基、2−メチルエイコル基、n−ヘンエイコル基、2−メチルヘンエイコル基、2−メチルドコル基、n−ドコル基、n−トリコル基、2−メチル−n―トリコル基、n−テトラコル基、2−メチルテトラコル基、n−ペンタコル基、2−メチルペンタコル基、2−メチルヘキサコル基、n−ヘキサコル基、n−ヘプタコル基、2−メチルヘプタコル基、n―オクタコル基、2−メチルオクタコル基、n−ノナコル基、2−メチルノナコル基、n−トリアコンル基、2−メチルトリアコンル基、n−ドトリアコンル基、2−メチルトリトリアコンル基、n−テトラコンル基、2−メチルテトラコンル基を表す。
これらの中で炭素数1〜20のアルキル基が好ましく、その具体例としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ヘキシル基、n−デシル基、n−オクタデシル基、2−メチルヘキシル基がげられる。
一般式(3)で表わされるポリマーの繰り返し単位上のA1−ナフチル基が、キラリティを有するアルキル基や該アルキル基を有する置換基である場合のアルキル基としては、好ましくは下記のものがげられる。
Figure 0004936445
前記式中、芳香族炭化水素はアルキル置換されていてもよいフェニル基を表す。アルキル置換のアルキル基は炭素数1から3のアルキル基である。
本発明のアセチレン系ポリマーの繰り返し単位の具体例としては、以下のものを挙げることができる。
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
Figure 0004936445
原料物質である下記式(3)又は(5)の化合物を触媒の存在下に重合反応を行うことにより、前記アセチレン系ポリマーを得ることができる。触媒は金属化合物や有機金属錯体を挙げることができる。反応の結果、下記式(1)又は(2)で表される繰り返し単位からなるアセチレン系ポリマーを得ることができる。反応に際しては、原料物質に触媒を添加して加熱する。反応の進行とともに粘性が上昇する。重合の進行に応じて適当なところで反応を停止させる。得られる重合体の分子量は、重量平均分子量で2000以上500×10程度のものが用いられる。
Figure 0004936445
(式中、Aは、前記と同じ意味を持ち、その好ましいものも前記と同じである。)
Figure 0004936445
(式中、Aは、前記と同じ意味を持ち、その好ましいものも前記と同じである。)
前記式(3)、(5)中、アルキル基、又は置換基として含まれるアルキル基の具体例、好ましい例は前記と同様である。
Figure 0004936445
前記式中、n、Aについては前記のとおりである。
Figure 0004936445
前記式中、n、Aについては前記のとおりである。
金属化合物からなる触媒は、以下の一般式で表される
Figure 0004936445
式中、Mは、5族〜10族の金属元素でありW、Mo、Cr、Ta、Nb、Mn、Ni、Pd、Ru及びRhから選ばれる。Xは、ハロゲン原子又はCOから選ばれる。ハロゲン原子は塩素、フッ素、臭素及ヨウ素から選ばれる原子である。
前記金属化合物触媒としては、具体的には、WCl、WBr、WI、WF、W(CO)、MoCl、CrCl、TaCl、NbCl、MnCl、PdCl、RuCl、RhCl等を挙げることができる。
有機金属錯体は以下の一般式で表される。
Figure 0004936445
(式中、Mは、5〜10族の金属元素であり金属、Xは無機性の基、Yは有機基をそれぞれ表す。)
金属Mは、W、Mo、Cr、Ta、Nb、Mn、Ni、Pd、Ru、Rhから選ばれる。Xは、CO、ハロゲン原子、水素原子から選ばれる基又は原子を表す。ハロゲン原子は塩素、フッ素、臭素及ヨウ素から選ばれる原子である。有機基Yは、シクロオクタヂエン、ノルボルナジエン、アセチルアセトナート、オレフィン、ジエン、アルキレン、アルキルから選ばれる有機基である。
n,mは、整数を表す。
有機金属錯体の具体例としては、Ni(cycloocatadiene)、[Ru(norbornadiene)Cl]を挙げることができる。
具体的には、Ni(cycloocatadiene)、[Ru(norbornadiene)Cl]等を挙げることができる。
本発明の製造方法において上記の金属化合物又は有機金属錯体触媒の使用量は出発原料のモノマーに対し、好ましくは0.1〜10モル%、より好ましくは1〜5モル%である。
前記式(3)及び(5)の化合物の製法としては、いろいろな方法が知られている。一例を挙げれば、(3)又は(5)に対応するエチニル化合物を製造し、エチニル化合物に置換基A及びAを導入する反応を行うことにより行われる。エチニル化合物の製造に際しては、ハロゲン化エチニルマグネシウムと置換ケトン化合物を反応させてエチニル化を行う。
前記式(1)又は(2)のアセチレン系ポリマーを酸化する。酸化方法は以下のようにして行う。
酸化方法は、例えば、塩素や沃素、硝酸、塩化第2鉄、塩化第2金など種々の酸化剤の存在下に、原料物質と気相もしくは液相で直接接触させる方法を採用できる。反応に際して酸化剤を添加する。
酸化剤の濃度、温度、反応時間を制御することにより酸化の状態を分けることが可能である。酸化の度合いを調節することによって、透明度を向上させ、着色を防止することができる。好ましくは酸化剤の濃度 ポリマーの10〜200wt%、反応温度 20〜50℃、反応時間 10〜180分である。
無置換ポリアセチレンの場合と同様、これらのアセチレン系ポリマーに酸化剤をドーピングすると、主鎖から電子が引き抜かれることにより酸化されて主鎖上に下記式で表されるようにソリトンが生成し、これにより主鎖の電子状態が変化することにより透明度を向上させ、着色を防止することができると考えられる。
Figure 0004936445
(式中、Aは、前記と同じ意味を持ち、その好ましいものも前記と同じである。)
Figure 0004936445
(式中、Aは、前記と同じ意味を持ち、その好ましいものも前記と同じである。)
本発明の置換ポリアセチレンは、使用目的に応じて特定形状に加工して用いる。また、コートして用いる場合には、基材の表面に塗布して用いることもできる。基材には透明性の材料が好ましく、このような材料としては、例えば、ガラスや、アクリル系、ビニル系、ビニル系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリカーボネ−ト系等のホモポリマー、コポリマー、ポリマーブレンド物などがあげられ、これらの中から適宜選択して使用すればよい。
上記基材にコートする方法としては特に限定されるものではないが、前記フェニルアセチレン系高分子化合物を、トルエン、クロロホルム、四塩化炭素等の溶媒に溶解し、得られた溶液を、例えば、スピンコートなどにより基材に塗布して乾燥する方法が好ましい。
また、上記コート層の膜厚は目的に応じて適宜設定すればよく、通常、100Å〜100μmが好ましく、より好ましくは1000〜10000Åである。
