JP4936293B2 - 被処理廃棄物の溶融無害化処理装置 - Google Patents

被処理廃棄物の溶融無害化処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、飛散しやすく健康に影響が大きいといわれるアスベスト含有物をはじめとする被処理廃棄物を安全に処理するための、被処理廃棄物の溶融無害化処理工程を備えた被処理廃棄物の溶融無害化処理装置に関する。
耐熱耐磨耗などに優れ、建築材料、工業材料に大量に使用されてきたアスベストは、人体への重大な健康被害が指摘され、除去が進んでいるが、最近の社会的な要請により、速やかな除去が求められている。
しかし、耐熱耐磨耗など優れた性質ゆえに、アスベストは処分が難しく、建物の解体工事現場、改修工事現場等でアスベスト含有物が回収されると、二重にした袋に詰められ、輸送作業により積み込まれて運搬されて、所定の管理型廃棄物処分場で埋め立て処分されている。このため、近い将来、処分場にて処分できる容量に限界がくることが明白となっている。また、輸送作業による運搬時には、袋詰めされたアスベスト含有物が漏洩しないように、厳重な防護対策が必要となるほか、処分場に至る運搬経路において多数の許可申請が必要とされる等、最終処分までに要する労力が極めて大きいことが指摘されている。
そこで、最近、アスベスト含有物を溶融施設に持ち込み、高温溶融化して、アスベストを無害化する方法が開発され、例えば、下記特許文献1にて提案されている。
特開2007−301546号公報
しかし、上記溶融施設には、建設コストが嵩むことをはじめ、溶融処理を進めるためのランニングコストが膨大なものとなるという問題等が生じている。さらに、上記溶融施設は、国内に少ないという問題もある。特に、上記溶融施設に持ち込むまでの運搬に係る問題は、何ら解決されておらず、さらなる解決手法の開発が求められている。
また、既存の施工された建築物の状態で、例えば、リン酸化合物、カルシウム化合物等により、アスベストを他の物質形態に化学処理する方法の開発が進んでおり、例えば、下記特許文献2及び下記特許文献3にて提案されている。
特開2007−295943号公報 特開2007−308871号公報
しかし、上記特許文献2及び上記特許文献3に提案された発明をはじめとするアスベストを他の物質形態に化学処理する方法では、建築物の壁、天井などある一定程度の厚みを有するアスベストに普遍的に浸透する等などして、すべてのアスベストを変質させることができるか否かについて疑義が生じる。さらに、健康被害をもたらさない程度にアスベストを変質させることが可能になるとしても、既存の施工状態に半永久的に被処理廃棄物が存在することとなるため、経年的な信頼性の問題が新たに生ずるという課題もある。
したがって、アスベスト除去工事現場等において、最も危険度の高い吹付けアスベストを除去して回収し、袋詰めしたアスベスト含有物を、当該現場から搬出するまでに無害化することができれば、処分場、溶融施設の問題が解決され、厳重な袋詰め等も不要となって、無害な一般廃棄物として処分することが可能となる。さらに、無害化処理したアスベスト含有物について減容化を図ることができれば、廃棄物の容量が少なくなり、一般廃棄物として廃棄するのに要する運搬時の輸送作業なども少なくて済むことが期待できる。
すなわち、従来のアスベスト含有物の無害化方法では、溶融施設の場合、建設コスト及びランニングコストが膨大なものとなるとともに、施設自体が少なく、溶融施設に持ち込むまでの運搬に係る問題は、何ら解決されていないという問題がある。既存の施工状態においてアスベストを他の物質形態に化学処理する方法では、すべてのアスベストを変質させることができるか否かについて疑義が生じ、また、既存の施工状態に存在する半永久的なアスベストに対する、経年的な信頼性の問題が生ずる。
