JP4935031B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LED(発光ダイオード)を使用した画像形成装置の改良に関する。
従来より、LEDを使用した画像形成装置が種々使用されている。これらの画像形成装置に使用されるLEDヘッドは、集光用のレンズの焦点深度が小さく、±50μm焦点がずれると結像性が低下して光が分散してしまう場合があった。この場合、レンズで集光された光が感光ドラムの表面に当たって生じる集光スポットの大きさが大きくなり、ハーフトーン画像の濃度が変化してしまうことがある。
図10(a),(b)には、感光ドラムの表面に上記集光スポットを当て、その後トナーを所定の手順で供給することにより感光ドラムの表面に形成されたトナー像の様子が示される。図10(a),(b)では、2×2画素を一つの点として千鳥格子に集光スポットを当てたハーフトーン画像の場合が示されている。なお、破線で示された一マスが一画素を表している。
図10(a)は、集光スポットの焦点が合った状態であり、各トナー像の間には予定通り隙間が生じ、適正な濃度のハーフトーン画像が形成されている。一方、図10(b)は、集光スポットの焦点がずれた状態であり、集光スポットがやや大きくなっている。これにより、各トナー像の近接した部分がつながって、図10(a)で生じていた隙間が小さくなっている。この結果、ハーフトーン画像の濃度が所望の濃度より濃くなってしまう。
このような集光スポットの焦点ずれの問題を解決するために、下記特許文献1では、LEDヘッドを焦点方向に移動するためのモータを備え、操作者が入力した設定値に基づきLEDヘッドを移動させて焦点を最適な位置に調整する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、LEDヘッド内部の発光部とレンズとの間に光制御フィルムを挟み、光の広がりを抑制して焦点のずれを緩和する技術が開示されている。
特開2004−25678号公報 特開平9−174932号公報
しかし、上記従来の技術においては、LEDヘッドの構造が複雑化し、製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、簡易かつ低コストの構成で焦点ずれの小さいLEDヘッドを使用した画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、LED(発光ダイオード)を使用した画像形成装置であって、LED列の解像度をa(dpi)とし、画像データを露光するときの主走査方向の解像度をb(dpi)とした場合に、a>b ただし、aはbの整数倍、の関係を有するLEDヘッドと、露光に使用する主ドットが、{(a/b)−1}ドットおきになるように前記LEDヘッドの点灯制御を行う点灯制御手段と、を備えることを特徴とする。
ここで、上記点灯制御手段は、画像データの種類に応じて、一つの画素に対して前記LED列の主ドットのみを点灯させるモードと、主ドットとこれに隣接する補間ドットの両方を点灯させるモードとを切り替えることを特徴とする。
また、上記点灯制御手段は、前記主ドットと前記補間ドットとを点灯させる場合に、主ドットの平均露光量と補間ドットの平均露光量とが異なるように制御することを特徴とする。
また、上記点灯制御手段は、画像データの種類に応じて、主ドットの平均露光量を制御することを特徴とする。
また、上記画像形成装置は、画像データの注目画素の周辺c×d画素マトリクス(c及びdは任意の自然数)のパターンを認識するパターン認識手段を有し、前記点灯制御手段は、前記パターン認識手段の認識結果に基づいて主ドットの点灯と、補間ドットの点灯とを制御することを特徴とする。
また、上記画像形成装置は、前記点灯制御を強制的に禁止するモードを有することを特徴とする。
また、上記点灯制御手段は、前記LED列の主ドットと、主ドットに隣接する補間ドットとを、所定のタイミングで切り替えることを特徴とする。
また、上記点灯制御手段は、画像データの種類に応じて、前記LED列の主ドットと、主ドットに隣接する補間ドットとを切り替えることを特徴とする。
また、上記点灯制御手段は、各ドットの発光量を補正する補正データを有し、前記LED列の主ドットのみを点灯する場合と、主ドットとこれに隣接する補間ドットの両方を点灯させる場合とで、前記補正データが異なることを特徴とする。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
実施形態1.