得られたコート層は置換基によりその色調が大きく異なった。例えば2位に長鎖アルキル基を有するポリ(1−エチニルナフタレン)ではアルキル鎖長が長くなるにつれて結晶性が向上するとともに吸収波長は長波長シフトし、色調は赤紫色から青色へと変化した。これはアルキル基の鎖長が長くなるにつれてアルキル基同士の相互作用が増すことにより一次構造、高次構造の規則性が増したためと考えられる。さらにこれを加熱すると自己組織化により結晶化が進行し、一次構造、高次構造の規則性がさらに増すことにより吸収波長はさらに長波長シフトした。この結晶化は加熱前後の広角X線散乱を比較することにより確認することができる。加熱処理は、温度80〜300℃が好ましく、150〜250℃がより好ましい。加熱時間は10秒〜10分が好ましく、30秒〜5分がより好ましい。
次に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
[実施例1]
(1)1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレンの製造工程
窒素雰囲気下−50℃でエチニルナフタレン3gのテトラヒドロフラン溶液30mLにノルマルブチルリチウムの1.6mol/Lヘキサン溶液を添加した。−90℃に冷却後、カリウムターシャリーブトキシド2.5gのテトラヒドロフラン溶液15mLを添加し、−80℃で1時間撹拌後5℃まで昇温した。−70℃でブロモヘキサン3.3gを滴下し、30℃で一晩撹拌した。0℃で水100mLを滴下し、ヘキサンを加え、生成した化合物を抽出した。このヘキサン層を蒸留水300mLで3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで24時間乾燥させ、濾過後、溶媒を留去した。カラム精製後溶媒を留去し、ヘキサンを展開溶媒としてカラム精製することにより2.2gの1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),3.6(1H),3.0(2H),1.7(2H),1.3(6H),0.9(3H)
(2)1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレン0.35gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレン)アセチレン0.25gを得た。
重量平均分子量は約20000であった。このものは、溶解性が低いためスピンコートが困難であった。
(3)1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、FeCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図1に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。 透過率は良好であることを示している。
[実施例2]
(1)1−エチニル−2−メチルナフタレンの製造工程
20mLのトリエチルアミンに10gの1−ブロモ−2−メチルナフタレン、0.63gのジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、0.24gのトリフェニルホスフィン、0.24gの臭化銅、0.95gの臭化リチウム、7.6gの3−メチル−1−ブチン−3−オールを添加し、90℃で8時間反応させた。
エバポレーターで脱溶剤後、エチルエーテルを添加し、生成した化合物を抽出した。このエチルエーテル層を蒸留水300mLで3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで24時間乾燥させ、その後濾過し、濾液の溶媒を留去後、酢酸エチル/ヘキサン(1/4)を展開溶媒としてカラム精製した。
得られた化合物に30mLのジエチレングリコール、4.4gの水酸化カリウムを添加し、90℃で15時間攪拌した。エチルエーテルを加え、生成した化合物を抽出した。このエチルエーテル層を蒸留水300mLで2回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで24時間乾燥させ、濾過後、溶媒を留去した。ヘキサンを展開溶媒としてカラム精製することにより3.5gの1−エチニル−2−メチルナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),3.7(1H),2.6(3H)
(2)1−エチニル−2−メチルナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−メチルナフタレン0.39gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−メチルナフタレン)0.21gを得た。
重量平均分子量は、約200000であった。
生成ポリマーをガラスの表面にスピンコーティングしたものは赤紫色であった。透過度の測定結果を図2に示した。
(3)1−エチニル−2−メチルナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−メチルナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、FeCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−メチルナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−メチルナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図3に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。
[実施例3]
(1)1−エチニル−2−エトキシナフタレンの製造工程
窒素雰囲気下で3.3gの2−ブトキシアセトナフトンに−78℃で9.19mLのリチウムジイソプロピルアミドの2Mテトラヒドロフラン溶液を滴下し、2時間撹拌した。これに3.17gのジエチルクロロホスフェートを添加後、室温で1時間撹拌した。―78℃で2.65mLのリチウムジイソプロピルアミドの2Mテトラヒドロフラン溶液を滴下し、18時間撹拌した。エチルエーテルを加え、生成した化合物を抽出した。このエチルエーテル層を蒸留水300mLで2回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで24時間乾燥させ、濾過後、溶媒を留去した。クロロホルム/ヘキサン(1/4)を展開溶媒としてカラム精製することにより1.9gの1−エチニル−2−エトキシナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),4.3(2H),4.1(1H),1.4(3H)
(2)1−エチニル−2−エトキシナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−エトキシナフタレン0.29gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−エトキシナフタレン)(0.18g)を得た。
重量平均分子量は(約50000)であった。このものは、ガラス表面にスピンコーティングしたところ、紫色に着色し、透過度を図18に示した。