本発明は、上記実情に鑑み提案されたもので、アスベスト含有物をはじめとした被処理廃棄物を、工事現場等から搬出するまでに無害化し、厳重な袋詰め等も不要として、無害な一般廃棄物として処分することができるとともに、無害化処理したアスベスト含有物について減容化を図って廃棄物の容量を少なくし、一般廃棄物を廃棄するのに要する輸送作業等を少なく済ませることができ、処分場、溶融施設、コスト、運搬等の問題を解決しつつ、一体の装置で大気飛散なく、安全に溶融、排出できる現場搬入可能な被処理廃棄物の溶融無害化工程を備えた被処理廃棄物の溶融無害化処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置は、回収ホッパーに被処理廃棄物を投入する投入手段と、前記回収ホッパーの下端部に鉛直に取り付けられ、1000℃以下で構造的に安定であり、赤外線を含む光に対して透明な円筒管へ、前記回収ホッパーに投入された前記被処理廃棄物を供給する供給手段と、前記円筒管の外周に配置され、前記円筒管を中心軸として回転可能とした光源及び反射鏡を有し、前記円筒管内を通過する前記被処理廃棄物、若しくは、前記円筒管内に滞積した前記被処理廃棄物を溶融させる処理装置と、を備えた、ことを特徴とする。
特に、上記供給手段は、押出機構により、回収ホッパーの下端部から円筒管へ被処理廃棄物を棒状に供給する押出供給手段であって、この押出機構の押し出し速度が処理中の被処理廃棄物の溶融状態の計測にもとづいて制御されている、ことが好ましい。
さらに、上記投入手段が、除去作業によって回収した被処理廃棄物を回収ホッパーに投入する遠隔操作ロボットであり、回収ホッパーに設けられた被処理廃棄物を破砕する破手段、及び、円筒管へ供給される前記被処理廃棄物に混合させる高温化促進物を、回収ホッパーに供給する高温化促進物供給装置を備え、且つ、上記処理装置は、光源及び反射鏡円筒管に沿って鉛直方向に複数配置され、また、被処理廃棄物を溶融させる際に発生する排気ガスを浄化して排出する浄化排気装置が備えられているものである、ことがさらに好ましい。
また、冷却装置が設けられ、円筒管から落下する溶融処理後の塊状物を溜める集積容器と集積容器内の溶融処理後の塊状物を袋詰めする袋詰め装置へ搬送する搬送装置と、が備えられる、こともさらに好ましい。
本発明では、被処理廃棄物が投入される回収ホッパーと、この回収ホッパーの下端部に鉛直に取り付けられ、1000℃以下で構造的に安定であり、赤外線を含む光に対して透明な円筒管と、この円筒管の外周に配置され、円筒管内を通過する被処理廃棄物、若しくは、円筒管内に滞積した被処理廃棄物を溶融させる、円筒管を中心軸として回転可能とした光源及び反射鏡を有する処理装置と、を備えて被処理廃棄物の溶融無害化処理装置を構成し、これを用いて溶融無害化処理工程を実行するので、被処理廃棄物を無害化、即ち、円筒管内で被処理廃棄物を光源及び反射鏡を有する処理装置により溶融させることが可能となるので、被処理廃棄物としての、例えば、アスベストの除去工事現場等に持ち込み可能なコンパクトな装置構成とすることができ、従来のような大掛かりの溶融設備を不要とすることができる。また、溶融された被処理廃棄物(塊状物)は、一般廃棄物により取り扱うことができるため、埋め立て処分場の問題を解決することができる。さらに、厳重な袋詰め作業をして搬出していた被処理廃棄物の廃棄物を、一般廃棄物として搬出することができるようになるので、廃棄処理に要する工事費用を削減することができ、同時に、アスベスト等の被処理廃棄物の除去工事に要する工事期間も短縮することができる。溶融された被処理廃棄物(塊状物)は減容化されているため、アスベスト等の被処理廃棄物の除去工事から排出される廃棄物量の大幅な削減も可能となる。
さらに、回収ホッパーの下端部に、被処理廃棄物を円筒管へ棒状に供給する押出機構を設け、この押出機構の押し出し速度を、処理中の被処理廃棄物の溶融状態の計測にもとづく制御機構により制御したので、回収ホッパーから円筒管へ効率的に被処理廃棄物を押し出して供給することが可能となる。このほか、円筒管の内壁に被処理廃棄物が付着することを防ぐ効果が生じるため、被処理廃棄物を確実に溶融させることができ、廃棄物の減容化を確実に果たすことができる。
