JP4932003B2 - 長尺物の送り量計測装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電気導線、電気ケーブル、各種ホースなどの長尺物がその長さの方向に送られる長尺物の送り装置において、長尺物の送り量を計測する長尺物の送り量計測装置に関するものである。
長尺物の送り量計測装置には、長尺物に接触する計測ローラを使用し、この計測ローラの回転に基づいて送り量計測値を演算する計測ローラ方式と、長尺物に間隔をおいて複数の計測マークをマーキングし、これらの計測マークを利用して送り量計測値を演算するマーク方式がある。計測ローラ方式は、長尺物の送りに対応して、連続的に送り量計測値を演算することができ、例えば、その送り量計測値に基づいて、長尺物の送り速度を制御する場合に、その送り速度を連続的に制御することができる。
しかし、計測ローラ方式では、長尺物と計測ローラとの間のスリップにより、送り量計測値に誤差が生じる。また、電気ケーブルなどの長尺物の表面が柔らかい場合には、長尺物の表面に変形が生じ、この変形によっても、送り量計測値に誤差が生じる。また、長尺物の表面に凹凸が存在する場合には、この凹凸によっても、送り量計測値に誤差が生じる。
マーク方式の送り量計測装置が、下記特許文献1に開示されている。この特許文献1の第9図に開示された送り量計測装置は、長尺物に対するマーキング装置と、長尺物に対して非接触の第1、第2のセンサを備えている。マーキング装置は、長尺物の送りに対応して、先頭の第1の計測マークが第1のセンサで検出されたときに、第2の計測マークをマーキングし、また、第1の計測マークが第2のセンサで検出されたときに、第3の計測マークをマーキングする。第2のセンサが、第2の計測マーク以降の各計測マークを検出する度毎に、カウンタのカウント値がカウントアップされ、このカウント値に基づいて、送り量計測値が演算される。
特開平4−188008号公報、とくにその第9図とその説明
マーク方式の送り量計測装置では、長尺物に接触しないセンサにより計測マークを検出するので、計測ローラ方式における誤差を解消することができる。しかし、マーク方式では、センサが長尺物の送りに対応して、周期的に計測マークを検出するので、送り量計測値を周期的にしか演算することができない。
この発明は、長尺物の送りに対応して、連続的に、しかも正確な送り量計測値を得ることができる改良された長尺物の送り量計測装置を提案するものである。
この発明による長尺物の送り量計測装置は、長尺物がその長さの方向に送られる長尺物送り装置において、前記長尺物の送り量を連続的に計測する長尺物の送り量計測装置であって、前記長尺物に接触し前記長尺物の送りに基づいて回転する計測ローラ、前記計測ローラの回転に基づいて計測パルスを順次発生するロータリエンコーダ、前記計測パルスを受けて前記長尺物の送り量を表わす補正送り量計測値を演算し、この補正送り量計測値に基づいて、周期的にマーキング指令と撮影指令と補正係数演算指令を発令する制御演算ユニット、前記制御演算ユニットが周期的に前記マーキング指令を発令する度毎に、前記マーキング指令に基づいて、所定のマーク間隔を置きながら複数の計測マークを前記長尺物にマーキングするマーキング装置、前記長尺物の長さの方向に沿って間隔を隔てて配置された2つのカメラを含み、前記制御演算ユニットが周期的に前記撮影指令を発令する度毎に、前記撮影指令に基づいて、初期化状態以降において、すべてのマーク間隔のそれぞれを規定する2つの計測マークを順次同時に撮影する撮影装置、および前記制御演算ユニットが周期的に前記撮影指令を発令する度毎に、前記撮影装置が撮影した画像情報に基づいて、前記各マーク間隔のそれぞれのマーク間隔演算値を順次演算する画像処理ユニットを備え、
前記制御演算ユニットは、初期化指令を発令することにより前記初期化状態とされ、また、前記初期化指令の発令前からその発令後に亘り前記マーキング指令を、前記初期化指令の発令後には前記撮影指令と前記補正係数演算指令をもそれぞれ周期的に発令するように構成され、
前記制御演算ユニットは、前記計測パルスを用いて、この計測パルスが発生する度毎に前記長尺物の送り量を更新しながら算出し、nを1から連続する正の整数としたとき、第n回の撮影指令が発令される度毎に、前記初期化指令から前記第n回の撮影指令までの期間に対応する前記計測ローラの累積回転角度を表わす第1の送り量計測値を記憶し、
また、前記各撮影指令の間のタイミングで前記補正係数演算指令を発令し、前記第n回の撮影指令とこれに続く次の撮影指令の間のタイミングで前記補正係数演算指令が発令されたときに、前記画像処理ユニットが演算したマーク間隔演算値を用い、前記期間に対応する前記マーク間隔演算値の積算値を表わす第2の送り量計測値を演算するとともに、前記第1の送り量計測値と前記第2の送り量計測値を用いて、それらの誤差量を表わす補正係数を更新するようにして、前記補正係数を前記各補正係数演算指令に対応して連続して算出し、
さらに、前記制御演算ユニットは、前記第1の送り量計測値と前記補正係数を用いて前記補正送り量計測値を更新するようにして、前記補正送り量計測値を前記各補正係数演算指令に亘り連続して算出することを特徴とする。
この発明による長尺物の送り量計測装置では、制御演算ユニットは、前記計測パルスを用いて、この計測パルスが発生する度毎に前記長尺物の送り量を更新しながら算出し、nを1から連続する正の整数としたとき、第n回の撮影指令が発令される度毎に、前記初期化指令から前記第n回の撮影指令までの期間に対応する前記計測ローラの累積回転角度を表わす第1の送り量計測値を記憶し、また、前記各撮影指令の間のタイミングで前記補正係数演算指令を発令し、前記第n回の撮影指令とこれに続く次の撮影指令の間のタイミングで前記補正係数演算指令が発令されたときに、前記画像処理ユニットが演算したマーク間隔演算値を用い、前記期間に対応する前記マーク間隔演算値の積算値を表わす第2の送り量計測値を演算するとともに、前記第1の送り量計測値と前記第2の送り量計測値を用いて、それらの誤差量を表わす補正係数を更新するようにして、前記補正係数を前記各補正係数演算指令に対応して連続して算出し、さらに、前記制御演算ユニットは、前記第1の送り量計測値と前記補正係数を用いて前記補正送り量計測値を更新するようにして、前記補正送り量計測値を前記各補正係数演算指令に亘り連続して算出する。前記第1の送り量計測値は、計測ローラの回転に基づいて演算されるので、長尺物の送りに対応して、連続的に得ることができる。前記第2の送り量計測値は、マーク間隔のそれぞれを規定する2つの計測マークを2つのカメラが同時に撮影した画像情報に基づいて演算されるので、長尺物に対する計測ローラのスリップ、および接触状態の変化による誤差を含まず、正確な送り量計測値となる。前記補正送り量計測値は、前記第1の送り量計測値と補正係数を用いて補正送り量計測値を更新するようにして得られたものであり、長尺物の送りに対応して、連続して得ることができ、しかも、長尺物に対する計測ローラのスリップ、および接触状態の変化による誤差が第2の送り量計測値により補正される結果になるので、正確な補正送り量計測値を得ることができる。
この発明の前記以外の目的、特徴、観点および効果は、図面を参照した以下のこの発明のいくつかの実施の形態の説明によって、さらに明らかにされる。
