JP4933787B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、特には、ジェット旅客機等の航空機に使用される空気入りタイヤに関する。
一般に、航空機用空気入りタイヤは、カーカスがバイアス構造であるバイアスタイヤ、ラジアル構造であるラジアルタイヤの2種類があり、どちらの構造においても経済的理由から、トレッドゴムを付け替えて再使用すること、所謂、更生を可能としているリトレッダブルタイヤである。この航空機用空気入りタイヤの更生は、通常、トレッド表面からレインフォースファブリック、若しくはカットプロテクターといわれるカーカス又はベルト層を保護する保護層までを削り取った後、新しい保護層と生ゴムとを貼り付けて加硫し更生タイヤとなる。(例えば、特許文献1〜3。)
上述したようなトレッドゴム等を削り取る作業はバフと呼ばれ、このバフは、タイヤを回転させながら、ラスプと呼ばれるグラインダーをタイヤに押し当てて、タイヤのカーカスを傷付けないようにトレッドゴム等を削り取る作業である。
ここで、バフされるタイヤは、同一サイズのタイヤであっても、トレッド部の摩耗状況はタイヤ個々に異なるうえ、タイヤ周上で均一に摩耗していないため、機械による自動化が困難である。特にタイヤショルダー部をバフする際には、バフ量の目安となる保護層が配置されていないため、タイヤショルダー部の形状を安定的にバフするのは非常に難しかった。
特開平02−106410号公報 特開平07−179102号公報 特開昭61−241203号公報
さて、近年開発が進んでいる最新鋭の航空機では、経済性の面から、燃費抑制のため、タイヤの軽量化が求められている。
しかしながら、タイヤショルダー部のバフ時には、タイヤショルダー部を削り過ぎてカーカスを傷付けないようにするため、タイヤショルダー部が更生に必要な量削られず、タイヤショルダー部の厚みが必要以上に残ってしまい、その上からトレッドゴムを貼り付けることでタイヤショルダー部の厚みが新品タイヤよりも厚くなって、新品タイヤと比べて約2〜5%程度更生タイヤの方が重くなってしまう。
そこで本発明の目的は、上記事実を考慮して、タイヤショルダー部のバフ時の形状を安定させることで、更生タイヤでも新品タイヤと比べて重量の増加が抑制される空気入りタイヤを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の請求項1に係る空気入りタイヤは、左右一対のビード部に設けられたビードコアと、クラウン部から両サイドを経て両ビード部に延び、前記ビードコアに巻き回されて前記ビード部に係留されたカーカスと、前記カーカスのタイヤ半径方向外側に配置された1層以上のベルト層と、前記ベルト層よりもタイヤ半径方向外側に配置され、路面と接触するトレッド部を形成するトレッドゴムと、タイヤ両側のタイヤショルダー部の周上に設けられ、タイヤ両側の前記タイヤショルダー部をバフする際のバフ量の目安を深さで表す凹部と、を備えることを特徴とする。
次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
タイヤ両側のタイヤショルダー部のトレッドゴムをバフする際に、タイヤショルダー部を削り過ぎてカーカスを傷付けないように、タイヤショルダー部を更生に必要な量削らないでタイヤショルダー部の厚みを必要以上に残す傾向があるが、凹部の深さを更生に必要なバフ量の目安としてタイヤショルダー部をバフすれば、タイヤショルダー部に余分な厚みを残すことなく、また削り過ぎることもなく、タイヤショルダー部の形状(ここでは、厚み)を安定できる。
より具体的には、凹部の深さをタイヤショルダー部のバフ量とし、凹部がなくなるまでタイヤショルダー部をバフすれば、タイヤショルダー部の形状が安定できる。
従って、凹部を目安にしてタイヤショルダー部をバフすれば、タイヤショルダー部の形状を安定でき、更生タイヤでも新品タイヤと比べて重量の増加が抑制される。
なお、本発明のタイヤショルダー部とは、トレッド部のトレッド接地端のタイヤ幅方向外側の領域(所謂、一般的なタイヤショルダー部)を指す。
また、ここで言うトレッド接地端とは、空気入りタイヤを、米国のタイヤとリムの協会TRAが発行する2005年版のTRA YEAR BOOKに定められた適用サイズにおける標準リムに装着し、TRA YEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重(最大負荷能力)及び最大荷重に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大荷重を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地において規格がある場合には、各々の規格に従う。