また、除去作業によって回収した被処理廃棄物を回収ホッパーに投入するのが遠隔操作ロボットであるので、工事現場における作業員、周辺住民等への影響を最小限にすることができる。また、上記光源及び反射鏡を有する処理装置を、円筒管に沿って鉛直方向に複数配置したので、被処理廃棄物を確実に溶融させることができ、確実に廃棄物の減容化を果たすことができる。
回収ホッパーには、被処理廃棄物を破砕する機構を設けたので、被処理廃棄物を溶融するまでに細かく砕くことができ、さらに効率的に溶融させることができて、廃棄物の大幅な減容化が可能となる。このほか、円筒管へ供給される被処理廃棄物に混合させる高温化促進物を、回収ホッパーに供給する高温化促進物供給装置を備えたことによっても、被処理廃棄物の早期の高温化による効率的な溶融を促進させることができ、確実に廃棄物の大幅な減容化を可能とすることができる。
また、被処理廃棄物を溶融させる際に発生する排気ガスを浄化して排出する浄化排気装置を備えたので、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置から、アスベスト等の粉塵が排出されることがなくなり、大気拡散など環境への影響も微小なものとなって、工事現場における作業員、周辺住民等への影響を最小限にすることができる。
また、円筒管から落下する上記塊状物を溜める集積容器と、この集積容器内の塊状物を袋詰する袋詰め装置へ搬送する搬送装置とを備えたので、円筒管から落下した高温状態の塊状物を大気である程度まで冷却することが可能となり、塊状物の取り扱いを容易にして自動かつスムーズな袋詰めを進めることができ、廃棄処理に要する工事費用の削減、アスベスト等の被処理廃棄物の除去工事に要する工事期間の短縮を確実に図ることが可能となる。そして、上記集積容器が、冷却装置が設けられた成型型枠であるので、円筒管から落下した高温状態の溶融処理後の塊状物を大気のほか、冷却装置により冷却することが可能となるため、塊状物の取り扱いを早期に容易にして、廃棄処理に要する工事費用の削減、アスベスト等の被処理廃棄物の除去工事に要する工事期間の短縮を確実に図ることが可能となるほか、この集積容器が成型型枠であるので、溶融処理後の塊状物を所定の形状に成形し、建築材料等の再生材として再利用することも可能となる。
以下、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置についての一例を示す実施形態を説明する。図1は、当該一実施形態を示すフローシート、図2は、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置におけるハロゲンランプ及び反射鏡を有する処理装置及び搬送装置の一部を示す説明図、図3は、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置におけるハロゲンランプ及び反射鏡を有する処理装置による被処理廃棄物の溶融の仕組みを説明する説明図である。
本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置は、図1に示す通り、被処理廃棄物としての、例えば、アスベスト含有物Aが投入される回収ホッパー1と、この回収ホッパー1の下端部に鉛直に取り付けられ、1000℃以下で構造的に安定であり、赤外線を含む光に対して透明な、例えば、波長が0.01μm〜100μmである光に対して透明な円筒管としての石英管2と、この石英管2の外周に図2及び図3に示すように配置され、石英管2内を通過するアスベスト含有物A、若しくは、石英管2内に滞積したアスベスト含有物Aを溶融させる、光源としてのハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3とを備えて構成されている。
特に、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3は、石英管2を中心軸として回転可能であって、一定の回転角度を持って周期的に回転移動するものである。