(3)1−エチニル−2−エトキシナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−エトキシナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、FeCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−エトキシナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−エトキシナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図4に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。
[参考例1]
(1)1−エチニル−2−エチルチオナフタレンの製造工程
1−エチニル−2−メチルナフタレンの製造工程中1−ブロモ−2−メチルナフタレンを1−ブロモ−2−エチルチオナフタレンに置き換えることにより1−エチニル−2−エチルチオナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),4.3(2H),4.2(1H),1.4(3H)
[参考例2]
(1)1−エチニル−2−ナフトエ酸エチルの製造工程
1−エチニル−2−メチルナフタレンの製造工程中1−ブロモ−2−メチルナフタレンを1−ブロモ−2−ナフトエ酸エチルに置き換えることにより1−エチニル−2−ナフトエ酸エチルを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),4.4(4H),4.2(1H),1.4(6H)
[参考例3]
(1)1−エチニル−2−ジエチルアミノナフタレンの製造工程
1−エチニル−2−メチルナフタレンの製造工程中1−ブロモ−2−メチルナフタレンを1−ブロモ−2−ジエチルアミノナフタレンに置き換えることにより1−エチニル−2−ジエチルアミノナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),4.2(1H),3.3(4H),1.2(6H)
参考例4]
(1)1−エチニル−4−メチルナフタレンの製造工程
60mLのトリエチルアミンに6gの1−ブロモ−4−メチルナフタレン、0.11gのジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、0.17gのトリフェニルホスフィン、0.19gのヨウ化銅、3.1gのトリメチルシリルアセチレンを添加し、90℃で16時間反応させた。エバポレーターで脱溶剤後、エチルエーテルを添加し、生成した化合物を抽出した。このエチルエーテル層を蒸留水300mLで3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで24時間乾燥させ、その後濾過し、濾液の溶媒を留去後、ヘキサンを展開溶媒としてカラム精製した。得られた化合物に30mLのジエチレングリコール、4.4gの水酸化カリウムを添加し、室温で3時間攪拌した。エチルエーテルを加え、生成した化合物を抽出した。このエチルエーテル層を蒸留水300mLで2回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで24時間乾燥させ、濾過後、溶媒を留去した。塩化メチレン/ヘキサン(1/4)を展開溶媒としてカラム精製することにより1.6gの1−エチニル−4−メチルナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),3.4(1H),2.6(3H)
(2)1−エチニル−4−メチルナフタレンの重合工程
1−エチニル−4−メチルナフタレン0.39gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−4−メチルナフタレン)0.21gを得た。
重量平均分子量は、約50000であった。このものは、ガラス表面にスピンコーティングしたところ、赤紫色に着色し、透過度を図19に示した。
(3)1−エチニル−4−メチルナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−4−メチルナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、FeCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−4−メチルナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−4−メチルナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図5に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。
[実施例
(1)1−エチニル−2−n−デシルナフタレンの製造工程
1−エチニル−2−ヘキシルナフタレンの製造工程中ブロモヘキサンをブロモデカンに置き換えることにより1−エチニル−2−n−デシルナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),3.6(1H),3.0(2H),1.7(2H),1.3(16H),0.9(3H)
(2)1−エチニル−2−n−デシルナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−n−デシルナフタレン1.0gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−n−デシルナフタレン)0.6gを得た。
重量平均分子量は約30000であった。
生成ポリマーをガラスの表面にスピンコーティングしたものは青色であった。透過度の測定結果を図6に示した。
(3)1−エチニル−2−n−デシル重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−n−デシルナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、AuCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−n−デシルナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−n−デシルナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図7に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。透過率は良好であることを示している。
[実施例
(1)1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレンの製造工程
1−エチニル−2−ヘキシルナフタレンの製造工程中ブロモヘキサンをブロモ−n−オクタデカンに置き換えることにより1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),3.6(1H),3.0(2H),1.7(2H),1.3(32H),0.9(3H)
