JP4807433B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1記載の発明は、脱穀装置(1)を搭載した走行車体(2)の前側に刈取前処理装置(3)を昇降自由に設け、前記脱穀装置(1)に備えたフィードチェン(4)の搬送始端部と前記刈取前処理装置(3)に備えた穀稈供給装置(5)の搬送終端部との間に受継チェン(6)を設け、該受継チェン(6)を走行車体(2)上に設けた支持装置(39)側に支持し、前記フィードチェン(4)を脱穀装置(1)に設けた第1伝動部(11)から伝動し、前記受継チェン(6)は前記刈取前処理装置(3)側から車速に同調して伝動される第2伝動部(12)に接続して伝動する構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記第1伝動部(11)から伝動されるフィードチェン(4)の搬送速度を、第2伝動部(12)から伝動されて車速に同調して変速する受継チェン(6)の搬送速度に対して常に高速になるように設定したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記受継チェン(6)を前部受継チェン(6a)と補助受継チェン(6b)とから構成し、前部受継チェン(6a)をフィードチェン(4)の搬送始端部の前側に配置して穀稈供給装置(5)から受け継いだ穀稈をフィードチェン(4)に受け継がせる構成とし、補助受継チェン(6b)は、前部受継チェン(6a)及びフィードチェン(4)の内側に配置すると共に、該補助受継チェン(6b)の搬送終端部をフィードチェン(4)の搬送始端部よりも後方まで延長して扱室(7)の入口部(8)に設けたゴム垂れ(9)よりも扱胴(10)に接近した位置に設け、該補助受継チェン(6b)によって、前部受継チェン(6a)の搬送終端部とフィードチェン(5)の搬送始端部との間の穀稈の受け継ぎを補助すると共に前部受継チェン(6a)まで株元が届かない短い穀稈の穂先側を支持してフィードチェン(5)の搬送始端部へ受け継ぐ構成とし、前記刈取前処理装置(3)後部の伝動プーリ(30)からベルト(46)と伝動プーリ(47)を介してチェンケース(31)に入力し、該チェンケース(31)から補助受継チェン軸(32)を介して補助受継チェン(6b)へ伝動し、該補助受継チェン(6b)から前部受継チェン(6a)へ伝動する構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記フィードチェン(4)を、チェン支持部材(37)に支持すると共に扱室(7)の扱口に沿わせて設け、該チェン支持部材(37)の始端側に回動フレーム(14)を連結し、該回動フレーム(14)を、走行車体(2)上の支持装置(39)に軸架した回動支点軸(13)に連結し、フィードチェン(4)の後部に設けた入力軸(38)は、脱穀装置(1)後部の排塵ギヤボックス(34)の第1伝動部(11)に係合離脱自在に設け、前部受継チェン(6a)と補助受継チェン(6b)を前記回動フレーム(14)に取り付け、前記補助受継チェン軸(32)の端部に備えた第2伝動部(12)に、補助受継チェン(6b)側のスプロケットの側部に備えたカップリングを係合離脱自在に設けて、フィードチェン(4)と前部受継チェン(6a)と補助受継チェン(6b)とが一体でオープン可能な構成としたことを特徴とする請求項3記載のコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明によれば、フィードチェン(4)の搬送速度を、車速に同調して変速する受継チェン(6)の搬送速度に対して常に高速になるように設定したので、フィ−ドチェン(4)は、従来に比較して高速で穀稈搬送をすることになるから、扱室の内部では、搬送穀稈(脱穀穀稈)の層厚が厚くならず、扱胴が適確に作用し、脱穀処理が効率的になり、藁屑の発生が少なくて扱ぎ残しがなくなると共に、消費馬力が少なくなる。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、刈取前処理装置(3)から引き継ぐ穀稈は、補助受継チェン(6b)によってゴム垂れ(9)内側の扱胴(10)の直前まで搬送されるから、乱れることがほとんどなく円滑に、しかも、確実に扱室(7)に引き継がせることができる。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項3記載の発明の効果に加えて、フィ−ドチェン(4)と前部受継チェン(6a)と補助受継チェン(6b)を一体でオ−プンさせ、受継チェン(6)の伝動部、扱室(7)、選別室を開放して清掃やメンテナンスを容易に行なうことができる。
コンバイン15は、図1に示すように、走行車体2上に、扱室7の入口部8(入口漏斗側)を前側にして脱穀装置1を搭載し、更に、その前側に刈取前処理装置3を連結して一連の刈取脱穀作業ができる構成としている。
つぎに、受継チェン6は、図1および図2に示すように、前部受継チェン6aと補助受継チェン6bとから構成し、前部受継チェン6aは、前記フィ−ドチェン4の搬送始端部のすぐ前側に、フィ−ドチェン4の始端部を分割したように設け、刈取前処理装置3側の前述した穀稈供給装置5から受け継いだ穀稈を後続するフィ−ドチェン4に受け継がせる構成とし、補助受継チェン6bは、図2に示すように、前部受継チェン6aとフィ−ドチェン4との内側に配置して設け、前記前部受継チェン6aの受継作用時に、穀稈の穂先側を支持できる構成としている。そして、前部受継チェン6aは、図で解るように、その搬送始端部を、補助受継チェン8の搬送始端部と揃え、終端部分を上記補助受継チェン6bの終端部分より前側に位置させて構成している。
まず、図11において、エンジン26から出力される回転動力は、油圧無段変速装置27を経由して走行ミッション装置28に伝達される走行及び刈取伝動経路と、脱穀装置1に伝達される脱穀伝動経路と、グレンタンク29に伝達される穀粒搬出伝動経路とに分配伝動される構成としている。