また、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置は、図1に示す通り、アスベスト含有物Aが投入される回収ホッパー1の投入口部分に、アスベスト含有物Aを破砕する破砕機構11が設けられている。回収ホッパー1の側壁部には、石英管2に供給されるアスベスト含有物Aに混合させる図示されない高温化促進物としてのコークスを回収ホッパー1に供給する、図示されない高温化促進物供給装置に接続されている接続管12が設けられている。
さらに、回収ホッパー1の下端部には、アスベスト含有物Aを石英管2へ棒状に供給する図示されない押出機構が設けられている。この押出機構の押し出し速度は、処理中のアスベスト含有物Aの溶融状態の計測にもとづく制御機構、例えば、処理中のアスベスト含有物Aの溶融状態を目視確認できるようにするだけでなく、処理中のアスベスト含有物Aの計測データやガンマ線密度計による密度の計測データが押出機構にフィードバックされる制御機構、により制御されている。
また、石英管2の下方には、石英管2から落下するアスベスト含有物Aが溶融されてできる溶融処理後の塊状物Bを溜める集積容器4が備えられている。この集積容器4には、図示されない冷却装置が内蔵されている。
このほか、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置は、集積容器4に一方が接続されている搬送管51及び移送装置52からなる搬送装置5が備えられ、また、搬送管51の他方に接続される、石英管2から落下する溶融処理後の塊状物Bを廃棄袋61に詰める袋詰め装置6が備えられている。搬送管51及び移送装置52からなる搬送装置5は、搬送管51の他方が、袋詰め装置6を介してアスベスト含有物Aを溶融させる際に発生する排気ガスを浄化して排出する、図示されない浄化フィルターを有する浄化排気装置7の排気管71にも接続されている。
なお、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置は、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3から発せられた光線が、石英管2内を通過若しくは滞積するアスベスト含有物Aに照射されることにより、照射されたアスベスト含有物Aが、溶融する1500〜1600℃程度の温度に達し、その熱により自発的溶融するものである。その周辺の石英管2の管の温度は、赤外線を吸収しないため、1000℃以下に抑えられるので、石英管2が溶融する恐れがない。また、照射されたアスベスト含有物Aは、自発的に溶融するので、従来のようにアスベスト含有物Aの表面のみならず、全体を溶融させることが可能となる。
さらに、アスベスト含有物Aが石英管2内を通過若しくは滞積する仕組みにしたため、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3がアスベスト含有物Aによって汚れ、処理装置3から発せられる光線が遮られる等の悪影響が及ぶことを防止している。また、ハロゲンランプ31及び反射鏡32自体が高温となることについても、冷却手段を備えることにより解決される。
なお、石英管2をはじめとする円筒管を備えない場合、反射鏡やランプが汚れ、加熱効率が著しく抑制されるという不都合が生じる。
次に、図1に基づいて、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置が備える各種の装置及び手段の作用等について、被処理廃棄物溶融無害化処理する各工程に沿って以下に説明する。
本発明における被処理廃棄物溶融無害化処理する各工程は、回収ホッパー1に、被処理廃棄物としての、例えば、アスベスト含有物Aを投入する投入工程と、回収ホッパー1の下端部に鉛直に取り付けられた、アスベスト含有物Aが溶融する温度、例えば、1600℃以上の温度であって、管内中心部における温度が2000℃程度となる状態でも耐熱性を有する石英管2へ、回収ホッパー1に投入されたアスベスト含有物Aを供給する供給工程と、石英管2の外周に配置された、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3により、石英管2内を通過するアスベスト含有物A、若しくは、石英管2内に滞積したアスベスト含有物Aを溶融させる溶融工程と、からなる。なお、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3は、石英管2を中心軸として回転可能であって、一定の回転角度を持って周期的に回転移動し、アスベスト含有物Aを効率的に溶融させるものである。