本発明の請求項2に係る空気入りタイヤは、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記トレッドゴムと前記ベルト層との間に1層以上の保護層が配置され、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部のタイヤ表面のタイヤ半径方向外側端は、タイヤ半径方向最内側の前記保護層のタイヤ半径方向最内側面の延長線上に配置されたことを特徴とする。
次に、請求項2に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
トレッドゴムとベルト層との間に保護層を設けることにより、耐外傷性、外傷の耐進展性が向上する。また、トレッド部のトレッドゴムのバフをトレッド表面から凹部のタイヤ表面のタイヤ半径方向外側端まで実施すれば、トレッド部のバフ形状を安定できる。
本発明の請求項3に係る空気入りタイヤは、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部の底部のタイヤ半径方向外側端は、タイヤ半径方向最外側の前記ベルト層のタイヤ半径方向最外側面の延長線上に配置されたことを特徴とする。
次に、請求項3に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
トレッド部をバフする際に凹部の底部のタイヤ半径方向外側端を目安にして、凹部の底部のタイヤ半径方向外側端までバフしないようにすれば、バフによるベルト層の損傷を防止できる。
本発明の請求項4に係る空気入りタイヤは、請求項1乃至3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部のタイヤ半径方向内側端は、バフエンドに配置されたことを特徴とする。
次に、請求項4に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
凹部のタイヤ半径方向内側端をバフエンドに配置して、このバフエンドを目安にしてタイヤショルダー部をバフすれば、バフエンドよりタイヤ半径方向内側のタイヤショルダー部の削り取りを防止できる。
なお、ここで言うバフエンドとは、夫々のタイヤのタイヤショルダー部でバフを終了させるタイヤメーカー等によってあらかじめ決められた最適位置を指す。
本発明の請求項5に係る空気入りタイヤは、請求項1乃至4の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部は、底部のタイヤ半径方向外側端が更生境界線上に配置されると共に前記底部が更生境界線に沿っていることを特徴とする。
次に、請求項5に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
更生境界線は、タイヤメーカー等によってあらかじめ決められたバフの深さ方向の境界線であって、更生境界線より深くバフを行うと、カーカスを傷付ける虞があり、更生境界線までバフされていないと、新しいトレッドゴムを貼り付けた場合に、更生タイヤのタイヤショルダー部の厚みが新品タイヤより増加してタイヤ重量の増加を抑制できない。
ここで、凹部の底部のタイヤ半径方向外側端を更生境界線上に配置し、このタイヤ半径方向外側端を目安にして、タイヤショルダー部をバフすれば、タイヤショルダー部を最適な形状に安定できる。
本発明の請求項6に係る空気入りタイヤは、請求項1乃至5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記凹部は、タイヤ周方向に等間隔で2〜16個設けられることを特徴とする。
次に、請求項6に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
タイヤのバフ時に目安となる凹部をタイヤ周方向に等間隔に配置することで、バフ後のタイヤの形状を安定できる。また、凹部の数量が1個であれば、タイヤショルダー部の形状をタイヤ周方向に渡って安定することが難しく、16個を超えると更生部分のマーキングが難しくなる。従って、凹部の数は、2〜16個とすることが好ましい。
本発明の請求項7に係る空気入りタイヤは、請求項1乃至6の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部の底部と前記カーカスとの間の距離は、0.8mm以上であることを特徴とする。
