JP6514582B2 - ロール状テープ部材の残量管理装置 - Google Patents

ロール状テープ部材の残量管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、ロール状に巻かれたテープ部材の残量を管理するロール状テープ部材の残量管理装置に関する。
ロール状に巻かれたテープ部材は、例えばスクリーン印刷機に搭載されたクリーニング装置に使用されている。そのクリーニング装置では、印刷パターンが形成されたマスクの汚れを拭き取るためにクリーニングペーパが使用される。クリーニング装置は、ロール状のクリーニングペーパが巻出しローラに装着され、拭き取りのタイミングに合わせて所定量ずつ巻き出される。そして、所定回数の拭き取り後に使用済み部分が順次巻取りローラに巻き取られる。拭き取りやクリーニングペーパの巻出しは自動で行われており、クリーニングペーパの残量管理に関しても自動で行われている。この点、下記特許文献1には、クリーニング装置に構成されたロール状テープ部材の残量管理装置が開示されている。
クリーニング装置は、巻出しローラから送り出されたクリーニングペーパが、クリーニングヘッドを通って巻取りローラに巻き取られるものであり、巻取りローラ側に設けられた巻取りモータの回転制御によってクリーニングペーパの巻出し量が調整される。そのモータには、回転角度を検出するエンコーダが設けられ、巻出しローラには、一定の回転角度ごとにパルス信号を出力する検出スイッチが設けられている。そこで、検出スイッチから出力されるパルス数と対比しながらモータの回転角度が制御され、クリーニングペーパの一回分の巻出し長さが一定になるように調整が行われる。そして、使用されるクリーニングペーパの全長は予め分かっているため、巻出し量の積算値からクリーニングペーパの残量が算出される。
特開2015−030204号公報
しかし、クリーニングペーパの残量が管理されていたとしても実際の残量との誤差が生じてしまうことがある。これは、検出スイッチやエンコーダによって生じる単純な誤差のほか、外的要因などによって生じる誤差もある。外的要因としては、弛んでしまったクリーニングペーパを張った状態に戻そうとする作業者の行為などである。クリーニング装置の扉を開ければモータがフリーになるため、作業者の取り扱いによってクリーニングペーパが巻出し或いは巻き戻しされてしまう。よって、こうした誤差が積み重ねられ、クリーニングペーパが設定残量に達したにも関わらず警告が行われなかったり、逆に設定残量に達していないにも関わらず警告が行われたりする問題があった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、テープ部材の残量を正確に管理するロール状テープ部材の残量管理装置を提供することを目的とする。
本発明に係るロール状テープ部材の残量管理装置は、巻回されたテープ部材が巻出しローラから巻き出され、巻取りモータの駆動によって回転する巻取りローラによって巻き取られるテープ部材送り機構と、前記巻出しローラ側に設けられ前記テープ部材の巻出し量を検出する巻出し側検出手段と、前記巻取りモータの回転角度を検出する巻取り側検出手段と、前記巻出し側検出手段及び前記巻取り側検出手段の各出力に基づいて、前記テープ部材を前記巻出しローラから所定量ずつ巻き出すための演算処理を行い、前記巻取りモータの駆動を制御する制御装置とを有し、前記制御装置は、前記テープ部材の所定量ずつの巻出しに際して、前記巻取りローラに巻き取られた前記テープ部材の巻取り径に応じて変化する前記巻取りモータの回転角度を算出し、その回転角度が予め設定された前記テープ部材の残量に対応した前記巻取りモータの特定回転角度に達したことを確認するものである。
本発明のロール状テープ部材の残量管理装置によれば、巻取りローラに巻き取られたテープ部材の巻取り量に応じて径が変化するため、テープ部材を所定量ずつの巻き出すために巻取りモータの回転角度を算出するが、その回転角度が予め設定されたテープ部材の残量に対応した特定回転角度に達したことにより、誤差に積算や外的要因の影響を受けることなく設定残量に達したことを正確に判定して警告などを行うことができる。
クリーニング装置の構造を示した概略断面図であり、クリーニングペーパの巻出し状態が示されている。 クリーニング装置の構造を示した概略断面図であり、クリーニング状態が示されている。 スクリーン印刷機の概略構成を示したブロック図である。 巻出し側の検出スイッチから出力されたパルス信号(a)と、巻取り側の巻取りモータに設けられたエンコーダから出力されるパルス信号(b)を示した図である。 巻取りモータの制御回転角度の設定と残量検出について示したフローチャート図である。