図1には、本発明にかかる画像形成装置の実施形態1の構成を表すブロック図が示される。図1において、画像形成装置は、動作制御部10、点灯制御部12、パターン認識部14、画像形成部16、LEDヘッド18及び操作部36を含んで構成されている。
動作制御部10は、スキャナまたは他のコンピュータから画像データを取得し、点灯制御部12等に指示して、取得した画像データにより画像形成装置が画像を形成する動作を制御する。
点灯制御部12は、LEDヘッドに形成されたLED列の各発光ダイオードの点灯、消灯を制御する。
パターン認識部14は、画像データの注目画素周辺の主走査方向画素数c×副走査方向画素数dのマトリクスを取りだし、このマトリクス中で点灯する発光ダイオードのパターンを認識する処理を行う。
画像形成部16は、LEDヘッド18の他、感光ドラム20、現像ユニット22、転写ロール24等を含み、画像データを所定の用紙26に画像として形成する装置である。
LEDヘッド18は、上記画像形成部16の構成要素であり、発光ダイオード(以後、ドットという)28を直線状に並べたLED列から感光ドラム20を感光するための光を照射する。この光は、集光レンズ30で集光され、感光ドラム20の表面に集光スポットが形成される。
また、操作部36は、キーボード、タッチパネル等で構成され、ユーザが、動作制御部10が行う制御動作に必要な指示情報を入力する。
図2には、上記LEDヘッド18の構成例の斜視図が示される。図2において、LEDヘッド18は基板27を備え、この基板27の上に発光ダイオード28を直線状に並べたLED列32が形成されている。また、LEDヘッド18には、各ドット28の発光量を補正するための補正データが格納されたメモリ34が設けられている。この補正データは、各ドット28の光量ばらつき、ドット面積ばらつき、ドット間隔ばらつき、各ドット28から発せられる光を集光する集光レンズ30のばらつき等を考慮して、感光ドラム20上に一定の集光スポットが生じるように、各ドット28の駆動電流等を調整するためのデータである。さらに、LED列32はカバー29に覆われ、その前方には集光レンズ30が備えられている。なお、図2では、LED列32が見えるように、カバー29及び集光レンズ30の一部を取り除いた状態が示されている。
なお、上記図1及び図2に示された構成は、実施形態1のみではなく、実施形態2から実施形態8まで、共通して使用する。
図3,図4,図5及び図6には、ドット28のサイズ及びLEDヘッド18に形成されたLED列32の解像度を変更した場合の効果が示される。図3及び図4がドット28間のピッチをD/2とした高解像度の場合を、図5及び図6がドット28間のピッチをDとした低解像度の場合をそれぞれ示している。
図3及び図4の上段に示されるLED列32の解像度をa(dpi)とし、画像データにより感光ドラム20を露光するときの主走査方向の解像度をb(dpi)とした場合に
a>b ただし、aはbの整数倍
の関係となっている。これには、例えば600dpiの仕様の画像形成装置に1200dpiのLEDヘッド18を搭載する場合等が相当する。
また、上記関係が成立している場合に、点灯制御部12は、感光ドラム20の露光に使用するドット28が、{(a/b)−1}ドットおきになるように、ドット28を間引きながらLEDヘッド18の点灯制御を行う。このように、感光ドラム20の露光に使用するドット28を、主ドットと呼び、主ドットに隣接するドットを補間ドットと呼ぶ。補間ドットは、主ドットとともに点灯し、感光ドラム20の露光を補助する場合もある。
例えば、600dpiの仕様の画像形成装置に1200dpiのLEDヘッド18を搭載する場合では、点灯制御部12は、奇数番目のドット28を点灯させ、600dpiのLEDヘッドとして点灯制御する。この場合に点灯される奇数番目のドット28が上記主ドットに相当する。なお、図3及び図4において、点灯したドットは斜線で示されている。