次に、請求項7に記載の空気入りタイヤの作用効果について説明する。
凹部の底部とカーカスとの間の距離を0.8mm未満とすると、凹部を核とした亀裂が発生する虞がある。このため、凹部の底部とカーカスとの間の距離は、0.8mm以上とすることが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、タイヤショルダー部のバフ時の形状が安定するため、更生タイヤでも新品タイヤと比べて重量の増加が抑制される。
[第1の実施形態]
(構成)次に、本発明の空気入りタイヤの第1の実施形態を図1にしたがって説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤを航空機用空気入りタイヤ10(以下、単にタイヤ10と称する。)として、このタイヤ10のタイヤ回転軸方向に沿った断面を斜視的に示したタイヤショルダー部近傍の部分断面図である。図1に示すように、タイヤ10は、左右一対のビード部に設けられたビードコアと、クラウン部から両サイドを経て両ビード部に延びビードコアに巻回されてビード部に係留されたカーカス12と、このカーカス12のタイヤ半径方向外側に配置された1層以上のベルト層14と、ベルト層14よりもタイヤ半径方向外側に配置され、路面と接触するトレッド部42を形成するトレッドゴム16と、トレッドゴム16とベルト層14との間に配置された1層以上の保護層18とを備えている。
(凹部)
また、図1に示すように、タイヤ10のタイヤショルダー部40の周上にバフインジケーター20が設けられている。なお、図1では、タイヤ10のタイヤショルダー部40の片側のみを図示しているため反対側のバフインジケーター20が図示されていないが、バフインジケーター20はタイヤ10の両側のタイヤショルダー部40に設けられている。
このバフインジケーター20は、三角錐形状であり、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、バフインジケーター20のタイヤ10の表面のタイヤ半径方向外側の表上端22は、タイヤ半径方向最内側の保護層18のタイヤ半径方向最内側面の延長線L1上に配置されている。
また、バフインジケーター20のタイヤ回転軸に沿った断面を見て、バフインジケーター20の底部24のタイヤ半径方向外側の底上端26は、タイヤ半径方向最外側のベルト層14のタイヤ半径方向最外側面の延長線L2上に配置されている。なお、底部24は、タイヤショルダー部40をタイヤ表面から見て、線状である。
また、バフインジケーター20の底部24の底上端26は、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、タイヤショルダー部40をバフする際の更生境界線L3上に設けられ、底部24は、更生境界線L3に沿ってバフエンド(C点)まで延び、その端を下端28と称する。このとき、バフインジケーター20の底部24とカーカス12との間の距離は、0.8mm以上であることが好ましい。
また、バフインジケーター20は、図6に示すように片側のタイヤショルダー部40にタイヤ周方向に等間隔で8個、反対側のタイヤショルダー部40にタイヤ周方向に等間隔で8個設けられている。なお、本実施形態では、バフインジケーター20をタイヤの夫々の側に8個ずつ設ける構成としているが、図5に示すように4個ずつ設ける構成であっても良いものとする。
なお、バフインジケーター20は、タイヤの夫々の側に2〜16個ずつ設けることが好ましい。
ここで、図1に示す、更生境界線L3と延長線L2との交点から延長線L1へ傾斜して延びる線分を傾斜線L4と称する。
カーカス12は、ラジアル配列コードをコーティングゴムで被覆したカーカスプライを少なくとも1枚備えている。なお、このラジアル配列コードは、有機繊維コード(例えば、ナイロン)からなることが好ましい。
ベルト層14は、1本又は複数本の有機繊維コード(例えば、ケブラー:商品名)をコーティングゴムで被覆した帯状体をタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けるスパイラルベルト層を備えている。
また、保護層18は、タイヤ赤道面に対して傾斜する複数本の有機繊維コード(例えば、ケブラー:商品名)をコーティングゴムで被覆したベルトプライを、この有機繊維コードがお互いに交錯するように隣接させた交錯ベルト層を備えている。
なお、ベルト層14及び保護層18のコードは、有機繊維コードの代わりにスチールコードを用いる構成であっても良いものとする。