図1は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態1を示す構成図である。 図2は、実施の形態1における画像処理ユニットの動作原理を説明する説明図である。 図3は、実施の形態1におけるマーキング指令、撮影指令および補正係数演算指令のタイミングを示すタイミング図である。 図4(a)(b)(c)は、実施の形態1の初期動作状態を示す説明図である。 図5(a)(b)は、実施の形態1のノーマル動作状態を示す説明図である。 図6は、実施の形態1における第1の送り量計測値、補正係数および補正送り量計測値の変化の一例を示すグラフである。 図7は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態2の動作を示す説明図である。 図8は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態3を示し、併せて、この実施の形態3の初期動作状態を示す構成図である。 図9は、実施の形態3におけるマーキング指令、撮影指令および補正係数演算指令のタイミングを示すタイミング図である。 図10は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態4を示す構成図である。 図11は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態5におけるマーキング装置の動作を示す説明図である。 図12(a)(b)は、実施の形態5と対比されるマーキング装置の動作を示す説明図である。 図13は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態6を示す構成図である。 図14は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態7を示す構成図である。 図15は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態8を示す構成図である。
以下この発明のいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態1を示す構成図である。この実施の形態1の送り量計測装置10は、長尺物の送り装置1とともに使用される。長尺物の送り装置1は、長尺物3と、駆動機構5と、電気モータ7と、複数の受けローラ9a〜9fを含み、長尺物3をその長さの方向に沿って送る。長尺物3は、例えば電気導体、電気ケーブル、または各種ホースである。駆動機構5は、例えば押圧ローラ5a、5bと、受圧ローラ5c、5dを有し、押圧ローラ5a、5bと、受圧ローラ5c、5dとの間に長尺物3を挟み込む。押圧ローラ5a、5bは、受圧ローラ5c、5dに長尺物3を押圧する。押圧ローラ5a、5bは、電気モータ7により駆動されて回転し、長尺物3を送り出す。矢印Aは、長尺物3の送り方向を示す。受けローラ9a〜9fは、長尺物3の長さの方向に沿って配置され、駆動機構5から送り出された長尺物3を受けて、この長尺物3を案内する。
送り量計測装置10は、計測ローラ20と、マーキング装置30と、撮影装置40と、計測制御回路50を含む。計測ローラ20は、長尺物3に押圧され、長尺物3の表面に接触し、その送りに対応して回転する。この計測ローラ20には、ロータリエンコーダ21が付属する。このロータリエンコーダ21は、計測ローラ20に直結され、計測ローラ20の回転に基づいて、計測パルスMPを発生する。この計測パルスMPは、長尺物3の送りに対応して、計測ローラ21が微小な所定角度回転する度毎に発生され、計測制御回路50に送られる。
マーキング装置30は、長尺物3を介して受けローラ9aと対向する位置に配置される。このマーキング装置30は、例えばレーザーマーカー、またはインクジェットマーカーを用いて構成され、計測制御回路50からのマーキング指令DMに基づいて、長尺物3の表面に複数の計測マークMをマーキングする。
計測制御回路50は、長尺物3の送り、つまり計測ローラ20に基づく計測値に対応して、マーキング装置30に対して、周期的にマーキング指令DMを与える。マーキング指令DMは、長尺物3がほぼ単位送り量S0だけ送られる度毎に、計測制御回路50からマーキング装置30に与えられる。マーキング装置30は、このマーキング指令DMが与えられる度毎に、長尺物3の表面に計測マークMをマーキングする。結果として、長尺物3には、相互間にほぼ所定のマーク間隔S0を置きながら、複数の計測マークMが付与される。複数のマーク間隔S0は、それぞれ単位送り量S0にほぼ等しい。図1には、マーキング装置30によってマーキングされた複数の計測マークMの中で、隣接する2つの計測マークMn、Mn+1が示される。計測マークMn、Mn+1の間のマーク間隔をS0nとする。マーク間隔S0nの両端に計測マークMn、Mn+1が位置する。なお、Mn、Mn+1におけるnは、正の整数であり、Mn、Mn+1は、すべての計測マークMの中で、隣接する2つの計測マークに対応する。
撮影装置40は、長尺物3の送り方向Aに関して、計測マークのマーキング装置30の下流側に配置される。この撮影装置40は、第1、第2のカメラ41、42を含む。第1、第2のカメラ41、42は、例えばCCDカメラを用いて構成され、長尺物3に接触しないように、長尺物3と間隙を介して対向して配置される。
第2のカメラ42は、長尺物3の送り方向Aに関して、マーキング装置30の下流側に、マーキング装置30から間隔Lだけ離れた位置に配置される。この第2のカメラ42は、受けローラ9bのちょうど真上の位置に配置される。第1のカメラ41は、長尺物3の送り方向Aに関して、第2のカメラ42の下流側に、第2のカメラ42から間隔Dだけ離れた位置に配置される。この第1のカメラ41は、受けローラ9fのちょうど真上の位置に配置される。間隔Dは、マーク間隔S0と等しいか、またはマーク間隔S0とほぼ等しくされる。すなわち、D=S0またはD≒S0とされる。この間隔Dは、隣接する2つの計測マークMn、Mn+1が、長尺物3の送りに対応して、同時に、第1、第2のカメラ41、42のそれぞれの撮影範囲に存在することが可能なように設定され、結果として、第1、第2のカメラ41、42は、複数のマーク間隔S0のそれぞれの両端に位置する2つの計測マークMn、Mn+1を同時に撮影することが可能とされる。
計測制御回路50は、長尺物3の送りに対応して、第1、第2のカメラ41、42に対して、周期的に撮影指令DCを与える。この撮影指令DCは、第1、第2のカメラ41、42に同時に与えられ、第1、第2カメラ41、42は、この撮影指令DCに基づいて、長尺物3を撮影する。長尺物3の送りに対応して、計測マークMn、Mn+1が、それぞれ第1、第2のカメラ41、42の撮影範囲に位置した状態となる度毎に、計測制御回路50から撮影指令DCが与えられ、第1、第2のカメラ41、42が、2つの計測マークMn、Mn+1を同時に撮影する。第1、第2のカメラ41、42は、撮影した画像情報I1、I2を計測制御回路50に供給する。
計測制御回路50は、エンコーダカウンタ51と、マーキングコントローラ53と、カメラコントローラ55と、画像処理ユニット57と、制御演算ユニット60を含む。エンコーダカウンタ51は、ロータリエンコーダ21から出力される計測パルスMPのパルス数をカウントする。マーキングコントローラ53は、マーキング指令DMをマーキング装置30に供給する。カメラコントローラ55は、撮影指令DCを第1、第2のカメラ41、42に同時に供給し、また、第1、第2のカメラ41、42からの画像情報I1、I2を画像処理ユニット57に供給するように制御する。画像処理ユニット57は、周期的に与えられる撮影指令DCのそれぞれに対応して、画像処理を実行する。この画像処理では、画像情報I2に含まれた計測マークMn+1と、画像情報I1に含まれた計測マークMnとの間のマーク間隔演算値S0Cnを演算する。1番目からn+1番目までの計測マークをM1、M2、・・・、Mn、Mn+1とすると、隣接する2つの計測マークに間に、それぞれマーク間隔S01、S02、・・・、S0nが存在する。画像処理ユニット57は、これらのマーク間隔S01、S02、・・・、S0nのそれぞれに対応するマーク間隔演算値S0C1、S0C2、・・・、S0Cnを演算する。
図2は、画像処理ユニット57における画像処理の原理を示す説明図である。図2の横軸は、長尺物3の位置に対応する。計測マークMn、Mn+1の画像が、画像処理ユニット57の画面上に取込まれる。画像処理ユニット57は、計測マークMnの位置pnと計測マークMn+1の位置pn+1を読取り、それぞれの位置pn、pn+1から、それらの間のマーク間隔演算値S0Cnを演算する。位置pn、pn+1を正確に読取ることができるので、マーク間隔演算値S0Cnを正確に演算することができる。