図3及び図4の上段に示されるように、本実施形態においては、1画素に対して上記主ドットが2個点灯されている。また、この場合の感光ドラム20の露光量が中段のグラフに示される。さらに下段には、露光された感光ドラム20の表面に形成されたトナー像が示される。
図3に示されたグラフには、露光時に、ドット28から照射された光が感光ドラム20の表面に集光されて形成される集光スポットの焦点が合っている場合の露光分布が示され、図4に示されたグラフには、集光スポットの焦点がややずれた場合の露光分布が示される。また、感光ドラム20の表面の露光分布を現像ユニット22で現像する場合の閾値、すなわちトナーを感光ドラム20の表面に付着させるのに必要な露光量がTとして示される。図3及び図4に示されたグラフから分かるように、集光スポットの焦点が合っている場合も、ややずれた場合も、二つの集光スポットの間の露光量は、上記閾値Tよりも小さくなっている。このため、図3の下段に示されるトナー像及び図4の下段に示されるトナー像の何れも互いに分離した状態となっている。この結果、図10(b)に示されるような、各トナー像の近接した部分がつながることを防止できる。図4の下段に示されるトナー像は図3の下段に示されるトナー像より若干大きくなっているが、この程度では画像の濃度に大きくは影響しない。従って、ハーフトーン画像の濃度が集光スポットの焦点誤差の影響を受けにくくなり、画像濃度を安定させることができる。
これに対して、図5及び図6では、LED列32の各ドット28は、1画素に対して隣接する二つのドット28が点灯される。各ドット28は、図3及び図4の各ドット28よりも大きなサイズで形成されている。この場合、図5の中段に示されるように、集光スポットの焦点が合っている場合の露光分布は、二つの集光スポットの間の露光量は閾値Tよりも小さくなっているが、図6の中段に示される焦点がややずれた場合の露光分布では、二つの集光スポットの間の露光量は閾値Tよりも大きくなる。この結果、図6の下段に示されるように、焦点がずれたときに隣接するトナー像がつながってしまう場合がある。このため、ハーフトーン画像の濃度が集光スポットの焦点誤差の影響を受け易くなり、所望の濃度より濃いハーフトーン画像となる。
このように、各ドット28の大きさを小さくし、LED列32の解像度を、感光ドラム20を露光するときの主走査方向の解像度の整数倍として、かつドット28を間引きながら点灯制御することにより、ハーフトーン画像の濃度を安定させることができる。
図7には、上記各トナー像を使用してハーフトーン画像を形成した場合の画像密度(トナーがのるべき画素の密度)と、用紙上に形成されたトナー像濃度との関係が示される。図7において、画像密度とトナー像濃度とは比例関係(直線)になるのが理想であるが、ドット28のサイズが大きい場合には、高画像密度でトナー像濃度がより濃い色となり、ベタ画像になりやすくなる。なお、ベタ画像は、トナー像濃度が最も濃い場合の画像である。また、これを緩和するために露光量を小さくすると、逆に低画像密度部分のトナー像濃度が低下し過ぎ、画像がかすれやすくなる。従って、画像密度−トナー像濃度の曲線は曲率の大きいS字カーブになる。
一方、図3及び図4の上段に示されるように、ドット28のサイズを小さくすると、トナー像のつながりを抑制できるので、高画像密度でハーフトーン画像が濃い色にシフトすることがなく、低画像密度で画像がかすれることも防止できる。このため、画像密度−トナー像濃度の曲線は直線に近いS字カーブになる。
以上より、本実施形態によれば、ドット28のサイズを小さくし、点灯するドット28を間引きながら点灯させるという簡易かつ低コストの構成で焦点ずれの小さいLEDヘッドを実現できる。この結果、ハーフトーン画像の濃度制御が容易になるという効果を得ることができる。
実施形態2.
