JP4935948B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1記載の発明は、脱穀装置(1)を搭載した走行車体(2)の前側に刈取前処理装置(3)を昇降自在に設け、該刈取前処理装置(3)に備えた穀稈供給装置(5)の搬送終端部から脱穀装置(1)に備えたフィードチェン(4)へ穀稈を受け継ぐチェン(6b)を設け、該チェン(6b)を支持するチェンレール(44)を、チェン(6b)を巻き掛ける3つの輪体のうちの搬送始端部の輪体と搬送終端部の輪体との間に設け、該チェンレール(44)を走行車体(2)側に支持させたことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記刈取前処理装置(3)側から伝動部(12)へ伝動する構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバインとしたものである。
コンバイン15は、図1に示すように、走行車体2上に、扱室7の入口部8(入口漏斗側)を前側にして脱穀装置1を搭載し、更に、その前側に刈取前処理装置3を連結して一連の刈取脱穀作業ができる構成としている。
つぎに、受継チェン6は、図1および図2に示すように、前部受継チェン6aと補助受継チェン(チェン)6bとから構成し、前部受継チェン6aは、前記フィ−ドチェン4の搬送始端部のすぐ前側に、フィ−ドチェン4の始端部を分割したように設け、刈取前処理装置3側の前述した穀稈供給装置5から受け継いだ穀稈を後続するフィ−ドチェン4に受け継がせる構成とし、補助受継チェン6bは、図2に示すように、前部受継チェン6aとフィ−ドチェン4との内側に配置して設け、前記前部受継チェン6aの受継作用時に、穀稈の穂先側を支持できる構成としている。そして、前部受継チェン6aは、図で解るように、その搬送始端部を、補助受継チェン8の搬送始端部と揃え、終端部分を上記補助受継チェン6bの終端部分より前側に位置させて構成している。
まず、図11において、エンジン26から出力される回転動力は、油圧無段変速装置27を経由して走行ミッション装置28に伝達される走行及び刈取伝動経路と、脱穀装置1に伝達される脱穀伝動経路と、グレンタンク29に伝達される穀粒搬出伝動経路とに分配伝動される構成としている。
そして、フィ−ドチェン4の搬送速度Vは、実施例の場合、図3に示す速度変化を示すグラフのように、作業速度(走行速度)と共に変速される受継チェン6の搬送速度vより、常に、高速で駆動されるように速度設定をした構成としている。実施例の場合、フィ−ドチェン4の搬送速度(V)は、常に、コンバインの穀稈刈取量(扱室7に供給される穀稈量)を、扱室7の空隙容積に対して、1乃至1.5倍の範囲内に保つように速度を設定している。このように速度設定をすると、フィ−ドチェン4は、従来に比較して高速で穀稈搬送をすることになるから、扱室7の内部では、搬送穀稈(脱穀穀稈)の層厚が厚くならず、扱胴10が適確に作用できる。そのため、脱穀処理が効率的になり、藁屑の発生が少なくて扱ぎ残しがなくなると共に、消費馬力が少なくなる利点がある。
まず、図8において、扱胴カバ−35は、前記扱室7の上部を覆う位置にあって、上方に回動可能にガスダンパ−36で支持して開閉自由に構成している。
そして、ベルト46は、図12に示すように、刈取前処理装置3側の伝動プ−リ30からチェンケ−ス31の伝動プ−リ47に伝動可能に巻回し、テンションプ−リ48によって張圧して構成している。そして、テンションプ−リ48は、図12で解るように、ア−ム49の支点部分にア−ム50を連結して張圧状態を解除するとき操作が楽にできる構成としている。51はテンションスプリングである。
さて、上述の作用中において、フィ−ドチェン4は、刈取脱穀作業を最高速度で行なった場合でも、図3のグラフに示すように、受継チェン6の速度より高速で搬送するから、扱室7内部の穀稈の層厚を脱穀処理に適する厚み(扱室7内部の穀稈充填度)に保ちながら脱穀作業を続けることができる。したがって、脱穀装置1は、適確な脱粒処理によって扱ぎ残し等の脱穀ロスが減少し、消費馬力を比較的少なくしながら作業ができる。
2 走行車体
3 刈取前処理装置
4 フィードチェン
5 穀稈供給装置
6b 補助受継チェン(チェン)
12 伝動部
40 刈取懸架台(刈取支持部材)
43 支持杆(支持部材)
44 チェンレール
Claims (4)
- 脱穀装置(1)を搭載した走行車体(2)の前側に刈取前処理装置(3)を昇降自在に設け、該刈取前処理装置(3)に備えた穀稈供給装置(5)の搬送終端部から脱穀装置(1)に備えたフィードチェン(4)へ穀稈を受け継ぐチェン(6b)を設け、該チェン(6b)を支持するチェンレール(44)を、チェン(6b)を巻き掛ける3つの輪体のうちの搬送始端部の輪体と搬送終端部の輪体との間に設け、該チェンレール(44)を走行車体(2)側に支持させたことを特徴とするコンバイン。
- 前記チェン(6b)を車速に同調して伝動される伝動部(12)に連動させたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
- 前記刈取前処理装置(3)側から伝動部(12)へ伝動する構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
- 前記チェンレール(44)を、支持部材(43)を介して走行車体(2)上の刈取支持部材(40)に支持させたことを特徴とする請求項3記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
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JP2011163422A JP4935948B2 (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011163422A JP4935948B2 (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | コンバイン |
Related Parent Applications (1)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011163422A Expired - Lifetime JP4935948B2 (ja) | 2011-07-26 | 2011-07-26 | コンバイン |
Country Status (1)
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2011
- 2011-07-26 JP JP2011163422A patent/JP4935948B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2011234733A (ja) | 2011-11-24 |
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