JP4933216B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents
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Description
それぞれには特性の違いがあるため、原則として、同一の機械あるいはドラムユニット(以下、単に機械と呼ぶ)で両者を混用したり、使い分けたりすることはできなかった。例えば、抵抗性を持つインキを使う機械はその種のインキ専用となり、容量性を持つインキを使う機械はその種のインキ専用となっていた。もし、間違って直前に使用したインキと特性の違うインキを用いた場合、目詰まり等を生ずるというトラブルが発生してしまう。そのため、ある機械を使用している状態で、特性の異なるインキを使う必要が出てきたときには、新たに機械を購入する必要があった。
したがって、インキを収納する容器としてのいわゆるインキカートリッジ(インキパックと呼ぶこともある)に詰めて、カートリッジごと交換する方式を採用する場合、特性毎にインキカートリッジの形状を異ならせて、対応する特性のインキカートリッジしかセットできないようにするか、セットされたインキカートリッジがその機械に合った特性のものであるかどうかを検知することが必要になってくる。
セットされたインキカートリッジの色情報が、多色印刷機の対応するドラムの色と一致しているかどうかを検知する方法が提案されている(例えば、特許文献2 参照。)。しかし、これも、上記でいう特性のチェックはしていない。
仮に、セットされたインキが抵抗性か、容量性か等の特性を検知できたとしても、単に当該機械に適合している・いないを判定するだけでは、インキカートリッジの形状を異ならせる方法と実用上大差がない。
インキの特性に合わせて機械も複数種類用意することは経済的な負担が大きいので、できれば1つの機械で各特性のインキに関して兼用にしたいところである。兼用化にするためにはクリーニング手段が必須になる。単にインキの固化を防ぐためだけにクリーニング手段を設けた例はある(例えば、特許文献3 参照。)。しかし、これは使用するインキの種類を変えるために行うものではない。
これまで、インキの特性を判別して、どの特性のインキにも対応できるよう兼用型にした孔版印刷機は実用化されていなかった。
そのインキ検知手段を用いて、一種類の孔版印刷機で特性の異なるインキをどれでも使えるようにする。
さらに、クリーニング手段を設けることにより、直前に使用したインキと特性の異なるインキを新たに使用する必要が生じたとき、同一の印刷機でインキの混ざり合いを防いで、新しい方のインキが使えるようにする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の孔版印刷装置において、当該印刷装置が未使用状態であるか使用状態であるかという状態と、使用状態であれば使用されているインキの種類と、を記憶する記憶手段を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項3に記載の孔版印刷装置において、クリーニング手段を有し、前記記憶手段に記憶された記憶内容と、前記インキ種類読取手段によって読取られたインキ種類とが一致しなかったとき、自動的にクリーニングを行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、請求項3ないし6のいずれか1つに記載の孔版印刷装置において、前記記憶手段は前記ドラムユニットに設けられたドラム記憶手段であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の孔版印刷装置において、前記インキ種類表示手段はICタグであることを特徴とする。
特性の違うインキを使いたいとき、新たに機械を買い増す必要が無く、経済的である。
同図において符号1はドラム、2はインキローラ、3はドクタローラ、4はインキだまり、5は検知部材としての検知針、6はインキ量検知手段としてのインキ検知基板、7は第1のインキ検知回路、8は第2のインキ検知回路、9はインキ収納容器としてのインキパック、10はインキ種類表示手段としてのICタグ、11はインキ種類読取手段としてのICタグ検知回路、12はメイン基板、13はCPU、14はドラムユニット、15は操作盤をそれぞれ示す。
印刷中、インキパック9からのインキは、図示しない経路を経てドラム1内に供給される。供給されたインキによりインキローラ2とドクタローラ3の接触点の上側にインキだまり4ができる。このインキの量が所望の量になるまで増えると検知針5と接触するように検知針5の位置を設定しておく。
以下、第1のインキ検知回路7が抵抗性インキ用の電気的抵抗を検知する回路、第2のインキ検知回路8が容量性インキ用の静電容量を検知する検知回路である場合を例にとって説明をする。