本実施形態においては、上記a=2bの関係がある。また、図1に示された画像形成装置の操作部36に原稿種類の選択ボタンが設けられ、例えば「写真」と「文字線画」のように画像データの種類を選択できるように構成されている。ユーザが操作部36により「写真」を選択したときには、動作制御部10が点灯制御部12にその選択指示を送り、点灯制御部12が、図2に示されたLED列32の奇数番目のドット28だけで感光ドラム20を露光するようにLEDヘッド18を制御する。これにより、実施形態1に述べた原理のとおり、ハーフトーン濃度を安定させる露光が可能となる。
一方、ユーザが「文字線画」を選択したときは、LED列32の奇数番目のドット28に加え、隣接する偶数番目のドット28も点灯させる。つまり、点灯制御部12は、偶数番目のドット28と奇数番目のドット28がペアで動作するようにLEDヘッド18を制御する。これにより、例えば1番目のドット28と2番目のドット28が同時に点灯/消灯動作を行い、3番目のドット28と4番目のドット28も同時に点灯/消灯動作を行なう。この結果、細線をしっかり再現させたい図面や文書またはベタ画像がある原稿の場合には、かすれや濃度むらが生じにくい濃い画像出力を行うことができる。このとき、単純に点灯するドット28の数を倍にしただけであると、過剰露光となり画像の濃度が濃くなり、線の太さが太くなりすぎる場合もある。この場合には、奇数番目のドット28を主ドットとして強く発光させ、偶数番目のドット28は補間ドットとして補助的に弱く発光させるように制御する。すなわち、主ドットの平均光量と補間ドットの平均光量とが異なるように制御する。これにより、「文字線画」モードでの濃度を適正化することができる。
なお、本実施形態にかかる画像形成装置をプリンタとして使用する場合にも、プリントを指示するコンピュータ画面に原稿種類を選択するボタンを設ければ、上記同様の点灯制御が可能となる。
実施形態3.
本実施形態においても、上記a=2bの関係がある。また、実施形態2と同様に、図1に示された画像形成装置の操作部36に原稿種類の選択ボタンが設けられ、例えば「写真」と「文字線画」のように画像データの種類を選択できるように構成されている。なお、本実施形態では、奇数番目のドット28だけを感光ドラム20の露光に使用する。
ユーザが操作部36により「写真」を選択したときには、動作制御部10が点灯制御部12にその選択指示を送る。このときに、点灯制御部12は、ハーフトーン濃度の安定性を優先し、トナー像のすきまがつながってハーフトーン画像の濃度が濃くならないように、比較的弱く露光する光量で各ドット28が発光するようにLEDヘッド18を制御する。
一方、ユーザが「文字線画」を選択したときは、細線がかすれないように、またはベタ画像に濃度ムラがないように、比較的強く露光する光量で各ドット28が発光するようにLEDヘッド18を制御する。
以上に述べた露光の程度は、例えば図3及び図4の中段に示されるグラフを予め求めておき、このグラフに基づいて各ドット28の発光動作を制御する。
本実施形態では、点灯制御部12が、画像データの種類に応じて各ドット28の露光量を制御する点が特徴となっている。
なお、本実施形態にかかる画像形成装置をプリンタとして使用する場合にも、プリントを指示するコンピュータ画面に原稿種類を選択するボタンを設ければ、上記同様の点灯制御が可能となる。
実施形態4.
図8(a),(b)には、本実施形態におけるLEDヘッド18の点灯制御の説明図が示される。なお、本実施形態においても、上記a=2bの関係があり、奇数番目のドット28を主ドットとして感光ドラム20の露光に使用するが、必要に応じて偶数番目のドット28も補間ドットとして使用する。また、図8(a),(b)では、波線で示された四マスが一画素を表している。
図8(a)において、本実施形態のLEDヘッド18に設けられた各ドット28は、従来のものに比べてサイズが1/2となっているので、各画素に奇数番目の一つのドット28を割り当てた場合のトナー像には、すきまが生じがちになる。
そこで、図8(b)に示されるように、出力する画像データを、注目画素の周辺で主走査方向画素数2×副走査方向画素数2のマトリクスに分解し、奇数番目のドット28の1番〜4番全てが点灯するならば、それらに囲まれた偶数番目のドット28も補間点灯させる。これにより画像がベタ画像かどうかを認識し、ベタ画像に濃度ムラがないように強く露光することができる。