特に、回収ホッパー1にアスベスト含有物Aを投入する投入工程においては、破砕機構11により、回収ホッパー1に投入されるアスベスト含有物Aを破砕する破砕工程を備え、さらに、図示されない高温化促進物供給装置により、石英管2へ供給されるアスベスト含有物Aに混合させる図示されない高温化促進物としてのコークスを、回収ホッパー1に供給する高温化促進物供給工程を備えている。そして、破砕工程により、アスベスト含有物Aが細かく砕かれ、高温化促進物供給工程により、細かく砕かれたアスベスト含有物Aにコークスが混合された後、回収ホッパー1の下端部に取り付けられた石英管2へ、回収ホッパー1に投入されたアスベスト含有物Aを供給する供給工程が行われる。
また、供給工程においては、押出機構により回収ホッパー1の下端部から石英管2へアスベスト含有物Aを棒状に供給する押出供給工程であって、この押出機構の押し出し速度が処理中のアスベスト含有物Aの溶融状態の計測にもとづく制御機構により制御されているものを備えるので、供給工程により回収ホッパー1に投入されたアスベスト含有物Aは、回収ホッパー1から石英管2へ効率的に供給される。また、この押出機構は、石英管2の内壁に被処理廃棄物が付着することを防ぐ効果が生じ、アスベスト含有物Aを確実に溶融させて、廃棄物の減容化を確実に果たしている。
さらに、石英管2から落下する溶融処理後の塊状物Bを溜める集積工程と、この集積容器4に一方が接続されている搬送管51及び移送装置52からなる搬送装置5により、集積容器4内の塊状物Bを袋詰め装置6へ搬送する搬送工程と、を備えている。なお、集積容器4には、冷却装置が内蔵されている。
また、図示されない浄化フィルターを有する浄化排気装置7により、アスベスト含有物Aを溶融させる際に発生する処理ガスを浄化して排出する浄化排気工程を備えている。この浄化排気工程では、搬送管51及び移送装置52からなる搬送装置5の搬送管51の他方が袋詰め装置6を介して浄化排気装置7の排気管71に接続されている。そして、アスベスト含有物Aを溶融させる際に発生する処理ガスは、搬送管51から袋詰め装置6、排気管71を経由して浄化排気装置7に至り、浄化排気装置7の浄化フィルターにより浄化されて周辺環境に排出される。
以下、本発明における被処理廃棄物溶融無害化処理する各工程をさらに具体的に詳述する。
まず、回収ホッパー1にアスベスト含有物Aを投入する投入工程により、アスベスト含有物Aを回収ホッパー1へ投入する。続いて、破砕機構11により、回収ホッパー1に投入されるアスベスト含有物Aを破砕する破砕工程によって、回収ホッパー1に投入したアスベスト含有物Aを、細かく破砕する。また、高温化促進物供給装置により、石英管2へ供給されるアスベスト含有物Aに混合させる図示されない高温化促進物としてのコークスを、回収ホッパー1に供給する高温化促進物供給工程によって、細かく破砕したアスベスト含有物Aに供給して混合する。
さらに、回収ホッパー1の下端部に取り付けられた石英管2へ、回収ホッパー1に投入されたアスベスト含有物Aを供給する供給工程により、細かく破砕したアスベスト含有物Aを石英管2内へ供給する。その際、押出機構により回収ホッパー1の下端部から石英管2へアスベスト含有物Aを棒状に供給する押出供給工程であって、この押出機構の押し出し速度が処理中のアスベスト含有物Aの溶融状態の計測にもとづく制御機構により制御されているものにより、破砕したアスベスト含有物Aを押出機構の押し出し成形により効率よく棒状に加工して石英管2内へ供給し、加熱効率を一段と向上させる。さらに、石英管2の外周に配置された、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3により、石英管2内を通過するアスベスト含有物A、若しくは、石英管2内に滞積したアスベスト含有物Aを溶融させる溶融工程によって、細かく破砕された、石英管2内へ供給したアスベスト含有物Aを、石英管2内を通過、若しくは、石英管2内に滞積させた状態で溶融させる。そうすると、アスベスト含有物Aは溶融され、溶融処理後の減容化した塊状物Bとなり、石英管2の下方へ自然落下する。