必要があれば、インキ検知基板6に例えば磁性インキ用の磁気を検知する第3のインキ検知回路を持たせてもよい。
検知針5からの信号は、インキ検知基板6に用意された抵抗性インキ検知回路7と容量性インキ検知回路8の双方に入力される。インキの種類によって、どちらか一方の検知回路から適正な出力が得られる。同図に2種類の1点鎖線で示すように、インキ検知基板6は、本体側に内蔵されるか、ドラムユニット14に内蔵される。それぞれの検知回路で検出した出力は共にメイン基板12上のCPU13に入力される。
インキ種類表示手段としては、一般的に用いられる電磁気的表示手段の多くのものが使用可能である。そのほかに、後述のように構造的な表示手段も用いられる。
装着されたインキパック9が、インキ種類表示手段10を有していない場合、インキ種類読取手段11からのインキの種類を示す所定の出力が得られなくなる。この場合はインキ種類判定不能を示す警告表示を操作盤15上の表示手段15aに表示する。
オペレータは、装着したインキパック9に収容されるインキの種類を確認した上で、装着されたインキパック9が抵抗性インキであるか、容量性インキであるかの区別を、操作盤15上に備えたインキ種類通知手段を用いて装置に通知する。この通知があった場合、インキ種類読取手段11は通知されたインキ種類を記憶して、次に別のインキパック9が装着されるまでそのインキ種類を示す出力を必要に応じて出し続ける。
しかも、ユーザ側にとっても、購入時点ではどの種類のインキを使うか決めて無くてもかまわない。実際に使う段階で、装着したインキパックのインキ特性によってそのドラムユニット14がどの種類のインキの専用機になるかが決まる。すでに使用中のインキの種類と異なるインキを使用する必要が生じたときも、新たに購入するドラムユニットはすでに使っているドラムユニット14と同じ機種でかまわない。
同図において符号16は本体記憶手段を示す。他の符号は図1に準ずる(以下も同様)。
CPU13は本体記憶手段16を有しており、装置に装着されているドラムユニット14が「未使用状態」であるか、「使用状態」であるか、「使用状態」の場合、使用されているインキ種類が、例えば、「容量性インキ」であるか、「抵抗性インキ」であるかというインキ種類を示す情報を記憶している。この記憶は、ドラムユニット14が装置本体に装着された時点で、ドラムユニット14に装着されているインキパックのインキ種類によって決定される。したがって、インキパックが装着されていないドラムユニットが装置本体に装着されたときは、インキ流通経路のインキ供給口が解放されているので、そのことを検知できるようにしておき、「未使用状態」を記憶する。
装着されているドラムユニット14がどちらかのインキによる「使用状態」の場合、ドラムユニット14に装着されているインキパック9のインキ種類が、本体記憶手段16に記憶されているインキ種類と異なるとき、使用できないドラムユニットが装着されたことを知らせるため、インキ種類不一致の警告を表示部15aに表示する。
ここで、孔版印刷装置がクリーニング手段を備えている第3の実施形態について説明する。クリーニング手段を有する孔版印刷機の場合、クリーニングをすることでそれ以前に使っていたインキの種類に拘束されずに新しいインキを使うことができるので、種類の異なるインキに対する兼用機として使うことができる。
インキパック種類の選定ミスがないという前提であれば、インキの種類が一致しなかった場合、インキ種類不一致の警告を出さずに直ちに自動クリーニングを行うようにしてもよい。ただし、この場合、インキパック不一致がオペレータのミスによって起こった場合でも、クリーニングが実行されてしまうという問題がある。この問題を避けるためには、インキパックの選定ミスが起きないようにしておくか、一時停止をしてインキ種類の確認ができるようにしておくのがよい。
操作盤15に、「ドラム自動クリーニングモード」を設定することができる自動クリーニング設定手段のボタンを用意しておき、モードのオン・オフを設定できるようにしておく。インキパックの選定ミスが生じないという前提であれば、このボタンを用いてモードをオン状態にしておくことによって、装着されたインキパック9のインキの種類が、本体記憶手段16に記憶されたインキの種類と異なる(インキ種類不一致)とCPU13が判定したとき、直ちにドラムに残っているインキを自動でクリーニングする。
なお、クリーニングが終了した時点で、一旦、本体記憶手段16にドラムユニット14が未使用状態と同じ状態であることを書き込んでもよい。これは、後述のクリーニングを単独で行う場合とのソフトウエアの互換性を保つためには意味がある。
インキパック9のインキ種類を確認して、もしインキパックの種類選定ミスであると分かったときは、インキパックを正しい種類のインキパックに差し替えて、操作盤15の印刷継続ボタンを押すことによって印刷動作を継続させる。