(2)1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン1.0gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)0.5gを得た。
重量平均分子量は約15000であった。
生成ポリマーをガラスの表面にスピンコーティングしたものは青色であった。透過度の測定結果を図8に示した。
(3)1−エチニル−2−n−オクタデシル重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、AuCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図9に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。透過率は良好であることを示している。
[実施例
(1)1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレンの製造工程
1−エチニル−2−ヘキシルナフタレンの製造工程中ブロモヘキサンを1−ブロモ−3−フェニルプロパンに置き換えることにより1−エチニル−2−n−(3−フェニルプロピル)ナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.6(1H),7.4(9H),2.8(2H),2.6(2H),2.0(2H)
(2)1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレン1.0gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレン)0.35gを得た。
重量平均分子量は約12000であった。このものは、ガラス表面にスピンコーティングしたところ、紫色に着色し、透過度を図20に示した。
(3)1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、AuCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−(3−フェニルプロピル)ナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図10に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。透過率は良好であることを示している。
[実施例
(1)1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレンの製造工程
1−エチニル−2−ヘキシルナフタレンの製造工程中ブロモヘキサンを1−ブロモ−2−エチルヘキサンに置き換えることにより1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.8(2H),7.5(3H),3.6(1H),3.0(2H),1.7(2H),1.3(32H),0.9(3H)
(2)1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン1.0gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン)0.25gを得た。
重量平均分子量は約18000であった。このものは、ガラス表面にスピンコーティングしたところ、青色に着色し、透過度を図21に示した。
(3)1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、AuCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度の測定結果を図11に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収スペクトルは良好であることを示している。透過率は良好であることを示している。
[実施例
(1)1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレンの製造工程
1−エチニル−2−ヘキシルナフタレンの製造工程中ブロモヘキサンを1−ブロモ−2−(S)−メチルブタンに置き換えることにより1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレンを得た。H NMR(270MHz,CDCl) δ8.3(1H),7.7(2H),7.4(1H),7.3(1H),7.2(1H),7.2(1H),4.0(1H),3.9(1H),2.0(2H),1.9(1H),1.6(1H),1.3(1H),1.0(3H),0.9(3H)
(2)1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン0.5gをWCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン)0.24gを得た。
重量平均分子量は約15000であった。このものは、溶解性が低いためスピンコートが困難であった。
(3)1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン)5mgを、クロロホルム0.37mlに溶解させ、FeCl1.5mgを添加して室温で30分撹拌することにより酸化を行った。
得られた酸化が終了したポリ(1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン)をガラスの表面に、スピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度およびCDスペクトルの測定結果を図12に示した。可視光領域380から780nmでの吸収スペクトル、CDスペクトルともにピークは観測されなかった。
この膜をアンモニア蒸気に常温常圧で1分間暴露すると膜の色は赤紫に変化した。透過度およびCDスペクトルの測定結果を図12に示した。580nm付近にピークトップのある吸収スペクトルが現れるとともに630nm付近に正の、530nm付近に負のピークを有するコットン効果が現れた。
[実施例
(1)1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレンの重合工程
1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン0.2gをMoCl触媒により重合させ、ポリ(1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン)0.02gを得た。
重量平均分子量は約9000であった。このものは、ガラス表面にスピンコーティングしたところ、青紫色に着色し、透過度を図22に示した。
(2)1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン重合体の酸化工程
