JPH11322906A - 重合体及びその合成法と利用法 - Google Patents

重合体及びその合成法と利用法

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JPH11322906A
JPH11322906A JP17652998A JP17652998A JPH11322906A JP H11322906 A JPH11322906 A JP H11322906A JP 17652998 A JP17652998 A JP 17652998A JP 17652998 A JP17652998 A JP 17652998A JP H11322906 A JPH11322906 A JP H11322906A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キノン類似の構造を有する単位を繰返し単位
として有し、電気化学的に活性な新しい重合体を得る。 【構成】 3−位及び7−位の炭素に結合している水素
原子の少くとも一つを1価の基で置換したベンゾ[1,
2−b:4,5−b′]ジチオフェン−4,8−ジオン
の2−位及び6−位の水素を除いて成る2価の基を繰返
し単位として有する重合体は、有機溶媒に可溶であり、
電気化学的に活性であり、導電性を有する。また、可逆
的なエレクトロクロミズムを示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気化学的に容易に還
元され、還元に伴ない色の変化を示しす新しい重合体と
その合成法と利用法に関する。すなわち、当該重合体
は、置換基を有するベンゾ[1,2−b:4,5−
b′]ジチオフェン−4,8−ジオンの2位−及び6−
位の水素を除いて成る2価の基を繰返し単位として有し
ており、分子中にキノン構造を有するため電気化学的に
活性である。また、多くのものは製膜することが可能で
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、電気化学的に活性な単位を繰返し
単位として有する重合体が電気的、光学的機能材料等と
して注目されている。パイ共役高分子等がその例である
(例えば、成書「導電性ポリマー」共立出版(198
7))。一方、キノン類は代表的な電気化学的に活性な
化学種であるにもかかわらず、キノン類に基づく単位を
繰返し単位として持つ重合体の合成例は少なく(例え
ば、雑誌Macromolecules28巻3371
頁(1995)に記載)、このような重合体の合成例を
されに拡張することが望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、キノン
類を繰返し単位として有し、望しくは成型性を有する新
しい重合体を得ることが本発明の課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の課題を解
決するため鋭意研究を進めた結果、ベンゾキノンとチオ
フェンが縮環した構造を有するベンゾ[1,2−b:
4,5−b′]ジチオフェン−4,8−ジオンが2−位
及び6−位で結合する2価の基で同基構造中の水素を1
価の基で置換したものを繰返し単位として有する電気化
学的に活性な重合体が新たに得られた。ここで、ベンゾ
[1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−4,8−
ジオンは、雑誌Chemical Abstracts
12th Collective Index,19
87−1991 Chemical Substanc
e Index,14143CS頁に記載のBenzo
[1,2−b:4,5−b′]dithiophene
のベンゾキノン型誘導体であり、雑誌Bull.Ch
em.Soc.Jpn.,65巻,2168頁(199
2)(同文献中の5の化合物である)に示されているよ
うに、比較的容易に還元しうる物質である。また、この
3−位,7−位の水素原子をアルキル基等の1価の基で
置換した誘導体、さらには2−位及び6−位にハロゲン
を導入した誘導体を比較的容易に得ることができる。さ
らには、3−位,7−位に同一の1価の基(特に長鎖の
基)を有し、2,−6位で結合する繰返し単位から成る
構造を有する重合体は、その構造が大まかには直線状で
ありまた分子の対称性が良いために配向性、液晶性を示
すことが期待される。
【0005】該重合体中のベンゾ[1,2−b:4,5
−b′]ジチオフェン−4,8−ジオン骨格の3−位,
7−位の水素に置き換る1価の基としては、アルキル
基、アリール基、アルコキシル基、アミノ酸、ニトロ
基、シアノ基、アシル基、ヒドロキシル、アルキルチオ
ラト基(RS基)等及びこれらの基中の水素が他の基で
置換された基等を適用することができるが、該重合体の
スタッキングに基づく配向性や液晶性を発現させるため
には、水素以外の元素を3個以上含みある程度以上の長
さを有するものが良い。
【0006】請求項1に記載の2価の基を繰返し単位と
して生成する化学種は、該重合体の主鎖を構成してもよ
いし側鎖を構成してもよい。これは、例えば電気化学的
に活性なチオフェン重合体を側鎖に有するポリマーもチ
オフェン重合体を主鎖に有する重合体と類似の電気化学
的応答を示すことができるからである(例えば、雑誌S