次に、本発明に係るロール状テープ部材の残量管理装置の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態のロール状テープ部材の残量管理装置は、スクリーン印刷機に搭載されたクリーニング装置として具現化されたものである。すなわち、残量管理機能を有するクリーニング装置を例に挙げて説明する。そこで先ず、スクリーン印刷機は、回路基板に対してクリームはんだのスクリーン印刷を行うものであり、例えば、印刷状態を検査する検査機や回路基板に電子部品の装着を行う部品装着機などを組み合わせた基板生産ラインの一部を構成するものである。
スクリーン印刷機1は(図3参照)、機体内部に印刷パターンを有するマスクが設置され、回路基板がその下側を基板搬送装置2によって搬送されてクリームはんだのスクリーン印刷が行われる。そこで、スクリーン印刷機1には、基板搬送装置2の他にも搬送された回路基板を保持して印刷箇所に位置決めするための基板保持装置3や、マスクを位置決めして保持するためのマスク保持装置4、更にマスクに対して上面からクリームはんだを塗り延ばすスキージ装置5などが設けられている。そして、溶剤を塗布したクリーニングペーパによってマスクの汚れを下面側から拭き取るものである、本実施形態の対象となるクリーニング装置6が設けられている。
ここで、図1及び図2は、クリーニング装置の構造を示した概略断面図であり、図1は、クリーニングペーパの巻出し状態が示され、図2にはクリーニング状態が示されている。クリーニング装置6は、拭き取りを行う使用前のクリーニングペーパ10が巻出しローラ11から巻き出され、使用済み部分が巻取りローラ12によって巻き取られるように構成されている。巻出しローラ11と巻取りローラ12とは回転軸が平行であり、クリーニングペーパ10が両者に掛け渡されている。そして、巻出しローラ11及び巻取りローラ12の間の渡り部において、クリーニングペーパ10をマスク50の下面に押し当てる押し当て装置15が取り付けられている。
押し当て装置15は、鉛直方向に設置されたエアシリンダであり、伸縮作動によって上下するロッドの先端部にクリーニングヘッド16が固定されている。クリーニングヘッド16は、クリーニングペーパ10との接触接部分に発泡材が設けられ、そのクリーニングペーパ10を下面側から押し上げてマスク50の下面に押し当てるものである。そのクリーニングヘッド16は、吸引口が形成され、負圧によってマスク50のパターン孔に残ったはんだや余分な溶剤の吸引などが可能な構成を有している。
また、クリーニング装置6は、巻出しローラ11、巻取りローラ12及び押し当て装置15などが装置本体13に一体に組み付けられ、その装置本体13が、ボールネジなどの移動機構を介してサーボモータの駆動により往復直線移動が可能になっている。従って、図2に示すように、クリーニングペーパ10がマスク50の下面に押し当てられた状態でXY平面上を横移動することにより、溶剤が塗布されたクリーニングペーパ10によってマスク50の汚れが下面側から拭き取られる。
マスク50の拭き取りに使用されたクリーニングペーパ10は、その使用済部分が巻取りローラ12に巻き取られていく。ロール状に巻かれたクリーニングペーパ10は、未使用ロール101として巻出しローラ11に装着され、拭き取り動作が繰り返される度に一定量ずつ巻き出され、巻取りローラ12側に巻き取られて使用済ロール102となっていく。そこで、クリーニング装置6には、使用に従って減っていく未使用ロール101の残量を検出する残量管理機能が設けられている。その残量管理機能によれば、クリーニングペーパ10の残量が所定値に達した場合に、スクリーン印刷機1に搭載されたシグナルタワーなどによって、作業者に交換を知らせる警告が行われる。
クリーニング装置6には、巻出しローラ11側において未使用ロール101に対し検出ドラム21が回転可能に押し当てられている。検出ドラム21は、その回転軸が巻出しローラ11の回転軸と平行であり、両回転軸を結ぶ直線に沿って未使用ロール101に対して押し当てられている。すなわち、検出ドラム21は、その回転軸が揺動可能なアーム22に連結され、そのアーム22を介してバネ23の付勢力により未使用ロール101側へ常時押し当てられている。従って、検出ドラム21は、その円周側面が未使用ロール101に押し当てられ、クリーニングペーパ10の巻出し時に生じる摩擦抵抗によって連れ回りするようになっている。