画像データを印刷する際に、上記マトリクス中で点灯するドット28のパターンは、パターン認識部14が検出する。なお、マトリクスは2×2には限らず、c×d画素マトリクス(c及びdは任意の自然数)とすることもできる。
また、上記主ドット及び補間ドットの点灯制御は点灯制御部12が行う。点灯制御部12は、図8(a)、(b)に示されたパターンに限らず、所望のマトリクスにおける主ドットの任意の点灯パターンに応じて、所望の補間ドットを点灯させるように制御することができる。これにより、画像データに応じて適切に感光ドラムを露光することができる。
また、本実施形態では、ユーザの操作指示ではなく、パターン認識部14が検出した結果に基づいて補間ドットの点灯制御ができるので、ユーザの習熟度によらず、安定した制御が実現できる。
図9には、本実施形態にかかるLEDヘッド18の点灯制御を、スムージングに応用した場合の説明図が示される。スムージングとは、例えば斜め線の画像を出力するときに、デジタル出力の弱点であるギザギザ感をなくすために、斜め線の周辺画素を弱く補間点灯させる技術である。
パターン認識部14が、図9に示すように、2×2画素マトリクスの点灯ドット(黒丸で示す主ドット)が斜め配列のパターンになったときに、点灯制御部12が、斜線を付して示す補間ドットを点灯させる。このとき、補間ドットを主ドットよりも1/2ラインだけ点灯タイミングをずらし、通常の1/2パルス幅で点灯させる。これにより、従来よりも高品質のスムージングを実現できる。
なお、スムージングは2×2画素マトリクスに限らず、さらに大きい画素のマトリクスに対して補間ドットを決定しても良い。また、補間ドットは、主ドットとは異なる露光量としても良い。
実施形態5.
本実施形態においては、図1に示された画像形成装置の操作部36にトナーセーブモードのボタンを設ける。トナーセーブモードが選択された場合、画質よりもコスト削減を優先し、できるだけトナー消費をおさえるモードであるので、点灯制御部12は、補間ドットの点灯あるいは1ドットあたりの露光量アップを強制的に禁止する制御を行う。
実施形態6.
本実施形態においても、上記a=2bの関係があり、点灯制御部12が、LED列32の主ドットと、主ドットに隣接する補間ドットとを、所定のタイミングで切り替える制御を行う。
すなわち、点灯制御部12が動作制御部10から最初の出力指示を受けたときに、奇数番目のドット28だけを用いて感光ドラム20を露光する。その後、次の出力指示を受けたときに、偶数番目のドット28だけを用いて感光ドラム20を露光する。さらに、次の出力指示を受けたときに、奇数番目のドット28だけを用いて感光ドラム20を露光する。このように、主ドットとなるドット28を所定のタイミングで切り替える。
発光ダイオードの光量は、点灯時間に相関して低下する傾向があるが、上記構成によれば、点灯するドット28を所定タイミングで切り替えるので、特定ドット28の光量劣化を遅らせることが出来る。これにより、LEDヘッド18の寿命を延長することができる。
実施形態7.
本実施形態においても、上記a=2bの関係があり、点灯制御部12が、LED列32の主ドットと、主ドットに隣接する補間ドットとを、画像データの種類に応じて切り替える制御を行う。
すなわち、操作部36にパネルに原稿種類の選択ボタンを設ける。ユーザが原稿種類として「文字線画」を選択したときに、奇数番目のドット28だけを用いて感光ドラム20を露光する。また、ユーザが原稿種類として「写真」を選択したときに、偶数番目のドット28だけを用いて感光ドラム20を露光する。
写真画像を出力する場合、各ドット28の光量ばらつきがあると、ハーフトーンにスジムラが目立ってしまう。一方、文字線画の画像を出力する場合、各ドット28に光量ばらつきがあっても、濃度ムラは目立たず、使用上の問題はない。
文字線画の画像では、図面原稿の図面枠や文書のフォーマットで決められた位置にタテ線枠がある場合が多く、その位置のドット28だけ点灯時間が多くなり、光量低下が進んでしまう。これに対し、写真画像は全体的にどのドット28も点灯させる場合が多いので、一部のドット28だけ光量低下が進むことはない。そこで、本実施形態では、文字線画の画像を出力する時に使用するドット28と、写真画像を出力する時に使用するドット28を切り替えることによって、写真画像にスジ状の濃度むらが出ることを防止できる。
実施形態8.