また、本発明のタイヤ10においては、タイヤショルダー部40にバフインジケーター20を設けたことが要旨であり、それ以外の構造や材質等については常法に従い適宜選定することができ、特に制限されるものではない。
(作用)次に第1の実施形態の作用を説明する。
バフインジケーター20の深さを更生に必要なバフ量の目安としてタイヤショルダー部40をバフすれば、タイヤショルダー部40に余分な厚みを残すことなく、また削り過ぎることもなく、タイヤショルダー部40の形状を安定できる。
より具体的には、バフインジケーター20の深さとタイヤショルダー部40のバフ量とを同じにして、バフインジケーター20がなくなるまでタイヤショルダー部40をバフすれば、タイヤショルダー部40の形状が安定できる。
従って、バフインジケーター20を目安にしてタイヤショルダー部40をバフすれば、タイヤショルダー部40の形状を安定でき、更生タイヤでも新品タイヤと比べて重量の増加が抑制される。
また、トレッドゴム16とベルト層14との間に保護層18を設けることにより、耐外傷性、外傷の耐進展性が向上する。また、トレッド部42のトレッドゴム16のバフをトレッド表面からバフインジケーター20の表上端22まで実施すれば、トレッド部42のバフ形状を安定できる。
トレッド部42をバフする際にバフインジケーター20の底上端26を目安にして、バフインジケーター20の底上端26までバフしないようにすれば、バフによるベルト層14の損傷を防止できる。
バフインジケーター20の下端28をバフエンドCに配置して、このバフエンドCを目安にしてタイヤショルダー部40をバフすれば、バフエンドCよりタイヤ半径方向内側のタイヤショルダー部40の削り取りを防止できる。
更生境界線L3は、バフの深さ方向の境界線であって、更生境界線L3より深くバフを行うと、カーカス12を傷付ける虞があり、更生境界線L3までバフされていないと、新しいトレッドゴム16を貼り付けた場合に、更生タイヤのタイヤショルダー部40の厚みが新品タイヤより増加してタイヤ重量の増加を抑制できない。
ここで、バフインジケーター20の底上端26を更生境界線L3上に配置し、この底上端26を目安にして、タイヤショルダー部40をバフすれば、タイヤショルダー部40を最適な形状に安定できる。
タイヤ10のバフ時に目安となるバフインジケーター20をタイヤ周方向に等間隔に配置することで、バフ後のタイヤ10の形状を安定できる。また、バフインジケーター20の数量が1個であれば、タイヤショルダー部40の形状をタイヤ周方向に渡って安定することが難しく、16個を超えると更生部分のマーキングが難しくなる。従って、バフインジケーター20の数は、2〜16個とすることが好ましい。
また、バフインジケーター20の底部24とカーカス12との間の距離を0.8mm未満とすると、凹部を核とした亀裂が発生する虞がある。このため、バフインジケーター20の底部24とカーカス12との間の距離は、0.8mm以上とすることが好ましい。
なお、タイヤ10のバフ時には、まず表上端22を目安にして、延長線L1よりタイヤ半径方向外側のトレッドゴム16及び保護層18を削り取り、次にバフインジケーター20の底部24を目安にしてタイヤショルダー部40をバフインジケーター20の深さ方向に更生境界線L3まで削り取る。このとき、バフ済みのタイヤ10の延長線L1と更生境界線L3とで成す角部を、傾斜線L4に沿って面取りすることで、新しいトレッドゴムを貼り付ける際に、作業が容易となる。
[その他の実施形態]
第1の実施形態では、図1に示すようにバフインジケーター20は、底部24が線形状となる三角錐形状としたが、図2に示すようにバフインジケーター20は、底部24が三角形状となる三角柱形状であっても良く、また、図3に示すようにバフインジケーター20は、底部24が四角形状となる三角柱形状であっても良く、更に、図4に示すようにバフインジケーター20は、底部24が三角形状となる半円錐形状であっても良いものとする。即ち、タイヤをバフする際に目安となる形状をしていれば、どのような形状であっても良いものとする。
また、第1の実施形態のタイヤ10は、カーカス12がラジアル配列コードを備えたラジアル構造の空気入りラジアルタイヤとしたが、その他の実施形態では、タイヤ10は、バイアス構造の空気入りバイアスタイヤとしても良いものとする。
更に、第1の実施形態では、タイヤ10は航空機用空気入りタイヤとしたが、その他の実施形態では、トラック、バス及び乗用車用に用いられるタイヤであっても良いものとする。
(試験例)