ポリ(1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン)5mgを、クロロホルム150mgに溶解させ、ガラスの表面にスピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン)をコートしたガラスは透明であり、着色は見られなかった。
透過度およびCDスペクトルの測定結果を図13に示した。550nm付近に吸収極大を示すスペクトルが得られ、CDスペクトルでは600nm付近に負、500nm付近に正のピークを有するコットン効果が観測された。
この膜を硝酸蒸気に常温常圧で1分間暴露すると膜の色は透明に変化した。透過度およびCDスペクトルの測定結果を図13に示した。可視光領域380から780nmでの吸収スペクトル、CDスペクトルともにピークは消失した。
この膜をアンモニア蒸気に常温常圧で1分間暴露すると膜の色は赤紫色に変化した。550nm付近に吸収極大を示すスペクトルが再度観察され、CDスペクトルでは600nm付近に負、500nm付近に正のピークを有するコットン効果が現れた。
[実施例10
ポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)5mgを、クロロホルム150mgに溶解させ、ガラスの表面にスピンコーティングした。得られたポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)をコートしたガラスは青色であった。透過度測定結果を図14に示した。600nm付近に吸収極大を示すスペクトルが得られた。この膜を200℃で5分間加熱すると吸収極大は630nm付近に長波長シフトし、吸光度も増大した。このことから主鎖共役が加熱により延びたことがわかった。
加熱前後の広角X線散乱の結果を図15に示した。加熱前は鋭いピークはほとんど見られなかったが、200℃で5分間加熱すると3.1°、6.2°、9.4°付近に鋭いピークが現れ、結晶化が進行したことがわかった。
[比較例1]
(1)酸化処理したo−トリメチルシリルフェニルアセチレン重合体の透明性をガラスの表面にスピンコーティングした。透過度の測定結果を図16に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収率は図1,,7,9,10及び11の結果と対比すると劣る結果であることがわかる。また着色がみられた。
[比較例2]
(1)酸化処理したエチニルナフタレン重合体を、透明なガラスの表面にスピンコーティングした。透過度の測定結果を図17に示した。
可視光領域380から780nmでの吸収率は図1,,7,9,10及び11の結果と対比すると劣る結果であることがわかる。また着色がみられた。
実施例1で作製したポリ(1−エチニル−2−n−ヘキシルナフタレン)をFeCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例2で作製したポリ(1−エチニル−2−メチルナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例2で作製したポリ(1−エチニル−2−メチルナフタレン)をFeCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例3で作製したポリ(1−エチニル−2−エトキシナフタレン)をFeCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 参考例4で作製したポリ(1−エチニル−4−メチルナフタレン)をFeCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例で作製したポリ(1−エチニル−2−n−デシルナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例で作製したポリ(1−エチニル−2−n−デシルナフタレン)をAuCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例で作製したポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例で作製したポリ(1−エチニル−2−n−オクタデシルナフタレン)をAuCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例で作製したポリ(1−エチニル−2−n−(3−フェニルプロピル)ナフタレン)をAuCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例で作製したポリ(1−エチニル−2−(2−エチルヘキシル)ナフタレン)をAuCl酸化したものをガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例で作製したポリマー膜のUVおよびCDスペクトルを示すグラフの図である。 実施例で作製したポリマー膜のUVおよびCDスペクトルを示すグラフの図である。 実施例10で作製したポリマー膜の加熱前後のUVスペクトルを示すグラフである。 実施例10で作製したポリマー膜の加熱前後の広角X線散乱を示すグラフである。 比較例の酸化処理したポリ(o−トリメチルシリルフェニルアセチレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 比較例の酸化処理したポリ(エチニルナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例3の(2)で作したポリ(1−エチニル−2−エトキシナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 参考例4の(2)で作したポリ(1−エチニル−4−メチルナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例の(2)で作したポリ(1−エチニル−2−n−(3−フェニルプロピル)ナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例の(2)で作したポリ(1−エチニル−2−(2−エチルへキシル)ナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。 実施例の(1)で作したポリ(1−エチニル−2−(2−(S)−メチルブチル)ナフタレン)をガラス表面にコートし、その透過率の測定結果を示す図である。

Claims (10)

  1. 下記式(1)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマー。
    Figure 0004936445
    (式中、nは、10から10000である整数を示す。