その検出ドラム21には、連れ回りする検出ドラム21の回転角度を検出する検出スイッチ25が設けられている。検出ドラム21には、その外周縁に沿って一定間隔で複数の検出孔201が形成されている。一方、検出スイッチ25は、アーム22に取り付けられ、検出ドラム21と一体になって移動可能なものであり、検出孔201が移動する円周上に発光器と受光器とを備え、検出孔201を通る光の検出によりパルス信号を出力するものである。従って、クリーニングペーパ10の巻出し時には、連れ回りする検出ドラム21の回転に応じて検出スイッチ25からパルス信号が出力される。
一方、巻取りローラ12は、巻取りモータ31の駆動によって回転が与えられるように構成されたものである。従って、このクリーニング装置1は、クリーニングペーパ10を巻出しローラ11から巻き出す駆動源が巻取り側にあり、巻取りモータ31の駆動により巻取りローラ12にクリーニングペーパ10が巻き取られ、それが巻出しローラ11側におけるクリーニングペーパ10の巻出しとなる。その巻取りモータ31には、回転角度を検出するエンコーダ32が内蔵され、クリーニングペーパ10の巻き取り量の調整が可能になっている。すなわち、エンコーダ32の検出信号に基づき、クリーニングペーパ10の巻出し量を調整する巻取りモータ31の回転制御が行われる。
ここで、図3は、スクリーン印刷機の概略構成を示したブロック図である。スクリーン印刷機1の制御装置7は、CPUのほかにROMやRAM、不揮発性メモリといった記憶装置などを備えたコンピュータを主体とするコントローラ71を有し、基板搬送装置2、基板保持装置3およびマスク保持装置4を構成するサーボモータなどの駆動手段を駆動させる各々の駆動回路72が設けられている。コントローラ71は、そうした駆動回路72を介して各装置の駆動手段に接続されている。また、クリーニング装置6の巻取りモータ31にも駆動回路72を介して接続され、検出スイッチ25やエンコーダ32には、その各検出信号が送信されるように接続されている。
コントローラ71では、CPUによって様々なデータ処理が行われ、記憶装置であるROMにはシステムプログラムが格納されている。システムプログラムがCPUによって読み出されることにより、クリーニング装置6を含むスクリーン印刷機1の駆動部全体について制御管理が行われる。RAMは、計算データや表示データが一時的に記憶されるものであり、また同じ記憶装置である不揮発性メモリには、生産対象となる電子回路基板を作成するための部品装着プログラムや各種パラメータなどが格納されている。また、スクリーン印刷機1には表示装置8が設けられ、コントローラ71に接続されている。表示装置8は、液晶表示部を備える表示手段と、タッチパネル式やボタン式の入力手段を有し、作業情報や操作画面などを表示したり、作業者によって設定情報などの入力が可能なものである。
クリーニング装置6に対しては、クリーニングペーパ10の巻出し量が任意に設定可能であり、その設定値に従って巻取りモータ31の回転制御が行われる。その際、拭き取り作業が繰り返されてクリーニングペーパ10の使用量が多くなると、それに応じて未使用ロール101の径は小さくなり、逆に使用済ロール102の径が大きくなる。よって、巻取りローラ12側では、巻取りモータ31の回転角度とクリーニングペーパ10の巻き取り量との関係が変化する。そのため、クリーニングペーパ10の巻出し量を設定値に合わせるには、当該変化を考慮した巻取りモータ31の回転制御が必要になる。
本実施形態では、クリーニングペーパ10の一定の巻出し量Lに対し、巻取りモータ31の回転角度θnの制御が行われる。そこで最初は、巻取りローラ12の径に応じて回転角度θn(n=1)が算出され、巻取りモータ31の回転制御が行われる。よって、巻取りモータ31の第1回目の駆動では、回転角度θ1の回転により巻取りローラ12にクリーニングペーパ10が巻き取られ、巻出しローラ11の未使用ロール101からは設定された巻出し量Lのクリーニングペーパ10が引っ張られるようにして巻き出される。ここで、添え字nは、クリーニングペーパ10の任意の巻出し回数を示したものである(以下、他の値についても同じである)。
繰り返し行われるクリーニングペーパ10の巻出しでは、設定された巻出し量Lの分だけ正確にクリーニングペーパ10が巻き出されるようにしている。そのためには次のような演算処理が行われている。先ず、巻取りモータ31では、図4(b)に示すようにエンコーダ32からパルス信号P2nが出力され、検出スイッチ25からは、図4(a)に示すようにパルス信号P1nが出力される。このとき、巻出しローラ11側について、パルス信号P1nのパルス数C1nに基づき、未使用ロール101から巻き出されたクリーニングペーパ10の実際の巻出し量Lnが算出される。パルス1周期分の巻出し量l1が予め求められているため、その巻出し量l1にパルス数C1nを乗じた値が実際の巻出し量Lnである。