制御演算ユニット60は、例えばマイクロコンピュータで構成され、長尺物3の送りに対応して、周期的に、マーキング指令DMおよび撮影指令DCを発令する。加えて、制御演算ユニット60は、第1の送り量計測値S1と第2の送り量計測値S2を演算し、さらに、これらの第1、第2の送り量計測値S1、S2に基づいて補正係数kを演算し、また、第1の送り量計測値S1を補正係数kで補正した補正送り量計測値S3を演算する。これらの第1、第2の送り量計測値S1、S2、補正係数k、および補正送り量計測値S3については、後で詳しく説明する。第1の送り量計測値S1は、ロータリエンコーダ21の計測パルスMPに基づいて、演算される。第2の送り量計測値S2は、画像処理ユニット57が演算したマーク間隔演算値S0C1〜S0Cnに基づいて演算される。制御演算ユニット60は、補正送り量計測値S3に基づいて、マーキング指令DMおよび撮影指令DCを発令し、加えて補正係数演算指令DKを発令する。
さて、実施の形態1の送り量計測装置10の動作について、図3、図4、図5を参照して説明する。送り量計測装置10は、図3に示すように、初期動作IOPの後に、ノーマル動作NOPを実行する。図3において、横軸は時間である。図3(a)は、マーキング指令DMを、図3(b)は撮影指令DCを、また図3(c)は、補正係数演算指令DKをそれぞれ示す。マーキング指令DMは、図3(a)に示すように、周期的に発令される。初期動作IOPでは、マーキング指令DM1、DM2が発令され、ノーマル動作NOPでは、マーキング指令DM3、DM4、・・・が周期的に発令される。また、撮影指令DCは、図3(b)に示すように、初期動作IOPでは発令されず、ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DC1、DC2、・・・が周期的に発令される。補正係数演算指令DKは、図3(c)に示すように、初期動作IOPでは発令されず、ノーマル動作NOPにおいて、補正係数演算指令DK1、DK2、・・・が周期的に発令される。この補正係数演算指令DK 1 は、撮影指令DC 1 、DC 2 の間のタイミングで、補正係数演算指令DK 2 は、撮影指令DC 2 、DC 3 の間のタイミングで発令され、結果として、補正係数演算指令DK 1 、DK 2 、・・・は、隣接する撮影指令DC 、DC 2 、・・・の間のタイミングで周期的に発令される。図3(b)には、撮影指令DCとともに、初期化指令IPが示される。初期動作IOPは初期化指令IPが発令されるまでの動作であり、ノーマル動作NOPは初期化指令IPが発令された後の動作である。
図4(a)(b)(c)は、送り量計測装置10の初期動作IOPの状態を示す。この初期動作IOPでは、制御演算ユニット60が先ずマーキング指令DM1を発令する。図4(a)は、このマーキング指令DM1が発令された第1回マーキング状態を示す。マーキング装置30は、マーキング指令DM1に基づいて、第1の計測マークM1を長尺物3にマーキングする。
制御演算ユニット60は、次にマーキング指令DM2を発令する。図4(b)は、このマーキング指令DM2が発令された第2回マーキング状態を示す。この第2回マーキング状態は、図4(a)に示す第1回マーキング状態から、長尺物3が送り方向Aに、単位送り量S0に相当する距離、または計測ローラ20に基づく計測値で単位送り量S0に相当する距離だけ送られた状態である。初期動作では、第2の送り量計測値S2は0であり、補正係数kは1とされており、補正送り量計測値S3=S1である。したがって、制御演算ユニット60は、補正送り量計測値S3が、図4(a)に示す第1回マーキング状態から、単位送り量S0に達したときに、マーキング指令DM2を発令する。マーキング装置30は、マーキング指令DM2に基づいて、第2の計測マークM2を長尺物にマーキングする。第2の計測マークM2と第1の計測マークM1との間の距離を、間隔S01とする。
制御演算ユニット60は、次に初期化指令IPを発令する。図4(c)は、初期化指令IPが発令された初期化状態を示す。この初期化状態は、長尺物が、図4(b)に示す第2回マーキング状態から、さらに、長尺物3が送り方向Aに間隔L、すなわち、マーキング装置30と第1のカメラ41との間の間隔Lに等しい距離だけ送られた状態にある。この初期化状態は、長尺物が、図4(a)に示す第1回マーキング状態から、送り方向Aに、(S0+L)にほぼ相当する距離だけ、送られた状態である。制御演算ユニット60は、補正送り量計測値S3が、図4(a)に示す状態から、(S0+L)に達したときに、初期化指令IPを発令する。この図4(c)に示す初期化状態では、隣接する計測マークM1、M2が、それぞれ第1、第2のカメラ41、42の撮影範囲に存在する。この初期化状態において、制御演算ユニット60が、第1、第2の送り量計測値S1、S2、および補正送り量計測値S3を、すべて0にセットする。図4(c)に示す初期化状態以降のノーマル動作NOPにおいて、第1の送り量計測値S1は、図4(c)に示す初期化状態からの長尺物3の送り量を表わすことになる。
送り量計測装置10は、図4(c)に示す初期化指令IP以降に、ノーマル動作NOPを開始する。このノーマル動作NOPでは、制御演算ユニット60が、補正送り計測値S3に基づいて、長尺物3の送りに対応して、周期的にマーキング指令DM、すなわちマーキング指令DM3、DM4、・・・を発令し、また周期的に撮影指令DC、すなわち撮影指令DC1、DC2、・・・を発令する。また、制御演算ユニット60は、隣接する2つの撮影指令DCのそれぞれの間で、補正係数演算指令DK、すなわち補正係数演算指令DK1、DK2、・・・を発令する。この補正係数演算指令DK1、DK2、・・・も、長尺物3の送りに対応して、補正送り量計測値S3に基づいて、周期的に発令される。
ノーマル動作NOPにおいて、マーキング指令DMは、補正送り量計測値S3が、(n×S0−L)に達する度毎に発令され、図3(a)に示すように周期的に発令される。なお、nは正の整数である。図5(a)は、ノーマル動作NOPにおいて、マーキング指令DMのそれぞれに対応するマーキング状態を示す。この図5(a)に示すマーキング状態では、マーキング装置30が、マーキング指令DMに基づいて、第nの計測マークMnとマーク間隔S0nを隔てて、第n+1の計測マークMn+1をマーキングする。
ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DCは、補正送り量計測値S3が、n×S0に達する度毎に発令され、図3(b)に示すように周期的に発令される。図5(b)は、ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DCのそれぞれに対応する撮影状態を示す。この図5(b)に示す撮影状態では、第1、第2のカメラ41、42が隣接する2つの計測マークMn、Mn+1をそれぞれ撮影し、これらの計測マークMn、Mn+1を含む画像情報I1、I2が画像処理ユニット57に入力される。
さて、ノーマル動作NOPにおける第1、第2の送り量計測値S1、S2、補正係数kおよび補正送り量計測値S3について、具体的に説明する。
第1の送り量計測値S1は、エンコーダカウンタ51のカウント値に基づいて、演算される。エンコーダカウンタ51のカウント値は、ロータリエンコーダ21の計測パルスMPをカウントしたものであり、初期化指令IP以降のノーマル動作NOPにおける計測ローラ20の累積回転角度を表わす。この第1の送り量計測値S1は、長尺物3の送りに対応して、図4(c)の初期化状態から連続的に演算される。この第1の送り量計測値S1は、次の(式1)で表わされる。
S1=a×θc・・・(式1)
ただし、θcは、初期化指令IP以降の計測ローラ20の累積回転角度、aは定数である。