なお、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有する処理装置3は、石英管2を中心軸として回転可能であって、一定の回転角度を持って周期的に回転移動するので、石英管2内を通過するアスベスト含有物A、若しくは、石英管2内に滞積したアスベスト含有物Aは、効率よく溶融され、大幅に減容化した溶融処理後の塊状物Bとなる。また、コークスが混合されているので、より早期に高温化され、効率よく溶融されることとなり、確実に減容化した溶融処理後の塊状物Bが石英管2から落下することとなる。
そして、集積容器4により、石英管2から落下する溶融処理後の塊状物Bを溜める集積工程によって、石英管2から落下する溶融処理後の塊状物Bを一定量、集積容器4に溜める。続いて、集積容器4に一方が接続されている搬送管51及び移送装置52からなる搬送装置5により、集積容器4内の塊状物Bを袋詰め装置6へ搬送する搬送工程によって、集積容器4内に一定量が溜まった塊状物Bを袋詰め装置6へ搬送する。そして、袋詰め装置6により、石英管2から落下するアスベスト含有物Aの塊状物Bを袋に詰める袋詰め工程によって、搬送装置により搬送した塊状物Bを袋詰め装置6が有する廃棄袋61に袋詰めする。
また、これらと並行し、浄化フィルターを有する浄化排気装置7により、アスベスト含有物Aを溶融させる際に発生する排気ガスを浄化して排出する浄化排気工程よって、アスベスト含有物Aを溶融させる際に発生した排気ガスを、搬送管51、袋詰め装置6、排気管71を経由させて、浄化フィルターにより浄化して排出し、アスベスト粉塵などの有害物質が周辺環境に排出されないようにする。
その後、廃棄袋61に袋詰めした塊状物Bを、一般廃棄物として輸送作業により処分場等に運搬する。
したがって、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置は、まず、アスベスト含有物Aが投入される回収ホッパー1と、この回収ホッパー1の下端部に鉛直に取り付けられ、1000℃以下で構造的に安定であり、波長が0.01μm〜100μmである光に対して透明な石英管2と、この石英管2の外周に配置され、石英管2内を通過するアスベスト含有物A、若しくは、石英管2内に滞積したアスベスト含有物Aを溶融させる、ハロゲンランプ31及び反射鏡32を有し、石英管2を中心軸として回転可能であって、一定の回転角度を持って周期的に回転移動する処理装置3と、を備えてアスベスト含有物Aの溶融無害化処理装置を構成し、これを用いてアスベスト含有物Aの溶融無害化処理工程を実行し、アスベスト含有物Aを無害化するので、アスベスト除去工事現場等に持ち込み可能なコンパクトな構成として、従来のような大掛かりの溶融設備を不要とすることができ、溶融されたアスベスト含有物Aの塊状物Bを一般廃棄物として取り扱って、埋め立て処分場の問題を解決することができるとともに、廃棄処理に要する工事費用を削減することができ、同時に、アスベスト除去工事に要する工事期間も短縮することができる。さらに、塊状物Bは減容化されているため、アスベスト除去工事現場等から排出される廃棄物量の大幅な削減も可能となる。特に、一定の回転角度を持って周期的に回転移動する処理装置3は、アスベスト含有物Aを効率的に溶融することができ、廃棄物の大幅な減容化を可能とすることができる。
さらに、回収ホッパー1の投入口部分にアスベスト含有物Aを破砕する破砕機構11を設けたので、アスベスト含有物Aを細かく砕き、効率的に溶融することができ、廃棄物の大幅な減容化が可能となる。また、回収ホッパー1の側壁部に設けた接続管12を通じて接続する高温化促進物供給装置を備えたので、アスベスト含有物Aの早期の高温化による効率的な溶融を促進させることができ、確実に廃棄物の大幅な減容化を可能とすることができる。