ynthetic Metals 55/57 巻 3
632頁(1993))。また、請求項1に記載の2価
の基は3個以上繰返すことが望しいが、該重合体の主鎖
及び側鎖全部は該2価の基の繰返し単位のみによって構
成される必要は無く、該繰返し単位の他に他の基(たと
えば、チオフェン−2,5−ジイル基、チオフェン−
2,4−ジイル基、α,ω−アルカンジイル基等)を含
んでいてもよい。これは、多くのパイ共役高分子等にお
いて一部他の基(たとえばポリ(チオフェン−2,5−
ジイル)におけるチオフェン−2,4−ジイル基やα,
ω−アルカンジイル基)が主鎖中等に加えられた場合に
おいても、パイ電子を有する集団はある程度の大きさが
あればよく、必ずしも重合体全体に拡がっている必要が
無いことが知られているからである(たとえば、雑誌
J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,
856頁(1987)及び雑誌Chem.Lett.,
495頁(1996))。請求項1に記載の2価の基の
2−位,6−位間には形式的にはパイ共役系が無いが、
たとえばアントラキノン類においてはパイ電子軌道はベ
ンゾキノン環の両側の環に拡がっており各炭素上のP電
子は互いに相間を持ち(例えば、成書「機能性色素の分
子設計―PPP分子軌道法とその活用」丸善(平成元
年)112頁、120頁)実質的にパイ共役系があると
考えられる。また、該2価の基においても、C=O基の
C−O・基への立上りを含む共鳴構造及び1電子還元状
態、2電子還元状態においては形式的にも2−位と6−
位の間にパイ共役系が存在し、該2価の基が3個以上連
続して結合している該重合体はパイ共役高分子と同様の
概念により取扱うことができる。
【0007】請求項1に記載の2価の基を繰返し単位と
して有する化学種を得る方法としては、実施例に示すよ
うに、該2価の基の2−位及び6−位にハロゲンが結合
して成るジハロゲン化物を金属又は金属化合物を用い脱
ハロゲン化して重合せしめる方法がある。この金属又は
金属化合物としては、実施例に示されているように、ビ
ス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル(Ni(c
od))と2,2′−ビピリジル(bpy)が共存し
た系中のゼロ価ニッケル錯体(雑誌Macromole
cules,28巻,3371頁(1995)を参照)
を用いることができる。また、テトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)ニッケル、エチレンビス(トリフェニル
ホスフィン)ニッケル等の第3級ホスフィンやオレフィ
ンが配位したゼロ価ニッケル錯体や亜鉛、マグネシウ
ム、NaH等の還元剤との反応や電気化学的還元により
生成するゼロ価ニッケル錯体を化学量論的にまたは触媒
として用いることができる(雑誌Chem.Let
t.,153頁(1988),J.Am.Chem.S
oc.,116巻,4832頁(1994),Macr
omol.Chem.phys.,197巻,165頁
(1996)等を参照)。また、チオフェン環のα−位
のC−H結合は活性であり、電気化学的酸化や塩化鉄
(III)等の酸化剤を用いる酸化によりα−位で結合
した重合体を与えることが知られているので(たとえ
ば、成書「新高分子実験学3高分子の合成・反応(2)
縮合系高分子の合成」共立出版(1996)331
頁)、パラベンゾキノン環の両側にチオフェン環を有す
る請求項4記載の化合物を酸化重合を行ない該重合体を
得ることができる。なお、前記金属化合物としては、ニ
ッケル化合物の他に、低原子価金属化合物で脱ハロゲン
化能を有する鉄等の1−13族金属の化合物が適してい
る。
【0008】該重合体の分子量には、特に制限はない。
しかし、成膜性等の優れた性質を有するためには、該重
合体の分子量はおおむね1000以上であることが望し
い。
【0009】以下、本発明をさらに具体的かつ詳細に実
施例について説明する。 実施例1 ポリ(3,7−ジヘキシルベンゾ[1,2−b:4,5
−b′]ジチオフェン−4,8−ジオン−2,6−ジイ
ル)の合成 窒素置換した50cmのシュレンク管中に315mg
(1.15mmol)のビス(1,5−シクロオクタジ
エン)ニッケル(Ni(cod)),15cmの乾
燥N,N−ジメチルホルムアミド、198mgの2,
2′−ビピリジル(bpy)及び380mg(0.70
mmol)の2,6−ジブロモ−3,7−ジヘキシルベ
ンゾ[1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−4,
8−ジオンを加え、60℃にて48時間撹拌した。この
後、反応系を1mol/lの希塩酸中に加え、撹拌洗浄
し、濾過により重合体を得た。この重合体をさらに、1
mol/lの希塩酸(2回)、エチレンジアミン四酢酸
の2ナトリウム塩(EDTA・2Na)の水溶液(3
回)、水(1回)及びメタノール(1回)で洗浄後、真
空乾燥して259mgの褐色重合体を得た(収率98
%)。この重合体の元素分析値は、炭素67.0%,水
素6.6%,臭素0%であり、GPC法(展開液として
クロロホルムを使用)により求めた数平均分子量(ポリ
スチレン基準)は3500であった。これらの値は、少
量の水和水を含む構造H(C2226・0.