長尺物3の送りに対応して、撮影指令DCが発令される度毎に、その撮影指令DCで撮影された2つの隣接する計測マークM、Mn+1の間のマーク間隔演算値S0Cが画像処理ユニット57で演算される。第2の送り量計測値S2と補正係数kは、ノーマル動作NOPの中で、補正係数演算指令DKが発令される度毎に、周期的に演算される。補正係数演算指令DKは、補正送り量計測値S3に基づいて、隣接する2つの撮影指令DCの間で、制御演算ユニット60により発令される。画像処理ユニット57は、撮影指令DCに対応して入力される画像情報I、Iに基づいて、マーク間隔演算値S0Cを演算するが、補正係数演算指令DKは、画像処理ユニット57が、マーク間隔演算値S0Cの演算を終了した後で、発令される。第2の送り量計測値S2は、補正係数演算指令DKが発令される度毎に、画像処理ユニット57の出力に基づいて演算される。
ノーマル動作NOPにおいて、第n回の撮影指令DCnに基づいて演算されたマーク間隔演算値S0CをS0Cnとし、この第n回の撮影指令DCnに対応する第2の送り量計測値S2をS2n、また第n回の撮影指令DCnに対応する補正係数kをknとする。これらの第2の送り量計測値S2nおよび補正係数knは、第n回の補正係数演算指令DKnに基づいて、演算される。なお、nは正の整数であり、撮影指令DCnは、すべての撮影指令DCに対応する。第2の送り量演算値S2は、補正係数演算指令DKが発令される度毎に、画像処理ユニット57から出力されるマーク間隔演算値S0Cnに基づいて演算される。
第n回の撮影指令DCnに対応して演算される第2の送り量計測値S2nは、次の(式2)で表わされる。
S2n=ADD(S0C1〜S0Cn-1)+S0Cn・・・(式2)
ただし、ADD(S0C1〜S0Cn-1)は、過去の第1〜第n−1回の撮影指令DC1〜DCn-1に対応して、画像処理ユニット57が演算したマーク間隔演算値S0C1〜S0Cn-1の積算値であり、S0Cnは、新たな第n回の撮影指令DCnに対応して、画像処理ユニット57が演算したマーク間隔演算値である。積算値ADD(S01〜S0n-1)は、制御演算ユニット60のメモリに保存され、第n回の撮影指令DCnに基づいて得られた新たなマーク間隔演算値S0Cnが、積算値ADD(S0C1〜S0Cn-1)に加算される。
補正係数kの演算に関連して、撮影指令DCが発令される度毎に、その撮影指令DCが発令されたタイミングにおける第1の送り量計測値S1が、制御演算ユニット60のメモリに記憶される。第n回の撮影指令D nが発令されたタイミングにおける第1の送り量計測値S1をS1nとする。
補正係数演算指令DKに基づいて、第2の送り量計測値S2が演算された後、補正係数kが演算される。この補正係数kも、補正係数演算指令DKに基づいて、周期的に演算される。第n回の補正係数演算指令DKnによって演算される補正係数knは、次の(式3)にしたがって求められる。
n=S2n/S1n・・・(式3)
(式3)において、S2nは、初期化指令IPが発令されてから第n回の撮影指令DCnが発令されるまでの長尺物3の第2の送り量計測値であって、これは、画像処理ユニット57の演算に基づいて算出された送り量計測値である。また、(式3)において、S1nも、初期化指令IPが発令されてから第n回の撮影指令DCnが発令されるまでの長尺物3の第1の送り量計測値であって、これは、計測ローラ20の回転に基づいて算出された送り量計測値である。第1の送り量計測値S1nにスリップなどによる誤差が含まれていなければ、補正係数knは1に等しい。第1の送り量計測値S1nが、計測ローラ20のスリップなどの誤差のために期待値より低下しておれば、補正係数knは、その誤差量に対応して、1よりも大きな値となる。
この補正係数knは、補正係数演算指令DKnに基づいて演算された後、次の補正係数演算指令DKn+1が発令されるまで、制御演算ユニット60のメモリに保持される。結果として、補正係数kは、長尺物3の送りに対応して、補正係数演算指令DKnが発令される度毎に、(式3)にしたがって演算された更新値knに変更され、この更新値knが、次に補正係数演算指令DKn+1が発令されるまで保持される。結果として、補正係数kも、各補正係数演算指令DK 1 、DK 2 、・・・に対応し、長尺物3の送りに対応して、連続して得ることができる。
補正送り量計測値S3は、第1の送り量計測値S1に補正係数kを乗算し連続して算出される。補正係数kが更新値knであるとき、補正送り量計測値S3は、次の(式4)にしたがって、演算される。
S3=kn×S1・・・(式4)
長尺物3の送りに対応して、補正係数kが各補正係数演算指令に対応して更新されながら、連続して得られるので、補正送り量計測値S3も、長尺物3の送りに対応して、各補正係数演算指令に亘り、連続して算出される。
図6は、ノーマル動作NOPにおける第1の送り量計測値S1と補正係数kと補正送り量計測値S3の変化の一例を示す説明図である。図6(a)は、第1の送り量計測値S1を、図6(b)は、補正係数kを、また、図6(c)は、補正送り量計測値S3をそれぞれ示す。図6の横軸は、送り量である。先ず、図6(a)に示す第1の送り量計測値S1が、撮影指令DCn-1が発令されるまで、特性S1n-2に示すように変化し、撮影指令DCn-1と次の撮影指令DCnとの間では、特性S1n-1に示すように変化し、また、撮影指令DCnと次の撮影指令DCn+1との間では、特性S1nに示すように変化したと想定する。
具体的には、撮影指令DCn-1が発令されるまでは、計測ローラ20と長尺物との間にスリップなどが発生せず、第1の送り量計測値S1は、所定の傾きを有する特性S1n-2に示すように変化し、撮影指令DCn-1が発令された直後の点Q1において、計測ローラ20と長尺物との間にスリップが発生し、撮影指令DCn-1と撮影指令DCnとの間では、特性S1n-2に比べて傾斜が小さくなった特性S1n-1で変化したとする。また、撮影指令DCnと撮影指令DCn+1の中間点Q2でも、計測ローラ20と長尺物との間にスリップが発生し、撮影指令DCnと撮影指令n+1との間の後半では、特性S1n-1に比べてさらに傾斜が小さくなった特性S1nで変化したとする。
図6(b)に示す補正係数kは、補正係数演算指令DKn-1までは1を維持するが、補正係数演算指令DKn-1が発令されたときには、撮影指令DCn-1の直後の点Q1におけるスリップの影響で、第1の送り量計測値S1が、期待値よりも低下するために、補正係数kが1を超える値kn-1に上昇する。補正係数値kn-1は、その後、補正係数演算指令DKnまでは、そのまま維持されるが、補正係数演算指令DKnが発令されたタイミングでは、撮影指令DCnと撮影指令DCn+1の中間点Q2におけるスリップの影響で、第1の送り量計測値S1が、期待値よりもさらに低下するために、補正係数kが値kn-1よりもさらに大きな値knに上昇する。
図6(b)に示す補正係数kの変化に基づいて、補正送り量計測値S3は、図6(c)に示すように、補正係数演算指令DKn-1までは、特性S1n-2、S1n-1と同じ傾きを持った特性S3n-2、S3n-1のように変化するが、補正係数演算指令DKn-1と補正係数演算指令DKnとの間では、特性S3n-1に比べて傾きが増大した特性S3nのように変化し、スリップによる特性S1n-1の傾きの減少が補償される。補正係数演算指令DKnと次の補正係数演算指令との間でも、補正送り量計測値S3は、特性S1nに比べて傾きが増大した特性で変化し、スリップによる特性S1nの傾きの減少が補償される。
このように、補正送り量計測値S3は、ノーマル動作NOPにおいて、スリップなどによる第1の送り量計測値S1の低下を補償した、より正確な送り量計測値となる。しかも、この補正送り量計測値S3は、第1の送り量計測値S1を補正係数kで補正したものであり、第1の送り量計測値S1と同様に、長尺物の送りに対応して、連続して算出される。この補正送り量計測値S3は、マーキング指令DM、撮影指令DC、および補正係数演算指令DKを発令するのに使用され、それらをより正確な位置で発生することを可能とする。また補正送り量計測値S3は、駆動機構5を駆動する電気モータ7の速度制御に使用され、長尺物3をより正確な速度で制御することを可能とする。
実施の形態2.