本実施形態においても、上記a=2bの関係がある。また、図2に示されるように、LEDヘッド18には、各ドット28の発光量を補正するための補正データが格納されたメモリ34が設けられている。点灯制御部12は、この補正データに従って各ドット28の明るさまたは点灯パルス幅を補正する。なお、各ドット28の補正データは、それぞれの光量ばらつき、ドット面積ばらつき、ドット間隔ばらつき、集光レンズ30のばらつきなどによって決定されるのが一般的である。
本実施形態では、奇数番目のドット28だけを点灯させる場合と、偶数番目のドット28だけを点灯させる場合と、全てのドット28点灯させる場合とで、異なる補正データを使用して点灯制御を行う。これにより、点灯するドット28に応じて最適な制御を行うことができる、すなわち、各ドット28には、製造時等に生じるばらつきがあり、奇数番目のドット28だけ、あるいは偶数番目のドット28だけというように、1ドットおきに点灯させる場合に適正な補正データと、全ドットを点灯させる場合に適正な補正データとは異なる。従って、本実施形態のように、それぞれ適正な補正データを使用して点灯制御を行うことにより、スジムラが軽減された良好な画質を得ることが出来る。
本発明にかかる画像形成装置の実施形態1の構成を表すブロック図である。 LEDヘッドの構成例の斜視図である。 LEDヘッドに形成されたLED列の解像度を変更した場合の効果を示す図である。 LEDヘッドに形成されたLED列の解像度を変更した場合の効果を示す図である。 LEDヘッドに形成されたLED列の解像度を変更した場合の効果を示す図である。 LEDヘッドに形成されたLED列の解像度を変更した場合の効果を示す図である。 ハーフトーン画像における、画像像密度と、用紙上に形成されたトナー像濃度との関係を示す図である。 実施形態4におけるLEDヘッドの点灯制御の説明図である。 実施形態4におけるLEDヘッドの点灯制御を、スムージングに応用した場合の説明図である。 従来における感光ドラムの表面に形成されたトナー像の様子を示す図である。
符号の説明
10 動作制御部、12 点灯制御部、14 パターン認識部、16 画像形成部、18 LEDヘッド、20 感光ドラム、22 現像ユニット、24 転写ロール、26 用紙、27 基板、29 カバー、28 発光ダイオード(ドット)、30 集光レンズ、32 LED列、34 メモリ、36 操作部。

Claims (6)

  1. LED(発光ダイオード)を使用した画像形成装置であって、
    LED列の解像度をa(dpi)とし、画像データを露光するときの主走査方向の解像度をb(dpi)とした場合に、
    a>b ただし、aはbの整数倍
    の関係を有するLEDヘッドと、
    画像データの注目画素の周辺c×d画素マトリクス(c及びdは任意の自然数)のパターンを認識するパターン認識手段と、
    露光に使用する主ドットが、{(a/b)−1}ドットおきになり、前記パターン認識手段の認識結果に基づいて前記主ドットの点灯と、前記主ドットに隣接する補間ドットの点灯とを制御するとともに、画像データの種類に応じて、前記主ドットと前記補間ドットとを切り替える点灯制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記点灯制御手段は、画像データの種類に応じて、一つの画素に対して前記LED列の主ドットのみを点灯させるモードと、主ドットとこれに隣接する補間ドットの両方を点灯させるモードとを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、前記点灯制御手段は、前記主ドットと前記補間ドットとを点灯させる場合に、主ドットの平均露光量と補間ドットの平均露光量とが異なるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置において、前記点灯制御手段は、画像データの種類に応じて、主ドットの平均露光量を制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項記載の画像形成装置において、前記点灯制御を強制的に禁止するモードを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1記載の画像形成装置において、前記点灯制御手段は、各ドットの発光量を補正する補正データを有し、前記LED列の主ドットのみを点灯する場合と、主ドットとこれに隣接する補間ドットの両方を点灯させる場合とで、前記補正データが異なることを特徴とする画像形成装置。
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