3HO)H(炭素の計算値67.4%,水素の計算
値6.9%)にほゞ一致する。重合体の両末端がHとな
っているのは、同様の重合法によるポリ(ピリジン−
2,5−ジイル)の合成(雑誌J.Am.Chem.S
oc.,116巻,4832頁(1994))の場合と
同様、ゼロ価ニッケル錯体を用いる本重合において、重
合末端が主にC−Niの結合を有するものとなってお
り、この結合が重合体の処理中にC−H結合に変換され
たためであると考えられる。
【0010】この重合体の赤外スペクトル(KBr)
は、2980,2920,2830,1655(C=O
伸縮振動),1500,1450,1395,124
5,1155,835cm−1に吸収を示した。また、
この重合体はクロロホルムに溶け、テトラヒドロフラン
に部分的に溶解した。そして、この重合体の重水素化ク
ロロホルム中のプロトンNMRスペクトルはδ=2.9
(環構造に結合したCH),1〜1.8(その他のC
)および0.9(CH)にシグナルを示し、シグ
ナルの面積比も重合体の構造とほゞ一致した。このプロ
トンNMRスペクトルには、この他に、δ(デルタ)=
7.3,3.0に重合体中の末端単位に基づくと考えら
れる小さなシグナルが見られ、これらのシグナルの面積
は上記の重合体の構造及び分子量とほゞ一致した。
【0011】この重合体はクロロホルム中で398nm
に吸収を示した。一方、別途合成した3,7−ジヘキシ
ルベンゾ[1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−
4,8−ジオン(重合体の単分子モデルに相当)はクロ
ロホルム中で378nmに吸収を示し、この重合体中で
はパイ電子系の拡張のために紫外可視吸収帯の長波長側
への移動が起っていることを示している。
【0012】実施例2 ポリ(3,7−ジドデシルベンゾ[1,2−b:4,5
−b′]ジチオフェン−4,8−ジオン−2,6−ジイ
ル)の合成 モノマーとして、2,6−ジブロモ−3,7−ジヘキシ
ルベンゾ[1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−
4,8−ジオンの代りに、2,6−ジブロモ−3,7−
ジドデシルベンゾ[1,2−b:4,5−b′]ジチオ
フェン−4,8−ジオンを用いる他は実施例1と同様に
して重合体を得た。この重合体の重水素化クロロホルム
中のプロトンNMRスペクトルはδ(デルタ)=2.9
5(環構造に結合したCH),1.2〜1.67(そ
の他のCH),0.88(CH)にシグナルを示
し、シグナルの面積比も標記重合体の構造とほゞ一致し
た。また、このプロトンNMRスペクトルには、実施例
1の場合と同様δ(デルタ)=7.33(重合体の末端
基の環構造に結合したH)及び2.87(同末端基の環
構造に結合したCH)に弱いシグナルを示した。この
2つのシグナルの面積から、この重合体の重合度は17
(分子量9400に相当)であることが分った。
【0013】実施例3 電気化学的応答 実施例1記載の重合体のクロロホルム溶液を用いキャス
ト法により白金板上に該重合体のフィルムを作製した。
このフィルムを用い、窒素下、0.1mol/lのテト
ラブチルアンモニウム ヘキサフルオロホスフェート
([NBu][PF],Bu=ブチル)を含むアセ
トニトリルを電解液として用い、100mVs−1の条
件下でサイクリックボルタモグラムを得た。このサイク
リックボルタモグラムはAg/Agに対して−1.1
4V及び−1.84Vに還元ピークを示し、また−1.