実施の形態1は、ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DCのそれぞれに基づいて、隣接する2つの計測マークMn、Mn+1が第1、第2のカメラ41、42のそれぞれの撮影範囲に位置する状態で、第1、第2のカメラ41、42により、隣接する2つの計測マークMn、Mn+1を同時に1回だけ撮影し、画像処理ユニット57がそれらの計測マークのマーク間隔演算値S0Cnを演算するが、この1回の撮影に基づいて、画像処理ユニット57が演算したマーク間隔演算値S0Cnには、計測マークMn、Mn+1の映像の変化、具体的には、計測マークMn、Mn+1のマーク境界のコントラストの変化などに起因した誤差が生じるおそれがある。
実施の形態2の送り量計測装置10Aでは、2つの計測マークMn、Mn+1の映像変化に起因するマーク間隔演算値S0Cnの誤差を小さくするために、ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DCのそれぞれに基づいて、2つの計測マークMn、Mn+1が、第1、第2のカメラ41、42のそれぞれの撮影範囲に位置する状態で、第1、第2のカメラ41、42により、同時に複数回撮影される。
図7は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態2の要部を示す構成図である。実施の形態2の送り量計測装置10Aでは、実施の形態1と同様に、撮影指令DCが周期的に撮影装置40に供給され、この撮影指令DCは、第1、第2のカメラ41、42に同時に供給されるが、撮影指令DCのそれぞれに対応して、微小な距離間隔Δcで、複数回の撮影指令DCa、DCb、DCcが供給される。図7では、計測マークMnが互いに微小距離間隔Δcだけ移動した3つの計測マーク[Mna、[Mnb、および[Mncとして図示される。これらの計測マーク[Mna、[Mnb、[Mncは、何れも、第1のカメラ41の撮影範囲に位置する。また計測マークMn+1が、互いに微小距離間隔Δcだけ移動した3つの計測マーク[Mn+1a、[Mn+1b、および[Mn+1cとして図示されている。これらの計測マーク[Mn+1a、[Mn+1b、[Mn+1cは、何れも第2カメラ42の撮影範囲に位置する。
実施の形態2の送り量計測装置10Aでは、撮影指令DCa、DCb、DCcのそれぞれに基づいて、撮影A、撮影B、撮影Cが行なわれる。ノーマル動作NOPの第n回の撮影指令DCnにより、それに対応したマーク間隔演算値S0Cnを演算する場合を想定する。この第n回の撮影指令DCnに対応して、撮影A、撮影B、撮影Cが行なわれる。撮影Aでは、第1、第2のカメラ41、42により、計測マーク[Mnaと計測マーク[Mn+1aが同時に撮影され、これらの計測マークを含む画像情報I1、I2が画像処理ユニット57に入力される。同様に、撮影Bでは、第1、第2のカメラ41、42により、計測マーク[Mnbと計測マーク[Mn+1bが同時に撮影され、これらの計測マークを含む画像情報I1、I2が画像処理ユニット57に入力される。また、撮影Cでは、第1、第2のカメラ41、42により、計測マーク[Mncと計測マーク[Mn+1cが同時に撮影され、これらの計測マークを含む画像情報I1、I2が画像処理ユニット57に入力される。画像処理ユニット57は、計測マーク[Mnaと計測マーク[Mn+1aとの間のマーク間隔演算値S0Cna、計測マーク[Mnbと計測マーク[Mn+1bとの間のマーク間隔演算値S0Cnb、および計測マーク[Mncと計測マーク[Mn+1cとの間のマーク間隔演算値S0Cncを演算する。制御演算ユニット60は、マーク間隔演算値S0Cna、S0Cnb、S0Cncを統計処理して、マーク間隔演算値S0Cnを算出する。
このように、実施の形態2の送り量計測装置10Aでは、各撮影指令DCのそれぞれに対応して、制御演算ユニット60が、画像処理ユニット57で演算された3つのマーク間隔演算値S0Cna、S0Cnb、S0Cncを統計処理して、マーク間隔値S0Cnを演算することにより、計測マークMn、Mn+1の映像変化によるマーク間隔演算値S0Cnの演算誤差をより小さくして、高い演算精度でマーク間隔演算値S0Cnを演算することができる。結果として、各撮影指令DCに対応するマーク間隔演算値S0Cがより正確になり、したがって、実施の形態2によれば、第2の送り量計測値S2をより正確に演算することができ、このため、補正送り量計測値S3をより正確に演算することができる。
なお、実施の形態2において、各撮影指令DCのそれぞれに対応して複数回の撮影が行なわれ、この複数回の撮影に基づいて、マーク間隔演算値S0Cが演算される以外では、実施の形態2の送り量計測装置10Aは、実施の形態1と同じに構成される。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態2と同様に、計測マークMの映像変化によるマーク間隔演算値S0Cnの演算誤差を小さくして、より高い演算精度でマーク間隔演算値S0Cnを演算するものである。図8は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態3を示し、図8(a)は、その初期動作IOPの状態を、また図8(b)(c)は、そのノーマル動作NOPの状態を示す。この実施の形態3の送り量計測装置10Bでは、図8に示すように、実施の形態1における撮影装置40に代わって、3つのカメラ41、42、43を含む撮影装置40Bが使用され、これに伴なって、初期化指令IPの発令タイミングと、画像処理ユニット57におけるマーク間隔演算値S0Cnの演算と、制御演算ユニット60における第2の送り量計測値S2の演算が変更される。その他は、実施の形態3の送り量計測装置10Bは、実施の形態1と同じに構成される。
図9は、実施の形態3におけるマーキング指令DM、撮影指令DC、および補正係数演算指令DKのタイミングを示すタイミング図である。図9(a)は、マーキング指令DMを示す。図9(b)は、撮影指令DCを示し、この撮影指令DCは、初期動作IOPの後のノーマル動作NOPにおいて、マーキング指令DM4の後に周期的に発令される。図9(c)は、補正係数演算指令DKを示し、この補正係数演算指令DKは、ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DC1の後に周期的に発令される。
図8(a)(b)(c)に示すように、撮影装置40Bの第3のカメラ43は、長尺物3の送り方向Aに関して、マーキング装置30の下流側にマーキング装置30から間隔Lだけ離れて配置される。また、第2のカメラ42は、長尺物3の送り方向Aに関して、第3のカメラ43の下流側に第3のカメラ43から間隔Dだけ離れて配置される。さらに、第1のカメラ41は、長尺物3の送り方向Aに関して、第2のカメラ42の下流側に第2のカメラ42から間隔Dだけ離れて配置される。カメラ43、42、41は、それぞれ受けローラ9b、9f、9jのちょうど真上に配置される。これらのカメラ41、42、43には、カメラコントローラ55から、同時に撮影指令DCが与えられる。
実施の形態3の送り量計測装置10Bでは、初期化指令IPは、図9に示すように、第3回マーキング指令DM3が発令され、第3の計測マークM3が長尺物3に付与されてから、間隔Lに相当する距離だけ長尺物3が送られた状態で発令される。実施の形態3の送り量計測装置10Bは、初期化指令IPが発令されるまでは、初期動作IOPを行ない、この初期化指令IP以降にノーマル動作NOPを行なう。図8(a)に示す初期化状態では、第1、第2、第3の計測マークM1、M2、M3が、それぞれ第1、第2、第3のカメラ41、42、43の撮影範囲に位置する。この初期化状態において発令される初期化指令IPに基づいて、実施の形態1と同様に、第1、第2の送り量計測値S1、S2が0にセットされ、補正係数kが1とされる。
実施の形態3における撮影装置40Bは、ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DCが発令される度毎に、それぞれ、複数のマーク間隔の中で隣接する3つの計測マークMを同時に撮影し、結果として、連続する2つの撮影指令DCに対応して、複数の計測マークMの中で、隣接する同じ2つの計測マークMn、Mn+1が、2度に亘り撮影される。送り量計測装置10Bは、これらの2度に亘って撮影された同じ2つの計測マークMn、Mn+1に基づいて、これらの計測マークMn、Mn+1の間のマーク間隔S0nに対応するマーク間隔演算値を2度に亘り演算し、それらのマーク間隔演算値を統計処理し、マーク間隔演算値S0Cnを算出する。
ノーマル動作NOPにおいて、マーキング指令DMは、補正送り量計測値S3が、(n×S0−L)に達する度毎に発令され、図9(a)に示すように、単位送り量S0に対応する間隔S0を置いて周期的に発令される。なお、nは正の整数である。マーキング装置30は、マーキング指令DMに基づいて、計測マークMn-1、Mn、Mn+1、Mn+2をマーキングする。
ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DCは、補正送り量計測値S3が、n×S0に達する度毎に発令され、図9(b)に示すように、第4回マーキング指令DC4の後に、間隔S0を置いて周期的に発令される。図8(b)は、ノーマル動作NOPにおいて、撮影指令DCn+1が発令された撮影状態を示す。この図8(b)に示す撮影状態では、第1、第2、第3のカメラ41、42、43が、隣接する2つのマーク間隔S0n-1、S0nのそれぞれの両端に位置する3つの計測マークMn-1、Mn、Mn+1を同時に撮影し、これらの計測マークMn-1、Mn、Mn+1を含む撮影情報I1、I2、I3が画像処理ユニット57に入力される。
図8(b)に示す撮影状態では、計測マークMn-1、Mn、Mn+1が、それぞれ第1、第2、第3のカメラ41、42、43の撮影範囲に位置し、3つのカメラ41、42、43により、隣接する3つの計測マークMn-1、Mn、Mn+1が同時に撮影される。第1、第2、第3のカメラ41、42、43は、それぞれ計測マークMn-1、Mn、Mn+1を含む撮影情報I1、I2、I3を同時に発生する。画像処理ユニット57は、これらの撮影情報I1、I2、I3に基づいて、計測マークMn-1と計測マークMnとの間のマーク間隔S0n-1に対応するマーク間隔演算値(S0Cn-1n+1と、計測マークMnと計測マークMn+1との間のマーク間隔S0nに対応するマーク間隔演算値(S0Cnn+1を演算し、それらを記憶する。
図8(c)に示す撮影状態、すなわち撮影指令DCn+1に続く次の撮影指令DCn+2が発令された状態では、計測マークMn、Mn+1、Mn+2が、同時に撮影される。この撮影指令DCn+2による撮影状態では、計測マークMn、Mn+1、Mn+2が、それぞれカメラ41、42、43の撮影範囲に存在し、これらの計測マークMn、Mn+1、Mn+2が、同時に撮影され、画像処理ユニット57は、計測マークMnと計測マークMn+1との間のマーク間隔S0nに対応するマーク間隔演算値(S0Cnn+2と、計測マークMn+1と計測マークMn+2との間のマーク間隔S0n+1に対応するマーク間隔演算値(S0Cn+1n+2とを演算する。
図8(b)(c)に示す2回の撮影に基づいて、計測マークMnと計測マークMn-1との間のマーク間隔S0nに対応して、2つのマーク間隔演算値(S0Cnn+1、(SOCnn+2が演算される。マーク間隔演算値(S0Cnn+1は、撮影指令DCn+1に基づいて演算され、またマーク間隔演算値(S0Cnn+2は、撮影指令DCn+1の次の撮影指令DCn+2に基づいて演算される。画像処理ユニット57は、これらの2つのマーク間隔演算値(S0Cnn+1、(S0Cnn+2を統計処理し、マーク間隔S0nに対応するマーク間隔演算値S0Cnを演算する。マーク間隔S0n以外の他のマーク間隔についても、同様に、それぞれ2つのマーク間隔演算値が演算され、それらの2つのマーク間隔演算値を統計処理することにより、演算される。
このように実施の形態3の送り量計測装置では、制御演算ユニット60が、連続する2つの撮影指令DCn+1、DCn+2のそれぞれに基づいて、マーク間隔S0nに対応する2つのマーク間隔演算値(S0Cnn+1と(S0Cnn+2が演算され、それぞれ2つのマーク間隔演算値を統計処理することにより、より正確なマーク間隔演算値S0Cnを得ることができる。この実施の形態3の送り量計測装置10Bでは、制御演算ユニット60が、実施の形態2と同様に、計測マークの映像変化によるマーク間隔演算値S0Cnの演算誤差をより小さくして、高い演算精度でマーク間隔演算値S0Cnを演算することができる。結果として、各撮影指令DCに対応するマーク間隔演算値S0Cがより正確になり、したがって、実施の形態3によれば、第2の送り量計測値S2をより正確に演算することができ、このため、補正送り量計測値S3をより正確に演算することができる。
実施の形態4.