本発明の空気入りタイヤの性能改善効果を確認するために、本発明の第1の実施形態に係る航空機用空気入りタイヤをラジアル構造とした実施例1のタイヤを20本、第1の実施形態に係る航空機用空気入りタイヤをバイアス構造とした実施例2のタイヤを20本、ラジアル構造を備えた従来の航空機用空気入りタイヤを20本、バイアス構造を備えた従来の航空機用空気入りタイヤを20本、用意し重量測定試験を実施した。なお、試験に使用したタイヤの構成は、表1中に示す。なお、従来例1のタイヤはラジアル構造、従来例2のタイヤはバイアス構造とする。
重量測定試験は、まず新品のタイヤの重量を20本分測定し、その測定値から平均値を出し、次に更生後のタイヤの重量を20本分測定し、その測定値から平均値を出す。それから、新品のタイヤの重量の平均値を100とした場合の重量指数で、更生後のタイヤの重量の平均値を指数表示にして新品のタイヤと更生後のタイヤとを比較する。なお、試験結果は表1中に示す。また、重量指数は、小さいほど良好な結果を示す。
Figure 0004933787
表1の結果から実施例1及び2のタイヤは、従来例1及び2のタイヤより、更生後の重量増加が抑制されていることが分かる。
第1の実施形態の航空機用空気入りタイヤのタイヤ回転軸方向に沿った断面を斜視的に示すタイヤショルダー部近傍の部分断面図である。 その他の実施形態の航空機用空気入りタイヤのタイヤ回転軸方向に沿った断面を斜視的に示すタイヤショルダー部近傍の部分断面図である。 その他の実施形態の航空機用空気入りタイヤのタイヤ回転軸方向に沿った断面を斜視的に示すタイヤショルダー部近傍の部分断面図である。 その他の実施形態の航空機用空気入りタイヤのタイヤ回転軸方向に沿った断面を斜視的に示すタイヤショルダー部近傍の部分断面図である。 その他の実施形態の航空機用空気入りタイヤをタイヤ幅方向から見た正面図である。 第1の実施形態の航空機用空気入りタイヤをタイヤ幅方向から見た正面図である。
符号の説明
10 航空機用空気入りタイヤ(空気入りタイヤ)
12 カーカス
14 ベルト層
16 トレッドゴム
18 保護層
20 バフインジケーター(凹部)
22 表上端(凹部のタイヤ表面のタイヤ半径方向外側端)
24 底部
26 底上端(凹部の底部のタイヤ半径方向外側端)
28 下端(凹部のタイヤ半径方向内側端)
40 タイヤショルダー部
42 トレッド部
C バフエンド
L1 延長線
L2 延長線
L3 更生境界線

Claims (7)

  1. 左右一対のビード部に設けられたビードコアと、
    クラウン部から両サイドを経て両ビード部に延び、前記ビードコアに巻き回されて前記ビード部に係留されたカーカスと、
    前記カーカスのタイヤ半径方向外側に配置された1層以上のベルト層と、
    前記ベルト層よりもタイヤ半径方向外側に配置され、路面と接触するトレッド部を形成するトレッドゴムと、
    タイヤ両側のタイヤショルダー部の周上に設けられ、前記タイヤショルダー部をバフする際のバフ量の目安を深さで表す凹部と、
    を備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッドゴムと前記ベルト層との間に1層以上の保護層が配置され、タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部のタイヤ表面のタイヤ半径方向外側端は、タイヤ半径方向最内側の前記保護層のタイヤ半径方向最内側面の延長線上に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部の底部のタイヤ半径方向外側端は、タイヤ半径方向最外側の前記ベルト層のタイヤ半径方向最外側面の延長線上に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部のタイヤ半径方向内側端は、バフエンドに配置されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部は、底部のタイヤ半径方向外側端が更生境界線上に配置されると共に前記底部が更生境界線に沿っていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記凹部は、タイヤ周方向に等間隔で2〜16個設けられることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. タイヤ回転軸に沿った断面を見て、前記凹部の底部と前記カーカスとの間の距離は、0.8mm以上であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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