操作盤15にはクリーニング開始手段のボタンを用意しておき、インキパック9が誤装着でないと確認できて、クリーニングを開始してもよい状態であれば、このボタンを押すことによって、クリーニングが実行できる。
なお、「ドラム自動クリーニングモード」を示すボタンはユーザが自由に操作できないようにし、サービス業者による設定に委ねる方式にしてもよい。
ここで、インキパック9の装着方法等について説明する。
ドラムユニット14を兼用機として使わず、専用機として用いる場合、装着すべきインキパックは1種類に限定される。したがって、異なる種類のインキパックが装着できないようにするのが最良である。しかし、本発明は同一機種がどちらのインキ種類にも対応できるように構成されているのが特徴であるから、インキ装着部を特定の種類のインキパック専用に構成するのは好ましくない。
ドラムユニット14側に設けた可動突起14aは、A、Bの2箇所の位置を選択可能に構成されている。インキパック9には可動突起14aの移動範囲全体を覆う大きさの板状部材9aが設けられている。例えば、抵抗性インキの場合、板状部材9aのうち例えばAの位置に可動突起14aが挿入可能な穴が設けられている。これに対し、容量性インキの場合、板状部材9aのうち例えばBの位置に可動突起14aが挿入可能な穴が設けられている。装置が抵抗性インキ専用に使われると決まったとき、可動突起14aをAの位置に移動させておく。可動突起14aの位置をAの位置とBの位置で入れ替える場合、何らかの道具を使うか、やや大きな力を入れるかしなければならないようにしておくとよい。すなわち、オペレータが気づかないうちに移動してしまうことがないようにしておく。可動突起14aは所定の位置から動かないようにねじ等で固定してもよい。
インキ種類読取手段は、可動突起14aの位置を検出することで、間接的にインキパック9の板状部材9aに空けてある穴の位置を検出することになる。
これによって、新たにインキパック9を装着するとき、可動突起14aを動かさない限り間違った種類のインキパック9を装着することはできなくなる。
インキパック9からのインキ補給を止め、インキ供給路には通常印刷と同様の圧力をかけながら連続した黒ベタを印刷してインキが無くなるまで続ける。その結果、インキ供給路やインキだまりにあったインキはすべて排出され、新しいインキの受け入れができるようになる。
インキパック9は残量がある場合、装置からはずして保存のためのキャップをかけておく。インキパック9をはずした後には空の容器を装着する方法もあるが、ここでは、クリーニング用の溶剤を入れた洗浄剤容器を装着する方法で説明する。
インキの種類それぞれに適した溶剤を入れた洗浄剤容器を予め用意しておき、必要に応じて使い分ける。
ゴムブレードはインキローラ2の軸方向の中央部付近から両側に向けて傾斜を付けるように配置すれば、傾斜角度も大きく取れて、かつインキが流れ落ちる経路も短くなるので、インキ排出時間が短くなる。
インキを溶解した溶剤が吸着されやすい、例えば吸い取り紙のような材質の長尺のウェブを用意しておき、印刷用紙の通路にウェブの先端を供給し、以後は通常の印刷状態と同様に孔版を装着してないドラム1とインキローラ2を接触させて連続回転し、溶剤をウェブに吸い取らせる。ドラム1部分を通過後のウェブは自動巻き取り機にかけて巻き取る。クリーニング完了までに要するウェブの長さは予め分かっているので、その所定の長さに巻き込んであるウェブが全部送り終えた時点でクリーニング終了とする。洗浄剤容器に入れておく溶剤の量についても同様に過不足のない状態にしておくのがよい。
同図において符号17はドラム記憶手段を示す。
ドラムユニット14には、ドラム記憶手段17が備えられていて、工場出荷時点では未使用であることを示す記憶が書き込まれている。このドラムユニットを使用するシステムの場合、本体側には本体記憶手段16を備えておく必要が無くなる。
本体記憶手段16を備えていない構成の場合は、ドラムユニット14が使用できるインキに関する情報をドラム記憶手段17が担うことになる。
ドラムユニット14が未使用状態でない場合、今、新たに装着されたインキの種類が、ドラム記憶手段17に記憶されたインキの種類と異なるとCPU13が判定したとき、操作盤15の表示手段15aにインキ種類不一致の警告を表示して一時停止する。インキ種類を変えるつもりがない場合、オペレータは警告に従って、正しいインキ種類のインキパック9を用意して差し替える。
インキ種類を変えるつもりである場合、前述と同様に、直ちにドラムに残っているインキを自動でクリーニングするように設定しておくことができる。その設定がしてない場合は、表示手段15aに、指示待ちの表示をして一時停止する。
オペレータの指示によるか、あるいは自動によってクリーニングが行われ、装着されたインキパック9による印刷が行われた場合、インキ充填時点でドラム記憶手段17の内容を新しいインキの種類に書き換える。