図10は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態4を示す構成図である。この実施の形態4の送り量計測装置10Cは、図1に示す実施の形態1の送り量計測装置10に対して、塗料塗布装置71と塗料拭取り装置73を追加し、また図1に示す計測制御回路50を計測制御回路50Cに代えたものである。その他は、実施の形態1と同じに構成される。
計測制御回路50Cは、図1に示す計測制御回路50に対して、塗装コントローラ61を追加したものである。制御演算ユニット60は、補正送り量計測値S3に基づいて、塗装指令DPと、塗装拭取り指令DWを発令する。塗装コントローラ61は、制御演算ユニット60に接続され、塗装指令DPを塗装塗布装置71に供給し、また、塗装拭取り指令DWを塗装拭取り装置73に供給する。
塗装塗布装置71は、長尺物3の送り方向Aに関して、マーキング装置30の上流側に配置される。具体的には、塗装塗布装置71は、駆動機構5と計測ローラ20との間に配置される。この塗装塗布装置71は、マーキング装置30が、計測マークMをマーキングする位置に対応した長尺物3の表面部分に、それぞれ塗装膜PAを形成する。塗装膜PAを形成する塗料は、即乾性の塗料とされ,さらに、計測マークMに滲みを与えず、計測マークMのコントラストを高める材料とされる。図10には、計測マークMn、Mn+1に対応する塗装膜PAn、PAn+1が示されている。塗装膜PAn、PAn+1を形成する表面部分の位置は、塗装指令DPにより、制御演算ユニット60から指示される。
マーキング装置30は、塗装膜PAの上に、計測マークMを形成する。図10では、計測マークMn、Mn+1は、それぞれ対応する塗装膜PAn、PAn+1の上に重ねて形成される。
塗装拭取り装置73は、長尺物3の送り方向Aに関して、撮影装置40の下流側に配置される。具体的には、塗装拭取り装置73は、第1のカメラ41の下流側に配置される。この塗装拭取り装置73は、拭取りブラシ74を有し、この拭取りブラシ74により、塗装塗布装置71が塗布した塗装膜PAを、計測マークMとともに拭取り、除去する。この実施の形態3では、塗装拭取り装置73の下流側では、塗装膜PAおよび計測マークMが、すべて除去される。図10に示される塗装膜PAn、PAn+1は、その上に形成された計測マークMn、Mn+1とともに、除去される。
実施の形態4では、撮影装置40の第1、第2のカメラ41、42が計測マークMn、Mn+1を撮影する状態では、計測マークMn、Mn+1が、塗装膜PAn、PAn+1の上に形成されており、計測マークMn、Mn+1のコントラストが増大する。したがって、計測マークMn、Mn+1の映像が鮮明化され、マーク間隔演算値S0Cがより正確に演算され、結果として、第2の送り量計測値S2および補正係数kが、より正確に演算され、補正送り量計測値S3をより正確に演算することができる。
なお、塗装拭取り装置73は、撮影装置40の下流側で、塗装膜PAおよび計測マークMを除去する場合に使用される。塗装膜PAが長尺物3の表面に残されても問題がない場合、または、計測マークMを残し、この計測マークMを後で利用する場合には、塗装拭取り装置73は除去される。
実施の形態4による塗装塗布装置71は、実施の形態1に限らず、実施の形態2、3にも使用することができる。実施の形態2では、微小距離間隔Δcを置いて近接する3つの各計測マークM、例えば、計測マーク[Mna、[Mnb、[Mncに対して、共通に塗装膜PAを形成する。
実施の形態5.
この実施の形態5は、マーキング装置30が、長尺物3の送り方向と交差する方向に走査され、このマーキング装置30の走査によって、計測マークMをマーキングするように構成されたものにおいて、計測マークMの長尺物3の送り方向Aに対する傾斜角が、長尺物3の送り速度の変化に対応して、変化するのを防止し、計測マークMの傾斜角の変化に依存して、マーク間隔演算値S0Cが変化するのを防止するものである。
図11は、この発明による長尺物の送り量計測装置の実施の形態5におけるマーキング装置30の走査説明図である。図11において、矢印VCは、長尺物3の送り方向Aの送り速度ベクトルを示し、また、矢印VBは、マーキング装置30の走査ベクトルを示す。長尺物3の送り速度ベクトルVCは、長尺物3の送り方向Aと常に平行であるが、その大きさ、すなわち速度vcの大きさが、長尺物3の送り速度の変化に対応して変化する。
マーキング装置30は、例えばレーザーマーカーで構成される。このレーザーマーカーは、長尺物3の送り方向Aと直交するラインLoに対して角度θbだけ傾斜した走査ラインLsに沿って、走査ベクトルVBの大きさ、すなわち走査速度vbで、走査される。このマーキング装置30の走査に基づいて、ラインLoと平行に延びるように、計測マークMを印字する。長尺物3の送り速度ベクトルVCの大きさ、すなわち送り速度vcは、長尺物3の送り速度に対応して変化するので、実施の形態5では、走査ベクトルVBの大きさ、すなわちマーキング装置30の走査速度vbを変えずに、その送り速度vcの変化に対応して、角度θbが変化するように、マーキング装置30の走査を制御する。
図11において、角度θbは、次の(式5)で表わされる。
θb=sin-1(vc/vb)・・・(式5)
実施の形態5では、この(式5)において、速度vcが変化しても、速度vbが一定値に保持され、その結果、(vc/vb)の変化に伴なって、角度θbを変化させ、計測マークMを常にラインLoと平行に保持する。
具体的には、送り速度ベクトルVCの大きさ、すなわち送り速度vcが、例えば図11から増大するように変化すれば、その速度vcの増大に応じて、角度θbを図11から増大するように制御し、計測マークMを、ラインLoと平行に保つ。逆に、送り速度ベクトルVCの大きさ、すなわち送り速度vcが、例えば図11から低下するように変化すれば、その送り速度vcの低下に応じて、角度θbを図11から減少するように制御し、計測マークMを、ラインLoと平行に保つ。この結果、長尺物3のマーキングされる複数の計測マークMは、その送り速度が変化しても、すべてがラインLoと平行にマーキングされ、その結果、画像処理ユニット57によるマーク間隔演算値S0Cが、計測マークMの傾きの変化に依存して変化するのが防止され、第2の送り量計測値S2、補正係数k、および補正送り量計測値S3を、より正確に演算することができる。
実施の形態5において、送り速度vcの変化は、補正送り量計測値S3の変化に基づいて、制御演算ユニット60で算出される。また、この送り速度vcの変化に対応した角度θbも制御演算ユニット60で演算され、マーキング指令DMに含めて、マーキング装置30に指示される。なお、マーキング装置30の走査速度vbの制御が可能ならば、角度θbを一定値に保持し、送り速度vcが変化しても、(vc/vb)が一定値に保持されるように、走査速度vbを制御することも可能である。
図12は、対比のために、マーキング装置30を一定の走査方向に、一定の走査速度で走査する場合における計測マークMの変化を例示する。図12では、マーキング装置30が、常時、一定の走査ベクトルVBで走査されるものと想定する。具体的には、マーキング装置30は、送り方向Aに直交するラインLoと平行な方向に、一定の走査速度vbで走査される。図12(a)のように、送り速度ベクトルVCの大きさ、すなわち長尺物3の送り速度vcが小さいときには、計測マークMは、送り方向Aに角度θ1だけ傾斜するが、図12(b)に示すように、長尺物3の送り速度vcが増大すると、計測マークMは、角度θaよりも小さな角度θ2で送り方向Aに傾斜する。このような、計測マークMの傾斜の変化は、画像処理ユニット57によるマーク間隔演算値S0Cに誤差を与える。
実施の形態5によるマーキング装置30の走査制御は、実施の形態1に限らず、実施の形態2〜4のいずれにも、適用することができる。
実施の形態6.