一方、巻取りローラ12には未使用ロール101から巻き出された量と同じ巻取り量Lnのクリーニングペーパ10が巻き取られることになる。そこで、パルス信号P2nのパルス数C2nと、実際の巻出し量Lnの値から、パルス1周期分の巻取り量l2nが算出される。そして、次回行われるクリーニングペーパ10の巻出しには、この単位周期当たりの巻取り量l2nに基づいて巻取りモータ31の回転制御が行われる。そこで以下、この巻取り量l2nを「前回値l2n」と言い換えることとする。
次に、一定量Lのクリーニングペーパ10を巻き出すためには、一定の巻出し量Lを前回値l2nで除することでパルス数C2n+1が算出され、また、そのパルス数C2n+1に応じて巻取りモータ31の制御回転角度θn+1が算出される。パルス数C2n+1及び制御回転角度θn+1は、次のn+1回目に行われるクリーニングペーパ10の巻出し時に使用される値として設定される。すなわち、次の巻出しでは巻取りモータ31に対して、パルス数C2n+1の回転角度θn+1で回転制御が行われる。そして、次の巻出しでも同じ過程が繰り返され、パルス数C1n+1から実際の巻出し量Ln+1が算出され、更に前回値l2n+1およびパルス数C2n+2、制御回転角度θn+2が算出される。
このようにしてクリーニングペーパ10の巻出しが行われる度に、前回値l2nおよび次回巻出し時のパルス数C2n+1、回転角度θn+1が算出される。そして、各回の巻出し時には、算出された値に基づく巻取りモータ31の回転制御が行われる。こうした演算処理が巻出し毎に行われるのは、クリーニングペーパ10の巻き取りが繰り返されることにより、使用済ロール102の径が大きくなり、一定の巻き取り量Lに対して巻取りモータ31の回転角度θnの値が小さくなるからである。よって、本実施形態では、巻取りモータ31の回転角度θnとクリーニングペーパ10の巻き取り量Lとの関係が変化したとしても、クリーニングペーパ10の巻出し量がほぼ設定値になるように制御することができる。
ところで、クリーニングペーパ10の未使用ロール101に関しては、巻出しローラ11への装着時の総全長TLが分かっている。従って、巻出し回数nと1回分の実際の巻出し量Lnとの値からクリーニングペーパ10の総使用量tLが算出されるため、総全長TLから総使用量tLとの差をとることにより未使用ロール101の残量が求められる。しかし、前記課題でも述べたように、算出された総使用量tLと、実際に巻出しローラ101から巻き出された量との間に誤差が生じてしまうことがある。そうした場合、算出された残量値が一定の閾値を下回った場合に行われる警告のタイミングが不適切なものとなってしまう。
そこで、本実施形態では、クリーニングペーパ10の残量に対する警告がより適正に実行できるようにした残量管理が行われている。特に、巻取りモータ31の回転量がクリーニングペーパ10の巻出し量と一致しないことから、従来のように巻出し量Lnの積算値から残量を求めることはせず、検出時における使用済ロール102の巻取り状況によって残量判定を行うように構成されている。
前述したように、巻取りローラ12側では、巻取り回数nによって巻取りモータ31の回転角度θnとクリーニングペーパ10の巻出し量Lとの関係が変化する。従って、本実施形態では、その変化の状況をとらえてクリーニングペーパ10の残量を判定することとした。具体的には、一定量Lのクリーニングペーパ10を巻き出すためには、一定の巻出し量Lを前回値l2nで除することで、次回の制御に使用するパルス数C2n+1が算出され、また、そのパルス数C2n+1に応じて巻取りモータ31に対する次回制御の回転角度θn+1が算出される。そこで、巻取りモータ31を駆動制御するために求められる回転角度θn(パルス数C2n)の値が、予め設定された閾値に達した場合に、未使用ロール101の残量が取り換えの必要な量であると判定する。
すなわち、クリーニングペーパ10の巻き取り回数に従って使用済ロール102の径が大きくなると、それに比例して巻取りモータ31の単位回転角当たりの巻き取り量(前回値)l2nが大きくなり、巻取りモータ31の回転角度θnは小さくなる。一方で、巻出しローラ11に装着されるクリーニングペーパ10の長さは予め分かっているため、未使用ロール101に残るクリーニングペーパ10の量が設定値に達した場合に、使用済ロール102の径について予め求めることができる。そして、その使用済ロール102の径に対して、一定量Lの長さを巻取るために必要な巻取りモータ31の回転角度θnを求めることができる。