76V,−1.02Vに還元された各々の化学種が酸化
されて元に戻って行く電気化学的反応による酸化ピーク
を示した。上記還元により、該重合体中に負電荷が蓄積
されることから、このような還元をn型ドーピングと呼
ぶ。また、この電気化学的還元がスムースに起こること
により、この時該重合体は導電化していると考えられ
る。
【0014】そして、この電気化学的な還元・酸化によ
る電子状態の変化により、該重合体フィルムは明瞭な色
の変化を示し、該重合体がエレクトロクロミック素子用
材料として用いることができることを示している。すな
わち、上記キャスト法で得られた黄色の重合体フィルム
はAg/Agに対し−1.14V,−1.84Vの還
元ピークの前後で各々、黄色→緑色,緑色→紫色の変化
を示した。また、逆に、Ag/Agに対して−1.7
6V,−1.02Vの酸化ピークの前後では、紫色→緑
色,緑色→黄色の変化を示し、元に戻って行くことが観
測された。
【0015】実施例4 粉末X線回折法による解析 実施例1記載の重合体の粉末X線回折図はd=13.0
オングストロームに側鎖の長鎖アルキル基間の相互作用
によりスタッキングする高分子化合物に特徴的な(たと
えば、雑誌Macromolecules,27巻,5
07頁(1994),Polymer J.,25巻,
997頁(1993),J.Am.Chem.So
c.,120巻,2047頁(1998)を参照)回折
線を示し、またd=4.13オングストロームにスタッ
キングにより生成する組織体中の高分子鎖間の環構造面
間の距離に対応すると同定される回折ピークを示した。
これらの結果は、該重合体分子が固体中で互いに配列、
配向し秩序ある構造を取り、配向性膜、高分子液晶とな
ることを示している。
【0016】比較例 ポリ(ベンゾ[1,2−b:4,5−b′]ジチオフェ
ン−4,8−ジオン−2,6−ジイル)の合成の試み。 モノマーとして、2,6−ジブロモ−3,7−ジヘキシ
ルベンゾ[1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−
4,8−ジオンの代りに、2,6−ジブロモベンゾ
[1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−4,8−
ジオンを用いる他は実施例1と同様な反応を行ない重合
体を得る試みを行なった。しかし、得られた生成物の元
素分析値(炭素42.5%,水素1.2%,臭素18.
9%)はBr(C103.2Brの計算
値(炭素42.0%,水素0.7%,臭素18.7%)
とほゞ一致しており、無置換のモノマーを用いた場合に
は、あまり効率よく重合反応が進行しないことが分っ
た。また、この重合体はクロロホルムを含む各種有機溶
媒に難溶性であった。
【0017】この様に、無置換のベンゾ[1,2−b:
4,5−b′]ジチオフェン−4,8−ジオンの重合体
は難溶性であることが分った。この様な難溶性の重合体
のモノマー単位に1又は複数の置換基を導入することに
より溶解性が向上することが知られており(たとえば特
願昭57−29082,雑誌Macromolecul
es,28巻,3371頁(1995),J.Am.C
hem.Soc.,118巻,4908頁(199
6))、実施例1,2に記載の重合体における溶解性向
上は、このような基の導入によるものと言える。
【0018】実施例5 導電率 実施例1に記載の重合体は、合成された状態のままでド
ーピングを行なうことなく1.9×10−7Scm−1
の直流導電率を2端子法による測定において示した。こ
の導電率は高いものではないが、たとえば静電気を除去
する材料として該重合体が利用できることを示してい
る。ドーピングすることなく導電率を示す原因として
は、該重合体中のキノン類似構造の共鳴構造(たとえば
C=O⇔C−O)に基づくキャリアー発生や、キノ
ン類似構造を有する環構造間の電子的相互作用による電
荷移動等が考えられる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−位及び7−位の炭素に結合している
    水素原子の少くとも一つを1価の基で置換したベンゾ
    [1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−4,8−
    ジオンの2−位及び6−位の水素を除いて成る2価の基
    を繰返し単位として有する重合体。
  2. 【請求項2】 1価の基がアルキル基、アリール基又は
    アルコキシル基である請求項1記載の重合体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の2価の基の2−位及び6
    −位にハロゲンが結合して成るジハロゲン化物を金属又
    は金属化合物を用い脱ハロゲン化することにより請求項
    1又は2に記載の重合体を得る合成法。
  4. 【請求項4】 3−位及び7−位の炭素に結合している
    水素原子の少くとも一つを1価の基で置換したベンゾ
    [1,2−b:4,5−b′]ジチオフェン−4,8−
    ジオンを酸化することにより請求項1又は2に記載の重
    合体を得る合成法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の重合体をn型導
    電体として用いる利用法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の重合体をエレク
    トロクロミック素子用材料として用いる利用法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の重合体を配向性
    材料又は高分子液晶性材料又はドーピングを行なうこと
    なく導電性を示す材料として用いる利用法。
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