図13は、この発明による送り量計測装置の実施の形態6を示す構成図である。この実施の形態6の送り量計測装置10Dでは、制御演算ユニット60が、計測マークMを印字するためのマーキング指令DMとともに、このマーキング指令DMとは別の第2のマーキング指令DMPを発令するように構成され、これらのマーキング指令DM、DMPが、マーキングコントローラ53からマーキング装置30に供給される。図13では、送り量計測装置10Dの内部には、単に、制御演算ユニット60と、マーキングコントローラ53、マーキング装置30だけが図示されるが、これらの制御演算ユニット60、マーキングコントローラ53、およびマーキング装置30以外は、図1に示す実施の形態1における送り量計測装置10と同じに構成される。実施の形態6では、長尺物3が、電気導体80として構成され、この電気導体80がコイル巻枠81に巻回されるように構成され、送り量計測装置10Dが、電気導体80に対して、計測マークMに加えて複数の位置表示マークMDPをマーキングするように構成される。位置表示マークMDPは、第2のマーキング指令DMPによりマーキングされる。
コイル巻枠81は、電気モータ82により、矢印Rの方向に駆動され、電気導体80を電気コイル83として巻回する。このコイル巻枠81は、中心点Oを中心として矢印Rの方向に駆動される。この実施の形態6では、電気導体80が、コイル巻枠81を駆動する電気モータ82により駆動され、送り量計測装置10Dから送り出されるので、図1に示す駆動機構5および電気モータ7は使用する必要はなく、除去される。また、電気導体80には、コイル巻枠81に導入される前に、張力装置84により、巻回に必要な張力が付与される。この張力装置84は、摩擦などを利用して電気導体80に張力を付与する。
コイル巻枠81は楕円形に構成され、長径軸線OLと短径軸線OSを有する。長径軸線OLと短径軸線OSとの交点が中心点Oである。短径軸線OSの両側には、短径軸線OSと平行な2つの軸線OS1、OS2が設定される。これらの軸線OS1、OS2は、コイル巻枠81の両側の半円の中心を通る。電気導体80は、コイル巻枠81の外周に巻回される。位置表示マークMDPは、位置表示マークMDP1〜MDP6を含む。位置表示マークMDP1、MDP2は、コイル巻枠81の長径軸線OLに対応する電気導体80の位置を表わす。位置表示マークMDP3、MDP4は、コイル巻枠81の軸線OS1に対応する電気導体80の位置を表わす。位置表示マークMDP5、MDP6は、コイル巻枠81の軸線OS2に対応する位置を表わす。
位置表示マークMDP1〜MDP6は、コイル巻枠81の外周に電気導体80が巻回されたときに、それぞれ軸線OL、OS1、OS2上に、一列に整列するように、第2のマーキング指令DMPに基づいて、マーキング装置30により、電気導体80にマーキングされる。第2のマーキング指令DMPは、電気導体80がコイル巻枠81の外周に巻回された巻回状態を予め想定し、この巻回状態において、位置表示マークMDP1〜MDP6が、それぞれ軸線OL、OS1、OS2上に整列するように、位置表示マークMDP1〜MDP6を印字する。この第2のマーキング指令DMPも、補正送り量計測値S3に基づいて、制御演算ユニット60により発令される。
実施の形態6では、位置表示マークMDP1〜MDP6が、それぞれ電気コイル83の所定の巻回位置、すなわち軸線OL、OS1、OS2に対応するように付与されるので、コイル巻枠81に周りで、位置表示マークMDP1〜MDP6の整列状態を確認しながら、電気コイル83を巻回することができ、電気コイル83の巻回品質を確認できる。また、実施の形態6では、マーキング装置30が、計測マークMとともに位置表示マークMDPをもマーキングするので、位置表示マークMDPをマーキングするのに、特別なマーキング装置を必要としない。
なお、実施の形態6による位置表示マークMDP1〜MDP6は、実施の形態1に限らず、実施の形態2、3、4、5により、電気導体80をコイル巻枠81を使用して電気コイル83に成形する場合にも、適用することができる。実施の形態2、3では、補正送り量計測値S3がより正確に演算されるので、位置表示マークMDP1〜MDP6をより正確な位置にマーキングすることができるので、電気コイル83の巻回品質をさらに向上することができる。
実施の形態7.
図14は、この発明による送り量計測装置の実施の形態7を示す構成図である。この実施の形態7の送り量計測装置10Eでは、制御演算ユニット60が、計測マークMをマーキングするためのマーキング指令DMとともに、このマーキング指令DMとは別の第3のマーキング指令DMIを発令するように構成され、これらのマーキング指令DM、DMIが、マーキングコントローラ53からマーキング装置30に供給される。図14では、送り量計測装置10Eの内部には、単に、制御演算ユニット60と、マーキングコントローラ53、マーキング装置30だけが図示されるが、これらの制御演算ユニット60、マーキングコントローラ53、およびマーキング装置30以外は、図1に示す実施の形態1における送り量計測装置10と同じに構成される。
実施の形態7において、第3のマーキング指令DMIは、送り量情報ISを長尺物3の表面の所定位置にマーキングするのに使用される。マーキング装置30は、マーキング指令DMに基づいて、計測マークMをマーキングするとともに、第3のマーキング指令DMIに基づいて、送り量情報ISを長尺物3にマーキングする。送り量情報ISは、各計測マークMに近接してマーキングされる。図14では、計測マークMnに近接して、この計測マークMnに対応する送り量情報ISnが示される。
送り量情報ISは、図3に示す第3回マーキング指令DM4以降の各マーキング指令DMによってマーキングされた各計測マークMのそれぞれに近接してマーキングされる。この送り量情報ISは、対応する計測マークMの累積送り量情報IS1を含む。この累積送り量情報IS1は、図3に示す初期化指令IPから、対応する計測マークMまでの長尺物3の累積送り量を表わす。図14に示された送り量情報ISnは、計測マークMnの累積送り量情報IS1nを含み、この累積送り量情報IS1nは、対応する計測マークMnの初期化状態からの長尺物3の累積送り量、具体的には、2500.3メートルを表わす。
累積送り量情報IS1は、後日、長尺物3を所定の長さで切断するときに、利用される。この長尺物3の切断作業では、長尺物3の長さを改めて計測することなく、累積送り量情報IS1を確認して、簡単に長尺物3を所定の長さに切断することができる。なお、送り量情報ISには、累積送り量情報IS1とともに、その累積送り量情報IS1がマーキングされた日付を表わす日付情報をマーキングすることもできる。また、実施の形態6では、マーキング装置30が、計測マークMとともに送り量情報ISをもマーキングするので、送り量情報ISをマーキングするのに、特別なマーキング装置を必要としない。
実施の形態7による送り量情報ISは、実施の形態1に限らず、他の実施の形態2〜6のいづれにも、適用することができる。実施の形態3に適用する場合には、図9に示す第4回マーキング指令DM4以降の各マーキング指令でマーキングされた計測マークMのそれぞれに近接してマーキングされる。実施の形態4において、塗装拭取り装置73が使用されるものには適用しても意味がないが、塗装拭取り装置73が使用されないものでは、送り量情報ISがマーキングされる。
実施の形態8.