    Aは、2位に置換基を有する1−ナフチル基、10位に置換基を有する9−フェナントリル基、又はピレニル基から選ばれるモノ置換アリール基を表す。ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR(R及びRは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO (Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R)(R )(、Rは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR(Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である。ただし、上記の繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない。)
  2. 下記式(2)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマー。
    Figure 0004936445
    (式中、nは、10から10000である整数を示す。
    は、2位に置換基を有するモノ置換1−ナフチル基を表す。
    ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R 10 10は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R 11は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR1213(R12及びR13は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO 14 (R14は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR 15は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R16)(R17 )(16、R17は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR18(R18は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である。ただし、上記の繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない。)
  3. 請求項1に記載のアセチレン系ポリマーに対し、主鎖の電子を除去する酸化処理したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
  4. 請求項2に記載のアセチレン系ポリマーに対し、主鎖の電子を除去する酸化処理したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
  5. 下記式(3)で表されるモノマーを、MX(式中、MはW、Mo、Cr、Ta、Nb、Mn、Ni、Pd、Ru及びRhから選ばれる金属、Xはハロゲン原子又はCOから選ばれる。nは整数である。)で表される金属化合物又はMX(式中、MはW、Mo、Cr、Ta、Nb、Mn、Ni、Pd、Ru及びRhから選ばれる金属、Xはハロゲン原子、CO及び水素原子から選ばれる原子又は基、Yは、シクロオクタエン、ノルボルナジエン、アセチルアセトナート、オレフィン、ジエン、アルキレン及びアルキルから選ばれる有機基を表す。)で表される有機金属錯体の存在下に重合させることを特徴とする下記式(1)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマーの製造方法。
    Figure 0004936445
    Figure 0004936445
    (式中、nは、10から10000である整数を示す。
    Aは、2位に置換基を有する1−ナフチル基、10位に置換基を有する9−フェナントリル基、又はピレニル基から選ばれるモノ置換アリール基を表す。
    ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR(R及びRは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO (Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R)(R )(、Rは、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR(Rは、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基である。ただし、上記の繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない。)
  6. 下記式(2)で表される、繰り返し単位をn個有してなることを特徴とするアセチレン系ポリマー。
    Figure 0004936445
    (式中、nは、10から10000である整数を示す。
    は、2位に置換基を有するモノ置換1−ナフチル基を表す。
    ここで該置換基は、炭素数1から40のアルキル基、芳香族炭化水素基により置換されているアルキル基(炭素数1から40のアルキル基を表す)、−O−R 10 10は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−S−R 11 11は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−NR1213(R12及びR13は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)、シアノ基、カルボキシル基、−SO 14 (R14は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−COOR 15は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)、−CON(R16)(R17 )(16、R17は、水素原子又は炭素数1から40のアルキル基を表し、同一の基であっても異なる基であってもよい。)及び−COR18(R18は、炭素数1から40のアルキル基を表す。)から選ばれる基であり、これらの基の少なくとも1つはキラリティを有する基である。ただし、繰り返し単位は必ずしも互いに同一である必要はない。)
  7. 請求項6に記載のアセチレン系ポリマーに対し、主鎖の電子を除去する酸化処理したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
  8. 請求項1に記載のアセチレン系ポリマーに対し加熱処理により結晶性を付与したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
  9. 請求項2に記載のアセチレン系ポリマーに対し加熱処理により結晶性を付与したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
  10. 請求項6に記載のアセチレン系ポリマーに加熱処理により結晶性を付与したことを特徴とするアセチレン系ポリマー。
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