一方、ドラムユニットがクリーニング手段を有している場合は、クリーニングを行って、本体に合ったインキパックを装着するか、クリーニングを行なわないで、本体に合ったインキ種類を使っているドラムユニットに交換するかを決めればよい。
逆にUV光源を組み込んでない本体の場合、エマルジョンインキ専用であるものとして本体記憶手段16に記憶させておき、書き換えできないようにしておく。インキ種類の異なったドラムユニットが装着されたときの対応の仕方は、上記に倣って行えばよい。
そうすることによって、ドラムユニット14も、装置本体も兼用機として製造することができる。
両図において符号Cは他の流れ図との接続、Sは流れのステップをそれぞれ示す。
図5において、ドラムユニット装着時のチェック等が終わった状態を表す接続点をC0とする。
インキパックが装着(セット)されたとき(S0)、インキ種類読み取り手段によってインキパックのインキ種類表示手段を読取ろうとする(S1)。インキ種類表示手段を持たないインキパックが装着されたときは、インキ種類読み取り手段がインキ種類判別不能の警告表示をして一時停止する(S2)。オペレータがインキ種類を確認して、インキ種類通知手段によりCPUもしくはインキ種類読み取り手段11にインキ種類を通知する(S3)。一点鎖線で囲ったステップ1ないし3をまとめてインキ種類読み取り可否チェックとして以後ステップ123(S123)で示すことにする。通知を受けたインキ種類、あるいはインキ種類読み取り手段11で読取ったインキ種類をCPUもしくはインキ種類読み取り手段11の図示しない記憶部に記憶して(S4)、そのインキ特性をチェックし(S5)、この例ではインキ種類として容量性と抵抗性を例に採っているので、それぞれの判定結果を用いて、容量性検知信号を選択するか(S6)抵抗性検知信号を選択するか(S7)を決めて次の流れに進む(C1)。二点鎖線で囲ったステップ5ないし7をまとめてインキ種類検知信号選択として以後ステップ567(S567)で示すことにする。
CPU13は、インキパックの交換が行われるまで、ここで選択された方の回路からの出力を選択し続ける。
印刷途中にインキ残量がなくなったとき、その他必要に応じてインキパックを交換することになったとき(C2)、新たに装着されたインキパックについて同様のチェック等を行う(S8)。
選択された回路からの出力により、インキ量の不足になっているかどうかをチェックし(S11)、問題なければ印刷動作を続ける。インキ量不足の信号が得られたら、インキ補給の動作を行い(S12)、インキパック内のインキ残量の確認を行う(S13)。インキ残量が有るうちは印刷動作を続ける。インキパックが空になったら、その旨警告表示をして(S14)、インキパック交換の流れ(C2)へと進む。
同図には特に示してないが、通常の場合、ステップ10において、印刷動作が終了した場合は、同図に一点鎖線で示すように印刷開始指令待ちに戻る。
同図はドラムユニットが本体にセットされた時点からの流れを示している。
ドラムユニット14が装置本体に装着されたとき、そのドラムユニットにインキパックが装着されているかどうかをチェックする(S15)。インキパックが装着されていなければそのドラムユニットは未使用状態なので、インキパックが装着されるまでは待ち状態になる(S16)。インキパックが装着されたら、そのインキパックのインキ種類が読み取り可否をチェックした後(S123)、インキ種類を本体記憶手段に書きこみ(S17)、インキ種類検知信号選択(S567)を経て次の流れC1へ進む。
装着されたドラムユニットが本体に記憶されているインキ種類と同じ種類のインキを使用していることが分かったら、インキ種類検知信号選択(S567)を経て次の流れC1へ進む。
基本的な流れは図5の流れとほぼ同じである。異なるのは、インキの種類が確定した時点で、そのインキ種類と、本体記憶手段に記憶されているインキ種類とが一致しているかどうかをチェックする点である(S21)。両者が一致していれば、記憶内容の書き換えは不要なので、インキ特性による検知信号の選択(S5、6、7)を経てそのまま次の流れC1へ進む。
両者が一致していなければ、直ちに自動クリーニングを行い(S22)、「未使用状態」に本体記憶手段16の内容を書き換えて(S23)インキ種類検知信号選択(S567)へ進む。
基本は図8に示した流れと同じである。本実施形態では装着されたインキ種類と、本体記憶手段16に記憶された内容が一致していない(インキ種類不一致)場合の流れが特に異なるので、この点だけを説明する。