回収ホッパー1の下端部には、アスベスト含有物Aを石英管2へ棒状に供給する押出機構を設け、この押出機構の押し出し速度が処理中のアスベスト含有物Aの溶融状態の計測にもとづく制御機構により制御したので、回収ホッパーから石英管2へ効率的にアスベスト含有物Aを供給することができ、また、石英管2の内壁にアスベスト含有物Aが付着することを防ぐ効果が生じるので、アスベスト含有物Aを確実に溶融させることができ、廃棄物の減容化を確実に果たすことができる。
さらに、石英管2の下方に、石英管2から落下するアスベスト含有物Aが溶融されてできる塊状物Bを溜める、冷却装置が内蔵された集積容器4を備えるとともに、この集積容器4に一方が接続されている搬送管51及び移送装置52からなる搬送装置5を備え、この搬送装置5により搬送された塊状物Bを廃棄袋61に詰める袋詰め装置6を備えたので、石英管2から落下する塊状物Bを一般廃棄物として袋詰めするまでの過程を自動化することができ、廃棄処理に要する工事費用の削減、アスベスト除去工事に要する工事期間の短縮を図ることが可能となる。このほか、石英管2から落下した高温状態の塊状物Bを大気及び集積容器4に内蔵された冷却装置により冷却することが可能となるため、塊状物Bの取り扱いを容易にして自動かつスムーズな袋詰めを進めることができ、廃棄処理に要する工事費用の削減、アスベスト除去工事に要する工事期間の短縮を確実に図ることが可能となる。
さらに、搬送管51及び移送装置52からなる搬送装置5の搬送管の他方を、袋詰め装置6を介して、アスベスト含有物Aを溶融させる際に発生する処理ガスを浄化して排出する、浄化フィルターを有する浄化排気装置7の排気管71に接続したので、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置から、アスベスト粉塵などを含む有害物質が排出されることがなくなり、大気拡散など環境への影響も微小なものとなって、工事現場における作業員、周辺住民等への影響を最小限にすることができる。
ここで、本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置は、上記構成に加え、光源及び反射鏡を有する処理装置を円筒管の鉛直方向に複数配置してもよい。そうすると、円筒管内を通過する被処理廃棄物、若しくは、円筒管内に滞積した被処理廃棄物を確実に溶融させることができ、確実に廃棄物の減容化を果たすことができる。
さらに、遠隔操作ロボットにより、除去作業によって回収した被処理廃棄物を回収ホッパーに投入してもよく、そうすると、工事現場における作業員、周辺住民等への影響を最小限にすることができる。なお、図1にて示すように、ベルトコンベアにより除去した被処理廃棄物を回収ホッパーに投入してもよく、また、手作業で除去した被処理廃棄物を回収ホッパーに投入してもよい。
また、円筒管から落下する被処理廃棄物の塊状物を溜める集積容器を成型型枠としてもよい。そうすると、溶融処理後の塊状物を所定の形状に成形して、建築材料等の再生材として再利用することも可能となる。
なお、上記説明では、処理装置を構成する光源にハロゲンランプを用いた例を示したが、反射鏡と協調して被処理廃棄物に照射すると、照射された被処理廃棄物が1500〜1600℃の溶融する温度に達することができる光源であれば、適宜のものを使用することができる。また、上記説明では、石英管に供給される被処理廃棄物に混合させる高温促進物にコークスを用いた例を示したが、被処理廃棄物を効率よく溶融させ、減容化させることができるものであれば、適宜の高温促進物を使用することができる。
さらに、上記説明では、被処理廃棄物としてのアスベスト含有物を例にして実施例を示したが、被処理廃棄物は、アスベスト含有物に限定されるものではないことに留意すべきである。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