そして、フィ−ドチェン4の搬送速度Vは、実施例の場合、図3に示す速度変化を示すグラフのように、作業速度(走行速度)と共に変速される受継チェン6の搬送速度vより、常に、高速で駆動されるように速度設定をした構成としている。実施例の場合、フィ−ドチェン4の搬送速度(V)は、常に、コンバインの穀稈刈取量(扱室7に供給される穀稈量)を、扱室7の空隙容積に対して、1乃至1.5倍の範囲内に保つように速度を設定している。このように速度設定をすると、フィ−ドチェン4は、従来に比較して高速で穀稈搬送をすることになるから、扱室7の内部では、搬送穀稈(脱穀穀稈)の層厚が厚くならず、扱胴10が適確に作用できる。そのため、脱穀処理が効率的になり、藁屑の発生が少なくて扱ぎ残しがなくなると共に、消費馬力が少なくなる利点がある。
まず、図8において、扱胴カバ−35は、前記扱室7の上部を覆う位置にあって、上方に回動可能にガスダンパ−36で支持して開閉自由に構成している。
さて、上述の作用中において、フィ−ドチェン4は、刈取脱穀作業を最高速度で行なった場合でも、図3のグラフに示すように、受継チェン6の速度より高速で搬送するから、扱室7内部の穀稈の層厚を脱穀処理に適する厚み(扱室7内部の穀稈充填度)に保ちながら脱穀作業を続けることができる。したがって、脱穀装置1は、適確な脱粒処理によって扱ぎ残し等の脱穀ロスが減少し、消費馬力を比較的少なくしながら作業ができる。
2 走行車体
3 刈取前処理装置
4 フィードチェン
5 穀稈供給装置
6 受継チェン
6a 前部受継チェン
6b 補助受継チェン
7 扱室
8 入口部
9 ゴム垂れ
10 扱胴
11 伝動部(第1伝動部)
12 伝動部(第2伝動部)
13 回動支点軸
14 回動フレーム
30 伝動プーリ
31 チェンケース
32 補助受継チェン軸
34 排塵ギヤボックス
37 チェン支持部材
38 伝動軸(入力軸)
39 支持装置
46 ベルト
47 伝動プーリ
Claims (4)
- 脱穀装置(1)を搭載した走行車体(2)の前側に刈取前処理装置(3)を昇降自由に設け、前記脱穀装置(1)に備えたフィードチェン(4)の搬送始端部と前記刈取前処理装置(3)に備えた穀稈供給装置(5)の搬送終端部との間に受継チェン(6)を設け、該受継チェン(6)を走行車体(2)上に設けた支持装置(39)側に支持し、前記フィードチェン(4)を脱穀装置(1)に設けた第1伝動部(11)から伝動し、前記受継チェン(6)は前記刈取前処理装置(3)側から車速に同調して伝動される第2伝動部(12)に接続して伝動する構成としたことを特徴とするコンバイン。
- 前記第1伝動部(11)から伝動されるフィードチェン(4)の搬送速度を、第2伝動部(12)から伝動されて車速に同調して変速する受継チェン(6)の搬送速度に対して常に高速になるように設定したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
- 前記受継チェン(6)を前部受継チェン(6a)と補助受継チェン(6b)とから構成し、前部受継チェン(6a)をフィードチェン(4)の搬送始端部の前側に配置して穀稈供給装置(5)から受け継いだ穀稈をフィードチェン(4)に受け継がせる構成とし、補助受継チェン(6b)は、前部受継チェン(6a)及びフィードチェン(4)の内側に配置すると共に、該補助受継チェン(6b)の搬送終端部をフィードチェン(4)の搬送始端部よりも後方まで延長して扱室(7)の入口部(8)に設けたゴム垂れ(9)よりも扱胴(10)に接近した位置に設け、該補助受継チェン(6b)によって、前部受継チェン(6a)の搬送終端部とフィードチェン(5)の搬送始端部との間の穀稈の受け継ぎを補助すると共に前部受継チェン(6a)まで株元が届かない短い穀稈の穂先側を支持してフィードチェン(5)の搬送始端部へ受け継ぐ構成とし、前記刈取前処理装置(3)後部の伝動プーリ(30)からベルト(46)と伝動プーリ(47)を介してチェンケース(31)に入力し、該チェンケース(31)から補助受継チェン軸(32)を介して補助受継チェン(6b)へ伝動し、該補助受継チェン(6b)から前部受継チェン(6a)へ伝動する構成としたことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
- 前記フィードチェン(4)を、チェン支持部材(37)に支持すると共に扱室(7)の扱口に沿わせて設け、該チェン支持部材(37)の始端側に回動フレーム(14)を連結し、該回動フレーム(14)を、走行車体(2)上の支持装置(39)に軸架した回動支点軸(13)に連結し、フィードチェン(4)の後部に設けた入力軸(38)は、脱穀装置(1)後部の排塵ギヤボックス(34)の第1伝動部(11)に係合離脱自在に設け、前部受継チェン(6a)と補助受継チェン(6b)を前記回動フレーム(14)に取り付け、前記補助受継チェン軸(32)の端部に備えた第2伝動部(12)に、補助受継チェン(6b)側のスプロケットの側部に備えたカップリングを係合離脱自在に設けて、フィードチェン(4)と前部受継チェン(6a)と補助受継チェン(6b)とが一体でオープン可能な構成としたことを特徴とする請求項3記載のコンバイン。
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JP2009107204A JP4807433B2 (ja) | 2009-04-25 | 2009-04-25 | コンバイン |
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JP2009107204A Expired - Lifetime JP4807433B2 (ja) | 2009-04-25 | 2009-04-25 | コンバイン |
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2009
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