この実施形態では、例えばモードボタンのようなもので、ドラム自動クリーニングモードをオンかオフかに切り替えることができるので、このボタンによる設定状態をチェックする(S24)。インキ種類不一致の場合は、モードボタンにより、自動クリーニングがオフに設定されていたらば、警告表示を出して(S25)、ドラムクリーニングの指示を待つ(S26)。ドラムクリーニングをしないという指示が出た場合はインキパック交換の流れC2に行く。ドラムクリーニングの指示が出た場合はドラムクリーニングの処理をした上で(S27)、「未使用状態」の内容を本体記憶手段16に記憶させて(S28)インキ種類検知信号選択(S567)を経て次の流れC1へ行く。
なお、本発明の第5の実施形態に示すように、本体記憶手段16の代わりにドラム記憶手段17を備える場合は、図7〜9において「本体記憶手段」と示した部分を「ドラム記憶手段」と読み替えることになる。
2 インキローラ
3 ドクタローラ
4 インキ
7 第1のインキ検知回路
8 第2のインキ検知回路
9 インキパック
10 インキ種類表示手段
11 インキ種類読取手段
16 本体記憶手段
17 ドラム記憶手段
Claims (10)
- 少なくとも、印刷ドラムと、インキローラと、ドクタローラと、インキ検知部材と、を有するドラムユニットと、該ドラムユニットを搭載する印刷機の本体と、該本体に装備された情報表示可能な表示手段と、を有する孔版印刷装置であって、前記インキ検知部材に接続されるインキ量の検知方法が異なるインキ量検知回路を複数備え、それぞれの検知回路から検知結果を出力するインキ量検知手段と、各インキ量検知回路に対応したインキの種類を表示するインキ種類表示手段を搭載するインキ収納容器が装置に装着されたとき前記インキ種類表示手段からインキ種類を読取るインキ種類読取手段と、を有し、インキ供給量を決定する際には、前記インキ種類読取手段によって読取られたインキ種類によって、前記複数の検知回路の出力のうち、インキ種類の一致する方の出力を用いることを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項1に記載の孔版印刷装置において、前記インキ量検知回路は、少なくとも、電気的抵抗を検出する抵抗性インキ量検知回路と、静電容量を検出する容量性インキ量検知回路とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項1または2に記載の孔版印刷装置において、当該印刷装置が未使用状態であるか使用状態であるかという状態と、使用状態であれば使用されているインキの種類と、を記憶する記憶手段を有することを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項3に記載の孔版印刷装置において、前記記憶手段に記憶された記憶内容と、前記インキ種類読取手段によって読取られたインキ種類とが一致しなかったとき、前記表示手段にインキ種類不一致の警告表示をすることを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項3に記載の孔版印刷装置において、クリーニング手段を有し、前記記憶手段に記憶された記憶内容と、前記インキ種類読取手段によって読取られたインキ種類とが一致しなかったとき、自動的にクリーニングを行うことを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項3に記載の孔版印刷装置において、クリーニング手段と、自動クリーニングを行うか否かが事前に設定される自動クリーニング設定手段と、を有し、前記記憶手段に記憶された記憶内容と、前記インキ種類読取手段によって読取られたインキ種類とが一致しなかったとき、前記自動クリーニング設定手段が自動クリーニングを行う設定になっているときは直ちに自動クリーニングを行い、前記自動クリーニング設定手段が自動クリーニングを行わない設定になっているときは、前記表示手段にインキ種類不一致の警告を表示することを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項3ないし6のいずれか1つに記載の孔版印刷装置において、前記記憶手段は前記本体に設けられた本体記憶手段であることを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項3ないし6のいずれか1つに記載の孔版印刷装置において、前記記憶手段は前記ドラムユニットに設けられたドラム記憶手段であることを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項8に記載の孔版印刷装置において、前記ドラムユニットの使用状態に変更があったときは、前記ドラム記憶手段に新しい使用状態を書き込むことを特徴とする孔版印刷装置。
- 請求項1ないし9のいずれか1つに記載の孔版印刷装置において、前記インキ種類表示手段はICタグであることを特徴とする孔版印刷装置。
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