図15は、この発明による送り量計測装置の実施の形態8を示す構成図である。この実施の形態8の送り量計測装置10Fには、長尺物3の切断装置90が併用される。この切断装置90は、送り量計測装置10Fの下流側に配置される。具体的には、送り量計測装置10の下流側に、受けローラ9k〜9nが配置されるが、切断装置90は、受けローラ9kと受けローラ9lとの間に配置される。切断装置90は、例えばメタルソーなどを用いて構成され、電気モータ91により駆動される。実施の形態8では、送り量計測装置10Fの制御演算ユニット60が、演算した補正送り量計測値S3に基づいて、この補正送り量計測値S3が所定値に達したときに、切断指令DOを出力する。
切断装置90は、切断指令DOに基づいて、電気モータ91を起動することにより、長尺物3を所定の位置で切断する。実施の形態8では、切断指令DOが補正送り量計測値S3に基づいて発令されるので、長尺物3をより正確に所定位置で切断することができる。なお、切断指令DOは、電気モータ7にも供給され、切断装置90による長尺物3の切断時に、電気モータ7を停止し、長尺物3の送りを停止する。
実施の形態8による長尺物3の切断は、実施の形態1に限らず、他のすべての実施の形態2〜7に適用することができる。
この発明の各種の変形または変更は、関連する熟練技術者が、この発明の範囲と精神を逸脱しない中で、実現可能であって、この発明に記載された各実施の形態には制限されないことを理解されるべきである。
この発明による長尺物の送り量計測装置は、電気導体、電気ケーブル、各種ホースなどの長尺物の送り量を計測するのに、利用される。

Claims (14)

  1. 長尺物がその長さの方向に送られる長尺物送り装置において、前記長尺物の送り量を連続的に計測する長尺物の送り量計測装置であって、
    前記長尺物に接触し前記長尺物の送りに基づいて回転する計測ローラ、
    前記計測ローラの回転に基づいて計測パルスを順次発生するロータリエンコーダ、
    前記計測パルスを受けて前記長尺物の送り量を表わす補正送り量計測値を演算し、この補正送り量計測値に基づいて、周期的にマーキング指令と撮影指令と補正係数演算指令を発令する制御演算ユニット、
    前記制御演算ユニットが周期的に前記マーキング指令を発令する度毎に、前記マーキング指令に基づいて、所定のマーク間隔を置きながら複数の計測マークを前記長尺物にマーキングするマーキング装置、
    前記長尺物の長さの方向に沿って間隔を隔てて配置された2つのカメラを含み、前記制御演算ユニットが周期的に前記撮影指令を発令する度毎に、前記撮影指令に基づいて、初期化状態以降において、すべてのマーク間隔のそれぞれの両端に位置する2つの計測マークを順次同時に撮影する撮影装置、および
    前記制御演算ユニットが周期的に前記撮影指令を発令する度毎に、前記撮影装置が撮影した画像情報に基づいて、前記各マーク間隔のそれぞれのマーク間隔演算値を順次演算する画像処理ユニットを備え、
    前記制御演算ユニットは、初期化指令を発令することにより前記初期化状態とされ、また、前記初期化指令の発令前からその発令後に亘り前記マーキング指令を、前記初期化指令の発令後には前記撮影指令と前記補正係数演算指令をもそれぞれ周期的に発令するように構成され、
    前記制御演算ユニットは
    記計測パルスを用いて、この計測パルスが発生する度毎に前記長尺物の送り量を更新しながら算出し、nを1から連続する正の整数としたとき、第n回の撮影指令が発令される度毎に、前記初期化指令から前記第n回の撮影指令までの期間に対応する前記計測ローラの累積回転角度を表わす第1の送り量計測値を記憶し、
    また、前記各撮影指令の間のタイミングで前記補正係数演算指令を発令し、前記第n回の撮影指令とこれに続く次の撮影指令との間のタイミングで前記補正係数演算指令が発令されたときに、前記画像処理ユニットが演算したマーク間隔演算値を用い、前記期間に対応する前記マーク間隔演算値の積算値を表わす第2の送り量計測値を演算するとともに、前記第1の送り量計測値と前記第2の送り量計測値を用いて、それらの誤差量を表わす補正係数を更新するようにして、前記補正係数を前記各補正係数演算指令に対応して連続して算出し、
    さらに、前記制御演算ユニットは、前記第1の送り量計測値と前記補正係数を用いて前記補正送り量計測値を更新するようにして、前記補正送り量計測値を前記各補正係数演算指令に亘り連続して算出することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  2. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記期間に対応する前記第1、第2の送り量計測値をS1 n 、S2 n としたとき、前記制御演算ユニットは、前記補正係数として、それらの比(S2n/S1n)に比例する補正係数kを演算し、この補正係数kを前記第1の送り量計測値S1 n に乗算することにより、前記補正送り量計測値を更新することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  3. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記制御演算ユニットは、前記複数のマーク間隔のそれぞれの両端に位置する2つの計測マークを、複数回に亘り同時に撮影するように前記撮影装置を制御し、この撮影装置が複数回に亘り同時に撮影した画像情報に基づいて、前記画像処理ユニットが前記それぞれのマーク間隔に対応する複数のマーク間隔演算値を演算し、この複数のマーク間隔演算値に基づいて、前記第2の送り量計測値を演算することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  4. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記撮像装置は、前記長尺物の長さの方向に沿って配置された第1、第2、第3のカメラを含み、第1、第2のカメラの間隔と、第2、第3のカメラの間隔は、互いに等しくされ、前記制御演算ユニットは、前記撮影装置が、前記複数のマーク間隔の中で、隣接する2つのマーク間隔のそれぞれの両端に位置する3つの計測マークを同時に撮影するように制御し、前記画像処理ユニットがこれらの3つの計測マークに基づいて、前記隣接する2つのマーク間隔演算値を演算し、この2つのマーク間隔演算値に基づいて、前記第2の送り量計測値を演算することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  5. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記制御演算ユニットが、前記補正送り量計測値に基づいて、前記長尺物の送り駆動手段を制御することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  6. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記長尺物の送りの方向に関して、前記計測マークのマーキング装置の上流側に塗装塗布装置を配置し、この塗装塗布装置により、少なくとも前記各計測マークが付与される前記長尺物の表面部分に、それぞれ塗装膜を形成することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  7. 請求項6記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記長尺物の送りの方向に関して、前記撮影装置の下流側に塗装拭取り装置を配置し、この塗装拭取り装置により、前記各塗装膜を除去することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  8. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記計測マークのマーキング装置は、前記長尺物の送りの方向と交差する走査方向に走査速度で走査されるように構成され、前記制御演算ユニットが、前記補正送り量計測値に基づいて得られた前記長尺物の送り速度に応じて、前記走査方向と走査速度の一方を変えるように、前記マーキング装置を制御することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  9. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記マーキング装置が、前記計測マークに加えて、長尺物に位置表示マークをマーキングするように構成され、前記マーキング装置が、前記補正送り量計測値に基づいて、前記長尺物の所定位置に前記位置表示マークをマーキングすることを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  10. 請求項9記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記長尺物が電気コイルとして巻回されるように構成され、前記位置表示マークが、前記電気コイルの所定の巻回位置に対応してマーキングされることを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  11. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記マーキング装置が、長尺物に送り量情報をマーキングするように構成され、前記マーキング装置が、前記補正送り量計測値に基づいて、前記送り量情報をマーキングすることを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  12. 請求項11記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記送り量情報が、前記複数の計測マークの中の所定の計測マークからの累積送り量情報を含むことを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  13. 請求項12記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記送り量情報が、前記累積送り量情報とともに、その累積送り量が付与された日付情報を含むことを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
  14. 請求項1記載の長尺物の送り量計測装置であって、前記補正送り量計測値に基づいて、前記長尺物を切断する切断装置を制御することを特徴とする長尺物の送り量計測装置。
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