従って、本実施形態では、クリーニングペーパ10の総使用量を計算するのではなく、使用量に対する使用済ロール102の巻き取り状態を求め、そこから未使用ロール101の残量状態を判断することとした。特に、本実施形態における巻き取り状態とは、次回クリーニングペーパ10の巻出し時の制御回転角度θnの値であり、その値が予め設定された交換回転角度θxに達したか否かを判断する。なお、回転角度θnはパルス数C2nに基づくものであるため、残量状態を判断する巻取り状態をパルス数C2nから求めるようにしてもよい。つまり、本実施形態の残量管理において、パルス数C2nと回転角度θnは同義である。
次に、図5は、前述した制御回転角度θnの設定と残量検出について示したフローチャート図である。先ず、検出スイッチ25のパルス信号P1nから実際の巻出し量Lnが算出され(S101)、エンコーダ32のパルス信号P2nと巻出し量Lnの値から、パルス1周期分の巻取り量(前回値)l2nが算出される(S102)。次に、一定の巻出し量Lを前回値l2nで除することでパルス数C2n+1が算出され(S103)、その値に応じて次回巻出し時の巻取りモータ31に対する制御回転角度θn+1が算出される(S104)。そこで、制御回転角度θn+1の値が交換回転角度θxに達したか否かの判断が行われる(S105)。
そこで、制御回転角度θn+1の値が交換回転角度θxに達していなければ(S105:NO)、次回クリーニングペーパ10の巻出し駆動値として制御回転角度θn+1が設定され(S106)、一連の処理が終了する。一方で、制御回転角度θn+1の値が交換回転角度θxに達していた場合には(S105:YES)、次回の巻出しのための駆動設定を行うことなく、シグナルタワーなどを駆動させた警告が行われ(S107)、一連の処理が終了する。
よって、本実施形態によれば、クリーニングペーパ10の使用量を計算するのではなく、巻取りモータ31の巻出し時の制御回転角度θnの値から未使用ロール101の残量を判定するようにしたため、検出誤差の積算や巻取りモータ31以外による巻取りなどの影響を受けることなく、未使用ロール101の残量を適切に判断することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、残量管理機能を有するクリーニング装置を例に挙げて本発明の残量管理装置の一実施形態としたが、同じく残量管理機能を有するものであれば、回路基板に接着剤を塗布するため、接着剤の試し塗布のための試し塗布テープを巻出しローラと巻取りローラの間で送る接着剤塗布装置において具現化されたものであってもよい。
1…スクリーン印刷機 6…クリーニング装置 7…制御装置 10…クリーニングペーパ 11…巻出しローラ 12…巻取りローラ 21…検出ドラム 25…検出スイッチ 31…巻取りモータ 32…エンコーダ 101…未使用ロール 102…使用済ロール




Claims (3)

  1. 巻回されたテープ部材が巻出しローラから巻き出され、巻取りモータの駆動によって回転する巻取りローラによって巻き取られるテープ部材送り機構と、
    前記巻出しローラ側に設けられ前記テープ部材の巻出し量を検出する巻出し側検出手段と、
    前記巻取りモータの回転角度を検出する巻取り側検出手段と、
    前記巻出し側検出手段及び前記巻取り側検出手段の各出力に基づいて、前記テープ部材を前記巻出しローラから所定量ずつ巻き出すための演算処理を行い、前記巻取りモータの駆動を制御する制御装置とを有し、
    前記制御装置は、前記テープ部材の所定量ずつの巻出しに際して、前記巻取りローラに巻き取られた前記テープ部材の巻取り径に応じて変化する前記巻取りモータの回転角度を算出し、その回転角度が予め設定された前記テープ部材の残量に対応した前記巻取りモータの特定回転角度に達したことを確認するものであることを特徴とするロール状テープ部材の残量管理装置。
  2. 前記巻取り側検出手段は、前記巻取りモータの回転軸の回転変位量に応じてパルスを出力するロータリーエンコーダであり、前記制御装置は、前記ロータリーエンコーダから出力されるパルス数によって前記特定回転角度を算出するものであることを特徴とする請求項1に記載のロール状テープ部材の残量管理装置。
  3. 前記巻出し側検出手段は、前記巻出しローラ側に設けられ前記テープ部材の巻出し量に応じてパルスを出力するものであり、
    前記制御装置は、前記巻出し側検出手段から出力されるパルス信号に基づいて実際の巻き出し量を算出し、その巻き出し量から前記ロータリーエンコーダにより出力されるパルス信号の1周期分の巻取り量を算出し、その1周期分の巻取り量から前記特定回転角度と比較する回転角度を算出するものであることを特徴とする請求項2に記載のロール状テープ部材の残量管理装置。


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