本発明により、工事現場などでアスベスト等の被処理廃棄物の除去工事を行った際に、これまで厳重な袋詰め作業をして搬出していたアスベスト等の被処理廃棄物を一般廃棄物として搬出することができ、廃棄処理に要する工事費用を削減できるようになった。また、廃棄物が減容化されるので、工事現場から排出される廃棄物量を削減でき、アスベスト等の被処理廃棄物の除去工事に要する工事期間も短縮できる。このほか、埋め立て処分場の問題を解決でき、大掛かりな高温溶融設備を必要としないなど従来の問題を解決する。また、廃棄物が再利用可能であり、資源有効活用にも貢献できる。本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置内からアスベスト粉塵が排出されることもなく、大気拡散など環境への影響も微小なものになる。
本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置における一実施形態を示すフローシートである。 本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置におけるハロゲンランプ及び反射鏡を有する処理装置及び搬送装置の一部を示す説明図である。 本発明に係る被処理廃棄物の溶融無害化処理装置におけるハロゲンランプ及び反射鏡を有する処理装置による被処理廃棄物の溶融の仕組みを説明する説明図である。
符号の説明
1 回収ホッパー
11 破砕機構
12 接続管
2 石英管(円筒管)
3 処理装置
31 ハロゲンランプ(光源)
32 反射鏡
4 集積容器
5 搬送装置
51 搬送管
52 移送装置
6 袋詰め装置
61 廃棄袋
7 浄化排気装置
71 排気管
A アスベスト含有物(被処理廃棄物)
B 塊状物

Claims (4)

  1. 回収ホッパーに被処理廃棄物を投入する投入手段と、
    前記回収ホッパーの下端部に鉛直に取り付けられ、1000℃以下で構造的に安定であり、赤外線を含む光に対して透明な円筒管へ、前記回収ホッパーに投入された前記被処理廃棄物を供給する供給手段と、
    前記円筒管の外周に配置され、前記円筒管を中心軸として回転可能とした光源及び反射鏡を有し、前記円筒管内を通過する前記被処理廃棄物、若しくは、前記円筒管内に滞積した前記被処理廃棄物を溶融させる処理装置と、を備えた、
    ことを特徴とする被処理廃棄物の溶融無害化処理装置。
  2. 請求項1に記載の被処理廃棄物の溶融無害化処理装置において、
    前記供給手段は、押出機構により、前記回収ホッパーの下端部から前記円筒管へ前記被処理廃棄物を棒状に供給する押出供給手段であって、この前記押出機構の押し出し速度が処理中の前記被処理廃棄物の溶融状態の計測にもとづいて制御されている、
    ことを特徴とする被処理廃棄物の溶融無害化処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の被処理廃棄物の溶融無害化処理装置において、
    前記投入手段が、除去作業によって回収した前記被処理廃棄物を前記回収ホッパーに投入する遠隔操作ロボットであり、
    前記回収ホッパーに設けられた前記被処理廃棄物を破砕する破手段、及び、前記円筒管へ供給される前記被処理廃棄物に混合させる高温化促進物を、前記回収ホッパーに供給する高温化促進物供給装置を備え、
    且つ、前記処理装置は、前記光源及び反射鏡前記円筒管に沿って鉛直方向に複数配置され
    さらに、前記被処理廃棄物を溶融させる際に発生する排気ガスを浄化して排出する浄化排気装置が備えられた、
    ことを特徴とする被処理廃棄物の溶融無害化処理装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一つに記載の被処理廃棄物の溶融無害化処理装置において
    却装置が設けられ、前記円筒管から落下する溶融処理後の塊状物を溜める集積容器と
    前記集積容器内の前記溶融処理後の塊状物を袋詰めする袋詰め装置へ搬送する搬送装置と、が備えられた、
    ことを特徴とする被処理廃棄物の溶融無害化処理装置。
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